JPH05137878A - 洗濯機の負荷量判定方法 - Google Patents
洗濯機の負荷量判定方法Info
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- JPH05137878A JPH05137878A JP3303167A JP30316791A JPH05137878A JP H05137878 A JPH05137878 A JP H05137878A JP 3303167 A JP3303167 A JP 3303167A JP 30316791 A JP30316791 A JP 30316791A JP H05137878 A JPH05137878 A JP H05137878A
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- washing
- pulses
- motor
- brushless motor
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- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗濯物の負荷量を判定する場合、布傷みを防
ぎ、槽内に投入した洗濯物がアンバランス状態にあって
もアンバランスの多少により判定結果に差異が生じるこ
とを防ぐ。 【構成】 攪拌翼や洗濯兼脱水槽を回転させるモーター
にDCブラシレスモーター8を使用し、該DCブラシレ
スモーター8にローターの位置を検出するエンコーダ2
8を設けた洗濯機において、洗濯兼脱水槽に洗濯物を投
入し、前記DCブラシレスモーター8に予め設定した回
転数に達するまで通電して洗濯兼脱水槽を回転し、この
間のエンコーダ28からのパルス数を積算し、次にDC
ブラシレスモーター8にブレーキをかけ、その後の所定
時間内の慣性回転によるパルス数を積算し、設定回転数
に達するまでのパルス数の積算値とブレーキをかけた後
の所定時間内の慣性回転によるパルス数の積算値との比
をもとにして負荷量を判定する。
ぎ、槽内に投入した洗濯物がアンバランス状態にあって
もアンバランスの多少により判定結果に差異が生じるこ
とを防ぐ。 【構成】 攪拌翼や洗濯兼脱水槽を回転させるモーター
にDCブラシレスモーター8を使用し、該DCブラシレ
スモーター8にローターの位置を検出するエンコーダ2
8を設けた洗濯機において、洗濯兼脱水槽に洗濯物を投
入し、前記DCブラシレスモーター8に予め設定した回
転数に達するまで通電して洗濯兼脱水槽を回転し、この
間のエンコーダ28からのパルス数を積算し、次にDC
ブラシレスモーター8にブレーキをかけ、その後の所定
時間内の慣性回転によるパルス数を積算し、設定回転数
に達するまでのパルス数の積算値とブレーキをかけた後
の所定時間内の慣性回転によるパルス数の積算値との比
をもとにして負荷量を判定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機の洗濯物の負荷
量を判定する方法に関する。
量を判定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、全自動の一槽攪拌式洗濯機は周
知のごとく、外箱内に水受槽を吊支し、この水受槽内
に、中心に攪拌翼を立設し周囲の側壁に脱水孔を穿設し
た洗濯兼脱水槽を配設し、水受槽の下方にモーターを配
設し、該モーターの回転軸を攪拌翼の回転軸と洗濯兼脱
水槽の脱水軸に連結し、モーターにはその回転数を検出
するための速度発電機を取付けている。また、水受槽に
は導圧管が連結され、該導圧管の上部に水位センサーを
取付けている。
知のごとく、外箱内に水受槽を吊支し、この水受槽内
に、中心に攪拌翼を立設し周囲の側壁に脱水孔を穿設し
た洗濯兼脱水槽を配設し、水受槽の下方にモーターを配
設し、該モーターの回転軸を攪拌翼の回転軸と洗濯兼脱
水槽の脱水軸に連結し、モーターにはその回転数を検出
するための速度発電機を取付けている。また、水受槽に
は導圧管が連結され、該導圧管の上部に水位センサーを
取付けている。
【0003】図12は、かかる洗濯機の従来の制御ブロ
ック図を示すもので、電源60に接続され,マイクロコ
ンピュータなどを用いる制御装置61の入力端子側に洗
濯内容を設定する操作スイッチ部62、洗濯兼脱水槽内
の洗濯物が脱水運転時に片寄った場合これを検知するフ
タ・アンバランススイッチその他のセンサー部63、水
位センサー64からの検知信号が入力される分周器7
2、速度発電機65を接続し、出力端子側に洗濯内容等
を表示するLED(発光ダイオード)ランプによる表示
器66、モーター67と排水弁68と給水弁69とを制
御する増幅器70、圧電ブザー71を接続した。
ック図を示すもので、電源60に接続され,マイクロコ
ンピュータなどを用いる制御装置61の入力端子側に洗
濯内容を設定する操作スイッチ部62、洗濯兼脱水槽内
の洗濯物が脱水運転時に片寄った場合これを検知するフ
タ・アンバランススイッチその他のセンサー部63、水
位センサー64からの検知信号が入力される分周器7
2、速度発電機65を接続し、出力端子側に洗濯内容等
を表示するLED(発光ダイオード)ランプによる表示
器66、モーター67と排水弁68と給水弁69とを制
御する増幅器70、圧電ブザー71を接続した。
【0004】そして、洗濯物の負荷量を判定するには、
洗濯兼脱水槽内に洗濯物を投入した後、規定の低水位ま
で給水し、この状態でモーター67に通電して攪拌翼を
回転し、所定時間後、モーター67への通電を停止して
その後の慣性による攪拌翼の回転数、すなわちモーター
67の慣性回転数を速度発電機65から出力する慣性パ
ルス数によりカウントする。
洗濯兼脱水槽内に洗濯物を投入した後、規定の低水位ま
で給水し、この状態でモーター67に通電して攪拌翼を
回転し、所定時間後、モーター67への通電を停止して
その後の慣性による攪拌翼の回転数、すなわちモーター
67の慣性回転数を速度発電機65から出力する慣性パ
ルス数によりカウントする。
【0005】この場合、洗濯物の量が多いほど攪拌翼に
加わる負荷が大きいため、短時間で攪拌翼が停止するの
で、慣性パルス数が多いほど負荷は大きく、図13に示
すように慣性パルス数が100以上であれば負荷量2kg
以下の小負荷慣性パルス数が50〜100であれば負荷
量2〜4kgの中負荷、慣性パルス数が50以下であれば
負荷量4〜6kgの大負荷と判断され、以後、この負荷量
に見合うスピードでモーター67、攪拌翼を回転して洗
濯が行われる。
加わる負荷が大きいため、短時間で攪拌翼が停止するの
で、慣性パルス数が多いほど負荷は大きく、図13に示
すように慣性パルス数が100以上であれば負荷量2kg
以下の小負荷慣性パルス数が50〜100であれば負荷
量2〜4kgの中負荷、慣性パルス数が50以下であれば
負荷量4〜6kgの大負荷と判断され、以後、この負荷量
に見合うスピードでモーター67、攪拌翼を回転して洗
濯が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は負荷
量を判定するとき、少量の水を入れた状態で攪拌翼によ
り洗濯物を攪拌しているため、布傷みが生じやすかっ
た。また、モーターにコンデンサラン形単相誘導発電機
を使用する場合は問題はないが、磁石を用いるDCブラ
シレスモーターを使用する場合は負荷量が小さいときの
判定精度が落ちる。
量を判定するとき、少量の水を入れた状態で攪拌翼によ
り洗濯物を攪拌しているため、布傷みが生じやすかっ
た。また、モーターにコンデンサラン形単相誘導発電機
を使用する場合は問題はないが、磁石を用いるDCブラ
シレスモーターを使用する場合は負荷量が小さいときの
判定精度が落ちる。
【0007】さらに、同じ量の洗濯物を洗濯兼脱水槽内
に投入した場合でも、洗濯物の入れ方により、すなわち
洗濯物を槽内の各部に均等に入れたか、一個所にひとか
たまりにして片寄って入れたかにより、アンバランスの
度合いが異なるため、これが原因で攪拌翼停止までの時
間に差が生じ、負荷量の判定結果が異なり、アンバラン
スの大小により判定結果として出される負荷量に差異が
生じてしまい、正しい負荷量が判定できない。
に投入した場合でも、洗濯物の入れ方により、すなわち
洗濯物を槽内の各部に均等に入れたか、一個所にひとか
たまりにして片寄って入れたかにより、アンバランスの
度合いが異なるため、これが原因で攪拌翼停止までの時
間に差が生じ、負荷量の判定結果が異なり、アンバラン
スの大小により判定結果として出される負荷量に差異が
生じてしまい、正しい負荷量が判定できない。
【0008】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、負荷量を判定する際の布傷みを防止し、またモータ
ーにDCブラシレスモーターを使用しても判定精度が低
下することがなく、さらに判定時にアンバランスが生じ
ていても正しい判定結果を得ることのできる洗濯機の負
荷量判定方法を提供することにある。
し、負荷量を判定する際の布傷みを防止し、またモータ
ーにDCブラシレスモーターを使用しても判定精度が低
下することがなく、さらに判定時にアンバランスが生じ
ていても正しい判定結果を得ることのできる洗濯機の負
荷量判定方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、攪拌翼や洗濯兼脱水槽を回転させるモーター
にDCブラシレスモーターを使用し、該DCブラシレス
モーターにローターの位置を検出するエンコーダを設け
た洗濯機において、洗濯兼脱水槽に洗濯物を投入し、前
記DCブラシレスモーターに予め設定した回転数に達す
るまで通電し、この間のエンコーダからのパルス数を積
算し、次にDCブラシレスモーターにブレーキをかけ、
その後の所定時間内の慣性回転によるパルス数を積算
し、設定回転数に達するまでのパルス数の積算値とブレ
ーキをかけた後の所定時間内の慣性回転によるパルス数
の積算値との比をもとにして負荷量を判定することを要
旨とするものである。
するため、攪拌翼や洗濯兼脱水槽を回転させるモーター
にDCブラシレスモーターを使用し、該DCブラシレス
モーターにローターの位置を検出するエンコーダを設け
た洗濯機において、洗濯兼脱水槽に洗濯物を投入し、前
記DCブラシレスモーターに予め設定した回転数に達す
るまで通電し、この間のエンコーダからのパルス数を積
算し、次にDCブラシレスモーターにブレーキをかけ、
その後の所定時間内の慣性回転によるパルス数を積算
し、設定回転数に達するまでのパルス数の積算値とブレ
ーキをかけた後の所定時間内の慣性回転によるパルス数
の積算値との比をもとにして負荷量を判定することを要
旨とするものである。
【0010】
【作用】洗濯兼脱水槽内に洗濯物を投入した後、予め設
定した回転数に達するまでDCブラシレスモーターに通
電され洗濯兼脱水槽が回転し、この間のエンコーダから
出力されるパルス数が積算される。この場合、アンバラ
ンスが大きい程短時間で所定回転数に達する。次に,D
Cブラシレスモーターにブレーキをかけた後、所定時間
内の慣性回転によるパルス数が積算されるが、この場合
はアンバランスが大きい程停止までの時間が長い。そし
て、所定回転数に達するまでとブレーキをかけた後のパ
ルス数の積算値の比で負荷量が判定されるので、アンバ
ランスに大小の差があっても同じ量の洗濯物であれば判
定結果として得られる負荷量は同じ値になり、正しい負
荷量の判定が行える。
定した回転数に達するまでDCブラシレスモーターに通
電され洗濯兼脱水槽が回転し、この間のエンコーダから
出力されるパルス数が積算される。この場合、アンバラ
ンスが大きい程短時間で所定回転数に達する。次に,D
Cブラシレスモーターにブレーキをかけた後、所定時間
内の慣性回転によるパルス数が積算されるが、この場合
はアンバランスが大きい程停止までの時間が長い。そし
て、所定回転数に達するまでとブレーキをかけた後のパ
ルス数の積算値の比で負荷量が判定されるので、アンバ
ランスに大小の差があっても同じ量の洗濯物であれば判
定結果として得られる負荷量は同じ値になり、正しい負
荷量の判定が行える。
【0011】このように洗濯兼脱水槽を回転させて負荷
量を検知することにより、従来のごとく少量の水を入れ
た状態で攪拌翼により洗濯物を攪拌してて負荷量を判定
する方法に比べて布傷みが生じにくく、また、DCブラ
シレスモーターを使用する場合でも負荷量が小さいとき
の判定精度が落ちることもない。
量を検知することにより、従来のごとく少量の水を入れ
た状態で攪拌翼により洗濯物を攪拌してて負荷量を判定
する方法に比べて布傷みが生じにくく、また、DCブラ
シレスモーターを使用する場合でも負荷量が小さいとき
の判定精度が落ちることもない。
【0012】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の洗濯機の負荷量判定方法の実
施例の動作を示すフローチャート、図2は同上制御ブロ
ック図で、まず図3〜図8について本発明方法が実施さ
れる洗濯機の構成を説明する。
説明する。図1は本発明の洗濯機の負荷量判定方法の実
施例の動作を示すフローチャート、図2は同上制御ブロ
ック図で、まず図3〜図8について本発明方法が実施さ
れる洗濯機の構成を説明する。
【0013】図3,図4は攪拌式の全自動一槽式洗濯機
の一例を示すもので、外箱1内に防振バネ2を備えた吊
棒3等による防振手段を介して水受槽4を吊支する。こ
の該水受槽4の内部に、側壁に脱水孔7を設けた洗濯兼
脱水槽6と、攪拌翼5とを回転自在に配設した。前記水
受槽4の下方には、ローターに永久磁石を配設したU
相、V相、W相をもつ3相のDCブラシレスモーター8
を配設し、ローター軸を前記攪拌翼5の回転軸及び洗濯
兼脱水槽6の回転軸に連結する。
の一例を示すもので、外箱1内に防振バネ2を備えた吊
棒3等による防振手段を介して水受槽4を吊支する。こ
の該水受槽4の内部に、側壁に脱水孔7を設けた洗濯兼
脱水槽6と、攪拌翼5とを回転自在に配設した。前記水
受槽4の下方には、ローターに永久磁石を配設したU
相、V相、W相をもつ3相のDCブラシレスモーター8
を配設し、ローター軸を前記攪拌翼5の回転軸及び洗濯
兼脱水槽6の回転軸に連結する。
【0014】水受槽4の底部に開口する排水管9に排水
バルブ10を介して排水ホース11を連結するととも
に、循環ポンプ12を介して循環ホース13を連結し、
この循環ホース13を外箱1内で立上げ、先端を洗濯兼
脱水槽6の上方に開口する。図中14は、この循環ホー
ス13の開口端の下方に配設したリントフィルター、1
5は電源コード、16はアース線を示す。外箱1の上面
には上面パネル17と蓋41を設け、上面パネル17に
操作パネル18と表示部19とを設ける。
バルブ10を介して排水ホース11を連結するととも
に、循環ポンプ12を介して循環ホース13を連結し、
この循環ホース13を外箱1内で立上げ、先端を洗濯兼
脱水槽6の上方に開口する。図中14は、この循環ホー
ス13の開口端の下方に配設したリントフィルター、1
5は電源コード、16はアース線を示す。外箱1の上面
には上面パネル17と蓋41を設け、上面パネル17に
操作パネル18と表示部19とを設ける。
【0015】また、前記DCブラシレスモーター8に、
該モーター8への通電位置を検出するため、モーター8
の永久磁石の磁石位置を検出するためのローター位置検
出器(エンコーダ)28を取付ける。このエンコーダ2
8は図5〜図7に示すように、モーター8のローター軸
と同期して回転し通電位置を検出するためのスリット2
9を設けた反射板30と、該反射板30のスリット29
を検出するためのセンサーを前記反射板30に対向する
取付板32に配設するもので、この取付板32はモータ
ー枠8aに取付けたエンコーダケース28a内にボス立
てにより固定される。
該モーター8への通電位置を検出するため、モーター8
の永久磁石の磁石位置を検出するためのローター位置検
出器(エンコーダ)28を取付ける。このエンコーダ2
8は図5〜図7に示すように、モーター8のローター軸
と同期して回転し通電位置を検出するためのスリット2
9を設けた反射板30と、該反射板30のスリット29
を検出するためのセンサーを前記反射板30に対向する
取付板32に配設するもので、この取付板32はモータ
ー枠8aに取付けたエンコーダケース28a内にボス立
てにより固定される。
【0016】そして、前記スリット29はローターに取
付けてある永久磁石のN極、S極のいずれか一方に対応
する30度分の円弧状に形成し、磁極位置検出用として
相互に30度分の幅を存して合計6個設けた。また、前
記反射板30の外周に周方向に速度検出用のスリットと
して均等面分割したスリット33aと非スリット33b
を交互に形成した。
付けてある永久磁石のN極、S極のいずれか一方に対応
する30度分の円弧状に形成し、磁極位置検出用として
相互に30度分の幅を存して合計6個設けた。また、前
記反射板30の外周に周方向に速度検出用のスリットと
して均等面分割したスリット33aと非スリット33b
を交互に形成した。
【0017】取付板32に設けるセンサーは、前記スリ
ット29と同じ半径の同一円周上に50度の等間隔で3
個のセンサー31a,31b,31cを配設するものと
し、さらに取付板32の外周近くに前記スリット33a
の検出用のセンサー31dを配設する。
ット29と同じ半径の同一円周上に50度の等間隔で3
個のセンサー31a,31b,31cを配設するものと
し、さらに取付板32の外周近くに前記スリット33a
の検出用のセンサー31dを配設する。
【0018】前記センサー31a〜31dは、図8に示
すように発光部としての発光ダイオードと受光部として
のホトトランジスタとからなり、該ホトトランジスタの
通電検出回路34a〜34dを、ツェナーダイオードと
これによりベース駆動でオンオフするトランジスタで構
成した反射形センサーである。
すように発光部としての発光ダイオードと受光部として
のホトトランジスタとからなり、該ホトトランジスタの
通電検出回路34a〜34dを、ツェナーダイオードと
これによりベース駆動でオンオフするトランジスタで構
成した反射形センサーである。
【0019】図2は運転制御のブロック図で、AC電源
22に、ノイズフィルター23、パワーリレー24、倍
電圧回路25を介してスイッチング電源27が接続さ
れ、このスイッチング電源27にこれをDC電源とする
DCブラシレスモーター8がトランジスタモジュール駆
動回路35、トランジスタモジュール26を介して接続
され、DCブラシレスモーター8にエンコーダ28とブ
レーキ回路58とが接続される。
22に、ノイズフィルター23、パワーリレー24、倍
電圧回路25を介してスイッチング電源27が接続さ
れ、このスイッチング電源27にこれをDC電源とする
DCブラシレスモーター8がトランジスタモジュール駆
動回路35、トランジスタモジュール26を介して接続
され、DCブラシレスモーター8にエンコーダ28とブ
レーキ回路58とが接続される。
【0020】図中21はマイクロコンピュータなどを用
いる制御装置で、該制御装置21の入力ポートに、操作
パネル18に設けた操作スイッチ37、蓋41の開閉を
検知するフタスイッチ38、洗濯兼脱水槽6内の衣類の
片寄りを検知するアンバランススイッチ39、水温検知
サーミスタ40、モーター8の過温を検知するクリクソ
ン42、停電検知回路43、エンコーダ28に接続され
るエンコーダ信号変換回路44、水位センサー64が接
続される。
いる制御装置で、該制御装置21の入力ポートに、操作
パネル18に設けた操作スイッチ37、蓋41の開閉を
検知するフタスイッチ38、洗濯兼脱水槽6内の衣類の
片寄りを検知するアンバランススイッチ39、水温検知
サーミスタ40、モーター8の過温を検知するクリクソ
ン42、停電検知回路43、エンコーダ28に接続され
るエンコーダ信号変換回路44、水位センサー64が接
続される。
【0021】制御装置21の出力ポートにはLED駆動
用ドライバー45、パワー素子駆動用ドライバー47、
モーター通電信号変換回路55が接続され、LED駆動
用ドライバー45に操作パネル18などに設けたLED
ランプによるLED表示器46が接続され、パワー素子
駆動用ドライバー47に洗濯兼脱水槽6用の給水弁4
8、仕上剤用給水弁49、フタロック用のソレノイド5
0、クラッチ切換用トルクモーター51、排水用トルク
モーター52、循環ポンプ12のポンプモーター53、
ブザー54、パワーリレー24、ブレーキ回路58が接
続される。
用ドライバー45、パワー素子駆動用ドライバー47、
モーター通電信号変換回路55が接続され、LED駆動
用ドライバー45に操作パネル18などに設けたLED
ランプによるLED表示器46が接続され、パワー素子
駆動用ドライバー47に洗濯兼脱水槽6用の給水弁4
8、仕上剤用給水弁49、フタロック用のソレノイド5
0、クラッチ切換用トルクモーター51、排水用トルク
モーター52、循環ポンプ12のポンプモーター53、
ブザー54、パワーリレー24、ブレーキ回路58が接
続される。
【0022】図中36は制御装置21の電源としての低
圧定電圧電源でノイズフィルター23を介してAC電源
22に接続される。また、56はリセット回路、57は
発振回路を示す。
圧定電圧電源でノイズフィルター23を介してAC電源
22に接続される。また、56はリセット回路、57は
発振回路を示す。
【0023】次に動作を図1のフローチャートについて
説明する。洗濯兼脱水槽6内に給水しない状態で洗濯物
を投入し、次いでDCブラシレスモーター8に通電し
(ステップイ)、洗濯兼脱水槽6を回転して予め設定し
てある回転数、例えば250r/mまで回転数を上げ
る。この場合、DCブラシレスモーター8は印加電圧に
比例した回転数で回転する特性を有し、印加電圧はスイ
ッチング電源27からの直流で通電率を加減することに
よって回転数の加減速が可能であるから、250r/m
まで回転数を上げることは容易に行える。
説明する。洗濯兼脱水槽6内に給水しない状態で洗濯物
を投入し、次いでDCブラシレスモーター8に通電し
(ステップイ)、洗濯兼脱水槽6を回転して予め設定し
てある回転数、例えば250r/mまで回転数を上げ
る。この場合、DCブラシレスモーター8は印加電圧に
