JPH05134233A - 液晶素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶素子及びその製造方法

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JPH05134233A
JPH05134233A JP23504091A JP23504091A JPH05134233A JP H05134233 A JPH05134233 A JP H05134233A JP 23504091 A JP23504091 A JP 23504091A JP 23504091 A JP23504091 A JP 23504091A JP H05134233 A JPH05134233 A JP H05134233A
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liquid crystal
film
polymer liquid
substrate
layer
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JP23504091A
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English (en)
Inventor
Seizo Sugawara
清三 菅原
Yoshihiko Ishidaka
良彦 石高
Hiroshi Yamagami
浩 山上
Masahiko Yamaguchi
雅彦 山口
Mitsuru Kano
満 鹿野
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配向軸方向に対する光学軸方向のばらつきが
発生しにくい液晶素子及びその製造方法を提供すること
を目的とする。 【構成】 高分子液晶からなる層28を有し且つ表面が
凹凸形状の内膜9(28)が基板1に設けられた液晶素
子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶素子及びその製
造方法に係り、特に表示用液晶の配向軸に対する光学的
に異方性を有するフィルムを備えた基板の光学軸方向を
より正確により容易に合わせることができる液晶素子及
び、その上更に配向機能を有する膜の表面が汚染される
こともない製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の液晶素子を示す概略断
面図である。この液晶素子は、透明電極2と更にその上
に形成された配向膜3とが形成された基板1を二枚組み
合わせたサンドイッチ構造からなり、二枚の基板1はシ
ール剤4により接着されている。このシール剤4により
二枚の基板1は一定の距離をもって固定されている。こ
のようにしてできたセル23の基板1上には光学的に異
方性を備えたフィルム6(以下、光学フィルムと略称す
る。)が適宜貼り付けられている。この光学フィルム6
としては位相差板機能を有したフィルムが挙げられる。
【0003】従来このような液晶素子の製造は以下のよ
うな手順で行われていた。即ち図14に示すように、基
板1上にインジウム、スズ酸化物(以下、ITOと略称
する。)からなる膜より透明電極2を形成する。次に酸
化シリコンなどを斜方蒸着したり、ポリイミドなどの高
分子膜を塗布したりして膜を形成しついでこの膜をナイ
ロンやポリエステルなどの繊維で一方向に擦るラビング
処理をすることにより後述する表示用液晶分子11を所
定の方向に並ばせる機能を持つ配向膜3を形成する。
【0004】次に、この二枚の基板1をシール剤4によ
って組み合わせる。このようにしてできたセル23に液
晶注入口から表示用液晶11を注入する。注入後、液晶
注入口を封止する。
【0005】このようにして製造したセル23の基板1
上に、予め原板からカットした光学フィルム6を貼り付
ける。この光学フィルム6には、一般にポリビニルアル
コールなどを一軸延伸したものが用いられている。この
様に光学フィルム6を貼り付ける際には、表示用液晶の
配向軸と光学フィルム6の光学軸との相対的な角度を設
計通りに合わせなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来は、量産
の際に、光学フィルム6の光学軸の方向を表示用液晶1
1の配向軸に対して正確に合わせることができず、その
ことが表示品質に悪影響を及ぼしていた。
【0007】すなわち、前記従来の液晶素子を製造する
際に、配向軸は基板1の端面を基準として所定方向にラ
ビング処理することにより決定されている。他方光学フ
ィルム6の光学軸方向は、ガラス基板1と組み合わされ
たとき光学軸が所定の方向になるように原板からカット
された光学フィルム6を基板1の端面を基準とし基板1
に貼り付ける事によって決定される。
