JPH0514007B2 - - Google Patents

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JPH0514007B2
JPH0514007B2 JP14877684A JP14877684A JPH0514007B2 JP H0514007 B2 JPH0514007 B2 JP H0514007B2 JP 14877684 A JP14877684 A JP 14877684A JP 14877684 A JP14877684 A JP 14877684A JP H0514007 B2 JPH0514007 B2 JP H0514007B2
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JP
Japan
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cooling
cooled
cooling gas
zone
furnace body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14877684A
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English (en)
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JPS6126722A (ja
Inventor
Masatoshi Hakozaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPS6126722A publication Critical patent/JPS6126722A/ja
Publication of JPH0514007B2 publication Critical patent/JPH0514007B2/ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属の焼入、焼戻をする衝風冷却式
真空熱処理炉に関するものである。
〔従来の技術〕
従来使用されている衝風冷却式真空熱処理炉の
一例を説明すると、第7図は炉体aの冷却区域b
における断面図であつて、鋼等の焼入すべき被冷
却物cが搬送装置dにのせられ、第7図の紙面に
対して垂直方向に搬送されるようになつている。
被冷却物cの搬送経路の両側にはバツフルeが設
けられており、バツフルeの外側には、冷却ガス
を冷却するクーリング・フイン・チユーブfが設
けられている。炉体a内部の上方にはフアンgが
設けてあつて、炉体aの中心部から冷却ガスを吸
引し、この冷却ガスを炉体aの内面側方に沿つて
流すようにされている。
クーリング・フイン・チユーブfによつて冷却
ガスは、下方から被冷却物cにあたつて被冷却物
cを冷却する。被冷却物cを冷却して温度上昇し
た冷却ガスはフアンgに吸引され、クーリング・
フイン・チユーブfの方に流れて冷却され、炉体
aの下部に流れた後、炉体aの中心部に至つて再
び被冷却物cを冷却する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の衝風冷却式真空熱処理炉は、小
さい被冷却物cを炉体a内に多く装入した場合、
下側に配置した被冷却物cは早く冷却されるが、
上側に配置された被冷却物cは遅く冷却され、焼
入ができない。また大きな被冷却物cを少数装入
した場合には、下部の冷却が上部より早いので、
被冷却物cの熱変形が生じ易い欠点があつた。
本発明は、被冷却物が一様に冷却されるように
して、焼入、焼戻された被冷却物の品質を向上
し、焼入、焼戻できる鋼の種類を拡大して、衝風
冷却式真空熱処理炉の能力を向上しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、加熱区域と冷却区域とを有する炉体
と、冷却区域の両側に設けられ互に反対方向に回
転し被冷却物を冷却した冷却ガスを冷却区域の両
側に吸引する2台のフアンと、冷却区域の上側と
下側とに設けられ互に反対方向に揺動し被冷却物
を冷却する冷却ガスを冷却区域の上下から誘導す
る2組の羽根と、を備えた衝風冷却式真空熱処理
炉したものである。
〔作用〕
本発明は、被冷却物を冷却した冷却ガスが炉体
内の両側に吸引され、被冷却物を冷却する冷却ガ
スは、被冷却物の上下から分散して被冷却物にあ
たり、被冷却物を一様に冷却するようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図に示すように、衝風冷却式真空熱処理炉
の炉体1には、フロントドア2とリアドア3とが
取付けてあつて、炉体1の内部には、加熱区域4
と冷却区域5が設けられている。
加熱区域4内には加熱室6が設けてあつて、加
熱室6にはリアヒートシールドドア7と中間ヒー
トシールドドア8とが取付けられており、加熱室
6の内部には、炉床9とヒータ10とが設けてあ
つて、炉床9にのせた鋼11等を加熱するように
なつている。炉床9上の鋼11等を加熱する際に
は中間ヒートシールドドア8は閉じておき、加熱
終了後は中間ヒートシールドドア8を開いて、加
熱した鋼11等を搬送装置12により冷却区域5
に搬送して焼入することになる。
冷却区域5には、窒素またはアルゴン等の冷却
ガスが導入されるようになつていて、第2図に示
すように搬送装置12によつて冷却区域5におけ
る炉体1の中心部に搬送された鋼等の被冷却物1
3の両側に位置するように、2台のフアン14,
15が設けられている。そしてこれら2台のフア
ン14,15は、互に反対の方向に回転するよう
になつている。フアン14,15の上下には、ク
ーリング・フイン・チユーブ16が設けてあつて
冷却ガスを冷却するようになつており、クーリン
グ・フイン・チユーブ16に対して炉体1の中心
部側には、バツフル17が配置されている。
冷却区域5の上側には1組の羽根18,18…
…が設けられており、冷却区域5の下側にも、別
の1組の羽根19,19……が設けられている。
そしてこれら2組の羽根18,19は、次に説明
する機構によつて、互に反対方向に揺動するよう
にされている。
第1図に示すように、冷却区域5における炉体
1の上方からは、垂直軸20が貫通していて、第
3図に示すように、炉体1の外部に設けたモータ
21によつて一方向に回転されるようになつてい
る。垂直軸20には、2個のベベルギア22,2
3が固着されていて、垂直軸20と共に一方向に
回転するようになつている。
一方のベベルギア22の下面側には、水平軸2
4の一端に固着されているベベルギア25が噛合
つていて、水平軸24を一方向に回転させるよう
になつている。水平軸24の他端には、第3図、
第4図に示すように回転アーム26が固着されて
いて、水平軸24と共に一方向に回転し、リンク
27を介して連結棒28に水平の往復運動をさせ
るようになつている。連結棒28には、複数の揺
動アーム29の下端が枢着されていて、揺動アー
ム29の上端は回動軸30に固着されている。そ
して、第1図、第2図で説明した羽根18の上端
は、回動軸30に固着されている。従つて連結棒
28が水平の往復運動をすると、揺動アーム2
9、回動軸30を介して、羽根18が一斉に揺動
することになる。
第3図に示す他方のベベルギア23の上面側に
は、水平軸31の一端に固着されているベベルギ
ア32が噛合つていて、水平軸31を前述の水平
軸24とは反対の方向に回転させるようになつて
いる。水平軸24の他端には、第4図で説明した
機構と全く同様に、回転アーム26′、リンク2
7′、連結棒28′、揺動アーム29′回動軸3
0′が設けてあつて、羽根19の下端は回動軸3
0に固着されている。水平軸31は水平軸24と
は反対の方向に回転されるようになつているの
で、羽根19は羽根18とは180°の位相差をもつ
て反対方向に揺動することになる。
上述した衝風冷却式真空熱処理炉において、第
2図に示すクーリング・フイン・チユーブ16で
冷却ガスは冷却区域5の上方向と下方向とに流
れ、羽根18,19の揺動によつて周期的に方向
を変えながら被冷却物13に向つて吹き付けられ
る。被冷却物13を冷却して温度上昇した冷却ガ
スは両側のフアン14,15に吸引され、然る後
フアン14,15から吐出してクーリング・フイ
ン・チユーブ16に吹き付けられ、再び冷却され
る。
第2図に示すように、本発明による衝風冷却式
真空熱処理炉においては、2台のフアン14,1
5を設けて冷却ガスを吸引し、クーリング・フイ
ン・チユーブ16に吹き付けるようにしている
が、2台のフアン14,15を使用したため、1
台のフアンのみの場合に比べて、次のような差異
が生ずることになる。
1台のフアンのみを冷却区域5の横に取付け、
上下から被冷却物13に冷却ガスを吹き付ける
と、左右方向の流れに不均等が生じやすい。とこ
ろが左右にフアン14,15を設けた場合には、
冷却ガスの左右方向の偏流は少なくなる。
またフアン14または15を出た冷却ガスは、
第5図に示すように炉体内壁に沿つて上下方向に
流れるのであるが、フアンが1台のみのときは炉
体の前後方向(第1図において左右方向)に偏流
が生じ、その偏流の方向はフアンの回転方向によ
つて変ることになる。ところで第6図に示すよう
に2台のフアン14,15を用いて互に反対方向
に回転すると、冷却ガスの偏流は無くなり、被冷
却物に冷却ガスを均等に当てることができるよう
になる。
さらに大きな1台のフアンのみの場合と小さな
フアンを2台使用した場合とを比較してみると、
高速冷却の場合はフアンの所要動力が大きくなる
ので、例えば100K.W.のフアンモータ1個と50K.
W.のフアンモータ2個との比較では、50K.W.の
フアンモータ数秒の時間差をおいて起動すること
により、電源電圧の低下を防止することができ
る。一方、100K.W.のフアンモータを起動させる
ためには、リアクトル始動法、始動補償器法等、
高価な始動法が必要となる。また75K.W.以上の
モータは、特別注文品になる。
上下に設けた2組の羽根18,19は、例えば
1〜3秒に1回程度の周期で互に反対方向に揺動
し、上からの冷却ガスの流れと下からの冷却ガス
の流れとのエネルギが互に打消し合うことを最小
限にしており、またフアン14,15が互に反対
方向に回転することによつても、上下の冷却ガス
の流れのエネルギが打消し合うのが回避される。
〔発明の効果〕
本発明は被冷却物に冷却ガスが均一にあたるよ
うになり、焼入、焼戻された品物の品質が向上
し、加熱区域とは別にした冷却区域のみを冷却す
ればよいので冷却速度が大きく、焼入能力を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断側面図、第2
図は第1図の−断面図、第3図は羽根揺動機
構の側面図、第4図は第3図の−線から見た
正面図、第5図、第6図はフアンの作動説明図、
第7図は従来装置の第2図と同様な断面図であ
る。 図中、1は炉体、4は加熱区域、5は冷却区
域、13は被冷却物、14,15はフアン、1
8,19は羽根を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加熱区域と冷却区域とを有する炉体と、前記
    冷却区域の両側に設けられ互に反対方向に回転し
    被冷却物を冷却した冷却ガスを冷却区域の両側に
    吸引する2台のフアンと、前記冷却区域の上側と
    下側とに設けられ互に反対方向に揺動し被冷却物
    を冷却する冷却ガスを冷却区域の上下から誘導す
    る2組の羽根と、を備えたことを特徴とする衝風
    冷却式真空熱処理炉。
JP14877684A 1984-07-18 1984-07-18 衝風冷却式真空熱処理炉 Granted JPS6126722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14877684A JPS6126722A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 衝風冷却式真空熱処理炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14877684A JPS6126722A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 衝風冷却式真空熱処理炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6126722A JPS6126722A (ja) 1986-02-06
JPH0514007B2 true JPH0514007B2 (ja) 1993-02-24

Family

ID=15460407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14877684A Granted JPS6126722A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 衝風冷却式真空熱処理炉

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0761904B2 (ja) * 1990-08-21 1995-07-05 日本碍子株式会社 焼成品の冷却方法
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Publication number Publication date
JPS6126722A (ja) 1986-02-06

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