JPH05132617A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH05132617A JPH05132617A JP32511891A JP32511891A JPH05132617A JP H05132617 A JPH05132617 A JP H05132617A JP 32511891 A JP32511891 A JP 32511891A JP 32511891 A JP32511891 A JP 32511891A JP H05132617 A JPH05132617 A JP H05132617A
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- Japan
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- polyamide
- resin composition
- weight
- parts
- nylon
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐衝撃性が改善されたポリエーテルイミド(P
EI)およびポリアミド(PA)系樹脂組成物を提供す
る。 【構成】(A)ポリエーテルイミド系樹脂 5〜70重
量部および(B)末端アミノ基量が0.05ミリ当量/
g以上であるポリアミド 30〜95重量部を含む樹脂
組成物。
EI)およびポリアミド(PA)系樹脂組成物を提供す
る。 【構成】(A)ポリエーテルイミド系樹脂 5〜70重
量部および(B)末端アミノ基量が0.05ミリ当量/
g以上であるポリアミド 30〜95重量部を含む樹脂
組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエーテルイミド
(以下で、PEIと称することがある)系樹脂およびポ
リアミド(以下で、PAと称することがある)系樹脂を
含む樹脂組成物に関する。
(以下で、PEIと称することがある)系樹脂およびポ
リアミド(以下で、PAと称することがある)系樹脂を
含む樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】PEIは、優れた耐炎性、機械的強度お
よび耐熱性を有するので、高性能の熱可塑性成形材料と
して各種用途に使用されている。しかし、使用されてい
るPEIは、溶融された時に高い粘度を示すので加工性
が悪く、粘度を下げるために高い加工温度を必要とす
る。また、特定の溶剤、例えばアセトン、メチルエチル
ケトン、トリクレンなどに対する耐溶剤性が劣ることも
知られている。
よび耐熱性を有するので、高性能の熱可塑性成形材料と
して各種用途に使用されている。しかし、使用されてい
るPEIは、溶融された時に高い粘度を示すので加工性
が悪く、粘度を下げるために高い加工温度を必要とす
る。また、特定の溶剤、例えばアセトン、メチルエチル
ケトン、トリクレンなどに対する耐溶剤性が劣ることも
知られている。
【0003】そこで、耐溶剤性または加工性を改良する
ことを目的として、結晶性ポリアミドとのブレンドが提
案されている(特開昭59-81361号公報および特公昭60-5
01107 号公報)。また、ナイロン-4,6とのブレンドも
知られている(特開平1-263153号公報)。
ことを目的として、結晶性ポリアミドとのブレンドが提
案されている(特開昭59-81361号公報および特公昭60-5
01107 号公報)。また、ナイロン-4,6とのブレンドも
知られている(特開平1-263153号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PEI
とポリアミドとのブレンドでは、PEIの加工性および
耐溶剤性は改良できるものの、耐衝撃性が十分であると
はいえず、実用上満足できるものではなかった。
とポリアミドとのブレンドでは、PEIの加工性および
耐溶剤性は改良できるものの、耐衝撃性が十分であると
はいえず、実用上満足できるものではなかった。
【0005】そこで本発明は、耐衝撃性が改良された、
PEIおよびポリアミドを含む樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
PEIおよびポリアミドを含む樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、PEIお
