JPH0513608Y2 - - Google Patents

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JPH0513608Y2
JPH0513608Y2 JP1986063216U JP6321686U JPH0513608Y2 JP H0513608 Y2 JPH0513608 Y2 JP H0513608Y2 JP 1986063216 U JP1986063216 U JP 1986063216U JP 6321686 U JP6321686 U JP 6321686U JP H0513608 Y2 JPH0513608 Y2 JP H0513608Y2
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duct
air
seat
air outlet
air conditioner
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の空気調和装置に関する。
(従来技術およびその問題点) 自動車の空気調和装置のなかには、実開昭60−
53613号公報に見られるように、空調エアをシー
トバツクの背面から後席に向けて吹き出すように
したものが知られている。すなわち、前席にむけ
るシートバツクの背面に後席専用の吹出口を設け
たものである。
このように後席専用の吹出口をシートバツクに
設けたものでは、空調調和装置本体からの空調エ
アを案内する第1のダクトとシートバツク内に設
けられた第2のダクトとを連結する連結部に対
し、前席のスライド及びそのシートバツクの傾倒
動(いわゆるリクライニング)に対する配慮が必
要とされる。
このため従来のものにあつては、前記第1ダク
トを床面に敷設すると共に、この第1のダクトと
前記第2のダクトとを、例えば蛇腹管のように伸
縮性と可撓性とを備えた連結管によつて連結する
こととされていた(前記実開昭60−53613号公報
参照)。
ところで、近時、シートバツクは、座部とほぼ
面一な状態となるまで傾倒動(いわゆるフルリク
ライニング)することができるようになつている
ため、このフルリクライニングに対する新たな配
慮が必要となる。すなわち、前席をフルリクライ
ニングさせた状態では、そのシートバツクの背面
に開口する吹出口が床面と対面した状態にあり、
このため従来のものでは前記吹出口から吹き出す
空調エアによつて床面のほこりが車室内にまき散
らされるという問題を生じ、実際上使用すること
はできないという問題を有していた。
そこで、本考案の目的は、前席のリクライニン
グ状態に係わらず後席専用の吹出口から空調エア
を吹き出すことができるようにした自動車の空気
調和装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 上記目的を達成するため、本考案にあつては次
のような構成としてある。すなわち、 リクライニング可能とされたシートバツク背面
に吹き出し口が形成され、該吹き出し口から後席
に向けて空調エアを吹き出すようにされた自動車
の空気調和装置において、 キヤブサイド内に設けられ、空気調和装置本体
からの空調エアを案内する第1のダクトと、 前記キヤブサイドに形成され、後席に臨むよう
に開口された引き出し口と、 前記第1のダクト内に収容可能とされると共
に、前記引き出し口を通して車室内に引き出し可
能とされ、かつ前記吹き出し口が連なる前記シー
トバツク内の第2のダクトに対して着脱自在とさ
れた連結ダクトと、 を備え、 前記連結ダクトは、前記引き出し口を通して引
き出された状態で前記第1のダクトと第2のダク
トとを接続して前記シートバツク背面に設けた吹
き出し口から後席に向けて空調エアを吹き出させ
る第1吹き出し状態と、該第1のダクト内に収容
されて前記引き出し口を吹き出し口として後席へ
空調エアを吹き出させる第2吹き出し状態とを選
択的にとり得るようにされている、 ような構成としてある。
このような構成とすることにより、シートバツ
クが起立位置にあるときは、連結ダクトにより第
1のダクトと第2のダクトとを接続して、シート
バツク背面に設けた吹き出し口より、後席に設け
た空調エアが吹き出される。
シートバツクが大きくリクライニングされて、
シートバツク背面の吹き出し口が下方を向いてし
まうようなときは、連結ダクトを第1のダクト内
に収容させて、キヤブサイドに形成された引き出
し口、つまり収容された連結ダクトの先端部分を
吹き出し口として、空調エアが後席へ吹き出され
る。
(実施例) 以下、本考案の好ましい一実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1図において、1は自動車の車室、2はいわ
ゆるベンチ形とされ、またフルリクライニング可
能とされた前席、3は後席、4はキヤブサイドで
ある。
前記キヤブサイド4内には、車体後部に配した
コンデンサ、ブロアー(共に図示を略す)からの
冷気を案内する第1のダクト5が配設され、この
第1のダクト5は前席2の後方側近傍におけるキ
ヤブサイド4の肩部4aに開口されている。この
第1のダクト5の肩部5に対する開口位置が、後
述する連結ダクト9の引き出し口となるもので、
後席に臨むように(後席側乗員の居住空間に向か
うように)開口されている。このような肩部4a
への開口位置は、第1図においては、連結ダクト
9の吹出口16として示される位置となる。
一方、前記前席23において、そのシートバツ
ク6の内部には車幅方向に伸びる第2のダクト7
が配設され、この第2のダクト7には、シートバ
ツク6の背面6aに開口する2つの吹出口8が設
けられている。そして、この第2のダクト7の入
口7aは、前席2の一側端部においてシートバツ
ク6の背面6aに開口されて、この第2のダクト
7と前記第1のダクト5とは、連結ダクト9によ
り連結されるようになつている。
上記連結ダクト9は、第2図乃至第4図に示す
ように、内部に螺旋状の心金10を備えた蛇腹管
11で形成され、この蛇腹管11の上端部には止
具12により一体化された上口部材13が設けら
れ、また下端部には、止具14により一体化され
た下口部材15が設けられている。そして、前記
上口部材13にはその開口端に吹出口16が設け
られ(第3図参照)、また外周面には係合ボタン
18が周回り方向等間隔に2つ設けられている。
係合ボタン18はばね17により径方向外方に向
けて付勢されており、この係合ボタン18には径
方向内方側を凸とする段部18aが形成されてい
る。一方、前記下口部材15においても上記上口
部材13と同様に、その外周面にはばね19によ
り径方向外方に向けて付勢された係合ボタン20
が周回り方向等間隔に2つ設けられて、この係合
ボタン20にも径方向内方側を凸とする段部20
aが形成されている。
このような連結ダクト9は、前記第1ダクト5
の開口端部に収容可能とされている。すなわち、
キヤブサイド4内に設けられた第1のダクト5に
は、第2図、第4図に示すように、その開口端の
内周面に、径方向内方に向けて突出する爪21が
周回り方向等間隔に2つ設けられ、爪21の上部
には、夫々、ばね22により径方向外方に向けて
付勢された押しボタン23が配設されている。ま
た、第1のダクト5には、前記爪21からほぼ連
結ダクト9を圧縮した長さ間隔をおいた下方に、
ストツパ24が突設されており、このストツパ2
4により連結ダクト9の下口部材15が受止され
るようになつている。第2図、第4図中、符号2
5はキヤブサイドトリム、13a,15aはシー
ルリングである。
一方、前記第2のダクト7の入口開口端は、第
2図に示すように、シートバツクトリム26に固
定された縁部材27で構成され、この縁部27の
開口端内周面には、径方向内方側に突出する爪2
8が周回り方向等間隔に2つ設けられている。こ
のような縁部材27は、ヒンジ止めされた蓋部材
29で覆うことができるようになつている。
以上の構成において、冷気の吹出口としては、
第1のダクト5内に収容状態にある連結ダクト9
の吹出口16と、シートバツク6の背面に配した
吹出口8とから自由に選択しうることとなる。
すなわち、連結ダクト9を第1のダクト5内に
押し込むことにより、連結ダクト9は、その上口
部材13に設けられた係合ボタン18が第1のダ
クト5に設けられた爪21に係止されて、第1の
ダクト5内に収容され、連結ダクト9の吹出口1
6から冷気が吹き出されることとなる(第2吹き
出し状態)。そして、この収容状態にある連結ダ
クト9は、心金10が圧縮された状態となつてい
る。
一方、シートバツク6の吹出口8を選択する場
合には、つまり、第1のダクト5と第2のダクト
7とを連結するには、先ず前記プツシユボタン2
3を押すことにより、前述した係合ボタン18と
爪21との係合を外す。この場合、連結ダクト9
は圧縮された状態で第1のダクト5内に収容され
ていることから、係合ボタン18と爪21との係
合が外れると共に第1ダクト5内から突び出すこ
ととなる。そして、連結ダクト9を第1のダクト
5から十分に引き出すことにより、連結ダクト9
はその下口部材15に設けられた係合ボタン20
が上記爪21と係止される。この後、連結ダクト
9の上口部材13を、シートバツクトリム26に
開口する第2のダクト7(縁部材27)内に押し
込むことにより、上口部材13の係合ボタン18