比例した回転数で回転する特性を有し、印加電圧はスイ
ッチング電源27からの直流で通電率を加減することに
よって回転数の加減速が可能であるから、250r/m
まで回転数を上げることは容易に行える。
【0024】ここで、モーター8の回転数を検出するに
は、エンコーダ28を用いる。すなわち、モーター8が
回転するとセンサー31a,31b,31cはそれぞれ
50度ずつずれた位置にあるので50度ずつずれてスリ
ット29の位置を検出し、図9に示したタイミングによ
り各センサー31a,31b,31cの通電検出回路3
4a,34b,34cから出力して、エンコーダ信号変
換回路44からデジタル化した磁極位置検出信号として
制御装置21に出力される。制御装置21ではこの信号
をもとにローターの磁極位置を判断し、モーター通電信
号変換回路55を介してトランジスタモジュール駆動回
路35に出力し、ここからの出力でトランジスタモジュ
ール26によるモーター8の電圧制御器を制御する。
は、エンコーダ28を用いる。すなわち、モーター8が
回転するとセンサー31a,31b,31cはそれぞれ
50度ずつずれた位置にあるので50度ずつずれてスリ
ット29の位置を検出し、図9に示したタイミングによ
り各センサー31a,31b,31cの通電検出回路3
4a,34b,34cから出力して、エンコーダ信号変
換回路44からデジタル化した磁極位置検出信号として
制御装置21に出力される。制御装置21ではこの信号
をもとにローターの磁極位置を判断し、モーター通電信
号変換回路55を介してトランジスタモジュール駆動回
路35に出力し、ここからの出力でトランジスタモジュ
ール26によるモーター8の電圧制御器を制御する。
【0025】また、センサー31dではスリット33a
と非スリット33bとが10度毎に交互に位置し、反射
状態と非反射状態とが交互に現われ、センサー31dは
それぞれ反射状態で内部回路のトランジスタがオンし、
非反射状態でオフする。このオン、オフ信号が通電検出
回路34dの入力端子に入力され、ここでのオン、オフ
信号が基準電圧と比較され、図9に示したセンサー31
dによる矩形波の出力信号がエンコーダ信号変換回路4
4から制御装置21に出力するので、制御装置21では
この信号を取込んで回転速度を演算する。
と非スリット33bとが10度毎に交互に位置し、反射
状態と非反射状態とが交互に現われ、センサー31dは
それぞれ反射状態で内部回路のトランジスタがオンし、
非反射状態でオフする。このオン、オフ信号が通電検出
回路34dの入力端子に入力され、ここでのオン、オフ
信号が基準電圧と比較され、図9に示したセンサー31
dによる矩形波の出力信号がエンコーダ信号変換回路4
4から制御装置21に出力するので、制御装置21では
この信号を取込んで回転速度を演算する。
【0026】以上のようにして洗濯兼脱水槽6を回転し
てモーター8の回転数が設定値例えば250r/mに達
するまでの間の所定時間t、エンコーダ信号変換回路4
4から出力されるパルスの数を制御装置21で積算して
積算値Aを得る(ステップロ)。この場合、洗濯兼脱水
槽6内に投入された洗濯物が槽内で片寄った状態にあっ
てアンバランスが多いほど、図10に示すように所定回
転数250r/mに達するまでの時間は短かい。
てモーター8の回転数が設定値例えば250r/mに達
するまでの間の所定時間t、エンコーダ信号変換回路4
4から出力されるパルスの数を制御装置21で積算して
積算値Aを得る(ステップロ)。この場合、洗濯兼脱水
槽6内に投入された洗濯物が槽内で片寄った状態にあっ
てアンバランスが多いほど、図10に示すように所定回
転数250r/mに達するまでの時間は短かい。
【0027】モーター8の回転数が設定値に達したなら
ば(ステップハ)、この通電率でしばらく通電して安定
させた後、制御装置21からブレーキ回路58に出力し
てDCブラシレスモーター8に電気的に制動を加えてブ
レーキをかける(ステップニ)。これによりDCブラシ
レスモーター8、洗濯兼脱水槽6の回転数が下がり、回
転数が所定値例えば200r/mまで下がって(ステッ
プホ)、その後0.5秒経過してから(ステップヘ)、
エンコーダ信号変換回路44から出力されるパルス信号
の数を所定時間、例えば3.5秒間積算し、積算値Bを
得る(ステップト、チ)。この場合は、アンバランスが
多いほど慣性により回転している時間が長くなる。
ば(ステップハ)、この通電率でしばらく通電して安定
させた後、制御装置21からブレーキ回路58に出力し
てDCブラシレスモーター8に電気的に制動を加えてブ
レーキをかける(ステップニ)。これによりDCブラシ
レスモーター8、洗濯兼脱水槽6の回転数が下がり、回
転数が所定値例えば200r/mまで下がって(ステッ
プホ)、その後0.5秒経過してから(ステップヘ)、
エンコーダ信号変換回路44から出力されるパルス信号
の数を所定時間、例えば3.5秒間積算し、積算値Bを
得る(ステップト、チ)。この場合は、アンバランスが
多いほど慣性により回転している時間が長くなる。
【0028】以上のようにして取得した積算値Aと積算
値Bとの比を算出して積算値Cを得(ステップリ)、こ
の積算値Cから負荷量の大小を判定する(ステップ
ヌ)。この積算値Cは、所定回転数に達するまでのパル
ス数の積算値Aと、所定回転数に達した後、ブレーキを
かけた後の慣性回転中の積算値Bとの両方をもとにして
演算されるものであり、よって図11に示すように負荷
量に比例するパルス数をもとに負荷量を判定するに際
し、アンバランスに多少があっても同じ量の洗濯物に対
しては同じ負荷量が算出される。
値Bとの比を算出して積算値Cを得(ステップリ)、こ
の積算値Cから負荷量の大小を判定する(ステップ
ヌ)。この積算値Cは、所定回転数に達するまでのパル
ス数の積算値Aと、所定回転数に達した後、ブレーキを
かけた後の慣性回転中の積算値Bとの両方をもとにして
演算されるものであり、よって図11に示すように負荷
量に比例するパルス数をもとに負荷量を判定するに際
し、アンバランスに多少があっても同じ量の洗濯物に対
しては同じ負荷量が算出される。
【0029】なお、本発明は前記のごとく洗濯兼脱水槽
6内に給水しない状態で洗濯物を投入してこの洗濯兼脱
水槽6を回転するものであり、これは洗濯兼脱水槽6内
に給水があると、これが抵抗となって正確な負荷量検知
ができないからである。
6内に給水しない状態で洗濯物を投入してこの洗濯兼脱
水槽6を回転するものであり、これは洗濯兼脱水槽6内
に給水があると、これが抵抗となって正確な負荷量検知
ができないからである。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗濯機の負荷
量判定方法は、洗濯兼脱水槽内に投入した洗濯物が片寄
ってアンバランスな状態にあってモーター停止までの時
間などに差が生じても正しい判定結果が得られ、また、
布傷みもないものである。
量判定方法は、洗濯兼脱水槽内に投入した洗濯物が片寄
ってアンバランスな状態にあってモーター停止までの時
間などに差が生じても正しい判定結果が得られ、また、
布傷みもないものである。
【図1】本発明の洗濯機の負荷量判定方法の実施例の動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の洗濯機の負荷量判定方法の実施例の制
御ブロック図である。
御ブロック図である。
【図3】本発明方法が実施される全自動一槽攪拌式洗濯
機の斜視図である。
機の斜視図である。
【図4】本発明方法が実施される全自動一槽攪拌式洗濯
機の説明図である。
機の説明図である。
【図5】本発明方法が実施される全自動一槽攪拌式洗濯
機のエンコーダ装置の一部切欠いた正面図である。
機のエンコーダ装置の一部切欠いた正面図である。
【図6】本発明方法が実施される全自動一槽攪拌式洗濯
機のエンコーダ装置の反射板の平面図である。
機のエンコーダ装置の反射板の平面図である。
【図7】本発明方法が実施される全自動一槽攪拌式洗濯
機のエンコーダ装置の取付板の斜視図である。
機のエンコーダ装置の取付板の斜視図である。
【図8】センサーの構成回路図である。
【図9】センサーの通電検出回路の出力信号のタイミン
グ図である。
グ図である。
【図10】負荷量判定時の回転数の変化を示すグラフで
ある。
ある。
【図11】パルス数と負荷量の関係を示す特性曲線図で
ある。
ある。
【図12】従来の洗濯機の制御ブロック図である。
【図13】従来の方法による慣性パルス数と負荷量の関
係を示す特性曲線図である。
係を示す特性曲線図である。
1…外箱 2…防振バネ 3…吊棒 4…水受槽 5…攪拌翼 6…洗濯兼脱水槽 7…脱水孔 8…DCブラシレスモーター 8a…モーター枠 9…排水管 10…排水バルブ 11…排水ホース 12…循環ポンプ 13…循環ホース 14…リントフィルター 15…電源コード 16…アース線 17…上面パネル 18…操作パネル 19…表示部 21…制御装置 22…AC電源 23…ノイズフィルター 24…パワーリレー 25…倍電圧回路 26…トランジスタモジュール 27…スイッチング電源 28…エンコーダ 28a…エンコーダケース 29…スリット 30…反射板 31a,31b,31c,31d…センサー 32…取付板 33a…スリット 33b…非スリット 34a,34b,34c,34d…通電検出回路 35…トランジスタモジュール駆動回路 36…低圧定電圧電源 37…操作スイッチ 38…フタスイッチ 39…アンバランススイッチ 40…水温検知サーミスタ 41…蓋 42…モーター過温検知クリクソン 43…停電検知回路 44…エンコーダ信号変換回路 45…LED駆動用ドライバー 46…LED表示器 47…パワー素子駆動用ドライバー 48…洗濯兼脱水槽用の給水弁 49…仕上剤用給水弁 50…ソレノイド 51…クラッチ切換用トルクモーター 52…排水用トルクモーター 53…ポンプモーター 54…ブザー 55…モーター通電信号変換回路 56…リセット回路 57…発振回路 58…ブレーキ回路 60…電源 61…制御装置 62…操作スイッチ部 63…センサー部 64…水位センサー 65…速度発電機 66…表示器 67…モーター 68…排水弁 69…給水弁 70…増幅器 71…圧電ブザー 72…分周器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山上 和彦 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 頼田 昌美 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 稲田 達夫 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 加藤 豊蔵 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 攪拌翼や洗濯兼脱水槽を回転させるモー
ターにDCブラシレスモーターを使用し、該DCブラシ
レスモーターにローターの位置を検出するエンコーダを
設けた洗濯機において、洗濯兼脱水槽に洗濯物を投入
し、前記DCブラシレスモーターに予め設定した回転数
に達するまで通電して洗濯兼脱水槽を回転し、この間の
エンコーダからのパルス数を積算し、次にDCブラシレ
スモーターにブレーキをかけ、その後の所定時間内の慣
性回転によるパルス数を積算し、設定回転数に達するま
でのパルス数の積算値とブレーキをかけた後の所定時間
内の慣性回転によるパルス数の積算値との比をもとにし
て負荷量を判定することを特徴とする洗濯機の負荷量判
定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303167A JPH05137878A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 洗濯機の負荷量判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303167A JPH05137878A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 洗濯機の負荷量判定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05137878A true JPH05137878A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17917698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3303167A Pending JPH05137878A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 洗濯機の負荷量判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05137878A (ja) |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP3303167A patent/JPH05137878A/ja active Pending
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