JPH05128630A - テープの弛み巻き取り機構 - Google Patents

テープの弛み巻き取り機構

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JPH05128630A
JPH05128630A JP3313922A JP31392291A JPH05128630A JP H05128630 A JPH05128630 A JP H05128630A JP 3313922 A JP3313922 A JP 3313922A JP 31392291 A JP31392291 A JP 31392291A JP H05128630 A JPH05128630 A JP H05128630A
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tape
cassette
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reel
stop
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Morihiro Komoriya
守弘 小森谷
Masabumi Tamura
正文 田村
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープカセット内のテープリールと係合する
リール台20を有するテープ駆動機構において、簡単な
構成でテープ走行停止後のテープの弛みを取り除くこと
ができるようにする。 【構成】 ストップ/イジェクト釦16と連動して動作
するスライド板25を設け、ストップ/イジェクト釦1
6を押したときにスライド板25が伝達ギヤ23の小径
ギヤ部23aに噛み合ってリール台20を回転させ、こ
れによってテープの弛みを巻き取るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ駆動装置に適用さ
れるテープの弛み巻き取り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に最近提案されたいわゆる切手サイ
ズの超小型テープカセットと、その記録再生を行なうカ
セットテープレコーダーを示す。同図において1はテー
プカセットを示し、このテープカセット1にはその上下
面に形成された左右のリール駆動軸挿入孔2に対応して
一対のテープリール3が回転可能に収納されており、こ
のテープリール3にテープ(磁気テープ)4が巻回され
ている。このテープリール3に巻回されたテープ4はテ
ープカセット内の所定のガイド系を通ってテープカセッ
ト1の前面開口部に導出されるが、通常この前面開口部
(テープ露出部)はリッド5によって閉塞されている。
即ちこのリット5はテープカセット1の前部に支軸6を
支点として上下方向に回動可能に取り付けられており、
通常の状態(テープカセット保存時)ではこのリッド5
によって前面開口部に導出されているテープが保護さ
れ、テープカセット1を後述するカセットテープレコー
ダーに装着するとカセットテープレコーダー内のリッド
開閉機構によってリッド5は上方または下方に開き回動
されてテープカセット1の前面開口部を開放し、テープ
を露出させるようになっている。
【0003】一方10はこのテープカセット1内のテー
プ4に対し記録または再生を行なう携帯用の小型カセッ
トテープレコーダーを示し、その上面側には開閉蓋11
が設けられており、この開閉蓋11を開いてテープカセ
ット1をカセットテープレコーダー10の内部のテープ
駆動機構部に装着する。尚、このテープカセット1の装
着時には前述した如くカセットテープレコーダ10内に
構成されるリッド開閉機構によってテープカセット1の
リッド5が開き方向に回動され、テープを露出状態とす
る。
【0004】そしてこのテープカセット装着状態で操作
部12のプレイ釦13を押圧操作することにより、テー
プ駆動機構が作動してテープの通常走行が行なわれると
共に、テープカセット1の前面開口部から磁気ヘッドド
ラムが挿入されて磁気テープと摺接し、これによって記
録または再生プレイが行なわれる。また14はテープの
早送り動作を行なうFF(ファストフォワード)釦、1
5は巻き戻し動作を行なうREW(リワインド)釦であ
る。
【0005】16はストップ/イジェクト釦で、このス
トップ/イジェクト釦16を押圧操作することにより上
記の各種のテープ走行動作が停止され、テープカセット
1がカセットテープレコーダー10から取り出される
(イジェクト動作)。このイジェクト動作においてテー
プカセット1は、リッド5が開き状態からリッド開閉機
構によって再び閉じられた状態で取り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなカセットテ
ープレコーダーにおいては、テープ走行状態から停止し
た状態でテープに弛みが生じ、このためテープカセット
の取り出し時にリッドが閉じられる際にこのリッドが弛
んだテープを挟み込んでしまい、テープが破損するおそ
れがある。またテープが弛んでいると次回のプレイ時に
最初にテープのバックテンションがかからず、このため
安定したテープ走行状態が得られない場合もある。
【0007】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
簡単な構成でテープの弛みを取り除くことのできる機構
を提供し、上記の問題点を解消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、テープが巻回されるリールと係合するリ
ール台を有し、このリール台の回転駆動によってテープ
が巻き取られる機構において、操作部のイジェクト釦と
連動して動作し、このイジェクト釦の押圧操作時にリー
ル台と動作的に係合するスライド部材を備え、イジェク
ト釦を押圧する力によってスライド部材を介してリール
台がテープ巻き取り方向に回転されるようにしたもので
ある。
【0009】
【作用】上記構成により、テープカセットはテープの弛
みが巻き取られた状態で取り出されるので、リッドを有
するテープカセットにおいてはリッドの閉じ時にテープ
を挟み込んでしまう事故を防止できる。また次回のプレ
イ時には最初からテープにバックテンションを加えるこ
とができるので、安定したテープ走行状態が得られる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図4を参照しながら本発明の実
施例を説明する。図において20はカセットテープレコ
ーダー10の内部に構成されるテープ駆動機構のリール
台で、このリール台20の中心部にはカセットテープレ
コーダーに装着されたテープカセットのリール駆動軸挿
入孔に挿入されテープリールと係合するリール駆動軸2
1が突設されている。またこのリール台20の外周部に
はギヤ部22が設けられており、このギヤ部22とリー
ル台20との間には図示を省略するも所定のトルクリミ
ッター機構(スリップ機構)が構成されている。
【0011】また23は伝達ギヤで、この伝達ギヤ23
はリール台20の外周のギヤ部22と常時噛合してい
る。この伝達ギヤ23には図示せずとも駆動モーターに
よって回転される駆動ギヤがテープ走行モードに応じて
噛合され、即ちこの駆動ギヤの回転が伝達ギヤ23を介
してリール台20に伝わってリール台20が回転駆動
し、これによってテープリールにテープが巻き取られテ
ープ走行が行なわれる如くなされている。またこの伝達
ギヤ23には後述するスライド板のラック部が噛合され
る小径ギヤ部23aが一体に形成されている。
【0012】一方、16はストップ/イジェクト釦で、
前述したようにこのストップ/イジェクト釦16を押圧
操作することにより全てのテープ走行動作が停止される
と共に、イジェクト機構が作動してカセットテープレコ
ーダー10からテープカセットが取り出されるようにな
っている。尚、このストップ/イジェクト釦16は所定
の偏倚手段によって、常に復帰方向即ちカセットテープ
レコーダー10の外筐から突出する方向に偏倚されてい
る。
【0013】そしてこのストップ/イジェクト釦16に
は作動板24が一体的に取り付けられ、この作動板24
と上記伝達ギヤ23との間に位置してスライド板25が
配設されている。このスライド板25は機構基板に突設
された第1及び第2の軸柱26及び27に支持されてお
り、即ちスライド板25には第1及び第2のガイド長孔
28及び29が所定の長さで穿設され、この第1及び第
2のガイド長孔28及び29が夫々上記第1及び第2の
軸柱26及び27に係合してスライド板25は第1及び
第2の軸柱26及び27に対し第1及び第2のガイド長
孔28及び29の長さの範囲内でスライド可能に支持さ
れている。
【0014】この構成において、第1のガイド長孔28
は一端部のみが第1の軸柱26の径と略等しい幅で、こ
れを除く大部分が第1の軸柱26の径より大きい幅を有
する変形孔形状に形成され、一方第2のガイド長孔29
は第2の軸柱27の径と略等しい幅に形成されている。
尚、図4により明らかなように第1及び第2の軸柱26
及び27には夫々その根元部にフランジ部26a及び2
7aが形成されており、スライド板25はこのフランジ
部26a及び27aに載置された状態でスライド可能に
支持され、また第1の軸柱26の上端部に嵌着された座
金30によって脱落を防止されている。
【0015】また第2の軸柱27にはその上端部に嵌着
された座金31とスライド板25との間に圧縮コイルば
ね32が装着されており、この圧縮コイルばね32の押
し付け力によってスライド板25は第2の軸柱27に対
し所定のフリクション(摩擦)をもってスライドされる
ようになっている。
【0016】そしてこのスライド板25の一端部には、
伝達ギヤ23の小径ギヤ部23aに対応してこれと同モ
ジュールのラック部33が形成され、一方他端部にはラ
ック部33と反対側の方向に突出して突出部34が形成
されており、スライド板25はこの突出部34において
作動板24と連結されている。この作動板24とスライ
ド板25の連結部は、作動板24に突設された係合ピン
35を、スライド板25の突出部34に穿設された係合
長孔36に係合して構成されている。
【0017】次に以上の如く構成される本例機構の動作
について説明する。ストップ/イジェクト釦16を操作
していない状態では図1に示す如くスライド板25はラ
ック部33が伝達ギヤ23の小径ギヤ部23aより離れ
た位置にあり、即ちラック部33と小径ギヤ部23aと
は噛合していないので伝達ギヤ23及びリール台20は
自由に回転することができる。
【0018】そしてストップ/イジェクト釦16を指で
押圧操作すると、図2に示す如くストップ/イジェクト
釦16と一体に作動板24が移動し、これに連動してス
ライド板25も移動しラック部33が伝達ギヤ23の小
径ギヤ部23aに噛合する。本来スライド板25は第1
のガイド長孔28の幅が第1の軸柱26の径より大きい
ことによりこの差の範囲内で第2の軸柱27を支点とし
て回動可能であるが、前述した第2の軸柱27における
圧縮コイルばね32によるフリクションロス及びガイド
位置、力点、作用点の位置関係によってラック部33が
伝達ギヤ23の小径ギヤ部23aに噛合した状態で確実
に直線移動する。
【0019】このようにストップ/イジェクト釦16の
押圧力によってラック部33が伝達ギヤ23の小径ギヤ
部23aに噛合した状態でスライド板25が移動される
ことにより、この移動力が伝達ギヤ23を介してリール
台20に伝達され、これによってリール台20が回転さ
れてテープを巻き取る。このため、テープに弛みがあっ
てもこの弛みが取り除かれ、この状態でテープカセット
はストップ/イジェクト釦16の操作によるイジェクト
機構の作動によってカセットテープレコーダーから取り
出される。
【0020】このようにしてイジェクト動作が行なわれ
た後、ストップ/イジェクト釦16から指を離し押圧を
解除すると、ストップ/イジェクト釦16は所定の偏倚
手段によって初期位置に復帰される。このストップ/イ
ジェクト釦16の復帰移動に追従してスライド板25も
移動されるが、このとき図3に示す如くスライド板25
は前述した圧縮コイルばね32によるフリクションロス
等によって第2の軸柱27を支点としてラック部33が
伝達ギヤ23の小径ギヤ部23aから外れる方向に傾斜
回動し、この状態を保ったまま復帰移動される。
【0021】このようにストップ/イジェクト釦16の
復帰時にはスライド板25はラック33が伝達ギヤ23
の小径ギヤ部23aから外れた状態で移動するため、リ
ール台20を逆回転させることはない。そしてストップ
/イジェクト釦16が完全に初期位置に復帰された状態
ではスライド板25は第1のガイド長孔28に案内され
て図1に示す状態に戻る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く本発明によ
れば、テープの弛みを巻き取った状態でテープカセット
が取り出されるので、リッドを有するテープカセットに
おいてはリッドの閉じ時にリッドがテープを挟み込んで
しまうようなことはなく、テープを良好に保護できる。
またテープの弛みが取り除かれることにより、次回のプ
レイ時には最初からテープにバックテンションを加える
ことができるので、安定したテープ走行が行なわれる。
そして本発明の機構は、イジェクト釦を押圧操作する力
を利用してテープの弛みを巻き取るようにした構造であ
るため、特に動力を必要とすることなく簡単な部品構成
で実施することができ、小型のカセットテープレコーダ
ー等に適用して効果が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例機構の平面図である。
【図2】実施例機構の動作を説明する平面図である。
【図3】実施例機構の動作を説明する平面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】テープカセットとカセットテープレコーダーの
説明図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 3 テープリール 4 テープ 10 カセットテープレコーダー 16 ストップ/イジェクト釦 20 リール台 25 スライド板 33 ラック部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセット内のテープリールと係合
    するリール台を有し、このリール台の回転駆動によって
    テープが巻き取られる機構に適用されるテープの弛み巻
    き取り機構であって、操作部のイジェクト釦と連動して
    動作し、このイジェクト釦の押圧操作時に上記リール台
    と動作的に係合するスライド部材を備え、上記イジェク
    ト釦を押圧する力によって上記スライド部材を介して上
    記リール台がテープ巻き取り方向に回転されるようにし
    たことを特徴とするテープの弛み巻き取り機構。
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