JPH05138458A - ボールスクリユの組立方法 - Google Patents
ボールスクリユの組立方法Info
- Publication number
- JPH05138458A JPH05138458A JP33114791A JP33114791A JPH05138458A JP H05138458 A JPH05138458 A JP H05138458A JP 33114791 A JP33114791 A JP 33114791A JP 33114791 A JP33114791 A JP 33114791A JP H05138458 A JPH05138458 A JP H05138458A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- ball
- nut screw
- nut
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ボールスクリュの製造方法に関
し、ナットスクリュとシャフトスクリュ間に確実にボー
ルを組込むことの出来る組立方法に関する。 【構成】 予めリターンピースをナットスクリュに固着
又は一体成形し、このナットスクリュにボール挿入用治
具を挿嵌して、このボール挿入用治具からナットスクリ
ュ内面の螺旋溝に向けて所定数のボールを供給する。そ
して、ボール挿入用治具をナットスクリュから離脱させ
つつ同時にシャフトスクリュを螺合させることで組立が
完了する。この際、ナットスクリュに螺合するシャフト
スクリュの動きによってボール挿入用治具の離脱を図れ
ば、作業が効率的である。
し、ナットスクリュとシャフトスクリュ間に確実にボー
ルを組込むことの出来る組立方法に関する。 【構成】 予めリターンピースをナットスクリュに固着
又は一体成形し、このナットスクリュにボール挿入用治
具を挿嵌して、このボール挿入用治具からナットスクリ
ュ内面の螺旋溝に向けて所定数のボールを供給する。そ
して、ボール挿入用治具をナットスクリュから離脱させ
つつ同時にシャフトスクリュを螺合させることで組立が
完了する。この際、ナットスクリュに螺合するシャフト
スクリュの動きによってボール挿入用治具の離脱を図れ
ば、作業が効率的である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールスクリュの製造
方法に関し、ナットスクリュとシャフトスクリュ間に確
実にボールを組込むことの出来る組立方法に関する。
方法に関し、ナットスクリュとシャフトスクリュ間に確
実にボールを組込むことの出来る組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナットスクリュの螺旋溝とシャフ
トスクリュの螺旋溝の間に鋼球(ボール)を組込んで、
すべり接触による摩擦係数を極めて小さくしたようなボ
ールスクリュが知られているが、かかるボールスクリュ
の組立てとして、例えば特公昭62―22737号のよ
うな方法が知られている。この方法は、ナットスクリュ
にシャフトスクリュを螺合させた後、ナットスクリュに
形成したボール挿入孔から内部に所定数のボールを挿入
してナットスクリュとシャフトスクリュ間に形成させる
螺旋溝内に導入した後、ボール挿入孔を覆うようにして
いる。又、このボール挿入孔を覆う際、ボールの循環路
を形成したリターンピースで覆うことも知られており、
このリターンピースには、例えば隣接する2条の螺旋溝
を連通せしめるリターン溝が形成されている。
トスクリュの螺旋溝の間に鋼球(ボール)を組込んで、
すべり接触による摩擦係数を極めて小さくしたようなボ
ールスクリュが知られているが、かかるボールスクリュ
の組立てとして、例えば特公昭62―22737号のよ
うな方法が知られている。この方法は、ナットスクリュ
にシャフトスクリュを螺合させた後、ナットスクリュに
形成したボール挿入孔から内部に所定数のボールを挿入
してナットスクリュとシャフトスクリュ間に形成させる
螺旋溝内に導入した後、ボール挿入孔を覆うようにして
いる。又、このボール挿入孔を覆う際、ボールの循環路
を形成したリターンピースで覆うことも知られており、
このリターンピースには、例えば隣接する2条の螺旋溝
を連通せしめるリターン溝が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な方法でボール挿入孔から螺旋溝内に所定数のボールを
