JPH05131860A - 建設機械の走行回路 - Google Patents
建設機械の走行回路Info
- Publication number
- JPH05131860A JPH05131860A JP41452890A JP41452890A JPH05131860A JP H05131860 A JPH05131860 A JP H05131860A JP 41452890 A JP41452890 A JP 41452890A JP 41452890 A JP41452890 A JP 41452890A JP H05131860 A JPH05131860 A JP H05131860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- speed
- oil passage
- valve
- valves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/42—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
- F16H61/421—Motor capacity control by electro-hydraulic control means, e.g. using solenoid valves
Abstract
(57)【要約】
【目的】 １速・２速に切換えられる２速モータをそな
えた建設機械の２速発進時における走行用レバー又はペ
ダルの操作角度位置を、１速発進の場合とほぼ同じにな
るように改善して、１速・２速走行操作性を良くする。 【構成】 走行用リモコン弁のパイロット圧導出部と、
上記パイロット開閉弁のパイロット圧受圧部とを２速時
切換弁を介して連通し、走行モータの回転速度切換部を
２速に切換えたときにその切換操作信号により上記２速
時切換弁を遮断油路位置より開通油路位置に切換作動せ
しめるとともに、パイロット開閉弁を開通油路位置より
遮断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁と同時に
切換作動するようにした。
えた建設機械の２速発進時における走行用レバー又はペ
ダルの操作角度位置を、１速発進の場合とほぼ同じにな
るように改善して、１速・２速走行操作性を良くする。 【構成】 走行用リモコン弁のパイロット圧導出部と、
上記パイロット開閉弁のパイロット圧受圧部とを２速時
切換弁を介して連通し、走行モータの回転速度切換部を
２速に切換えたときにその切換操作信号により上記２速
時切換弁を遮断油路位置より開通油路位置に切換作動せ
しめるとともに、パイロット開閉弁を開通油路位置より
遮断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁と同時に
切換作動するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転速度を１速・２速
に切換えられる走行モータをそなえた油圧ショベルなど
建設機械の走行回路に関する。
に切換えられる走行モータをそなえた油圧ショベルなど
建設機械の走行回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、油圧ショベルの従来技術の要部
油圧回路図である。図において、１Ｌと１Ｒは１対の走
行用油圧リモコン弁、２Ｌ，２Ｒは左右の走行用レバ
ー、３Ｌ，３Ｒはそれぞれ左右のレバー２Ｌ，２Ｒと一
体形に結合されているペダル、４，５は油圧リモコン弁
１Ｌ（以下リモコン弁１Ｌという）の前進用，後進用パ
イロット弁、６，７は油圧リモコン弁１Ｒ（以下リモコ
ン弁１Ｒという）の前進用，後進用パイロット弁、８
Ｌ，８Ｒは左右の走行モータ、９Ｌ，９Ｒは走行モータ
８Ｌ，８Ｌの回転速度切換部、１０Ｌ，１０Ｒはそれぞ
れ速度切換弁、１１は１速・２速切換用電磁切換弁、１
２Ｌ，１２Ｒは走行モータ８Ｌ，８Ｒ制御用のパイロッ
ト切換弁、１３，１４はそれぞれパイロット切換弁１２
Ｌのパイロット圧受圧部、１５，１６はそれぞれパイロ
ット切換弁１２Ｒのパイロット圧受圧部、１７，１８，
１９はそれぞれ各種油圧アクチュエータ（図示しない）
制御用のパイロット切換弁、２０，２１はそれぞれ上記
パイロット切換弁の中立位置を貫通しているセンタバイ
パス油路、２２，２３はそれぞれパイロット開閉弁、２
４，２５はそれぞれメインポンプである第１，第２ポン
プ、２６はパイロットポンプ、２７は走行直進弁、２８
は油タンク、２９は電気回路、３０は電磁切換弁１１の
ソレノイド、３１はスイッチである。また符号イ−イ，
ロ−ロ，ハ−ハ，ニ−ニは、パイロット管路の接続を示
す。
油圧回路図である。図において、１Ｌと１Ｒは１対の走
行用油圧リモコン弁、２Ｌ，２Ｒは左右の走行用レバ
ー、３Ｌ，３Ｒはそれぞれ左右のレバー２Ｌ，２Ｒと一
体形に結合されているペダル、４，５は油圧リモコン弁
１Ｌ（以下リモコン弁１Ｌという）の前進用，後進用パ
イロット弁、６，７は油圧リモコン弁１Ｒ（以下リモコ
ン弁１Ｒという）の前進用，後進用パイロット弁、８
Ｌ，８Ｒは左右の走行モータ、９Ｌ，９Ｒは走行モータ
８Ｌ，８Ｌの回転速度切換部、１０Ｌ，１０Ｒはそれぞ
れ速度切換弁、１１は１速・２速切換用電磁切換弁、１
２Ｌ，１２Ｒは走行モータ８Ｌ，８Ｒ制御用のパイロッ
ト切換弁、１３，１４はそれぞれパイロット切換弁１２
Ｌのパイロット圧受圧部、１５，１６はそれぞれパイロ
ット切換弁１２Ｒのパイロット圧受圧部、１７，１８，
１９はそれぞれ各種油圧アクチュエータ（図示しない）
制御用のパイロット切換弁、２０，２１はそれぞれ上記
パイロット切換弁の中立位置を貫通しているセンタバイ
パス油路、２２，２３はそれぞれパイロット開閉弁、２
４，２５はそれぞれメインポンプである第１，第２ポン
プ、２６はパイロットポンプ、２７は走行直進弁、２８
は油タンク、２９は電気回路、３０は電磁切換弁１１の
ソレノイド、３１はスイッチである。また符号イ−イ，
ロ−ロ，ハ−ハ，ニ−ニは、パイロット管路の接続を示
す。
【０００３】図３における油圧回路では、走行用レバー
２Ｌ，２Ｒ（またはペダル３Ｌ，３Ｒ）を操作すること
によりそのそれぞれパイロット弁（４，〜，７のうちい
ずれかパイロット弁）からパイロット圧を導出せしめ、
そのパイロット圧をパイロット切換弁１２Ｌ，１２Ｒの
パイロット圧受圧部（１３，〜，１６のうちいずれかパ
イロット圧受圧部）に作用させてパイロット切換弁１２
Ｌ，１２Ｒを切換制御し、左右の走行モータ８Ｌ，８Ｒ
を作動せしめるようにしている。なおパイロット開閉弁
２２及び２３は、油圧ショベルが走行直進を行っている
ときに油圧アクチュエータ制御用パイロット切換弁１
７，〜，１９のうち、パイロット切換弁を操作していな
い側のセンタバイパス油路から作動油が油タンク２８に
流出するのを、遮断するために設けられている。また電
気回路２９のスイッチ３１を操作することにより、走行
モータ８Ｌ，８Ｒの回転速度を１速から２速に切換える
ことができる。
２Ｌ，２Ｒ（またはペダル３Ｌ，３Ｒ）を操作すること
によりそのそれぞれパイロット弁（４，〜，７のうちい
ずれかパイロット弁）からパイロット圧を導出せしめ、
そのパイロット圧をパイロット切換弁１２Ｌ，１２Ｒの
パイロット圧受圧部（１３，〜，１６のうちいずれかパ
イロット圧受圧部）に作用させてパイロット切換弁１２
Ｌ，１２Ｒを切換制御し、左右の走行モータ８Ｌ，８Ｒ
を作動せしめるようにしている。なおパイロット開閉弁
２２及び２３は、油圧ショベルが走行直進を行っている
ときに油圧アクチュエータ制御用パイロット切換弁１
７，〜，１９のうち、パイロット切換弁を操作していな
い側のセンタバイパス油路から作動油が油タンク２８に
流出するのを、遮断するために設けられている。また電
気回路２９のスイッチ３１を操作することにより、走行
モータ８Ｌ，８Ｒの回転速度を１速から２速に切換える
ことができる。
【０００４】油圧ショベルでは、作業現場内などの走行
移動を速く行うためにその走行速度を近年高速化してい
る。そのために低速高トルクの１速と、走行速度の速い
２速に切換操作できる２速モータが多用されている。そ
の２速モータでは走行モータの傾転量を可変とし、走行
速度を低速（１速）にするときにはモータ容量を大きく
して大きなトルクを出せるようにし、また走行速度を高
速（２速）にするときにはモータ容量を小さくして速く
回転（ただしトルクは小さくなる）させるようにしてい
る。したがって上記２速モータの１速と２速では、当然
駆動圧力が異なってくる。ところが走行用パイロット切
換弁１２Ｌ，１２Ｒは、そのスプール（図示しない）が
センタブリードをそなえた通常のパイロット切換弁であ
るので、駆動圧力が高圧になるほどスプールを大きくス
トロークさせて、走行モータ８Ｌ，８Ｒが起動する作動
圧を高く上げなければならなかった。そのために走行モ
ータを２速に切換えて走行を行うときには、走行用レバ
ー２Ｌ，２Ｒ（またはペダル３Ｌ，３Ｒ）の操作角度位
置を１速時よりかなり大きな角度位置に操作していた。
このようにレバー又はペダルを１速時より大きな角度で
操作しないと２速切換時に油圧ショベルが発進しないの
で、作業走行に支障をもたらし不具合であった。
移動を速く行うためにその走行速度を近年高速化してい
る。そのために低速高トルクの１速と、走行速度の速い
２速に切換操作できる２速モータが多用されている。そ
の２速モータでは走行モータの傾転量を可変とし、走行
速度を低速（１速）にするときにはモータ容量を大きく
して大きなトルクを出せるようにし、また走行速度を高
速（２速）にするときにはモータ容量を小さくして速く
回転（ただしトルクは小さくなる）させるようにしてい
る。したがって上記２速モータの１速と２速では、当然
駆動圧力が異なってくる。ところが走行用パイロット切
換弁１２Ｌ，１２Ｒは、そのスプール（図示しない）が
センタブリードをそなえた通常のパイロット切換弁であ
るので、駆動圧力が高圧になるほどスプールを大きくス
トロークさせて、走行モータ８Ｌ，８Ｒが起動する作動
圧を高く上げなければならなかった。そのために走行モ
ータを２速に切換えて走行を行うときには、走行用レバ
ー２Ｌ，２Ｒ（またはペダル３Ｌ，３Ｒ）の操作角度位
置を１速時よりかなり大きな角度位置に操作していた。
このようにレバー又はペダルを１速時より大きな角度で
操作しないと２速切換時に油圧ショベルが発進しないの
で、作業走行に支障をもたらし不具合であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、走行モータを２速に切換えて発進させるとき起動
のための作動圧を上げるようにしないと、レバー又はペ
ダルの操作角度を１速時に比べてかなり大きくしなけれ
ばならない点である。
点は、走行モータを２速に切換えて発進させるとき起動
のための作動圧を上げるようにしないと、レバー又はペ
ダルの操作角度を１速時に比べてかなり大きくしなけれ
ばならない点である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行用リモコ
ン弁のパイロット圧導出部と、上記パイロット開閉弁の
パイロット圧受圧部とを２速時切換弁を介して連通し、
走行モータの回転速度切換部を２速に切換えたときその
切換操作信号により上記２速時切換弁を遮断油路位置よ
り開通油路位置に切換作動せしめるとともに、パイロッ
ト開閉弁を開通油路位置より遮断油路位置に、走行駆動
用パイロット切換弁と同時に切換作動するようにした。
ン弁のパイロット圧導出部と、上記パイロット開閉弁の
パイロット圧受圧部とを２速時切換弁を介して連通し、
走行モータの回転速度切換部を２速に切換えたときその
切換操作信号により上記２速時切換弁を遮断油路位置よ
り開通油路位置に切換作動せしめるとともに、パイロッ
ト開閉弁を開通油路位置より遮断油路位置に、走行駆動
用パイロット切換弁と同時に切換作動するようにした。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の走行回路図である。図にお
いて、従来技術と同一構成要素を使用するものに対して
は同符号を付す。３２は２速時切換弁、３３は２速時切
換弁、３４，３５はそれぞれリモコン弁１Ｌ，１Ｒから
導出されるパイロット圧を選択するシャトル弁、３６，
３７はリモコン弁１Ｌ，１Ｌから導出されるパイロット
圧をパイロット開閉弁２２，２３のそれぞれパイロット
圧受圧部３８，３９に作用させるためのシャトル弁であ
る。
いて、従来技術と同一構成要素を使用するものに対して
は同符号を付す。３２は２速時切換弁、３３は２速時切
換弁、３４，３５はそれぞれリモコン弁１Ｌ，１Ｒから
導出されるパイロット圧を選択するシャトル弁、３６，
３７はリモコン弁１Ｌ，１Ｌから導出されるパイロット
圧をパイロット開閉弁２２，２３のそれぞれパイロット
圧受圧部３８，３９に作用させるためのシャトル弁であ
る。
