JPH05129224A - Cu−Zr配線パターンの形成方法 - Google Patents

Cu−Zr配線パターンの形成方法

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JPH05129224A
JPH05129224A JP28883291A JP28883291A JPH05129224A JP H05129224 A JPH05129224 A JP H05129224A JP 28883291 A JP28883291 A JP 28883291A JP 28883291 A JP28883291 A JP 28883291A JP H05129224 A JPH05129224 A JP H05129224A
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JP
Japan
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wiring pattern
film
alloy
resistance
zrn
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Application number
JP28883291A
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English (en)
Inventor
Yasushi Igarashi
泰▲史▼ 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストレス及びエレクトロマイグレーションに
強く酸化されにくい配線パターンを形成する。 【構成】 下地10上にCu−Zr合金膜22を積層する。
次に合金膜22をパターニングし、パターニングした合金
膜22から成るCu−Zr配線パターン24を得る。次に配
線パターン24を窒素雰囲気中で加熱し配線パターン24の
表層にZrN膜26を形成する。ZrN膜26形成後のCu
−Zr配線パターン24がZrを0.02wt%以上含む
ように、配線パターン24の加熱処理条件を設定し、また
合金膜22のZr含有量を定めておく。Zrを0.02w
t%以上含む配線パターン24は再結晶化温度が540℃
以上となりマイグレーションに対する耐性が高い。また
ZrN膜26は酸化されにくいので配線パターン24の酸化
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はCu−Zr配線パター
ンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化に適し
た微細配線パターンの形成材料としてCuが注目されて
いる。その理由として、Cuの抵抗がAlの抵抗の約
0.7倍程度と低いこと、またCuはエレクトロマイグ
レーションに対する耐性(EM耐性)が比較的に高いこ
とが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらCuは酸
化され易いという問題点を有する。またCuの再結晶化
温度は200℃程度と比較的低いため、配線パターンを
微細化した場合にストレスマイグレーションに対する耐
性(SM耐性)が低くなることが考えられる。
【0004】この発明は上述の点に鑑み成されたもので
あり、この発明の主たる目的は酸化されにくいCu−Z
r配線パターンの形成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明のCu−Zr配線パターンの形成方法は、
下地上にCu−Zr配線パターンを形成し、Cu−Zr
配線パターンを窒化ガス雰囲気中で加熱して、Cu−Z
r配線パターンの表層にZrN膜を形成することを特徴
とする。
【0006】
【作用】このような形成方法によれば、Cu−Zr配線
パターンの表層に酸化されにくいZrN膜を形成するの
で、Cu−Zr配線パターンの酸化を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照し、この発明の実施例につ
き説明する。尚、図面はこの発明が理解できる程度に概
略的に示してあるにすぎず、従ってこの発明を図示例に
限定するものではない。
【0008】図1(A)〜(D)はこの発明の実施例の
説明に供する工程図である。まず図1(A)にも示すよ
うに、下地10を形成する。下地10の構成は後述する
Cu−Zr配線パターンの形成に適した任意好適な構成
とすることができるが、この実施例では下地10を半導
体基板例えばSi基板12とこの基板12上に積層した
層間絶縁膜14とから構成する。Si基板12には図示
せずも半導体素子が既に形成済みであり、この半導体素
子はコンタクト用の不純物拡散層16を有する。不純物
拡散層16はSi基板12の基板面12a表層に形成さ
れている。
【0009】この基板面12a上に層間絶縁膜14を積
層し、次いで層間絶縁膜14に不純物拡散層16を露出
するコンタクトホール18を形成する。
【0010】次に図1(B)にも示すように、層間絶縁
膜14上にバリアメタル20を積層する。バリアメタル
20は層間絶縁膜14とCu−Zr配線パターンとの間
の密着性を確保し、またCu−Zr配線パターンのCu
がSi基板12の不純物拡散層16中へ拡散するのを防
止するためのものである。バリアメタル20は既知の従
来技術によって形成され、例えば、反応性スパッタリン
グ法によって形成した膜厚1000A°(オングストロ
ーム)程度のTiN膜である。
【0011】次に図1(C)にも示すように、バリアメ
タル20上にCu−Zr合金膜22を積層する。Cu−
Zr合金膜22は、例えば、Cu及びZrを任意好適な
組成で含むCu−Zr合金ターゲットを用いスパッタ法
により5000A°程度の膜厚まで積層した膜である。
【0012】次に図1(D)にも示すように、Cu−Z
r合金膜22を、例えばフォトリソ及びドライエッチン
グ技術により、所定形状にパターニングし、パターニン
グしたCu−Zr合金膜22から成るCu−Zr配線パ
ターン24を得る。
【0013】Cuの異方性エッチングは難しいと言われ
ているが、文献1:電子情報通信学会技術報告 SDM
89−85 p25〜29に示されるように、基板温度
を350℃以上としエッチングガスをCCl2 及びN2
の混合ガスとして、例えば反応性イオンエッチングを行
うことにより、Cuの異方性エッチングが可能であるこ
とが報告されている。そこでこの実施例では、基板温度
を350℃以上としエッチングガスをCCl2 及びN2
の混合ガスとして、反応性イオンエッチングその他のド
ライエッチングによりCu−Zr合金膜22をパターニ
ングし、Cu−Zr配線パターン24を形成する。
【0014】次に図1(D)にも示すように、Cu−Z
r配線パターン24を窒化ガス例えばN2 ガス雰囲気中
に保持した状態で、Cu−Zr配線パターン24を加熱
する。この加熱により、Cu−Zr配線パターン24中
のZrをこのパターン24表層に拡散させ、よってCu
−Zr配線パターン24の表層にZrN膜26を形成す
る。例えば加熱温度800℃及び加熱時間30分として
加熱処理を行えばよい。好ましくは、この加熱処理後の
Zr−Cu配線パターン24がZrを最低限度0.02
wt%含むように(加熱処理後のCu−Zr配線パター
ン24が少なくとも0.02wt%以上のZrを含むよ
うに)、加熱処理条件を設定しまた前述のCu−Zr合
金膜22のZr含有量を調整しておく。ZrN膜26は
抵抗率が500μΩ・cm以下でありまた耐酸化性を有
し、Cu−Zr配線パターン24の酸化を防ぐのに適し
ている。
【0015】次に図2を参照し、加熱処理後のCu−Z
r配線パターン24のZr含有量とEM耐性及びSM耐
性との関係につき説明する。
【0016】図2はCu合金の再結晶化温度と合金元素
の添加量との関係を示す図であり、合金元素Zr、C
d、Sn、Sb、Ag、Cr、Te、As、Si、Z
n、Fe、Co、或はNiを純Cuに添加してCu合金
を形成した場合において、これら各種のCu合金の再結
晶化温度が合金元素の不純物濃度(すなわち合金元素の
添加量)の変化と共にどのように変化するかを示す。同
図の縦軸はCu合金の再結晶化温度(℃)及び横軸はC
u合金が含む不純物の濃度(合金元素の添加量)(wt
%)を示す。尚、図2においてZrを除く残りの合金元
素に関しては、不純物濃度がほぼ0.01wt%以下の
再結晶化温度の変化の様子を図面の理解を助けるため省
略して示した。図2の詳細は文献2:日本銅センター
銅と技術 6,No.5(1970),1を参照された
い。
【0017】純Cuの再結晶化温度はほぼ150℃であ
るが、図2からも理解できるように、不純物元素(合金
元素)としてZrを0.02wt%以上添加することに
より再結晶化温度はほぼ540℃以上となり、しかも上
述した不純物元素のうちZrを除く元素を添加した場合
よりもZrを添加した場合のほうがCuの再結晶化温度
は高くなる。
【0018】Cuの再結晶化は、Cu原子が動いてCu
の結晶粒に達し結晶粒に達したCu原子が結晶粒の原子
位置(格子点)に収まることによって、生じる。つまり
Cu原子のマイグレーションによって、Cuの再結晶化
が進む。従って純Cuに不純物としてZrを0.02w
t%以上含有させたCu合金は、上述した不純物元素の
うちZrを除く元素を添加したCu合金よりも、再結晶
化しにくくマイグレーションが生じにくいことがわか
る。この結果、Zrを0.02wt%以上含有させたC
u合金(Zrを最低限度0.02wt%含むZr−Cu
合金)は、既に報告されているエレクトロマイグレーシ
ョンに対する耐性(EM耐性)に加え、ストレスマイグ
レーションに対する耐性(SM耐性)も高いことがわか
る。
【0019】このことから加熱処理後のCu−Zr配線
パターン24のZr含有量を任意好適に調整することに
より、エレクトロマイグレーションに対する耐性(EM
耐性)及びストレスマイグレーションに対する耐性(S
M耐性)を有し、かつ低抵抗のCu−Zr配線パターン
24を形成できると考えられる。
【0020】この発明は、上述した実施例にのみ限定さ
れるものではなく、従って各構成成分の構成、形状、材
料、形成方法、数値的条件及びそのほかを任意好適に変
更することができる。
【0021】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明のCu−Zr配線パターンの形成方法によれば、
Cu−Zr配線パターンの表層に酸化されにくいZrN
膜を形成するので、Cu−Zr配線パターンの酸化を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)はこの発明の実施例の説明に供
する工程図である。
【図2】Cu合金の再結晶化温度と合金元素添加量との
関係を示す図である。
【符号の説明】
10:下地 22:バリアメタル 24:Cu−Zr配線パターン 26:ZrN膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地上にCu−Zr配線パターンを形成
    し、 前記Cu−Zr配線パターンを窒化ガス雰囲気中で加熱
    して、前記Cu−Zr配線パターンの表層にZrN膜を
    形成することを特徴とするCu−Zr配線パターンの形
    成方法。
  2. 【請求項2】 ZrN膜を形成後のCu−Zr配線パタ
    ーンは、Zrを最低限度0.02wt%含むことを特徴
    とする請求項1に記載のCu−Zr配線パターンの形成
    方法。
JP28883291A 1991-11-05 1991-11-05 Cu−Zr配線パターンの形成方法 Pending JPH05129224A (ja)

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