JPS6011519Y2 - ホットラボ用エヤフイルタ− - Google Patents

ホットラボ用エヤフイルタ−

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JPS6011519Y2
JPS6011519Y2 JP5924479U JP5924479U JPS6011519Y2 JP S6011519 Y2 JPS6011519 Y2 JP S6011519Y2 JP 5924479 U JP5924479 U JP 5924479U JP 5924479 U JP5924479 U JP 5924479U JP S6011519 Y2 JPS6011519 Y2 JP S6011519Y2
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JP
Japan
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filter
gasket
air
main body
air filter
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Expired
Application number
JP5924479U
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English (en)
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JPS55159719U (ja
Inventor
一美 朝井
豊治 杉田
Original Assignee
ニツタ株式会社
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ホットラボにおける排気側に装置するための
エヤフィルターに関する・。
危険な放射性物質、例えばコバル) 60 (”Go)
又はストロンチウム90 (”Sr)などの元素又はそ
の化合物を取扱う研究施設、工業施設(例えば原子力発
電所やγ線利用の非破壊検査施設及び放射線滅菌又は種
苗処理施設)及び放射線治療施設などにおいては、排気
中から放射能を帯びた粉塵等が洩れ出さないよう、最大
級の注意が要求される。
このため、排気ダクトの直前に厳重な空気濾過設備が施
されるが、ここに用いられるエヤフィルターは、サブミ
クロン級の塵埃をも完全に阻止しなければならないのは
勿論のこと、目づまりに備えて容易に交換できるもので
なければならず、しかもこの交換は厚い防護壁を介して
マニュピユレータ−(マジックハンド)による遠隔操作
により、容易、かつ確実に行われなければならない。
若し、万一この交換に際し気密が不完全となれば、危険
な放射性塵埃が大気中へ撒き散らされ、重大な公害問題
を起こす。
さらに使用済のフィルターは再製が不可能であって、一
種の消耗品とも考えられるので、可及的安価に製作され
なければならない。
このように眺めると、−見簡単なフィルターには見えな
がら、放射性物質取扱施設用フィルターに課せられる問
題は実際上甚だ複雑で、その解決が容易ではないことが
理解されよう。
本考案は、上記種々の放射性物質取扱施設の中で、特に
ホットラボと総称される放射化学ケープ又はセル等の排
気トラップに用いるためのエヤフィルターに関するもの
で、マジックハンドによる交換(据付及び除去)が容易
で、かつ交換後の気密性が確実であるエヤフィルターを
提供するのを目的とする。
本考案の骨子は、空気濾過器の主体を内外二重の空気透
過性壁部材によってサンドインチ状に挟まれた筒状の空
気濾過材で構成すると共に、前記壁部材の上端の周囲に
フランジ部分を張設し、かつ、該フランジ部分の直下の
主体の周囲に特殊なガスケットを設け、このガスケット
が、フィルターケースの天板面との間で主として主体自
体の重さにより変形して、該天板面と前記フランジ下面
との間で完全な気密状態を構成するようにした点にある
ここに1空気透過性壁部材ヨと称するのは、内外二重の
壁部材の間に挿入された筒状の濾過部材を支持するのに
充分な強度を有し、しかも空気の自由な通過を許す構成
をいう。
従って、このものは自体剛性を有する材料である限り、
金属、プラスチック、セラミックス、FRP、 GRC
(ガラス繊維強化セメント)、その他任意の材料で作る
ことができるが、一般には後述の自重との関係もあって
、亜鉛メッキ鉄板のパンチングメタルで構成するのが有
利である。
もちろん、孔鈍き板に代り網でもよい。
プラスチックは生産性の上では最も有利であるが、後述
するフランジや底板を取りつけようとする場合、接着剤
による接着やコーキングの面で多少不利となるのは避け
られない。
さらに、通常の商業的プラスチックスは、耐熱温度が低
いため70〜80’Cを越える高温雰囲気下では使用で
きず、一方、特殊な耐熱性プラスチックは著しく高価で
ある。
濾過材としては、現在の乾式濾材はすべて使用できるが
、特に、微細ガラス繊維のステーブルを少量のバインダ
ーを用いて抄造して作られたHEPAフィルターは、0
.3μの微粒子を99.99%まで捕集する性能を持っ
ているので、現在乾式濾材中殻も信頼性があるのみなら
ず、圧力損失が低く、かつ自消性を持っているので、万
一火災が発生した場合でも安全である。
以上の濾過材は、空気透過性の壁部材で二重に作られた
空間中に充填される。
この壁部材を二重に構成することが、該壁間に充填され
る濾過材の種類を目的に応じ自由に選択できる利益をも
たらすことは容易に理解されよう。
素焼等のセラミックや連続気泡型スポンジも微粒子を捕
集する能力においては同様であるが、圧力損失において
は、上のHEPAフルターと比べて決定的に不利である
上述の壁部材は任意の断面形状をとってよい。
しかし後述するように、本案フィルターは、フィルター
ケースの天板面(担持面)に穿たれた孔内にマジックハ
ンドを用いて挿入されるものであるから、円形以外の異
形では簡単に挿入するのが難しくなり、かつ、ガスケッ
トによるシールも困難となる。
壁部材の下端は底板により区切られる。
所望により、この底板もパンチングメタル等による二重
構造として中間に濾過材を充填することにより、濾過面
積を増し一層通気抵抗を減少させることが可能であるが
、実際問題として底面の面積は側面に比し遥かに小さい
ので、敢えて底板に濾過機能を付与するメリットは少な
い。
壁部材の上端開口端縁には、外拡がりにフランジが付さ
れる。
このフランジの裏面は、ガスケットとの密着性を考慮し
て可及的平担、かつ、滑らかに研磨されているのが好ま
しい。
そして該裏面に断面Y字形の特殊なガスケットが装着さ
れる。
このガスケットは、フィルターケース内への直接の汚染
空気の流入を防ぐため、上記フランジの裏面とも、また
上記壁部材の上端にも密着しなければならない(第1図
参照)から、適当な圧縮変形性を持つ軟らかいゴム弾性
材を用いて作られる。
通常のOリングもこの目的に使用できない訳ではないが
、考案者は種々研究の結果、断面Y字形のダブルリップ
型ガスケット(第4図参照)が目的上好適であることを
見出した。
即ちこのガスケットでは、0リングのような直径方向へ
の拡張が望めない代りに、その下方のフラップ部分が本
フィルターの自重(及び場合により更に圧力差)による
押圧力の如き小さな荷重により変形し、容易にフィルタ
ーケースの天板面に密着するので、Oリングに勝るシー
ル効果が得られる。
加えて、フラップ部分の長さを任意に延長できるため、
フィルターケースにおけるフィルター挿入用の孔の内壁
とのクリヤランスを充分大きくとれる利益がある。
因に、本フィルターのフランジ部分をフィルターケース
の天板面に対し押しつける力には、フィルター自体の自
重の他に、通気抵抗により生ずるフィルター両面間の圧
力差があるが、この圧力差は、濾過材としてHEPAフ
ィルターが用いられた場合、300d/時間の風量の下
で高々24閣/水柱程度に過ぎないので、ガスケットが
受ける圧力は、本フィルター自体の自重によるものが大
部分である。
なお、本フィルターにおける壁部材とフランジ部材及び
底部材との接合部分は、例えばクロロプレンゴムの如き
コーキング材により完全にシールされなければならない
最後に、フランジ部材の対向する内縁間、即ち、壁部材
の開口部の対向端縁間(従って壁部材が円形の断面を有
する場合には、その直径方向に沿った)把手が付される
この把手は、マニュピレータ−の操作が許す限り複数(
例えば十字形)設けられてもよく、また、さらに所望に
より上方に向って山形に湾曲されたり、又はフックやリ
ングが付加されてもよいが、通常は下記実施例が示すよ
うな直線状のもので充分である。
以下考案実施の態様を図面を参照して詳細に説明する。
但腰これは単なる例示であって、考案の技術的範囲を限
定するものではない。
第1図乃至第3図は夫々本案フィルターの一具体例の一
部切り欠き正面図、平面図及び第1図A−A線に沿う横
断面である。
全体は厚手トタン板から作られた多数の透孔2.2・・
・を有する内外二重の環状壁部材1,1と、該壁部材の
底面を形成する底板部材4と、前記壁部材1,1の上端
面に取りつけられたフランジ部材5とから構成され、該
二重壁部材間の環状空腔3内には、HEPAフィルター
6が収容される。
そして壁部材1,1と底板との各接合部はコーキング材
7による厳密なシールが施されている。
把手8は前記フランジ部材の内側端5aに溶接される。
外側壁部材1′の上端部外周はフランジ部材の下面から
下方へ垂直に伸びるスカート5bにより取り巻かれ、該
スカー)5bの外周を軟かいゴム弾性材からなるY字形
ガスケット9(第4図を併せ参照)が取り巻く。
図示のように、このガスケット9は、基部10の一端か
ら延びる2枚のフラップ10a+ 10’aを有し、
これらのフラップの先端は垂直方向の小さな荷重により
変形するので、後述の如く、本フィルターがフィルター
ケースの天板部分の孔(24、仮想線にて示す)内に挿
入されたとき、本フィルター自身の重さにより該孔周縁
の天板面により押圧されて、該天板面との間に堅固なシ
ール状態を形成しうる。
既に説明したように、このY字形ガスケットでは、通常
のOリングと異なってその幅方向の長さを充分広くとる
ことができる。
このため、上の孔24の内径を本フィルターの壁部分の
外径に比し充分大きくとることができるので、上記把手
8の存在と相まって、マニュピレータ−による遠隔操作
が一層容易となるという利点がある。
以上のフィルターは、第5図に示す如くフィルターゲタ
ニス21内に収めて使用される。
フィルターケース21は気密に作られた箱状体で、上面
に天板部22を、また、該天板部より下方の箱状部側面
にフランジ付出口側パイプ23を夫々有しており、かつ
、該天板部22にフィルター挿入用の孔24,24・・
・・・・を備えている。
なお前記ケース21には、所望により、通気的の蓋25
がヒンジ26を介して設けられてもよい。
因に、図示のフィルターケースでは3個の本案フィルタ
ーが挿入できるように示されているが、固より3個に限
る訳ではなく、必要に応じて任意の数だけ並列して用い
ることができる。
放射性物質により汚染した空気は、蓋とケース本体との
間の隙間よりフィルター内部から濾過材6を通ってケー
ス内部に入り、出口側パイプ23より導管(図示せず)
を経て室外に排出される。
このようにして使用の結果、粉塵がフィルター6の目に
つまり通気抵抗が増大したときは、マジックハンドを用
いて把手8を掴んでケース外へ取り出し、同じくマジッ
クハンドを用いて新品と交換する。
この交換作業は、把手8の存在に加え、上記の如く孔2
4の内縁とフィルターの外壁との間に充分なりリヤラン
スが見こめるので非常り簡単で、しかもY字形ガスケッ
ト9により、各交換の都度確実な気密状態が得られる。
以上の如く、本考案はホットラボの換気用エヤフィルタ
ーとして、構成簡単、交換簡便、気密完全という特長を
有するので、放射線化学研究用の必須補助資材として実
用上多大の価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本案フィルターの一具体例の一部
切り欠き正面図、平面図及び第1図A−A線に沿う横断
面図、第4図は、前3図のもののガスケット部分の拡大
断面図、第5図は第1図乃至第4図のものの使用状況を
示す斜視図である。 各図中の主要な符号の意味は以下の通りニー1:内側壁
部材、1′:外部壁部材、2:透孔、3:環状空腔、4
:底板部材、5:フランジ部材、5:HEPAフィルタ
ー 6′:フィルター支持部材、7:コーキング材、8
:把手、i:ガスケット、10:ガスケットの基部:2
1:フィルターケース、22:21の天板部、23:2
1の出口側パイプ、24:22のフィルター挿入孔、2
5:21の蓋、26:25のヒンジ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)二重の空気透過性壁部分を有する有底↓筒状の本
    体と、前記本体の開口面に平行して該本体の口部周辺に
    伸びるフランジと、前記開口部の対向端縁間を結ぶ把手
    部材と、前記二重の壁部分の間に充たされた濾過材と、
    前記フランジの直下の本体の周囲に嵌められた断面1Y
    J字形の弾性材製の環状ガスケットとから成るフィルタ
    ーであって、上記ガスケットは、上記本体がフィルター
    ケース内に嵌めこまれたとき、主として該本体の自重に
    より該ケースの担持面に押付けられて、本フィルター内
    外を気密に遮断するのに充分な変形性を備えていること
    を特徴とするホットラボ用不ヤフイルター。
  2. (2)濾過材がガラス繊維紙からtきている登録請、求
    の範囲第1項記載のホットラボ用エヤフィルター。
  3. (3) 壁部分がパンチングメタルからできている登
    録請求の範囲第1項記載のホットラボ用エヤフィルター
JP5924479U 1979-05-01 1979-05-01 ホットラボ用エヤフイルタ− Expired JPS6011519Y2 (ja)

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JPS55159719U JPS55159719U (ja) 1980-11-17
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