JPH05130828A - コロネ風パンおよびその製造方法 - Google Patents

コロネ風パンおよびその製造方法

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JPH05130828A
JPH05130828A JP3321338A JP32133891A JPH05130828A JP H05130828 A JPH05130828 A JP H05130828A JP 3321338 A JP3321338 A JP 3321338A JP 32133891 A JP32133891 A JP 32133891A JP H05130828 A JPH05130828 A JP H05130828A
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JP
Japan
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bread
cup body
shape
dough
core mold
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JP3321338A
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English (en)
Inventor
Fumio Hasegawa
文夫 長谷川
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HASEGAWA SEIKA KK
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HASEGAWA SEIKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コロネ風パンのパン主体の空洞の正形確保と
形崩れを防ぎ、製造工程での芯型からの取り外し作業に
おける焼き付きによる離れ難くさ、形崩れを防止して、
商品価値および製造効率を向上させる。 【構成】 パン主体(1)の胴内部に設けた一方端に開
口せる空洞(2)に、保形性の食用カップ体(3)を一
体に嵌合結合したコロネ風パンを構成して空洞(2)お
よび外形の形崩れを防ぎ、芯型に被せたカップ体(3)
にパン生地を被着成形して焼き上げ、パン主体(1)を
カップ体(3)ごと芯型から抜脱する工程を経ること
で、抜脱し易くして形崩れを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパン主体の胴内部に設
けた一方向に開口する空洞に、カスタードクリーム、チ
ョコレートクリーム、サラダ、クリーム煮などの詰め物
を充填して成るコロネ風のパンおよびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパンは、円錐形の芯型
(コロネ型)の胴側面に油を塗布し、小麦粉を振りかけ
て低温状態に保ち、この芯型に紐状に伸延したパン生地
を接合螺旋状に巻着成形し発酵させて芯型と共に焼き上
げ、焼き上がったパン主体は冷めれば芯型から抜け外れ
難くなるため、予熱の残る焼き上げ直後の熱いうちに芯
型から抜き外して内部に一方向に開口する空洞を有する
所謂コロネパンのパン主体を形成する。
【0003】しかし、焼き上げたばかりのパン主体は、
非常に軟かく扱い難くいため、芯型から抜き外したパン
主体の空洞が潰れ塞がって、空洞へのチョコレートクリ
ームなどの詰め入れが難しく手間がかかると共に、この
塞がりが外形に響いて凹みとなってパン自体が変形し商
品価値を損うなどの問題があった。
【0004】また、製造工程において焼き上がったパン
主体を芯型から抜き外す作業は各々人間の手で行うもの
で、焼き上げ直後の熱い状態で芯型から熱い軟らかいパ
ン主体を抜き外すのは手が熱いため、手荒く抜き外さざ
るを得ないと同時に、芯型に焼き付いて外し難いことも
あって、パン主体を変形させてしまうなど困難な工程を
要していた。しかも、芯型からパン主体を抜き外す都
度、次回の焼き付きを少しでも軽くして抜き外し易くす
るため、芯型の胴側面に油、小麦粉などを施す作業を繰
り返し行わなければならないなど煩雑な工程を要し、こ
れらが一連の製造作業をきつくすると共に製造能率を低
いものにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、コロネ風
パンのパン主体の空洞の正形を保持すると共に、製造方
法における空洞の成形工程で空洞保形材を介在させるこ
とにより、保形性空洞を有するパン主体を容易に、且つ
効率よく製出することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、任意形状のパン主体の胴内部に、一方端に
開口する空洞を設け、この空洞の内側に同形をなす保形
性の食用カップ体を挿嵌結合して成るコロネ風パンを提
案することにより、パン主体の外形および空洞の保形を
図るものである。
【0007】またコロネ風パンの製造方法として、任意
形状の芯型に既に焼き上げた同形の保形性の食用カップ
体を冠合し、芯型上のカップ体の胴側面から底面にかけ
て伸延したパン生地を被着してテンパン上に横倒しに置
き並べて発酵させた後、芯型ごと焼き上げて空洞に嵌合
結合したカップ体ごとパン主体を芯型から抜き外す工程
を経ることにより、焼き上げたパン主体が芯型に焼き付
くことなく、容易に抜き外すことができるため、正形を
崩すことなく迅速に製造することを実現した。
【0008】
【作用】パン主体の空洞内に結合したカップ体は、その
保形性で空洞の正形を保持するため、チョコレートクリ
ーム等の詰め物の充填が容易になると共に、パン主体の
外形を支えて正形を維持する。
【0009】製造方法では、既に焼き上げたカップ体の
芯型への冠合による成形焼き上げ工程で、パン生地が直
接芯型に被着接触することを回避して、カップ体によっ
てパン主体の芯型への焼き付きを防ぐため、焼き上げに
よってパン主体にカップ体が緊密一体に結合してカップ
体ごとパン主体を芯型から軽く抜き外すことができ、特
に冷めた状態でも軽く持って容易に抜き外れると共に、
保形性カップ体の結合と相俟って、芯型からの抜脱作業
でのパン主体の空洞および外形を塞ぎ凹むことを防ぐ。
【0010】
【実施例】次に、この発明に係るコロネ風パンおよびそ
の製造方法の実施例を図面を用いて説明する。図1、2
は、コロネ風パンのパン主体の実施例を示した説明図
で、(1)はパン主体で、円錐形をなす胴長のパン主体
(1)の広径部(一方端)に開口せる口部(2a)を有
する円錐形の空洞(2)を設け、この空洞(2)内側に
同形の保形性の食用カップ体(3)を嵌合結合して成
る。
【0011】図3〜6は、カップ体(3)の実施例を示
したもので、カップ体(3)は上記説明したパン主体
(1)の空洞(2)と同形の円錐形のほか、図4、5に
示すように胴丸の稍裾窄まり状のカップ体(3)、断面
八角形の筒状(ずんどう)カップ体(3)などパン主体
(1)の形状等により任意形状に成形する。また、カッ
プ体(3)は噛み砕き易い柔らかな生地、例えばアイス
クリーム用食用コーンカップの中でもウエファース風生
地で焼き上げた保形性カップ体のほか、砂糖を多く用い
た少し固目のシュガーコーン風生地で焼き上げたカップ
体など、パン主体(1)の生地の歯触わり、空洞(2)
に充填するチョコレートクリーム、カスタードクリー
ム、サラダ、揚げ物などの詰め物等によって適宜の素材
で形成する。
【0012】さらに、図6に示すようにカップ体(3)
の外側面に凸部(4)を設けることにより、パン主体
(1)の空洞(2)の内壁面に凸部(4)が食い込んで
緊密な嵌合結合が得られる点で効果がある。
【0013】図7、8はパン主体(1)の成形工程の実
施例を示したもので、細長い円錐形をなす芯型(コロネ
型)(6)に、同形の円錐形に焼き上げた保形性の食用
カップ体(3)を被せ、このカップ体(3)に紐状に伸
延させたパン生地(5)を尖端底部から順次接合螺旋状
に巻成被着してパン素体(1a)を成形し、芯型(6)
ごとパン素体(1a)をテンパン上に置き並べて一定時
間おき発酵させた後、既往の焼き上げ工程で焼き上げ
て、熱いうちに、または冷ましてパン主体(1)の空洞
(2)内側に一体に嵌合結合したカップ体(3)ごと芯
型(6)から抜き外して、カップ体(3)により正形の
空洞(2)を有するパン主体(1)ができ上がる。この
パン主体(1)の空洞(2)にチョコレートクリームな
どの詰め物を充填して所謂コロネパンを構成する。
【0014】図6に示すように凸部(4)に設けたカッ
プ体(3)を用いた実施例では、パン素体(1a)面と
凸部(4)が噛み合ってパン主体(1)とカップ体
(3)の結合が一層緊密強固になるよう焼き上げること
ができる点で効果がある。
【0015】上記実施例では、紐状に伸延したパン生地
(5)で円錐形の芯型(6)上のカップ体(3)に巻着
成形したパン主体(1)について説明したが、広く扁平
に伸延したパン生地を図5に示すようなずんどう形カッ
プ体(3)に被着してパン素体を成形し、胴長のずんど
う形パン主体に焼き上げることも可能である(図示省
略)。
【0016】
【発明の効果】この発明のコロネ風パンは、パン主体の
胴心に保形性の食用カップ体を嵌合結合して空洞を形成
することにより、カップ体で詰め物を充填するための空
洞の正形を確保して詰め物の受け入れを確実にすると共
に、カップ体が支持骨となってコロネパン全体を支持し
て取扱い過程での形崩れを防ぎ、詰め物の圧出すること
がない等商品価値を維持する上で効果が大きい。
【0017】また製造方法では、芯型に冠合した既製の
カップ体にパン生地を被着して焼き上げる工程によっ
て、パン生地が直接芯型に接触することを回避して成形
し焼き上げて、カップ体の介在で芯型にパン主体が焼き
付くことがないため、焼き上げ後のパン主体を芯型から
抜き外す工程において、焼きたての熱いうちは勿論、冷
ました後でも軽く容易に抜き外すことができると共に、
内側にカップ体を緊密一体に結合して焼き上げることが
でき、このカップ体がパン主体の骨筋となって空洞を形
成するため、パン主体の空洞および外形を崩すことなく
軽く持って容易に芯型から抜き外すことができ、しか
も、正形を確保した空洞によって詰め物を充填する作業
が簡易となる。
【0018】以上のことから、パン主体の芯型への焼き
付きを軽くするために抜き外し作業の都度、油、小麦粉
などを塗布する手間が省けると共に、焼き上げ後の芯型
からの抜脱工程での正形保持および作業の簡易化によ
り、コロネ風パンの製造効率を大幅に増大させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施せるコロネ風パンのパン主体を
示した斜視図である。
【図2】図1のパン主体の縦断面図である。
【図3】この発明を実施せるパン主体のカップ体を示し
た斜視図である。
【図4】この発明を実施せるパン主体のカップ体を示し
た斜視図である。
【図5】この発明を実施せるパン主体のカップ体を示し
た斜視図である。
【図6】この発明を実施せるパン主体のカップ体を示し
た斜視図である。
【図7】この発明を実施せるコロネ風パンの製造方法に
おけるパン素体を成形する工程を示した斜視図である。
【図8】成形されたパン素体を示した斜視図である。
【符号の説明】
(1) パン主体 (1a)パン素体 (2) 空洞 (3) カップ体 (4) 凸部 (5) パン生地 (6) 芯型

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意形状のパン主体の胴内部に、一方端
    に開口せる空洞を設け、この空洞の内側に保形性の食用
    カップ体を嵌合結合して成るコロネ風パン。
  2. 【請求項2】 前記カップ体は、胴側外面に凸部を設け
    た請求項1のコロネ風パン。
  3. 【請求項3】 前記カップ体は、アイスクリーム用食用
    カップの生地を用いて焼き上げて成る請求項1または2
    のコロネ風パン。
  4. 【請求項4】 前記パン主体は、裾窄まりの倒円錐形に
    形成し、同形の空洞に倒円錐形のカップ体を嵌合結合し
    て成る請求項1乃至3のいずれか1のコロネ風パン。
  5. 【請求項5】 任意形状の芯型に既に焼き上げた同形状
    の保形性の食用カップ体を冠合し、芯型上のカップ体に
    外側からパン生地を伸延して被着し発酵させた後、芯型
    と共に焼き上げて、内側に結合したカップ体ごとパン主
    体を芯型から抜き外す工程を経て成るコロネ風パンの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記カップ体は、胴側外面に凸部を形成
    した請求項5のコロネ風パンの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記カップ体は、アイスクリーム用食用
    カップの生地を用いて焼き上げた請求項5または6のコ
    ロネ風パンの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記芯型は、円錐形とし、長い紐状に伸
    延したパン生地を接合螺旋状に巻被着する工程を経る請
    求項5乃至7のいずれか1のコロネ風パンの製造方法。
JP3321338A 1991-11-08 1991-11-08 コロネ風パンおよびその製造方法 Pending JPH05130828A (ja)

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Cited By (5)

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