挿入した後、リターンピースを被せて一部のボールをリ
ターン溝内に保持しつつリターンピースとナットスクリ
ュを固着しようとすると、固着時にボールがリターン溝
の外に飛出して、結果的に螺旋溝内に所定数のボールが
組込まれない恐れがあった。そしてこの場合、その状態
が外部から視認出来ないため、爾後の作動検査等で不具
合が発見されると再度分解して組み直す必要があり、作
業効率が悪いという問題があった。又、ナットスクリュ
とシャフトスクリュとボールのすべてを組み付けた後、
リターンピースを固定するため、例えばカシメ止め等の
圧力、衝撃の加わるような固定方法を採用することが出
来ず、ネジ止め等の部品点数の増加を招く固定方法を採
用せざるを得なかった。
な方法でボール挿入孔から螺旋溝内に所定数のボールを
挿入した後、リターンピースを被せて一部のボールをリ
ターン溝内に保持しつつリターンピースとナットスクリ
ュを固着しようとすると、固着時にボールがリターン溝
の外に飛出して、結果的に螺旋溝内に所定数のボールが
組込まれない恐れがあった。そしてこの場合、その状態
が外部から視認出来ないため、爾後の作動検査等で不具
合が発見されると再度分解して組み直す必要があり、作
業効率が悪いという問題があった。又、ナットスクリュ
とシャフトスクリュとボールのすべてを組み付けた後、
リターンピースを固定するため、例えばカシメ止め等の
圧力、衝撃の加わるような固定方法を採用することが出
来ず、ネジ止め等の部品点数の増加を招く固定方法を採
用せざるを得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、予めリターンピースをナットスクリュに
固着又は一体成形し、このナットスクリュにボール挿入
用治具を挿嵌して、このボール挿入用治具からナットス
クリュ内面の螺旋溝に向けて所定数のボールを供給する
ようにした。そして、ボール挿入用治具をナットスクリ
ュから離脱させつつ同時にシャフトスクリュを螺合させ
るようにした。又、ボール挿入用治具の離脱は、前記ナ
ットスクリュに螺合するシャフトスクリュの動きによっ
て行わしめるようにした。
め、本発明は、予めリターンピースをナットスクリュに
固着又は一体成形し、このナットスクリュにボール挿入
用治具を挿嵌して、このボール挿入用治具からナットス
クリュ内面の螺旋溝に向けて所定数のボールを供給する
ようにした。そして、ボール挿入用治具をナットスクリ
ュから離脱させつつ同時にシャフトスクリュを螺合させ
るようにした。又、ボール挿入用治具の離脱は、前記ナ
ットスクリュに螺合するシャフトスクリュの動きによっ
て行わしめるようにした。
【0005】
【作用】予めリターンピースを固定又は一体化している
ため、従来のようにボール供給後の組み付けにおいてボ
ールが螺旋溝から飛出すような不具合がない。そしてボ
ール挿入治具によってナットスクリュの内周面の螺旋溝
にボールを供給した後、シャフトスクリュを螺合させつ
つボール挿入治具を離脱させれば、同時に組立が完了す
る。
ため、従来のようにボール供給後の組み付けにおいてボ
ールが螺旋溝から飛出すような不具合がない。そしてボ
ール挿入治具によってナットスクリュの内周面の螺旋溝
にボールを供給した後、シャフトスクリュを螺合させつ
つボール挿入治具を離脱させれば、同時に組立が完了す
る。
【0006】
【実施例】本発明の組立方法の実施例について添付した
図面に基づき説明する。図1はボール挿入治具によるボ
ールの挿入状態を示す断面図、図2は組み付け装置の側
面図、図3は同装置によるナットスクリュとシャフトス
クリュの組み付け手順を示す流れ図、図4はボールスク
リュの断面図、図5はナットスクリュを示し(A)は外
観図、(B)は断面図、図6はリターンピースを示し
(A)は裏面図、(B)は断面図である。
図面に基づき説明する。図1はボール挿入治具によるボ
ールの挿入状態を示す断面図、図2は組み付け装置の側
面図、図3は同装置によるナットスクリュとシャフトス
クリュの組み付け手順を示す流れ図、図4はボールスク
リュの断面図、図5はナットスクリュを示し(A)は外
観図、(B)は断面図、図6はリターンピースを示し
(A)は裏面図、(B)は断面図である。
【0007】図4に示すように、ボールスクリュ1は、
ナットスクリュ2とシャフトスクリュ3を備え、このナ
ットスクリュ2の内周面とシャフトスクリュ3の外周面
には各螺旋溝2a、3aが形成されて、対向しあう両溝
2a、3aの間にはボール4が組込まれている。そして
