JPH05136975A - フアクシミリの交信情報管理制御方法 - Google Patents
フアクシミリの交信情報管理制御方法Info
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- JPH05136975A JPH05136975A JP3298906A JP29890691A JPH05136975A JP H05136975 A JPH05136975 A JP H05136975A JP 3298906 A JP3298906 A JP 3298906A JP 29890691 A JP29890691 A JP 29890691A JP H05136975 A JPH05136975 A JP H05136975A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送信側の操作者名や受信側の宛名など詳細な
交信情報を示す管理レポートの作成を可能とし、ファク
シミリの詳細な利用状況の把握を容易にする。 【構成】 交信に要した時間や予め登録されたTTIや
RTIの識別情報などからなる交信情報を、任意に定め
た契機で管理レポートとして出力するファクシミリにお
いて、回線の接続操作入力時に、送信側の操作者が入力
した宛名情報を記憶する記憶部を具備し、回線の接続制
御時の受信側からの応答に基づき、記憶部に記憶した宛
名情報を従来の識別情報と共に送出し、送信側および受
信側で、この宛名情報を、従来の交信情報と共に管理レ
ポートに出力する。
交信情報を示す管理レポートの作成を可能とし、ファク
シミリの詳細な利用状況の把握を容易にする。 【構成】 交信に要した時間や予め登録されたTTIや
RTIの識別情報などからなる交信情報を、任意に定め
た契機で管理レポートとして出力するファクシミリにお
いて、回線の接続操作入力時に、送信側の操作者が入力
した宛名情報を記憶する記憶部を具備し、回線の接続制
御時の受信側からの応答に基づき、記憶部に記憶した宛
名情報を従来の識別情報と共に送出し、送信側および受
信側で、この宛名情報を、従来の交信情報と共に管理レ
ポートに出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリでやり取
りされる送信側名や受信側名などの交信情報の管理制御
方法に係わり、特に、ファクシミリの利用状況を詳細に
分析するのに好適なファクシミリの交信情報管理制御方
法に関するものである。
りされる送信側名や受信側名などの交信情報の管理制御
方法に係わり、特に、ファクシミリの利用状況を詳細に
分析するのに好適なファクシミリの交信情報管理制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリは、例えば、(株)
リコー発行の「RIFAX 112取り扱い説明書」の
第42頁から第46頁に記載のように、送信側から受信
側に、送信側の名称や電話番号などの識別情報(相手先
コピーに自動印字される)を送出する「TTI(Tra
nsmitter Terminal Identif
ication)機能」や、受信側の名称や電話番号な
どを、送信側に通知する「RTI(Receive T
erminal Identification)機
能」、そして、日常の交信結果、例えば、何月何日の何
時に、何処へ送信したか、また、これらの機能を利用し
て、何処からの送信を受信したかなどの情報を記憶し、
出力する「管理レポート機能」が設けられている。
リコー発行の「RIFAX 112取り扱い説明書」の
第42頁から第46頁に記載のように、送信側から受信
側に、送信側の名称や電話番号などの識別情報(相手先
コピーに自動印字される)を送出する「TTI(Tra
nsmitter Terminal Identif
ication)機能」や、受信側の名称や電話番号な
どを、送信側に通知する「RTI(Receive T
erminal Identification)機
能」、そして、日常の交信結果、例えば、何月何日の何
時に、何処へ送信したか、また、これらの機能を利用し
て、何処からの送信を受信したかなどの情報を記憶し、
出力する「管理レポート機能」が設けられている。
【0003】このような機能により、送信側および受信
側の利用者は、送信中および受信中の相手先をそれぞれ
認識することができる。また、定期的に表示もしくは印
字出力される管理レポートにより、利用者は、何時、何
処からどのような情報が送られてきたか、または、何
時、何処にどのような情報を送ったかなど、ファクシミ
リの交信情報が得られ、利用状況を知ることができる。
さらに、一台のファクシミリを使用する多数の部門名や
利用者名(例えば、200個からなる)を登録してお
き、送信時に、利用者が、登録してある自分の名称や、
所属する部門名を入力することにより、管理レポート
で、誰が、または、どの部門が、どれだけファクシミリ
を送信に利用したかなどを把握することができる。
側の利用者は、送信中および受信中の相手先をそれぞれ
認識することができる。また、定期的に表示もしくは印
字出力される管理レポートにより、利用者は、何時、何
処からどのような情報が送られてきたか、または、何
時、何処にどのような情報を送ったかなど、ファクシミ
リの交信情報が得られ、利用状況を知ることができる。
さらに、一台のファクシミリを使用する多数の部門名や
利用者名(例えば、200個からなる)を登録してお
き、送信時に、利用者が、登録してある自分の名称や、
所属する部門名を入力することにより、管理レポート
で、誰が、または、どの部門が、どれだけファクシミリ
を送信に利用したかなどを把握することができる。
【0004】図4は、従来のファクシミリの送受信動作
を示すシーケンス図である。送信側(図中、TXと記
載)からの発呼に基づき、受信側(図中、RXと記載)
から、CED(CallED、着呼局識別信号、非電話
器に接続されたことを示す)、NSF(Non−sta
ndard Facilities、被呼側のマシン機
能を示す受信側からの応答で、RTIを含む)が応答さ
れる。この応答に基づき、送信側は、NSS(Non−
standard Facilities Set−u
p、送信側セットアップデータを、受信側に知らせる信
号で、TTI/送信側装置識別情報を含む)を送出し、
かつ、TCF(TrainingCheck Faci
lities、位相/トレーニングを確かめ、このデー
タ速度でチャネルが使用できることを示すために送出さ
れるディジタル命令)を送出する。このTCFに基づ
き、受信側からは、CFR(Confirmation
to Receive、TCFで示された手順による
交信が可能なことを示す)が送出され、このCFRの受
信後に、送信側から、メッセージ(画像情報)と、メッ
セージの送信の終了時に、EOP(End of Pr
ocedure、送信したメッセージの良否を問う)が
送出される。このEOPに対応して、受信側から、MC
F(Message Confirmation、メッ
セージを正常に受信したことを示す)が返され、送信側
は、このEOPの受信後に、DCN(Disconne
ct、回線の切断命令)に基づき回線の切断を行なう。
送信側、および、受信側のファクシミリは、それぞれ、
このような送受信に関する交信情報、例えば、交信に要
した時間や、交信先装置の識別情報(それぞれの装置に
予め登録された会社名や、回線番号など)、および、送
信か受信かの識別情報などを記憶しておく。そして、予
め設定された件数や期間毎に、管理レポートとして出力
する。
を示すシーケンス図である。送信側(図中、TXと記
載)からの発呼に基づき、受信側(図中、RXと記載)
から、CED(CallED、着呼局識別信号、非電話
器に接続されたことを示す)、NSF(Non−sta
ndard Facilities、被呼側のマシン機
能を示す受信側からの応答で、RTIを含む)が応答さ
れる。この応答に基づき、送信側は、NSS(Non−
standard Facilities Set−u
p、送信側セットアップデータを、受信側に知らせる信
号で、TTI/送信側装置識別情報を含む)を送出し、
かつ、TCF(TrainingCheck Faci
lities、位相/トレーニングを確かめ、このデー
タ速度でチャネルが使用できることを示すために送出さ
れるディジタル命令)を送出する。このTCFに基づ
き、受信側からは、CFR(Confirmation
to Receive、TCFで示された手順による
交信が可能なことを示す)が送出され、このCFRの受
信後に、送信側から、メッセージ(画像情報)と、メッ
セージの送信の終了時に、EOP(End of Pr
ocedure、送信したメッセージの良否を問う)が
送出される。このEOPに対応して、受信側から、MC
F(Message Confirmation、メッ
セージを正常に受信したことを示す)が返され、送信側
は、このEOPの受信後に、DCN(Disconne
ct、回線の切断命令)に基づき回線の切断を行なう。
送信側、および、受信側のファクシミリは、それぞれ、
このような送受信に関する交信情報、例えば、交信に要
した時間や、交信先装置の識別情報(それぞれの装置に
予め登録された会社名や、回線番号など)、および、送
