JPH0514080U - 吊り具 - Google Patents
吊り具Info
- Publication number
- JPH0514080U JPH0514080U JP6330691U JP6330691U JPH0514080U JP H0514080 U JPH0514080 U JP H0514080U JP 6330691 U JP6330691 U JP 6330691U JP 6330691 U JP6330691 U JP 6330691U JP H0514080 U JPH0514080 U JP H0514080U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- hanging
- hook
- crane
- long object
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロールを把持する吊り具において、クレーン
で吊り上げたときロールを掴む箇所によってロールが一
方の側に傾くような場合、傾きを是正できるようにす
る。 【構成】 クレーンのフック32が掛けられるアイ金具
21を把持されたロール31の軸方向に移動可能とし、
吊り上げたロール31が一方を下向きにして傾くときに
は下がる方向にアイ金具をロールの傾きが是正される位
置まで移動させる。
で吊り上げたときロールを掴む箇所によってロールが一
方の側に傾くような場合、傾きを是正できるようにす
る。 【構成】 クレーンのフック32が掛けられるアイ金具
21を把持されたロール31の軸方向に移動可能とし、
吊り上げたロール31が一方を下向きにして傾くときに
は下がる方向にアイ金具をロールの傾きが是正される位
置まで移動させる。
Description
【0001】
本考案は、例えば熱延工場で用いられるロールのような長尺物或いは鋼板等の ような長尺板を吊持するために用いるのに適した吊り具に関する。
【0002】
熱延工場では、ロール表面の摩擦、肌荒れ等のため熱間圧延機からワークロー ルを取出し、その表面を研磨したのち再び圧延機に組込む作業が定期的に行われ ており、その際のロールを持ち運びするための吊り具として用いられているもの ゝ一つに、図1に示すように台1の上面中央にクレーンのフックが掛けられるア イ金具2を突設するとともに台1の両側に開閉可能なトング3を設けたものがあ る。
【0003】 また鋼板を持ち運びするための吊り具の一つに、図2に示すように台5の両側 から伸びる複数の腕6によって支持されるトング7を開閉できるようにしたもの がある。
【0004】
上述するような開閉可能なトングで長尺物や長尺板(以下単に長尺物という) を掴んで持ち運びする際、トングが掴む位置によっては長尺物の重心がフックで 吊り上げるときに掛かる力の作用線とずれ、そのため吊り上げたとき長尺物が一 方の側を低くして傾くことがあり、搬送に支障を来たすことがある。
【0005】 本考案は、フックで吊り上げたときに掛かる力の作用線と長尺物の重心がずれ たときには、そのずれを解消できるような吊り具を提供し、以って上述するよう に搬送時に支障を来たすことがないようにしたものである。
【0006】
【課題の解決手段】 本考案の吊り具はそのため、クレーンのフックが掛けられる掛け金具の位置を 調整できるようにしたものである。 すなわち本考案の吊り具は、台の上面中央にクレーンのフックが掛けられる掛 け金具を突設するとともに下側に長尺物を掴持するトングを開閉可能に設けてな る吊り具において、上記掛け金具をトングが開閉する方向と直交する方向に位置 調整できるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】 ここで掛け金具としては通常、アイ金具が用いられるが、フック状のものなど クレーンのフックが掛けられるようなものであれば、その構造は問わない。
【0008】
吊り上げ時のフックの力の作用線と長尺物の重心とのずれの解消は、通常長尺 物を若干持ち上げ、そのとき長尺物がいづれか一方の側に下がって傾いたとき、 下がる側に掛け金具を傾きが解消される位置まで移動させる。 上述の掛け金具の移動は、手動で行うこともできるが、好ましくは電動で行わ れる。
【0009】
図3及び図4は、ロールを掴む吊り具の一実施例を示すもので、矩形断面の長 箱状をなす支持台11の内部には、三本のネジ軸12、13、14が一直線上に 配置され、それぞれが台上に設けたモータ15、16、17によりチェーン伝動 装置を介して正或いは逆方向に回転駆動されるようにしてある。
【0010】 各ネジ軸12、13、14にはまた、ナット18、19、20がそれぞれ回転 止めされて螺着され、また中央のナット19には上方に突出するアイ金具21が 連結されるとともに両側のナット18と20には支持台11と直交する長箱状の 台22、23内に配置されたネジ軸24、25の中央部がそれぞれ連結され、各 ネジ軸24、25は台22、23上に設けたモータ26、27によりそれぞれ正 或いは逆方向に回転駆動されるようになっている。
【0011】 各ネジ軸24、25は、一側が右ネジ、他側が左ネジとなっており、それぞれ にナット28が回転止めされて螺着され、しかも各ナット28にはロール把持用 のトング29が互いに向き合うにして固着されている。しかしてネジ軸24、2 5が一方向に回転すると、トング29が互いに接近し、またネジ軸24、25が 逆方向に回転するとトング29が互いに離間する。すなわちネジ軸24、25が 正或いは逆方向に回転することによりトング29の開閉が行われる。なお、各モ ータ26、27はトング29の開閉が左右で同期し、同量行われるように制御さ れるのが望ましい。
【0012】 本装置は以上のように構成され、モータ15、17の駆動により図3の左右の トング29がロール31の長さに合わせて左右に移動し、モータ26、27の駆 動によりトング29を閉じてロール31を把持する。またクレーンのフック32 をアイ金具21に掛けてロール31を吊り上げたとき、ロール31が傾くときに はモータ16の駆動によりアイ金具21を傾きが是正される方向に移動させる。
【0013】
本考案の吊り具は以上のように、長尺物を掴む位置が多少ずれてもクレーンの フックで吊り上げたときに掛かる力の作用線と長尺物の重心を一致させることが でき、長尺物をバランスよく水平にして搬送することができる。 またトングを位置調整できるようにすれば、長尺物の長さに合わせて長尺物の 適所を把持することができるようになる。
【図1】従来の吊り具斜視図。
【図2】従来の別の吊り具の斜視図。
【図3】本考案に係る吊り具の断面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
11 支持台 12、13、14、24、25 ネジ軸 15、16、17、26、27 モータ 21 アイ金具 22、23 台 29 トング 31 ロール
Claims (2)
- 【請求項1】 台の上面中央にクレーンのフックが掛け
られる掛け金具を突設するとともに下側に長尺物を掴持
するトングを開閉可能に設けてなる吊り具において、上
記掛け金具をトングが開閉する方向と直交する方向に位
置調整できるようにしたことを特徴とする吊り具。 - 【請求項2】 トングは長尺物の長さに合わせて位置調
整可能である請求項1記載の吊り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330691U JPH0514080U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 吊り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330691U JPH0514080U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 吊り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514080U true JPH0514080U (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=13225479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6330691U Withdrawn JPH0514080U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 吊り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514080U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100431794B1 (ko) * | 2000-12-13 | 2004-05-17 | 주식회사 포스코 | 복합 중량물의 롤 운반장치 |
KR100698589B1 (ko) * | 2005-10-11 | 2007-03-22 | 이덕원 | 롤쵸크 전도장치 |
JP2010195497A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Nisshin Koki Kk | ロール吊具 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP6330691U patent/JPH0514080U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100431794B1 (ko) * | 2000-12-13 | 2004-05-17 | 주식회사 포스코 | 복합 중량물의 롤 운반장치 |
KR100698589B1 (ko) * | 2005-10-11 | 2007-03-22 | 이덕원 | 롤쵸크 전도장치 |
JP2010195497A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Nisshin Koki Kk | ロール吊具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |