JPH0513464Y2 - - Google Patents

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JPH0513464Y2
JPH0513464Y2 JP8566687U JP8566687U JPH0513464Y2 JP H0513464 Y2 JPH0513464 Y2 JP H0513464Y2 JP 8566687 U JP8566687 U JP 8566687U JP 8566687 U JP8566687 U JP 8566687U JP H0513464 Y2 JPH0513464 Y2 JP H0513464Y2
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rod
stem
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内燃機関のシリンダヘツドのバルブガ
イドにステムシールを取付けるステムシールの組
付装置に関するものである。
(従来の技術) ステムシールは内燃機関のシリンダヘツド上部
からエンジンのバルブを伝わつて、潤滑油が吸排
気通路やシリンダ内に侵入するのを防止する油切
り用のシール部材である。更に第9図の内燃機関
のシリンダヘツドHの断面図を参照しつつ説明す
れば、シリンダヘツドHにはシリンダに対して
吸、排気通路I,Eの開閉を行う吸排気バルブ
V,Vが取付けられており、該バルブVはバルブ
ガイドVGに案内されつつ開閉する。そしてこの
バルブガイドVGの外端部回りにはゴム等の可撓
性材質からなるステムシールSが圧入状態で取付
けられており、該ステムシールSの油切り部ST
によつてバルブVのステム回りに付着した潤滑油
等をバルブVの動きに合せて除去するものであ
る。
そしてこのステムシールSは内燃機関の気筒数
に比例してバルブVの数だけシリンダヘツドHに
取付けられており、このステムシールSのシリン
ダヘツドHのバルブガイドVGへの取付けは従来
より手作業でおこなわれていた。
(考案が解決しようとする問題点) 以上の如くステムシールSを手作業でバルブガ
イドVGの外端部に取付けるに当つては、該バル
ブVG外端部のシリンダヘツドH回りがスペース
的に狭くステムシールSの取付作業が困難である
という問題があり、且つバルブVの数が多くなる
とステムシールSの取付けに時間がかかり、組立
ラインの前後の作業との関連で、ステムシールS
の組付けの作業サイクルが間に合わないといつた
問題があつた。
本考案は以上の如き問題点を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、内燃機関のシリ
ンダヘツドに対するステムシールの組付けを自動
的に、且つ短時間で行わんとするステムシールの
組付装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、整列装
置と嵌込装置とを有し、その取付孔と共に該取付
孔を介して上下に小径の貫通孔を有するステムシ
ールを内燃機関のシリンダヘツドのバルブガイド
に組付けるステムシールの組付装置にあつて、前
記整列装置の本体に上下に摺動自在に支持され、
上方に弾圧付勢されてその上部が整列装置の本体
から上方に突出していると共に、上方から所定向
きに位置決めされて落下される所定数量のステム
シールをその貫通孔を介して串差し状に挿通さ
せ、このステムシールを整列装置の本体上に上下
に整列支持させる整列装置の整列棒と、所定場所
に移動自在な前記嵌込装置に取付けられ、前記整
列装置の整列棒を整列装置の本体下方に押し込
み、この整列棒回りに整列支持されている複数の
ステムシールをその貫通孔を介して串差し状の圧
入嵌合状態で受け取ると共に、このステムシール
の取付孔をシリンダヘツドのバルブガイドに強く
嵌合させて、このステムシールをバルブガイドに
1つずつ組付けていく、嵌込装置の嵌込棒とを有
することである。
(作用) ステムシールを所定数量下方へ落下させ、その
貫通孔を介してこのステムシールを整列装置の整
列棒に串差し状に挿通させ、このステムシールを
整列装置の本体上に上下に整列支持させる。そし
て嵌込装置の嵌込棒を前記整列棒の真上に位置決
めするとこの嵌込棒を下降させ、前記整列棒を嵌
込棒により整列装置の本体内に押し込み、整列棒
回りに位置決めされているステムシールをその貫
通孔を介して嵌込棒に圧入嵌合させて支持させ
る。
次にこの嵌込棒をシリンダヘツドの所定のバル
ブガイド上に移動し、嵌込棒をバルブガイドの方
へ移動させてステムシールの取付孔をバルブガイ
ドに嵌込棒より強い状態で圧入嵌合させて、ステ
ムシールをバルブガイドに1つずつ取付けてい
く。
(実施例) 次に本考案の好適一実施例を添付図面を参照し
つつ詳述する。
ステムシールは従来技術の項においても説明し
たが、再度第8図乃至第10図を参照しつつステ
ムシール及びそのシリンダヘツドの取付状態につ
いて説明する。第9図は内燃機関のシリンダヘツ
ドHの断面図を示すものであり、図中左側に吸気
通路I、右側に排気通路Eが形成されており、こ
れ等の合流点がシリンダトツプCTとなつている。
そしてこのシリンダトツプCTにはシリンダに対
し吸・排気通路I,Eの開閉を行う吸排気バルブ
V,……が取付られるが、該バルブVはシリンダ
ヘツドHに取付けられるバルブガイドVGに案内
されて開閉する。そして該バルブガイドVGには
その外端部回りにステムシールSが圧入状態で取
付けられている。
該ステムシールSは第10図にその断面図が示
される如く内部には上下方向に貫通する如く取付
孔SHが設けられ、該取付孔SH内のやや上部側に
は内方に油切り部STが形成され該油切り部STに
この取付孔SHより小径な油切孔STHが取付孔
SHと同心状に設けられている。ステムシールS
はゴム等の可撓性材質から形成され、その取付孔
SHがバルブガイドVGに圧入嵌合されて取付け
られ、バルブガイドVGより上方に配設される油
切り部STの油切孔STHがバルブのステムに摺動
係合して該バルブVに付着している油を除去する
ものである。
このステムシールSはシリンダの吸気側と排気
側にシリンダヘツドHのシリンダ軸線lに対して
所定角度aを有する如く取付けられており、第8
図に示される如く4気筒の内燃機関、例えば1気
筒当り吸気バルブが2個、排気バルブが2個設け
られているツインカムタイプのものであれば、ス
テムシールSは吸気側に8個、排気側に8個の計
16個が取付けられていることとなる。
次に以上のステムシールSをシリンダヘツドH
に取付けるステムシール組付装置について説明す
る。
該ステムシール組付装置は第1図及び第2図で
示される如く架台1の上板1a上に配設されるパ
ーツフイーダー2、整列装置4及びシリンダヘツ
ド載置台3と、前記架台1上方に配設される嵌込
装置5及びロボツト搬送装置6等からなるもの
で、整列装置4はパーツフイーダー2からその搬
送路2a,2aを介して供給されるステムシール
S,……を1列の鉛直状態で所定場所に複数個積
み重ねて整列させるものであり、嵌込装置5は所
定場所に積み重ねられた前記ステムシールS,…
…を受けとり、該ステムシールS,……をシリン
ダヘツドHに組付けていくものであつて、ロボツ
ト搬送装置6は前記嵌込装置5を整列装置4の上
方からシリンダヘツド載置台3上のシリンダヘツ
ドH上方等まで移動させるものである。
整列装置4について第3図及び第4図等を参照
しつつ更に詳述すれば、該整列装置4は前述の如
く前後に配設されるパーツフイーダー2とシリン
ダヘツド載置台3の中間位置の架台1の上板1a
上に取付けられるものであるが、整列装置4は前
記上板1a上の載置台1b,1bを介して左右対
象に対向する如く配設される位置決め落下装置1
0,10と、該位置決め落下装置10,10の中
間部に取付けられる回転装置20と、該回転装置
20に取付けられる一対の積上装置30,30等
とからなつている。
位置決め落下装置10は載置台1bに固設され
る支持台11の外側方に取付けられる開閉シリン
ダ12と、支持台11上に内方へ突出する如く取
付けられる一対の把持アーム13,13等からな
つており、該把持アーム13,13はピン部材1
4,14を介して支持台11に枢支されており、
この把持アーム13,13の先端の把持部13
a,13aはバネ部材15,15により常時閉方
向に弾圧付勢されている。前記開閉シリンダ12
のロツド部12aは支持台11間に形成された中
央溝11a及び把持アーム13,13間の隙間1
6を通つて把持アーム13,13の把持部13
a,13aまで移動可能となつており、このロツ
ド部12aの先端部には把持アーム13,13上
方で拡張する爪部17が固設され、また把持アー
ム13,13にも前記爪部17に係合して、把持
アーム13,13を開閉させるローラー18,1
8が枢支されている。
把持アーム13,13の下方で、該把持アーム
13,13の把持部13a,13aと前記支持台
11間にはパーツフイーダー2からステムシール
Sをこの整列装置4に供給する搬送路2aが延び
ており、取付孔SHを上下方向に向けたステムシ
ールSを把持部13a,13aの直前まで供給位
置決めできるようになつており、また把持アーム
13,13の把持部13a,13aには下向きに
2つずつ計4つのステムシール挟着用の把持ロー
ラー19,……が枢支されている。
従つてステムシールSが把持ローラー19,…
…の直前まで移動すると開閉シリンダ12のロツ
ド部12aが前進し、ステムシールSを2つの把
持ローラー19,19間に押圧し、把持アーム1
3,13をバネ部材15,15の弾圧力に反して
開かせ、ステムシールSをその把持部13a,1
3aの把持ローラー19,……間に位置決めして
挟着させることとなる。その後開閉シリンダ12
のロツド部12aが後退するとその爪部17がロ
ーラー18,18に係合して把持アーム13,1
3を開かせ把持ローラー19,……間の前記ステ
ムシールSを下方へ落下させることとなる。
回転装置20は前記左右の位置決め落下装置1
0,10の中間部でややパーツフイーダー2側寄
りの後方位置の架台11上板1aに支持されてお
り、回転駆動源21が上板1a上の支持部材22
を介して下向きに取付けられ、その回転軸21a
は支持部材22及び上板1aを貫通して下方に延
び、この回転軸21aの下端部には上板1aの下
面に沿つて配設される回転板23が取付けられて
いる。前記位置決め落下装置10の把持アーム1
3,13,……の把持部13a,13a,……下
方の架台1の上板1aには弓形の切欠き部1cが
設けられ、前記回転板25の一部がむき出しにな
つており、更に架台上板1aの後部側下面には第
3図に示される如くストツパーシリンダ24が取
付けられ、そのロツド24aの先端を回転駆動源
21の回転軸21aの側孔に係脱させて、回転板
23を所定向きに位置決め固定できるようになつ
ている。
積上装置30は位置決め落下装置10の把持ア
ーム13,13の把持部13a,13a直下の架
台上板1aの切欠部1cから露出している前記回
転装置20の回転板23に取付けられているもの
であり、位置決め落下装置10から落下するステ
ムシールSを一列に鉛直上方に複数個積み上げ、
このステムシールS,……を所定位置で嵌込装置
5に引き渡さんとするものである。
詳述すると、回転板23の下面には押上シリン
ダ31が取付けられ、該押上シリンダ31中には
上下移動自在の押上ピストン32が取付けられ、
該押上ピストン32の上部ロツド32aは押上シ
リンダ31及び回転板23を貫通してその上端面
に受板33を固定して上下に移動可能にとなつて
おり、その下部ロツド32bは押上シリンダ31
を貫通して下方に延びている。また押上ピストン
32の上下の長手方向に設けられた貫通孔には整
列棒34が摺動自在に挿通嵌合しており、整列棒
34の上部34aは受板33を貫通して回転板2
3の上方に長く延び、位置決め落下装置10の把
持部13a,13aのやや下方まで延びており、
T字形となつた整列棒34下部には押上シリンダ
31下面との間にバネ部材35,35が装着さ
れ、この整列棒34の下部を押上ピストン32の
下部ロツド32b下端面まで押し上げている。
ここで押上ピストン32は押上シリンダ31の
下部に位置しているため、押上ピストン32の上
部ロツド32aの上端面に位置する受部材33の
上面は略回転板23の上面に位置しており、従つ
て位置決め落下装置10から下方へ落されたステ
ムシールSはその取付孔SH内の油切孔STHに前
記整列棒34を挿通係合させて受部材33上に載
置され一列に積み上げられることとなる。
そして一方側の位置決め落下装置10Aの下方
にある積上装置30Aに所定数量(8個)のステ
ムシールS,……が受部材33上に整列棒34に
串差し状態で積み上げられると、前記回転装置2
0の回転駆動源及びストツパーシリンダ24が作
動して回転板23が第3図中時計回りに45度だけ
回転してこの積上装置30Aを2つの位置決め落
下装置10A,10Bの中間の所定位置イまで移
動させ、次の嵌込装置5にステムシールS,……
を移載させる。その後回転板23が前記位置から
第3図中反時計回りに90度回転しステムシールS
を嵌込装置5に移載した空の積上装置30Aを所
定の位置決め落下装置10A側、即ちこの位置決
め落下装置10Aから更に第3図中反時計方向に
45度回転した位置まで移動させると共に、他方側
の位置決め落下装置10Bの下方にある積上装置
30Bを前記所定位置イまで移動させ、この積上
装置30Bに保持される8個のステムシールS,
……をふたたび嵌込装置5に移載させる。つづい
て回転板23は第3図中時計回りに45度回転しそ
れぞれの積上装置30A,30Bをそれぞれの位
置決め落下装置10A,10Bの下方に位置決め
して、ふたたびステムシールS,……が積上装置
30A,30B上に位置決め落下されることとな
る。
ロボツト搬送装置6は第2図に示される如く架
台1に近づくにように左右方向に配設される左右
台40と、該左右台40上を左右方向に移動自在
で架台より上方に延びる、左右動台41と、該左
右動台41の上部の架台1側に第1図で示される
如く前後に配設される前後台42と、該前後台4
2に摺動自在に支持されると共に、前記嵌込装置
5を支持する前後動台43とからなつており、嵌
込装置5を整列装置4上方からシリンダヘツド載
置台3上方の所定位置まで移動できるようになつ
ているものである。
嵌込装置5はロボツト搬送装置6の前後動台4
3に取付けられるもので、第5図で示される如く
該前後動台43に取付けられた装置本体50の下
部には第1回転駆動源51が取付けられ、その駆
動ロツド51aは装置本体50に対して回動自在
に支持される回転軸52に連結されており、該回
転軸52は右方の整列装置4側へ延び、その先端
部は上下に配設される基板53の下部に固定され
ている。
前記装置本体50の上下方向中間部には第7図
で示される如くコの字形の支持部材54を介して
回転規制軸55が前後方向に枢支されており、該
回転規制軸55の支持部材54内側の外周面に
は、その内向き端面が所定角度に切り込まれた角
度ブロツク56,……が前後に対向する如く取付
けられている。該角度ブロツク56は回転規制軸
55の周方向に複数個取付けられており、対向す
る角度ブロツク56,56の切込角bの大きさは
等しく、その切込面56aの位置も支持部材54
内の回転規制軸55の中間部から等距離にある。
また切込角bの大きい角度ブロツク56ほど切込
面56aが回転規制軸55の中央部寄りに位置し
ている。
一方、前記基板53は第5図で示される如く前
記回転規制軸55の右側でその中間部に位置して
おり、この基板53の左側面にはストツパー部材
58が装置本体50側の回転規制軸55の上方ま
で突出して支持されていて、このストツパー部材
58の前後の側面が回転規制軸55の上部側に取
付けられた角度ブロツク56A,56Aの切込面
56a,56aに当接可能な平行な当たり面58
a,58aとなつているため、前記第1回転駆動
源51により回転軸52が第6図中時計方向又は
反時計方向に所定角度回転することにより、スト
ツパー部材58の当り面58a,58aが角度ブ
ロツク56A,56Aの切込面56a,56aに
当接し、前記基板53を回転軸52を中心として
前後に所定角度、即ちシリンダヘツドHの吸排気
側に取付けられるステムシールS,……の取付角
と同じ角度、傾斜できるようになつている。
ここで回転規制軸55の回転ハンドル57を回
すことにより、回転規制軸55の上部側に位置す
る角度ブロツク56A,56Aを変更することが
できるため、前記基台53の傾斜角もこの角度ブ
ロツク56の切込角bに従つて変えることができ
る。また基板53にはロツクシリンダ59が取付
けられ、ストツパー部材58を貫通するこのロツ
ド59aの先端が装置本体50の凹部に係脱可能
となつているため、基板53を垂直状態で支持し
ておきたい場合は前記ロツド59aを装置本体5
0に係合しておけばよく、逆に基板53を前述の
如く傾斜したい場合はロツド59aと装置本体5
0との係合を断ち、第1回転駆動源51を作動さ
せればよい。
前記基板53の右側面には上部に上下動シリン
ダ60が下向きに取付けられ、そのロツド60a
先端には上下動台61が固設されており、第7図
に示される如く該上下動台61の左側部の上下溝
61aが基板53の突部53aに上下に摺動自在
に嵌合しており、上下動台61の右側部には第5
図で示される如く外形がT字形の支持部材62を
介して回転部材63及び第2回転駆動源64が取
付けられている。即ち支持部材62の突部62a
回りにはベアリング65,65を介して前記回転
部材63が嵌め込まれており、更に該回転部材6
3の右側部には第2回転駆動源64が取付けら
れ、その回転軸64aと前記支持部材62の突部
62aとが連結されている。ここで第2回転駆動
源64はその回転軸64aが支持部材63に固定
されているため、回転軸64aの回転によつて第
2回転駆動源64自体が回転し、このことにより
前記回転部材63が支持部材62の突部62a回
りに回転することとなる。
前記回転部材63の外側面には第6図に示され
る如く下方と水平方向の2方向に嵌込棒取付部材
66A,66Bが直交する如く突出して固定され
ており、該取付部材66の回転部材63側の基部
66aにはシリンダ孔67が形成され、この基部
66aから外方に延びる小径の案内部66bにも
小径の案内孔68が設けられ、このそれぞれの孔
67,68に嵌込棒69が摺動自在に嵌合してい
る。即ち嵌込棒69の一端の基部拡大部69aが
前記取付部材66のシリンダ孔67内に嵌合し、
嵌込棒69の小径部69bが取付部材66の案内
孔68内に嵌合していて、嵌込棒69の基部拡大
部69a内面と取付部材66のシリンダ孔67端
面とにはバネ部材70がその両端を連結されて装
着されている。また嵌込棒69の小径部69bは
取付部材66の小径部66aより外方に所定長さ
突出しており、更に嵌込棒69の小径部69bの
外径は前記ステムシールSの油切孔STHよりや
や大径になつているため、取付部材66より外方
に突出した嵌込棒69の小径部69bにて所定数
量(8個)のステムシールS,……を圧入保持で
きるようになつている。尚嵌込棒69の先端は第
5図で示される如くやや大径となつた先部拡径部
69cとなつている。
以下に嵌込装置5、ロボツト搬送装置6及び整
列装置4の積上装置30に関する作用を説明す
る。
積上装置30は整列棒34が整列装置4の所定
位置イに位置決めされると、ロボツト搬送装置6
により嵌込装置5が移動され、その下向き状態に
ある取付部材66Aの嵌込棒69が前記整列棒3
4の上方に位置決めされる。次に上下動シリンダ
60のロツド60aが下降し、この嵌込棒69が
下降して、その先端部が整列棒34をバネ部材3
5,35の弾圧力に反して押し下げ、嵌込棒69
が整列棒34回りに支持されているいくつかのス
テムシールS,……の油切孔STH,……に圧入
嵌合すると、積上装置30Aの押上ピストン32
が上昇し、その上端部の受部材33にてステムシ
ールS,……を上方に押し上げるため、ステムシ
ールS,……はその上端が嵌込棒69の取付部材
66Aの案内部66b端面まで押し上げられて、
積上装置30Aに保持されたステムシールS,…
…はすべて嵌込装置5の取付部材66Aの嵌込棒
69に圧入嵌合して保持され移載される。
その後上下動シリンダ60によりステムシール
S,……を保持した嵌込棒69が所定位置まで上
昇すると、第2回転駆動源64により回転部材6
3が90度回転し、水平状態にある取付部材66B
側の嵌込棒69を下向きに位置決めする。一方整
列装置4においてももう一方の積上装置30Bが
所定位置イに位置決めされるため、嵌込装置の上
下動シリンダ60のロツド60aの下動により前
述と同様に取付部材66B側の嵌込棒69内に積
上装置30BのステムシールS,……を移載する
ことができる。
次に上下動シリンダ60により前記嵌込棒69
等を所定高さまで上昇させるとロボツト搬送装置
6によりこの嵌込装置5を前方のシリンダヘツド
載置台3上のシリンダヘツドH上に移動させると
共に、ロツクシリンダ59のロツド59aを引き
込み、嵌込装置5の第1回転駆動源51により基
板53を例えば第1図のAの如く所定角aだけ傾
け、嵌込棒69の向きを第9図で示されるシリン
ダヘツドHの排気側のバルブガイドVGの向きに
合わせる。つづいて上下動シリンダ60ロツド6
0aを下降させ、前記嵌込棒69をバルブガイド
VGのガイド孔VGhに挿入すると共に、嵌込棒6
9に支持される最下部のステムシールSの取付孔
SHをバルブガイドVGの外端部に圧入嵌合させ、
このステムシールSをシリンダヘツドHの本体
HB上面まで押し込む。ここでステムシールSの
油切孔STHと嵌込棒69との圧入状態より、ス
テムシールSの取付孔SHとバルブガイドVGと
の圧入状態がより強い結合状態にあるため、ステ
ムシールSをバルブガイドVGに圧入した嵌込棒
69を前記上下動シリンダ60のロツド60aの
上昇によりバルブガイドVGのガイド孔VGhから
外方に引き抜いても、前記ステムシールSはバル
ブガイドVGに圧入嵌合されたままのこり、この
ステムシールSはバルブガイドVGに取付けられ
たこととなる。
次にロボツト搬送装置6により嵌込装置5の取
付部材66A側の嵌込棒69をシリンダヘツドH
の排気側の隣接するバルブガイドVG,……の位
置まで順次移動しバルブガイドVG,……にステ
ムシールS……を順次組付けていく。排気側の8
個のステムシールS,……の取付が終了すると、
第1回転駆動源51が作動し前記基板53を垂直
状態から逆方向に所定角度aだけ傾斜させ第1図
のBの如く嵌込棒69の向きをシリンダヘツドH
の吸気側にあるバルブガイドVGの向きと一致さ
せる。そしてロボツト搬送装置6により嵌込棒5
を更にシリンダヘツドHの排気側所定位置上方ま
で移動させ、排気側のバルブガイドVG,……に
順次ステムシールS,……を組付けていく。
ここでステムシールSをバルブガイドVGに圧
入嵌合して嵌込棒69をバルブガイドVGのガイ
ド孔VGhから引き出す場合、嵌込棒69の先部
拡大部69cがステムシールSの油切孔STHに
やや係合し、嵌込棒69はバルブガイドVG側に
やや引張られるため、嵌込棒取付部材66内のバ
ネ部材70は下向きに押圧され、嵌込棒69の基
部拡大部69aが下向きに移動する。そこでこの
基部拡大部69aの移動を不図示の検知装置によ
り検知し、ステムシールSがバルブガイドVGに
取付けられたことを検知できるようになつてい
る。尚以上の場合においてもステムシールSはバ
ルブガイドVGに十分強く圧入嵌合されているた
め、嵌込棒69の先部拡大部69cの移動によ
り、このステムシールSがバルブガイドVGに対
して移動することはない。
(考案の効果) 上方から所定向きに位置決めされて落下させる
ステムシールを所定数量整列装置の整列棒に挿通
させて整列装置の本体上に上下に整列させ、この
ステムシールを嵌込装置の嵌込棒に圧入支持させ
て移載し、該嵌込棒をシリンダヘツドのバルブガ
イドの方へ移動して嵌込棒に保持されるステムシ
ールを前記バルブガイドに1つずつ組込むように
したため、シリンダヘツドのバルブガイドの数に
合せて必要数のステムシールをバルブガイドに自
動的に組付けることができ、且つその組付も迅速
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はステムシールの組付装置の正面図、第
2図は第1図の側面図、第3図は整列装置の平面
図、第4図は第3図の一部断面側面図、第5図は
嵌込装置の一部断面側面図、第6図は第5図の正
面図、第7図は回転規制軸回りを示す図、第8図
はシリンダヘツドの平面図、第9図は第8図の断
面側面図、第10図はステムシールの断面図であ
る。 尚図面中、4は整列装置、5は嵌込装置、23
は回転板、34は整列棒、69は嵌込棒、Sはス
テムシール、SHは取付孔、STHは貫通孔(油切
孔)、Hはシリンダヘツド、VGはバルブガイド
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 整列装置と嵌込装置とを有し、その取付孔と共
    に該取付孔を介して上下に小径の貫通孔を有する
    ステムシールを内燃機関のシリンダヘツドのバル
    ブガイドに組付けるステムシールの組付装置にあ
    つて、 前記整列装置の本体に上下に摺動自在に支持さ
    れ、上方に弾圧付勢されてその上部が整列装置の
    本体から上方に突出していると共に、上方から所
    定向きに位置決めされて落下される所定数量のス
    テムシールをその貫通孔を介して串差し状に挿通
    させ、このステムシールを整列装置の本体上に上
    下に整列支持させる整列装置の整理棒と、 所定場所に移動自在な前記嵌込装置に取付けら
    れ、前記整列装置の整列棒を整列装置の本体下方
    に押し込み、この整列棒回りに整列支持されてい
    る複数のステムシールをその貫通孔を介して串差
    し状の圧入嵌合状態で受け取ると共に、このステ
    ムシールの取付孔をシリンダヘツドのバルブガイ
    ドに強く嵌合させて、このステムシールをバルブ
    ガイドに1つずつ組付けていく、嵌込装置の嵌込
    棒とを有することを特徴とするステムシールの組
    付装置。
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