JPH101522A - グラフトコポリマー、及び該グラフトコポリマーを含有するか又は該グラフトコポリマーからなる熱可塑性成形材料及びポリマーブレンド用相溶化剤 - Google Patents

グラフトコポリマー、及び該グラフトコポリマーを含有するか又は該グラフトコポリマーからなる熱可塑性成形材料及びポリマーブレンド用相溶化剤

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JPH101522A
JPH101522A JP9064274A JP6427497A JPH101522A JP H101522 A JPH101522 A JP H101522A JP 9064274 A JP9064274 A JP 9064274A JP 6427497 A JP6427497 A JP 6427497A JP H101522 A JPH101522 A JP H101522A
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Martin Dr Weber
ヴェーバー マルティン
Norbert Dr Guentherberg
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    • C08G81/024Block or graft polymers containing sequences of polymers of C08C or C08F and of polymers of C08G
    • C08G81/025Block or graft polymers containing sequences of polymers of C08C or C08F and of polymers of C08G containing polyether sequences
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラフトコポリマー、及び該グラフトコポリ
マーを含有するか又は該グラフトコポリマーからなる熱
可塑性成形材料及びポリマーブレンド用相溶化剤。 【解決手段】 グラフトコポリマーをA)ポリアリーレ
ンエーテル、B)ポリアミド及び C)環状、α,β−不飽和ジカルボン酸無水物を含有す
るコポリマー、を反応させることにより獲得する。 【効果】 このグラフトコポリマーは成形材料の製造の
ために又はポリアリーレンエーテル及びポリアミドをベ
ースとするポリマーブレンドのための相溶化剤として使
用するために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリアリーレンエー
テル、ポリアミド及び環状、α,β−不飽和ジカルボン
酸無水物を重合単位として含有するコポリマーを反応さ
せることにより得ることのできるグラフトコポリマーに
関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用及び医療用装置の製造のために及
び電気及び電子分野での使用のために、連続使用におけ
る良好な安定性を有する成形材料が更に高い耐熱変形性
及び良好な加工性を有することは望ましい。これらの特
性は原則的にはポリアリーレンエーテル及びポリアミド
を混合することにより得ることができる。そのようなポ
リマーブレンドは実際、ポリアミドの有利な特性(加工
の容易性、化学薬品に対する高い耐性)及びポリアリー
レンエーテルの有利な特性(高い熱安定性、高い耐熱変
形性、及び低い吸水性特性)を組み合わせている。こう
して、US3729527は改良された座屈強さ及び流
動性を有するポリアリールエーテルスルホン及びポリア
ミドのブレンドを記載している。より良好な特性はDE
−A−4121705中に記載されたブレンドにより得
られ、これはポリアミド成分として半結晶質の、部分的
芳香族ポリアミドを含有する。これらの特性パターンの
ために、これらのブレンドは医療用装置又は家庭適用の
ための高熱安定性成形材料として又は電子分野に使用さ
れている。
【0003】しかしながら、これらの成分のたびたび起
こる不相溶性(異なる鎖セグメントの相互作用の欠如)
のために相分離が生じることがある。従って、そのよう
なブレンドの相構造は非常に加工条件に依存し、このこ
とは成形の際に不均一な機械特性に導くことがある。更
に、不相溶なポリマーブレンドにおける相境界は弱点で
あり、従ってそのような材料の靭性は一般に不十分であ
る。この問題は原則的に好適な相溶化剤により解決する
ことができる(D.R.Paul in Polymer Blends,D.R.Paul,
S.P.Newman,Academic Press,New York,1978,Vol.II,p35
et seq.)。相溶化剤の目的はマトリックス相中の分散
相の良好な分配を達成するために不相溶な成分間の界面
張力を低下させることである。更に、相溶化剤は負荷を
適用する際に張力が相境界を横切り効果的に伝達される
ように、不相溶性相間の相互作用を形成しなければなら
ない。
【0004】ポリアリーレンエーテルを基礎とするポリ
マーブレンドのための相溶化剤は、例えば末端ヒドロキ
シ基、アミノ基又はエポキシ基を有するポリアリーレン
エーテルを無水基を含有するコポリマーと反応させるこ
とにより製造することができる(DE−A433254
2)。
【0005】ポリアリーレンエーテル及びポリアミドの
ブレンドのための好適な相溶化剤はポリスルホン及びポ
リアミド単位からなるブロックコポリマーである。その
ようなブロックコポリマーは公知であり、かつ幾つかの
書類中に記載されている(J.E.McGrath,L.M.Robeson an
d M.Matzner,Polym.Prep.14,(1973) 1032;EP-A374988;
C.E.Korning,R.Fayt,W.Bruls,L.v.D. Vondervoort,T.Ra
uch and P.Teyssie,Macromol.Chem.,Macromol.Symp.75,
(1933),159-166参照)。
【0006】しかしながら、記載されているブロックコ
ポリマーの合成は非常に高価であり、従って他の好適な
相溶化剤を見出すための試みは多くなされている。DE
−A−3617501は相溶化剤としてヒドロキシ基を
有するポリマー成分、例えばビスフェノールA及びエピ
クロルヒドリンをベースとするポリマーを含有するポリ
アミド及びポリアリーレンエーテルのブレンドを記載し
ているが、この使用される相溶化剤は100℃という低
いガラス転移点を有し、このブレンドの耐熱変形性は制
限されている。
【0007】DE−A4306708は末端無水基を有
するポリアリーレンエーテルをポリアミドと共に含有す
る成形材料を記載する。この成形材料は高い機械的負荷
又は化学的影響をうける成形体を製造するために好適で
ある。これらは最初に挙げた要求のうちの幾つかの要求
にのみ適合している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ポリ
アリーレンエーテル及びポリアミドをベースとするポリ
マーブレンドのためのすでに獲得可能な相溶化剤を改良
することであり、これは耐熱変形性を改良したポリマー
ブレンドの製造を可能とする。本発明の更なる課題は、
ポリアリーレンエーテル及びポリアミドをベースとし、
かつ高い耐熱変形性に加えて良好な加工性及び連続使用
における高い安定性を有する成形材料を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、 A)成分Cの官能基と反応性である反応性末端基を少な
くとも30%含有する少なくとも1種のポリアリーレン
エーテル5〜85重量%、 B)少なくとも1種の熱可塑性ポリアミド5〜85重量
%、及び C)c1)少なくとも1種の芳香族ビニル化合物、 c2)少なくとも1種の環状、α,β−不飽和ジカルボン
酸無水物、 c3)少なくとも1種の環状、α,β−不飽和ジカルボキ
シイミド、 c4)必要であれば、c1〜c3と共重合可能な少なくと
も1種の更なるモノマー、からなる少なくとも1種のコ
ポリマー10〜90重量%、を反応させることにより得
られるグラフトコポリマーを使用することにより達成さ
れることが見出された。
【0010】更に、本発明は新規グラフトコポリマーを
含有する成形材料に関する。
【0011】同様に本発明は高い耐熱性の繊維、フィル
ム又は成形品の製造のためのグラフトコポリマーの使用
に関する。
【0012】新規グラフトコポリマーは成分A)とし
て、反応末端基を有するポリアリーレンエーテル少なく
とも1種を5〜85重量%、有利に10〜75重量%含
有する。本発明に使用したポリアリーレンエーテルは、
一般式I
【0013】
【化4】
【0014】[式中、r、t及びqは相互に独立してそ
れぞれ0、1、2又は3を表す。T、Q及びZは同一又
は異なっており、かつ相互に独立してそれぞれ化学結
合、又は−O−、−S−、−SO2−、>S=O、>C
=O、−N=N−、−RaC=CRb−及び−CRcd
の群から選択された基であってよいが、但し基T、Q及
びZの少なくとも1つが−SO2−又は>C=Oであ
る。Ra及びRbは相互に独立して、それぞれ水素又はC
1〜C10−アルキルを表す。Rc及びRdは相互に独立し
て、それぞれ水素、C1〜C10−アルキル、C1〜C10
アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、又はC1〜C4−ア
ルキル置換基を有していてよいC6〜C18−アリール、
例えばフェニル、トリル又はナフチルを表す。C1〜C
10−アルキルの例は、メチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル及びn−ヘキシ
ルである。しかしながら、Rc及びRdは結合し、脂環式
環を形成してもよい。]の反復単位を含有する。この場
合、−CRcd−は有利に、シクロペンチル又はシクロ
ヘキシルである。脂環式環は1つ以上のアルキル基、有
利にメチル基で置換されていてもよい。T、Q及びZは
有利に−O−、−SO2−、>C=O、化学結合又は−
CRcd−である。有利な基Rc及びRdは水素及びメチ
ルである。Ar及びAr1はそれぞれC6〜C18−アリー
レン、例えば1,5−ナフチレン、1,6−ナフチレン、
2,7−ナフチレン、1,5−アントリレン、9,10−
アントリレン、2,6−アントリレン、2,7−アントリ
レン又はビフェニレンであり、特にフェニレン、有利に
p−フェニレンである。これらのアリーレン基は有利に
置換基を有していない。しかしながら、これらはC1
10−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、t−ブチル又はn−ヘキシル、C6
〜C18−アリール、例えばフェニル又はナフチル、C1
〜C10−アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、n−
プロポキシ、イソプロポキシ又はn−ブトキシ及び/又
はハロゲンを置換基として有していてよい。有利な置換
基は、メチル、フェニル、メトキシ及び/又は塩素であ
る。
【0015】一般式Iの幾つかの好適な反復単位を以下
に示す:
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】特に有利なアリーレンエーテル基Aは反復
単位I1、I2、I25、I26を有する。これらは有利に反
復単位I1 3〜97モル%、特に5〜95モル%及び反
復単位I2 3〜97モル%、特に5〜95モル%を含有
するアリーレンエーテルを包含する。本発明により使用
したポリアリーレンエーテルの粘度数は13〜95cm
3/gであり、これは1500〜60000g/mol
の数平均分子量Mnに相当する。相対粘度数は溶解性に
依存して、N−メチルピロリドン中の、フェノール及び
ジクロロベンゼン混合物中の、又は96%濃度の硫酸中
の1重量%ポリアリーレンエーテル溶液を使用し、それ
ぞれの場合に20℃又は25℃で、測定する。
【0020】ポリアリーレンエーテルは公知であり、か
つ公知法で製造することができる。
【0021】ポリアリーレンエーテルは例えば、芳香族
ビスハロゲン化合物を芳香族ビスフェノールのアルカリ
金属二重塩と縮合することにより製造される。同様に、
触媒の存在下に、芳香族ハロフェノールのアルカリ金属
塩の自己縮合によっても製造することができる。DE−
A−3843438は例えば好適なモノマーの詳細な表
を記載している。好適な方法は特に、US344153
8、US4108837、DE−A2738962及び
EP−A361中に記載されている。カルボニル官能基
を含有するポリアリーレンエーテルは同様に、求電子性
(フリーデル−クラフト)重縮合によっても得られ、特
にWO84/03892に記載されている。求電子性重
縮合において、カルボニル架橋は塩化ジカルボニル又は
ホスゲンと、求電子置換基で置換可能な水素原子2個を
有する芳香族とを反応させることにより形成される。更
に、塩化アシル基及び好適な水素原子の両方を含有す
る、芳香族塩化カルボニルは自己重縮合を受けることが
できる。
【0022】ポリアリーレンエーテルの合成に関する有
利な方法条件は、例えばEP−A113112及びEP
−A135130に記載されている。非プロトン溶剤、
特にN−メチルピロリドン中でのモノマーの反応は無水
アルカリ金属炭酸塩、特に炭酸カリウムが特に有利であ
る。多くの場合、モノマーをメルトにおいて反応させる
ことが有利であることが証明されている。
【0023】選択した合成条件に依存して、ポリアリー
レンエーテルは異なる末端基を有する。末端基の少なく
とも30%は成分Cの無水基と反応性であり、かつ安定
な結合を形成することが可能でなければならない(反応
性末端基)。有利な反応性末端基は末端アミノ基、ヒド
ロキシ基及びエポキシ基である。
【0024】連鎖あたり1つの反応性末端基を有するポ
リアリーレンエーテルが有利である。残りの末端基は不
活性である。不活性末端基はハロゲン、特に塩素、アル
コキシ基、特にメトキシ又はエトキシ、及びアリールオ
キシ、有利にフェノキシ又はベンジルオキシ基である。
【0025】ヒドロキシ−末端ポリアリーレンエーテル
の合成は、例えばジヒドロキシ及びジハロモノマーの化
学量論比の好適な選択において可能である。(例えば、
H.-G.Elias、Makromolekuele、第4改訂版、Huethig &
Wepf Verlag、Basle 1981、第491頁参照)。末端エポキ
シ基を有するポリアリーレンエーテルは、例えば末端ヒ
ドロキシ基を有するポリアリーレンエーテルをエピクロ
ロヒドリンと反応させることにより得られる(US44
48948)。末端アミノ基を有するポリアリーレンエ
ーテルは、例えば重縮合にp−アミノフェノールを用い
ることにより製造することができる(J.E.McGrath等
著、Polymer 30、1552、1989)。
【0026】新規グラフトコポリマーは成分Bとして、
熱可塑性ポリアミドを5〜90重量%、有利に10〜8
0重量%含有する。
【0027】このポリアミドは原則的には公知であり、
かつ少なくとも5000g/molの重量平均分子量M
wを有する半結晶質及び非晶質樹脂を包含する。これは
通常ナイロンと呼ばれる。そのようなポリアミドは例え
ばUS特許2071250、2071251、2130
523、2130948、2241322、23129
66、2512606及び3393210中に記載され
ている。
【0028】ポリアミドBはジカルボン酸とジアミンの
等モル量を縮合させることにより得ることができる。好
適なジカルボン酸は炭素原子数4〜16、特に6〜12
のアルカンジカルボン酸及び有利に炭素原子数8〜16
の芳香族ジカルボン酸である。例としては、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオイック
酸、テレフタル酸及びイソフタル酸である。更に好適な
ジカルボン酸は2,6−ピリジンジカルボン酸、1,4−
ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸及びジ(4−カ
ルボキシルフェニル)スルホンである。特に好適なジア
ミンは炭素原子数4〜16、特に6〜12のアルカンジ
アミン、例えばヘキサメチレンジアミン、そのアルキル
誘導体、例えば2−メチルヘキサメチレンジアミン、3
−メチルヘキサメチレンジアミン、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジアミン、及び2,2,5−トリメチル
ヘキサメチレンジアミン、及びm−キシリレンジアミ
ン、ジ−(4−アミノフェニル)メタン、ジ−(4−ア
ミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ジ−(4−アミ
ノフェニル)プロパン又は2,2−ジ−(4−アミノシ
クロヘキシル)プロパンである。例えば、1,4−ジア
ミノブタンとアジピン酸とを上昇温度で縮合することに
より、獲得可能なポリアミドは同様に、該テキスト中に
記載されている(ポリアミド4,6)。該構造を有する
ポリアミドの製造法は例えばEP−A−38094、E
P−A−38582及びEP−A39524中に記載さ
れている。
【0029】ポリアミドは同様に、ω−アミノカルボン
酸の縮合又は相応するラクタムのポリ付加により製造す
ることができる。この例は炭素原子6〜12(環)を有
するラクタム又はω−アミノカルボン酸から誘導される
ポリアミドである。これらは一般的に半結晶質である。
【0030】有利な実施態様においては、 − イソフタル酸から誘導された単位40〜100重量
%、有利に50〜99重量% − テレフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘導
された単位0〜60重量%、有利に1〜50重量% を含有する非晶質ポリアミドを主要構成単位として使用
する。
【0031】通常、これらの非晶質ポリアミドは、96
重量%濃度の硫酸中の1重量%溶液を用いて測定し、比
粘度ηrel1.4〜3.4、有利に1.5〜2.8を有す
る。
【0032】他の有利なポリアミドはポリヘキサメチレ
ンアジピミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンア
ゼラアミド(ナイロン69)、ポリヘキサメチレンセバ
シミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンドデカ
ンジアミド(ナイロン612)及びポリヘキサメチレン
イソフタラミドである。ラクタム、すなわちポリカプロ
ラクタム(ナイロン6)、ポリカプリルラクタム又はポ
リラウロラクタムの環開裂により得ることのできるポリ
アミドは更に有利である。11−アミノウンデカン酸の
ポリアミド及びジ(4−アミノシクロヘキシル)メタン
及びドデカンジオイック酸から得ることのできるポリア
ミドも有利である。これらのポリアミドは一般に半結晶
質である。
【0033】更に、有利なポリアミドは2つ又はそれ以
上のポリアミド形成モノマーの共重合によって得られる
ものである。そのような部分的に芳香族のコポリアミド
は b1)テレフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
導された単位20〜90重量%、 b2)ε−カプロラクタムから誘導された単位0〜50
重量%、 b3)アジピン酸及びヘキサメチレンジアミンから誘導
された単位0〜80重量%、 b4)更なるポリアミド形成モノマーから誘導された単
位0〜40重量% からなり、かつb2、b3及びb4の重量合計は少なくと
も10重量%であり、かつ80重量%より多くない。ε
−カプロラクタムから誘導された単位の量は有利に20
〜50重量%であり、特に25〜40重量%である、一
方アジピン酸及びヘキサメチレンジアミンから誘導され
た単位の量は有利に30〜75重量%、特に35〜60
重量%である。このポリアミドも一般に半結晶質であ
る。
【0034】このコポリアミドは同時にε−カプロラク
タムの単位b2並びにアジピン酸及びヘキサメチレンジ
アミンの単位b3を含有していてよく;この場合、b2
びb3の合計が少なくとも10重量%、有利には少なく
とも20重量%であるのが有利である。単位b1及びb2
の比は特別な制限を受けない。単位b1を50〜80重
量%、特に60〜75重量%、及び単位b2を20〜5
0重量%、特に25〜40重量%を含有するポリアミド
は特に有利であることが証明された。
【0035】更に、部分的な芳香族コポリアミドが他の
アミド形成モノマーから誘導された単位b4を40重量
%まで、有利に10〜30重量%、特に20〜30重量
%含有するしていてよい。これらは炭素原子数8〜16
の芳香族ジカルボン酸、例えばイソフタル酸、置換テレ
フタル酸及びイソフタル酸、例えば3−t−ブチルイソ
フタル酸、多核ジカルボン酸、例えば4,4′−及び3,
3′−ビフェニルジカルボン酸、4,4′−及び3,3′
−ジフェニルメタンジカルボン酸、4,4′−及びジ
(3−カルボキシフェニル)スルホン、1,4−及び2,
6−ナフタレンジカルボン酸、及びフェノキシテレフタ
ル酸を包含するが、特に有利にはイソフタル酸である。
これらは更に、炭素原子数4〜16の脂肪族ジカルボン
酸、脂肪族及び脂環式ジアミン、炭素原子数7〜12の
環式ジアミン、例えばピペラジン、及びアミノカルボン
酸及び相応するラクタムを包含する。脂環式ジアミンと
は、例えばビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、
ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタ
ン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキ
シル)プロパン、シクロヘキサンジアミン及びイソホロ
ンジアミンを意味すると理解されるべきである。そのよ
うなポリアミドはDE−A4404250に記載されて
いる。
【0036】成分b4がカルボキシル基がパラ位にある
対称ジカルボン酸から誘導された単位を含有する場合、
1及びb2又はb1及びb3と共に三元コポリアミドにこ
れを広げることが勧められる、その理由としてはそうし
ないとこのコポリアミドは高すぎる融点を有し、かつ分
解においてのみ溶融し、このことは不所望である。
【0037】有利な実施態様において、成分Bは b1)テレフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
導された単位65〜85重量%及び b4)イソフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
導された単位15〜35重量%からなる。
【0038】更に、 b1)テレフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
導された単位50〜70重量%、 b3)アジピン酸及びヘキサメチレンジアミンから誘導
された単位10〜20重量%、 b4)イソフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
導された単位20〜30重量%からなるポリアミドは特
に有利である。
【0039】更に、トリアミン含量が0.5重量%より
少ない、有利に0.3重量%より少ない、部分的に芳香
族のコポリアミドは特に有利であることが証明されてい
る。0.5重量%を越えるトリアミンの含量は、しばし
ば従来の製法で製造された部分的な芳香族コポリアミド
で観察される(US−A4603166参照)。高いト
リアミン含量は生成品の品質の低下に導き、連続的な製
造において問題である。この問題を惹起する特別なトリ
アミンはジヘキサメチレントリアミンであり、これは製
造において使用されるヘキサメチレンジアミンから形成
される。
【0040】トリアミン含量の低い、有利な部分的に芳
香族のコポリアミドの製造はEP−A129195及び
129196中に記載された方法により実施することが
できる。
【0041】本発明により使用される部分的な結晶ポリ
アミドは96重量%濃度の硫酸中の1重量%ポリアミド
溶液を用いて、25℃で測定し、1.7〜5.0の比粘度
ηrelを一般的に有する。これは50〜96のK値
(Fikenscherによる)及び約15000〜4
5000の数平均分子量に相当する。比粘度、2.3〜
4.5、特に2.4〜4.0、特に2.5〜3.4を有する
ポリアミドを使用するのが有利である。
【0042】新規グラフトコポリマーは、成分Cとし
て、 c1)少なくとも1種の芳香族ビニル化合物、 c2)少なくとも1種の環状、α,β−不飽和ジカルボ
ン酸無水物、 c3)少なくとも1種の環状、α,β−不飽和ジカルボ
キシイミド、及び c4)所望であれば、少なくとも1種のc1〜c3と共重
合可能なモノマーから誘導された単位を含有するコポリ
マー10〜90重量%、有利に15〜80重量%を含有
する。
【0043】単位c1の量は有利に成分Cに対して20
〜90モル%、特に40〜80モル%、特に有利に50
〜75モル%である。芳香族ビニル化合物は有利にスチ
レン及びスチレン誘導体である。好適なスチレン誘導体
の例はα−メチルスチレン及び核上に置換されたスチレ
ン誘導体、例えばビニルトルエン、p−t−ブチルスチ
レン又はクロルスチレンである。種々の異なる芳香族ビ
ニル化合物の混合物も使用することができる。
【0044】新規コポリマーCは特に有利にスチレンか
ら誘導された単位を含有する。
【0045】環状、α,β−不飽和ジカルボン酸無水物
から誘導された単位c2の量は有利に1〜50モル%で
ある。単位c2を実質上1モル%より少なく、例えば0.
5モル%より少なく含有するコポリマーCは一般に、十
分に耐熱性ではない。c2を50モル%より多く有する
コポリマーは製造すべきではない。本発明において使用
されるコポリマーCは単位c2を有利に1〜35モル
%、特に1〜25モル%含有する。環状、α,β−不飽
和ジカルボン酸無水物は有利に、炭素原子4〜20を有
するものであると理解されるのが有利である。二重結合
は環内又は環外であってもよい。単位c2は有利にマレ
イン酸無水物、メチルマレイン酸無水物又はイタコン酸
無水物から誘導される。コポリマーCは種々異なる単位
2を含有していてもよい。
【0046】更に、コポリマーCは有利に環状α,β−
不飽和ジカルボキシイミドから誘導された単位c3を9
〜50モル%、特に15〜50モル%、特に有利に24
〜49モル%含有する。一般に、環状α,β−不飽和ジ
カルボキシミドは前記ジカルボン酸無水物c3に相応す
る。イミド単位は窒素上に水素原子を有していてよい
が、一般にC1〜C20−アルキル基、C4〜C20−シクロ
アルキル基、C1〜C10−アルキルC6〜C18−アリール
基又はC6〜C18−アリール基である。
【0047】アルキル基は直鎖であっても、分枝鎖であ
ってもよく、鎖中に1個又はそれ以上の酸素原子を有し
ていてよいが、この酸素原子は窒素原子に直接結合して
いることはなく、かつ他の酸素原子と直接結合すること
もない。このアルキル基は、例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、t−ブチル、n−ヘキシル、n−デシル及びn−ド
デシルを包含する。シクロアルキル基は置換されていな
くとも置換されていてもよい。好適な置換基は、例えば
アルキル、例えばメチル又はエチルである。シクロアル
キル基の例はシクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル及び4−メチルシクロヘキシルである。アルカリ
ール基のアルキレン部分は直鎖であっても、分枝鎖であ
ってもよく、かつ置換基を有していてもよい。そのよう
な置換基の例は、ハロゲン、例えば塩素又は臭素であ
る。アルカリール基の例はベンジル、エチルフェニル及
びp−クロルベンジルを包含する。このアリール基も置
換基、例えばメチル又はエチル又は塩素又は臭素のよう
なハロゲン、を1、2又は3個有していてよい。有利な
アリール基又はアリール部分はフェニル及びナフチルで
ある。特に有利な基はシクロヘキシル及びフェニルであ
る。
【0048】成分Cは遊離基重合の可能な他の化合物か
ら誘導された更なるユニットc4を含有していてよい。
もし存在する場合、この単位c4は有利に30モル%ま
での量で、特に5〜25モル%を含有する。そのような
化合物の例はアクリル酸及びメタクリル酸及びそれらの
誘導体、例えばアクリロニトリル及びメタアクリロニト
リル又はアルキル(メタ)アクリレート、例えばエチル
アクリレート又はメチルメタクリレートである。
【0049】構造単位c1、c2、c3及びc4の、コポリ
マーC中での分布はランダムである。一般的に、コポリ
マーCは30000〜500000、有利に50000
〜250000、及び特に70000〜200000g
/molの重量平均分子量Mwを有する。
【0050】コポリマーCは相応するモノマーの遊離基
重合によって製造することができる。この反応は懸濁重
合、乳化重合又は溶液重合又は塊状重合により、実施す
ることができ、塊状重合が有利である。遊離基反応は慣
用の方法で、例えば光を用いて、又は有利に過酸化物、
例えばベンゾイルペルオキシドのような遊離基開始剤を
用いて開始することができる。
【0051】コポリマーCはUS4404322によ
り、最初に構造単位c1、c2及びもし必要であれば、c
4、に相当するモノマーを遊離基共重合に晒し、かつ次
いで反応生成物中に存在する無水基の幾つかを相応する
第1級アミン又はアンモニアと共にポリマー類似反応に
よってイミドに変換する。この反応は、触媒として、一
般的に第3級アミン、例えばトリアルキルアミン又はジ
アルキルアリールアミン、例えばトリエチルアミン又は
N,N−ジエチルアニリン、の存在下に80〜350℃
で実施される。
【0052】この変法において、有利に芳香族ビニル化
合物50〜75モル%を環状α,β−不飽和ジカルボン
酸無水物25〜50モル%と反応させ、かつ次いでこの
生成物をアミン対無水物基のモル比0.9〜1.1のアン
モニア又は第1級アミンと反応させる。
【0053】この新規グラフトコポリマーを、例えば成
分A、B及びCを溶融体中で反応させることにより製造
することができる。この目的のためには、押出機のよう
な慣用の混合装置、有利に二軸スクリュー押出機、ブラ
ベンダー(Brabender)ミル又はバンバリーミル又はニー
ダー中で、出発物質を混合し、かつ次いでこの混合物を
押出成形する。この押出成形の後、この押出成形体を冷
却し、かつ粉砕する。完全な混合が非常に均質な材料を
獲得するために有利である。一般に、この目的のために
250〜380℃、及び有利に280〜350℃で平均
混合時間0.2〜30分が必要とされる。
【0054】混合される成分の順序は変化させることが
できる。こうして、三成分のうちの二成分を予混合する
こともできるが、三成分全てを一緒に混合することも可
能である。
【0055】他の方法において、溶液又は溶融体中で成
分A又はBを成分Cと反応させる。次いで、得られたコ
ポリマーを溶液中で又は有利に溶融体中で欠けている成
分B又はAと反応させる。好適な溶剤は双極性非プロト
ン溶剤、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド及びN−メチルピロリドン、及び双極性非プロト
ン溶剤と他の有機溶剤、例えばクロロベンゼン、o−ジ
クロロベンゼン、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン
及びトリクロロメタンとの混合物である。この成分の反
応はポリマーAの末端基に依存して、20〜200℃で
実施される。一般に、反応時間は30分〜24時間であ
る。通常ポリマーA又はB及びCはそれぞれ1〜30、
特に10〜25重量%の濃度で存在する。この反応生成
物は水素又はエタノールのような沈殿剤で溶液から沈殿
させることにより単離することができる。次いで、反応
生成物を上記の方法で、欠けていた成分B又はAと反応
させる。新規グラフトコポリマーは多相コポリマーであ
り、例えばこれは複数のガラス転移点の存在から検出可
能である。
【0056】新規実施態様においては、グラフトコポリ
マーは成形材料のための基礎として使用される。これら
は常用の添加物として、繊維充填剤又は粒状充填剤60
重量%まで、ゴム耐衝撃改良剤45重量%まで、及び防
炎剤、顔料、安定化剤、帯電防止剤及び/又は加工助剤
のような添加剤40重量%までを含有しており、ここで
これら成分の重量は成形材料の総重量を基礎とするもの
である。
【0057】有利に成形材料の55重量%までである充
填剤は、例えばカーボン、ガラス、石英、アラミド(ar
amid)、アルカリ金属及びアルカリ土類金属炭酸塩及び
アルカリ金属及びアルカリ土類金属ケイ酸塩であってよ
い。
【0058】有利な繊維充填剤又は強化材料はカーボン
ファイバー、チタン酸カリウムホイスカー、アラミドフ
ァイバー及び有利にガラスファイバーである。ガラスフ
ァイバーを使用する場合、これをサイズ剤及び付加促進
剤で処理することができる。一般に、使用されるカーボ
ンファイバー及びガラスファイバーは6〜20μmの直
径を有する。
【0059】ガラスファイバーは短いガラスファイバー
及びロービングの両方の形で添加することができる。最
終的な射出成形品における、ガラスファイバーの平均長
さは有利に0.08〜0.5mmである。
【0060】好適な粒状充填剤は非晶質シリカ、炭酸マ
グネシウム(白亜)、石英粉末、ガラスビーズ及び特に
ケイ酸カルシウム、例えば珪灰石及びカオリン(特に焼
成カオリン)である。
【0061】充填剤の有利な組み合わせは、例えばガラ
スファイバー20重量%と珪灰石15重量%又はガラス
ファイバー15重量%と珪灰石15重量%である。更
に、有利な組み合わせは、例えばカーボンファイバー2
0重量%及び珪灰石20重量%である。
【0062】新規成形材料は、更に有利にゴム耐衝撃改
良剤を0〜30重量%含有する。これらは特にポリアリ
ーレンエーテル、ポリアミド及び/又はコポリマーCを
耐衝撃性にすることのできるものを包含する。これらの
特性は好適な官能基でグラフとされているEP又はEP
DMゴムで経験する。例えば、マレイン酸無水物、イタ
コン酸、アクリル酸、グリシジルアクリレート及びグリ
シジルメタクリレートがこの目的のために好適である。
【0063】これらのモノマーは、クメンヒドロペルオ
キシドのような遊離基開始剤の存在下又は不存在下に、
溶融体又は溶液中でポリマー上にグラフトされることが
できる。
【0064】更に好適なゴム耐衝撃改良剤はα−オレフ
ィンのコポリマーである。α−オレフィンは通常炭素原
子数2〜8のモノマーであり、有利にエチレン及びプロ
ピレンである。炭素原子数1〜8のアルコール、有利に
エタノール、ブタノール又はエチルヘキサノール、及び
反応性コモノマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、マレイン酸無水物又はグリシジル(メタ)
アクリレート、及び更にビニルエステル、特にビニルア
セテートから誘導されたアルキルアクリレート又はアル
キルメタアクリレートは好適なコモノマーであることが
証明されている。種々異なるコモノマーの混合物も使用
することができる。エチレンとエチル又はブチルアクリ
レート及びアクリル酸及び/又はマレイン酸無水物との
コポリマーは特に好適であることが証明されている。
【0065】このコポリマーは400〜4500バール
の高圧処理で、又はポリ−α−オレフィン上にコモノマ
ーをグラフトさせることにより製造することができる。
コポリマーのα−オレフィン含量は一般に99.95〜
55重量%である。
【0066】好適な耐衝撃改良剤の更なる群はコア−シ
ェルグラフトゴムからなる。これらは乳化重合により製
造されたグラフトゴムであり、かつ少なくとも1つの硬
質及び1つの軟質成分からなる。硬質成分は少なくとも
25℃のガラス転移点を有するポリマーを表すものとし
て、軟質成分は0℃より高くないガラス転移点を有する
ポリマーを表すものと通常理解される。これらの生成物
は1つのコアと少なくとも1つのシェルを有する構造を
有しており、この構造はモノマーの添加の順序によって
決定される。軟質成分は一般にブタジエン、イソプレ
ン、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート又
はシロキサン及び、もし所望であれば更なるコモノマー
から誘導される。好適なシロキサンポリマーは、例えば
環状オクタメチルテトラシロキサン又はテトラビニルテ
トラメチルテトラシロキサンから出発し、製造すること
ができる。これらのポリマーは開環カチオン重合によ
り、例えばγ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシ
ランを用いて、有利にスルホン酸の存在下に製造するこ
とができる。シロキサンも、例えば加水分解可能な基、
例えばハロゲン又はアルコキシを有するシラン、例えば
テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン又は
フェニルトリメトキシシランの存在下に重合反応を実施
することにより架橋することができる。好適なコモノマ
ーの例はここではスチレン、アクリロニトリル及び1つ
より多くの重合可能な二重結合を有する架橋活性又はグ
ラフト活性のモノマー、例えばジアリルフタレート、ジ
ビニルベンゼン、ブタンジオールジアクリレート又はト
リアリル(イソ)シアヌレートである。硬質成分は一般
にコモノマーとして有利に使用される、スチレン、α−
メチルスチレン及びこれらのコポリマー、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル及びメチルメタクリレートか
ら誘導される。
【0067】有利なコア−シェルグラフトゴムは1つの
軟質コア及び1つの硬質シェル又は1つの硬質コア、第
1の軟質シェル及び少なくとも1つの更なる硬質シェル
を有する。官能基、例えばカルボニル、カルボキシル、
無水物、アミド、イミド、カルボン酸エステル、アミ
ノ、ヒドロキシル、エポキシ、オキサゾリン、ウレタ
ン、尿素、ラクタム又はハロベンジル基が最終シェルの
重合工程で好適に官能基化モノマーを添加することによ
り有利に混入される。好適な官能基化モノマーは、例え
ばマレイン酸、マレイン酸無水物、マレイン酸のモノ−
又はジエステル、t−ブチル(メタ)アクリレート、ア
クリル酸、グリシジル(メタ)アクリレート及びビニル
オキサゾリンである。官能基を有するモノマーの量はコ
ア−シェルグラフトゴムの全重量に対して、一般に0.
1〜25、有利に0.25〜15重量%である。軟質成
分対硬質成分の重量比は一般に1:9〜9:1、有利に
3:7〜8:2である。
【0068】そのようなゴムは公知であり、かつ例えば
EP−A208187中に記載されている。
【0069】更なる耐衝撃改良剤の群は熱可塑性ポリエ
ステルエラストマーからなる。ポリエステルエラストマ
ーとは、一般にポリ(アルキレン)エーテルグリコール
から誘導された長鎖セグメント及び低分子量ジオール及
びジカルボン酸から誘導された短鎖セグメントからなる
セグメント化コポリマーを表すと理解される。そのよう
な生成物は公知であり、かつ文献中、例えばUS−A3
651014中に記載されている。好適な製品は同様に
市販されている(商標名、Hytrel(R)(Du Pont)、Arnite
l(R)(Akzo)、及びPelperene(R)(Toyobo Co. Ltd.)で市
販)。
【0070】種々異なるゴムの混合物も勿論使用するこ
とができる。
【0071】更に、新規成形材料はポリアリーレンエー
テル、ポリアミド及びスチレン/マレイン酸無水物コポ
リマーのために代表的であり、かつ通常使用される添加
物を含有してよい。そのような添加物の例は、染料、顔
料、帯電防止剤、抗酸化剤及び加工助剤、特に離型剤で
あり、これらは成形材料の更なる加工のために、例えば
成形品又は造形品の製造に必要である。新規成形材料は
公知の方法で、成分A、B及びC及び、所望の場合は充
填剤、耐衝撃改良剤及び添加物を混合することにより製
造される。個別の成分を予め混合することは有利であ
る。混合は有利にグラフトコポリマーの製造において記
載した温度で、成分を一緒に押出、混練又はロールミル
混合によって、成形材料が顕微鏡的均質になるまで実施
する。
【0072】製造されたグラフトコポリマーを充填剤、
耐衝撃改良剤及び添加物と、有利に溶融体中で混合し、
次いでこの混合物を押し出しすることも可能である。
【0073】新規熱可塑性成形材料は熱可塑性プラスチ
ックの加工に公知の方法により、例えば押出成形、射出
成形、圧延、吹き込み成形、圧縮成形又は焼結により加
工することができる。
【0074】本発明の他の実施態様においては、このグ
ラフトコポリマーを反応性末端基を有しないポリアリー
レン及び熱可塑性ポリアミド(成分B)を基礎とするポ
リマーブレンドのための相溶化剤として使用する。ポリ
アリーレンエーテルは不活性末端基として前記の基を有
する。
【0075】この成形材料は通常、不活性末端基を有す
るポリアリーレンエーテルを1〜98、有利に5〜9
3、特に17〜80重量%、ポリアミド(成分B)1〜
98、有利に5〜93、及び特に17〜80重量%及び
相溶化剤としてのグラフトコポリマー1〜30、有利に
2〜20重量%を含有する。更に、これらの成形材料は
更なる成分として前記充填剤、耐衝撃性改良剤及び添加
物を前記の量で含有していてよい。これらの成形材料は
グラフトコポリマーを基礎とする成形材料を製造するた
めに記載された方法で製造される。
【0076】新規成形材料は良好な機械特性、例えば衝
撃強さ、及び連続使用における高い安定性及び高い耐熱
変形性を有する。従ってこの新規成形材料は多くの適
用、例えば自動車構造体の高い負荷のかかる部分、医療
用装置のハウジング、電気器具等、に好適である。
【0077】
【実施例】次に実施例につき本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0078】実施例: 特徴的な性能のテスト 耐熱変形性:DIN53460により、49.05Nの
力及び温度上昇50℃/hで標準小棒を用いて、ビカー
軟化温度を決定。
【0079】流動性:DIN53735により、320
℃及び21.6kgの負荷下に実施。
【0080】引張強さ:DIN53455による引張試
験、この試験法は熱負荷(160℃;21日間)に晒す
前及び後にテストした。
【0081】破断点伸びεR:DIN53455による
引張試験、この試験法は熱負荷(160℃;6日間)に
晒した後にテストした。
【0082】粘度数(VN):N−メチルピロリドン中
のポリマーの1%溶液の粘度を25℃で決定。ポリアミ
ドの粘度数は濃硫酸中の1%溶液の粘度をベースとして
25℃で決定した。
【0083】軟化点及び融点:デュポン社からのDSC
2000。
【0084】転換:ジメチルホルムアミド及びギ酸、そ
れぞれでの選択的抽出液中の成分A及びBの抽出された
フラクション。
【0085】末端ヒドロキシル基の濃度:ジメチルホル
ムアミド中で、メタノールKOH溶液でヒドロキシ基を
電位差測定。
【0086】末端アミノ基の濃度:o−ジクロロベンゼ
ン中で、トリフルオロメタンスルホン酸でアミノ基を電
位差測定。
【0087】末端塩素基の濃度:ポリマーの有機的に結
合した塩素濃度の決定。
【0088】成分 AI: 4,4′−ジ(4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン及びジ(4−クロロフェニル)スルホンから得られた
ポリアリールエーテル(VN=46.2ml/g、末端
Cl基97%、末端OH基3%、Tg=217℃)。
【0089】AII: 4,4′−ジ(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン及びジ(4−クロロフェニル)スルホ
ンから得られたポリアリールエーテル(VN=31.5
ml/g、末端NH2基43%、末端OH基7%、末端
Cl基50%、Tg=214℃)。
【0090】AIII: 4,4′−ジ(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン及びジ(4−クロロフェニル)スルホ
ンから得られたポリアリールエーテル(VN=18.9
ml/g、末端NH2基73%、末端OH基25%、末
端Cl基2%、Tg=210℃)。
【0091】BI: ヘキサメチレンジアミン及びイソ
フタル酸から得られたポリアミド:VN=62ml/g
(濃硫酸中の1%溶液)、末端NH2基0.15重量%、
g=126℃。
【0092】BII: テレフタル酸55部、カプロラク
タム35部及びヘキサメチレンジアミン38.5部から
なる部分的に芳香族のコポリアミド:比粘度ηrel=2.
4(濃硫酸中の1%溶液)、末端NH2基0.18重量
%、Tg=100℃、Tm=290℃。
【0093】CI: スチレン58mol%、マレイン
酸無水物3mol%及びN−フェニルマレイミド39m
ol%からなるターポリマー(Tg=206℃)。
【0094】CII: スチレン58mol%、マレイン
酸無水物8mol%及びN−フェニルマレイミド34m
ol%からなるターポリマー(Tg=204℃)。
【0095】V: 4,4′−ジヒドロキシジフェニル
スルホン及び4,4′−ジクロロジフェニルスルホンか
ら得られたポリアリーレンエーテル(VN=54ml/
g、Tg=225℃、末端Cl基60%、末端OCH3
40%、市販品 Ultrason(R) E2010、BASF)。
【0096】更に、ビスフェノールA及びエピクロルヒ
ドリンの縮合物を比較目的のために相溶剤として使用し
た:比粘度ηrel=1.13(ジクロルメタン中の0.5
%溶液、25℃)、UCCからのフェノキシー(Phenox
y(R))。
【0097】新規グラフトコポリマーの製造 実施例1 成分AII 50gをN−メチルピロリドン750ml中
の成分CII 100gの溶液に不活性ガス雰囲気下に0
℃で、かつ十分な撹拌で添加する。次いでこの反応混合
物を更に0℃で30分間撹拌し、次いで190℃で8時
間加熱する。この溶液を冷却した後、生成物(Z1)を
水中で沈殿させることにより単離し、次いで減圧下に1
20℃で8時間乾燥する。
【0098】グラフトコポリマーPI及びPIIがそれぞ
れの場合Z1 35gをBI又はBII15gと320℃で
反応させることによりハーケ・ニーダー(Haake kneade
r)中で得られる(反応時間5分)。この生成物の特徴
付けの結果を表1中に示す。
【0099】実施例2 成分AIII 20g、成分BI(又は成分BII)15g及
び成分CI 15gの混合物を5分間320℃でハーケ・
ニーダー中で十分に混合し、かつ得られた成形材料を取
り出し、粉砕する。グラフトコポリマーPIII及びPIV
が得られる。PIII及びPIVの特徴付けの結果を表1に
示す。
【0100】比較例(V1) 成分AI 20g、成分BI 15g及び成分CII 15g
の混合物を5分間320℃でハーケ・ニーダー中で十分
に混合し、かつ得られた成形材料を取り出し、粉砕す
る。この生成物VIの特徴付けの結果を表1に示す。
【0101】実施例3 成分AII 3kg、成分CII 2kg及び成分BII 2k
gの混合物を340℃で2軸スクリュー押出機(ZSK 3
0、Werner & Pfleiderer)中で混合する。この押出物を
水浴中で冷却し、かつ造粒する。得られた生成物PV
特徴付けの結果を表1に示す。
【0102】
【表1】
【0103】表1は十分な数の反応性末端基を有するポ
リアリーレンエーテル、ポリアミド及びコポリマーCが
反応し、グラフトコポリマーを提供すること、及び全て
の場合に多相生成物が得られることを示す。反応末端基
を僅かに3%有するポリアリーレンエーテルを使用する
場合、僅かな反応のみが起きる。
【0104】相溶化剤としてのこのグラフトコポリマー
の使用 (実施例4及び5及び比較例V2〜V4)ポリアリーレ
ンエーテル/ポリアミドブレンドのための相溶化剤とし
ての効果を示すために、表2中に示された成形材料を製
造し、その特徴を調べた:成形材料V2〜V4、4及び
5を2軸スクリュー押出機(ZSK 30、Werner & Pfleide
rer)中で、バレル温度340℃で、かつ押出量10k
g/hで押出成形することにより製造した。
【0105】この顆粒を材料温度340℃及び成形温度
100℃で加工し成形品とした。
【0106】
【表2】
【0107】表2から明らかになるように、新規成形材
料は相溶化剤としてフェノキシー(R)を含有する成形材
料より、耐熱変形性及び高い熱安定性を有する。相溶化
剤不含ブレンドと比較して、良好な流動性及び良好な熱
安定性が見られる。更に、破断点伸びは十分に高まる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/00 C08L 77/00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)成分Cの官能基と反応性である反応
    性末端基を少なくとも30%含有する少なくとも1種の
    ポリアリーレンエーテル5〜85重量%、 B)少なくとも1種の熱可塑性ポリアミド5〜85重量
    %、及び C)c1)少なくとも1種の芳香族ビニル化合物、 c2)少なくとも1種の環状、α,β−不飽和ジカルボン
    酸無水物、 c3)少なくとも1種の環状、α,β−不飽和ジカルボキ
    シイミド、 c4)必要であれば、c1〜c3と共重合可能な少なくと
    も1種の更なるモノマー、からなる少なくとも1種のコ
    ポリマー10〜90重量%、但しA、B及びCの重量の
    合計が100重量%である、を反応させることにより得
    られるグラフトコポリマー。
  2. 【請求項2】 成分A)10〜75重量%、成分B)1
    0〜75重量%、成分C)15〜80重量%を反応させ
    ることにより得られる請求項1記載のグラフトコポリマ
    ー。
  3. 【請求項3】 反応性末端基としてヒドロキシ基、アミ
    ノ基又はエポキシ基を有するポリアリーレンエーテル
    A)から出発する請求項1又は2記載のグラフトコポリ
    マー。
  4. 【請求項4】 ポリアリーレンエーテルが式I 【化1】 [式中、r、t及びqは相互に独立してそれぞれ0、
    1、2又は3を表し、 T、Q及びZは同一又は異なっており、かつ相互に独立
    してそれぞれ化学結合、又は−O−、−S−、−SO2
    −、>S=O、>C=O、−N=N−、−RaC=CRb
    −及び−CRcd−の群から選択された基であってよい
    が、但し基T、Q及びZの少なくとも1つが−SO2
    又は>C=Oであり、 Ra及びRbはそれぞれ水素又はC1〜C10−アルキルを
    表し、Rc及びRdはそれぞれ水素又はC1〜C10−アル
    キル、C1〜C10−アルコキシ又はC6〜C18−アリール
    を表し、前記の基はそれぞれフッ素及び/又は塩素によ
    り置換されていてよく、かつAr及びAr1はそれぞれ
    6〜C18−アリーレンであり、前記の基は更にC1〜C
    10−アルキル、C6〜C18−アリール、C1〜C10−アル
    コキシ及びハロゲンの群から選択された置換基を有して
    いてよい]の反復単位を含有する請求項1から3までの
    いずれか1項記載のグラフトポリマー。
  5. 【請求項5】 ポリアリーレンエーテルA)が、 a1)反復単位I1 【化2】 3〜97モル%、 a1)反復単位I2 【化3】 3〜97モル%を含有する請求項4記載のグラフトコポ
    リマー。
  6. 【請求項6】 成分Bとして、 b1)テレフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
    導された単位20〜90重量%、 b2)ε−カプロラクタムから誘導された単位0〜50
    重量%、 b3)アジピン酸及びヘキサメチレンジアミンから誘導
    された単位0〜80重量%、 b4)更なるポリアミド形成モノマーから誘導された単
    位0〜40重量% からなり、かつb2、b3及びb4の重量合計は少なくと
    も10重量%であり、かつ80重量%より多くない、ポ
    リアミドを含有する請求項1から5までのいずれか1項
    記載のグラフトコポリマー。
  7. 【請求項7】 成分Bとして、 b5)イソフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
    導された単位60〜100重量%及び b6)テレフタル酸及びヘキサメチレンジアミンから誘
    導された単位0〜40重量% からなる非晶質ポリアミドを含有する請求項1から5ま
    でのいずれか1項記載のグラフトコポリマー。
  8. 【請求項8】 コポリマーCが、 c1)芳香族ビニル化合物20〜90モル%、 c2)環状、α,β−不飽和ジカルボン酸無水物1〜5
    0モル%、 c3)環状、α,β−不飽和ジカルボキシイミド9〜5
    0モル%、及び c4)遊離基重合の可能なモノマーから誘導された更な
    る単位0〜30モル% からなる請求項1から7までのいずれか1項記載のグラ
    フトコポリマー。
  9. 【請求項9】 コポリマーCが、 c1)スチレン、 c2)マレイン酸無水物、及び c3)N−フェニルマレイミド から誘導される単位からなる請求項1から8までのいず
    れか1項記載のグラフトコポリマー。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれか1項記
    載のグラフトコポリマーを含有するか又はこれらからな
    る熱可塑性成形材料又はポリマーブレンド用相溶化剤。
  11. 【請求項11】 (I)請求項1から9までのいずれか
    1項記載の少なくとも1種のグラフトコポリマー、(I
    I)繊維充填剤又は粒状充填剤0〜60重量%、(II
    I)ゴム耐衝撃改良剤0〜45重量%、及び(IV)防
    炎剤、顔料、安定化剤、帯電防止剤及び加工助剤のよう
    な添加剤0〜40重量%、ここで成分(II)〜(I
    V)の重量は成形材料の総重量に対する、からなる熱可
    塑性成形材料。
  12. 【請求項12】 (I)請求項1から9までのいずれか
    1項記載の少なくとも1種のグラフトコポリマー1〜3
    0重量%、(II)繊維充填剤又は粒状充填剤0〜60
    重量%、(III)ゴム耐衝撃改良剤0〜45重量%、
    (IV)防炎剤、顔料、安定化剤、帯電防止剤及び加工
    助剤のような添加剤0〜40重量%、(V)反応性末端
    基を有しないポリアリーレンエーテル少なくとも1種1
    〜98重量%及び(VI)少なくとも1種の熱可塑性ポ
    リアミド1〜98重量%、ここで成分(II)〜(V
    I)の重量は成形材料の総重量に対する、からなる請求
    項11記載の熱可塑性成形材料。
JP9064274A 1996-03-18 1997-03-18 グラフトコポリマー、及び該グラフトコポリマーを含有するか又は該グラフトコポリマーからなる熱可塑性成形材料及びポリマーブレンド用相溶化剤 Withdrawn JPH101522A (ja)

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