【0008】この為、原板から光学フィルム6をカット
するときの軸ずれやガラス基板1に光学フィルム6を貼
り付けるときの位置ずれ等が累積して配向軸に対する光
学フィルムの光学軸の方向を正確に合わせることを困難
にしていた。
【0009】また、前記従来の液晶素子の製造方法で
は、ラビング処理により配向膜3を作成していたのでラ
ビング処理による発塵や静電気の発生で配向膜3の表面
が汚染され歩留まりが悪かった。
【0010】本発明の液晶素子及びその製造方法は、前
記事情に鑑みてなされたもので、配向軸に対する光学軸
方向をより正確に且つより容易に合わせることができる
液晶素子及び、その上更に配向機能を有する膜の表面を
汚染することもない製造方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の液晶素子で
は、高分子液晶からなる層を有し且つ内表面が凹凸形状
の内膜を基板上に設けることにより前記課題の解決を図
った。
【0012】請求項2の製造方法では、基板上に高分子
液晶からなる層を有する膜を形成し、この膜を凹凸を有
するスタンパーで加熱プレスして膜表面に凸凹形状を形
成するととともに、磁場もしくは電場をかけ高分子液晶
を配向処理した後、この配向状態を維持して高分子液晶
を硬化させる事により前記課題の解決を図った。
【0013】
【作用】請求項1の液晶素子では、高分子液晶からなる
層を有し且つ表面が凹凸形状の内膜が基板上に設けられ
ているので、高分子液晶の低分子液晶基を配向処理する
ことにより、内膜は光学的に異方性を備えたフィルムの
機能を有するものとなる。その上内膜表面には凹凸形状
を設けたので、この凹凸形状により表示用液晶の分子が
配向し、内膜は配向機能をも備えたものとなる。
【0014】請求項2の製造方法では、基板上に高分子
液晶からなる層を有する膜を形成し、この膜をスタンパ
ーで加熱プレスして膜表面に凸凹形状を転写するととも
に、磁場もしくは電場をかけ前記高分子液晶を配向処理
した後、この配向状態を崩す事なく前記高分子液晶を硬
化するので、表面に転写された凹凸形状によって膜は配
向機能を付与される。又、高分子液晶を配向処理すると
高分子液晶の低分子液晶基が配向し、高分子液晶からな
る層を有する膜は光学的に異方性を備えたフィルムの機
能をも有するものとなる。この光学的に異方性を備えた
フィルムの機能としては位相差板機能が挙げられる。
【0015】そのうえさらに、配向機能を有する膜の表
面をラビング処理する必要ないので、膜の表面を汚染す
ることがない。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の液晶素子及び
その製造方法を詳しく説明する。なお前記従来例と同一
構成部分には、同一符号を符して説明を簡略化する。
【0017】(実施例1)図1は本実施例の液晶素子を
示すもので、基板1上にはITOからなる透明電極2が
形成されている。透明電極2の上には、高分子液晶から
なる層28のみで構成された内膜9が形成されている。
その内膜9の表面は、図2に示すような凹凸形状が形成
されている。この凹凸形状は、図3に示すように一方向
にピッチの小さいsin波形状の凹凸が形成され、これ
と交差する方向に、図4に示すように、ピッチの大きい
左右非対称な凹凸が形成された形状になっている。この
左右非対称な凹凸形状は、各凸部の頂点から降ろした垂
線Aを挟んで左右が異なる形状に形成されている。内膜
9は、テトラフルオロイソプロピルアルコール:高分子
液晶=100:3の割合で混合された混合溶液を用いて
形成されたものである。前記高分子液晶には化1で表さ
れる側鎖に低分子液晶基を持つものが使用されている。
【0018】
【化1】
【0019】さらに、内膜9を構成している高分子液晶
の低分子液晶基8は、所定の方向に配向されている。そ
して高分子液晶が所定の方向に配向している事により内
膜9は光学フィルムの機能を発揮している。
【0020】図1に示すように、上記のように形成され
た基板1と配向機能を有する基板32とはシール剤4に
より接着されている。こうしてできあがったセルの中に
は表示用液晶11が注入されている。
【0021】本実施例の液晶素子は、内表面が凹凸形状
であって且つ高分子液晶からなる層28のみを有する内
膜9が基板1上に設けられているので、高分子液晶の低
分子液晶基を任意の方向に配向させて、これにより内膜
9は光学フィルムの機能が付与されたものとなる。その
上内膜9表面には凹凸形状を設けたので、内膜9は配向
機能をも備えたものとなる。
【0022】この液晶素子では、基板1の端面を基準に
して内膜9に凹凸形状を形成でき、更に同じ基板1の端
面を基準にして高分子液晶の低分子液晶基8を配向処理
できる。つまり光学軸も配向軸も基板1の端面という同
一基準を用いて、決定できる。
【0023】従ってこの液晶素子では、配向軸に対する
光学軸方向をより正確に且つより容易に合わせることが
できるので液晶素子の表示品質がより改善される。
【0024】また本実施例の液晶素子は内膜9表面に一
方向にピッチの小さいsin波形状の凹凸が形成され、
これと交差する方向に図4に示すようにピッチの大きい
左右非対称な凹凸が形成された形状になっているので、
ピッチの大きな左右非対称な凹凸形状の働きにより表示
用液晶11のプレチルトをより大きくすることができ
る。よって本実施例の液晶素子によればディスクリネー
ションが発生し難い。
【0025】(実施例2)前記実施例1で説明した構造
を有する液晶素子は、下記(1)から(5)の工程で製
造できる。
【0026】(1)フォトリソグラフィ技術等により基
板1上にITO等からなる透明電極2を形成する。
【0027】(2)その上に高分子液晶をコートし、高
分子液晶からなる層28のみを有する内膜9を形成し
た。本実施例に於ける内膜9は、前述のようにテトラフ
ルオロイソプロピルアルコール、高分子液晶、を10
0:3の割合で混合したものを用いた。高分子液晶には
前記化1に示された、側鎖に低分子液晶基をもつものを
用いた。
【0028】上記の割合で混合された溶液を、コートし
たい基板1上に500rpmの条件で10秒間更に30
00rpmの条件で30秒間スピンコートすることによ
り膜9を形成した。
【0029】(3)上記膜形成後、図5に示すように、
この基板1を磁場発生機構付スタンプ装置26にセット
する。そして基板1を石英ヒーター20で150℃〜2
50℃に加熱しながら、スタンパー5で膜をプレスし、
膜の表面に凹凸形状を転写すると同時に永久磁石19で
つくった103 〜105 ガウスの磁場21により膜中の
高分子液晶の低分子液晶基を60分に渡り配向処理し
た。用いたスタンパー5は、一方向にピッチの小さいs
in波形状の凹凸が形成され、これと交差する方向にピ
ッチの大きい左右非対称な凹凸が形成されたものであ
る。
【0030】この配向処理について詳しく説明する。本
実施例の内膜9の素材として使用した高分子液晶は化1
からなるものであり、このものを分子的レベルでみた場
合、側鎖のフェニル基が結合しているシアノ基は、電気
陰性度の大きなものなのでフェニル基の電子はシアノ基
の方向に引っ張られていく。この為この側鎖の低分子液
晶基8の電気的双極子モーメントは、分子軸と水平方向
になる。この化1からなる高分子液晶を、図6に示すよ
うに、基板1に対して平行に磁場21をかけることによ
り、配向処理すると高分子液晶の低分子液晶基8を所定
の方向に配向させることができる。
【0031】(4)前記膜の高分子液晶の配向状態を崩
さないよう温度を下げ、膜を硬化させ、内膜9とする。
望ましくは除冷がよい。
【0032】(5)上記工程により製造した基板1は配
向機能を有する基板32と、ある一定の間隔を保つよう
にしながらシール剤4によって組み合わせ、その間に表
示用液晶11を注入する。
【0033】この実施例の液晶素子の製造方法では、基
板1表面に高分子液晶からなる層28のみを有する膜を
形成し、表面に凹凸形状をもつスタンパー5で膜を加熱
プレスして膜表面に凹凸形状を転写するとともに、磁場
21をかけ前記高分子液晶を配向処理した後、この配向
状態を維持して前記高分子液晶を硬化させるので、スタ
ンパー5の表面の凹凸形状が膜の表面に転写されて膜は
配向機能を付与されるのと同時に高分子液晶の低分子液
晶基8が配向して、膜は光学フィルムの機能をも有する
ものとなる。
【0034】つまり本実施例の製造方法に於ては、磁場
発生機構付スタンプ装置26に端面を基準にして基板1
をセットし、この状態でスタンプを行うことで配向軸を
決定できる。他方同時に磁場をかけ配向処理するので、
結果的に光学軸も基板1の端面を基準にして決定するこ
とができる。この様に配向軸も光学軸も共に基板1の端
面を基準にして決定できるのでこの製造方法により製造
した液晶素子は、配向軸に対する光学軸の方向のばらつ
きがより小さくなった。
【0035】なお本実施例に於て、膜を形成している高
分子液晶の配向処理は磁場21により行ったが電場によ
り配向処理しても差し支えない。この時の電場の条件
は、103 〜105 V/cmが好ましい。
【0036】(実施例3)図7は、本実施例の液晶素子
を示すもので、前記実施例と同一構成部分には、同一符
号を符して説明を簡略化する。
【0037】この液晶素子はガラスからなる基板1上
に、内膜30が設けられている。この内膜30は、高分
子液晶からなる層28とその上に塗布された保護層24
とで形成されたものである。
【0038】透明電極2と高分子液晶からなる層28と
は、実施例1と同様に形成されたものである。保護層2
4は、従来配向膜として使用していた素材で形成されて
いる。
【0039】この実施例の液晶素子に於いては、実施例
1の液晶素子と同等の作用効果を得られる他、高分子液
晶からなる層28の上に保護層24が塗布されているの
