JP2515232Y2 - クリーンルームの天井用機器取付け装置 - Google Patents

クリーンルームの天井用機器取付け装置

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JP2515232Y2
JP2515232Y2 JP1990097004U JP9700490U JP2515232Y2 JP 2515232 Y2 JP2515232 Y2 JP 2515232Y2 JP 1990097004 U JP1990097004 U JP 1990097004U JP 9700490 U JP9700490 U JP 9700490U JP 2515232 Y2 JP2515232 Y2 JP 2515232Y2
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grid
frame
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ceiling
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治郎 柿崎
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、クリーンルームの天井用機器取付け装置に
係るものである。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来、クリーンルームでは、天井にアルミフレーム等
からなる格子状天井枠体が設けられ、該天井枠体の各格
子目にそれぞれファン・フィルターユニット、フィルタ
ー等の機器が取り付けられ、相互間に適宜気密手段が講
じられる。
しかし、それらの機器の取り付けは、通常、機器の下
縁部を上記各格子目の上縁部に載置する状態で行われ、
特別な場合、機器の各格子目内へ下方から挿入してその
下縁部に設けたフランジを各格子目の下縁部へと当接さ
せる状態で行われている。したがって、上方又は下方か
らの一方的な取り付けに限られ、状況に応じて上下いず
れの方向からも取り付けできる自在性がなく、取り付け
に不便であった。
本考案は、斯る従来の問題点を除去しようとするもの
である。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、少なくとも下部に枠
材を有して該枠材をもって格子状天井枠体1の格子目12
に装着する機器の外周全般をその格子目12に対し挿通可
能に形成するとともに、外周下部を上記格子目12の内周
よりわずかに小さな相似形に形成してその格子目12の内
側に位置させ、また、その機器の下部には上記枠材の適
所数箇所に小窓42を穿設し、これらの小窓42にそれぞれ
係止部材4を枠材内側から枠材外側へと挿通させるとと
もに、これらの係止部材4の各基部を枠材内側に締結し
て各先端部を枠材から外方へと突出させ、かつ、これら
の係止部材4の先端部を上記格子目12の上縁部13に係合
させて、当該機器を上記格子状天井枠体1の格子目12に
据え付けし、更に、その機器の外周の下部とその格子目
12の間に気密手段5を講じたことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であるから、その取り付けに当たっては、
機器の各係止部材4を予め取り外し又は引っ込めた状態
にしておいて、この機器を格子状天井枠体1の格子目12
内に下方から挿入して外周の下部を格子目12内に位置さ
せた後、この機器の下側すなわち格子状天井枠体1の下
での作業により、各係止部材4をそれぞれ機器の枠材の
各小窓42に枠材内側から挿入し乃至押し出しして各基部
を枠材内側に位置的に調整しつつ締結し、枠材から外方
へと突出する各先端部を格子目12の上縁部を13へと係合
支持させ、次いで、相互間に適宜気密手段5を講じれば
よい。
また、機器を格子状天井枠体1の格子目12内に上方か
ら挿入することも可能であり、この場合にも上述のよう
にして取り付ければよい。なお、この場合には、各係止
部材4を当初より締結しておき、必要に応じて位置的に
調整してもよい。
「実施例」 その1. 第1図、第2図は本考案の第1の実施例を示してい
る。
図において、1は、アルミフレームから成る格子状天
井枠体、2は、該天井枠体に装着した機器の一つである
ファンユニット、3は、同他の一つであるフィルター、
4は、ファンユニット及びフィルターに装備させた係止
部材、5は、天井枠体とファンユニット、天井枠体とフ
ィルターとの間に介在させた気密手段である。
天井枠体1は、上面中央に長手方向に突条11を備えた
格子子により所定形状の格子目12をなす格子に形成し、
その突条11に吊りボトル(図示せず)を連ねて建物の天
井スラブから吊り、定位置に保持させる。
ファンユニット2は、上記格子目12の内周と相似形で
やや小さい外周形状のアルミフレームのベース21の上
に、これの平面形状に適合する下面開放の箱形でかつ内
外の静圧差に耐え得る機器的強度と吸音性を有するグラ
スウール板から成るカバー22を重ね、該カバーとベース
21との間に接着テープ28を貼着して、ケーシング2aを形
成し、該ケーシングには、ベース21の下面全体を開放さ
せて吸気口23を形成するとともに、カバー22の頂壁に送
風口24を形成し、また、ケーシング2aの内側に電動のフ
ァン25を配して適数の防振材26…及び支持部材27を介し
てベース21を装着し、該ファン25の吐出口251をパッキ
ング252を介して上記送風口24の内縁に当接させ、上記
吸気口23内に2個のグラスウール板から成るスライドダ
ンパー29,29を摺動自在に装着している。図中、2bは、
必要であれば装着するパンチングメタル等によるフェー
スである。
なお、カバー22やスライドダンパー29,29は発泡コン
クリート板、発泡セラミック板、発泡ウレタン樹脂板等
でもよい。重量や吸音性に問題がなければ、鉄板、アル
ミニウム板等の金属板を用いてもよい。カバー22の場
合、その他に、適宜骨格材の一面又は両面にシートを張
ったものや、そのシートの内側吸音材を付したもの等で
もよい。
フィルター3は、上記格子目12の内周12の内周と相似
形でやや小さい外周形状の木製等の枠体31の内側上部に
濾材32を貼着して成る。
係止部材4は、基部に透孔43を穿設した倒L字状係止
片41から成り、ファンユニット2のベース21及びフィル
ター3の枠体31の四隅等において、適宜位置に小窓42…
を穿設して、これらの小窓にそれぞれ内側から外側へと
上記係止片41を挿通突出させ、基部にて透孔43にワッシ
ャー付きボルト・ナット44又は木ねじ45を通してベース
21又は枠体31に締結固定し、各係止片の先端部を天井枠
体1の各格子目12の上縁部13に係合させるとともに、先
端を突条11の腹に突き当てており、その係合によりファ
ユニット2及びフィルターを天井枠体1に取り付け、ま
た、その突き当てにより地震等の水平力に対応させてい
る。
気密手段5は、天井枠体1の格子目12内周面とファン
ユニット2のベース21外周面、天井枠体1の格子目12内
周面とフィルター3の枠体31外周面との間に、下方か
ら、まず、バックアップ材51を嵌挿し、次いで、一液又
は二液性のシリコンシール材、ウレタンシール材等のシ
ール材52を充填し定形化させて成る。
如上の構成において、ファンユニット2のファン25を
作動させると、第1図に矢印で示す気流を生じ、クリー
ンルーム内に清浄空気が供給される。
地震等の水平力に対応する必要がない場合又は他に対
応手段を有する場合には、天井枠体1に突条11を要しな
い。
その2. 第3図は、第2の実施例を示している。
この場合、前例のものにおいて、気密手段5だけを変
えている。この気密手段5は、ファンユニット2のベー
ス21に、天井枠体1の格子目12の下縁部14に対応させて
断面L字状の受け部材53を取り付け、該受け部材の縁部
にV溝54を設けてOリング55を支持させ、該Oリングを
上記格子目12の下縁部14に圧接させている。なお、フィ
ルター3についても同様にする。
その3. 第4図は、係止部材4についての変形に係る第3の実
施例を示している。
この場合は、第1の実施例において、係止部材4たる
係止片41の先端を鈎状に伸長させて、その鈎部411を天
井枠体1の突条11に係合させ、もって、水平力に対しよ
り強く対応できるようにしている。なお、図面では、フ
ァンユニット2の側のみを示しているが、フィルター3
の側についても同じである。
その4. 第5図は、係止部材4についての変形に係る第4の実
施例を示している。
この場合は、第1の実施例において、天井枠体1の上
面中央に、突条に代えて凹溝15を形成し、また、係止部
材4たる係止片41の先端を下方へ折曲伸長させて、その
垂下部412を上記凹溝15へ係合させ、もって、水平力に
対しより強く対応できるようにしている。
その5. 第6図は、係止部材4についての変形に係る第5の実
施例を示している。
この場合は、第1の実施例において、係止部材4にボ
ルト・ナット48、ロックナット49を用いて成る。なお、
図面では、ファンユニット2の側のみを示しているが、
フィルター3の側でも同じである。
「考案の効果」 本考案によれば、機器の外周全般が格子状天井枠体1
の格子目12に対し挿通可能であり、外周下部が格子目12
の内周よりわずかに小さな相似形であってその格子目12
の内側に位置させるので、格子目12に対しては現場の状
況に応じて下方からも上方からも任意に取り付けでき、
そして、その下部に係止部材4を装着して格子目12の上
縁部13に係合させればよいので、その据え付けも容易で
あり、しかも、各種の気密手段を任意に採用できる。
また、機器は、少なくとも下部に枠材を有しており、
この枠材の適所数箇所に小窓42を穿設し、これらの小窓
42にそれぞれ係止部材4を枠材内側から枠材外側へと挿
通させるとともに、これらの係止部材4の各基部を枠材
内側に締結して各先端部を枠材から外方へと突出させ、
かつ、これらの係止部材4の先端部を上記格子目12の上
縁部13に係合させて、当該機器を上記格子状天井枠体1
の格子目12に据え付けするので、機器をその格子目12に
下方から挿入する場合には、専らその機器の下側すなわ
ち格子状天井枠体1の下での作業により、その機器に各
係止部材4を装着固定させて格子目12の上縁部13へと係
合させることができ、更に、その機器の外周の下部とそ
の格子目12の間で気密手段5を講じればよいので、この
気密手段5も格子状天井枠体1の下での作業だけで施工
でき、もって、機器を天井裏作業なしに専ら格子状天井
枠体1下の広いクリーン室内での作業により適切にかつ
容易に格子状天井枠体1へと取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例で、第1図は、第1例の截断側
面図、第2図は、同例要部の拡大断面図、第3図は、第
2例の要部に係る拡大断面図、第4図は、第3例の要部
に係る拡大断面図、第5図は、第4例の要部に係る拡大
断面図、第6図は、第5例の要部に係る拡大断面図であ
る。 1……天井枠体、2……ファンユニット 2a……ケーシング、2b……フェース 3……フィルター、4……係止部材 5……気密手段、11……突条 12……格子目、13……上縁部 14……下縁部、15……凹溝 21……ベース、22……カバー 23……吸気口、24……送風口 25……ファン、251……吐出口 252……パッキング、26……防振材 27……支持部材、28……接着テープ 29……スライドダンパー、31……枠体 32……濾材、41……係止片 42……小窓、43……透孔 44……ワッシャー付きボルト・ナット 45……木ねじ、411……鈎部 412……垂下部、48……ボルト・ナット 49……ロックナット、51……バックアップ材 52……シール材、53……受け部材 54……V溝、55……Oリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも下部に枠材を有して該枠材をも
    って格子状天井枠体1の格子目12に装着する機器の外周
    全般をその格子目12に対し挿通可能に形成するととも
    に、外周下部を上記格子目12の内周よりわずかに小さな
    相似形に形成してその格子目12の内側に位置させ、ま
    た、その機器の下部には上記枠材の適所数箇所に小窓42
    を穿設し、これらの小窓42にそれぞれ係止部材4を枠材
    内側から枠材外側へと挿通させるとともに、これらの係
    止部材4の各基部を枠材内側に締結して各先端部を枠材
    から外方へと突出させ、かつ、これらの係止部材4の先
    端部を上記格子目12の上縁部13に係合させて、当該機器
    を上記格子状天井枠体1の格子目12に据え付けし、更
    に、その機器の外周の下部とその格子目12の間に気密手
    段5を講じたことを特徴とするクリーンルームの天井用
    機器取付け装置。
JP1990097004U 1990-09-14 1990-09-14 クリーンルームの天井用機器取付け装置 Expired - Lifetime JP2515232Y2 (ja)

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