【０００８】次に、本発明の走行回路の構成を図１につ
いて述べる。走行用リモコン弁１Ｌ，１Ｒのパイロット
圧導出部（パイロット弁４，〜，７がパイロット圧導出
部である）と、パイロット開閉弁２２，２３のそれぞれ
パイロット圧受圧部３８，３９とを２速時切換弁３２を
介して連通し、走行モータ８Ｌ，８Ｒの回転速度切換部
９Ｌ，９Ｒを２速に切換えたときその切換操作信号（こ
の場合は回転速度切換部９Ｌ，９Ｒに作用するパイロッ
ト圧が切換操作信号である）により上記２速時切換弁３
２を遮断油路位置ホより開通油路位置ヘに切換作動せし
めるとともに、パイロット開閉弁２２，２３を開通油路
位置より遮断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁
１２Ｌ及び１２Ｒと同時に切換作動するようにした。
いて述べる。走行用リモコン弁１Ｌ，１Ｒのパイロット
圧導出部（パイロット弁４，〜，７がパイロット圧導出
部である）と、パイロット開閉弁２２，２３のそれぞれ
パイロット圧受圧部３８，３９とを２速時切換弁３２を
介して連通し、走行モータ８Ｌ，８Ｒの回転速度切換部
９Ｌ，９Ｒを２速に切換えたときその切換操作信号（こ
の場合は回転速度切換部９Ｌ，９Ｒに作用するパイロッ
ト圧が切換操作信号である）により上記２速時切換弁３
２を遮断油路位置ホより開通油路位置ヘに切換作動せし
めるとともに、パイロット開閉弁２２，２３を開通油路
位置より遮断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁
１２Ｌ及び１２Ｒと同時に切換作動するようにした。
【０００９】次に、本発明の走行回路の作用について述
べる。スイッチ３１をオフ状態にしているときには、回
転速度切換部９Ｌ及び９Ｒはそれぞれ速度切換弁１０Ｌ
及び１０Ｒを介してタンク連通油路位置にあるので、走
行モータ８Ｌ及び８Ｒは大容量側に傾転されている。し
たがって走行用レバー２Ｌ及び２Ｒを操作してパイロッ
ト切換弁１２Ｌ及び１２Ｒを作動させると、走行モータ
８Ｌ及び８Ｒは低速高トルク回転を行うので、油圧ショ
ベルの１速走行ができる。次に２速走行を行うときに
は、スイッチ３１をオン操作する。ソレノイド３０は通
電するので、電磁切換弁１１はタンク連通油路位置トよ
りパイロット圧作用油路位置チに切換わる。パイロット
ポンプ２６からのパイロット圧は、管路４０、４１、電
磁切換弁１１のチ位置、管路４２、４３を経て、速度切
換弁１０Ｌ，１０Ｒのそれぞれパイロット圧受圧部に作
用する。速度切換弁１０Ｌ，１０Ｒは、ともに遮断油路
位置より開通油路位置に切換わる。それとともにパイロ
ットポンプ２６からのパイロット圧は、管路４２で分岐
して、管路４４を通じて、２速時切換弁３２のパイロッ
ト圧受圧部３３に作用する。２速時切換弁３２は、遮断
油路位置ホより開通油路位置ヘに切換わる。ここで走行
用レバー２Ｌ，２Ｒを操作すると、パイロット切換弁１
２Ｌ，１２Ｒは切換作動し、第１，第２ポンプ２４，２
５からの圧油が走行モータ８Ｌ，８Ｒの作動回路のシャ
トル弁４５，４６、速度切換弁１０Ｌ，１０Ｒのそれぞ
れ開通油路位置を経て、回転速度切換部９Ｌ，９Ｒに作
用する。回転速度切換部９Ｌ，９Ｒ内のピストンは内蔵
ばねのばね力に抗して移動するので、走行モータ８Ｌ，
８Ｒは小容量側に傾転する。それと同時に走行用リモコ
ン弁１Ｌ，１Ｒより導出されるパイロット圧は、シャト
ル弁３４，３５にて選択され、それぞれ管路４７，４
８、２速時切換弁３２の開通油路位置へ、それぞれ管路
４９，５０、それぞれシャトル弁３６，３７、それぞれ
管路５１，５２を経て、それぞれパイロット開閉弁２
２，２３のパイロット圧受圧部３８，３９に作用する。
そこでパイロット開閉弁２２，２３は、開通油路位置よ
り遮断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁１２Ｌ
及び１２Ｒと同時に切換わる。なお上記パイロット開閉
弁２２，２３がセンタバイパス油路２０，２１を遮断す
る閉口時点は、２速走行を行うときのレバー２Ｌ，２Ｒ
の操作角度を、１速走行時の走行モータ８Ｌ，８Ｒの起
動時点におけるレバー２Ｌ，２Ｒの操作角度とほぼ同じ
になるように調整設定している。
べる。スイッチ３１をオフ状態にしているときには、回
転速度切換部９Ｌ及び９Ｒはそれぞれ速度切換弁１０Ｌ
及び１０Ｒを介してタンク連通油路位置にあるので、走
行モータ８Ｌ及び８Ｒは大容量側に傾転されている。し
たがって走行用レバー２Ｌ及び２Ｒを操作してパイロッ
ト切換弁１２Ｌ及び１２Ｒを作動させると、走行モータ
８Ｌ及び８Ｒは低速高トルク回転を行うので、油圧ショ
ベルの１速走行ができる。次に２速走行を行うときに
は、スイッチ３１をオン操作する。ソレノイド３０は通
電するので、電磁切換弁１１はタンク連通油路位置トよ
りパイロット圧作用油路位置チに切換わる。パイロット
ポンプ２６からのパイロット圧は、管路４０、４１、電
磁切換弁１１のチ位置、管路４２、４３を経て、速度切
換弁１０Ｌ，１０Ｒのそれぞれパイロット圧受圧部に作
用する。速度切換弁１０Ｌ，１０Ｒは、ともに遮断油路
位置より開通油路位置に切換わる。それとともにパイロ
ットポンプ２６からのパイロット圧は、管路４２で分岐
して、管路４４を通じて、２速時切換弁３２のパイロッ
ト圧受圧部３３に作用する。２速時切換弁３２は、遮断
油路位置ホより開通油路位置ヘに切換わる。ここで走行
用レバー２Ｌ，２Ｒを操作すると、パイロット切換弁１
２Ｌ，１２Ｒは切換作動し、第１，第２ポンプ２４，２
５からの圧油が走行モータ８Ｌ，８Ｒの作動回路のシャ
トル弁４５，４６、速度切換弁１０Ｌ，１０Ｒのそれぞ
れ開通油路位置を経て、回転速度切換部９Ｌ，９Ｒに作
用する。回転速度切換部９Ｌ，９Ｒ内のピストンは内蔵
ばねのばね力に抗して移動するので、走行モータ８Ｌ，
８Ｒは小容量側に傾転する。それと同時に走行用リモコ
ン弁１Ｌ，１Ｒより導出されるパイロット圧は、シャト
ル弁３４，３５にて選択され、それぞれ管路４７，４
８、２速時切換弁３２の開通油路位置へ、それぞれ管路
４９，５０、それぞれシャトル弁３６，３７、それぞれ
管路５１，５２を経て、それぞれパイロット開閉弁２
２，２３のパイロット圧受圧部３８，３９に作用する。
そこでパイロット開閉弁２２，２３は、開通油路位置よ
り遮断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁１２Ｌ
及び１２Ｒと同時に切換わる。なお上記パイロット開閉
弁２２，２３がセンタバイパス油路２０，２１を遮断す
る閉口時点は、２速走行を行うときのレバー２Ｌ，２Ｒ
の操作角度を、１速走行時の走行モータ８Ｌ，８Ｒの起
動時点におけるレバー２Ｌ，２Ｒの操作角度とほぼ同じ
になるように調整設定している。
【００１０】上述のように１速走行を行うときには、パ
イロット圧が２速時切換弁３２に対して作用しないの
で、パイロット開閉弁２２，２３は開通油路位置の状態
のまま走行用パイロット切換弁１２Ｌ，１２Ｒが切換作
動を行う。したがって走行用レバー２Ｌ，２Ｒを動かし
始めた操作途中では、パイロット切換弁１２Ｌ，１２Ｒ
内スプール（図示しない）の移動にともなうブリード通
路より一部の圧油が、センタバイパス油路２０，２１、
パイロット開閉弁２２，２３の開通油路位置より流出し
ながら切換作動が行われる。しかし２速走行を行うとき
には、パイロット圧が２速時切換弁３２に対して作用す
るので、パイロット開閉弁２２，２３が開通油路位置よ
り遮断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁１２Ｌ
及び１２Ｒと同時に切換作動する。したがって走行用レ
バー２Ｌ，２Ｒを動かし始めた操作途中では、パイロッ
ト切換弁１２Ｌ，１２Ｒ内スプールの移動にともないブ
リード通路より流出しようとする圧油の一部が、パイロ
ット開閉弁２２，２３にて絞り込まれる。そこでその時
点における走行モータ８Ｌ，８Ｒを起動する作動圧が上
昇する。上記パイロット開閉弁２２，２３の閉口時点は
予め調整設定してあるので、１速と２速の走行発進時の
レバー２Ｌ，２Ｒ（ペダル３Ｌ，３Ｒも同じ）の操作角
度位置をほぼ同じにすることができる。
イロット圧が２速時切換弁３２に対して作用しないの
で、パイロット開閉弁２２，２３は開通油路位置の状態
のまま走行用パイロット切換弁１２Ｌ，１２Ｒが切換作
動を行う。したがって走行用レバー２Ｌ，２Ｒを動かし
始めた操作途中では、パイロット切換弁１２Ｌ，１２Ｒ
内スプール（図示しない）の移動にともなうブリード通
路より一部の圧油が、センタバイパス油路２０，２１、
パイロット開閉弁２２，２３の開通油路位置より流出し
ながら切換作動が行われる。しかし２速走行を行うとき
には、パイロット圧が２速時切換弁３２に対して作用す
るので、パイロット開閉弁２２，２３が開通油路位置よ
り遮断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁１２Ｌ
及び１２Ｒと同時に切換作動する。したがって走行用レ
バー２Ｌ，２Ｒを動かし始めた操作途中では、パイロッ
ト切換弁１２Ｌ，１２Ｒ内スプールの移動にともないブ
リード通路より流出しようとする圧油の一部が、パイロ
ット開閉弁２２，２３にて絞り込まれる。そこでその時
点における走行モータ８Ｌ，８Ｒを起動する作動圧が上
昇する。上記パイロット開閉弁２２，２３の閉口時点は
予め調整設定してあるので、１速と２速の走行発進時の
レバー２Ｌ，２Ｒ（ペダル３Ｌ，３Ｒも同じ）の操作角
度位置をほぼ同じにすることができる。
【００１１】なお図２は、本発明の他実施例走行回路図
である。この図２の走行回路は、図１の走行回路におけ
るパイロット式２速時切換弁３２を電磁式２速時切換弁
３２’に置き換えたものである。したがって２速走行を
行うときスイッチ３１をオン操作すると、電気回路２
９’が通電する。そこどその２速切換操作信号、すなわ
ちこの場合は電流であるが、その電流は電路５３を通じ
て、２速時切換弁３２’のソレノイド５４を通電する。
そこで２速時切換弁３２’は、遮断油路位置ホより開通
油路位置ヘに切換わる。したがって図２における走行回
路の作用機能は、図１における走行回路の場合と同様で
ある。
である。この図２の走行回路は、図１の走行回路におけ
るパイロット式２速時切換弁３２を電磁式２速時切換弁
３２’に置き換えたものである。したがって２速走行を
行うときスイッチ３１をオン操作すると、電気回路２
９’が通電する。そこどその２速切換操作信号、すなわ
ちこの場合は電流であるが、その電流は電路５３を通じ
て、２速時切換弁３２’のソレノイド５４を通電する。
そこで２速時切換弁３２’は、遮断油路位置ホより開通
油路位置ヘに切換わる。したがって図２における走行回
路の作用機能は、図１における走行回路の場合と同様で
ある。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、走行用
リモコン弁のパイロット圧導出部と、上記パイロット開
閉弁のパイロット圧受圧部とを２速時切換弁を介して連
通し、走行モータの回転速度切換部を２速に切換えたと
きその切換操作信号により上記２速時切換弁を遮断油路
位置より開通油路位置に切換作動せしめるとともに、パ
イロット開閉弁を開通油路位置より遮断油路位置に、走
行駆動用パイロット切換弁と同時に切換作動するように
した。それにより２速走行を行うときに走行用レバーを
動かし始めた操作途中では、走行用パイロット切換弁内
スプールの移動にともないブリード通路より流出しよう
とするメインポンプ圧油の一部がパイロット開閉弁にて
絞り込まれる。そこでその時点における走行モータを起
動する作動圧が上昇する。上記パイロット開閉弁の閉口
時点は予め調整設定してあるので、１速と２速の走行発
進時のレバー（ペダルの場合も同じ）の操作角度位置を
ほぼ同じにすることができる。すなわち２速発進時には
レバー又はペダルを１速発進時より大きな角度で操作し
ないと油圧ショベルが発進しないという問題点を解消す
ることができる。したがって本発明の走行回路をそなえ
た建設機械では、１速と２速のレバー操作（ペダル操作
の場合も含む）のフィーリングを同じにし、走行操作性
を向上させる。
リモコン弁のパイロット圧導出部と、上記パイロット開
閉弁のパイロット圧受圧部とを２速時切換弁を介して連
通し、走行モータの回転速度切換部を２速に切換えたと
きその切換操作信号により上記２速時切換弁を遮断油路
位置より開通油路位置に切換作動せしめるとともに、パ
イロット開閉弁を開通油路位置より遮断油路位置に、走
行駆動用パイロット切換弁と同時に切換作動するように
した。それにより２速走行を行うときに走行用レバーを
動かし始めた操作途中では、走行用パイロット切換弁内
スプールの移動にともないブリード通路より流出しよう
とするメインポンプ圧油の一部がパイロット開閉弁にて
絞り込まれる。そこでその時点における走行モータを起
動する作動圧が上昇する。上記パイロット開閉弁の閉口
時点は予め調整設定してあるので、１速と２速の走行発
進時のレバー（ペダルの場合も同じ）の操作角度位置を
ほぼ同じにすることができる。すなわち２速発進時には
レバー又はペダルを１速発進時より大きな角度で操作し
ないと油圧ショベルが発進しないという問題点を解消す
ることができる。したがって本発明の走行回路をそなえ
た建設機械では、１速と２速のレバー操作（ペダル操作
の場合も含む）のフィーリングを同じにし、走行操作性
を向上させる。
【図１】本発明の油圧ショベル用走行回路図である。
【図２】本発明の他実施例走行回路図である。
【図３】従来技術の油圧ショベル用走行回路図である。
１Ｌ，１Ｒ 走行用リモコン弁 ２Ｌ，２Ｒ レバー ３Ｌ，３Ｒ ペダル ８Ｌ，８Ｒ 走行モータ １１ 電磁切換弁 １２Ｌ，１２Ｒ 走行用パイロット切換弁 ２２，２３ パイロット開閉弁 ２４，２５ 第１，第２ポンプ ２６ パイロットポンプ ３１ スイッチ ３２，３２’ ２速時切換弁
Claims (1)
- 【請求項１】 建設機械に装備した油圧リモコン弁を操
作することによりメインポンプからの圧油をパイロット
切換弁を介して各種油圧アクチュエータに供給し、また
各パイロット切換弁の中立位置を貫通しているセンタバ
イパス油路出口にパイロット開閉弁を配設し、また走行
モータの回転速度切換部にパイロット圧を作用させるこ
とにより走行速度の切換を行うようにしている油圧回路
において、走行用リモコン弁のパイロット圧導出部と、
上記パイロット開閉弁のパイロット圧受圧部とを２速時
切換弁を介して連通し、走行モータの回転速度切換部を
２速に切換えたときその切換操作信号により上記２速時
切換弁を遮断油路位置より開通油路位置に切換作動せし
めるとともに、パイロット開閉弁を開通油路位置より遮
断油路位置に、走行駆動用パイロット切換弁と同時に切
換作動するうよにしたことを特徴とする建設機械の走行
回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41452890A JPH05131860A (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 建設機械の走行回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41452890A JPH05131860A (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 建設機械の走行回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05131860A true JPH05131860A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18522994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41452890A Withdrawn JPH05131860A (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 建設機械の走行回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05131860A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009257440A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd | 建設機械の油圧回路 |
| JP2014507609A (ja) * | 2010-12-27 | 2014-03-27 | ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー | 建設機械用走行制御システム |
| JP2018054086A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 日立建機株式会社 | ホイール式作業機械の油圧制御装置 |
| WO2018117174A1 (ja) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | 株式会社クボタ | 作業機 |
