JPH0513872Y2 - - Google Patents

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JPH0513872Y2
JPH0513872Y2 JP14228687U JP14228687U JPH0513872Y2 JP H0513872 Y2 JPH0513872 Y2 JP H0513872Y2 JP 14228687 U JP14228687 U JP 14228687U JP 14228687 U JP14228687 U JP 14228687U JP H0513872 Y2 JPH0513872 Y2 JP H0513872Y2
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crank lever
key cylinder
lever
base plate
crank
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ハツチバツク車等のバツクドアのテイ
ルゲートロツク装置に関するものである。
従来の技術 従来、車体側に固定された取付ベース板にクラ
ンクプレートを回動自在に取付け、クランクプレ
ートにロツド部材をクランクプレートの回転軸を
挟んで対向する位置に接続し、クランクプレート
を回動するキーシリンダを設けた自動車のバツク
ドアロツク装置が実開昭60−154558号公報として
提案されている。
しかし、このものはクランクプレートに接続し
た車室内からのロツク解除用のインナワイヤとク
ランクプレートの回転軸を挟んで対向する位置に
キーシリンダのリンク部材にその一端が連結され
たキーロツドの他端を接続すると共に、クランク
プレートのキーロツドを取付ける位置に垂直フラ
ンジを形成しているため、キーロツドを必要と
し、クランクプレートの形状が複雑となつてい
た。
また、キーシリンダのロータに取付けたキーシ
リンダレバーにピンを設け、このピンをラツチレ
バーの先端に当てるようにした自動車のテールゲ
ートが実開昭60−113217号として提案されている
が、このものはラツチレバーにポールを係合する
と共にポールにラツチを係合し、さらにこのラツ
チをストライカに係合するもので、ラツチロツド
を備えるものでないと共にキーシリンダレバーの
構造が複雑になつていた。
考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、上述する欠点に対処して、従
来のようにクランクレバーにキーシリンダーに連
結したキーロツドを接続する必要がなく、ラツチ
ロツドの先端屈曲部をクランクレバーに貫通する
だけで、部品点数が少なく、クランクレバーの形
状が複雑でなく、クランクレバーとキーシリンダ
ーとに係合が容易に行なえ、クランクレバーに接
続したインナワイヤとクランクレバーの回転軸を
挟んで対向する位置にキーシリンダーの操作片を
係合する必要のないテイルゲートロツク装置を提
供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案のテイルゲートロツク装置は、ベースプ
レートと、前記ベースプレートに回動自在に装着
したクランクレバーと、前記クランクレバーに連
結したラツチロツドと前記クランクレバーを回動
するキーシリンダーとを備え、前記ラツチロツド
の先端を屈曲して前記クランクレバーを貫通する
ことにより前記クランクレバーにその前面より突
出する突出部を設け、前記キーシリンダーのロー
ターの操作片を設けて前記突出部に前記操作片を
係合自在としたことを特徴とする構成を有するも
のである。
作 用 車室外よりキーシリンダーの差込み口にキーを
挿入した後、キーを回動すると、キーシリンダー
のローターに設けた操作片が回動し、操作片がク
ランクレバーの前面より突出する突出部を介して
クランクレバーをベースプレートに対して回動
し、クランクレバーに連結したラツチロツドを車
体中央方向にそれぞれ牽引し、ラツチロツドに接
続した左右のロツク部材とストライカとの係合を
解放し、バツクドアが開放可能となる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図,第2図及び第3図において、1はテイ
ルゲートロツク装置であり、テイルゲートロツク
装置1のベースプレート2にはクランクレバー3
が回転軸となる支軸4により回動自在に装着さ
れ、クランクレバー3の上端にはその一側方より
ラツチロツド5が連結されると共に、クランクレ
バー3の下端にはその他側方よりラツチロツド5
が連結され、別にクランクレバー3を回動するキ
ーシリンダー6が設けられている。
クランクレバー3にはその前面より突出する突
出部となるラツチロツド5の屈曲部7が設けら
れ、キーシリンダー6にはローター8が設けら
れ、キーシリンダー6のローター8の先端には操
作片9が設けられ、ラツチロツド5の屈曲部7と
係合自在とされている。
ベースプレート2は平面部10を有し、平面部
10の両側には後方に屈曲した側壁11,12が
一体に形成され、一方の側壁11には前縁より係
合切欠部13が形成され、両側壁11,12の両
側には外方に折曲げて側部フランジ14,15が
一体にそれぞれ形成され、平面部10の中央付近
には軸挿通孔16が設けられ、側部フランジ1
4,15の前面には膨出部17,17がそれぞれ
形成され、側部フランジ14,15の膨出部1
7,17には取付孔18,18がそれぞれ設けら
れている。
そして、ベースプレート2の平面部10に設け
た軸挿通孔16に支軸4が挿通されると共に、支
軸4の端部をカシメ止めすることにより、ベース
プレート2の平面部10に支軸4が固着され、ベ
ースプレート2の平面部10には支軸4を介して
クランクレバー3が回動自在に取付けられ、ベー
スプレート2の平面部10とクランクレバー3と
の間には中間部材19が配設され、ベースプレー
ト2がその側部フランジ14,15に設けた取付
孔18,18を利用して固定用ピンあるいはボル
ト等により車体に固定される。
クランクレバー3は長尺のレバー取付部20を
有し、レバー取付部20には前方に屈曲した段部
21を介して延出部22が一体に形成され、レバ
ー取付部20の延出部22寄りには支持孔23が
設けられ、レバー取付部20の端部寄りには連継
孔24が設けられている。延出部22の端部寄り
には連継孔25が設けられ、延出部22の一側縁
には後方に折返した折曲片26が形成され、折曲
片26には後縁より切欠部27が形成され、折曲
片26の端部には抑止部28が屈曲して形成され
ている。
クランクレバー3のレバー取付部20に設けた
連継孔24には連結具30を介して一方からのラ
ツチロツド5の一端が連結されると共に、クラン
クレバー3の延出部22に設けた連継孔25には
連結具31を介して他方からのラツチロツド5の
一端が連結され、折曲片26に形成した切欠部2
7にはインナワイヤ32(第6図参照)の一端が
連結され、ベースプレート2の係合切欠部13に
はインナワイヤ32を摺動自在に挿通した連結体
33が連結される。
キーシリンダー6の内部にはローター8が設け
られ、キーシリンダー6の端部より突出するロー
ター8の先端には操作片9が取付けられ、キーシ
リンダー6の差込み口(図示せず)にキー35
(第4図参照)を差込むことにより、キーシリン
ダー6のローター8が回転可能となり、操作片9
とラツチロツド5の屈曲部7とが係合状態とされ
る。
テイルゲートロツク装置1の組立ては、クラン
クレバー3の連継孔24に一方からのラツチロツ
ド5の一端を連結具30を介して連結すると共
に、クランクレバー3の連継孔25に他方からの
ラツチロツド5の一端を連結具31を介して連結
し、クランクレバー3の切欠部27にインナワイ
ヤ32の一端を連結した後、ベースプレート2に
支軸4を介してクランクレバー3を回動自在に装
着し、ベースプレート2を取付孔18を利用して
第4図に示すように、車体36のリヤエンドパネ
ル37の内側取付板38に固定する。
次いで、インナワイヤ32を摺動自在に挿通した
連結体33をベースプレート2の係合切欠部13
に連結し、キーシリンダー6を車体36のリヤエ
ンドパネル37の外側取付板39に固定すること
により、ラツチロツド5の一端に形成したクラン
クレバー3の前面より突出するラツチロツド5の
屈曲部7にキーシリンダー6のローター8に取付
けた操作片9を係合し、テイルゲートロツク装置
1の組立てが行なわれる。
なお、インナワイヤ32の一端を予め連結した
クランクレバー3を装着したベースプレート2を
インナーパネルに取付けてもよい。
そして、車体36には第5図に示すように、バ
ツクドア40が開閉可能に装着され、バツクドア
40のドアフレーム41にはウインドガラス42
が取付けられ、車体36のリヤエンドパネル37
に装着されたクランクレバー3に連結したラツチ
ロツド5,5の他端が左右のロツク部材43,4
3にそれぞれ連結され、ロツク部材43,43が
バツクドア40に装着されたストライカ44,4
4にそれぞれ係脱自在とされている。
45は車体39のリヤエンドパネル37に設け
られたテイルランプである。
また、クランクレバー3の回動によりロツク部
材43に設けられた図示しないスプリングがバツ
クドア40の解放状態を保持すると同時に、クラ
ンクレバー3の回動を係止する。
さらに、インナワイヤ32を車室内から操作し
て手動あるいは自動により引けば、クランクレバ
ー3が支軸4を中心としてベースプレート2に対
して反時計方向に回動され、バツクドア40の解
放が可能となる。
次に、この実施例の作用について説明する。
キーシリンダー6の差込み口にキー35を挿入
した後、キー35を手で第1図の時計方向に回動
すると、キーシリンダー6内のローター8が回転
し、第6図に示すように、ローター8の先端に設
けた操作片9が時計方向に回転し、クランクレバ
ー3が操作片9と係合するクランクレバー3の前
面より突出するラツチロツド5の屈曲部7を介し
て支軸4を中心に反時計方向に回動し、クランク
レバー3に連結したラツチロツド5,5を車体中
央方向にそれぞれ牽引することにより、ロツク部
材43,43とストライカ44,44との係合が
解放状態となり、バツクドア40が解放可能とな
る。
また、車室内からクランクレバー3に連結した
インナワイヤ32を引くことにより、キーシリン
ダー6のローター8の操作片9の回動と同様に、
クランクレバー3が支軸4を中心に反時計方向に
回動し、クランクレバー3に連結したラツチロツ
ド5,5を車体中央方向にそれぞれ牽引し、バツ
クドア40が解放可能となる。
なお、クランクレバーのインナワイヤ連結側と
反対に連結したラツチロツドの一端にクランクレ
バーの前面より突出する屈曲部を設け、この屈曲
部にキーシリンダーのローターに設けた操作片を
係合することも可能である。
考案の効果 以上述べたように、本考案のテイルゲートロツ
ク装置によれば、ベースプレートにクランクレバ
ーを回動自在に装着し、クランクレバーにラツチ
ロツドを連結し、ラツチロツドの先端屈曲部をク
ランクレバーに貫通してこの屈曲部によつて突出
部を形成し、この突出部にシリンダのローターの
操作片を係合自在としたことにより、ラツチロツ
ドを有するものでありながら、クランクレバーに
キーシリンダに連結したキーロツドを接続する必
要がなく、部品点数が少なく、クランクレバー
に、キーロツドを接続する垂直フランジを形成し
たり、キーシリンダのローターの操作片に係合す
る突出部を特別に設ける必要がないため、クラン
クレバーの形状が単純になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例のテイルゲートロツ
ク装置の正面図、第2図は、第1図の左側面図、
第3図は、第1図の平面図、第4図は、テイルゲ
ートロツク装置の車体への取付けを示す要部拡大
側面図、第5図は、テイルゲートロツク装置を備
えた自動車の背面概略図、第6図は、テイルゲー
トロツク装置の作動状態を示す正面図である。 1……テイルゲートロツク装置、2……ベース
プレート、3……クランクレバー、4……支軸、
5……ラツチロツド、6……キーシリンダー、7
……屈曲部、8……ローター、9……操作片、1
0……平面部、11,12……側壁、13……係
合切欠部、14,15……側部フランジ、16…
…軸挿通孔、17……膨出部、18……取付孔、
19……中間部材、20……レバー取付部、21
……段部、22……延出部、2……支持孔、24
……連継孔、25……連継孔、26……折曲片、
27……切欠部、28……抑止部、30……連結
具、31……連結具、32……インナワイヤ、3
3……連結体、35……キー、36……車体、3
7……リヤエンドパネル、38……内側取付板、
39……外側取付板、40……バツクドア、41
……ドアフレーム、42……ウインドガラス、4
3……ロツク部材、44……ストライカ、45…
…テイルランプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースプレートと、前記ベースプレートに回動
    自在に装着したクランクレバーと、前記クランク
    レバーに連結したラツチロツドと、前記クランク
    レバーを回動するキーシリンダとを備え、前記ラ
    ツチロツドの先端を屈曲して前記クランクレバー
    を貫通することにより前記クランクレバーにその
    前面より突出する突出部を設け、前記キーシリン
    ダのローターに操作片を設けて前記突出部に前記
    操作片を係合自在としたことを特徴とするテイル
    ゲートロツク装置。
JP14228687U 1987-09-19 1987-09-19 Expired - Lifetime JPH0513872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14228687U JPH0513872Y2 (ja) 1987-09-19 1987-09-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14228687U JPH0513872Y2 (ja) 1987-09-19 1987-09-19

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Publication Number Publication Date
JPS6449554U JPS6449554U (ja) 1989-03-28
JPH0513872Y2 true JPH0513872Y2 (ja) 1993-04-13

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JP14228687U Expired - Lifetime JPH0513872Y2 (ja) 1987-09-19 1987-09-19

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113217U (ja) * 1984-01-06 1985-07-31 三菱自動車工業株式会社 自動車のテ−ルゲ−ト
JPS60154558U (ja) * 1984-03-24 1985-10-15 マツダ株式会社 自動車のバツクドアロツク装置

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JPS6449554U (ja) 1989-03-28

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