JPH05129171A - Soiウエーハの製造方法 - Google Patents

Soiウエーハの製造方法

Info

Publication number
JPH05129171A
JPH05129171A JP3285085A JP28508591A JPH05129171A JP H05129171 A JPH05129171 A JP H05129171A JP 3285085 A JP3285085 A JP 3285085A JP 28508591 A JP28508591 A JP 28508591A JP H05129171 A JPH05129171 A JP H05129171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
metal
silicon
wafer
soi wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3285085A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Saito
雄一 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Silicon Corp
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Silicon Corp
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Silicon Corp, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Silicon Corp
Priority to JP3285085A priority Critical patent/JPH05129171A/ja
Publication of JPH05129171A publication Critical patent/JPH05129171A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本願のSOIウェーハの製造方法は、2枚の
シリコンウェーハ11,12の各絶縁層13,14同士
を密着し、その後これらのシリコンウェーハ11,12
を熱処理し、これらのシリコンウェーハ11,12を相
互に接合する製造方法において、各絶縁層13,14の
少なくとも一方の表面に、シリコンウェーハ11,12
より融点が低い金属を主成分とする層を形成し、熱処理
は該金属の融点以上の温度にて行なうことを特徴とす
る。また、絶縁層13,14をSiO2とし、前記金属
をGeとすればなおよい。 【効果】 絶縁層間に接合強度の優れた金属層を形成す
ることができ、従来と比べて低温で接合することがで
き、従来品より欠陥密度が大幅に低下したSOIウェー
ハを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SOIウェーハの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示す様なSOIウェーハが
知られている。このSOIウェーハ1は、シリコンウェ
ーハ2の表面2aに、酸化ケイ素(SiO2)からなる
酸化膜(絶縁層)3、高抵抗のシリコン単結晶層4が順
次形成された構造のものである。
【0003】このSOIウェーハ1は、通常、次の様な
方法により製造される。まず、表面に酸化膜3が形成さ
れた2枚のシリコンウェーハ2,2の各酸化膜3同士を
密着し、その後これらのシリコンウェーハ2,2を例え
ば1100℃以上の温度で2時間以上熱処理することで
前記2枚のシリコンウェーハ2,2を相互に接合し、そ
の後一方のシリコンウェーハ2を所定の厚みになるまで
研磨してシリコン単結晶層4とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
製造方法では、2枚のシリコンウェーハ2,2の各酸化
膜3同士を密着し、その後これらのシリコンウェーハ
2,2を例えば1100℃以上の高温で熱処理している
ために、この加熱処理の際にシリコンウェーハ2,2に
欠陥が生じ易く、またシリコンウェーハ2,2や酸化膜
3,3が変質し易いという欠点があった。これらの欠点
はSOIウェーハ1の信頼性を低下させる原因となるた
めに、熱処理を低温で行なうことが検討されていた。
【0005】しかし、低温で熱処理すると、シリコンウ
ェーハ2,2の接合強度が低下するという欠点があり、
この酸化膜3の耐圧性が低下し動作中に誤動作が生じた
り、あるいは破壊したり等の不具合が生じる恐れがあっ
た。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、低温で熱処理してもシリコンウェーハ同士の接合
強度が低下せず、欠陥を低減することができ、シリコン
ウェーハや絶縁層の変質の恐れがないSOIウェーハの
製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様なSOIウェーハの製造方法を採用
した。すなわち、請求項1記載のSOIウェーハの製造
方法は、表面に絶縁層が形成された2枚のシリコンウェ
ーハの各絶縁層同士を密着し、その後これらのシリコン
ウェーハを熱処理し、前記2枚のシリコンウェーハを相
互に接合するSOIウェーハの製造方法において、前記
各絶縁層の少なくとも一方の表面に、前記シリコンウェ
ーハより融点が低い金属を主成分とする層を形成し、前
記熱処理は、前記金属の融点以上の温度にて行なうこと
を特徴としている。
【0008】また、請求項2記載のSOIウェーハの製
造方法は、請求項1記載のSOIウェーハの製造方法に
おいて、前記絶縁層はSiO2であり、前記金属はGe
であることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の請求項1記載のシリコンウェーハの製
造方法では、前記各絶縁層の少なくとも一方の表面に前
記シリコンウェーハより融点が低い金属を主成分とする
層を形成し、前記熱処理を前記金属の融点以上の温度に
て行なうことにより、熱処理の際にこの金属層が溶融
し、熱処理が終了した時点で前記絶縁層間に接合強度の
優れた金属層を形成する。
【0010】また、請求項2記載のシリコンウェーハの
製造方法では、前記絶縁層をSiO2とし、前記金属を
Ge(融点937.4℃)とすることにより、熱処理の
際にこのGe層が溶融し、前記絶縁層との間のぬれ性を
向上させる。熱処理が終了した時点で前記絶縁層間に接
合強度の優れたGe層を形成する。
【0011】
【実施例】以下、本発明のシリコンウェーハの製造方法
の一実施例について図1を参照して説明する。
【0012】まず、図1(a)に示す様に、4インチシ
リコンウェーハ(p型)11(12)の表面にSiO2
からなる酸化膜(絶縁層)13(14)を形成し、さら
に酸化膜13の上にCVDやスパッタリング等によりG
e層15を形成する。このGe層15は、Siより融点
が低く、かつ、Siとなじみの良い金属層である。
【0013】次に、図1(b)に示す様に、シリコンウ
ェーハ11のGe層15とシリコンウェーハ12の酸化
膜14を密着させ、その後これらのシリコンウェーハ1
1,12を600℃で2時間、熱処理する。
【0014】次に、図1(c)に示す様に、一方のシリ
コンウェーハ12を所定の厚みになるまで研磨してシリ
コン単結晶層16とする。以上により、シリコンウェー
ハ11の表面に酸化膜13、Ge層15、酸化膜14、
シリコン単結晶層16が順次形成されたSOIウェーハ
17を作製することができる。
【0015】表1は本実施例のSOIウェーハ17と従
来のSOIウェーハ1のそれぞれの欠陥密度を比較した
ものである。
【0016】
【表1】
【0017】この表1から、本実施例のSOIウェーハ
17では、従来のSOIウェーハ1と比べて熱処理温度
が低いうえに欠陥密度が大幅に低下していることが明ら
かである。
【0018】以上説明した様に、上記一実施例のSOI
ウェーハの製造方法によれば、シリコンウェーハ11
(12)の表面に酸化膜13(14)を形成し、酸化膜
13の上にGe層15を形成し、シリコンウェーハ11
のGe層15とシリコンウェーハ12の酸化膜14を密
着させ、その後これらのシリコンウェーハ11,12を
熱処理することとしたので、酸化膜13,14間に接合
強度の優れたGe層15を形成することができ、従来と
比べて低温で接合することができ、従来品と比べて欠陥
密度が大幅に低下したSOIウェーハを製造することが
できる。
【0019】また、酸化膜14はシリコンウェーハ11
(12)の汚染に対して良好なバリアとなるので、シリ
コンウェーハ11(12)がGe層15から汚染される
のを防止することができる。
【0020】以上により、欠陥密度が大幅に低下し、し
かもシリコンウェーハや酸化膜の変質の恐れがないSO
Iウェーハの製造方法を提供することが可能になる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載のシリコンウェーハの製造方法によれば、表面に絶縁
層が形成された2枚のシリコンウェーハの各絶縁層同士
を密着し、その後これらのシリコンウェーハを熱処理
し、前記2枚のシリコンウェーハを相互に接合するSO
Iウェーハの製造方法において、前記各絶縁層の少なく
とも一方の表面に、前記シリコンウェーハより融点が低
い金属を主成分とする層を形成し、前記熱処理は、前記
金属の融点以上の温度にて行なうこととしたので、前記
絶縁層間に接合強度の優れた金属層を形成することがで
き、従来と比べて低温で接合することができ、従来品と
比べて欠陥密度が大幅に低下したSOIウェーハを製造
することができる。
【0022】また、絶縁層はシリコンウェーハの汚染に
対して良好なバリアとなるので、シリコンウェーハが金
属層から汚染されるのを防止することができる。
【0023】また、請求項2記載のSOIウェーハの製
造方法によれば、請求項1記載のSOIウェーハの製造
方法において、前記絶縁層はSiO2であり、前記金属
はGeであることとしたので、前記絶縁層(SiO
2層)間に、Siより融点が低く、かつ、Siとなじみ
の良い接合強度の優れたGe層を形成することができ、
従来と比べて低温で接合することができ、従来品と比べ
て欠陥密度が大幅に低下したSOIウェーハを製造する
ことができる。
【0024】また、絶縁層(SiO2層)はシリコンウ
ェーハの汚染に対して良好なバリアとなるので、シリコ
ンウェーハがGe層から汚染されるのを防止することが
できる。
【0025】以上により、欠陥密度が大幅に低下し、し
かもシリコンウェーハや酸化膜の変質の恐れがないSO
Iウェーハの製造方法を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSOIウェーハの製造方法の一実施例
を示す過程図である。
【図2】従来のSOIウェーハの側面図である。
【符号の説明】
17 SOIウェーハ 11,12 シリコンウェーハ 13,14 酸化(SiO2)膜(絶縁層) 15 Ge層(金属層) 16 シリコン単結晶層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に絶縁層が形成された2枚のシリコ
    ンウェーハの各絶縁層同士を密着し、その後これらのシ
    リコンウェーハを熱処理し、前記2枚のシリコンウェー
    ハを相互に接合するSOIウェーハの製造方法におい
    て、 前記各絶縁層の少なくとも一方の表面に、前記シリコン
    ウェーハより融点が低い金属を主成分とする層を形成
    し、 前記熱処理は、前記金属の融点以上の温度にて行なうこ
    とを特徴とするSOIウェーハの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層は酸化ケイ素(SiO2)で
    あり、前記金属はゲルマニウム(Ge)であることを特
    徴とする請求項1記載のSOIウェーハの製造方法。
JP3285085A 1991-10-30 1991-10-30 Soiウエーハの製造方法 Withdrawn JPH05129171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3285085A JPH05129171A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 Soiウエーハの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3285085A JPH05129171A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 Soiウエーハの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05129171A true JPH05129171A (ja) 1993-05-25

Family

ID=17686946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3285085A Withdrawn JPH05129171A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 Soiウエーハの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05129171A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5395788A (en) Method of producing semiconductor substrate
US5266824A (en) SOI semiconductor substrate
JPH01315159A (ja) 誘電体分離半導体基板とその製造方法
JP3900741B2 (ja) Soiウェーハの製造方法
JPH07263541A (ja) 誘電体分離基板およびその製造方法
JPH098124A (ja) 絶縁分離基板及びその製造方法
JPH07297377A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH06275525A (ja) Soi基板及びその製造方法
JPH1140786A (ja) 半導体基板及びその製造方法
JPH01259539A (ja) Soi基板及びその製造方法
JPH11354761A (ja) Soi基板及びその製造方法
JPH05129171A (ja) Soiウエーハの製造方法
JPH11330438A (ja) Soiウエーハの製造方法ならびにこの方法で製造されるsoiウエーハ
JP2000030993A (ja) Soiウェーハの製造方法およびsoiウェーハ
JPH05275300A (ja) 半導体ウェーハの貼合わせ方法
JPH05109678A (ja) Soi基板の製造方法
JPH0964319A (ja) Soi基板およびその製造方法
JP2609198B2 (ja) 半導体基板の製造方法
JP3484961B2 (ja) Soi基板の製造方法
JPH1126336A (ja) 貼り合わせ半導体基板及びその製造方法
JPH08255882A (ja) Soi基板の製造方法およびsoi基板
JP3563144B2 (ja) 貼り合わせsoi基板の製造方法
JPH04148525A (ja) Soi基板およびその製造方法
JP2740675B2 (ja) 半導体装置
JP3518083B2 (ja) 基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107