は、縁部材27の爪28とに係止され、第1のダ
クト5と第2のダクト7とが連結される。これに
より第1のダクト5から連結ダクト9を介して案
内された冷気は、第2のダクト7に導かれてシー
トバツク6の吹出口8から吹き出されることとな
る(第1吹き出し状態)。この上口部材13の係
合ボタン18と縁部材27の爪28との係合は、
係合ボタン18を押し込むことにより外れる。
以上本考案の一実施例を説明したが、その適用
対象は冷気に限られるものではなく温風などいわ
ゆる空調エアを含むものである。また、第1のダ
クトは車体前部に配した空調調和装置本体から導
くものであつてもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、シートバツクの吹出口から空調エアを吹き出
させることができるのは勿論のこと例えば前席を
フルリクライニングあるいは大きくリクライニン
グさせるような場合でも、キヤブサイドから空調
エアを吹き出すことができ、後席に対して常に適
切に空調エアを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例の全体を概略的に示す車室内
斜視図、第2図は、第1のダクト内に収容状態に
ある連結ダクトを示す要部拡大断面図、第3図
は、第2図に示す状態を車室内から見た正面図、
第4図は、第1ダクトと第2ダクトとを連結ダク
トで連結した連結状態を示す要部拡大断面図であ
る。 4……キヤブサイド、5……キヤブサイド内に
配設された第1のダクト、6……シートバツク、
7……シートバツク内に配設された第2のダク
ト、8……シートバツクに設けられた吹出口、9
……連結ダクト、16……連結ダクトに設けられ
た吹出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リクライニング可能とされたシートバツク背面
    に吹き出し口が形成され、該吹き出し口から後席
    に向けて空調エアを吹き出すようにされた自動車
    の空気調和装置において、 キヤブサイド内に設けられ、空気調和装置本体
    からの空調エアを案内する第1のダクトと、 前記キヤブサイドに形成され、後席に臨むよう
    に開口された引き出し口と、 前記第1のダクト内に収容可能とされると共
    に、前記引き出し口を通して車室内に引き出し可
    能とされ、かつ前記吹き出し口が連なる前記シー
    トバツク内の第2のダクトに対して着脱自在とさ
    れた連結ダクトと、 を備え、 前記連結ダクトは、前記引き出し口を通して引
    き出された状態で前記第1のダクトと第2のダク
    トとを接続して前記シートバツク背面に設けた吹
    き出し口から後席へ向けて空調エアを吹き出させ
    る第1吹き出し状態と、該第1のダクト内に収容
    されて前記引き出し口を吹き出し口として後席へ
    空調エアを吹き出させる第2吹き出し状態とを選
    択的にとり得るようにされている、 ことを特徴とする自動車の空気調和装置。
JP1986063216U 1986-04-28 1986-04-28 Expired - Lifetime JPH0513608Y2 (ja)

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JP1986063216U JPH0513608Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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JPS62174912U JPS62174912U (ja) 1987-11-06
JPH0513608Y2 true JPH0513608Y2 (ja) 1993-04-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053613B2 (ja) * 1977-05-09 1985-11-26 松下電器産業株式会社 電気掃除機

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JPS6053613B2 (ja) * 1977-05-09 1985-11-26 松下電器産業株式会社 電気掃除機

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JPS62174912U (ja) 1987-11-06

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