JPH0513477B2 - - Google Patents
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- JPH0513477B2 JPH0513477B2 JP60237388A JP23738885A JPH0513477B2 JP H0513477 B2 JPH0513477 B2 JP H0513477B2 JP 60237388 A JP60237388 A JP 60237388A JP 23738885 A JP23738885 A JP 23738885A JP H0513477 B2 JPH0513477 B2 JP H0513477B2
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- airtight box
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- flange
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Landscapes
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、気密ボツクスに係り、特に内部で有
害な物質、有害な物質を取扱い、または取扱う装
置、あるいは還元性、酸化性、乾燥又は湿潤雰囲
気等の特殊な雰囲気を必要とする装置等を収納す
るための気密ボツクスに関するものである。
害な物質、有害な物質を取扱い、または取扱う装
置、あるいは還元性、酸化性、乾燥又は湿潤雰囲
気等の特殊な雰囲気を必要とする装置等を収納す
るための気密ボツクスに関するものである。
内部で有害物質を取扱い、または有害物質を取
扱う装置、あるいは還元性、酸化性、乾燥又は湿
潤性雰囲気等の特殊な雰囲気を必要とする装置ま
たは設備等を収納する気密ボツクスが用いられて
いる。この気密ボツクスは、密閉性を有してい
る。
扱う装置、あるいは還元性、酸化性、乾燥又は湿
潤性雰囲気等の特殊な雰囲気を必要とする装置ま
たは設備等を収納する気密ボツクスが用いられて
いる。この気密ボツクスは、密閉性を有してい
る。
例えば、特開昭55−23457号公報「トリチウム
取扱施設の雰囲気浄化装置」、特開昭57−76497号
公報「トリチウムの安全取扱装置」、及び特開昭
57−171430号公報「放射性粉末の移送装置」等に
示されるように、放射性物質を取扱う設備は気密
性を有するグローブボツクス(気密ボツクス)に
収納して取扱うことが行なわれている。
取扱施設の雰囲気浄化装置」、特開昭57−76497号
公報「トリチウムの安全取扱装置」、及び特開昭
57−171430号公報「放射性粉末の移送装置」等に
示されるように、放射性物質を取扱う設備は気密
性を有するグローブボツクス(気密ボツクス)に
収納して取扱うことが行なわれている。
このようなグローブボツクスにおいては、特開
昭57−76497号公報でも明らかなように、これら
のグローブボツクスが設置される部屋の雰囲気圧
力より内部を負圧にし、グローブボツクス内のガ
スがグローブボツクス外へ漏洩することを防止
し、内外圧力差を検出して管理することが行われ
ている。
昭57−76497号公報でも明らかなように、これら
のグローブボツクスが設置される部屋の雰囲気圧
力より内部を負圧にし、グローブボツクス内のガ
スがグローブボツクス外へ漏洩することを防止
し、内外圧力差を検出して管理することが行われ
ている。
一方、グローブボツクス内における有害物質の
蓄積を防止するため、ボツクス内ガスを排気する
ことが行なわれている。例えば、特開昭57−
76497号公報は、グローブボツクス外の空気をグ
ローブボツクス内へ吸引して更に排気することに
よりグローブボツクス内のガスを適宜換気してい
る。
蓄積を防止するため、ボツクス内ガスを排気する
ことが行なわれている。例えば、特開昭57−
76497号公報は、グローブボツクス外の空気をグ
ローブボツクス内へ吸引して更に排気することに
よりグローブボツクス内のガスを適宜換気してい
る。
上記の例ではグローブボツクスが設置された室
内の空気を吸気しているが、特殊な雰囲気、例え
ば湿分の侵入が適切でない場合には室内の空気で
はなく、特別に製造した乾燥空気を配管を介して
グローブボツクスに供給してもよい。グローブボ
ツクスに供給する換気用気体の性状や種類は、グ
ローブボツクスの設置目的により適宜選択すれば
よい。
内の空気を吸気しているが、特殊な雰囲気、例え
ば湿分の侵入が適切でない場合には室内の空気で
はなく、特別に製造した乾燥空気を配管を介して
グローブボツクスに供給してもよい。グローブボ
ツクスに供給する換気用気体の性状や種類は、グ
ローブボツクスの設置目的により適宜選択すれば
よい。
換気率(グローブボツクス内の気体が1時間当
り何回入れ変るかを示し、1時間当りの換気量を
グローブボツクスの容積で割つた値)及びグロー
ブボツクス内外の圧力差は、グローブボツクス内
の物質の危険度や取扱い量の多少により適宜選定
すればよい。しかし、その換気量が多くなること
は当該グローブボツクスの排気設備容量が大きく
なり、運転経費も大きくなる。
り何回入れ変るかを示し、1時間当りの換気量を
グローブボツクスの容積で割つた値)及びグロー
ブボツクス内外の圧力差は、グローブボツクス内
の物質の危険度や取扱い量の多少により適宜選定
すればよい。しかし、その換気量が多くなること
は当該グローブボツクスの排気設備容量が大きく
なり、運転経費も大きくなる。
排気設備容量を適切な大きさにするという点か
らは、換気率が設備毎に定義されているものであ
れば当該グローブボツクスの内容積は小さい程よ
く、グローブボツクス内の装置の大きさに可能な
限り近づけた方がよいことがわかる。
らは、換気率が設備毎に定義されているものであ
れば当該グローブボツクスの内容積は小さい程よ
く、グローブボツクス内の装置の大きさに可能な
限り近づけた方がよいことがわかる。
しかし、グローブボツクス内に装置を組み込む
場合を想定すると、装置組み込みのためにグロー
ブボツクスに設けた開口部は可能な限り大きくす
ることが必要となる。一方、グローブボツクスの
気密性をできるだけよくするには、上記グローブ
ボツクスの開口部は可能な限り小さい方がよく、
かつ気密性能のよい開口部構造でなければならな
いという矛盾があつた。
場合を想定すると、装置組み込みのためにグロー
ブボツクスに設けた開口部は可能な限り大きくす
ることが必要となる。一方、グローブボツクスの
気密性をできるだけよくするには、上記グローブ
ボツクスの開口部は可能な限り小さい方がよく、
かつ気密性能のよい開口部構造でなければならな
いという矛盾があつた。
以下、従来例を第3図及び第4図に基づいて説
明する。
明する。
第3図は特開昭58−219484号公報に示される気
密ボツクスの正面を示しており、第4図はその側
面を示している。
密ボツクスの正面を示しており、第4図はその側
面を示している。
この気密ボツクスは、鋼板製の上部気密ボツク
スAおよび下部気密ボツクスBにより構成され
る。上部気密ボツクス及び下部気密ボツクスBの
正面および背面には、グローブ付きパネル1が取
付けられている。このパネル1は、グローブボツ
クス内に収納されている機器の運転操作もしくは
保守または点検を行なうことを容易とするために
グローブ2を備えている。パネル1は、グローブ
ボツクスの気密性を保持してそれを閉鎖してお
り、着脱自在に取付けられる。第3図では片側9
枚のパネル1に各々4個のグローブ2が取付けら
れている。しかし、パネル1の枚数、あるいはグ
ローブの数、あるいはグローブボツクスの正面と
背面のパネル1の数あるいはグローブ2の数はグ
ローブボツクスに収納される機器や装置の種類に
より適宜決められるものであつて気密ボツクスの
本質に関係するものではない。
スAおよび下部気密ボツクスBにより構成され
る。上部気密ボツクス及び下部気密ボツクスBの
正面および背面には、グローブ付きパネル1が取
付けられている。このパネル1は、グローブボツ
クス内に収納されている機器の運転操作もしくは
保守または点検を行なうことを容易とするために
グローブ2を備えている。パネル1は、グローブ
ボツクスの気密性を保持してそれを閉鎖してお
り、着脱自在に取付けられる。第3図では片側9
枚のパネル1に各々4個のグローブ2が取付けら
れている。しかし、パネル1の枚数、あるいはグ
ローブの数、あるいはグローブボツクスの正面と
背面のパネル1の数あるいはグローブ2の数はグ
ローブボツクスに収納される機器や装置の種類に
より適宜決められるものであつて気密ボツクスの
本質に関係するものではない。
下部気密ボツクスBの側面には大きな部品の出
し入れに都合のよい大きさの出入口であるラージ
