JPH0512788B2 - - Google Patents

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JPH0512788B2
JPH0512788B2 JP13052383A JP13052383A JPH0512788B2 JP H0512788 B2 JPH0512788 B2 JP H0512788B2 JP 13052383 A JP13052383 A JP 13052383A JP 13052383 A JP13052383 A JP 13052383A JP H0512788 B2 JPH0512788 B2 JP H0512788B2
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
pad
head
radius
curvature
Prior art date
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Application number
JP13052383A
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English (en)
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JPS6022767A (ja
Inventor
Koichiro Kakinuma
Masato Ando
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP13052383A priority Critical patent/JPS6022767A/ja
Publication of JPS6022767A publication Critical patent/JPS6022767A/ja
Publication of JPH0512788B2 publication Critical patent/JPH0512788B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/32Maintaining desired spacing between record carrier and head, e.g. by fluid-dynamic spacing

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はシートを挟んでヘツドと反対の側のシ
ートレコーダ本体に設けられ、移動する上記ヘツ
ドの両側に配されたシートレコーダのパツドに係
り、更に詳しくはシートとの間にエアフイルムを
形成するようにしたシートレコーダのパツドに関
する。
背景技術とその問題点 従来、シートレコーダにおいては、シートを挟
んでヘツドと反対の側のシートレコーダ本体にパ
ツドを設け、このパツドを移動するヘツドの両側
に配し、このパツドでシートに強制変形を与えて
テント形状(第1A図参照)を作り、これによつ
てシートとヘツドとの当りをつけていた。そして
パツドを直接シートに圧着するとパツドがシート
に擦れてシートに傷をつけ、シートの耐久性が損
われるので、パツド面(パツドのシートとの接触
面)に植毛や不織布等の緩衝物を取付け、この緩
衝物がシートに触れてシートの変形が得られ、当
りが得られるようにしていた。しかしこの方法で
は植毛や不織布が常にシートに擦られているか
ら、長時間使用するとごみが溜り、当りが悪くな
ることがある。
そこで後で説明するように、パツドのシートと
接触面にシートのほぼ円周方向(回転方向)の曲
率を持つパツド面を形成し、これにより、パツド
とシートとの間にエアフイルムを形成するように
すれば、これによつてシートに傷つけないように
し、かつヘツドの安定した当りを得るようにする
ことができる。
ところがシートの内周と外周とでは空気の流速
が異なるので、上記の曲率を内周から外周にわた
つて一定にしていると、内周では外周よりエアフ
イルムの厚さが小さくなつてしまう。
発明の目的 本発明は以上のような実情に鑑みなされたもの
でその目的は、植毛や不織布を用いなくてもシー
トに傷つけるようなことがなく、そして長期間使
用してもヘツドの安定した当りが得られるよう
に、シートとの間にエアフイルムを形成すると共
に、この形成されたエアフイルムを内周から外周
にわたつてほぼ均等なエアフイルムにして、より
安定したヘツドの当りが得られるシートレコーダ
のパツドを提供することにある。
発明の概要 本発明は以上の目的を達成するため、シートを
挟んでヘツドと反対の側のシートレコーダ本体に
設けられ、移動する上記ヘツドの両側に配された
シートレコーダのパツドにおいて、このパツドの
上記シートとの接触面の夫々に、上記シートのほ
ぼ円周方向に曲率を持つパツド面を形成すると共
に、その曲率半径を上記シートの内周から外周に
かけて連続的に減少させるように構成した。
以上のように構成することにより、パツドとシ
ートとの間にエアフイルムが形成されるから、植
毛や不織布を用いなくてもシートを傷つけるよう
なことがなくなり、長期間使用しても安定したシ
ートとヘツドとの当りが得られるようになる。し
かも上記形成されるエアフイルムは内周から外周
にわたつてほぼ均等になるから、より安定したヘ
ツドの当りが得られるようになる。
実施例 以下本発明の実施例の説明に入る前に先ず第1
A図〜第1C図により、本発明の原理について説
明する。
ヘツド1の反対側にシート2を挟んでシート2
のほぼ円周方向(回転方向)に曲率半径R(一般
論として符号Rを使用する)を持つパツド3a,
3bが、シート2の半径方向に移動するヘツド1
の両側に配されている。そしてパツド3a,3b
をシート2に圧着してテント形状を作り、シート
2を矢印a方向に回転させると、シート2は所定
の速度でパツド3a,3b及びヘツド1に当る。
ところがシート2は速度があるので空気を巻き込
み、パツド3a,3bとの間で空気圧が生じ、下
記のフオイルベアリング(Foil Bearing)の理
論式(1)によりエアフイルム4a,4bが発生す
る。
h=KR(6μV/T)2/3 …(1) ここに h=エアフイルム厚さ K=比例定数 R=パツドの曲率半径 μ=空気の粘性係数 V=空気の流速 T=シート張力 である。
この理論式から、シート2はパツド3a,3b
から僅かに離れて浮き上ることになる(実際には
パツド3a,3bは固定されているから、シート
が変形して若干下ることになる)。実験によると、
パツド3a,3bのパツド面における曲率半径が
R30(半径30ミリ)位でヘツド力が0.6〜0.7g(グ
ラム)の時、8〜15μm(ミクロン)のエアフイ
ルム4a,4bができることが確認されている。
このようにパツド3a,3bとシート2との間に
は、シート2の回転中エアフイルム4a,4bが
できるから、シート2は、パツド3a,3bによ
つて傷つけられることがなく、かつ良好なヘツド
の当りが得られることになる。
ところが空気の流速Vは内周から外周にわたつ
てほぼ半径に比例して増加する。従つて曲率半径
Rを内周から外周にわたつて一定にしていると、
前記の通り内周では外周よりエアフイルム4a,
4bの厚さが小さくなつてしまう。
即ち、上記の通りVは半径rにほぼ比例するか
ら、(1)式から R=h/K(6μV/T)-2/3=h/K(6μ/T)-2/3V
-2/3 =K′h(6μ/T)-2/3r-2/3 …(2) なる関係式が得られる(ここにK′は比例定数)。
従つてTが一定であるとすれば、(2)式よりhを
一定にするには、Rをr-2/3に比例して変化させれ
ばよい。例えば中央で30mm、最内周径25mm、最外
周径35mmのシートにおいて、中央部のパツド面の
曲率半径をR=30mmとして計算すると、最内周曲
率半径は33.87mm、最外周曲率半径は20.07mmとな
る。しかし実際は、パツド面の曲率半径Rを半径
の−2/3乗に比例するような形状に加工するのは
困難であり、又余り意味がない。
従つて実施例では中央部の曲率半径R2が30mm
になるようにして、最内周曲率半径R1=34mmか
ら最外周曲率半径R3=26mmまで比例的に変化さ
せて、内外周でほぼ均等な厚みのエアフイルム4
a,4bを得るようにしている。
なお実際には、遠心力の相異によりシート張力
Tも半径rにより変化するから、これを考慮に入
れて計算すると、R1=38.4、R2=30、R3=23.3mm
が妥当な値となる。
次に第1A図〜第3図により本発明の一実施例
について説明する。シートのほぼ円周方向(回転
方向)において、前記最内周曲率半径R1=34、
中央部曲率半径R2=30、最外周曲率半径R3=26
mmと比例的に変化する曲率半径を持つたパツド3
a,3bが、V字形状をしたアルミ基台5に突設
されており、この基台5と一体に成形されてい
る。そして隣接する両パツド3a,3b間には、
ヘツド1の突出しに対応する凹部7が形成されて
いる。
次にV形状の基台5には第3図に示す如く、V
字状の三点位置に3個のめねじ孔8a,8b,8
cが設けられており、又これらのめねじ孔8a,
8b,8cの近傍には、夫々座ぐり面を有する貫
通孔9a,9b,9cが形成されている。そして
これらの貫通孔のうち9bは円形孔であるが、9
cはシート2の円周方向の長孔、9cは半径方向
の長孔に夫々形成されている。
次に第2図により上記パツドのシートレコーダ
本体への取付けにつき説明する。蓋12の所定の
位置に、前記基台5の貫通孔9a,9b,9cに
挿通されて、その大きな頭部が前記座ぐり面内に
かくれるようになされたガイドピン13a,13
b,13cが固着されている。そしてこれらのガ
イドピン13a〜13cの夫々には基台5と蓋1
2との間に図示されていない圧縮ばねが嵌装され
ており、この圧縮ばねにより基台5即ちパツド3
a,3bはシート2側に付勢されていて、シート
2の回転中振動しないように構成されている。又
符号14a,14b,14cは前記基台5のめね
じ8a,8b,8cに夫々螺入されたパツド3
a,3bの高さ及び傾き調整ねじである。そして
蓋12が閉められてロツクされた時、調整ねじ1
4a,14bの頭は図示されていないシヤーシ1
5上の基準面に、又調整ねじ14cの頭はシヤー
シ15上の回転駆動軸16の頂面である基準面
に、夫々当接するように調整され、調整後は基台
5に固着される。このようにパツド3a,3bは
三点で調整され、ヘツド1に対して常に所定の正
しい位置に保持されるように構成されており、こ
れによつて前記ヘツド1の良好な当りが維持され
る。なお前記長孔9a,9cはこの調整時の長孔
である。
次にシートレコーダの動作につき簡単に説明す
る。第2図において、前記回転駆動軸16にシー
ト2(図示せず)がパツクごと装着され、シート
2はシヤーシ15の下面側に設けられた駆動モー
タからベルト17を介して回転駆動される。この
時回動レバー18に取付けられた調整可能なヘツ
ド1は、レバー18が同じくシヤーシ15の下面
側に設けられたステツピングモータにより支点ピ
ン19を中心に回動することにより、シート2の
中心即ち回転駆動軸16の中心に向つて移動す
る。なお回動レバー18は引張ばね20によつて
常に往回動方向に付勢されており、これによつて
歯車のバツクラツシユを吸収するようになされて
いる。又回動レバー18は門形の部材21a,2
1bとレバー18との間に介在する圧縮ばね22
a,22bによつて摺動面に押付けられた状態で
移動する。
次に第4図に本発明によるパツドの第2の実施
例を示す。この第2の実施例が前記第1の実施例
と異なる点は、両パツド3a,3bの外周部の端
部が、その表面が両パツド面に接する連結部材6
によつて結ばれている点であり、曲率半径に関し
ては前記第1の実施例におけると全く同じであ
る。従つてこの第2の実施例においても、前記第
1の実施例におけると同様の作用効果を得ること
ができることは明らかである。
そして一般にシート2の外周部は剛性が弱く、
又遠心力によるシート張力Tが小さいから、シー
ト2がばたつき易く、エアフイルムが安定しな
い。このためパツド3a,3b間に凹みを設け
ず、外周部を連結部材6による連続面とすると、
エアフイルムが安定することになる。なおこの連
続面は外周部だけでなく、内周部にもつけて良
い。
なお以上説明したパツド3a,3bは基台5と
一体に成形されているが、これを別個に成形して
一体的に結合してもよい。何れにしてもパツド3
a,3bは成形されるから、パツド面を理論にか
なつた面に形成することが容易である。従つてヘ
ツド1とシート2との当りを理論にかなつた良好
な当りとすることが容易となる。又パツド3a,
3bは必ずしも金属でなくてもよく、例えば合成
樹脂成形品であつてもよい。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、パツドの
シートとの接触面に、上記シートのほぼ円周方向
に曲率を持つパツド面が形成され、パツドとシー
トとの間にエアフイルムを形成するようにしたの
で、パツドとシートとの間は非接触となる。従つ
て従来のように植毛や不織布を用いなくてもシー
トに傷をつけるようなことがなくなり、従来の植
毛や不織布の様にごみ等による経時変化を受ける
ことが少なくなるから、長時間使用しても安定し
たヘツドの当りが得られると共に、シートの耐久
性が一段と向上する。
又本発明によれば、上記パツド面の曲率半径は
シートの内周から外周にかけて連続的に減少させ
るように構成されているから、上記形成されるエ
アフイルムは内周から外周にわたつてほぼ均等と
なり、常により安定したヘツドの当りが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第1C図は本発明の原理説明図で第
1A図は内周部、第1B図は中央部、第1C図は
外周部における夫々の第3図における−線矢
視断面図、第2図はシートレコーダの蓋を開いた
状態の要部斜視図、第3図は本発明のパツド及び
同基台の斜視図、第4図は本発明によるパツドの
第2の実施例を示す第3図と同様の斜視図であ
る。 なお図面に用いられた符号において、1……ヘ
ツド、2……シート、3a,3b……パツド、4
a,4b……エアフイルム、12……蓋(シート
レコーダ本体)、R1〜R3……円周方向の曲率半径
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シートを挟んでヘツドと反対の側のシートレ
    コーダ本体に設けられ、移動する上記ヘツドの両
    側に配されたシートレコーダのパツドにおいて、
    このパツドの上記シートとの接触面の夫々に、上
    記シートのほぼ円周方向に曲率を持つパツド面を
    形成すると共に、その曲率半径を上記シートの内
    周から外周にかけて連続的に減少させるように構
    成したことを特徴とするシートレコーダのパツ
    ド。
JP13052383A 1983-07-18 1983-07-18 シ−トレコ−ダのパツド Granted JPS6022767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13052383A JPS6022767A (ja) 1983-07-18 1983-07-18 シ−トレコ−ダのパツド

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JP13052383A JPS6022767A (ja) 1983-07-18 1983-07-18 シ−トレコ−ダのパツド

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JPS6022767A JPS6022767A (ja) 1985-02-05
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JP13052383A Granted JPS6022767A (ja) 1983-07-18 1983-07-18 シ−トレコ−ダのパツド

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0514352Y2 (ja) * 1985-03-05 1993-04-16
JPH0762938B2 (ja) * 1985-09-30 1995-07-05 キヤノン株式会社 安定部材を有する記録又は再生装置
JPH0351806Y2 (ja) * 1985-10-18 1991-11-07
JPH0543345U (ja) * 1991-11-13 1993-06-11 京セラ株式会社 磁気記録再生装置のデイスク押え機構

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JPS6022767A (ja) 1985-02-05

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