信か受信かの識別情報などを記憶しておく。そして、予
め設定された件数や期間毎に、管理レポートとして出力
する。
【0005】しかし、従来の「TTI機能」および「R
TI機能」では、1件、もしくは、2件の登録のみが可
能である。そのために、交信の相手先の情報を詳細に知
ることはできなかった。また、受信側では、管理レポー
トを用いて、どの利用部門がどれだけの送信を行なった
かを把握することができても、誰宛(どの利用部門)
に、どれだけの情報を受信したかを、把握することがで
きなかった。
TI機能」では、1件、もしくは、2件の登録のみが可
能である。そのために、交信の相手先の情報を詳細に知
ることはできなかった。また、受信側では、管理レポー
トを用いて、どの利用部門がどれだけの送信を行なった
かを把握することができても、誰宛(どの利用部門)
に、どれだけの情報を受信したかを、把握することがで
きなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、詳細な交信情報のやり取りが行
なわれておらず、詳細な利用状況を知ることができない
点である。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解
決し、送信側や受信側の利用者名など、詳細な交信情報
を示す管理レポートの作成を可能とし、装置の利用状況
を、詳細に把握することを可能とするファクシミリの交
信情報管理制御方法を提供することである。
点は、従来の技術では、詳細な交信情報のやり取りが行
なわれておらず、詳細な利用状況を知ることができない
点である。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解
決し、送信側や受信側の利用者名など、詳細な交信情報
を示す管理レポートの作成を可能とし、装置の利用状況
を、詳細に把握することを可能とするファクシミリの交
信情報管理制御方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のファクシミリの交信情報管理制御方法は、
(1)スキャナで読み取った画像情報を、回線を介して
送受信すると共に、画像情報の送受信処理に先立つ回線
の接続制御時に、予め入力部を介して登録された自装置
の識別に用いる識別情報を、それぞれ、相手側装置に送
出し、この送出されてきた相手側装置の識別子を、少な
くとも交信時間を含む交信情報と共に、管理レポート情
報登録部に登録し、予め任意に定めた契機で、この管理
レポート情報登録部に登録した交信情報を管理レポート
として出力するファクシミリの交信情報管理制御方法に
おいて、送信時での回線の接続制御に先立ち、送信側の
操作者が、入力部を介して入力した宛名情報を記憶する
記憶部を具備し、回線の接続制御時に、受信側からの応
答に基づき、記憶部に記憶した宛名情報を、識別情報と
共に送出し、送信側および受信側で、宛名情報を、交信
情報と共に、それぞれに具備した管理レポート情報登録
部に登録することを特徴とする。また、(2)上記
(1)に記載のファクシミリの交信情報管理制御方法に
おいて、送信側の操作者が、記憶部に記憶させる宛名情
報は、受信側の装置に予め登録されたこの受信側装置を
利用するそれぞれの部門を識別する部門コードとするこ
とを特徴とする。また、(3)上記(1)もしくは
(2)のいずれかに記載のファクシミリの交信情報管理
制御方法において、送信側の操作者が、入力部を介して
入力したこの操作者の識別に用いる送信者識別情報、す
なわち、操作者名や操作者の所属部門名などを、宛名情
報と共に記憶部に記憶し、送信側および受信側で、宛名
情報および送信者識別情報を、交信情報と共に、それぞ
れに具備した管理レポート情報登録部に登録することを
特徴とする。
め、本発明のファクシミリの交信情報管理制御方法は、
(1)スキャナで読み取った画像情報を、回線を介して
送受信すると共に、画像情報の送受信処理に先立つ回線
の接続制御時に、予め入力部を介して登録された自装置
の識別に用いる識別情報を、それぞれ、相手側装置に送
出し、この送出されてきた相手側装置の識別子を、少な
くとも交信時間を含む交信情報と共に、管理レポート情
報登録部に登録し、予め任意に定めた契機で、この管理
レポート情報登録部に登録した交信情報を管理レポート
として出力するファクシミリの交信情報管理制御方法に
おいて、送信時での回線の接続制御に先立ち、送信側の
操作者が、入力部を介して入力した宛名情報を記憶する
記憶部を具備し、回線の接続制御時に、受信側からの応
答に基づき、記憶部に記憶した宛名情報を、識別情報と
共に送出し、送信側および受信側で、宛名情報を、交信
情報と共に、それぞれに具備した管理レポート情報登録
部に登録することを特徴とする。また、(2)上記
(1)に記載のファクシミリの交信情報管理制御方法に
おいて、送信側の操作者が、記憶部に記憶させる宛名情
報は、受信側の装置に予め登録されたこの受信側装置を
利用するそれぞれの部門を識別する部門コードとするこ
とを特徴とする。また、(3)上記(1)もしくは
(2)のいずれかに記載のファクシミリの交信情報管理
制御方法において、送信側の操作者が、入力部を介して
入力したこの操作者の識別に用いる送信者識別情報、す
なわち、操作者名や操作者の所属部門名などを、宛名情
報と共に記憶部に記憶し、送信側および受信側で、宛名
情報および送信者識別情報を、交信情報と共に、それぞ
れに具備した管理レポート情報登録部に登録することを
特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、送信側装置から受信側装置
に送出する交信情報には、予め設定された送信側装置の
識別情報だけではなく、送信側装置の操作者が、送信操
作時に入力した自分の名前や所属部門名称、および、送
信先の個人名や所属部門名など、詳細な情報が含まれて
いる。このことにより、詳細な管理レポートの作成が可
能となり、例えば、誰が、誰宛に交信したかなど、より
決めの細かな利用状況の把握が可能となる。
に送出する交信情報には、予め設定された送信側装置の
識別情報だけではなく、送信側装置の操作者が、送信操
作時に入力した自分の名前や所属部門名称、および、送
信先の個人名や所属部門名など、詳細な情報が含まれて
いる。このことにより、詳細な管理レポートの作成が可
能となり、例えば、誰が、誰宛に交信したかなど、より
決めの細かな利用状況の把握が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明に係わるファクシミリの交信
情報管理制御方法の処理動作の一実施例を示すフローチ
ャートであり、図2は、その実施に用いるファクシミリ
の本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック図であ
る。図2において、1および11〜14は本発明の交信
情報管理制御を行なうファクシミリであり、それぞれ、
回線10を介して接続される。そして、ファクシミリ
1、11〜14は、ファクシミリ1に示すように、送信
の対象となる原稿から画像情報を入力するスキャナ部2
と、操作者が、送信先の回線番号などの入力に用いるキ
ー入力部3と、送信時および受信時の通信状況を表示出
力する表示部4と、受信した画像情報を印字出力するプ
ロッタ部5と、回線10を介しての画像情報の送受信制
御を行なう網制御部6と、これら各部の動作を制御し
て、ファクシミリ全体の動作制御を行なう主制御部7
と、回線10を介して、ファクシミリ1とファクシミリ
11〜14との間でやり取りされた本発明に係わる詳細
な情報を含むそれぞれの交信情報を登録する管理レポー
ト情報登録部8と、本発明に係わり、ファクシミリ1の
操作者が、送信時に入力した詳細な送信先情報や操作者
氏名などを記憶する記憶部9とにより構成されている。
説明する。図1は、本発明に係わるファクシミリの交信
情報管理制御方法の処理動作の一実施例を示すフローチ
ャートであり、図2は、その実施に用いるファクシミリ
の本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック図であ
る。図2において、1および11〜14は本発明の交信
情報管理制御を行なうファクシミリであり、それぞれ、
回線10を介して接続される。そして、ファクシミリ
1、11〜14は、ファクシミリ1に示すように、送信
の対象となる原稿から画像情報を入力するスキャナ部2
と、操作者が、送信先の回線番号などの入力に用いるキ
ー入力部3と、送信時および受信時の通信状況を表示出
力する表示部4と、受信した画像情報を印字出力するプ
ロッタ部5と、回線10を介しての画像情報の送受信制
御を行なう網制御部6と、これら各部の動作を制御し
て、ファクシミリ全体の動作制御を行なう主制御部7
と、回線10を介して、ファクシミリ1とファクシミリ
11〜14との間でやり取りされた本発明に係わる詳細
な情報を含むそれぞれの交信情報を登録する管理レポー
ト情報登録部8と、本発明に係わり、ファクシミリ1の
操作者が、送信時に入力した詳細な送信先情報や操作者
氏名などを記憶する記憶部9とにより構成されている。
【0010】このように、本実施例のファクシミリ1
は、従来のファクシミリに対し、記憶部9を設けてい
る。そして、送信時に、操作者が、キー入力部3を介し
て入力した受信側の利用者名や所属部門名などの宛名情
報、および、操作者自身の名前や所属部門名などの送信
者識別情報を、この記憶部9に記憶する。このようにし
て記憶した宛名情報や送信者識別情報を、送信処理時で
のNSSを送出する時に、TTI(送信側装置識別情
報)と共に送出する。このように送出される宛名情報や
送信者識別情報は、従来の交信情報と共に、管理レポー
ト情報登録部8に登録される。尚、ファクシミリ1が受
信状態の場合にも、相手側からの宛名情報や送信者識別
情報を含む詳細な交信情報が、管理レポート情報登録部
8に登録される。そして、例えば、予め定められた件数
分が登録された時点で、プロッタ部5を介して印字出力
され、ファクシミリ1の利用者は、詳細な交信情報を得
ることができ、ファクシミリ1の利用状況を、より詳細
に把握することができる。
は、従来のファクシミリに対し、記憶部9を設けてい
る。そして、送信時に、操作者が、キー入力部3を介し
て入力した受信側の利用者名や所属部門名などの宛名情
報、および、操作者自身の名前や所属部門名などの送信
者識別情報を、この記憶部9に記憶する。このようにし
て記憶した宛名情報や送信者識別情報を、送信処理時で
のNSSを送出する時に、TTI(送信側装置識別情
報)と共に送出する。このように送出される宛名情報や
送信者識別情報は、従来の交信情報と共に、管理レポー
ト情報登録部8に登録される。尚、ファクシミリ1が受
信状態の場合にも、相手側からの宛名情報や送信者識別
情報を含む詳細な交信情報が、管理レポート情報登録部
8に登録される。そして、例えば、予め定められた件数
分が登録された時点で、プロッタ部5を介して印字出力
され、ファクシミリ1の利用者は、詳細な交信情報を得
ることができ、ファクシミリ1の利用状況を、より詳細
に把握することができる。
【0011】次に、図1のフローチャートを用いてファ
クシミリ1の動作を説明する。図2のスキャナ部2に原
稿がセットされ(ステップ101)、図2のキー入力部
3を介して、相手先の回線番号が入力された後に(ステ
ップ102)、相手先の利用者名や所属部門名などの宛
名情報、および、操作者自身の名前や所属部門名などの
送信者識別情報が入力されると(ステップ103)、図
2の主制御部7は、この宛名情報や送信者識別情報を、
図2の記憶部9に一時登録する(ステップ104)。
尚、原稿セットや、相手先入力といった通常の送信手順
終了後に、宛名情報や送信者識別情報の入力を促すガイ
ダンスを、表示部4に表示して、操作者に、宛名情報や
送信者識別情報の入力を勧める。図2のキー入力部2を
介して、送信開始が入力されれば(ステップ105)、
ステップ102で入力された相手先番号への発呼を行な
い(ステップ106)、相手からの応答(CED、およ
び、RTIを含むNSF)を待つ(ステップ107)。
受信側からの応答を受け、それに基づき、送信モード、
および、送信側セットアップデータを知らせるNSSを
決定し(ステップ108)、決定したNSSをTTIと
共に送出する(ステップ109)。ここで、ステップ1
04で宛名情報や送信者識別情報が入力されたか否か
を、図2の記憶部9の内容を見ることにより、宛名情報
や送信者識別情報を送出するか否かの判断を行なう(ス
テップ110)。送出する場合には、通常のTTIと共
に、セーブ(記憶)されている宛名情報や送信者識別情
報を送出し(ステップ111)、送出しない場合には、
通常のTTIのみを送出する(ステップ112)。その
後に、TCF(位相確認)を送出して(ステップ11
3)、受信側からのCFR(同期確認)を待つ(ステッ
プ114)。CFRを受信すれば、メッセージ(画像情
報)を送出し(ステップ115)、EOPを送出して送
信したメッセージの良否を問う(ステップ116)。受
信側からのMCF(正常受信応答)を受信したならば
(ステップ117)、回線の切断処理を行なう(ステッ
プ118)。そして、この送信に関する交信情報を、図
2の管理レポート情報記憶部8に登録して(ステップ1
19)、処理を終了する。
クシミリ1の動作を説明する。図2のスキャナ部2に原
稿がセットされ(ステップ101)、図2のキー入力部
3を介して、相手先の回線番号が入力された後に(ステ
ップ102)、相手先の利用者名や所属部門名などの宛
名情報、および、操作者自身の名前や所属部門名などの
送信者識別情報が入力されると(ステップ103)、図
2の主制御部7は、この宛名情報や送信者識別情報を、
図2の記憶部9に一時登録する(ステップ104)。
尚、原稿セットや、相手先入力といった通常の送信手順
終了後に、宛名情報や送信者識別情報の入力を促すガイ
ダンスを、表示部4に表示して、操作者に、宛名情報や
送信者識別情報の入力を勧める。図2のキー入力部2を
介して、送信開始が入力されれば(ステップ105)、
ステップ102で入力された相手先番号への発呼を行な
い(ステップ106)、相手からの応答(CED、およ
び、RTIを含むNSF)を待つ(ステップ107)。
受信側からの応答を受け、それに基づき、送信モード、
および、送信側セットアップデータを知らせるNSSを
決定し(ステップ108)、決定したNSSをTTIと
共に送出する(ステップ109)。ここで、ステップ1
04で宛名情報や送信者識別情報が入力されたか否か
を、図2の記憶部9の内容を見ることにより、宛名情報
や送信者識別情報を送出するか否かの判断を行なう(ス
テップ110)。送出する場合には、通常のTTIと共
に、セーブ(記憶)されている宛名情報や送信者識別情
報を送出し(ステップ111)、送出しない場合には、
通常のTTIのみを送出する(ステップ112)。その
後に、TCF(位相確認)を送出して(ステップ11
3)、受信側からのCFR(同期確認)を待つ(ステッ
プ114)。CFRを受信すれば、メッセージ(画像情
報)を送出し(ステップ115)、EOPを送出して送
信したメッセージの良否を問う(ステップ116)。受
信側からのMCF(正常受信応答)を受信したならば
(ステップ117)、回線の切断処理を行なう(ステッ
プ118)。そして、この送信に関する交信情報を、図
2の管理レポート情報記憶部8に登録して(ステップ1
19)、処理を終了する。
【0012】このように、操作者が、送信時に入力した
送信先人物の名前や所属部門、および、送信者の名前や
所属部門などの詳細な交信情報をやり取りし、かつ、管
理レポートに載せることができ、ファクシミリの詳細な
利用状況を、容易に把握することが可能となる。尚、予
め、多数の利用部門別のコード名称を登録することので
きるファクシミリを用いた場合には、NSS(TTI)
のフォーマットに、部門コードであることを示すビッ
ト、または、ID(Identifier、識別子)を
設け、受信側で、受信した宛名情報が、通常のキャラク
タか部門別コードかを判断できるようにして、受信側
は、この部門コードを解析して、自機に予め登録してあ
る部門コードに対応する名称を、管理レポート、その他
に記録するようにすることも可能である。
送信先人物の名前や所属部門、および、送信者の名前や
所属部門などの詳細な交信情報をやり取りし、かつ、管
理レポートに載せることができ、ファクシミリの詳細な
利用状況を、容易に把握することが可能となる。尚、予
め、多数の利用部門別のコード名称を登録することので
きるファクシミリを用いた場合には、NSS(TTI)
のフォーマットに、部門コードであることを示すビッ
ト、または、ID(Identifier、識別子)を
設け、受信側で、受信した宛名情報が、通常のキャラク
タか部門別コードかを判断できるようにして、受信側
は、この部門コードを解析して、自機に予め登録してあ
る部門コードに対応する名称を、管理レポート、その他
に記録するようにすることも可能である。
【0013】図3は、図2におけるファクシミリが出力
する管理レポートの本発明に係わる一実施例を示す説明
図である。本実施例の管理レポート15は、この管理レ
ポート15を出力した日付16と、出力したファクシミ
リの識別情報17と、それぞれの交信が行なわれた日付
け18と、交信の開始時間19と、そして、従来の交信
情報である交信の相手先20と本発明による交信情報で
ある相手先宛名21および操作者名22と、さらに、G
2やG3など交信に用いた通信モード23と、交信に要
した所要時間24と、交信した原稿のページ数25と、
交信が正常に行なわれたか否かを示す交信結果26の欄
が設けられている。尚、通信モード23では、該当する
交信が、このファクシミリからの送信であれば「T」
が、また、受信であれば「R」が付与されている。従来
は、相手先宛名21および操作者名22を除いた交信情
報のみが記載されていたが、本実施例の管理レポート1
5では、相手先宛名21および操作者名22が記載され
ており、利用者は、この管理レポート15により、詳細
な交信情報を得ることができ、誰が、誰に、どのように
してこのファクシミリを利用したのかを、容易に知るこ
とができる。
する管理レポートの本発明に係わる一実施例を示す説明
図である。本実施例の管理レポート15は、この管理レ
ポート15を出力した日付16と、出力したファクシミ
リの識別情報17と、それぞれの交信が行なわれた日付
け18と、交信の開始時間19と、そして、従来の交信
情報である交信の相手先20と本発明による交信情報で
ある相手先宛名21および操作者名22と、さらに、G
2やG3など交信に用いた通信モード23と、交信に要
した所要時間24と、交信した原稿のページ数25と、
交信が正常に行なわれたか否かを示す交信結果26の欄
が設けられている。尚、通信モード23では、該当する
交信が、このファクシミリからの送信であれば「T」
が、また、受信であれば「R」が付与されている。従来
は、相手先宛名21および操作者名22を除いた交信情
報のみが記載されていたが、本実施例の管理レポート1
5では、相手先宛名21および操作者名22が記載され
ており、利用者は、この管理レポート15により、詳細
な交信情報を得ることができ、誰が、誰に、どのように
してこのファクシミリを利用したのかを、容易に知るこ
とができる。
【0014】以上、図1〜図3を用いて説明したよう
に、本実施例のファクシミリでは、送信側で任意に入力
した受信側の利用者名や利用部門名などの詳細な宛名情
報が、受信側に送られてくるので、受信側では、その文
書が、誰宛のものであったかを、管理レポートから、容
易に判別することができる。そして、例えば、部門毎に
集計することにより、ファクシミリの利用状況を把握す
ることができる。また、送信した人の名前や、所属する
部門の名称の送信も可能であり、送信側、および、受信
側の管理レポートを見れば、その文書が、誰から誰に送
られてた文書なのかを容易に判別することができる。
尚、本発明は、図1〜図3を用いて説明した実施例に限
定されるものではなく、送信時に、操作者が入力した交
信情報を一時記憶する記憶部と、回線接続制御時に、こ
の記憶部に記憶した交信情報を、従来のTTIと共に送
出する制御を行なうものであれば良い。
に、本実施例のファクシミリでは、送信側で任意に入力
した受信側の利用者名や利用部門名などの詳細な宛名情
報が、受信側に送られてくるので、受信側では、その文
書が、誰宛のものであったかを、管理レポートから、容
易に判別することができる。そして、例えば、部門毎に
集計することにより、ファクシミリの利用状況を把握す
ることができる。また、送信した人の名前や、所属する
部門の名称の送信も可能であり、送信側、および、受信
側の管理レポートを見れば、その文書が、誰から誰に送
られてた文書なのかを容易に判別することができる。
尚、本発明は、図1〜図3を用いて説明した実施例に限
定されるものではなく、送信時に、操作者が入力した交
信情報を一時記憶する記憶部と、回線接続制御時に、こ
の記憶部に記憶した交信情報を、従来のTTIと共に送
出する制御を行なうものであれば良い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、送信側の操作者名や、
受信側の宛名など、詳細な交信情報のやり取りを行な
い、詳細な交信情報を示す管理レポートの作成が可能と
なり、利用者は、ファクシミリの詳細な利用状況を容易
に把握することができる。
受信側の宛名など、詳細な交信情報のやり取りを行な
い、詳細な交信情報を示す管理レポートの作成が可能と
なり、利用者は、ファクシミリの詳細な利用状況を容易
に把握することができる。
【0016】
【図1】本発明に係わるファクシミリの交信情報管理制
御方法の処理動作の一実施例を示すフローチャートであ
る。
御方法の処理動作の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明のファクシミリの交信情報管理制御方法
の実施に用いるファクシミリの本発明に係わる構成の一
実施例を示すブロック図である。
の実施に用いるファクシミリの本発明に係わる構成の一
実施例を示すブロック図である。
【図3】図2におけるファクシミリが出力する管理レポ
ートの本発明に係わる一実施例を示す説明図である。
ートの本発明に係わる一実施例を示す説明図である。
【図4】従来のファクシミリの送受信動作を示すシーケ
ンス図である。
ンス図である。
1 ファクシミリ 2 スキャナ部 3 キー入力部 4 表示部 5 プロッタ部 6 網制御部 7 主制御部 8 管理レポート情報登録部 9 記憶部 10 回線 11〜14 ファクシミリ 15 管理レポート 16 出力した日付 17 識別情報 18 交信が行なわれた日付け 19 交信の開始時間 20 交信の相手先 21 相手先宛名 22 操作者名 23 通信モード 24 所要時間 25 ページ数 26 交信結果
Claims (3)
- 【請求項1】 スキャナで読み取った画像情報を、回線
を介して送受信すると共に、上記画像情報の送受信処理
に先立つ回線の接続制御時に、予め入力手段を介して登
録された自装置の識別に用いる識別情報を、それぞれ、
相手側装置に送出し、該送出されてきた相手側装置の識
別子を、少なくとも交信時間を含む交信情報と共に、管
理レポート情報登録手段に登録し、予め任意に定めた契
機で、該管理レポート情報登録手段に登録した交信情報
を管理レポートとして出力するファクシミリの交信情報
管理制御方法において、送信時での上記回線の接続制御
に先立ち、送信側の操作者が、上記入力手段を介して入
力した宛名情報を記憶する記憶手段を具備し、上記回線
の接続制御時に、受信側からの応答に基づき、上記記憶
手段に記憶した宛名情報を、上記識別情報と共に送出
し、上記送信側および受信側で、上記宛名情報を、上記
交信情報と共に、それぞれに具備した上記管理レポート
情報登録手段に登録することを特徴とするファクシミリ
の交信情報管理制御方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のファクシミリの交信情
報管理制御方法において、上記送信側の操作者が、上記
記憶手段に記憶させる宛名情報は、上記受信側の装置に
予め登録された該受信側装置を利用するそれぞれの部門
を識別する部門コードとすることを特徴とするファクシ
ミリの交信情報管理制御方法。 - 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2のいずれかに
記載のファクシミリの交信情報管理制御方法において、
上記送信側の操作者が、上記入力手段を介して入力した
該操作者の識別に用いる送信者識別情報を、上記宛名情
報と共に、上記記憶手段に記憶し、上記送信側および受
信側で、上記宛名情報および上記送信者識別情報を、上
記交信情報と共に、それぞれに具備した上記管理レポー
ト情報登録手段に登録することを特徴とするファクシミ
リの交信情報管理制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3298906A JPH05136975A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | フアクシミリの交信情報管理制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3298906A JPH05136975A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | フアクシミリの交信情報管理制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05136975A true JPH05136975A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17865699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3298906A Pending JPH05136975A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | フアクシミリの交信情報管理制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05136975A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09186813A (ja) * | 1997-01-08 | 1997-07-15 | Hitachi Ltd | 通信管理レポート |
JP2010074647A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Mitsubishi Electric Information Systems Corp | Faxシステムおよびプログラム |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP3298906A patent/JPH05136975A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09186813A (ja) * | 1997-01-08 | 1997-07-15 | Hitachi Ltd | 通信管理レポート |
JP2010074647A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Mitsubishi Electric Information Systems Corp | Faxシステムおよびプログラム |
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