で、高分子液晶からなる層28のうち未硬化の成分が表
示用液晶11中へ流失するのを前記保護層24によって
防ぐ事ができる。よってこの液晶素子においては、光学
フィルムの機能をもつ高分子液晶からなる層28の性能
を長時間保持できるという効果が得られた。
【0040】(実施例4)次に前記実施例3で説明した
構造を有する液晶素子の製造方法を説明する。この液晶
素子を製造するには先ず、透明電極2が形成された基板
1上に、高分子液晶からなる層28を形成する。高分子
液晶からなる層28の素材及び形成方法は、実施例2と
同様である。続いて、従来配向膜として使用していた素
材を上記高分子液晶からなる層28の上に表面に凹凸形
状が転写されるよう塗布する。これにより高分子液晶か
らなる層28と保護層24とからなる内膜30が形成さ
れる。
【0041】上記の様に形成した基板1を実施例2と同
様の操作によっ組み立て、液晶素子を形成する。
【0042】本実施例の液晶素子に於いては、実施例2
の製造方法と同等の作用効果を得られた。
【0043】(実施例5)本実施例の液晶素子が実施例
1の液晶素子と異なる点は、二色性色素が添加された高
分子液晶からなる層28のみからなる内膜9の表面に形
成されている凹凸形状が、図8に示すように、一方向の
みに凹凸形状が形成されている点と、内膜9に使用した
素材の点とである。
【0044】本実施例では、内膜9をなす高分子液晶に
は下記に示すものを使用した。
【化2】
【0045】この高分子液晶の配向処理について詳しく
説明する。本実施例の内膜9の素材として使用した高分
子液晶は化2からなるものであり、このものを分子的レ
ベルでみた場合、側鎖にあるフェニル基に結合している
基は、電気陰性度の大きなものではないのでフェニル基
の電子は流れていく場所がなく、この為この側鎖の低分
子液晶基8の電気的双極子モーメントは、分子軸と垂直
方向になる。この化2からなる高分子液晶を、図9に示
すように、基板1に対して垂直に磁場をかけることによ
り配向処理すると、その低分子液晶基8を所定の方向に
配向させることができる。
【0046】つまり、実施例2と同様に高分子液晶を塗
布した後、図10に示すように、基板1を石英ヒーター
20で150℃〜250℃に加熱しながら、一方向にピ
ッチの小さいsin波形状の凹凸が形成されたスタンパ
ー5で高分子液晶からなる層28をプレスし、この表面
にスタンパーの凹凸形状を転写すると同時に永久磁石1
9により103 〜105 ガウスの磁場21をつくり、高
分子液晶の低分子液晶基を60分に渡り配向処理する。
【0047】本実施例の液晶素子に於いては、実施例2
と同様な作用効果が得られた。
【0048】さらに、内膜9である高分子液晶の配向処
理は電場により配向処理しても差し支えない。この時の
電場の条件は、103 〜105 V/cmが好ましい。
【0049】(実施例6)図11は本実施例の液晶素子
を示す断面図である。この液晶素子が前記実施例1と異
なる点は、薄膜トランジスタ12が設けられた点とこの
薄膜トランジスタ12の上方に画素電極16が設けられ
た点である。
【0050】本実施例の液晶素子では、基板1上に薄膜
トランジスタ12が形成されている。その上にはレベリ
ング層13が形成されている。このレベリング層13の
上部には、画素電極16が形成されている。この画素電
極16と薄膜トランジスタ12のソース電極14とはレ
ベリング層13のコンタクトホール15を介して接続さ
れている。そして上記画素電極16の上には内膜25が
形成されている。この内膜25は、下地層17とその上
に位置する高分子液晶からなる膜28から形成されてい
る。
【0051】本実施例の液晶素子に於いては、実施例1
と同様の効果を得られる他以下に示す効果が得られた。
【0052】従来の薄膜トランジスタ液晶素子は、図1
2に示すように薄膜トランジスタ12と画素電極16と
が同一の高さに設けられていたので、高密度にするほど
画素電極16の面積が小さくなり画面の荒いものとなっ
ていたが、本実施例の液晶素子に於いては画素電極16
が薄膜トランジスタ12の上方に設けられているため、
画素数を多くし高密度化にしても画面に占める画素面積
を減らす必要がなく表示品質の低下を避けることができ
る。
【0053】(実施例7)図13は、本実施例の液晶素
子を示す断面図である。この液晶素子が前記実施例1と
異なる点は、透明電極2上に着色層18を設けた点であ
る。
【0054】本実施例の液晶素子では、基板1上に透明
電極2が形成されている。その上には、着色層18が形
成されている。この着色層18の上部にはレベリング層
13が形成され、さらにレベリング層13の上には、内
膜25が形成されている。この内膜25は、高分子液晶
からなる層28と下地層17とで構成されている。更に
この下地層17の表面には、実施例1の内膜9と同様な
凹凸が形成されている。
【0055】本実施例の液晶素子に於いては、実施例1
と同様な作用効果が得られた。
【0056】(実施例8)図15は、本実施例の液晶素
子を示すもので、本実施例が実施例1と異なる点は、二
色性色素が添加された高分子液晶からなる膜28を用い
ている点と上下に本実施例の基板を用いている点であ
る。
【0057】つまり、透明電極2の上には、二色性色素
が添加された高分子液晶からなる層28のみで構成され
た内膜9が形成されている。この内膜9は、テトラフル
オロイソプロピルアルコール:高分子液晶:二色性色素
=100:3.0:0.06の割合で混合された混合溶
液を用いて形成されたものである。前記二色性色素に
は、ヨウ素が使用され、前記高分子液晶には下記に示さ
れる側鎖に低分子液晶基をもつものが使用されている。
【0058】
【化3】
【0059】さらに、内膜9を構成している高分子液晶
の低分子液晶基8が、所定の方向に配向されており、こ
れにともなって二色性色素が高分子液晶成分と同一の方
向に配向している。そして、二色性色素が所定の方向に
配向していることにより、内膜9は偏光機能を発揮して
いる。
【0060】図15に示すように、上記のように形成さ
れた二枚の基板1はシール剤4により接着されている。
こうしてできあがったセルの中には、表示用液晶11が
注入されている。
【0061】本実施例の液晶素子は、内表面が凹凸形状
であって、かつ二色性色素が添加された高分子液晶から
なる層28のみを有する内膜9が基板1上に設けられて
いるので、高分子液晶の低分子液晶基を任意の方向に配
向させると、二色性色素が所定の方向に配向し、これに
より内膜9は偏光機能が付与されたものとなる。そのう
え、内膜9表面には凹凸形状を設けたので、内膜9は配
向機能をも備えたものとなる。
【0062】本実施例の液晶素子では、基板1の端面を
基準にして内膜9に凹凸形状を形成でき、さらに同じ基
板1の端面を基準にして高分子液晶の低分子液晶基8を
配向処理できる。つまり、偏光軸も配向軸も基板1の端
面という同一基準を用いて決定できる。
【0063】従って、本実施例の液晶素子では、配向軸
に対する偏光軸方向をより正確に、かつより容易に合わ
せることができるので、液晶素子の表示品質がより改善
される。
【0064】(実施例9)前記実施例8で説明した構造
を有する液晶素子は、実施例2と同様に下記(1)から
(5)の工程で製造できる。
【0065】(1)フォトリソグラフィ技術等により基
板1上にITO等からなる透明電極2を形成する。
【0066】(2)そのうえに、二色性色素が添加され
た高分子液晶をコートし、二色性色素が添加された高分
子液晶からなる層28のみを有する膜を形成した。この
膜は、コートしたい基板1上に500rpmの条件で1
0秒間、さらに3000rpmの条件で30秒間スピン
コートすることにより形成されたものである。
【0067】(3)膜形成後、図5に示すように、この
基板1を磁場発生機能付スタンプ装置26にセットす
る。そして基板1を石英ヒーター20で150℃〜25
0℃に加熱しながら、スタンパー5で膜をプレスし、膜
の表面の凹凸形状を転写すると共に、永久磁石19でつ
くった103 〜105ガウスの磁場21により内膜9中
の高分子液晶の低分子液晶基を60分に渡り配向処理し
た。ここで用いたスタンパー5は、一方向にピッチの小
さいsin波形状の凹凸が形成され、これと交差する方
向にピッチの大きい左右非対称な凹凸が形成されたもの
である。
【0068】この配向処理について詳しく説明する。本
実施例の膜の素材として使用した高分子液晶はさきに実
施例8において示したものと同じであり、このものを分
子的レベルでみた場合、側鎖のフェニル基が結合してい
るシアノ基は、電気陰性度の大きなものなので、フェニ
ル基の電子はシアノ基の方向に引っ張られていく。この
為、この側鎖の低分子液晶基8の電気的双極子モーメン
とは、分子軸と水平方向になる。前記高分子液晶を、図
16に示すように、基板1に対して平行に磁場21をか
けることにより、配向処理すると高分子液晶の低分子液
晶基8を所定の方向に配向させることができる。
【0069】(4)前記膜の高分子液晶の配向状態を崩
さないように温度を下げ、膜を硬化させ、内膜9を形成
する。望ましくは除冷がよい。
【0070】(5)上記工程により製造した二枚の基板
1は、ある一定の間隔を保つようにしながらシール剤4
によって組合せ、その間に表示用液晶11を注入する。
【0071】本実施例の液晶素子の製造方法では、基板
1表面に二色性色素22が添加された高分子液晶からな
る層28のみを有する膜を形成し、次に表面に凹凸形状
を有するスタンパー5を用いて膜を加熱プレスして、膜
表面に凹凸形状を転写するとともに、磁場21をかけ、
前記高分子液晶を配向処理した後、この配向状態を維持
して前記高分子液晶を硬化させるので、スタンパー5の
表面の凹凸形状が膜の表面に転写されて、膜は配向機能
を付与されるとともに、高分子液晶の低分子液晶基8が
配向して、それにともない同一方向に二色性色素22が
並び、膜が偏光板の機能をも有するものとなる。
【0072】つまり、本実施例の液晶素子の製造方法に
おいては、磁場発生機構付スタンプ装置26に端面を基
準にして基板1をセットし、この状態でスタンプを行う
ことで配向軸を決定できる。
【0073】このように、配向軸も偏光軸も共に基板1
の端面を基準にして決定できるので、本実施例の製造方
法により製造した液晶素子は、配向軸に対する偏光軸の
方向のばらつきがより小さくなった。
【0074】なお、本実施例において膜の高分子液晶の
配向処理は、磁場21により行ったが電場により配向処
理しても差し支えない。この時の電場の条件は103
105 V/cmが好ましい。
【0075】(実施例10)図17は、本実施例の液晶
素子を示すもので、前記実施例9と同一構成部分には、
同一符号を付して説明を簡略化する。本実施例が実施例
3と異なる点は、実施例8と同様に、二色性色素が添加
された高分子液晶からなる層28を用いている点と、上
下に本実施例の基板を用いている点である。
【0076】本実施例の液晶素子は、ガラスからなる基
板1上に、内膜30が設けられている。この内膜30
は、二色性色素22が添加された高分子液晶からなる層
28とその上に塗布された保護層24とで形成されたも
のである。
【0077】透明電極2と二色性色素22が添加された
高分子液晶からなる層28とは、実施例8と同様に形成
されたものである。保護層24は、従来配向膜として使
用していた素材で形成されている。
【0078】本実施例の液晶素子においては、実施例8
の液晶素子と同等の作用効果を得られる他、二色性色素
22が添加された高分子液晶からなる層28の上に保護
層24が塗布されているので、二色性色素22が添加さ
れた高分子液晶からなる層28から二色性色素22が表
示用液晶11中へ流失するのを前記保護層24によって
防ぐことができる。
【0079】従って、本実施例の液晶素子においては、
偏光機能を有する二色性色素22が添加された高分子液
晶からなる層28の性能を長時間保持できるという効果
が得られた。
【0080】(実施例11)次に前記実施例10におい
て説明した構造を有する液晶素子の製造方法を説明す
る。この液晶素子を製造するには先ず、透明電極2が形
成された基板1上に、二色性色素22が添加された高分
子液晶からなる層28の素材および形成方法は、実施例
9と同様である。続いて、従来配向膜として使用してい
た素材を上記二色性色素22が添加された高分子液晶か
らなる層28上に表面に凹凸形状が転写されるように塗
布する。これにより二色性色素22が添加された高分子
液晶からなる層28と保護層24とからなる内膜30が
形成される。
【0081】上記のように形成した基板1を実施例9と
同様の操作によって組み立て、液晶素子を形成する。
【0082】本実施例の液晶素子においては、実施例9
の製造方法と同等の作用効果を得られた。
【0083】(実施例12)本実施例の液晶素子が実施
例8の液晶素子と異なる点は、二色性色素が添加された
高分子液晶からなる層28のみからなる内膜9の表面に
形成されている凹凸形状が、図8に示すように、一方向
のみに凹凸形状が形成されている点と、内膜9に使用し
た素材の点とである。
【0084】本実施例では、内膜9をなす二色性色素と
して、黄色色素G232(日本感光社製)、赤色色素L
SR405(三菱化成社製)、青色色素LSB(三菱化
成社製)を1:1:1の割合で混合したものを用いた。
高分子液晶には、下記に示すものを用いた。
【0085】
【化4】
【0086】この高分子液晶の配向処理について詳しく
説明する。本実施例の内膜9の素材として使用した高分
子液晶を分子的レベルでみた場合、側鎖にあるフェニル
基に結合している基は、電気陰性度の大きなものではな
いので、フェニル基の電子は流れていく場所がなく、こ
の為、この側鎖の低分子液晶基8の電気的双極子モーメ
ントは、分子軸と垂直方向になる。この高分子液晶を、
図18に示すように、基板1に対して垂直に磁場をかけ
ることにより配向処理すると、その低分子液晶基8を所
定の方向に配向させることができる。
【0087】つまり、実施例9と同様に、二色性色素が
添加された高分子液晶を塗布した後、図10に示すよう
に、基板1を石英ヒーター20で150℃〜250℃に
加熱しながら、一方向にピッチの小さいsin波形状の
凹凸が形成されたスタンパー5で二色性色素が添加され
た高分子液晶からなる層28をプレスし、この表面にス
タンパー5の凹凸形状を転写するとともに、永久磁石1
9により103 〜105 ガウスの磁場21をつくり、高
分子液晶の低分子液晶基8を60分に渡り配向処理す
る。
【0088】本実施例の液晶素子においては、実施例9
と同様な作用効果が得られた。
【0089】なお、本実施例において、内膜9に使用さ
れた二色性色素の代わりに、黄色色素G232(日本感
光社製)、赤色色素LSR405(三菱化成社製)、青
色色素LSB(三菱化成社製)を0.5:1:0.5の
割合で混合したものを用いても差し支えない。
【0090】さらに、内膜9である高分子液晶の配向処
理は、電場により配向処理しても差し支えない。この時
の電場の条件は、103 〜105 V/cmが好ましい。
【0091】(実施例13)図11は本実施例の液晶素
子を示す断面図である。この液晶素子が前記実施例8と
異なる点は、薄膜トランジスタ12が設けられた点とこ
の薄膜トランジスタ12の上方に画素電極16が設けら
れた点である。
【0092】本実施例の液晶素子では、基板1上に薄膜
トランジスタ12が形成されている。その上にはレベリ
ング層13が形成されている。このレベリング層13の
上部には、画素電極16が形成されている。この画素電
極16と薄膜トランジスタ12のソース電極14とは、
レベリング層13のコンタクトホール15を介して接続
されている。そして上記画素電極16の上には内膜25
が形成されている。この内膜25は、下地層17とその
上に位置する二色性色素22が添加された高分子液晶か
らなる膜28とから形成されている。
【0093】本実施例の液晶素子では、実施例8と同様
の効果を得られる他、以下に示す効果が得られた。
【0094】従来の薄膜トランジスタ液晶素子は、図1
2に示すように薄膜トランジスタ12と画素電極16と
が同一の高さに設けられていたので、高密度にするほど
画素電極16の面積が小さくなり画面の荒いものとなっ
ていたが、本実施例の液晶素子においては、画素電極1
6が薄膜トランジスタ12の上方に設けられているた
め、画素数を多くして高密度化にしても、画面に占める
画素面積を減らす必要がなく表示品質の低下を避けるこ
とができる。
【0095】(実施例14)図19は本実施例の液晶素
子を示す断面図である。この液晶素子が前記実施例8の
液晶素子と異なる点は、透明電極2上に着色層18を設
けた点である。
【0096】本実施例の液晶素子では、基板1上に透明
電極2が形成されている。その上には、着色層18が形
成されている。この着色層18の上部にはレベリング層
13が形成され、さらにレベリング層13の上には、内
膜25が形成されている。この内膜25は、二色性色素
が添加された高分子液晶からなる層28と下地層17と
で構成されている。さらに、この下地層17の表面に
は、実施例8の内膜9と同様な凹凸が形成されている。
【0097】本実施例の液晶素子においては、実施例8
と同様な作用効果が得られた。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の液晶素子
は、高分子液晶からなる層を有し、かつ内表面が凹凸形
状の内膜が基板に設けられたものなので、内膜の凹凸形
状は表示用液晶分子が入り込み配向する配向膜の役目を
する。更に内膜を構成する高分子液晶からなる層の高分
子液晶を配向処理することにより、高分子液晶の低分子
液晶基を配向させて、内膜に光学フィルムの機能を付与
できる。この様にして基板の内面に形成された内膜は、
配向機能と光学フィルムの機能の両方をもつこととな
る。
【0099】従って請求項1の液晶素子においては、配
向軸および光学フィルムの光学軸を基板の端面を共通の
基準として形成できるので、両者の軸あわせを正確に行
うことができ、より高性能な表示品質をもつ液晶素子と
なった。
【0100】請求項2の液晶素子の製造方法に於いて
は、液晶素子を製造する際、基板上に高分子液晶からな
る層を有する膜を形成し、この膜をスタンパーで加熱プ
レスして膜表面に凹凸形状を転写するととともに、磁場
もしくは電場をかけ前記高分子液晶を配向処理した後、
この配向状態を崩す事なく高分子液晶を硬化させるの
で、基板の端面を基準にして膜に凹凸形状を形成すると
同時に高分子液晶も配向できる。
【0101】従って、請求項2の液晶素子の製造方法に
よれば基板の端面という同一の基準によって配向軸の方
向と光学軸の方向とを決定できるので光学軸の方向を配
向軸の方向に対して基板毎にバラ付く事なく決定でき、
表示むらの少ない液晶素子を製造できる。
【0102】そのうえさらに、配向機能を有する膜の表
面を汚染することもなく歩留まりが著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の液晶素子を示す断面図
【図2】実施例1の液晶素子の内膜表面の凹凸形状を示
す斜視図
【図3】図2に示した凹凸形状をピッチの小さい方向か
らみた断面図
【図4】図2に示した凹凸形状を左右非対称なピッチの
大きい方向からみた断面図
【図5】実施例2で内膜を形成している過程を示す断面
【図6】実施例2に於て、高分子液晶の低分子液晶基を
配向処理している様子を示す模式図
【図7】実施例3の液晶素子を示す断面図
【図8】実施例5の液晶素子の内膜の表面の形状を示す
斜視図
【図9】実施例5に於て、高分子液晶の低分子液晶基を
配向処理している様子を示す模式図
【図10】実施例5に於て、内膜を形成している過程を
示す断面図
【図11】実施例6の液晶素子を示す断面図
【図12】従来のトランジスタを備えた液晶素子を示す
模式図
【図13】実施例7のカラー液晶素子を示す断面図
【図14】従来の液晶素子を示す断面図
【図15】実施例8の液晶素子を示す断面図
【図16】実施例9において、色性色素が添加された高
分子液晶の低分子液晶基を配向処理している様子を示す
模式図
【図17】実施例10の液晶素子を示す断面図
【図18】実施例12において、二色性色素が添加され
た高分子液晶の低分子液晶基を配向処理している様子を
示す模式図
【図19】実施例14のカラー液晶表示素子を示す断面
【符号の説明】
1 基板 2 透明電極 3 配向膜 4 シール剤 5 表示用液晶 6 光学的に異方性を備えたフィルム 8 低分子液晶基 9 高分子液晶からなる層のみからなる内膜 11 表示用液晶 12 薄膜トランジスタ 13 レベリング層 14 ソース電極 15 コンタクトホール 16 画素電極 17 下地層 18 着色層 19 永久磁石または電磁石 20 石英ヒーター 21 磁場または電場 22 二色性色素分子 23 セル 24 保護層 25 高分子液晶からなる層と下地層からなる内膜 26 磁気発生機構付スタンプ装置 28 高分子液晶からなる層 30 高分子液晶からなる層と保護層とからなる内膜 32 配向機能を有する基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 雅彦 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 鹿野 満 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子液晶からなる層を有し且つ表面が
    凹凸形状の内膜が基板に設けられた事を特徴とする液晶
    素子。
  2. 【請求項2】 液晶素子を製造する際、基板上に高分子
    液晶からなる層を有する膜を形成し、この膜を凹凸形状
    を有するスタンパーで加熱プレスして膜表面に凹凸形状
    を形成するとともに、磁場もしくは電場をかけ前記高分
    子液晶を配向処理した後、この配向状態を維持して前記
    高分子液晶を硬化させることを特徴とする液晶素子の製
    造方法。
JP23504091A 1991-04-24 1991-09-13 液晶素子及びその製造方法 Withdrawn JPH05134233A (ja)

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JP23504091A JPH05134233A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 液晶素子及びその製造方法
DE4213802A DE4213802A1 (de) 1991-07-08 1992-04-27 Fluessigkristall-orientierungs-film, verfahren zu seiner herstellung, fluessigkristall-vorrichtung und verfahren zu ihrer herstellung
US08/203,849 US5438421A (en) 1991-04-24 1994-02-28 Orientation film of liquid crystal having bilaterally asymmetric ridges separated by grooves

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970016684A (ko) * 1995-09-29 1997-04-28 이데이 노부유끼 액정 디바이스 및 그 제조 방법
JP2005505020A (ja) * 2001-10-08 2005-02-17 ネオテク リサーチ カンパニー リミテッド 表面の波状によって形成された多重領域効果を持つ液晶表示装置
JP2011186092A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Hyogo Prefecture 高分子液晶の配向制御方法

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JP2005505020A (ja) * 2001-10-08 2005-02-17 ネオテク リサーチ カンパニー リミテッド 表面の波状によって形成された多重領域効果を持つ液晶表示装置
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