ナットスクリュ2側には、隣接する2条の螺旋溝2aを
連通せしめることの出来るリターンピース5が設けられ
ている。
ナットスクリュ2とシャフトスクリュ3を備え、このナ
ットスクリュ2の内周面とシャフトスクリュ3の外周面
には各螺旋溝2a、3aが形成されて、対向しあう両溝
2a、3aの間にはボール4が組込まれている。そして
ナットスクリュ2側には、隣接する2条の螺旋溝2aを
連通せしめることの出来るリターンピース5が設けられ
ている。
【0008】このリターンピース5は、図5に示すよう
に、ナットスクリュ2の外周面から内周面に向けて貫通
する長楕円形のリターンピース取付孔6に固着されてお
り、図6に示すように裏面にS字型のリターン溝5aを
備えている。そしてかかるリターンピース5がナットス
クリュ2の例えば3ヶ所の所定の位置に設けられてい
る。
に、ナットスクリュ2の外周面から内周面に向けて貫通
する長楕円形のリターンピース取付孔6に固着されてお
り、図6に示すように裏面にS字型のリターン溝5aを
備えている。そしてかかるリターンピース5がナットス
クリュ2の例えば3ヶ所の所定の位置に設けられてい
る。
【0009】従って、各リターンピース5によって連通
せしめられた2条の螺旋溝2a、3aが循環路となり、
この中をボール4が循環しながら転動することとなる。
そして、リターンピース5を3ヶ所設けた場合にあって
は、これに対応する3本の循環路が形成されることにな
る。
せしめられた2条の螺旋溝2a、3aが循環路となり、
この中をボール4が循環しながら転動することとなる。
そして、リターンピース5を3ヶ所設けた場合にあって
は、これに対応する3本の循環路が形成されることにな
る。
【0010】又、ナットスクリュ2の内周面に形成した
螺旋溝2aの所定部にリターン溝を工作加工することは
極めて困難であるため、以上のようなリターン溝5a付
きのリターンピース5を後から嵌め込んで循環路を形成
するのが一番容易な方法であるが、従来ではこのリター
ンピース5を取り付けるリターンピース取付孔6をボー
ル4の挿入のため利用していたものである。つまり、こ
のリターンピース取付孔6から所定数のボール4を挿入
し、その後、リターンピース5を被せて固着していた。
螺旋溝2aの所定部にリターン溝を工作加工することは
極めて困難であるため、以上のようなリターン溝5a付
きのリターンピース5を後から嵌め込んで循環路を形成
するのが一番容易な方法であるが、従来ではこのリター
ンピース5を取り付けるリターンピース取付孔6をボー
ル4の挿入のため利用していたものである。つまり、こ
のリターンピース取付孔6から所定数のボール4を挿入
し、その後、リターンピース5を被せて固着していた。
【0011】本発明は、このリターンピース5を予めナ
ットスクリュ2に固着し、或いは鋳造等でリターン溝と
螺旋溝を内面に有するナットスクリュを一体成形した
後、ボール挿入治具によって内面の螺旋溝2a内にボー
ル4を挿入するようにしたものである。
ットスクリュ2に固着し、或いは鋳造等でリターン溝と
螺旋溝を内面に有するナットスクリュを一体成形した
後、ボール挿入治具によって内面の螺旋溝2a内にボー
ル4を挿入するようにしたものである。
【0012】ボール挿入治具8は図1に示すように、ナ
ットスクリュ2の外周部を保持するガイド筒9と、この
ガイド筒9の下方に突出する位置決めピン10と、ナッ
トスクリュ2に挿嵌可能なボール挿入ノズル11を備え
ており、挿入治具8とナットスクリュ2は相対的に上下
に離接自在とされている。そして下方の位置決めピン1
0をナットスクリュ2のフランジ部の係合孔に差し込む
ことによってナットスクリュ2の位相を整合させ、ボー
ル挿入ノズル11からボール4を供給するようにしてい
る。
ットスクリュ2の外周部を保持するガイド筒9と、この
ガイド筒9の下方に突出する位置決めピン10と、ナッ
トスクリュ2に挿嵌可能なボール挿入ノズル11を備え
ており、挿入治具8とナットスクリュ2は相対的に上下
に離接自在とされている。そして下方の位置決めピン1
0をナットスクリュ2のフランジ部の係合孔に差し込む
ことによってナットスクリュ2の位相を整合させ、ボー
ル挿入ノズル11からボール4を供給するようにしてい
る。
【0013】ボール挿入ノズル11は、シャフトスクリ
ュ3の螺旋溝3a底部の外径部に略等しい程度の径とし
ており、例えばナットスクリュ2内周面の3ヶ所の循環
路内に同時に供給し得るように3本のボール供給孔12
(図では2本)を設けて、側面の3ヶ所に向けて開口さ
せている。
ュ3の螺旋溝3a底部の外径部に略等しい程度の径とし
ており、例えばナットスクリュ2内周面の3ヶ所の循環
路内に同時に供給し得るように3本のボール供給孔12
(図では2本)を設けて、側面の3ヶ所に向けて開口さ
せている。
【0014】又、各ボール供給孔12には各挿入ロッド
13を設けて、所定数のボール4を供給した後、上から
押し込んで確実な挿入を図ることが出来るようにしてい
る。
13を設けて、所定数のボール4を供給した後、上から
押し込んで確実な挿入を図ることが出来るようにしてい
る。
【0015】一方、ボール挿入ノズル11の下方には、
筒状係合部14を設けている。この筒状係合部14は、
シャフトスクリュ3の上端を嵌合せしめることが出来る
ような筒状にされており、例えば下方から回転しながら
上昇してくるシャフトスクリュ3の上端に係合する。
筒状係合部14を設けている。この筒状係合部14は、
シャフトスクリュ3の上端を嵌合せしめることが出来る
ような筒状にされており、例えば下方から回転しながら
上昇してくるシャフトスクリュ3の上端に係合する。
【0016】このため、ボール供給孔12からナットス
クリュ2の螺旋溝2a内にボール4が供給され、螺旋溝
2a内及びリターン溝5a内に所定数のボール4が挿入
されると、シャフトスクリュ3が回転しつつ上昇しボー
ル挿入治具8を押し上げながらナットスクリュ2に螺合
してゆく。又、この際、後述するように、ボール挿入治
具8側を固定しナットスクリュ2側を下降させるように
してもよい。こうして組立が同時に行われる。
クリュ2の螺旋溝2a内にボール4が供給され、螺旋溝
2a内及びリターン溝5a内に所定数のボール4が挿入
されると、シャフトスクリュ3が回転しつつ上昇しボー
ル挿入治具8を押し上げながらナットスクリュ2に螺合
してゆく。又、この際、後述するように、ボール挿入治
具8側を固定しナットスクリュ2側を下降させるように
してもよい。こうして組立が同時に行われる。
【0017】それでは、具体的にかかる方法を採用する
ボールスクリュ組立装置の具体例と、組立方法の具体例
について図2、図3に基づき説明する。
ボールスクリュ組立装置の具体例と、組立方法の具体例
について図2、図3に基づき説明する。
【0018】ボールスクリュ組立装置20は、図2に示
すように基台21の前面に設けられた垂直レール22
と、この垂直レール22の上部に係合する上部昇降体2
3と、下部に係合する下部昇降体24を備え、この上部
昇降体23と下部昇降体24は各独立に昇降動自在とさ
れている。
すように基台21の前面に設けられた垂直レール22
と、この垂直レール22の上部に係合する上部昇降体2
3と、下部に係合する下部昇降体24を備え、この上部
昇降体23と下部昇降体24は各独立に昇降動自在とさ
れている。
【0019】又、この垂直レール22の上部には、前述
のボール挿入治具8が基台21に固定されている。
のボール挿入治具8が基台21に固定されている。
【0020】上部昇降体23は、ナットスクリュ2を載
置せしめることの出来る載置台25を備えており、この
載置台25の中央にはシャフトスクリュ3を貫通せしめ
るための貫通孔が設けられ、この貫通孔の位置を載置さ
れたナットスクリュ2の内孔部の位置に一致させてい
る。
置せしめることの出来る載置台25を備えており、この
載置台25の中央にはシャフトスクリュ3を貫通せしめ
るための貫通孔が設けられ、この貫通孔の位置を載置さ
れたナットスクリュ2の内孔部の位置に一致させてい
る。
【0021】一方、下部昇降体24は、縦向きのシャフ
トスクリュ3の下部を保持し、不図示の回転機構に接続
する軸受部26と、シャフトスクリュ3の中間部を保持
する中間軸受部27を備え、縦向きに保持したシャフト
スクリュ3を軸心まわりに回転させることが出来る。
トスクリュ3の下部を保持し、不図示の回転機構に接続
する軸受部26と、シャフトスクリュ3の中間部を保持
する中間軸受部27を備え、縦向きに保持したシャフト
スクリュ3を軸心まわりに回転させることが出来る。
【0022】かかる組立装置20による組立の概要につ
いて図3に基づきながら説明する。まずナットスクリュ
2を上部昇降体23の載置台25に載置し、シャフトス
クリュ3を下部昇降体24のそれぞれの軸受部26、2
7で保持する。(図3A)
いて図3に基づきながら説明する。まずナットスクリュ
2を上部昇降体23の載置台25に載置し、シャフトス
クリュ3を下部昇降体24のそれぞれの軸受部26、2
7で保持する。(図3A)
【0023】次いで、上部昇降体23を上昇させて、ナ
ットスクリュ2をボール挿入治具8のガイド筒9内に挿
入し(図1)、位置決めピン10によって位相を合せた
後、螺旋溝2a内に所定数のボール4を供給する。(図
3B)
ットスクリュ2をボール挿入治具8のガイド筒9内に挿
入し(図1)、位置決めピン10によって位相を合せた
後、螺旋溝2a内に所定数のボール4を供給する。(図
3B)
【0024】供給が終えると下方の下部昇降体24を上
昇させるが、この際、保持されるシャフトスクリュ3を
回転機構によって回転させる。そしてシャフトスクリュ
3の上端がボール挿入ノズル11下部の筒状係合部14
に突き当たると、下部昇降体24はそれ以上上昇出来
ず、シャフトスクリュ3はその場で回転することにな
る。
昇させるが、この際、保持されるシャフトスクリュ3を
回転機構によって回転させる。そしてシャフトスクリュ
3の上端がボール挿入ノズル11下部の筒状係合部14
に突き当たると、下部昇降体24はそれ以上上昇出来
ず、シャフトスクリュ3はその場で回転することにな
る。
【0025】そして、この際、例えば上部昇降体23を
僅かづつ降下させれば、シャフトスクリュ3はナットス
クリュ2との螺合を開始し、相対的にナットスクリュ2
が下降を始める。すなわち、ナットスクリュ2とボール
挿入治具8は、シャフトスクリュ3の回動によって自動
的に離脱する。(図3C)
僅かづつ降下させれば、シャフトスクリュ3はナットス
クリュ2との螺合を開始し、相対的にナットスクリュ2
が下降を始める。すなわち、ナットスクリュ2とボール
挿入治具8は、シャフトスクリュ3の回動によって自動
的に離脱する。(図3C)
【0026】そしてナットスクリュ2に対してシャフト
スクリュ3が完全に螺合すると、下部昇降体24を下降
させて組付け体を取り外す。(図3D) 以上のような手順でナットスクリュ2とシャフトスクリ
ュ3と所定数のボール4の組立が極めて効率的に行われ
る。
スクリュ3が完全に螺合すると、下部昇降体24を下降
させて組付け体を取り外す。(図3D) 以上のような手順でナットスクリュ2とシャフトスクリ
ュ3と所定数のボール4の組立が極めて効率的に行われ
る。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明のボールスクリュの
組立方法は、予めリターンピースをナットスクリュに固
定し或いは一体成形した状態で、ナットスクリュ内周面
の螺旋溝内にボールを挿入するようにしたため、確実に
所定数のボールを循環路内に組込むことが出来、溝の外
に飛出すような不具合がない。又この際、シャフトスク
リュを回転させつつボール挿入治具を離脱させること
で、ボール治具の離脱の完了と同時に組立も完了し、効
率的な作業とすることが出来る。
組立方法は、予めリターンピースをナットスクリュに固
定し或いは一体成形した状態で、ナットスクリュ内周面
の螺旋溝内にボールを挿入するようにしたため、確実に
所定数のボールを循環路内に組込むことが出来、溝の外
に飛出すような不具合がない。又この際、シャフトスク
リュを回転させつつボール挿入治具を離脱させること
で、ボール治具の離脱の完了と同時に組立も完了し、効
率的な作業とすることが出来る。
【図1】ボール挿入治具によるボールの挿入状態を示す
断面図
断面図
【図2】組み付け装置の側面図
【図3】同装置によるナットスクリュとシャフトスクリ
ュの組み付け手順を示す流れ図
ュの組み付け手順を示す流れ図
【図4】ボールスクリュの断面図
【図5】ナットスクリュを示し、(A)は外観図、
(B)は断面図
(B)は断面図
【図6】リターンピースを示し、(A)は裏面図、
(B)は断面図
(B)は断面図
1 ボールスクリュ 2 ナットスクリュ 2a 螺旋溝 3 シャフトスクリュ 4 ボール 5 リターンピース 8 ボール挿入治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蜂須賀 公朗 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ナットスクリュとシャフトスクリュの間
に所定数のボールを備えてなるボールスクリュの組立方
法において、予めリターンピースをナットスクリュに固
着又は一体成形する工程と、該ナットスクリュにボール
挿入用治具を挿嵌し、このボール挿入用治具からナット
スクリュ内面の螺旋溝に向けて所定数のボールを供給す
る工程と、該ボール挿入用治具をナットスクリュから離
脱させつつ同時にシャフトスクリュを螺合させる工程か
らなることを特徴とするボールスクリュの組立方法。 - 【請求項2】 前記ボール挿入用治具の離脱は、前記ナ
ットスクリュに螺合するシャフトスクリュの動きによっ
て行わしめることを特徴とする請求項1に記載のボール
スクリュの組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331147A JP2530401B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ボ―ルスクリュの組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331147A JP2530401B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ボ―ルスクリュの組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138458A true JPH05138458A (ja) | 1993-06-01 |
JP2530401B2 JP2530401B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=18240401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3331147A Expired - Fee Related JP2530401B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ボ―ルスクリュの組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530401B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029716A1 (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Nsk Ltd. | ボールねじ機構及びボールねじの組立方法 |
JP2008296304A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Ntn Corp | ボールねじ、ボールねじの組立装置及びそれを用いたボールねじの組立方法 |
JP2013245730A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Nsk Ltd | リニアガイドの組立装置及び組立方法 |
KR101343268B1 (ko) * | 2011-08-31 | 2014-01-06 | 주식회사 만도 | 볼 조립 장치 및 이를 이용한 볼 조립 방법 |
KR20180074825A (ko) * | 2016-12-23 | 2018-07-04 | 티아이씨(주) | 소형 볼스크류 조립용 지그 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10343816A1 (de) | 2002-09-26 | 2004-04-29 | Nsk Ltd. | Vorrichtung zum Zuführen einer bestimmten Menge von Kugeln und Verfahren und Vorrichtung zur Montage einer Kugelspindelvorrichtung |
JP4618115B2 (ja) * | 2005-11-28 | 2011-01-26 | 日本精工株式会社 | ボールねじ装置の組立装置およびその組立方法 |
EP1775063B1 (en) | 2005-10-12 | 2018-07-11 | NSK Ltd. | Assembly apparatus for ball screw device |
JP4995139B2 (ja) * | 2008-04-22 | 2012-08-08 | Ntn株式会社 | ボールねじの組立装置及びそれを用いたボールねじの組立方法 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP3331147A patent/JP2530401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029716A1 (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Nsk Ltd. | ボールねじ機構及びボールねじの組立方法 |
US8196486B2 (en) | 2005-09-05 | 2012-06-12 | Nsk Ltd. | Ball screw mechanism and assembling method of the same |
JP5082852B2 (ja) * | 2005-09-05 | 2012-11-28 | 日本精工株式会社 | ボールねじ機構及びボールねじの組立方法 |
JP2008296304A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Ntn Corp | ボールねじ、ボールねじの組立装置及びそれを用いたボールねじの組立方法 |
KR101343268B1 (ko) * | 2011-08-31 | 2014-01-06 | 주식회사 만도 | 볼 조립 장치 및 이를 이용한 볼 조립 방법 |
JP2013245730A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Nsk Ltd | リニアガイドの組立装置及び組立方法 |
KR20180074825A (ko) * | 2016-12-23 | 2018-07-04 | 티아이씨(주) | 소형 볼스크류 조립용 지그 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2530401B2 (ja) | 1996-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2530401B2 (ja) | ボ―ルスクリュの組立方法 | |
JP4171865B2 (ja) | 複列玉軸受の玉入れ組立装置 | |
KR20180074825A (ko) | 소형 볼스크류 조립용 지그 | |
JP3894265B2 (ja) | 軸受組立体のボール組み込み装置及び方法 | |
EP1197280B1 (en) | Bar material supporting device for automatic lathe | |
JP2532186B2 (ja) | ナットスクリュへのボ―ル供給方法 | |
JP2832065B2 (ja) | 車輪用軸受装置類のボール組込み方法 | |
CN111002056A (zh) | 一种微型加工中心 | |
KR100627681B1 (ko) | 볼 트랜스퍼 및 그 조립방법 | |
JPH0223296B2 (ja) | ||
JP3866546B2 (ja) | 転動体装填装置 | |
JP2641371B2 (ja) | ニードルローラの組立方法及び組立装置 | |
CN207459945U (zh) | 一种浮动定位机壳铆压工装 | |
EP0597678A1 (en) | Integral bearing type electric motor | |
JP7543985B2 (ja) | 磁石組付装置 | |
JP2564795Y2 (ja) | コンミテータ積層装置 | |
JP2532187B2 (ja) | ボ―ルスクリュの組立方法 | |
KR101562320B1 (ko) | 탄성부품 조립 장치 및 이를 이용한 탄성부품 조립 방법 | |
JPH08126244A (ja) | 軸受一体成形型スピンドルモータ及びその成形装置 | |
JPH09323230A (ja) | ワークアセンブリの排出装置 | |
JPH0528596A (ja) | ガイドローラの製造方法 | |
CN211103015U (zh) | 一种加工中心导轨温升无线传感器 | |
JPH0518012Y2 (ja) | ||
KR0181613B1 (ko) | 차량용 허브 베어링의 압입구 | |
JPH05141497A (ja) | ナツトスクリユのリターンピース固着方法及びナツトスクリユ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960514 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |