JPH05130697A - 着色補聴器用外殻体及びその製法 - Google Patents

着色補聴器用外殻体及びその製法

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JPH05130697A
JPH05130697A JP2133092A JP2133092A JPH05130697A JP H05130697 A JPH05130697 A JP H05130697A JP 2133092 A JP2133092 A JP 2133092A JP 2133092 A JP2133092 A JP 2133092A JP H05130697 A JPH05130697 A JP H05130697A
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JP
Japan
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resin composition
visible light
mold
hearing aid
transparent
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JP2133092A
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English (en)
Inventor
Sumio Wakabayashi
澄夫 若林
Takahisa Michihata
孝久 道端
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の肌色と調和するように着色した光硬
化性樹脂組成物を耳型に合わせて均一な厚みに硬化させ
ること。 【構成】 充填剤及び又は着色剤を含有せしめた可視光
硬化性樹脂組成物の成型硬化物よりなる1回の成型操作
で成型できる着色補聴器用外殻体及びその製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着色された樹脂組成物に
より一回の操作で成型される補聴器用外殻体及びその製
法に関するものであり、更に詳しくは補聴器使用者各人
の耳殻と外聴道(以下外耳という)の形状に適合し、か
つ外耳部の皮膚色と同じかまたは調和した色調に調整さ
れた着色補聴器用外殻体及びその製法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の補聴器用外殻体の製法としては2
つの方法が知られている。第1の方法は特開昭61−2
96900号公報で示される如く、印象剤を用いて型取
りした耳型を原型とし、石膏等で母型作成後、その内壁
面に外殻体の厚さに相当する厚さのパラフィン、ワック
ス等の熱溶融材料を均一に塗布した後、シリコーン樹脂
組成物を注入して固化させ、母型と適当な間隙を以て嵌
合する雄型を作成する。固化したシリコーン樹脂の雄型
を取り出し、母型内に付着している熱溶融材料を溶出・
除去する。次に、母型と雄型を嵌合し、その間隙に樹脂
組成物を注入して硬化させ、該間隙に対応する外殻体を
得る方法である。第2の方法はDreve社(ドイツ)
で開発されたもので、透明なシリコーン樹脂組成物で母
型を作り、その中にUV硬化性樹脂組成物を注入した後
紫外線を照射して、該樹脂組成物の母型と接する部分を
硬化させて外殻体を作成した後、更に着色する方法であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のパーソナルタイ
プの着色補聴器用外殻体の製法には、それぞれ次の様な
問題点がある。まず第1の方法ではその操作が煩雑でか
つ熟練した技術を要し、作業時間が長いという問題点が
ある。第2の方法は第1の方法の問題点を解決するため
に開発された方法であるが、母型材料が無色かつ透明性
の高い高価なシリコーン樹脂を用いる必要があるばかり
でなく、紫外線硬化性樹脂組成物も無色透明でなければ
ならず、また、この様な条件を満たしたとしても、紫外
線硬化性樹脂組成物の硬化(重合)深度を充分に深くす
ることは不可能であり、特に複雑な母型との界面との影
になった部分は硬化が著しく妨げられ、凹凸のある複雑
な形状をした補聴器用外殻体を均一な膜または壁の厚さ
で作製することはできない。厚さが不均一な補聴器用外
殻体を用いて、補聴器を作製すると、ハウリング現象が
おこるため、使用感が悪く、補聴の目的が達成され得な
い。また補聴器用外殻体は通常、肌色に着色する必要が
あるが、上述した如く紫外線硬化性樹脂組成物には着色
剤を添加して硬化することができないので、補聴器用外
殻体製造後に、着色しなければならず、余分の工程が必
要であり面倒であるばかりでなく、予め予定した寸法の
型状よりも若干大きくなることは、避けられず、粗雑な
着色工程は、不良品を作ることになりかねない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述のよ
うな諸問題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本
発明を完成した。即ち、本発明者等は、透明又は半透明
の耳型の母型の中に、予め使用者の肌色に調整するため
の充填材及び/または着色剤を含有せしめた可視光硬化
性の樹脂組成物を注入し、可視光線を母型外側より、母
型と該樹脂との界面に均等に照射することにより、均一
の厚みの着色補聴器用外殻体を得ることができ、またそ
の厚みも所望により適宜の厚み、例えば0.5mm程度
から2mm程度までの種々の均一の厚みとすることがで
きることを見出だし、更にこの厚み調節が種々の充填剤
及び/または着色剤を添加混合した場合にも可能なこと
を見出だし、これらの知見に基づいて本発明を完成し
た。
【0005】従って、本発明は、充填剤及び/または着
色剤を含有せしめた可視光硬化性樹脂組成物の成型硬化
物から成る着色補聴器用外殻体である。
【0006】また、本発明は、外耳の型に対応する透明
または半透明の母型内に充填材及び/または着色剤を含
有せしめた可視光硬化性樹脂組成物を装入し、母型の内
部界面と接する該樹脂組成物に対し母型外部から可視光
線を照射することから成る所望の厚みの着色補聴器用外
殻体を調製する方法である。
【0007】更に、本発明は、印象材を用いて型取りし
た耳型を原型として透明又は半透明の硬化可能な材料に
より母型を作り、母型に充填材及び/または着色剤を含
有せしめた可視光硬化性樹脂組成物を注入し、可視光線
を母型外側より照射することにより該可視光硬化性樹脂
組成物の母型と接する部分を所望の厚さに硬化せしめ、
未硬化の該樹脂組成物を除去し、要すれば成型硬化物内
面に可視光を照射することを特徴とする着色補聴器用外
殻体を調製する方法である。
【0008】母型は、本発明の補聴器使用希望者の外耳
から印象を採って造られた耳型を用いて、透明または半
透明の硬化性材料から造られる。
【0009】母型成型用の硬化性材料は、透明または半
透明のポリ塩化ビニル(以下PVCと示す。)ペースト
ゾル、透明または半透明の硬化性シリコン樹脂組成物及
び例えば、ゼラチン又はアルギン溶液のような天然高分
子の水溶液または分散体を含んでいる。
【0010】PVCペーストゾルは、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート等のような可塑剤中に細粉砕
されたPVCの分散体である。その粘度及び硬化後の硬
度は、可塑剤の量を調整することによって変えることが
できる。市販品としては、SH−108T((株)コバ
ヤシの製品)等がある。
【0011】PVCペーストゾルの硬化条件は、温度1
20〜220℃,硬化時間は10〜60分である。好ま
しくは150〜160℃で20〜40分である。硬化
後、耳型をPVCゲルから脱き取り母型が得られる。
又、母型用材料として適した透明又は半透明の硬化型シ
リコーン樹脂組成物には、RTV型シリコーン(例、T
SE399,東芝シリコーン(株)製)が含まれる。液
状の透明又は半透明の硬化型シリコーン樹脂組成物をポ
リ容器等に入れ、その中に耳型を挿入して保持する。約
48時間放置後、液状シリコーン樹脂組成物は硬化し、
耳型を脱型すると母型が得られる。ゼラチン粉末または
コンニャク粉末は温水に溶解した後、耳型を注型し室温
まで冷却するとゲルになり耳型を脱きとると母型が得ら
れる。アルギン酸ナトリウム水溶液の場合、これに耳型
を挿入して固定し、アルカリ金属イオン、マグネシウム
イオンを除くほとんどの金属イオン、例えばカルシウム
イオンなどを添加するとゲル化して母型が得られる。こ
の様に母型材料としては加熱、冷却又は無機イオンを添
加することにより固化する性質をもつ透明ないし半透明
な液状体であれば合成品か天然物かを問わず、また溶液
であるか分散液であるかを問わずいずれも使用可能であ
る。
【0012】可視光硬化性樹脂組成物は、アクリル系、
メタクリル系またはこれらの混合系のモノマー及びオリ
ゴマーと光重合開始剤及び要すれば光増感剤からなるも
のである。
【0013】なお、これらの組成物については、特開昭
48−49875号公報、同55−83706号公報及
び同60−32801号公報等にも記載されている。ア
クリル系またはメタクリル系のモノマーとしてはアクリ
ル酸またはメタクリル酸と脂肪族ポリヒドロキシ化合物
(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ルなどの二価アルコール類)、エポキサイド化合物)
(例えば、プロピレングリコールまたはビスフェノール
Aのジグリシジルエーテルなど)、アミノ化合物(例え
ば、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエ
チレントリアミンなど)との反応により得られるアクリ
ル酸又はメタクリル酸のエステル又はアミドなどが挙げ
られる。又、オリゴマーとしてはウレタン、エステル、
カーボネートなどの構造を有するプレポリマーとアクリ
ル酸又はメタクリル酸又はその反応性誘導体との反応生
成物が挙げられる。光開始剤としてはDL−カンファー
キノン、ベンジルなど公知のジケトン類、メチルチオキ
サントンなど公知のチオキサントン類、トリメチルベン
ゾイルジフェニルホスフィンオキサイドなどの公知のア
シルホスフィンオキサイド類などが挙げられる。又、増
感剤(還元剤)としては、N,N−ジメチルアミノエチ
ルメタクリレ−ト、p−N,N−ジメチルアミノ安息香
酸イソアミルなど公知のアミン類が挙げられる。
【0014】又、充填剤としては公知の二酸化チタン
(ルチル型)、二酸化ケイ素、チタン酸カリウムなどが
挙げられる。着色剤としては、フタロシアニン系、アゾ
系などの顔料とトリフェニルメタン系、アゾ系、アント
ラキノン系染料及び化粧品、食品、医療品用に使用され
る色素(赤色2号、黄色4号、青色1号をはじめそれら
のアルミニウム、バリウム、ジルコニウム(錯体化合
物)等が挙げられる。
【0015】本発明の補聴器外殻体の着色のために用い
られる充填材及び/又は着色材料の性質及び量は、補聴
器使用希望者の肌色に適合した製品を提供出来るよう
な、その様なものである。
【0016】本発明において使用される可視光硬化性樹
脂組成物の硬化は、例えば、タングステンランプ、蛍光
ランプ、水銀灯、キセノンランプ及びメタルハライドラ
ンプ等の通常の可視光光源を使用することによって行わ
れる。
【0017】以下、本発明の実施例を示すが、本発明は
これに限られるものではない。
【0018】
【実施例】まず印象材を用いて耳型をとる(図1
(a))。この耳型を、底部直径50mm,高さ30m
mのポリ容器に入れたPVCペーストゾル(SH−10
8T:(株)コバヤシ製)に浸漬した。150℃で30
分間放置し、PVCペーストゾルを硬化させた(図1
(b))。硬化後、耳型をPVCゲルから脱き取ること
により母型が得られた(図1(c))。次に図1(d)
に示す如く該母型内に下記に示す組成の可視光硬化性樹
脂組成物を注入した。
【0019】 ウレタンアクリレート(ICI社製) 40部 トリエチレングリコールジメタクリレート(共栄社油脂製) 60部 DL−カンファーキノン 1部 N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート 1部 二酸化チタン(ルチル型) 5部 バイナモンスカーレット3YFW(ICI社製;VYNAMON(バイナモン )はICIの登録商標) 0.05部 母型に注入された可視光硬化性樹脂組成物は全面露光型
可視光線照射装置(エッガー社製)を用いて5分間照射
した。なお、使用したランプは450nmに主ピークを
もつDULUXTMS9/71(オスラムメルコ社製;
DULUXは登録商標)を使用した。又、光照射に際
し、補聴器用デバイス挿入口を確保し、また、未硬化の
樹脂組成物を取出しやすくするために母型の上側を遮光
板(金属板)で覆った。光照射後、未硬化の樹脂組成物
をとりだした。母型の内側には図1(e)に示されるよ
うに均一の厚みに硬化した樹脂が生成していた。未硬化
の樹脂組成物を取り出した後の該外殻体空洞部にグリセ
リンを満たし、LUXSPOT(アイ・シー・アイ・ジ
ャパン(株)製 光照射器)を用い30秒間該外殻体の
内面を光照射した。該照射後、グリセリンを除去しアセ
トンで洗浄し、樹脂硬化物を母型から脱型して取り出し
図1(f)に示すように1.2mmの均一な厚みを有
し、耳型に対応する着色補聴器用外殻体を得た。
【0020】
【比較例】前記の組成でDL−カンファーキノン及び
N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートの代わり
に紫外線硬化性樹脂用開始剤ダロキュアー1173(メ
ルク社製)を2部添加し紫外線を照射する方法(ランプ
は365nmに主にピークをもつDULUXTMS9/
78を使用)以外は実施例と同様の操作を行ったが、樹
脂組成物は硬化しなかった。
【0021】
【発明の効果】本発明の着色補聴器用外殻体は、一工程
で可視光硬化により作製することができるので、補聴器
使用者の耳型と完全に一致させることができ、補聴器外
観の色調も、製造設計の段階から使用者の肌色と樹脂組
成物の色調とを容易に一致させることができる。従っ
て、補聴器使用者は、本法により作製された補聴器用外
殻体を用いることにより補聴器装着時に違和感がなく、
快適な装着感が得られる。また、厚さが均一な補聴器用
外殻体が得られるので、使用時にハウリング現象がな
く、ノイズのない鮮明な使用感が得られる。本発明によ
る着色補聴器用外殻体の製法は着色工程、型合わせ工程
等がなく、かつ成型工程も操作が簡単であり、また安価
な母型材料を用いることができるため工業的にも非常に
有利な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着色補聴器用外殻体の製造工程を示す
図で、(a)は耳型の断面図、(b)は耳型をPVCペ
ーストゾルに入れた状態を示す断面図、(c)はPVC
ペーストゾルのゲル化によって形成された母型の断面
図、(d)は母型に可視光硬化性樹脂組成物を注入した
状態を示す断面図、(e)は光硬化後未硬化の樹脂組成
物を除去した後の着色補聴器用外殻体と母型の断面図、
(f)は着色補聴器用外殻体の断面図である。 1 耳型 2 PVCペーストゾル 3 PVCゲル 4 可視光硬化性樹脂組成物 5 樹脂成型硬化物 6 着色補聴器用外殻体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来の補聴器用外殻体の製法としては2
つの方法が知られている。第1の方法は特開昭61−2
96900号公報で示される如く、印象を用いて型取
りした耳型を原型とし、石膏等で母型作成後、その内壁
面に外殻体の厚さに相当する厚さのパラフィン、ワック
ス等の熱溶融材料を均一に塗布した後、シリコーン樹脂
組成物を注入して固化させ、母型と適当な間隙を以て嵌
合する雄型を作成する。固化したシリコーン樹脂の雄型
を取り出し、母型内に付着している熱溶融材料を溶出・
除去する。次に、母型と雄型を嵌合し、その間隙に樹脂
組成物を注入して硬化させ、該間隙に対応する外殻体を
得る方法である。第2の方法はDreve社(ドイツ)
で開発されたもので、透明なシリコーン樹脂組成物で母
型を作り、その中にUV硬化性樹脂組成物を注入した後
紫外線を照射して、該樹脂組成物の母型と接する部分を
硬化させて外殻体を作成した後、更に着色する方法であ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述のよ
うな諸問題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本
発明を完成した。即ち、本発明者等は、透明又は半透明
の耳型の母型の中に、予め使用者の肌色に調整するため
の充填材及び/または着色剤を含有せしめた可視光硬化
性の樹脂組成物を注入し、可視光線を母型外側より、母
型と該樹脂との界面に均等に照射することにより、均一
の厚みの着色補聴器用外殻体を得ることができ、またそ
の厚みも所望により適宜の厚み、例えば0.5mm程度
から2mm程度までの種々の均一の厚みとすることがで
きることを見出だし、更にこの厚み調節が種々の充填
及び/または着色剤を添加混合した場合にも可能なこと
を見出だし、これらの知見に基づいて本発明を完成し
た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】従って、本発明は、充填及び/または着
色剤を含有せしめた可視光硬化性樹脂組成物の成型硬化
物から成る着色補聴器用外殻体である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】又、充填としては公知の二酸化チタン
(ルチル型)、二酸化ケイ素、チタン酸カリウムなどが
挙げられる。着色剤としては、フタロシアニン系、アゾ
系などの顔料とトリフェニルメタン系、アゾ系、アント
ラキノン系染料及び化粧品、食品、医療品用に使用され
る色素(赤色2号、黄色4号、青色1号をはじめそれら
のアルミニウム、バリウム、ジルコニウム錯体化合物)
等が挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:48 4F (72)発明者 道端 孝久 茨城県つくば市和台47番地 アイ・シー・ アイ・ジヤパン株式会社 技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填材及び/または着色剤を含有せしめ
    た可視光硬化性樹脂組成物の成型硬化物よりなることを
    特徴とする着色補聴器用外殻体。
  2. 【請求項2】 前記の可視光硬化性樹脂組成物が下記
    イ)、ロ)、ハ)及び要すればニ)から成るアクリル系
    可視光硬化性樹脂組成物であることを特徴とする請求項
    1記載の着色補聴器用外殻体。 イ)アクリル系、メタクリル系またはこれらの混合系の
    モノマーおよびオリゴマー ロ)光重合開始剤 ハ)充填材及び/または着色剤 ニ)光増感剤
  3. 【請求項3】 外耳部の形に対応する透明又は半透明の
    硬化可能な材料により母型を作り、母型内に充填材及び
    /又は着色剤を含有せしめた可視光硬化性樹脂組成物を
    装入し、該可視光硬化性樹脂組成物の母型内側表面と接
    する部分に可視光を母型外側より照射することを特徴と
    する所望の厚みの着色補聴器用外殻体の製法。
  4. 【請求項4】 母型を作成するための透明又は半透明の
    硬化可能な材料が透明又は半透明のポリ塩化ピニルペー
    ストゾル、透明又は半透明の硬化型シリコーン樹脂組成
    物及びゲル化可能な天然高分子物質水溶液又は懸濁液か
    ら成る群から選ばれたものであることを特徴とする請求
    項3記載の着色補聴器用外殻体の製法。
  5. 【請求項5】 印象材を用いて型取りした耳型を原型と
    して透明又は半透明の硬化可能な材料により母型を作
    り、母型に充填材及び/または着色剤を含有せしめた可
    視光硬化性樹脂組成物を注入し、可視光線を母型外側よ
    り照射することにより該可視光硬化性樹脂組成物の母型
    と接する部分を所望の厚さに硬化せしめ、未硬化の該樹
    脂組成物を除去し、要すれば成型硬化物内面に可視光を
    照射することを特徴とする着色補聴器用外殻体の製法。
JP2133092A 1991-02-06 1992-02-06 着色補聴器用外殻体及びその製法 Pending JPH05130697A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6500902B2 (en) 2000-06-22 2002-12-31 Kuraray Co., Ltd. Fitting composition, body-worn tool produced using the same, and method for producing the same
WO2023190254A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 三井化学株式会社 光硬化性組成物、立体造形物、口腔内に装着される器具及び耳内に装着される器具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6500902B2 (en) 2000-06-22 2002-12-31 Kuraray Co., Ltd. Fitting composition, body-worn tool produced using the same, and method for producing the same
WO2023190254A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 三井化学株式会社 光硬化性組成物、立体造形物、口腔内に装着される器具及び耳内に装着される器具

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