JPS6333610Y2 - - Google Patents

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JPS6333610Y2
JPS6333610Y2 JP18897984U JP18897984U JPS6333610Y2 JP S6333610 Y2 JPS6333610 Y2 JP S6333610Y2 JP 18897984 U JP18897984 U JP 18897984U JP 18897984 U JP18897984 U JP 18897984U JP S6333610 Y2 JPS6333610 Y2 JP S6333610Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、空気調和装置におけるフイルタ取
付け構造に関するものである。
(従来の技術および問題点) 電子部品製造工場、電算室、病院の手術室等の
高度の空気清浄度の要求されるいわゆるクリーン
ルームの空気調和装置にあつては、調和空気の吹
出口に高性能フイルタ(HEPAフイルタ、High
Efficiency Particulate air Filter)を装備して
いる。
この種のフイルタの取付け構造としては、懸吊
型取付け構造と載置型取付け構造とが知られてい
る。
第10図は懸吊型取付け構造の従来例を示す
(特開昭59−156409号)。符号100は吹出ボツク
スで、ブラケツト101にて図外の天井梁に懸吊
され、ダクト取付け部102に接続する送気ダク
トを通して空気溜り103に空調機からの調和空
気が供給される。104は空気溜り103とパン
チングフエイス105との間に配置するフイルタ
で、従来のボルト・ナツトに代えて棒状の支持金
具106にてフイルタ支持枠107に懸吊され
る。すなわち、支持金具106の上端部をフイル
タ支持枠107に掛止させ、フイルタ104のケ
ーシング108の上面とフイルタ支持枠107と
の間の気密を保持した状態にて、ケーシング10
8の下縁を支持金具106にて支持している。
このような棒状の支持金具106を用いた懸吊
型取付け構造にあつては、フイルタ104の支持
は、支持金具106による部分的なものとなり、
支持金具106の構造が複雑になる割にはケーシ
ング108の支持枠107への均等な密着が得ら
れず、支持枠107及びケーシング108に厚板
を用いて強度を高める必要があるという不具合が
ある。
第11図は、載置型取付け構造の従来例を示す
(特開昭58−65370号)。ガスケツト112を固着
したL型金枠114を支持枠113上に配置し、
該ガスケツト112上にフイルタ110のケーシ
ング111の下面内縁部を載置してある。そし
て、L型金枠114とガスケツト112とにて区
画される空間に液体シール剤115を収容し、ケ
ーシング111とフイルタ支持枠113との間を
ガスケツト112と液体シール剤115とで気密
に保持したものである。116はケーシング11
1の下縁角部に周設した保護枠で、液体シール剤
115の木製のケーシング111への浸透を阻止
し、ケーシング111の亀裂を防止する作用を有
する。
しかしながら、このような載置型取付け構造に
あつては、フイルタ110の載置前に液体シール
剤115を注入しなければならず、またフイルタ
110の清掃、取換え作業時に液体シール剤11
5の滴下を生じて取扱いに不便であるという不具
合があつた。
(問題を解決するための手段および作用) この考案は、かかる従来の不具合に鑑みてなさ
れ、取付け、取外し作業が簡便にして気密性に優
れた載置型のフイルタ取付け構造を提供するもの
で、その構成は、吹出ボツクスの内側に突出させ
て周設したフイルタ支持枠と、フイルタのケーシ
ングの下端部に固定され、内向き折曲げ縁を有す
るフイルタ支持金具と、該折曲げ縁と該フイルタ
支持枠の内周縁部との間に介装した弾性体よりな
るパツキングと、該パツキングの復元弾性力にて
下端部をフイルタ支持枠に圧接し、上端部をフイ
ルタ支持金具の折曲げ縁に圧接する取付け金具と
を有するフイルタ取付け構造である。
しかして、フイルタ支持枠上にパツキングを介
してフイルタ支持金具の折曲げ縁を載置し、パツ
キングをフイルタの自重を受けた状態から更に圧
縮変形させて取付け金具を装着することにより、
取付け、取外し作業が容易になされ、かつフイル
タ支持枠とフイルタ支持金具との間の気密を良好
に保持することができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例について図面を参照し
て具体的に説明する。
第1,2図は、この考案の一実施例を示す。図
中において符号1は吹出ボツクスであり、図外の
天井梁より懸吊し或は天井板に載置して設けら
れ、該ボツクス1の開口側端部には、フイルタ支
持枠2が溶接にて周設固定される。
3は高性能フイルタ(HEPAフイルタ)であ
り、木製のケーシング4とフイルタ部材5とより
なる。ケーシング4の下端部には、フイルタ支持
金具7が下方に突出してビス8止め等の手段にて
気密に固定され、該支持金具7の下端部は内側に
折曲げられて折曲げ縁7aを形成している。9は
フイルタ支持枠2の内周縁部上面と折曲げ縁7a
との間に介在するパツキングで、均一長さの弾性
体例えばネオプレンにて製作される。10は第2
図に詳示するように下端部をフイルタ支持枠2の
内縁部下面に圧接し、上端部をフイルタ支持金具
7の折曲げ縁7aの上面に圧接する取付け金具で
あり、この実施例にあつてはコ形断面をなしてい
る。11は吹出パンチングフエイスで、フイルタ
支持枠2の外縁部にビス12止め等の手段にて着
脱自在に取付けられる。
このようなフイルタ取付け構造は、次のように
組付けられる。すなわち、吹出ボツクス1を天井
に取付けた状態にてフイルタ支持枠2の開口より
フイルタ3を入れ、予めフイルタ3のケーシング
4に固定したフイルタ支持金具7の折曲げ縁7a
をパツキング9を介装して該支持枠2上に載置す
る。なおパツキング9は、予めフイルタ支持金具
7の折曲げ縁7aの下面に接着しておくことが好
ましい。次いで、第3図に示すように特殊工具1
3を用いて折曲げ縁7aとフイルタ支持枠2とを
挾圧し、フイルタ3の自重を受けて若干圧縮して
いるパツキング9を更に大きく圧縮変形させ、そ
の状態で取付け金具10にて折曲げ縁7aとフイ
ルタ支持枠2との間を挾装し、特殊工具13によ
る挾圧を解除する。かくして取付け金具10は、
パツキング9の復元弾性力にて下端部をフイルタ
支持枠2に圧接し、上端部をフイルタ支持金具7
の折曲げ縁7aに圧接した状態となり、フイルタ
支持枠2と折曲げ縁7aとの間を気密に保持する
と共に摩擦力にて固定する。取付け金具10は、
額縁状をなす折曲げ縁7aの全周または適当間隔
にて取付けられるものである。
第4図には、この考案の第1構造例の要部を示
す。これは、フイルタ支持枠2の内周縁上面に突
条14を設けたものであり、かつパツキング9は
フイルタ支持金具7の折曲げ縁7aの下面に予め
接着してある。この構造例によれば、フイルタ3
とパツキング9とを一体的に扱えるので組付け作
業性が向上すると共に、取付け金具10によるパ
ツキング9の圧縮変形に加えて突条14がパツキ
ング9に喰い込むので、気密保持性能をさらに向
上させることができる。
第5図には、この考案の第2構造例の要部を示
す。これは、フイルタ支持枠2の内周縁部を湾曲
させて上方に突出する突条2aを周設すると共
に、折曲げ縁7aも湾曲させて下方に突出する突
条7bを周設したもので、取付け金具10による
パツキング9の圧縮変形に加えて両突条2a,7
bがパツキング9に喰い込むので、気密保持性能
が更に向上する。また取付け金具10はC状断面
を有し、両端部の内向き折曲げ片10a,10b
をそれぞれ各突条2a,7bの裏側凹所に係合さ
せることにより、取付け金具10の移動ないしは
脱落を防止することができる。
第6図には、この考案の第3構造例の要部を示
す。これは、折曲げ縁7aを下方に突出湾曲させ
てU状断面に形成し、湾曲した折曲げ縁7aに、
取付け金具10の上端部に形成した内向き折曲げ
片10aを受け入れたもので、パツキング9はフ
イルタ支持枠2に予め接着してある。この構造例
によれば、折曲げ片10aを折曲げ縁7aに係合
させて取付け金具10の取付け作業を行なうこと
により、パツキング9を過大に圧縮変形させるこ
となく該作業を行なうことができ、パツキング9
は折曲げ縁7aにて大きく圧縮変形する部分を生
じ、気密保持に優れると共に、パツキング9はフ
イルタ支持枠2に接着されているので組付け作業
性も良好であり、かつ折曲げ縁7aと折曲げ片1
0aとが係合して取付け金具10の移動ないし脱
落を防止する。
第7図には、この考案の第4構造例の要部を示
す。これは、フイルタ支持枠2の内周縁部を上向
きに折曲げてストツパ2bを形成したもので、取
付け金具10の上端部には内向き折曲げ片10a
を形成してある。この構造例によれば、折曲げ縁
7a、パツキング9および取付け金具10は、該
ストツパ2bに当接して過大な移動を阻止され
る。
第8図には、この考案の第5構造例の要部を示
す。これは、折曲げ縁7aの内端縁上面およびフ
イルタ支持枠2の内周縁下面にそれぞれストツパ
部材15,16を固着したもので、取付け金具1
0の両端部に形成した両折曲げ片10a,10b
が、パツキング9の復元弾性力にてフイルタ支持
枠2およびフイルタ支持金具7の折曲げ縁7aに
圧接すると共に、各ストツパ部材15,16に当
接して取付け金具10の移動を防止する。なおス
トツパ部材15,16は、フイルタ支持金具7の
折曲げ縁7aの内周縁を上向きに、またフイルタ
支持枠2の内周縁を下向きに形成してもよい。
第9図には、この考案の第6構造例の要部を示
す。これは、折曲げ縁7aの先端部を上向きに折
曲げて形成した折立縁7cとフイルタ支持枠2の
内周縁部を上向きに折曲げて形成したストツパ2
bとをパツキング9の圧縮変形状態にて略同一高
さになるように設定し、取付け金具10の上部内
面と折立縁7cおよびストツパ2bとの間にパツ
キング17を介装させてある。この構造例によれ
ば、第4構造例と比較して、気密保持性能が更に
向上する。
(考案の効果) 以上の説明から理解されるように、この考案に
よれば、下記の効果が得られる。
載置型のフイルタ取付け構造が簡素な構造に
て得られ、液体シール剤を使用しないので、取
付け、取外し作業性に優れ、定期的に行なうフ
イルタの清掃、取換え作業も容易に行なうこと
ができる。
パツキングは、フイルタの自重を受けた状態
から更に圧縮変形しているので、フイルタ支持
枠およびフイルタ支持金具の折曲げ縁に強く密
着し、気密保持性能に優れる。
フイルタ支持枠へのフイルタ支持金具の圧接
力は、懸吊型の従来例と比べて小さいので、フ
イルタ支持枠を薄くすることができ、軽量化を
はかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は同じく要部断面図、第3図は同じく取付け
作業の説明図、第4図は第1構造例を示す要部断
面図、第5図は第2構造例を示す要部断面図、第
6図は第3構造例を示す要部断面図、第7図は第
4構造例を示す要部断面図、第8図は第5構造例
を示す要部断面図、第9図は第6構造例を示す要
部断面図、第10図、11図はそれぞれ従来構造
を示す断面図である。 1:吹出ボツクス、2:フイルタ支持枠、3:
フイルタ、4:(フイルタの)ケーシング、5:
フイルタ部材、7:フイルタ支持金具、7a:折
曲げ縁、9:パツキング、10:取付け金具、1
1:吹出パンチングフエイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吹出ボツクスの内側に突出させて周設したフイ
    ルタ支持枠と、フイルタのケーシングの下端部に
    固定され、内向き折曲げ縁を有するフイルタ支持
    金具と、該折曲げ縁と該フイルタ支持枠の内周縁
    部との間に介装した弾性体よりなるパツキング
    と、該パツキングの復元弾性力にて下端部をフイ
    ルタ支持枠に圧接し、上端部をフイルタ支持金具
    の折曲げ縁に圧接する取付け金具とを有すること
    を特徴とするフイルタ取付け構造。
JP18897984U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPS6333610Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18897984U JPS6333610Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JP18897984U JPS6333610Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JPS61106323U JPS61106323U (ja) 1986-07-05
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JP18897984U Expired JPS6333610Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JP2010270880A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Fuji Industrial Co Ltd 管接続方法およびその管接続構造
JP7050238B2 (ja) * 2020-12-24 2022-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 ファンフィルターユニット

Also Published As

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JPS61106323U (ja) 1986-07-05

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