JPS6022767A - シ−トレコ−ダのパツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はシートを挾んでヘッドと反対の側のシートレコ
ーダ本体に設けられ、移動する上記ヘッドの両側に配さ
れたシートレコーダのパッドに係シ、更に詳しくはシー
トとの間にエアフィルムを形成するようにしたシートレ
コーダのパッドに関する。

背景技術とその問題点 従来、シートレコーダにおいては、シートを挾んでヘッ
ドと反対の側のシートレコーダ本体にパッドを設け、こ
のパッドを移動するヘッドの両側に配し、このパッドで
シートに強制変形を与えてテント形状（第１Ａ図参照）
を作シ、これによってシートとヘッドとの当シをつけて
いた。そしてパッドを直接シートに圧着するとパッドが
シートに擦れてシートに傷をつけ、シートの耐久性が損
われるので、パッド面（パッドのシートとの接触面）に
植毛や不織布等の緩衝物を取付け、この緩衝物がシー）
Ｋ触れてシートの変形が得られ、当シが得られるように
して込た。しかしこの方法では植毛や不織布が常にシー
トに擦られているから、長時間使用するとごみが溜シ、
当シが悪くなることがある。

そこで後で説明するように、パッドのシートとの接触面
にシー鼾のはぼ円周方向（回転方向）の曲率孔を持つパ
ッド面を形成し、これによシ、パッドとシートとの間に
エアフィルムを形成するようにすれば、これによってシ
ートに傷つけないようにし、かつヘッドの安定した当シ
を得るようにすることができる。

ところがシートの内周と外周とでは空気の流速が異なる
ので、上記の曲率几を内周から外周にわたって一定にし
ていると、内周では外周よシェアフィルムの厚さが小さ
くなってしまう。

発明の目的 本発明は以上のような実情に鑑みなされたものでその目
的は、植毛や不織布を用いなくてもシートに傷をつける
ようなことがなく、そして長期間使用してもヘッドの安
定した当シが得られるように、シートとの間にエアフィ
ルムを形成すると共に、この形成されたエアフィルムを
内周から外周にわたってほぼ均等なエアフィルムにして
、よシ安定したヘッドのａｂが得られるシートレコーダ
のパッドを提供することにある。

発明の概要 本発明は以上の目的を達成するため、シートを挾んでヘ
ッドと反対の側のシートレコーダ本体に設けられ、移動
する上記ヘッドの両側に配されたシートレコーダのパッ
ドにおいて、このパッドの上記シートとの接触面の夫々
に、上記シートのほぼ円周方向に曲率を持つパッド面を
形成すると共に、この曲率を上記シートの内周から外周
にかけて連続的に変化するように構成した。

以上のように構成することによシ、パッドとシートとの
間にエアフィルムが形成されるから、植毛や不織布を用
いなくてもシートを傷つけるようなことがなくなシ、長
期間使用しても安定したシートとヘッドとの当シが得ら
れるようになる。しかも上記形成されるエアフィルムは
内周から外周にわたってほぼ均等になるから、よシ安定
したヘッドの当）が得られるようになる。

実施例 する。

ヘッド（１）の反対側にシート（２）を挾んでシート（
２）のはぼ円周方向（回転方向）に曲率Ｒ（一般論とし
て符号Ｒを使用する）を持つバンドＣ５８）　（３ｂ）
が、−／−）（２）の半径方向に移動するヘッド（１）
の両側に配されている。そしてパッド（３ａ）　（３ｂ
）をシー）（２）＆Ｃ圧着してテント形状を作シ、シー
ト（２）を矢印ａ方向に回転させると、シート（２）は
所定の速度でパッド（３ａ）　（５ｂ）及びヘッド（１
）に尚る。ところがシート（２）は速度があるので空気
を巻き込み、パッド（３ａ）　（３ｂ）との間で空気圧
が生じ、下記のフォイルベアリング（Ｆｏｉｌ　Ｂｅａ
ｒｉｎｇ　）の理論式（１）によシェアフィルム（４ａ
）　（４ｂ）が発生する。

ヱ ｈ＝Ｉｌ（６μＶ／Ｔ）ｓ　・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・（１）ここに　ｈ＝エアフィ
ルム厚さ に＝比例定数 Ｒ＝パッドの曲率 と＝空気の粘性係数 ■＝生空気流速 Ｔ＝シート張力 である。

この理論式から、シート（２）はパッド（３ａ）　（３
ｂ）から僅かに離れて浮き上ることになる（実際にはハ
ツト（ｇａ）　ｃｇｂ）　ｈ固定されているから、シー
トが変形して若干下ることになる）。実験によると、パ
ッド（３ａ）　（５ｂ）のパッド面における曲率が几６
０（半径３０ミリ）位でヘッド力が０．５ｇ（ダラム）
の時、数μ（ミクキン）のエアフィルム（４ａ）（４ｂ
）ができることが確認されている。このようにパッド（
３ａ）　（３ｂ）とシート（２）との間には、シート（
２）のｔｍｍ空中１−アフイルム（４ａ）　（４ｂ）が
できるから、シー）　（２１は、パッド（５ａ）　（３
ｂ）によって傷つけられることがなく、かつ良好なヘッ
ドの当シが得られることになる。

ところが空気の流速Ｖは内周から外周にわたってほぼ半
径に比例して増加する。従って曲率Ｒを内周から外周に
わたって一定処していると、前記の通）内周では外周よ
）エアフィルム（４ａ）　（４ｂ）の厚さが小さくなっ
てしまう。

即ち、上記の通１ｖは半径ｒにほぼ比例するから、（１
）式から。

なる関係式が得られる（ここにに′は比例定数）。

従ってＴが一定であるとすれば、（２）式よ）ｈを一定
にする忙は、Ｒｔ−ｒｓに比例して変化させればよい。

例えば中央で３０ｍｍ、最内周径２５ｍｍ、最外周径３
５ｍｍのシー）において、中央部のパッド面の曲率を几
＝３０ｍｍとして計算すると、最内周曲率は３３．８７
ｍｍ、最外周曲率は２７．０７ｍｍとなる。しかし実際
は、パッド面の曲率Ｒを半径の−Ｔ乗に比例するような
形状に加工するのは困難であシ、又余シ意味がない。

従って実施例では中央部の曲率Ｒ２が３０ｍｍになるよ
うにして、最内周曲率Ｒ４＝　３４　ｍｍから最外周曲
率几３＝２６ｍｍまで比例的に変化させて、内外周で＃
１ぼ均等な厚みのエアフィルム（４ａＸ４ｂ）を得るよ
りにしている。

なお実際には、遠心力の相異にょシシート張カＴも半径
ｒにょシ変化するから、これを考慮に入れて計算すると
、几１＝３８．４、几２＝３０％　Ｂ３＝２３．３ｍｍ
が妥当な値となる。

次に第１Ａ図〜第３図によシ本発明の一実施例について
説明する。シートのほぼ円周方向（回転方向）において
、前記最内周曲率几１：　５４．　中央部曲率Ｒ２＝３
０．最外周曲率几５　＝　２６　ｍｍ　と比例的に変化
する曲率を持ったパッド（＋ａ）　（３ｂ）が、７字形
状をしたアルミ基台（５）に突設されておシ、この基台
（５）と一体に成形されている。そして隣接する両パッ
ド（３ａ）　（３ｂ）間には、ヘッド（１）の突出しに
対応する凹部（力が形成されている。

次にＶ形状の基台（５）には第６図に示す如く、■拾 字状の三点位置に３個のねじ孔（８ａ）　（８ｂ）　（
８ｃ）が設けられておシ、又これらのめねじ孔（８ａ）
　（８ｂ）（８Ｃ）の近傍には、夫々座ぐシ面を有する
貫通孔（９ａ）　（９ｂ）　（９ｃ）が形成されている
。そしてこれらの貫通孔のうち（９ａ）は円形孔である
がｓ　（ｓ’ｂ）はシー　）　（２）の円周方向の長孔
、（９ｃ）は半径方向の長孔に夫々形成されて探る。

次に第２図により上記パッドのシートレコーダ本体への
取付けＫつき説明する。蓋ａ湯の所蝋の位置に、前記基
台（５）の貫通孔（９ａ）　（９ｂ）　（９ｃ）に挿通
されて、その大きな頭部が前記座ぐシ面内にかくれるよ
うになされたガイドピア　（１３ａ）　（１３ｂ）　（
１３ｃ）が固着されている。そしてこれらのガイドピン
（１３ａ）〜（１３ｃ）の夫々には基台（５）の蓋ａ４
との間に図示されていない圧縮ばねが嵌装されておシ、
この圧縮ばねによシ基台（５）即ちパッド（３ａ）　（
３ｂ）はシート（２）側に付勢されていて、シート（２
）の回転中振動しないように構成されている。又符号（
１４ａ）（１４ｂ）　（１４ｃ）は前記基台（５）のめ
ねじ（８ａ）　（８ｂ）（８ｃ）に夫々螺入されたパッ
ド（３ａ）　（３ｂ）の高さ及び傾き調整ねじである。

そして蓋αりが閉められてロックされた時、調整ねじ（
１４ａ）　（１４ｂ）の頭は図示されていないシャーシ
αω上の基準面に、又調整ねじ（１４ｃ）の頭はシャー
シ（ｌ最上の回転駆動軸αｅの頂面である基準面に、夫
々当接するように調整され、調整後は基台（５）Ｋ固着
される。このようにパッドＣ３８）　（５ｂ）は三点で
調整され、ヘッド（１）に対して常に所定の正しい位置
に保持されるように構成されておシ、これによって前記
ヘッド（１）の良好な当シが維持され条。なお前記長孔
（９ｂ）　（９ｃ）はこの調整時の長孔である。

次にシートレコーダの動作につき簡単に説明する。第２
図において、前記回転駆動軸（ｆ６）にシート（２）（
図示せず）がバックごと装着され、シート（２）はシャ
ーシα９の下面側に設けられた駆動モータからベルトα
力を介して回転駆動される。この時回動レバーαυに取
付けられた調整可能なヘッド（１）は、レバーα印が同
じくシャーシα９の下面側に設けられたステッピングモ
ータによシ支点ピンａ場を中心に回動することによシ、
シート（２）の中心即ち回転駆動軸α口の中心に向って
移動する。なお回動レバーａ８は引張ばね翰によって常
に往回動方向に付勢されておシ、これによって歯車のバ
ックラッシュを吸収するようになされている。又回動レ
バーα樟は門形の部材（２１ａ）　（２１ｂ）とレバー
（１１との間に介在する圧縮ばね（２２ａ）　（２２ｂ
）によって摺動面に押付けられた状態で移７動する。

次に第４図に本発明によるパッドの第２の実施例を示す
。この第２の実施例が前記第１の実施例と異なる点は、
両パッド（３ａ）　（５ｂ）の外周部の端部が、その表
面が両パッド面に接する連結部材（６）によって結ばれ
ている点であシ、曲率に関しては前記第１の実施例にお
けると全く同じである。従ってこの第２の実施例におい
ても、前記第１の実施例におけると同様の作用効果を得
ることができることは明らかである。

そして一般にシート（２）の外周部は剛性が弱く、又遠
心力によるシート張力Ｔが小さいから、シート（２）が
ばたつき易く、エアフィルムが安定しない。

このためパッド（３ａ）　（３ｂ）間に凹みを設けず、
外周部を連結部材（６）による連続面とすると、エアフ
ィルムが安定することになる。なおこの連続面は外周部
だけでなく、内周部にもつけて良い。

なお以上説明したパッド（３ａ）　（３ｂ）は基台（５
）と一体に成形されているが、これを別個に成形して一
体的に結合してもよい。何れにしてもノくラド（３ａ）
　（３ｂ）は成形されるから、ノくラド面を理論にかな
った面に形成することが容易である。従ってヘッド（１
）とシート（２）との当シを理論にかなった良好な当シ
とすることが容易となる。又パット（３ａ）（６ｂ）は
必ずしも金属でなくてもよく、例えば合成樹脂成形品で
あってもよい。

発明の詳細 な説明したように本発明によれば、パッドのシートとの
接触面に、上記シートのほぼ円周方向に曲率を持つパッ
ド面が形成され、パッドとシートとの間にエアフィルム
を形成するようにしたので、パッドとシートとの間は非
接触となる。従って従来のように植毛や不織布を用いな
くてもシートに傷をつけるようなことがなくなシ、従来
の植毛や不織布の様にごみ等による経時変化を受けるこ
とが少なく々るから、長時間使用しても安定したヘッド
のａｂが得られると共に、シートの耐久性が一段と向上
する。

又本発明によれば、上記パッド面の曲率はシートの内周
から外周にかけて連続的に変化するように構成されてい
る２から、上記形成されるエアフィルムは内周から外周
にわたってほぼ均等となシ、常によシ安定したヘッドの
当シが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図〜第１Ｃ図は本発明の原理説明図で第図はシー
トレコーダの蓋を開いた状態の要部斜視図、第６図は本
発明のノ（ラド及び同基台の斜視図、第４図は本発明に
よる）（ラドの第２の実施例を示す第６図と同様の斜視
図である。 なお図面に用いられた符号において、 （１）・・・・・・・・・・・・ヘッド（２）・・・・
・・・・・・・・シート（５ａ）（Ｓｂ）・・・パッド （４ａＸ４ｂ）・・・エアフィルム Ｑ擾・・・・・・・・・・・・蓋（シートレコーダ本体
）（Ｒ１）”（Ｒｓ）　円周方向の曲率 である。 代理人　上屋　勝 〃　常包芳男 〃　杉浦俊貴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シートを挾んでヘッドと反対の側のシートレコーダ本体
   に設けられ、移動する上記ヘッドの両側に配されたシー
   トレコーダのパッド忙おいて、このパッドの上記シート
   との接触面の夫々に、上記シートのほぼ円周方向に曲率
   を持つパッド面を形成すると共に、この曲率を上記シー
   トの内周か−ら外周にかけて連続的に変化するように構
   成したことを特徴とするシートレコーダのパッド。