JPH05130565A - マルチメデイアコンパクトデイスク用再生装置 - Google Patents

マルチメデイアコンパクトデイスク用再生装置

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JPH05130565A
JPH05130565A JP3287565A JP28756591A JPH05130565A JP H05130565 A JPH05130565 A JP H05130565A JP 3287565 A JP3287565 A JP 3287565A JP 28756591 A JP28756591 A JP 28756591A JP H05130565 A JPH05130565 A JP H05130565A
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compact disc
player
audio
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disc player
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JP3287565A
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Inventor
Masatoshi Otake
正利 大竹
Takeshi Maeda
武志 前田
Kiyoshi Matsumoto
松本  潔
Yukio Kumagai
幸夫 熊谷
Yoshito Tsunoda
義人 角田
Hiroshi Kishida
浩 岸田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】音声情報と映像情報がディジタル的に単純合成
されたCDの再生装置において、市販されている従来メ
ディア用のCDプレーヤと、簡単なアダプタ回路と、モ
ニタTVとの組合せで構成する小型で低価格なマルチメ
ディアCD再生プレーヤ。 【構成】従来メディア用のCDプレーヤ内部のDAコン
バータへの入力信号またはディジタルオーディオインタ
フェース信号ならびに電源ラインをアダプタ回路へ供給
し、アダプタ回路側からは、スイッチ接点信号をCDプ
レーヤへ送りこむ。 【効果】従来メディア用のCDプレーヤの機能を最大限
活用するため、外部アダプタ回路の構成が簡単化され、
小型で低価格なマルチメディアCDの再生プレーヤを実
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広く普及しているオー
ディオ用コンパクトディスクまたはコードデータ用コン
パクトディスクプレーヤが有する機能を最大限に活用す
ることにより、市販コンパクトディスクプレーヤと簡単
なメディア情報分離用アダプタユニットとディスプレイ
ユニットの組合せで実現することが可能なマルチメディ
アコンパクトディスク(以下CD)用の再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】音声と映像情報などがピット列として記
録されているマルチメディアCDを、市販CDプレーヤ
との組合せで再生するプレーヤの類似装置は、特開平1
−43861号公報で述べられているような事例が知ら
れている。これは、絵付きカラオケCDなどとして普及
しているCD−Vと呼ばれる方式の再生プレーヤであ
り、CDプレーヤのピックアップ出力信号をそのままの
状態で外部オプション装置へ導入し、このオプション装
置側で映像情報と音声情報を分離して再生するような構
成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、市販
の従来メディア用CDプレーヤを単なるピックアップと
して、すなわち、ディスク上のピット列データを電気信
号に変換させるだけの道具として使用するものであり、
外部オプション装置(アダプタ)側では、ピット列信号
を受けてエラー訂正、ならびに並べ替え(インタリー
ブ)データの復調などを実行することが不可欠となって
いる。
【0004】本発明の目的は、従来メディア用CDプレ
ーヤがもっている機能を最大限に活用することにより、
外部に接続するアダプタ回路の負担を軽くすることにな
り、小型で低価格なマルチメディアCDの再生装置を提
供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、使用者が既にもって
いるCDプレーヤ装置に、簡単なアダプタ回路ユニット
とディスプレイユニット(モニタTV)を接続するだけ
で、映像と音声などがピット列として記録してあるCD
を再生することが可能な、逐次構築型マルチメディアC
Dの再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、従来メディア用CDプレーヤ(オーディオ用CDプ
レーヤまたはCD−ROM用プレーヤ)内部のDAコン
バータへ入力している信号を外部に引出し、メディア信
号の分離抽出を目的とする外部アダプタ回路の入力信号
としたものである。
【0007】また、従来メディア用CDプレーヤ(オー
ディオ用CDプレーヤまたはCD−ROM用プレーヤ)
内部のスタート,ストップ,早送りならびに選曲などを
操作するスイッチ類の接点端子へ、メディア信号の分離
抽出を目的とする外部アダプタ回路で発生した制御信号
を直接接続するようにしたものである。
【0008】また、従来メディア用CDプレーヤ(オー
ディオ用CDプレーヤまたはCD−ROM用プレーヤ)
の内部ICへの供給電源ラインを、メディア信号の分離
抽出を目的とする外部アダプタ回路へ接続し、供給する
ようにしたものである。
【0009】上記他の目的を達成するために、従来メデ
ィア用CDプレーヤ(オーディオ用CDプレーヤまたは
CD−ROM用プレーヤ)が有しているディジタルダビ
ング用のディジタルオーディオ出力信号を、メディア信
号の分離抽出を目的とする外部アダプタ回路へ導入し入
力信号とするようにしたものである。
【0010】
【作用】市販されている従来メディア用CDプレーヤ
(オーディオ用CDプレーヤまたはCD−ROM用プレ
ーヤ)の内部DAコンバータへの入力信号は、CDの内
部フォーマット状態で読みだされるピット列データ(ピ
ックアップ出力)をエラー訂正し、また並べ替えされた
データを復元し、正規のシリアルデータ列信号になって
いる。それによって、外部に付加したアダプタ回路側で
は、エラー訂正ならびにデータ並べ替えなどの回路動作
が不要となり、単にメディア信号の分離抽出を行なうの
みで済むことになるので、上記外部アダプタ回路の構成
が極めて簡単化され、小型で,低価格なマルチメディア
CDの再生装置を実現することができる。
【0011】また、外部アダプタ回路からの制御信号
は、従来メディア用CDプレーヤ(オーディオ用CDプ
レーヤまたはCD−ROM用プレーヤ)内部の専用コン
トローラ(一般的には、ワンチップマイクロプロセッサ
が用いられている)に入力されることになり、このコン
トローラのプログラムに従ってピックアップを制御する
ことになる。それによって、外部に付加したアダプタ回
路側ではピックアップ制御に一切かかわる必要がなくな
るため、外部アダプタ回路の構成が極めて簡単化され、
小型で低価格なマルチメディアCDの再生装置を実現す
ることができる。また、市販されている従来メディア用
CDプレーヤ(オーディオ用CDプレーヤまたはCD−
ROM用プレーヤ)の内部ICへ供給されている電源
は、一般的にスタートスイッチで通電状態となり、スト
ップスイッチで遮断されるなどのいわゆるオートパワー
コントロール機能によって制御されている。それによっ
て、外部に付加したアダプタ回路側でも電源をオンオフ
制御するタイミングを知ることができるため、または、
オンオフ制御された電源の供給を外部に付加したアダプ
タ回路側で受けることができるため、携帯型小型プレー
ヤにとって不可欠な省電力化を図ることができ、小型で
低価格なマルチメディアCDの再生装置を実現すること
ができる。
【0012】また、市販されている従来メディア用CD
プレーヤ(オーディオ用CDプレーヤまたはCD−RO
M用プレーヤ)から出力されるディジタルオーディオ信
号は、完全に規格化されており周辺LSI等も整備され
ている。それによって、ディジタルオーディオ出力をも
つCDプレーヤを所持している使用者は、アダプタ回路
とモニタTVを購入(モニタTVも所持していればアダ
プタ回路のみを購入)すれば、映像と音声などを記録し
てあるCDを容易に再生することができ、コンポーネン
ト性に優れた、すなわち、手持ちの装置を組み合わせて
構成することが可能なマルチメディアCDの再生装置を
実現することができる。
【0013】
【実施例】実施例を具体的に説明する前に、図2を用い
て映像情報と音声情報をディジタル的に単純合成する方
式のマルチメディアCDデータの構成を説明する。同図
(a)は16ビットデータワードの構成を示しており、
左チャネルデータワード(上段)と右チャネルデータワ
ード(下段)のそれぞれ上位10ビットを音声情報に割
当て、下位6ビットを映像などその他のメディア情報に
割り当てている状態を示している。同図(b)はCD−
ROMフォーマットのセクタ構成を示す図であり、左右
チャネル(第一チャネルと第二チャネルに対応)のそれ
ぞれ582ワード(1164バイト)に有効データが存
在し、先頭部分の6ワード分が同期マークならびにヘッ
ダ情報エリアとなっていることを示している。そのよう
なセクタ構成となっているデータは、同図(c)に示す
ように24バイト単位に分割され、エラー訂正コード
(ECC)などを付加した状態に並べ替え編集(インタ
リーブ)されて単位フレームを構成し、同図(d)で示
すように98フレームで単位セクタに相当する。その後
フレームデータは、EFM(エイト・フォーティーン
モジュレーション)コード化し、ディスク(CD)へピ
ット列として記録される。CDからメディア情報の再生
は、この説明の逆をたどればよいことになり、最終的に
は同図(e)に示すように、左チャネル音声情報(上
段)と右チャネル音声情報(中段)と映像等その他のメ
ディア情報(下段)とに、それぞれ分離抽出すればよい
ことになる。
【0014】以下、いくつかの実施例を図に基づいて説
明する。
【0015】図1は第一の実施例を示すマルチメディア
CD用再生装置のブロック図である。同図を大別する
と、一般に広く普及しているオーディオ用のCDプレー
ヤユニット14と映像像法と音声情報を分離抽出するメ
ディア分離アダプタユニット22、ならびにカラー液晶
モニタTV23で構成される。音声情報以外に映像情報
などをピット列として記録してあるCD1からデータを
再生するCDプレーヤユニット14は、レーザ光ピック
アップ2とピックアップ2の出力信号を波形整形する整
形回路3と、同期マーク検出回路4と読み出しクロック
発生用のPLL回路7とディジタル信号処理回路5、な
らびに処理回路5の出力信号データをアナログ信号に変
換し音声情報に戻すためのDAコンバータ12などで構
成される音声情報の再生系統と、光ピックアップ2のフ
ォーカスおよびトラッキングを制御するAF/TR回路
6とディスク回転モータ10を制御する回転制御回路
9、ならびにCDプレーヤ14全体を制御するコントロ
ーラ(ワンチップマイクロプロセッサ)8と操作スイッ
チ群11とトラック番号などを表示する液晶表示パネル
13などで構成される。
【0016】一方、メディア分離アダプタユニット22
は、音声と映像を分離するデータ分離回路15と音声再
生用のDAコンバータ16とローパスフィルタ17、お
よび映像用の二面フレームメモリ19とビデオ帯域DA
コンバータ20、ならびにコントローラ回路(ワンチッ
プマイクロプロセッサ)18とアダプタ側の操作スイッ
チ群21などで構成される。音声と映像がディジタル的
に単純合成された状態で記録されているCD1のピット
列情報は(図2参照)、光ピックアップ2で電気信号に
変換され、ビットクロック(BCK)と左右チャネル識
別クロック(LRCK)、ならびに復元データ列信号
(DATA)になる。この三種類(BCK,LRCK,
DATA)の信号線をCDプレーヤユニット14の外部
へ引出し、メディア分離アダプタユニット22のデータ
分離回路15への入力信号にする。識別回路15は、デ
ータ列信号の上位ビット側(実施例では上位から10ビ
ット)を音声情報として抽出し、DAコンバータ16と
ローパスフィルタ17を経て音声信号を出力し、データ
列信号の下位ビット側(実施例では下位から6ビット)
は映像情報成分として抽出し、コントローラ18を経由
して二面のフレームメモリ19へ面単位で交互に書き込
んでいく。フレームメモリ19の書き込み動作をしてい
ない方の面へ既に書き込まれている映像情報データは、
ビデオクロック周波数(14.31818メガヘルツ)
で常時読み出し動作を実行し、読み出しデータをビデオ
帯域DAコンバータ20への入力データとすることによ
り、標準ビデオ信号に復元され(実施例ではNTSC信
号を採用した)、カラーモニタTV23によって映像情
報が静止画像として再現表示される。
【0017】また、再生動作のスタート・ストップなら
びに早送りなどの操作は、CDプレーヤ14のスイッチ
群11またはメディア分離アダプタ22のスイッチ群2
1のいずれかによってなされるが、メディア分離アダプ
タ22のスイッチ群21で操作する場合には、オープン
コレクタ信号(または機械的なドライ接点信号)をアダ
プタ22から出力し、CDプレーヤ14の操作スイッチ
群11の対応するそれぞれの接点へ並列接続する必要が
ある。
【0018】本実施例によれば、市販のCDプレーヤと
同一構成(但し、若干の結線変更と追加が必要)のCD
プレーヤユニットと、メディア情報を分離抽出するため
のアダプタユニットと、モニタTVとの組合せで音声と
映像とを同時に再生する安価で操作性に優れたマルチメ
ディアCD再生装置を実現することができる。
【0019】図3は、メディア分離アダプタユニットと
モニタTVとを一体構造にした第二の実施例を示すメデ
ィア再生部の正面図である。スイッチ21−1は再生動
作のスタートまたは一時停止、スイッチ21−2は再生
動作のストップ、スイッチ21−3は早送りでありスイ
ッチ21−4は早戻し、スイッチ21−5の左側を押す
とプレイモードの選択であり同スイッチの右側を押すと
キーモードの選択になる。4インチ寸法の液晶カラーモ
ニタTVの画面には、通常は再生された静止画像が表示
されているが、図4に示す結線を行なうことによりトラ
ックアドレスやモード状態がスーパーインポーズされた
画面を表示させることが可能になる。すなわち、CDプ
レーヤ14の内部のコントローラ8から液晶表示パネル
13へ表示させるだけのデータ線をメディア分離アダプ
タ22のコントローラ18へ入力することにより、スイ
ッチ群11またはスイッチ群21のいずれによる操作の
場合においてもTV画面を見ながら行なうことが可能と
なる。
【0020】この第二の実施例によれば、比較的重量物
のCDプレーヤ部に対する操作などを一切する必要がな
くなり(すなわち、比較的重いCDプレーヤ部は鞄の中
にしまったままの状態でもよいことになり)、アダプタ
回路とモニタTVを一体化した比較的軽量で掌上操作も
可能なメディア情報再生部を実現することができ、操作
性の良い分離型マルチメディアCD再生装置を構成する
ことができる。
【0021】図5は第三の実施例を示す構成図であり、
市販品のオーディオ用またはコードデータ用のCDプレ
ーヤをそのままの状態で用いてマルチメディアCDの再
生装置を構築する方式である。CDプレーヤユニット1
4のディジタル信号処理回路5は、DAコンバータ12
へ供給する出力信号42と同時に、または設定モードの
指示に従いディジタルオーディオインタフェース(DA
I)信号43が出力されており、DAI出力信号43を
光信号または電気信号としてメディア分離アダプタ22
へ導入し、DAI復調回路41を経由することによっ
て、DAコンバータ12への供給信号と同一の信号形態
42′に戻され、以下、第一の実施例と同じ動作、すな
わちコントローラ18の指示に従ってデータ分離回路1
5は、映像情報と音声情報を分離抽出することになる。
ここで、ディジタルオーディオ回路におけるDAコンバ
ータへの入力信号42または42′、ならびに規格化さ
れているディジタルオーディオインタフェース信号43
のそれぞれのタイミングを図を用いて、以下に説明す
る。
【0022】図6はCD装置におけるDAコンバータへ
の入力信号を示す波形図である。
【0023】LRCKは、データ出力(DATA)がス
テレオチャネルの左右どちらのデータ成分を送信中であ
るかを識別させるためのクロック信号であり、44.1
キロヘルツまたはその整数倍の周波数となっている。L
RCKがローレベルの期間中はステレオ音声の左チャネ
ルデータを送信中であり、反対にハイレベルの期間中は
右チャネルデータをDATAラインが送信中であること
を示している。前記データラインは、LRCKの48倍
の周波数(例えば、LRCKが44.1 キロヘルツであ
れば2.1168メガヘルツ)のクロックに同期して出力され
ており、前記LRCKの変化時点から9クロック分は2の1
5乗を表現する最上位ビット(MSB)データを保持
し、その後、2の14乗,2の13乗とクロック毎に変
化し、最後は2の0乗ビットのデータとなる。
【0024】図7はディジタルオーディオインタフェー
ス(DAI)信号を示す図である。同図(a)は、シリ
アルデータ列として出力されるディジタルオーディオイ
ンタフェース(DAI)信号の流れを示す図であり、一
フレームは二つのサブフレームで構成され、このフレー
ムが191個集まって一ブロックを便宜上構成してい
る。サブフレーム先頭部の英字(B,W,M)は、サブ
フレームの属性を示すプリアンブルマークであり、Bは
ブロックの先頭サブフレームであることを示し、Wはフ
レーム内の二番目のサブフレームであることを示し、ま
たMはブロック先頭以外のフレーム内一番目のサブフレ
ームであることをそれぞれ示している。同図(b)は、
サブフレームのビット構成を示す図であり、先頭部分に
同期プリアンブルマーク、先頭から9ビット目以降にオ
ーディオデータの2の0乗を示す最下位ビット(LS
B)から順に20ビットデータ分出力し(CDプレーヤ
ではこの中の16ビット分を使用)、さらにオーディオ
データに続く最後の4ビット分がコピー禁止などを指示
する制御ビットとなっており、そのクロック周波数は、
CDプレーヤの場合で2.8224 メガヘルツである。
【0025】第三の実施例によれば、ディジタルオーデ
ィオインタフェース(DAI)信号出力をもつ市販のCD
プレーヤと、ディジタルオーディオインタフェース(D
AI)信号復調用ICを搭載したメディア分離アダプタ
と、カラーモニタTVとを組み合わせることにより、マ
ルチメディアCDの再生装置を実現させることができる
ので、使用する側にとって既に持っているものと同じよ
うな機能のものを再購入するという二重の投資をする必
要がなくなり、結果として安価な装置を提供することが
できる。
【0026】図8は第四の実施例を示す図である。CD
プレーヤユニット14と、メディア分離アダプタユニッ
ト22と、カラーモニタTV23とで構成されるなど、
第一の実施例と基本的には同じであるが、三つのユニッ
トの電源制御をCDプレーヤユニット14が統一して行
なうようにしたものである。
【0027】CDプレーヤユニット14内部のプレーヤ
用電池51のプラス側出力は、オートパワーコントロー
ル回路54の働きによりトランジスタQ1がオンオフ動
作を行ない、コントローラ8などCDプレーヤ内部への
電源供給を行なうようになっており、乾電池を用いた携
帯型CDプレーヤ装置などに多く見られる機能である。
すなわち、プレイ(再生)スタートスイッチの操作で電
源がオンし、プレイストップスイッチの操作、またはプ
レイ動作終了時、またはトラッキング異常などの非常時
に電源がオフされる。このようにオンオフ制御されたプ
レーヤ用電池51のライン出力をCDプレーヤユニット
14の外部へ取り出し、メディア分離アダプタ22内部
の電源スイッチ55のREM接点へ接続する。スイッチ
55は通常REMの位置にセットしておき(オンまたは
オフの位置は回路調整用の機能であり、他のユニットと
は無関係にアダプタユニットだけオンオフさせるための
ものである)、プレーヤ用電池51のライン出力は抵抗
R1を経由してトランジスタQ2のベースを駆動し、ア
ダプタ用の電池52のライン出力をオンオフ制御する。
すなわち、トランジスタQ1が導通状態のときはアダプ
タ側のトランジスタQ2も導通され、反対にQ1が遮断
状態になるとQ2も遮断されることになる。
【0028】なお、この時トランジスタQ2の代替とし
て電磁リレーを用いても同様な動作をさせることが可能
であり、また、アダプタ側の電池52を省略し、プレー
ヤ用電池51をアダプタ用電池として共用しても良く、
さらにCDプレーヤユニット14から引出してきた電源
ラインをそのままアダプタ用電源として使用してもなん
ら支障は生じない。また、カラーモニタTV23内部の
モニタ用電池53に対しても、メディア分離ユニットに
たいして行なった処置と同様の対策が可能である。
【0029】上記第四の実施例によれば、電池駆動の携
帯型装置にとって不可欠なオートパワーコントロール機
能を、メディア分離アダプタまたはカラーモニタTVで
もつ必要がなくなり、使用者はCDプレーヤユニットま
たはメディア分離アダプタユニットまたはモニタTVユ
ニットのいずれかに設置してある操作スイッチ類の操作
を行なうのみで、全てのユニットの電源がオンオフ制御
されることになり、使い勝手の良いマルチメディアCD
の再生装置を提供することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、音声情報と映像情報を
記録してあるマルチメディアCDの再生に当たって、C
Dプレーヤユニットとメディア情報分離アダプタユニッ
トとカラー表示ユニットとに分割され、または、それら
を任意に組み合わせて一体化することが容易となり、低
価格で可搬性に優れた装置を提供することができる。
【0031】また、市販品のCDプレーヤとカラーモニ
タTVに、メディア情報分離アダプタユニットを付加す
るのみで音声情報と映像情報を記録してあるマルチメデ
ィアCDの再生が可能となるため、使用する側にとって
二重投資の回避が可能となり、結果として安価な装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すマルチメディアC
D再生装置のブロック図。
【図2】音声と映像をディジタル的に単純合成する方式
によるマルチメディアCDのデータブロック図。
【図3】本発明の第二の実施例を示すメディア情報再生
部の正面図。
【図4】制御信号系統の結線を示すブロック図。
【図5】ディジタルオーディオインタフェース信号を用
いた第三の実施例を示すブロック図。
【図6】CDプレーヤのDAコンバータへの入力信号を
示すタイムチャート。
【図7】ディジタルオーディオインタフェースの規格を
示すタイムチャート。
【図8】本発明の第四の実施例を示す電源の制御系統
図。
【符号の説明】
1…コンパクトディスク(CD)、2…光ピックアッ
プ、5…ディジタル信号処理回路、8…CDプレーヤコ
ントローラ、11…CDプレーヤ操作スイッチ群、12
…CDプレーヤDAコンバータ、13…LCDパネル、
14…CDプレーヤユニット、15…データ分離回路、
16…音声用DAコンバータ、18…アダプタコントロ
ーラ、19…2面フレームメモリ、20…映像用DAコ
ンバータ、21…アダプタ側操作スイッチ群、22…メ
ディア分離アダプタユニット、23…カラーモニタT
V。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 幸夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 角田 義人 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 岸田 浩 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像情報データと音声情報データとをディ
    ジタル的にビット合成または周期的に混在したフォーマ
    ットで記録されているコンパクトディスクを再生するプ
    レーヤ装置において、光ピックアップ部とディジタル信
    号処理回路とDAコンバータ、ならびに操作スイッチと
    システムコントローラと液晶表示パネルなどで構成され
    るオーディオ用のコンパクトディスクプレーヤ、または
    コードデータ用のコンパクトディスクプレーヤを用い、
    前記コンパクトディスクプレーヤ内部のオーディオ再生
    用の前記DAコンバータへの入力信号、または前記入力
    信号と同等の信号を前記コンパクトディスクプレーヤの
    外部へ取り出し、前記コンパクトディスクに記録されて
    いる映像情報と音声情報を分離するためのアダプタユニ
    ットの入力信号とすることを特徴とするマルチメディア
    コンパクトディスク用再生装置。
  2. 【請求項2】映像情報データと音声情報データとをディ
    ジタル的にビット合成または周期的に混在したフォーマ
    ットで記録されているコンパクトディスクを再生するプ
    レーヤ装置において、光ピックアップ部とディジタル信
    号処理回路とDAコンバータ,操作スイッチとシステム
    コントローラと液晶表示パネルなどで構成されるオーデ
    ィオ用のコンパクトディスクプレーヤ、またはコードデ
    ータ用のコンパクトディスクプレーヤを用い、前記コン
    パクトディスクプレーヤ内部のシステムコントローラの
    制御入力端子へ、前記コンパクトディスクに記録されて
    いる映像情報と音声情報を分離するためのアダプタユニ
    ットからの制御出力信号を接続することを特徴とするマ
    ルチメディアコンパクディスク用再生装置。
  3. 【請求項3】映像情報データと音声情報データとをディ
    ジタル的にビット合成または周期的に混在したフォーマ
    ットで記録されているコンパクトディスクを再生するプ
    レーヤ装置において、光ピックアップ部とディジタル信
    号処理回路とDAコンバータ、ならびに操作スイッチと
    システムコントローラと液晶表示パネルなどで構成され
    るオーディオ用のコンパクトディスクプレーヤ、または
    コードデータ用のコンパクトディスクプレーヤを用い、
    前記コンパクトディスクプレーヤの内部で使用している
    ICへの供給電源ラインを、前記コンパクトディスクに
    記録されている映像情報と音声情報を分離するためのア
    ダプタユニットへの供給電源、または前記アダプタユニ
    ットに対する電源の制御入力信号とすることを特徴とす
    るマルチメディアコンパクトディスク用再生装置。
  4. 【請求項4】映像情報データと音声情報データとをディ
    ジタル的にビット合成または周期的に混在したフォーマ
    ットで記録されているコンパクトディスクを再生するプ
    レーヤ装置において、光ピックアップ部とディジタル信
    号処理回路とDAコンバータ、ならびに操作スイッチと
    システムコントローラと液晶表示パネルなどで構成され
    るオーディオ用のコンパクトディスクプレーヤ、または
    コードデータ用のコンパクトディスクプレーヤを用い、
    前記コンパクトディスクプレーヤが有しているディジタ
    ルダビング用のディジタルオーディオ出力信号を、前記
    コンパクトディスクに記録されている映像情報と音声情
    報を分離するためのアダプタユニットの入力信号とする
    ことを特徴とするマルチメディアコンパクトディスク用
    再生装置。
JP3287565A 1991-11-01 1991-11-01 マルチメデイアコンパクトデイスク用再生装置 Pending JPH05130565A (ja)

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JP3287565A Pending JPH05130565A (ja) 1991-11-01 1991-11-01 マルチメデイアコンパクトデイスク用再生装置

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JP (1) JPH05130565A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6049770A (en) * 1996-05-21 2000-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video and voice signal processing apparatus and sound signal processing apparatus
US8686610B2 (en) 2008-07-01 2014-04-01 Mitsubishi Electric Corporation Automotive dynamoelectric stator

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