| US11352766B2 (en) | 2016-12-22 | 2022-06-07 | Kubota Corporation | Working machine with a speed control arrangement |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP41452890A patent/JPH05131860A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009257440A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd | 建設機械の油圧回路 |
| JP2014507609A (ja) * | 2010-12-27 | 2014-03-27 | ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー | 建設機械用走行制御システム |
| JP2018054086A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 日立建機株式会社 | ホイール式作業機械の油圧制御装置 |
| WO2018117174A1 (ja) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | 株式会社クボタ | 作業機 |
| CN109937151A (zh) * | 2016-12-22 | 2019-06-25 | 株式会社久保田 | 作业机 |
| CN109937151B (zh) * | 2016-12-22 | 2022-03-04 | 株式会社久保田 | 作业机 |
| US11352766B2 (en) | 2016-12-22 | 2022-06-07 | Kubota Corporation | Working machine with a speed control arrangement |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0339528A (ja) | 建設機械の油圧ポンプ制御回路 | |
| JPH05131860A (ja) | 建設機械の走行回路 | |
| JPH06306892A (ja) | 建設機械の走行制御装置 | |
| JPH10102546A (ja) | 建設機械の油圧回路 | |
| JP2697473B2 (ja) | 建設機械の合流装置 | |
| JPH07112827B2 (ja) | 閉回路油圧トランスミッションの油圧回路 | |
| JP3143946B2 (ja) | 油圧ショベルの油圧回路 | |
| JPS63235135A (ja) | 油圧走行車両の走行速度切換装置 | |
| JP2745321B2 (ja) | 建設機械の油圧回路 | |
| JP2002081409A (ja) | 走行車両の油圧回路 | |
| JP3147249B2 (ja) | 走行用ポンプ圧の制御装置 | |
| JPH0248517Y2 (ja) | ||
| JPH086837Y2 (ja) | 走行速度の制限回路 | |
| JPH04107501U (ja) | 小型シヨベルの油圧回路 | |
| JP2880365B2 (ja) | 油圧モーターの駆動回路 | |
| JPH0470429A (ja) | 建設機械の油圧回路 | |
| JP6871669B2 (ja) | 建設機械における走行制御装置 | |
| JP3137921B2 (ja) | 建設機械の走行速度制御回路 | |
| JP2538713Y2 (ja) | 小型ショベルの油圧回路 | |
| JPH0143098B2 (ja) | ||
| JPS6317697Y2 (ja) | ||
| JPH03168339A (ja) | 建設機械の走行速度制御装置 | |
| JPH0431327Y2 (ja) | ||
| JPS5935663Y2 (ja) | 油圧式掘削機 | |
| JPH02209531A (ja) | 施回速度可変システム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |