JPH05135924A - 希土類永久磁石の製造方法 - Google Patents
希土類永久磁石の製造方法Info
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- JPH05135924A JPH05135924A JP3299069A JP29906991A JPH05135924A JP H05135924 A JPH05135924 A JP H05135924A JP 3299069 A JP3299069 A JP 3299069A JP 29906991 A JP29906991 A JP 29906991A JP H05135924 A JPH05135924 A JP H05135924A
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- H01F1/0576—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes pressed, sintered or bonded together pressed, e.g. hot working
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高性能、低コストのR−Fe−B系永久磁石
をつくる。 【構成】 R−FeーB系鋳造合金を熱間加工して異方
性化する際、凸形状金型4を用いて押し込み加工を行な
う。 【効果】 均一な加工ができるので、バレリングが小さ
くなり性能が安定化する。
をつくる。 【構成】 R−FeーB系鋳造合金を熱間加工して異方
性化する際、凸形状金型4を用いて押し込み加工を行な
う。 【効果】 均一な加工ができるので、バレリングが小さ
くなり性能が安定化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、希土類永久磁石の製造
方法特に熱間加工による磁気異方性を有する希土類永久
磁石の製造方法に関し、特にR(ただしRはYを含む希
土類元素のうち少なくとも1種)、Fe(鉄)、B(ボ
ロン)からなる希土類永久磁石の製造方法に関するもの
である。
方法特に熱間加工による磁気異方性を有する希土類永久
磁石の製造方法に関し、特にR(ただしRはYを含む希
土類元素のうち少なくとも1種)、Fe(鉄)、B(ボ
ロン)からなる希土類永久磁石の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、これら希土類−鉄(遷移金属)系
の高性能永久磁石の製造方法には、主として次のような
ものがある。
の高性能永久磁石の製造方法には、主として次のような
ものがある。
【0003】(1)焼結法 (特開昭59−46
008号公報) (2)急冷法 (特開昭59−211549号公
報) (3)ダイアップセット(特開昭60−100402号
公報) (4)熱間加工法 (特開昭62−276803号公
報) (5)熱間鍛造法 (特願平2−151690号公
報) (3)〜(5)は鋳造合金あるいは(2)の方法を用い
てつくられた粉末を熱間で塑性変形させることにより磁
気的に異方性化させるものである。
008号公報) (2)急冷法 (特開昭59−211549号公
報) (3)ダイアップセット(特開昭60−100402号
公報) (4)熱間加工法 (特開昭62−276803号公
報) (5)熱間鍛造法 (特願平2−151690号公
報) (3)〜(5)は鋳造合金あるいは(2)の方法を用い
てつくられた粉末を熱間で塑性変形させることにより磁
気的に異方性化させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
(1)〜(5)のR−Fe−B系永久磁石の製造方法
は、次の如き欠点を有している。
(1)〜(5)のR−Fe−B系永久磁石の製造方法
は、次の如き欠点を有している。
【0005】(1)(2)(3)の永久磁石の製造方法
は、合金を粉末にすることを必須とするものであるが、
R−Fe−B系合金は大変酸素に対して活性を有するの
で、粉末化すると余計酸化が激しくなり、焼結体中の酸
素濃度はどうしても高くなってしまう。又粉末を成形す
るときに、成形助剤を使用しなければならず、これは磁
石体の中に炭素の形で残ってしまう。この磁石内に含ま
れる酸素や炭素はR−Fe−B磁石の耐食性や磁気性能
を著しく低下させる。
は、合金を粉末にすることを必須とするものであるが、
R−Fe−B系合金は大変酸素に対して活性を有するの
で、粉末化すると余計酸化が激しくなり、焼結体中の酸
素濃度はどうしても高くなってしまう。又粉末を成形す
るときに、成形助剤を使用しなければならず、これは磁
石体の中に炭素の形で残ってしまう。この磁石内に含ま
れる酸素や炭素はR−Fe−B磁石の耐食性や磁気性能
を著しく低下させる。
【0006】また、これらの製法は、工程が煩雑で高価
な設備が必要になるばかりでなく、生産効率が悪く、磁
石の製造コストが高くなってしまう。
な設備が必要になるばかりでなく、生産効率が悪く、磁
石の製造コストが高くなってしまう。
【0007】(4)の永久磁石を製造する方法は、製造
工程が簡単で、磁石合金をカプセルに密封して熱間加工
するため含有酸素濃度が少ない。大気中で加工できるの
で加工時の雰囲気制御が不要で、製造コストが安い等の
長所があるが(1)、(3)の磁石に比して磁気特性が
やや劣るという問題があった。
工程が簡単で、磁石合金をカプセルに密封して熱間加工
するため含有酸素濃度が少ない。大気中で加工できるの
で加工時の雰囲気制御が不要で、製造コストが安い等の
長所があるが(1)、(3)の磁石に比して磁気特性が
やや劣るという問題があった。
【0008】(5)の方法はホットプレスに近く、
(4)に示されている押し出しや圧延に比べて磁気的配
向度が高く、(1)や(3)に比肩する高性能磁石がえ
られるのであるが、場所による磁気特性のばらつきが大
きく、またバレリングにより磁石の形状が不規則なた
め、歩留まりが低いという欠点があった。
(4)に示されている押し出しや圧延に比べて磁気的配
向度が高く、(1)や(3)に比肩する高性能磁石がえ
られるのであるが、場所による磁気特性のばらつきが大
きく、またバレリングにより磁石の形状が不規則なた
め、歩留まりが低いという欠点があった。
【0009】本発明は、以上の従来技術の欠点、特に
(5)の永久磁石の性能のばらつきや形状の不規則性を
解決するものであり、その目的とするところは、高性能
かつ低コストの永久磁石の製造方法を提供することにあ
る。
(5)の永久磁石の性能のばらつきや形状の不規則性を
解決するものであり、その目的とするところは、高性能
かつ低コストの永久磁石の製造方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の永久磁石の製造
方法は、希土類元素−Fe−B系永久磁石の製造方法に
関するもので、R(ただしRはYを含む希土類元素のう
ち少なくとも1種)、Fe、Bあるいは、他にCo,C
u,Ag,Au,Ni,Zr,Ti,V,Mo,Ga,
Alのうちから選ばれた少なくとも1種以上の元素を含
む鋳造合金をシースに入れ、加圧面の面積が鋳造インゴ
ットの横断面の面積より大きく、かつシースの横断面の
面積より小さい凸形の金型を用い、500℃〜1100
℃の温度で押し込み加工を施すことによって、該合金を
磁気的に異方性化し、また250℃〜1100℃で熱処
理するというものである。
方法は、希土類元素−Fe−B系永久磁石の製造方法に
関するもので、R(ただしRはYを含む希土類元素のう
ち少なくとも1種)、Fe、Bあるいは、他にCo,C
u,Ag,Au,Ni,Zr,Ti,V,Mo,Ga,
Alのうちから選ばれた少なくとも1種以上の元素を含
む鋳造合金をシースに入れ、加圧面の面積が鋳造インゴ
ットの横断面の面積より大きく、かつシースの横断面の
面積より小さい凸形の金型を用い、500℃〜1100
℃の温度で押し込み加工を施すことによって、該合金を
磁気的に異方性化し、また250℃〜1100℃で熱処
理するというものである。
【0011】
【作用】即ち、鋳造合金をシースに入れ、凸形の金型で
押し込み加工を行なうことにより、ワークの中心に位置
する磁石合金を均一変形させることができる。その結
果、割れを防ぎ磁気特性の内部ばらつきが小さくなる。
また、磁石の側面がたる状に張り出す傾向が抑えられる
ため、成形時の歩留まりが向上する。さらに、上記金型
を用いることにより、金型の傾斜部にかかる面圧は平面
部にかかるそれと比較して小さいため、従来の平板状金
型を用いた場合よりも低い荷重で成形することができ
る。ワークと金型との潤滑の影響も小さくなる。また、
熱間加工後、上記熱処理によって磁気性能は高められ安
定する。
押し込み加工を行なうことにより、ワークの中心に位置
する磁石合金を均一変形させることができる。その結
果、割れを防ぎ磁気特性の内部ばらつきが小さくなる。
また、磁石の側面がたる状に張り出す傾向が抑えられる
ため、成形時の歩留まりが向上する。さらに、上記金型
を用いることにより、金型の傾斜部にかかる面圧は平面
部にかかるそれと比較して小さいため、従来の平板状金
型を用いた場合よりも低い荷重で成形することができ
る。ワークと金型との潤滑の影響も小さくなる。また、
熱間加工後、上記熱処理によって磁気性能は高められ安
定する。
【0012】次に、加工温度、原料基本成分の限定理由
について述べる。加工温度は500℃未満では割れが加
工時に起こりやすく、かつ配向が不十分なため高い残留
磁化を得られなくなる。また、1100℃を越えると結
晶粒が著しく粗大化し保磁力iHcが激減していまうの
で加工温度は500℃以上、1100℃までが好まし
い。加工後の熱処理は、高い磁気特性を安定して得るた
めに必要である。1100℃以上の温度では粒径の粗大
化が起こり保磁力が低下し、250℃以下では十分な反
応がおこらないため、熱処理の効果が得られない。
について述べる。加工温度は500℃未満では割れが加
工時に起こりやすく、かつ配向が不十分なため高い残留
磁化を得られなくなる。また、1100℃を越えると結
晶粒が著しく粗大化し保磁力iHcが激減していまうの
で加工温度は500℃以上、1100℃までが好まし
い。加工後の熱処理は、高い磁気特性を安定して得るた
めに必要である。1100℃以上の温度では粒径の粗大
化が起こり保磁力が低下し、250℃以下では十分な反
応がおこらないため、熱処理の効果が得られない。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は実
施例1の据込み加工および押し込み加工サンプルと金型
の概略図。図1(a)は平板状金型を用いた据込み加
工、図1(b)は凸形状金型を用いた押し込み加工を示
す。図2は実施例2の押し込み加工サンプルと金型の概
略図。1は鋳造インゴット、2はシース、3は平板状金
型、4は凸形状金型である。 (実施例1)先ずアルゴン雰囲気中で誘導加熱炉を用い
て、表1に示すような組成の合金を溶解し、次いで鋳造
し、平均粒径15μmの柱状晶組織から成る円柱状の鋳
塊を得た。
施例1の据込み加工および押し込み加工サンプルと金型
の概略図。図1(a)は平板状金型を用いた据込み加
工、図1(b)は凸形状金型を用いた押し込み加工を示
す。図2は実施例2の押し込み加工サンプルと金型の概
略図。1は鋳造インゴット、2はシース、3は平板状金
型、4は凸形状金型である。 (実施例1)先ずアルゴン雰囲気中で誘導加熱炉を用い
て、表1に示すような組成の合金を溶解し、次いで鋳造
し、平均粒径15μmの柱状晶組織から成る円柱状の鋳
塊を得た。
【0014】
【表1】
【0015】この時、希土類、鉄及び銅の原料としては
99.9%の純度のものを用い、ボロンはフェロボロン
を用いた。機械加工によりφ36mm×高さ70mmに
成形し、図1のように、この鋳造インゴット1をφ88
mm×高さ100mmのS10C製シース2にいれ、溶
接により密封した。なおシース2の内壁には離型剤とし
て窒化ホウ素を塗布した。このサンプルを950℃×1
時間加熱し、予め潤滑剤として窒化ほう素を塗布した油
圧600tプレス(鍛造機)の平板状金型3、および凸
形状金型4に載置して、次の加工条件で据込みおよび押
し込み加工を行った。
99.9%の純度のものを用い、ボロンはフェロボロン
を用いた。機械加工によりφ36mm×高さ70mmに
成形し、図1のように、この鋳造インゴット1をφ88
mm×高さ100mmのS10C製シース2にいれ、溶
接により密封した。なおシース2の内壁には離型剤とし
て窒化ホウ素を塗布した。このサンプルを950℃×1
時間加熱し、予め潤滑剤として窒化ほう素を塗布した油
圧600tプレス(鍛造機)の平板状金型3、および凸
形状金型4に載置して、次の加工条件で据込みおよび押
し込み加工を行った。
【0016】 加工速度 :10mm/秒 加工度 :70% 押込み加工の凸状金型の先端はφ70の円形の平面で傾
斜部の傾斜角は45°とした。
斜部の傾斜角は45°とした。
【0017】この後、磁石合金ををシースから取出し、
冷却後、950℃×20時間の熱処理を施した後、一度
冷却し、さらに475℃×2時間の熱処理を行った。押
込み加工を行った場合、観察された割れの数は非常に少
なく、据込み加工を行ったものに比べて良好な磁石が得
られた。また外周部のバレリングも小さかった。それぞ
れ中央部と外周部から所望の形状に切り出し、研磨し、
磁気特性を測定した。この磁石の磁気特性は表2のよう
であった。
冷却後、950℃×20時間の熱処理を施した後、一度
冷却し、さらに475℃×2時間の熱処理を行った。押
込み加工を行った場合、観察された割れの数は非常に少
なく、据込み加工を行ったものに比べて良好な磁石が得
られた。また外周部のバレリングも小さかった。それぞ
れ中央部と外周部から所望の形状に切り出し、研磨し、
磁気特性を測定した。この磁石の磁気特性は表2のよう
であった。
【0018】
【表2】
【0019】据込み加工では磁石中央部で磁気特性が高
く、外周部で低くなっているが、押込み加工を行ったも
のはこのような場所によるばらつきが非常に小さい。プ
レス荷重は据込加工が最大550tがかかったのに対
し、押込み加工では460tで同等の加工度が得られ
た。
く、外周部で低くなっているが、押込み加工を行ったも
のはこのような場所によるばらつきが非常に小さい。プ
レス荷重は据込加工が最大550tがかかったのに対
し、押込み加工では460tで同等の加工度が得られ
た。
【0020】(実施例2)実施例1と同様に、先ずアル
ゴン雰囲気中で誘導加熱炉を用いて、 Pr15.5Fe78.8B5.2Cu0.5 なる組成の合金を溶解し、次いで鋳造し、平均粒径15
μmの柱状晶組織から成る板状の鋳塊を得た。
ゴン雰囲気中で誘導加熱炉を用いて、 Pr15.5Fe78.8B5.2Cu0.5 なる組成の合金を溶解し、次いで鋳造し、平均粒径15
μmの柱状晶組織から成る板状の鋳塊を得た。
【0021】この時、希土類、鉄及び銅の原料としては
99.9%の純度のものを用い、ボロンはフェロボロン
を用いた。機械加工により幅150mm×高さ140m
m×厚さ18mmに成形し、図2のように、この鋳造イ
ンゴット1を250mm×250mm×高さ200mm
のS10C製シース2に8枚並べて入れ、溶接により密
封した。なおシース2の内壁には離型剤として窒化ホウ
素を塗布した。このサンプルを950℃×3時間加熱
し、予め潤滑剤として窒化ほう素を塗布した2000t
プレス(鍛造機)の凸形状金型4に載置して、次の加工
条件で押し込み加工を行った。
99.9%の純度のものを用い、ボロンはフェロボロン
を用いた。機械加工により幅150mm×高さ140m
m×厚さ18mmに成形し、図2のように、この鋳造イ
ンゴット1を250mm×250mm×高さ200mm
のS10C製シース2に8枚並べて入れ、溶接により密
封した。なおシース2の内壁には離型剤として窒化ホウ
素を塗布した。このサンプルを950℃×3時間加熱
し、予め潤滑剤として窒化ほう素を塗布した2000t
プレス(鍛造機)の凸形状金型4に載置して、次の加工
条件で押し込み加工を行った。
【0022】 加工速度 :10mm/秒 加工度 :70% 押込み加工の凸状金型の先端は200×200の正方形
の平面で傾斜部の傾斜角は45°とした。
の平面で傾斜部の傾斜角は45°とした。
【0023】この後、磁石合金ををシースから取出し、
冷却後、950℃×20時間の熱処理を施した後、一度
冷却し、さらに475℃×2時間の熱処理を行った。押
込み加工を行った場合、観察された割れの数は非常に少
なく、8枚のインゴットは完全に一体となっていた。ま
た外周部のバレリングも小さかった。中央部と外周部か
ら所望の形状に切り出し、研磨し、磁気特性を測定し
た。その結果、中央部では(BH)max=30〜33M
GOeが得られたのに対し、外周部では28〜31MG
Oeが得られ、ほとんど均一な磁気特性をもつ磁石がで
あることがわかった。
冷却後、950℃×20時間の熱処理を施した後、一度
冷却し、さらに475℃×2時間の熱処理を行った。押
込み加工を行った場合、観察された割れの数は非常に少
なく、8枚のインゴットは完全に一体となっていた。ま
た外周部のバレリングも小さかった。中央部と外周部か
ら所望の形状に切り出し、研磨し、磁気特性を測定し
た。その結果、中央部では(BH)max=30〜33M
GOeが得られたのに対し、外周部では28〜31MG
Oeが得られ、ほとんど均一な磁気特性をもつ磁石がで
あることがわかった。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の希土類永
久磁石の製造方法は、次の如き効果を奏するものであ
る。
久磁石の製造方法は、次の如き効果を奏するものであ
る。
【0025】(1)磁石の割れを防ぎ、場所による磁気
特性のばらつきが小さくなる。 (2)磁石側面がたる状に張り出す傾向を抑え、歩留ま
りが向上する。
特性のばらつきが小さくなる。 (2)磁石側面がたる状に張り出す傾向を抑え、歩留ま
りが向上する。
【0026】(3)従来の平板状金型に比べ、低荷重で
成形することができる。
成形することができる。
【図1】 本発明の実施例におけるサンプルと金型の概
略図。(a)は従来の平板状金型、(b)は本発明の凸
形状金型を用いた場合の図。
略図。(a)は従来の平板状金型、(b)は本発明の凸
形状金型を用いた場合の図。
【図2】 本発明の実施例2におけるサンプルと金型の
概略図。
概略図。
1 鋳造インゴット 2 シース 3 平板状金型 4 凸形状金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊原 清二 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコー エプソン株式会社内 (72)発明者 秋岡 宏治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコー エプソン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】R(ただしRはYを含む希土類元素のうち
少なくとも1種)、Fe(鉄)、B(ボロン)を基本構
成成分とする希土類永久磁石において、該組成からなる
鋳造インゴットをシースに入れ、加圧面の面積が鋳造イ
ンゴットの横断面の面積より大きく、かつシースの横断
面の面積より小さい凸形の金型を用い、500℃〜11
00℃の温度で押し込み加工を施すことによって、該合
金を磁気的に異方性化することを特徴とする希土類永久
磁磁石の製造方法。 - 【請求項2】前記鋳造合金が、Co,Cu,Ag,A
u,Ni,Zr,Ti,V,Mo,Ga,Alのうちか
ら選ばれた少なくとも1種以上の元素を含むことを特徴
とする請求項1記載の希土類永久磁石の製造方法。 - 【請求項3】熱間加工後、前記合金を250℃〜110
0℃の温度にて熱処理することを特徴とする請求項1記
載の希土類永久磁石の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3299069A JPH05135924A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 希土類永久磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3299069A JPH05135924A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 希土類永久磁石の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05135924A true JPH05135924A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17867801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3299069A Pending JPH05135924A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 希土類永久磁石の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05135924A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6592682B1 (en) * | 1998-05-28 | 2003-07-15 | Santoku Corporation | Method for preparing a magnetic material by forging and magnetic material in powder form |
JP2015090888A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | トヨタ自動車株式会社 | 希土類磁石の製造方法 |
EP3163591A1 (de) * | 2015-10-29 | 2017-05-03 | Wilo Se | Verfahren und vorrichtung zur herstellung von permanentmagneten |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP3299069A patent/JPH05135924A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6592682B1 (en) * | 1998-05-28 | 2003-07-15 | Santoku Corporation | Method for preparing a magnetic material by forging and magnetic material in powder form |
JP2015090888A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | トヨタ自動車株式会社 | 希土類磁石の製造方法 |
EP3163591A1 (de) * | 2015-10-29 | 2017-05-03 | Wilo Se | Verfahren und vorrichtung zur herstellung von permanentmagneten |
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