ポート4及び小さい部品の出し入れに都合のよい
スモールポート3が設けられている。
し入れに都合のよい大きさの出入口であるラージ
ポート4及び小さい部品の出し入れに都合のよい
スモールポート3が設けられている。
ラージポート4及びスモールポート3が設けら
れている側面と反対側の側面には、チヤンネルボ
ツクスの換気用吸込口であつて、清浄な空気をと
りこむための給気フイルタを収納した給気フイル
タボツクス5が元弁6を介して取付けられてい
る。給気フイルタから下部気密よりボツクスB内
に流入した空気は、上部気密ボツクスAの天板に
設けられた排気口7より外部に排気される。この
ようにしてグローブボツクス内外に圧力差がつけ
られる。
れている側面と反対側の側面には、チヤンネルボ
ツクスの換気用吸込口であつて、清浄な空気をと
りこむための給気フイルタを収納した給気フイル
タボツクス5が元弁6を介して取付けられてい
る。給気フイルタから下部気密よりボツクスB内
に流入した空気は、上部気密ボツクスAの天板に
設けられた排気口7より外部に排気される。この
ようにしてグローブボツクス内外に圧力差がつけ
られる。
ラージポート4、スモールポート3、給気フイ
ルタボツクス5、及び元弁6等の設置位置もしく
は個数またはこれらの相対的な位置は気密ボツク
ス固有のものではなく、収納する装置等の種類あ
るいは運転条件等により決めればよく本質的なも
のではない。
ルタボツクス5、及び元弁6等の設置位置もしく
は個数またはこれらの相対的な位置は気密ボツク
ス固有のものではなく、収納する装置等の種類あ
るいは運転条件等により決めればよく本質的なも
のではない。
上部気密ボツクスAと下部気密ボツクスBの接
合部の従来例を次に示す。
合部の従来例を次に示す。
第5図は特開昭58−219484号公報の第4図に示
す例である。上部気密ボツクスA及び下部気密ボ
ツクスBの正面及び裏面の開口部は、気密性を保
持しながら閉鎖している着脱自在に取り付けられ
ているパネル8にガスケツト9を取付け、これを
押板10、ボルト11とナツト12により気密性
を保つて閉鎖される。
す例である。上部気密ボツクスA及び下部気密ボ
ツクスBの正面及び裏面の開口部は、気密性を保
持しながら閉鎖している着脱自在に取り付けられ
ているパネル8にガスケツト9を取付け、これを
押板10、ボルト11とナツト12により気密性
を保つて閉鎖される。
上部、下部気密ボツクスA,Bの接合は、下部
気密ボツクスBの上部開口部に溶接されたフラン
ジ14に上部気密ボツクスAをボルト13により
取付けることによりなされる。下部気密ボツクス
Bとフランジ14は溶接により気密性を保ち、フ
ランジ14と上部気密ボツクスAとはフランジ1
4の上面に設けた溝に入れたO−リング17を当
板15により押えることにより気密性を保持して
いる。当板15はボルト16によりフランジ14
に取付けられる。これにより、上、下部気密ボツ
クスA,Bは、ボルト13をはずすことによりフ
ランジ14の開口部より内部に機器を入れること
が、更にはその後、上部気密ボツクスAをフラン
ジ14上に置き、ボルト13をフランジ14に取
付けることによりグローブボツクス内への機器の
据付けが容易となる。
気密ボツクスBの上部開口部に溶接されたフラン
ジ14に上部気密ボツクスAをボルト13により
取付けることによりなされる。下部気密ボツクス
Bとフランジ14は溶接により気密性を保ち、フ
ランジ14と上部気密ボツクスAとはフランジ1
4の上面に設けた溝に入れたO−リング17を当
板15により押えることにより気密性を保持して
いる。当板15はボルト16によりフランジ14
に取付けられる。これにより、上、下部気密ボツ
クスA,Bは、ボルト13をはずすことによりフ
ランジ14の開口部より内部に機器を入れること
が、更にはその後、上部気密ボツクスAをフラン
ジ14上に置き、ボルト13をフランジ14に取
付けることによりグローブボツクス内への機器の
据付けが容易となる。
しかし、フランジ14にボルト13及び16、
更にはO−リング17を取付けるため、また下部
気密ボツクスBは薄板構造であつて、この上端部
にフランジ14を溶接するため、フランジ14は
厚さ及び幅とも下部気密ボツクスBの板に比べて
大きくしなければならないという欠点がある。さ
らにフランジ14が厚いために重くなりグローブ
ボツクス全体の重心が高くなり、フランジ14が
ない場合に比べて固有振動数が低くなり耐震上不
利になるという問題があつた。
更にはO−リング17を取付けるため、また下部
気密ボツクスBは薄板構造であつて、この上端部
にフランジ14を溶接するため、フランジ14は
厚さ及び幅とも下部気密ボツクスBの板に比べて
大きくしなければならないという欠点がある。さ
らにフランジ14が厚いために重くなりグローブ
ボツクス全体の重心が高くなり、フランジ14が
ない場合に比べて固有振動数が低くなり耐震上不
利になるという問題があつた。
また、第5図に示す接合法においては、上部気
密ボツクスA及び下部気密ボツクスBの接続であ
るボルト13の部分に塵等が堆積しやすく、特開
昭57−160099号公報において指摘された問題を生
じる。この公開公報は、これらの塵が放射化それ
ることにより被曝線量が高くなりやすいことを指
摘し、間隙部をなくする方法を提示している。
密ボツクスA及び下部気密ボツクスBの接続であ
るボルト13の部分に塵等が堆積しやすく、特開
昭57−160099号公報において指摘された問題を生
じる。この公開公報は、これらの塵が放射化それ
ることにより被曝線量が高くなりやすいことを指
摘し、間隙部をなくする方法を提示している。
本発明の目的は、機器搬入用の開口を広くでき
かつ耐震性を向上できる気密ボツクスを提供する
ことにある。
かつ耐震性を向上できる気密ボツクスを提供する
ことにある。
本発明の特徴は、上端に機器の搬入用の開口を
有し内部に前記機器が収納され、側壁上端部にネ
ジ部が設けられたボツクス本体と、前記開口を覆
い端部が前記ボツクス本体の側壁に沿うように折
り曲げられ、折り曲げられた端部にガスケツトが
設けられた天井板と、前記ネジ部に取り付けられ
て前記ガスケツトを前記ボツクス本体の側壁に押
し付ける手段とを備えたことにある。
有し内部に前記機器が収納され、側壁上端部にネ
ジ部が設けられたボツクス本体と、前記開口を覆
い端部が前記ボツクス本体の側壁に沿うように折
り曲げられ、折り曲げられた端部にガスケツトが
設けられた天井板と、前記ネジ部に取り付けられ
て前記ガスケツトを前記ボツクス本体の側壁に押
し付ける手段とを備えたことにある。
本発明の実施例の説明に入る前に、従来例の改
良案を第6図に基づいて説明する。この改良案
は、下部気密ボツクスBの上部に設けられた第5
図に示すフランジ14取除き、上部気密ボツクス
Aと下部気密ボツクスBとを一体構造とし、この
一体構造にした気密ボツクスの最上部にフランジ
を設けた構造である。第6図は、その改良案の最
上部の構造を示す。気密ボツクスの側板18とフ
ランジ19とは溶接により取付けられ、この溶接
により側板18とフランジ19との間の気密性が
保たれる。フランジ19は、その上部にO−リン
グ溝を有する。天井板20はボルト22によりフ
ランジ19の上面に取付けられる。O−リング溝
内に挿入されたO−リング21が、フランジ19
と天井板20との間の気密性を保持する。フラン
ジ19と天井板20との間の気密性はO−リング
21の替りにシート状のゴムガスケツトを用いて
もよく、これは何ら改良案の本質に影響を与える
ものではない。
良案を第6図に基づいて説明する。この改良案
は、下部気密ボツクスBの上部に設けられた第5
図に示すフランジ14取除き、上部気密ボツクス
Aと下部気密ボツクスBとを一体構造とし、この
一体構造にした気密ボツクスの最上部にフランジ
を設けた構造である。第6図は、その改良案の最
上部の構造を示す。気密ボツクスの側板18とフ
ランジ19とは溶接により取付けられ、この溶接
により側板18とフランジ19との間の気密性が
保たれる。フランジ19は、その上部にO−リン
グ溝を有する。天井板20はボルト22によりフ
ランジ19の上面に取付けられる。O−リング溝
内に挿入されたO−リング21が、フランジ19
と天井板20との間の気密性を保持する。フラン
ジ19と天井板20との間の気密性はO−リング
21の替りにシート状のゴムガスケツトを用いて
もよく、これは何ら改良案の本質に影響を与える
ものではない。
第6図に示す改良案は、従来とほぼ同等の機器
挿入用の開口が得られる。しかも改良案の気密ボ
ツクスは、従来のように上部気密ボツクスAと下
部気密ボツクスBとに分けて製作する必要がな
く、同じ大きさの気密ボツクスを一体で製作する
ことを可能にした。
挿入用の開口が得られる。しかも改良案の気密ボ
ツクスは、従来のように上部気密ボツクスAと下
部気密ボツクスBとに分けて製作する必要がな
く、同じ大きさの気密ボツクスを一体で製作する
ことを可能にした。
しかし、第6図の改良案も、第5図に示す従来
例の構造と同様に肉厚の厚いフランジ19が気密
ボツクスの最上部に配置されるため、従来例より
重心が高くなり耐震上不利になる。又、気密ボツ
クスの側板を薄板構造にすることができないとい
う欠点が残る。
例の構造と同様に肉厚の厚いフランジ19が気密
ボツクスの最上部に配置されるため、従来例より
重心が高くなり耐震上不利になる。又、気密ボツ
クスの側板を薄板構造にすることができないとい
う欠点が残る。
そこで、改良案に更に改良を加えた本発明の好
適な実施例である気密ボツクスを第1図及び第2
図に基づいて述べる。
適な実施例である気密ボツクスを第1図及び第2
図に基づいて述べる。
まず第1図に示す実施例について説明する。本
実施例の気密ボツクスは、改良案と同様に、第5
図の構造においてフランジ14を取除いて上部気
密ボツクスと下部気密ボツクスBとを一体構造、
すなわち、各々の気密ボツクスの側板を一体とし
たものである。第1図は、一体化されたそのよう
な気密ボツクスの上端部の一つのコーナ部の縦断
面の構造を示している。本実施例の気密ボツクス
の側板18は、最上部を気密ボツクスの内側に向
つて折り曲げられる。この折り曲げ部35間に、
機器搬入用の開口36が形成される。天井板(以
下、天板という)23は、開口36を覆つて折り
曲げ部35上に設置される。これにより天板23
の自重及び或いは天板23に取付けられている付
属物等の自重を側板18が受ける。これらの自重
は、著しく小さなものとする。天板23の周囲に
はガスケツト24が取付けられる。側板18に溶
接したボルト26にナツト27を取付けることに
より、当板25がガスケツト25を側板18に押
付ける気密構造を得ることができる。ボルト26
は、側板18の上端部に設けられる。
実施例の気密ボツクスは、改良案と同様に、第5
図の構造においてフランジ14を取除いて上部気
密ボツクスと下部気密ボツクスBとを一体構造、
すなわち、各々の気密ボツクスの側板を一体とし
たものである。第1図は、一体化されたそのよう
な気密ボツクスの上端部の一つのコーナ部の縦断
面の構造を示している。本実施例の気密ボツクス
の側板18は、最上部を気密ボツクスの内側に向
つて折り曲げられる。この折り曲げ部35間に、
機器搬入用の開口36が形成される。天井板(以
下、天板という)23は、開口36を覆つて折り
曲げ部35上に設置される。これにより天板23
の自重及び或いは天板23に取付けられている付
属物等の自重を側板18が受ける。これらの自重
は、著しく小さなものとする。天板23の周囲に
はガスケツト24が取付けられる。側板18に溶
接したボルト26にナツト27を取付けることに
より、当板25がガスケツト25を側板18に押
付ける気密構造を得ることができる。ボルト26
は、側板18の上端部に設けられる。
本実施例によれば、第6図に示した改良案より
も広い機器搬入用の開口が得られ、しかも側板1
8が薄板で構成されるため気密ボツクスの重心位
置が従来例及び改良案よりも低くなり著しく耐震
性が向上する。上記開口が広くなることは、気密
ボツクス内に据え付ける機器の大きさを大きくす
ることができ、機器の運用効率が向上する。
も広い機器搬入用の開口が得られ、しかも側板1
8が薄板で構成されるため気密ボツクスの重心位
置が従来例及び改良案よりも低くなり著しく耐震
性が向上する。上記開口が広くなることは、気密
ボツクス内に据え付ける機器の大きさを大きくす
ることができ、機器の運用効率が向上する。
本実施例によれば、天板23を薄板構造とし、
この天板23の周囲にガスケツト24を取付ける
ことにより気密性を保ちつつ、天板23を側板1
8に対して着脱自在とした気密ボツクスを得るこ
とができる。
この天板23の周囲にガスケツト24を取付ける
ことにより気密性を保ちつつ、天板23を側板1
8に対して着脱自在とした気密ボツクスを得るこ
とができる。
また、前述したように、従来例の上記気密ボツ
クスAと下部気密ボツクスBとの間にあつたフラ
ンジ14をなくしたため、本実施例の気密ボツク
スの側板は上、下一体で薄板を用いて成形するこ
とが可能となり、しかも重いフランジを設ける必
要がなくなつたため、本実施例の気密ボツクスの
固有振動数が向上し耐震性が著しく改善される。
