JPH0326905Y2 - - Google Patents

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JPH0326905Y2
JPH0326905Y2 JP1985145974U JP14597485U JPH0326905Y2 JP H0326905 Y2 JPH0326905 Y2 JP H0326905Y2 JP 1985145974 U JP1985145974 U JP 1985145974U JP 14597485 U JP14597485 U JP 14597485U JP H0326905 Y2 JPH0326905 Y2 JP H0326905Y2
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filter
clean room
ceiling
casing
air
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JP1985145974U
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【考案の詳細な説明】 本考案はクリーンルームのフイルタ取付装置に
係り、特に半導体工場、薬品製造工場等のクリー
ンルームの天井面に配置する高性能フイルタの取
付装置に関する。
〔考案の背景〕
半導体を始めとする電子部品の加工、組立工
場、薬品製造工場、食品製造工場、病院等のクリ
ーンルームには一般に天井面に取付けられた
HEPA(高性能)フイルタを通して清浄エアをク
リーンルームの室内に吹き出し、又室内のエアを
床面から吸込んで再び天井面のHEPAフイルタ
を通すというエア循環方式を採用している。
又、HEPAフイルタは天井に設けられた桟又
は梁等によつて支持され、ボルト止め等によつて
クリーンルーム天井面の梁等に取付けられる。し
かし、HEPAフイルタを一定期間使用すると塵
埃が蓄積するので、クリーンルームを所定の清浄
度に保つ為にはHEPAフイルタを取外して新し
いHEPAフイルタと交換する必要がある。
従来のHEPAフイルタ取付装置は、天井側若
しくはクリーンルーム室内側からのいずれか一方
側からの取付け取外しができるのみで、天井側と
室内側からの両方からフイルタの取付取外しがで
きる構造にはなつていない欠点がある。更に従来
のフイルタ取付装置は、ボルト止め等によりフイ
ルタの取付けを行なつておりワンタツチでフイル
タの取付け取外しができる構造になつておらず、
フイルタの交換作業能率が悪い欠点がある。フイ
ルタの交換をワンタツチで行なう取付構造として
は、フイルタをシール部を介して天井の桟等の上
に配置することも考えられるが、このようにフイ
ルタが梁と別構造に構成されていると、地震等の
縦波に対してフイルタが梁側とは異なる固有振動
数で揺れ、フイルタと梁との間のシール部からエ
ア漏れが生じる不具合がある。
〔考案の目的〕
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、クリーンルームの天井面の梁等に取付けられ
るHEPAフイルタをクリーンルームの室内側及
び天井側の両方から着脱可能なフイルタの取付装
置を提案することを目的としている。
〔考案の概要〕
本考案は前記目的を達成する為に、フイルタを
通して清浄エアを室内に供給するクリーンルーム
に於いて、クリーンルームの天井に設けられた梁
上に載置され、上面並びに下面にフイルタが出し
入れ可能な開口部が形成されたケーシングと、ケ
ーシング内で梁上にシール部材を介して載置され
たフイルタと、梁側に支持され弾性部材を介して
フイルタを梁側に押圧付勢する押圧部材と、から
成ることを特徴とする。
〔実施例〕
以下添付図面に従つて本考案に係るフイルタ取
付装置の好ましい実施例を詳説する。
第1図は本考案に係るフイルタ取付装置が適用
されるエア循環式クリーンルームの概略説明図で
ある。第1図に示すようにクリーンルーム10の
天井室12には右側に導入口14が設けられ、循
環エアはこの導入口14を通つて天井室12に供
給される。
天井室12とクリーンルーム室16との境界面
には所定間隔で梁18,18…が設けられ、この
梁18には送気ユニツト20,20…が取付けら
れる。この送気ユニツト20には、フアン21と
HEPAフイルタ22が設けられ、天井室12の
エアはフイルタ22を通つてクリーンルーム室1
6内に送られる。
一方、基礎床24には複数の支柱26,26…
が立設され、これらの支柱26によつて床面用グ
レーチング28が敷設され、室内16のエアは、
このグレーチング28を通つて床下チヤンバ32
に吸い込まれ、図示しない空気調和装置、ダクト
33を介して天井室12の導入口14に再び送ら
れる。
第2図では送気ユニツト20の取付構造が示さ
れている。送気ユニツト20は本体ケーシング3
4と本体ケーシングの上面に設けられるフアンケ
ーシング36とから構成される。フアンケーシン
グ36には前記送気フアン21が配設されると共
に天井室12と連通される開口部38,38が形
成され、天井室12内のエアは開口部38を通つ
て本体ケーシング34内に送られるようになつて
いる。本体ケーシング34の上面にはフイルタ2
2を出し入れ可能な大きさに形成された開口部4
0が形成され、フアンケーシング36はこの開口
部40を覆うようにして取付けられる。フアンケ
ーシング36の下端部は折曲げ形成されてフラン
ジ42,42が形成され、フアンケーシング36
はこのフランジ42を後述するボルト52を介し
て本体ケーシング34の上面に着脱可能に取付け
ることができる。
本体ケーシング34の下端部46は梁18上に
ゴム等のシール部材48を介して載置される。更
に本体ケーシング34の上面には貫通孔50が形
成され、この貫通孔50内にはフアンケーシング
36をも締着するボルト52が差し込まれ、この
ボルト52の下端部は梁18に形成された突条部
54にねじ込まれている。従つて本体ケーシング
34はボルト52を梁18側にねじ込むことによ
り、一定圧力でシール部材48上に押し付けら
れ、ケーシング34の内側と外側との間で機密性
を保持することができる。
一方HEPAフイルタ22は矩形上の枠体56
とこの枠体56内につづら折りに配設されたフイ
ルタ58等から構成されている。枠体56の下面
にはゴム等から成る突条部59Aを備えたシール
部材59が設けられ、このシール部材59に対応
して梁18上にはシール部材59の突条部59A
が嵌合する凹条部60Aを備えたシール部材60
が取付けられている。従つてフイルタ22はシー
ル部材59の突条部59Aをシール部材60の凹
条部60Aに嵌入させることによりシール性を保
つことができるようになつている。又ボルト52
には押圧プレート62が摺動自在に設けられ、押
圧プレート62には一端が梁18側に設けられた
ばね64が取付けられている。従つて押圧プレー
ト62には梁18側に向けて付勢力を受けてお
り、第2図で示すようにHEPAフイルタ22を
係止した状態においてはHEPAフイルタ22を
下方即ち梁18に向けて押圧するようにしてい
る。
前記の如く構成された本考案に係るクリーンル
ームのフイルタ取付装置の作用は次の通りであ
る。先ず天井室12内のエアはフアン21が作動
することにより開口部38を通り、更に本体ケー
シング34の開口部40を通つて本体ケーシング
34内に送られる。本体ケーシング34内のエア
は、シール部材48、並びにシール部材59,6
0が設けられているため、フイルタ22を通つて
清浄エアとしてクリーンルーム室内16内に送ら
れる。
次にHEPAフイルタ22の取付け取外し作業
は次のようにして行なう。先ず天井室12側から
交換作業を行なうには、フアンケーシング36を
取付けているボルト52,52を緩めてフアンケ
ーシング36をフアン21を内蔵した状態で本体
ケーシング34から取外す。次に開口部40から
本体ケーシング34内に手を挿入して押圧プレー
ト62をばね64の付勢力に抗して上方に持ち上
げ、フイルタ22と押圧プレート62との係合関
係を解除する。これによりフイルタユニツトを傾
け、フイルタ22を開口部40から取外す。新た
なHEPAフイルタ22を取付けるには、HEPA
フイルタ22の下面に設けられたシール部材59
を梁18上のシール部材60に嵌合し、その後押
圧プレート62をHEPAフイルタ22の上面に
係合させ、HEPAフイルタ22の取付け作業が
完了する。
一方クリーンルーム室内16側からフイルタ2
2を交換するには次のようにして行なう。先ずク
リーンルーム室内16側からフイルタ22をばね
64,64の付勢力に抗して傾けながら持ち上
げ、シール部材58,60との係合関係を断つ。
この状態でフイルタ22を傾けながら梁18,1
8間の空間部を通し、フイルタ22を取外す。次
に新たなフイルタを取付けるには、押圧プレート
62をフイルタ22の上面に係合させ、この状態
でフイルタ22をばね64の付勢力に抗して上方
に押し上げ、その後シール部材59,60を係合
させることによりHEPAフイルタ22を取付け
る。
前記実施例によればHEPAフイルタ22は梁
18側に一端が取付けられたばね64によつて押
圧プレート62を介して上面から梁18側に押し
付けられている。従つて地震等の縦波の影響を受
けてもHEPAフイルタ22が梁18とは別の固
有振動を持つて振動するようなことはなく、梁1
8と同一の振動数をもつて振動するので、シール
部59,60が離れるようなことはなくシール性
が保持される効果がある。
第3図では押圧プレート62の変形例が示され
ている。即ち梁18に形成された孔70にはロツ
ド72が摺動自在に設けられ、このロツド72の
上端部には押圧プレート74が固着されると共
に、その下端部は取付孔75に位置してばね受け
76が設けられている。ロツド72はばね受け7
6と梁18側のばね受け78との間にばね80が
配設され、ロツド72はこのばね80の付勢力に
より下方向に押し付けられている。従つてロツド
72の上端部の押圧プレート74をフイルタ22
の上面に係合すると、前記実施例と同様にフイル
タ22は一定圧力で梁18側に押し付けられ、シ
ール部59,60はシール効果を有するようにな
る。尚、フイルタ22の取付け取外しはロツド7
2の下端部をばね80の付勢力に抗して上方に押
し、フイルタ22を取外すことができる。ばね8
0が設けられている取付け孔75はキヤツプ84
で封止され、エアが漏れないようにする。このキ
ヤツプ84は外周にリング状の突部84Aが形成
され、取付け孔75の入口に形成された凹部75
Aに嵌入してシールする。
前記実施例によれば天井室12側からフイルタ
22を取外すには押圧プレート74をばね80の
付勢力に抗することにより上方に持ち上げ、フイ
ルタ22を取外すことができる。またクリーンル
ーム室16から取外すには、前記したようにキヤ
ツプ84を取外し、ロツド72を上方に押し上げ
ることによりフイルタ22を取外すことができ
る。第3図で示す実施例に於いても第2図の実施
例と同様に梁18側に支持された押圧プレート7
4によつてフイルタ22は梁18に押し付けられ
ているので、振動に対して同一の振幅をもつて振
動し、シール部58,60の接合部が離れるよう
なことはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るクリーンルー
ムのフイルタ取付け装置によれば、フイルタとこ
のフイルタを支持する梁との間にシール部材を設
け、更にフイルタの上面からは梁によつて支持さ
れる押圧付勢部材を設け、フイルタを所定圧力で
梁側に押し付けるようにしたので、この押圧付勢
部材をその付勢力に抗して移動させることによ
り、天井側若しくはクリーンルーム室内側から容
易にフイルタを取外すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクリーンルームの概略構造を示す説明
図、第2図は本考案に係るフイルタ取付け装置の
構造を示す断面図、第3図は本考案に係るクリー
ンルームのフイルタの取付け装置の他の実施例を
示す部分断面図である。 10…クリーンルーム、12…天井室、16…
クリーンルーム室、20…送気ユニツト、21…
フアン、22…HEPAフイルタ、34…本体ケ
ーシング、36…フアンケーシング、48…シー
ル部材、50…ボルト、58,60…シール部
材、62…押圧プレート、64…弾性部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フイルタを通して清浄エアを室内に供給するク
    リーンルームに於いて、 クリーンルームの天井に設けられた梁上に載置
    され、フアンケーシングが着脱可能に連結される
    と共に、上面並びに下面に前記フイルタが出し入
    れ可能な開口部が形成された本体ケーシングと、 本体ケーシング内に上下方向に移動自在に配設
    され、且つ前記フイルタの上面に当接する押圧部
    材と、 該押圧部材を梁側に向かつて付勢し、前記フイ
    ルタ押圧部材を介して梁側に押圧付勢する弾性部
    材と、 から成ることを特徴とするクリーンルームのフイ
    ルタ取付装置。
JP1985145974U 1985-09-25 1985-09-25 Expired JPH0326905Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985145974U JPH0326905Y2 (ja) 1985-09-25 1985-09-25

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JP1985145974U JPH0326905Y2 (ja) 1985-09-25 1985-09-25

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JPS6255027U JPS6255027U (ja) 1987-04-06
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5817616U (ja) * 1981-07-28 1983-02-03 アルプス電気株式会社 磁気ヘツド
JPS598733U (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 カルソニックカンセイ株式会社 偏平管収容装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5817616U (ja) * 1981-07-28 1983-02-03 アルプス電気株式会社 磁気ヘツド
JPS598733U (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 カルソニックカンセイ株式会社 偏平管収容装置

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JPS6255027U (ja) 1987-04-06

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