よびポリアミドを含む樹脂組成物の耐衝撃性を改良する
ために鋭意検討を重ねた結果、ポリアミドとして、末端
アミノ基量が0.05ミリ当量/g以上であるポリアミ
ドを使用すれば、両者が良好に相溶化され、耐衝撃性が
改良されることを見出し、本発明に到達した。
よびポリアミドを含む樹脂組成物の耐衝撃性を改良する
ために鋭意検討を重ねた結果、ポリアミドとして、末端
アミノ基量が0.05ミリ当量/g以上であるポリアミ
ドを使用すれば、両者が良好に相溶化され、耐衝撃性が
改良されることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち本発明の樹脂組成物は、 (A)ポリエーテルイミド系樹脂 5〜70重量部およ
び (B)末端アミノ基量が0.05ミリ当量/g以上であ
るポリアミド 30〜95重量部を含むものである。
び (B)末端アミノ基量が0.05ミリ当量/g以上であ
るポリアミド 30〜95重量部を含むものである。
【0008】本発明で使用するポリエーテルイミド自体
は公知であり、典型的には下記の式(化1)により表わ
される繰返し単位を含む。
は公知であり、典型的には下記の式(化1)により表わ
される繰返し単位を含む。
【0009】
【化1】 上記式中、Tは−O−または式−O−Z−O−の基であ
り、該基−O−または−O−Z−O−の二価の結合手は
3,3′、3,4′、4,3′または4,4′位にあ
り:Zは(A)
り、該基−O−または−O−Z−O−の二価の結合手は
3,3′、3,4′、4,3′または4,4′位にあ
り:Zは(A)
【0010】
【化2】 および(B)一般式
【0011】
【化3】 {式中、Xは式−Cy H2y−(ただしyは1〜約5の整
数である)、−C(=O)−、−(O=)S(=O)
−、−O−および−S−の二価の基からなる群から選ん
だ一員である}の二価の有機基からなる群の一員であ
り;そしてRは(a)6〜約20個の炭素原子をもつ芳香
族炭化水素基およびそのハロゲン化誘導体、(b)2〜
約20個の炭素原子をもつアルキレン基、3〜約20個の炭
素原子をもつシクロアルキレン基および(c)一般式
数である)、−C(=O)−、−(O=)S(=O)
−、−O−および−S−の二価の基からなる群から選ん
だ一員である}の二価の有機基からなる群の一員であ
り;そしてRは(a)6〜約20個の炭素原子をもつ芳香
族炭化水素基およびそのハロゲン化誘導体、(b)2〜
約20個の炭素原子をもつアルキレン基、3〜約20個の炭
素原子をもつシクロアルキレン基および(c)一般式
【0012】
【化4】 {式中、Qは−S−、−O−、−C(=O)−、−(O
=)S(=O)−および−Cx H2x−からなる群から選
んだ一員でありそしてxは1〜約5の整数である}の二
価の基からなる群から選んだ二価の有機基である好まし
いポリエーテルイミドは、更に下記式(化5)のポリイ
ミド繰返し単位を含む。
=)S(=O)−および−Cx H2x−からなる群から選
んだ一員でありそしてxは1〜約5の整数である}の二
価の基からなる群から選んだ二価の有機基である好まし
いポリエーテルイミドは、更に下記式(化5)のポリイ
ミド繰返し単位を含む。
【0013】
【化5】 {式中、Rは上記に定義したとおりでありそしてMは次
式(化6):
式(化6):
【0014】
【化6】 (ただしBは−S−または−C−である)からなる群か
ら選ばれる}特に好適なポリエーテルイミド樹脂として
下記一般式(化7):
ら選ばれる}特に好適なポリエーテルイミド樹脂として
下記一般式(化7):
【0015】
【化7】 (式中、Rは炭素数6〜20個の芳香族炭化水素基であ
り、nは2以上の整数である。)で表わされるものが挙
げられ、ゼネラル・エレクトリック社製造のULTEM(登録
商標)がその代表的な例であり、その製造方法は特公昭
57-9372 号公報などによって開示されている。このポリ
エーテルイミド樹脂は耐衝撃性を有する程度の重合度を
備えていなければならない。
り、nは2以上の整数である。)で表わされるものが挙
げられ、ゼネラル・エレクトリック社製造のULTEM(登録
商標)がその代表的な例であり、その製造方法は特公昭
57-9372 号公報などによって開示されている。このポリ
エーテルイミド樹脂は耐衝撃性を有する程度の重合度を
備えていなければならない。
【0016】本発明で用いる成分(B)のポリアミド系
樹脂はそれ自体公知であり、アミノ酸、ラクタム、ある
いはジアミンとジカルボン酸を主たる構成成分とするポ
リアミドである。例えばナイロン‐4、ナイロン‐4,6
、ナイロン‐6、ナイロン‐6,6 、ナイロン‐8、ナ
イロン‐10、ナイロン‐12、ナイロン‐6,10;芳香族カ
ルボン酸および/または芳香族ジアミンが縮合してでき
た芳香族ナイロンなどが挙げられるが、これらに限定さ
れない。本発明において必須なことは、ポリアミドの末
端アミノ基量が0.05ミリ当量/g以上、好ましくは
0.06ミリ当量/g以上であることである。末端アミ
ノ基量が0.05ミリ当量/gの場合には十分な衝撃強
度が得られない。機械的強度、耐薬品性の保持の点で、
数平均分子量が10,000以上のポリアミドが好まし
い。
樹脂はそれ自体公知であり、アミノ酸、ラクタム、ある
いはジアミンとジカルボン酸を主たる構成成分とするポ
リアミドである。例えばナイロン‐4、ナイロン‐4,6
、ナイロン‐6、ナイロン‐6,6 、ナイロン‐8、ナ
イロン‐10、ナイロン‐12、ナイロン‐6,10;芳香族カ
ルボン酸および/または芳香族ジアミンが縮合してでき
た芳香族ナイロンなどが挙げられるが、これらに限定さ
れない。本発明において必須なことは、ポリアミドの末
端アミノ基量が0.05ミリ当量/g以上、好ましくは
0.06ミリ当量/g以上であることである。末端アミ
ノ基量が0.05ミリ当量/gの場合には十分な衝撃強
度が得られない。機械的強度、耐薬品性の保持の点で、
数平均分子量が10,000以上のポリアミドが好まし
い。
【0017】アミノ基量の調節は、例えばポリアミドの
重合の際にジアミン成分を過剰に使用したり、または重
合の後に、例えばカルボキシル基と反応する基を持つ化
合物(例えばジアミン)を余分に添加することによって
行うことができる。
重合の際にジアミン成分を過剰に使用したり、または重
合の後に、例えばカルボキシル基と反応する基を持つ化
合物(例えばジアミン)を余分に添加することによって
行うことができる。
【0018】なお末端アミノ基量の測定は、次のように
して行った。すなわち、ポリアミド樹脂試料を80℃で窒
素置換してm-クレゾール等の溶媒に溶解した後、指示薬
であるチモールブルーのメタノール溶液を滴下し、次い
でパラトルエンスルホン酸で滴定した。
して行った。すなわち、ポリアミド樹脂試料を80℃で窒
素置換してm-クレゾール等の溶媒に溶解した後、指示薬
であるチモールブルーのメタノール溶液を滴下し、次い
でパラトルエンスルホン酸で滴定した。
【0019】成分(B)のポリアミド系樹脂は、成分
(A)PEI系樹脂5〜70重量部に対して30〜95
重量部、好ましくは(A)10〜60重量部に対して4
0〜90重量部配合される。(A)の量が5重量部未満
では樹脂組成物の耐熱性、および機械的強度が低下し、
また70重量部を超えると耐溶媒性が低下する。
(A)PEI系樹脂5〜70重量部に対して30〜95
重量部、好ましくは(A)10〜60重量部に対して4
0〜90重量部配合される。(A)の量が5重量部未満
では樹脂組成物の耐熱性、および機械的強度が低下し、
また70重量部を超えると耐溶媒性が低下する。
【0020】また、本発明の樹脂組成物には、その物性
を損なわない限りにおいて、その目的に応じて樹脂の混
合時、成形時に他の樹脂やエラストマーおよび慣用の他
の添加剤、例えば顔料、染料、補強剤(ガラス繊維、炭
素繊維、チタン酸カリウム繊維など)、充填剤(カ―ボ
ンブラック、シリカ、酸化チタンなど)、耐熱剤、酸化
劣化防止剤、耐候剤、滑剤、離型剤、結晶核剤、可塑
剤、難燃剤、流動性改良剤、帯電防止剤等を添加するこ
とができる。
を損なわない限りにおいて、その目的に応じて樹脂の混
合時、成形時に他の樹脂やエラストマーおよび慣用の他
の添加剤、例えば顔料、染料、補強剤(ガラス繊維、炭
素繊維、チタン酸カリウム繊維など)、充填剤(カ―ボ
ンブラック、シリカ、酸化チタンなど)、耐熱剤、酸化
劣化防止剤、耐候剤、滑剤、離型剤、結晶核剤、可塑
剤、難燃剤、流動性改良剤、帯電防止剤等を添加するこ
とができる。
【0021】本発明の樹脂組成物を製造するための方法
に特に制限はなく、通常の方法が満足に使用できる。し
かしながら一般に溶融混合法が望ましい。少量の溶剤の
使用も可能であるが、一般に必要ない。装置としては特
に押出機、バンバリ―ミキサ―、ロ―ラ―、ニ―ダ―等
を例として挙げることができ、これらを回分的または連
続的に運転する。成分の混合順は特に限定されない。
に特に制限はなく、通常の方法が満足に使用できる。し
かしながら一般に溶融混合法が望ましい。少量の溶剤の
使用も可能であるが、一般に必要ない。装置としては特
に押出機、バンバリ―ミキサ―、ロ―ラ―、ニ―ダ―等
を例として挙げることができ、これらを回分的または連
続的に運転する。成分の混合順は特に限定されない。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】なお、実施例においては次の化合物を使用
した。 成分(A) ULTEM 1000(商標、ゼネラルエレクトリック
社製) 成分(B) PA-1:ナイロン-6、末端アミノ基量0.084ミリ当量
/g、末端カルボキシル基量 0.018ミリ当量/
g、数平均分子量 13000 PA-2:ナイロン-6,6、末端アミノ基量0.08ミリ当量
/g、末端カルボキシル基量 0.04ミリ当量/g、
数平均分子量 20000 PA-3:ヘキサメチレンジアミン100 重量部とアジピン酸
55重量部およびテレフタル酸45重量部とからなるポリ
アミド、末端アミノ基量0.099ミリ当量/g、数平
均分子量 20000 PA-4:ヘキサメチレンジアミン100 重量部とアジピン酸
55重量部およびテレフタル酸45重量部とからなるポリ
アミド、末端アミノ基量0.051ミリ当量/g、数平
均分子量 20000 PA-5(比較例として使用):ナイロン-6、末端アミノ基
量0.046ミリ当量/g、末端カルボキシル基量
0.07ミリ当量/g、分子量13000 PA-6(比較例として使用):ヘキサメチレンジアミン10
0 重量部とアジピン酸55重量部およびテレフタル酸45
重量部とからなるポリアミド、末端アミノ基量0.03
6ミリ当量/g、数平均分子量 20000実施例1〜4および比較例1〜2 表に示す量(重量部)の各成分を配合した配合物を、32
0 ℃に設定した二軸押出機を用いて溶融混練し、ペレッ
トを作成した。次いでこのペレットを射出成形して試験
片を作成し、アイゾット衝撃強度および熱変形温度(H
DT)を測定した。結果を表1に示す。
した。 成分(A) ULTEM 1000(商標、ゼネラルエレクトリック
社製) 成分(B) PA-1:ナイロン-6、末端アミノ基量0.084ミリ当量
/g、末端カルボキシル基量 0.018ミリ当量/
g、数平均分子量 13000 PA-2:ナイロン-6,6、末端アミノ基量0.08ミリ当量
/g、末端カルボキシル基量 0.04ミリ当量/g、
数平均分子量 20000 PA-3:ヘキサメチレンジアミン100 重量部とアジピン酸
55重量部およびテレフタル酸45重量部とからなるポリ
アミド、末端アミノ基量0.099ミリ当量/g、数平
均分子量 20000 PA-4:ヘキサメチレンジアミン100 重量部とアジピン酸
55重量部およびテレフタル酸45重量部とからなるポリ
アミド、末端アミノ基量0.051ミリ当量/g、数平
均分子量 20000 PA-5(比較例として使用):ナイロン-6、末端アミノ基
量0.046ミリ当量/g、末端カルボキシル基量
0.07ミリ当量/g、分子量13000 PA-6(比較例として使用):ヘキサメチレンジアミン10
0 重量部とアジピン酸55重量部およびテレフタル酸45
重量部とからなるポリアミド、末端アミノ基量0.03
6ミリ当量/g、数平均分子量 20000実施例1〜4および比較例1〜2 表に示す量(重量部)の各成分を配合した配合物を、32
0 ℃に設定した二軸押出機を用いて溶融混練し、ペレッ
トを作成した。次いでこのペレットを射出成形して試験
片を作成し、アイゾット衝撃強度および熱変形温度(H
DT)を測定した。結果を表1に示す。
【0024】なお、アイゾット衝撃強度はASTM D
256にしたがって、絶乾時および大気中平衡吸水時に
おける、1/8 インチバー ノッチ付アイゾット衝撃強度
を測定した。また、熱変形温度(HDT)はASTM
D648にしたがって、4.6kg/cm2 荷重で測定し
た。
256にしたがって、絶乾時および大気中平衡吸水時に
おける、1/8 インチバー ノッチ付アイゾット衝撃強度
を測定した。また、熱変形温度(HDT)はASTM
D648にしたがって、4.6kg/cm2 荷重で測定し
た。
【0025】
【表1】 また、実施例1および比較例1のアイゾット衝撃強度試
験片を液体窒素で破断後、破断面のポリエーテルイミド
をクロロホルムで溶解除去し、次いでこれより薄片を切
り出し、走査型電子顕微鏡(5000倍)にて観察し
た。結果をそれぞれ図1および図2に示す。実施例1の
樹脂組成物(図1)ではポリアミド連続相中にPEIが
微細に均一に分散しているのに対し、比較例1の樹脂組
成物(図2)ではPEIの粒子がかなり大きいことが分
かる。このように、実施例1の樹脂組成物は比較例の樹
脂組成物に比べて良好に相溶化されている。
験片を液体窒素で破断後、破断面のポリエーテルイミド
をクロロホルムで溶解除去し、次いでこれより薄片を切
り出し、走査型電子顕微鏡(5000倍)にて観察し
た。結果をそれぞれ図1および図2に示す。実施例1の
樹脂組成物(図1)ではポリアミド連続相中にPEIが
微細に均一に分散しているのに対し、比較例1の樹脂組
成物(図2)ではPEIの粒子がかなり大きいことが分
かる。このように、実施例1の樹脂組成物は比較例の樹
脂組成物に比べて良好に相溶化されている。
【0026】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、耐衝撃性に優れ
ているので、広い用途に使用でき、工業的に有用であ
る。
ているので、広い用途に使用でき、工業的に有用であ
る。
【図1】図1は、実施例1で得られた成形品の断面の粒
子構造を表した走査型電子顕微鏡写真の図である。
子構造を表した走査型電子顕微鏡写真の図である。
【図2】図2は、比較例1で得られた成形品の断面の粒
子構造を表した走査型電子顕微鏡写真の図である。
子構造を表した走査型電子顕微鏡写真の図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)ポリエーテルイミド系樹脂 5〜
70重量部および(B)末端アミノ基量が0.05ミリ
当量/g以上であるポリアミド 30〜95重量部を含
む樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32511891A JPH05132617A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32511891A JPH05132617A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05132617A true JPH05132617A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18173295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32511891A Pending JPH05132617A (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05132617A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007536401A (ja) * | 2004-05-04 | 2007-12-13 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 電気的性質及び燃焼特性が改善されたハロゲンフリー難燃性ポリアミド組成物 |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP32511891A patent/JPH05132617A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007536401A (ja) * | 2004-05-04 | 2007-12-13 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 電気的性質及び燃焼特性が改善されたハロゲンフリー難燃性ポリアミド組成物 |
JP4809331B2 (ja) * | 2004-05-04 | 2011-11-09 | サビック イノベーティブ プラスチックス イーペー ベスローテン フェンノートシャップ | 電気的性質及び燃焼特性が改善されたハロゲンフリー難燃性ポリアミド組成物 |
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