JPH0512860Y2 - - Google Patents

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JPH0512860Y2
JPH0512860Y2 JP1274487U JP1274487U JPH0512860Y2 JP H0512860 Y2 JPH0512860 Y2 JP H0512860Y2 JP 1274487 U JP1274487 U JP 1274487U JP 1274487 U JP1274487 U JP 1274487U JP H0512860 Y2 JPH0512860 Y2 JP H0512860Y2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、公衆電話機、自動販売機等に付設さ
れる硬貨選別装置の硬貨収納返却機構に関し、特
に硬貨収納動作とほぼ同時に返却動作が行われて
も、最下位蓄積硬貨を確実に収納することがで
き、半収納半返却状態の硬貨詰りが生じるのを防
止し得るようにしたものである。
〔従来の技術〕 従来、この種の硬貨収納返却機構としては、例
えば特開昭60−140495号公報等が知られている。
これを簡単に説明すると、基板と、この基板に対
してそれぞれ開閉自在に配設された返却フラツパ
および収納フラツパと、基板表面に対して出没自
在に配設され通常は突出している蓄積レール等に
より硬貨をその直径方向に並べて蓄積する硬貨蓄
積軌道を形成し、この蓄積軌道の終端部に、先端
部に最下位蓄積硬貨を係止する係止部が設けられ
蓄積軌道とは反対方向に傾斜した返却レールと、
通常硬貨蓄積軌道から退出している収納レバーを
設け、このレバーを硬貨収納時に蓄積軌道内に突
出させて最下位蓄積硬貨をその厚み方向に押圧移
動させ、これによつて収納フラツパを開き、前記
硬貨を蓄積軌道から硬貨収納軌道へ落下させるよ
うにしている。また、収納レバーには収納フラツ
パを通常閉鎖位置にロツクし最下位蓄積硬貨の誤
収納を防止するロツクレバーが設けられており、
このレバーが収納レバーに連動して回動すること
により収納フラツパのロツク状態を解除するよう
に構成されている。そして、硬貨の返却動作時に
は蓄積レールがフツク機構に連動して作動し基板
表面に設けられた凹陥部内に没入することによ
り、該レール上に蓄積されていたすべての蓄積硬
貨を一斉に返却軌道へ落下させ、返却口に返却す
るようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の硬貨収納返却
機構においては、返却レールが固定であるため、
硬貨収納動作の開始直後に送受器のオンフツク操
作による返却動作が行われると、最下位蓄積硬貨
が返却レールの先端面と収納フラツパの内側面と
の隙間にはさまつて半収納半返却状態に保持され
ることがあり、硬貨詰りを起すという問題があつ
た。
また、蓄積レールを基板表面に対して出没自在
に配設したり、収納フラツパにロツク機構を設け
たりしているため、部品点数が増加して構造が複
雑化し、装置全体の小型、軽量化、さらにはコス
ト低減を図る上で大きな障害となつている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る硬貨収納返却機構は上述したよう
な問題点を解決すべくなされたもので、基板と、
硬貨の転動方向に配置されて基板表面と所定の間
隔を保つて対向し、かつ基板と共に硬貨選別軌道
を形成する開閉自在な第1側板と、この第1側板
の硬貨の転動方向に並列配置されて基板表面と所
定の間隔を保つて対向し、かつ基板と共に硬貨蓄
積軌道を形成する開閉自在な第2側板と、硬貨蓄
積軌道の終端部に通常突出して前記第2側板と共
に最下位の蓄積硬貨を係止し、硬貨収納時に前記
硬貨蓄積軌道から退出する収納レバーと、硬貨収
納時に硬貨蓄積軌道に突出して2枚目の硬貨を係
止するインターポーズピンとを備え、硬貨収納動
作時に前記第2側板が前記収納レバーに連動して
硬貨蓄積軌道を開放すると共に、硬貨返却動作時
にはこの第2側板が前記第1側板に連動して硬貨
蓄積軌道を開放するように構成したものである。
〔作用〕
本考案においては硬貨収納時に収納レバーと第
2側板とが一体的に動くため、硬貨収納動作の直
後に返却動作が行われても、第2側板は第1側板
の開閉動作に干渉されることなく収納レバーによ
つて硬貨軌道を開放状態としているため、収納硬
貨が第2側板と基板との間で挟持されて硬貨詰ま
りを起こすことがない。また、硬貨収納時、第1
側板は第2側板に干渉されることなく、硬貨軌道
を閉じているので、2枚目以降の硬貨はインタポ
ーズピンと第1側板とで保持される。
〔実施例〕 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る硬貨収納返却機構の一実
施例を示す正面図、第2図は第1図A−A線拡大
断面図、第3図は第1図B−B線拡大断面図で、
aは蓄積状態、bは収納動作時の図である。これ
らの図において、1はその裏面側に所要角度傾斜
して立設された基板で、この基板1の表面には硬
貨投入口4より投入された硬貨5の硬貨選別軌道
6およびこれに続く硬貨蓄積軌道7を形成する側
板2が配設されている。側板2は2分割形成され
て硬貨5の転動方向(矢印X方向)に並列配置さ
れた第1側板10および第2側板11(便宜上、
第1図中斜線を施した部分)とで構成され、これ
ら両側板10,11はその上端がそれぞれ軸12
によつて共通に軸支されることにより、基板1に
対して開閉自在で、第1側板10は板ばね13に
より閉方向、すなわち基板1側に付勢されること
により、下端部内側面に設けられた軌道レール3
が基板1の表面に圧接され、これによつて該基板
1と第1側板10との間に所定の間隔を設定して
いる。すなわち、前記軌道レール3はコインレー
ルとしての役割と、スペーサとしての役割を果す
もので、その左側には前記第1側板10の左端面
より第2側板11方向に突出する係合片14が一
体に延設されている。そして、第1側板10は通
話終了に伴う返却動作(送受器のオンフツク操
作)に連動して作動することにより板ばね13に
抗して開放されるように構成されている。一方、
第2側板11は返却動作時に前記第1側板10に
連動して開放されるもので、その下端部の一部
が、前記軌道レール3の係合片14と重合するよ
うに該係合片14の表面に当接係合している。ま
た、第2側板11の下端には基板1側にほぼ直角
に折曲されて前記軌道レール3および係合片14
の上面と同一平面を形成し、最下位の蓄積硬貨5
Aを後述する収納レバー20と共に保持する受部
21が一体に設けられ、かつこの受部21の左端
には前記収納レバー20に当接係合する略鉤形の
当接部23が一体に突設されている。
前記硬貨選別軌道6には、投入硬貨5の外径、
厚さおよび材質等を判別する各種の硬貨選別機構
が配設されるが、これらは従来周知のものである
ためその具体的説明および図示を省略する。
前記硬貨選別軌道6および硬貨蓄積軌道7の下
方には、返却軌道レール26a,26bによつて
漏斗状に形成され、前記両軌道6,7より落下放
てきされた硬貨5cを返却口(図示せず)へ導く
返却軌道27が設けられている。また、前記硬貨
蓄積軌道7の終端部下方には収納硬貨5dを金庫
(図示せず)に導く硬貨収納軌道29が設けられ
ている。
前記収納レバー20は、基板1の裏面側に設け
られた電磁石35のアーマチユア36に上端が固
定され、下端部が基板1の開口30より基板表面
側に通常突出することにより、硬貨蓄積軌道7の
終端側開口部を閉塞し、前記第2側板11の受部
21と共に最下位蓄積硬貨5Aを保持する保持部
20aを構成している。この保持部20a下端に
は返却軌道27方向に折曲されることにより前記
硬貨蓄積軌道7と逆の方向に傾斜し通常前記硬貨
収納29の上端開口部を閉塞する返却ガイド部3
3が一体に設けられている。また、収納レバー2
0にはインターポーズピン34が設けられてお
り、このピン34は通常硬貨蓄積軌道7より基板
1の裏面側に退出しており、硬貨収納時に基板1
に設けられたピン挿通孔38より前記蓄積軌道7
内に突出することにより後続硬貨5B…の転動を
阻止する。そして、収納レバー20の前記返却ガ
イド部33には前記第2側板11の当接部23が
前方から重合するように当接係合している。
このような構成からなる硬貨収納返却機構にお
いて、硬貨蓄積軌道7内に蓄積されている硬貨5
A,5B…は、局から送られてくる硬貨収納信号
にもとずく電磁石35の励磁により、最下位硬貨
5Aより順次硬貨収納軌道29に落下して金庫へ
収納される。
すなわち、電磁石35に対して硬貨収納信号が
印加され、アーマチユア36が電磁石35に吸引
回動されると、収納レバー20はアーマチユア3
6と一体的に基板1方向に回動するため、該レバ
ー20の返却ガイド部33が第3図bに示すよう
に基板1の前方に移動して硬貨収納軌道29の上
端開口部を開放する。この時、第2側板11は当
接部23と返却ガイド部33との当接係合により
収納レバー20に連動して回動し、硬貨蓄積軌道
7を開く。換言すれば、第2側板11の受部21
が基板1の表面から離間して硬貨蓄積軌道7の終
端部下面を開き、硬貨収納軌道29および返却軌
道27と連通させる。このとき、収納レバー20
は、第2側板11のみを動作させ、第1側板10
に干渉することはない。この結果、最下位蓄積硬
貨5Aは、足場を失つた格好になるため、硬貨収
納軌道29内に落下し、金庫へと収納される。こ
の収納時において、収納レバー20のインターポ
ーズピン34は硬貨蓄積軌道7内に進出し2枚目
の蓄積硬貨5Bを第1側板10に一体に設けられ
ている軌道レール3の最下端角部Cと、このイン
ターポーズピン34とによつて保持されるため、
該硬貨5Bが誤つて硬貨収納軌道29に収納され
たり、返却軌道27に返却されることはない。
次に、硬貨収納信号が切れて電磁石35が消磁
し、元の状態に復帰すると、収納レバー20およ
び第2側板11も元の位置に回動復帰する。した
がつて、返却ガイド部33により硬貨収納軌道2
9の上端開口部を閉塞し、インターポーズピン3
4が硬貨蓄積軌道7より退出し、2枚目の蓄積硬
貨5Bを解放する。この結果、前記蓄積硬貨5B
は、転動して第2側板11の受部21上に移動す
る。そして、以後順次この動作を繰返すことによ
り、硬貨蓄積軌道7内の硬貨は一枚ずつ収納され
る。
他方、通話終了に伴う返却動作時においては第
1側板10が開くと、軌道レール3の係合片14
によつて第2側板11も開放されるため、硬貨蓄
積軌道7の終端部と返却軌道27とが互いに連通
されることになる。したがつて、前記硬貨蓄積軌
道7内に蓄積されていた硬貨は、返却軌道27へ
一斉に落下し、硬貨返却口へと返却される。
ここで、本実施例構造においては硬貨収納時に
収納レバー20の返却ガイド部33を基板表面か
ら離間させると共に該レバー20に連動して第2
側板11を開放し、同様に該第2側板11の受部
21を基板表面から離間させるようにしているの
で、硬貨収納動作の直後に返却動作が行われて
も、前記受部21と返却ガイド部33との間には
硬貨5Aを半収納半返却状態に保持する隙間が生
じることがなく、また前記返却ガイド部33も基
板表面から離間するため、これらの間に硬貨がは
さまつたりすることがなく、確実に収納し得、硬
貨詰りを防止し得るものである。また、側板2を
2分割し、その第1および第2側板10,11に
係合片14と当接部23をそれぞれ設ければよい
ので、構造簡易にして部品点数が少なく、組立作
業が容易で廉価に提供し得るものである。
なお、上記実施例は軌道レール3に係合片14
を設けたが、第2側板10に設けてもよいことは
勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る硬貨収納返却
機構は、開閉自在な第1および第2側板を基板表
面に設けると共に、硬貨収納動作時に硬貨蓄積軌
道に突出して2枚目の硬貨を係止するインターポ
ーズピンを備え、第2側板を硬貨収納動作時に収
納レバーに連動して開き、返却動作時に第1側板
に連動して開くように構成したので、簡単かつ安
価な構成にも拘わらず、硬貨収納動作時に返却動
作が行われても最下位蓄積硬貨の収納が確実で、
半収納半返却状態による硬貨詰りを防止すること
ができ、その実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る硬貨収納返却機構の正面
図、第2図は第1図A−A線拡大断面図、第3図
は第1図B−B線拡大断面図で、aは蓄積状態、
bは収納動作時の状態を示す図である。 1……基板、2……側板、5,5A,5B,5
c,5d……硬貨、6……硬貨選別軌道、7……
硬貨蓄積軌道、10……第1側板、11……第2
側板、14……係合片、20……収納レバー、2
1……受部、23……当接部、27……返却軌
道、29……硬貨収納軌道、33……返却ガイド
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板と、硬貨の転動方向に配置されて基板表面
    と所定の間隔を保つて対向し、かつ基板と共に硬
    貨選別軌道を形成する開閉自在な第1側板と、こ
    の第1側板の硬貨の転動方向に並列配置されて基
    板表面と所定の間隔を保つて対向し、かつ基板と
    共に硬貨蓄積軌道を形成する開閉自在な第2側板
    と、硬貨蓄積軌道の終端部に通常突出して前記第
    2側板と共に最下位の蓄積硬貨を係止し、硬貨収
    納時に前記硬貨蓄積軌道から退出する収納レバー
    と、硬貨収納時に硬貨蓄積軌道に突出して2枚目
    の硬貨を係止するインターポーズピンとを備え、
    硬貨収納動作時に前記第2側板が前記収納レバー
    に連動して硬貨蓄積軌道を開放し、硬貨返却動作
    時にはこの第2側板が前記第1側板に連動して硬
    貨蓄積軌道を開放するように構成したことを特徴
    とする硬貨収納返却機構。
JP1274487U 1987-02-02 1987-02-02 Expired - Lifetime JPH0512860Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1274487U JPH0512860Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1274487U JPH0512860Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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Publication Number Publication Date
JPS63122876U JPS63122876U (ja) 1988-08-10
JPH0512860Y2 true JPH0512860Y2 (ja) 1993-04-05

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ID=30801157

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JP1274487U Expired - Lifetime JPH0512860Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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