クスAと下部気密ボツクスBとの間にあつたフラ
ンジ14をなくしたため、本実施例の気密ボツク
スの側板は上、下一体で薄板を用いて成形するこ
とが可能となり、しかも重いフランジを設ける必
要がなくなつたため、本実施例の気密ボツクスの
固有振動数が向上し耐震性が著しく改善される。
次に天板24が薄板構造であるためにプレス成
形もしくは切断した板を天板とするだけでよく、
天板24は溶接による変形もないため、変形の修
正作業が不用となり経済的な気密ボツクスの提供
が可能となる。
形もしくは切断した板を天板とするだけでよく、
天板24は溶接による変形もないため、変形の修
正作業が不用となり経済的な気密ボツクスの提供
が可能となる。
側板18の上端部に曲げ加工を施こすことによ
り従来例に比べて機器搬入用の開口部寸法が大き
くとれるため、気密ボツクス内部への機器の搬入
及びその据付が容易となり、保守も容易となる。
り従来例に比べて機器搬入用の開口部寸法が大き
くとれるため、気密ボツクス内部への機器の搬入
及びその据付が容易となり、保守も容易となる。
第1図の実施例は側板18の上端部を気密ボツ
クスの内側に向かつて折り曲げているが、天板2
3または天板23にかかつている荷重またはこれ
らに作用する力が小さい場合には、側板18を内
側へ折り曲げる必要はなく、まつすぐ上に伸ばし
てもよい。このような場合には、折り曲げる場合
に比較してさらに大きな機器搬入用の開口部が得
られ、装置を気密ボツクス内に組み込み易い好適
な気密ボツクスにすることが可能となる。また、
この場合は、側板18と天板23の間に間隙が生
じにくく、樹脂充填の必要もない。
クスの内側に向かつて折り曲げているが、天板2
3または天板23にかかつている荷重またはこれ
らに作用する力が小さい場合には、側板18を内
側へ折り曲げる必要はなく、まつすぐ上に伸ばし
てもよい。このような場合には、折り曲げる場合
に比較してさらに大きな機器搬入用の開口部が得
られ、装置を気密ボツクス内に組み込み易い好適
な気密ボツクスにすることが可能となる。また、
この場合は、側板18と天板23の間に間隙が生
じにくく、樹脂充填の必要もない。
第2図は本発明の他の実施例である気密ボツク
スを示しており、第1図と同じ部分の構造を示し
ている。本実施例は機器搬入用の開口が多少狭く
なつてもよい場合に実施可能な構造であつて、側
板18の上端部が気密ボツクスの内側に折り曲げ
られている。平らな天板29の周囲に、天板29
をはさみこむ形でガスケツト30を取付ける。こ
のガスケツト30は、第1図の実施例と第にボル
ト26及びナツト27により当板31を折り曲げ
部35に向つて押圧することによつて折り曲げ部
35に密着される。第2図の実施例は第1図の実
施例に比して開口36Aはガスケツト30及びボ
ルト26を設けただけ狭くなる不利はあるが、第
1図実施例に比べて天板29は曲げ加工が不要で
あることから、第1図の天板23に対して製作が
容易である。これらの点を除いて、本実施例は、
第1図の実施例と同じ効果を得ることができる。
スを示しており、第1図と同じ部分の構造を示し
ている。本実施例は機器搬入用の開口が多少狭く
なつてもよい場合に実施可能な構造であつて、側
板18の上端部が気密ボツクスの内側に折り曲げ
られている。平らな天板29の周囲に、天板29
をはさみこむ形でガスケツト30を取付ける。こ
のガスケツト30は、第1図の実施例と第にボル
ト26及びナツト27により当板31を折り曲げ
部35に向つて押圧することによつて折り曲げ部
35に密着される。第2図の実施例は第1図の実
施例に比して開口36Aはガスケツト30及びボ
ルト26を設けただけ狭くなる不利はあるが、第
1図実施例に比べて天板29は曲げ加工が不要で
あることから、第1図の天板23に対して製作が
容易である。これらの点を除いて、本実施例は、
第1図の実施例と同じ効果を得ることができる。
本発明によれば、天井板の押えをボツクス本体
の側面で行なうことができるので、ボツクス本体
の上端に設けられる機器搬入用の開口を広くでき
る。これは、気密ボツクス内に据え付ける機器の
大きさを大きくすることができ、機器の運用効率
の向上に貢献する。また、上端部に重いフランジ
を取り付ける必要がないので、気密ボツクスの耐
震性を向上させることができる。
の側面で行なうことができるので、ボツクス本体
の上端に設けられる機器搬入用の開口を広くでき
る。これは、気密ボツクス内に据え付ける機器の
大きさを大きくすることができ、機器の運用効率
の向上に貢献する。また、上端部に重いフランジ
を取り付ける必要がないので、気密ボツクスの耐
震性を向上させることができる。
第1図は本発明の一実施例の気密ボツクス上部
構造図、第2図は同じく変形例を示す断面図、第
3図は従来の気密ボツクスの正面図、第4図は第
3図の気密ボツクスの側面図、第5図は従来の気
密ボツクスの接合部の構造図、第6図は同じく改
良案の断面図である。 A……上部気密ボツクス、B……下部気密ボツ
クス、1……パネル、2……グローブ、3……ス
モールポート、4……ラージポート、18……側
板、23,29……天板、24……ガスケツト、
25,31……当板、26……ボルト、ナツト。
構造図、第2図は同じく変形例を示す断面図、第
3図は従来の気密ボツクスの正面図、第4図は第
3図の気密ボツクスの側面図、第5図は従来の気
密ボツクスの接合部の構造図、第6図は同じく改
良案の断面図である。 A……上部気密ボツクス、B……下部気密ボツ
クス、1……パネル、2……グローブ、3……ス
モールポート、4……ラージポート、18……側
板、23,29……天板、24……ガスケツト、
25,31……当板、26……ボルト、ナツト。
Claims (1)
- 1 気密性を要し内部に機器が収納される気密ボ
ツクスにおいて、上端に前記機器の搬入用の開口
を有し内部に前記機器が収納され、側壁上端部に
ネジ部が設けられたボツクス本体と、前記開口を
覆い端部が前記ボツクス本体の側壁に沿うように
折り曲げられ、折り曲げられた端部にガスケツト
が設けられた天井板と、前記ネジ部に取り付けら
れて前記ガスケツトを前記ボツクス本体の側壁に
押し付ける手段とを備えたことを特徴とする気密
ボツクス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23738885A JPS6298290A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 気密ボツクス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23738885A JPS6298290A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 気密ボツクス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6298290A JPS6298290A (ja) | 1987-05-07 |
JPH0513477B2 true JPH0513477B2 (ja) | 1993-02-22 |
Family
ID=17014648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23738885A Granted JPS6298290A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 気密ボツクス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6298290A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0769462B2 (ja) * | 1989-12-01 | 1995-07-31 | 動力炉・核燃料開発事業団 | 放射線遮蔽構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58219484A (ja) * | 1982-06-15 | 1983-12-20 | 株式会社クボタ | 気密ボツクス |
-
1985
- 1985-10-25 JP JP23738885A patent/JPS6298290A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58219484A (ja) * | 1982-06-15 | 1983-12-20 | 株式会社クボタ | 気密ボツクス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6298290A (ja) | 1987-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |