JPH05136933A - フアクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 留守電と原稿蓄積機能を有するファクシミリ
装置において、受信音声，画像データの再生を簡単に検
索し、再生できるようにする。 【構成】 メッセージ管理部３はデータが登録された領
域の登録要求を受けるとメッセージ情報部１０に通知さ
れた音声と画像のデータ領域を対にして登録する。ま
た、制御部１からの音声データ検索要求を受けると、メ
ッセージ登録部４を検索し、音声データとそれと対にな
る画像データが登録されている領域を通知する。また、
制御部１から音声データ削除要求を受けると、メッセー
ジ登録部４を検索し指定された音声データとそれと対に
なる画像データの削除を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置の受
信機能に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のファクシミリ受信機で
は、受信した音声データと画像データは別々に管理さ
れ、音声データの再生と画像データの記録紙への記録は
別々に行われていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファク
シミリ受信機は、音声データと画像データが別々に管理
され、音声データの再生と画像データの記録紙への記録
が別々に行われるため、受信した画像データを全て記録
して、その中から音声に対応した画像データを探さなけ
ればならないという欠点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係るファクシミ
リ装置は、相手ファクシミリ送信機から送られてきた音
声データと画像データとを管理する情報および、この音
声データと画像データを登録した領域がどこかという情
報を対にしてメッセージ登録部に登録し、メッセージ管
理部により、このメッセージ登録部へのデータの登録、
検索および削除を行い、そして、検索により取り出した
音声データとそれと対になった画像データを順に再生可
能にするものである。

【０００５】

【作用】本発明は受信した音声データとその画像データ
の検索、削除および再生を簡単に行うことができる。

【０００６】

【実施例】図１は本発明に係るファクシミリ装置の一実
施例を示すブロック図である。同図において、１はファ
クシミリ全体を制御する制御部、２はオペレータの操作
を認識する操作部、３は下記のメッセージ登録部へのデ
ータの登録、検索、削除を行うメッセージ管理部、４は
相手ファクシミリ送信機から送られてきた音声データと
画像データが対になって登録されるメッセージ登録部、
５は相手ファクシミリ送信機と通信を行う通信部、６は
相手ファクシミリ送信機に音声応答を行い、相手ファク
シミリ送信機からの音声データの受信を行う留守番電話
部である。

【０００７】７は相手ファクシミリ送信機とのファクシ
ミリ通信を制御するファクシミリ通信部、８は留守番電
話部６で受信した音声データを登録する音声データ登録
部、９はファクシミリ通信部７で受信した画像データを
登録する画像データ登録部、１０は音声データと画像デ
ータを管理する情報および音声データと画像データを登
録した領域がどこかという情報を対にして登録するメッ
セージ情報部、１１は受信した音声データを再生する音
声再生部、１２は画像データを記録する記録部である。

【０００８】なお、前記通信部５は前記留守番電話部６
および前記ファクシミリ通信部７から構成される。ま
た、前記メッセージ管理部４は前記音声データ登録部
８、前記画像データ登録部９、前記メッセージ情報部１
０から構成し、この音声データ登録部８は図２に示すよ
うに音声データを登録しておく領域である音声データ登
録領域Ｖ１、Ｖ２、Ｖ３、〜ＶＮを備え、この画像デー
タ登録部９は図２に示すように、画像データ登録領域Ｐ
１、Ｐ２、Ｐ３、〜ＰＮを備えている。

【０００９】また、このメッセージ情報部１０は図２に
示すように、受信した音声データが登録されている音声
データ登録領域Ｖ１〜ＶＮと受信した画像データが登録
されている画像データ登録領域Ｐ１〜ＰＮとを対にして
登録するメッセージ情報登録領域Ｍ１〜ＭＮを備えてい
る。

【００１０】また、前記メッセージ情報部１０のメッセ
ージ情報登録領域Ｍ１〜ＭＮには、図３に示すようにメ
ッセージ情報登録領域Ｍ１〜ＭＮを識別する管理番号、
例えば音声データと画像データを受信した受信日時、発
信者を表す情報で、例えば送信端末識別信号ＴＳＩで受
信した情報である送信者名、音声データ登録領域、音声
データ領域と対になる画像データが登録する画像データ
登録領域を有する。

【００１１】次に、上記構成によるファクシミリ装置の
動作について、図２および図３を参照して説明する。 （Ａ）メッセージ登録部へのデータの登録 通信部５は相手ファクシミリ送信機からの呼出音を検出
し、着信する。着信すると、通信部５はメッセージ管理
部３に音声データ登録部８の音声データ登録領域と画像
データ登録部９の画像データ登録領域の確保を要求す
る。そこでメッセージ管理部３は音声データ登録部８の
音声データ登録領域と画像データ登録部９の画像データ
登録領域を確保し、通信部５に通知する。例えば、音声
データ登録領域Ｖ１と画像データ登録領域Ｐ１が空いて
いたらそれを通知する。

【００１２】通信部５はメッセージ管理部３から登録領
域の通知を受けると、留守番電話部６で音声応答を行
い、音声応答後、音声データを受信し、受信した音声デ
ータを通知された音声データ登録領域に登録する。例え
ば、受信した音声データを音声「１」とすると音声
「１」を音声データ登録領域Ｖ１に登録する。さらに、
音声データ受信後、ファクシミリ通信部７で画像データ
の受信を行い、受信した画像データを通知された画像デ
ータ登録領域に登録する。例えば、受信した画像データ
を画像「１」とすると画像「１」を画像データ登録領域
Ｐ１に登録する。

【００１３】通信が終了すると、通信部５は、受信日
時、発信者名、音声データ登録領域Ｖ１と画像データ登
録領域Ｐ１にデータを登録したことをメッセージ管理部
３に通知する。メッセージ管理部３は、通信部５から通
知された受信日時、音声データ登録領域と画像データ登
録領域に管理番号を付加してメッセージ情報部１０に登
録する。例えば、メッセージ情報登録領域Ｍ１に管理番
号、受信日時、発信者名、音声データ登録領域Ｖ１、画
像データ登録領域Ｐ１を登録する。

【００１４】同様にして、メッセージ管理部３は、音声
データと画像データを受信するたびに、メッセージ登録
部４に登録する。例えば、音声「２」と画像「２」を受
信すると、管理番号、受信日時、発信者名、音声「２」
と画像「２」を登録した音声データ登録領域Ｖ２と画像
データ登録領域Ｐ２をメッセージ情報部１０のメッセー
ジ情報登録領域Ｍ２に、つぎに、音声「３」と画像
「３」を受信すると、管理番号、受信日時、発信者名、
音声「３」と画像「３」を登録した音声データ登録領域
Ｖ３と画像データ登録領域Ｐ３をメッセージ情報部１０
のメッセージ情報登録領域Ｍ３に登録する。

【００１５】（Ｂ）メッセージ登録部のデータの検索 オペレータが操作部２で音声データの再生を指定する
と、制御部１はメッセージ管理部３に現在登録されてい
る音声データに関する情報の一覧の通知を要求する。メ
ッセージ管理部３はメッセージ情報部１０に現在登録さ
れている音声データに関する情報を制御部１に通知す
る。通知する情報は、例えば、メッセージ情報登録領域
Ｍ１〜Ｍ３に登録されている管理番号、受信日時、発信
者名である。制御部１は登録されている音声データに関
する情報を受けると、操作部２に表示する。

【００１６】オペレータが操作部２で再生したい音声デ
ータを選択すると、制御部１は、選択された音声データ
を示すキーを指定して、キーと対応する音声データ登録
領域と画像データ登録領域の通知をメッセージ管理部３
に指示する。ここで音声データを示すキーとは、例え
ば、管理番号や受信日時、発信者名をいう。メッセージ
管理部３はキーをもとにメッセージ情報部１０を検索
し、要求された音声データが格納されている音声データ
登録領域とそれと対になっている画像データ登録領域を
制御部１に通知する。例えば、再生する音声データのキ
ーとして管理番号「１」が指定されたとすると音声デー
タ登録領域Ｖ１とそれと対になっている画像データ登録
領域Ｐ１を制御部１に通知する。

【００１７】制御部１はメッセージ管理部３から通知さ
れた音声データ登録領域Ｖ１を音声再生部１０に通知
し、音声データの再生を要求する。音声再生部１０は通
知された音声データ登録領域Ｖ１に登録されているデー
タを読み出し、音声「１」を再生する。再生が終了する
と再生が終了したことを制御部１に通知する。制御部１
はメッセージ管理部から通知されたメッセージ情報登録
領域Ｍ１を記録部１２に通知し、画像データ「１」の記
録を要求する。記録部１２は通知された画像データ登録
領域に登録している画像データを読み出し、記録紙に記
録する。記録が終了すると記録が終了したことを制御部
１に通知する。

【００１８】（Ｃ）メッセージ登録部のデータの削除 オペレータが操作部２で音声データの削除を指定する
と、音声データの再生の手続きと同様にして、音声デー
タに関する情報が操作部２に表される。オペレータが操
作部２で削除したい音声データを選択すると、制御部１
は、選択された音声データを示すキーを指定して、それ
に対応した音声データ登録領域と画像データ登録領域、
メッセージ格納領域のデータの削除をメッセージ管理部
３に指示する。

【００１９】メッセージ登録部３はメッセージ情報部１
０をキーをもとに検索し、それに対応した音声データ登
録領域と画像データ登録領域に登録されているデータを
削除し、この情報を管理しているメッセージ情報登録領
域のデータを削除する。例えば、再生する音声データの
キーとして管理番号「１」が指定されたとすると音声デ
ータ登録領域Ｖ１と画像データ登録領域Ｐ１に登録され
ているデータを削除し、メッセージ情報登録領域Ｍ１を
削除する。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、相手ファ
クシミリ送信機との１回の通信の中で送られてきた音声
データと画像データを対にして管理し、送られてきた音
声データを再生したとき、それと対になる画像データを
記録紙に記録できる。したがって、受信した全ての画像
データを記録して、その中から再生した音声データに対
応する画像データを探す必要がなくなり、音声データを
再生するとそれに対応する画像データをすぐに手にする
ことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
すブロック図である。

【図２】図１のメッセージ登録部の詳細な構成を示すブ
ロック図である。

【図３】図２のメッセージ情報登録領域の１データ構造
例を示す図である。

【符号の説明】

１ 制御部 ２ 操作部 ３ メッセージ管理部 ４ メッセージ登録部 ５ 通信部 ６ 留守番電話部 ７ ファクシミリ通信部 ８ 音声データ登録部 ９ 画像データ登録部 １０ メッセージ情報部 １１ 音声再生部 １２ 記録部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 留守番電話機能と受信原稿を蓄積する機
   能を有するファクシミリ装置に、相手ファクシミリ送信
   機から送られてきた音声データと画像データを対にして
   登録しておくメッセージ登録部と、メッセージ登録部へ
   のデータの登録、検索、削除を行うメッセージ管理部
   と、メッセージ管理部に要求して取り出した音声データ
   とそれと対になった画像データを順に再生、記録する機
   能を有する制御部とを付加して構成したことを特徴とす
   るファクシミリ装置。