JPH05139320A - ステアリングホイール芯金 - Google Patents

ステアリングホイール芯金

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JPH05139320A
JPH05139320A JP33242291A JP33242291A JPH05139320A JP H05139320 A JPH05139320 A JP H05139320A JP 33242291 A JP33242291 A JP 33242291A JP 33242291 A JP33242291 A JP 33242291A JP H05139320 A JPH05139320 A JP H05139320A
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boss
steering wheel
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wheel core
metal
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Toru Isono
亨 磯野
Motohito Asai
源人 朝居
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ステアリングシャフトに接続されるボスがダイ
カスト金属に鋳ぐるまれてなるステアリングホイール芯
金において、ボス1、ひいてはステアリングホイール芯
金の製造コストを低減する。 【構成】外周に互いに交わらない右螺旋溝12及び左螺
旋溝11を設け、両螺旋溝11・12内にダイカスト金
属2が鋳込まれていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
芯金に関し、詳しくは、ステアリングシャフトに接続さ
れるボスがダイカスト金属に鋳ぐるまれてなるステアリ
ングホイール芯金に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種ステアリングホイール芯金と
しては、特開平1−215666号公報、実開昭63−
39079号公報等が知られている。
【0003】そして、ボス4には、図3に示すように、
厚肉の鋼管9をすえ込み加工して、後にダイカスト金属
に鋳ぐるまれて回り止め及び抜け止め作用をなす、3〜
5mm膨出した六角柱状の膨出部41が外周中間部位に設
けられていた。
【0004】なお、43は、ボス4をステアリングシャ
フトに接続するためのセレーションである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のステア
リングホイール芯金のボス4は、3〜5mm膨出する膨出
部41をすえ込み加工により形成している。そのため、
その加工は、一回では行い難く、例えば4回に分けて段
階的に加工しなければならず、ボス、ひいてはステアリ
ングホイール芯金の製造コストを増大させていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のステアリングホイール芯金は、ステアリングシャフ
トに接続されるボスがダイカスト金属に鋳ぐるまれてな
るステアリングホイール芯金において、前記ボスは、略
円筒形状に形成されるとともに、その外周に互いに交わ
らない右螺旋溝及び左螺旋溝を有し、該両螺旋溝内にダ
イカスト金属が鋳込まれていることを特徴とする。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明に係るステアリングホイー
ル芯金では、ボスに形成された両螺旋溝は、その全長で
抜け止め及び回り止めの作用をなす。従って、両螺旋溝
の深さを可及的に浅くでき、より簡易な加工、例えば一
回の転造加工で両螺旋溝を製造することができる。従っ
て、ボス、ひいてはステアリングホイール芯金の製造コ
ストを低減できる。
【0008】また、両螺旋溝は互いに交わらず、溝を画
定する山部が連続しているので、山部は充分な強度を有
する。従って、両螺旋溝は、その全長において、充分な
抜け止め力及び回り止め力を発揮することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を、図1ないし図2によ
り説明する。このステアリングホイール芯金は、ボス
1、ダイカスト金属2、リング芯金3から構成されてい
る。
【0010】ダイカスト金属2は、ボス1及びリング芯
金3をインサートとし、アルミニウム合金またはマグネ
シュウム合金からダイカスト成形法により形成されたも
のである。ダイカスト金属2は、ボス1を鋳ぐるむボス
プレート部21、リング芯金を鋳ぐるむリング鋳ぐるみ
部23、及び両者を連結するスポーク部22から構成さ
れている。
【0011】ボス1は、低炭素鋼製で略円筒状に形成さ
れ、その外周上部に左螺旋溝11を、外周下部に右螺旋
溝12を有する。両螺旋溝11・12は溝間に位置する
山部15により画定されている。ボス1の内周上部に
は、ステアリングシャフトを接続するためのセレーショ
ン13が設けられるとともに、内周下部には、ステアリ
ングシャフトとの接続強度を高めるためのテーパー面1
4が設けられている。
【0012】両螺旋溝11・12は、各々2状の螺旋溝
から構成され、溝断面矩形で、溝深さ1.5mm、溝幅3
mmとされている。溝間距離、即ち山部15の幅も、3mm
とされている。なお、ダイカスト金属2は両螺旋溝11
・12内にも位置し、両螺旋溝11・12が回り止め及
び抜け止め作用を発揮できるようにされている。
【0013】リング芯金3は、鉄またはアルミニウム製
パイプをリング状に曲げ加工したものである。
【0014】次に、本実施例のステアリングホイール芯
金の製造方法について説明する。まず所定長に裁断され
た低炭素鋼の棒材を転造加工し、その外周に両螺旋溝1
1・12を形成する。この転造加工は、両螺旋溝11・
12が浅いので、一回の加工でよい。次いで棒材全長に
孔開け加工を施し、切削加工によりテーパー面14を形
成し、ボス1を作成する。
【0015】次に、別途リング状に曲げられたリング芯
金3とボス1をダイカスト成形型にインサートとしてセ
ットし、ダイカスト成形によりボスプレート部21と、
リング鋳ぐるみ部23と、両者を連結するスポーク部2
2から構成されたダイカスト金属2を成形する。このよ
うに成形されたダイカスト金属2は、両螺旋溝11・1
2内にまで鋳込まれ、ボス1を相対回転不能で抜け不能
に保持する。
【0016】最後に、ボス1内面を切削加工し、セレー
ション13が形成され、ステアリングホイール芯金が完
成する。
【0017】このように形成された本実施例のステアリ
ングホイール芯金のボス1は、回り止め及び抜け止め手
段としての両螺旋溝11・12が、一回の転造加工で作
成されているので、加工コストが安価で、ひいてはステ
アリングホイール芯金の製造コストが安価である。
【0018】また、両螺旋溝11・12は、ローレット
と異なり、互いに交わらず、溝を画定する山部15が連
続しているので、山部15は充分な強度を有する。従っ
て、両螺旋溝11・12は、その全長において、充分な
抜け止め力及び回り止め力を発揮することができる。
【0019】さらに、両螺旋溝11・12は転造加工に
て形成されたので、山部15において素材の金属組織が
分断されずに連続しており、強い強度の山部15となっ
ている。従って、両螺旋溝11・12は、より強い抜け
止め力及び回り止め力を発揮することができる。
【0020】なお、上記実施例において、両螺旋溝11
・12の断面形状として矩形のものを示したが、三角
形、台形に変更してもよく。溝深さ、溝幅を変更しても
よい。
【0021】また、上記実施例のボス1は、棒状の素材
から形成したが、筒状の素材から形成してもよい。
【0022】さらに、上記実施例では、スポーク部をダ
イカスト金属2にて形成したが、前述の実開昭63−3
9079号公報に示されているように、スポーク部を別
のインサート金属にて形成してもよい。
【0023】また、上記実施例では、ボス1を上下に分
割して両螺旋溝11・12を設けたが、ボスを左右に分
割して、両螺旋溝を設けてもよい。この場合各螺旋溝の
長さは、各々半周のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るステアリングホイール
芯金の断面図。
【図2】 同実施例のボスの一部破断正面図。
【図3】 従来例のステアリングホイール芯金のボスの
加工を示す説明図。
【符号の説明】
1…ボス 11…左螺旋溝 12…右螺旋溝 2…ダイカスト金属

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトに接続されるボスが
    ダイカスト金属に鋳ぐるまれてなるステアリングホイー
    ル芯金において、 前記ボスは、略円筒形状に形成されるとともに、その外
    周に互いに交わらない右螺旋溝及び左螺旋溝を有し、該
    両螺旋溝内にダイカスト金属が鋳込まれていることを特
    徴とするステアリングホイール芯金。なお、本願でいう
    「螺旋溝」とは、円筒軸に対して傾斜して、その周面に
    形成された溝をいい、円筒面上に一周以上形成されたも
    のに限らず、例えば半周の溝でも「螺旋溝」という。
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