JPS6259382B2 - - Google Patents
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- JPS6259382B2 JPS6259382B2 JP5895679A JP5895679A JPS6259382B2 JP S6259382 B2 JPS6259382 B2 JP S6259382B2 JP 5895679 A JP5895679 A JP 5895679A JP 5895679 A JP5895679 A JP 5895679A JP S6259382 B2 JPS6259382 B2 JP S6259382B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/32—Maintaining desired spacing between record carrier and head, e.g. by fluid-dynamic spacing
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は情報信号を記録するための可撓性の
シートやデイスクからなる回転体を回転駆動させ
て情報信号の記録再生を行なう装置に関するもの
である。
シートやデイスクからなる回転体を回転駆動させ
て情報信号の記録再生を行なう装置に関するもの
である。
従来の技術
従来のこの種装置として、第1図に示すよう
に、回転軸5に着脱される可撓性のシートやデイ
スクからなる回転体1と、この回転体1の裏面に
対して微小間隙3を存して対向する安定盤2と、
安定盤2に着脱されて上記回転体1を回転駆動さ
せる駆動モータ4とをもつて構成されたものが知
られている。
に、回転軸5に着脱される可撓性のシートやデイ
スクからなる回転体1と、この回転体1の裏面に
対して微小間隙3を存して対向する安定盤2と、
安定盤2に着脱されて上記回転体1を回転駆動さ
せる駆動モータ4とをもつて構成されたものが知
られている。
ところで、上記装置における回転体1の安定化
手段は、回転体1と安定盤2との間に形成される
微小間隙3に存在する流体、つまり空気に、回転
体1の回転を介して遠心力を与え、上記微小間隙
3を周囲圧力より小さい負動圧にし、回転体1を
安定盤2に吸着させるようにしている。
手段は、回転体1と安定盤2との間に形成される
微小間隙3に存在する流体、つまり空気に、回転
体1の回転を介して遠心力を与え、上記微小間隙
3を周囲圧力より小さい負動圧にし、回転体1を
安定盤2に吸着させるようにしている。
ところが、上記の手段によつて安定化を図る場
合には、第3図に示すように、回転体1はその機
械的性質と微小間隙3に生ずる負動圧のために、
軸方向に変形し、この変形によつて情報信号の記
録密度の向上もしくは記録再生感度の向上に悪影
響を及ぼす。即ち、回転体1の内周側の変形が大
きく、内周部分7に信号を記録することは記録再
生感度上不利となる。また、回転体1の外周部分
9は空気流によつて不安定な振動を発生する部分
であるから、この外周部9も信号の記録再生に用
いられない部分となる。したがつて、信号の記録
再生に用いられる部分は、回転体1の中央部分8
に限定されることになり、記録密度の向上にとつ
て上記の安定化手段は不利である。
合には、第3図に示すように、回転体1はその機
械的性質と微小間隙3に生ずる負動圧のために、
軸方向に変形し、この変形によつて情報信号の記
録密度の向上もしくは記録再生感度の向上に悪影
響を及ぼす。即ち、回転体1の内周側の変形が大
きく、内周部分7に信号を記録することは記録再
生感度上不利となる。また、回転体1の外周部分
9は空気流によつて不安定な振動を発生する部分
であるから、この外周部9も信号の記録再生に用
いられない部分となる。したがつて、信号の記録
再生に用いられる部分は、回転体1の中央部分8
に限定されることになり、記録密度の向上にとつ
て上記の安定化手段は不利である。
一方、第2図に示すように、回転軸5に着脱さ
れる回転体1と安定盤2、および架台6に着脱さ
れる駆動モータ4をもつて構成された装置が知ら
れている。この装置における回転体1と安定盤2
は、ともに回転軸5に着脱されるようになつてい
るから、同時回転を行い、この回転運動によつて
回転体1は安定盤2に密着する。したがつて、第
1図に示した従来例のような回転体1の変形がな
く、記録密度の向上にとつては有利であるけれど
も、回転軸に加わる質量と慣性モーメントが増加
して、回転軸5の危険速度の低下と、ジヤイロ運
動の固有振れ回り周波数の低下が生じ、回転体1
に大きな振動振幅が発生する欠点がある。また、
回転軸5に加わる荷重が増加することによつて、
回転軸5と駆動モータ4の軸受部分などの寿命を
短くする欠点がある。
れる回転体1と安定盤2、および架台6に着脱さ
れる駆動モータ4をもつて構成された装置が知ら
れている。この装置における回転体1と安定盤2
は、ともに回転軸5に着脱されるようになつてい
るから、同時回転を行い、この回転運動によつて
回転体1は安定盤2に密着する。したがつて、第
1図に示した従来例のような回転体1の変形がな
く、記録密度の向上にとつては有利であるけれど
も、回転軸に加わる質量と慣性モーメントが増加
して、回転軸5の危険速度の低下と、ジヤイロ運
動の固有振れ回り周波数の低下が生じ、回転体1
に大きな振動振幅が発生する欠点がある。また、
回転軸5に加わる荷重が増加することによつて、
回転軸5と駆動モータ4の軸受部分などの寿命を
短くする欠点がある。
さらに、磁気ヘツド10を回転体1に対して浮
上させ、記録再生を行う場合、磁気ヘツド10と
回転体1との隙間において、スペーシングロスと
称される磁気損失が生じる。この磁気損失は記録
再生感度に悪影響を及ぼすものであり、この磁気
損失を消失させるために、磁気ヘツド10と回転
体1を接触させて用いる場合が多い。しかし、上
記第2図に示す装置では、磁気ヘツド10と回転
体1の接触圧力を微小もしくは一定に保持するこ
とがきわめて困難であり、磁気ヘツド10と回転
体1の摩耗が激しく、寿命が極端に短くなる欠点
を有している。
上させ、記録再生を行う場合、磁気ヘツド10と
回転体1との隙間において、スペーシングロスと
称される磁気損失が生じる。この磁気損失は記録
再生感度に悪影響を及ぼすものであり、この磁気
損失を消失させるために、磁気ヘツド10と回転
体1を接触させて用いる場合が多い。しかし、上
記第2図に示す装置では、磁気ヘツド10と回転
体1の接触圧力を微小もしくは一定に保持するこ
とがきわめて困難であり、磁気ヘツド10と回転
体1の摩耗が激しく、寿命が極端に短くなる欠点
を有している。
そこで、第1図に示した従来例を改善して、回
転体1の変形を抑制する技術として、第4図に示
すものが知られている(特公昭49−12173号公報
参照)。
転体1の変形を抑制する技術として、第4図に示
すものが知られている(特公昭49−12173号公報
参照)。
第4図において、2は駆動モータが取り付けら
れた安定盤であり、微小間隙3を存して回転体1
に対向している。安定盤2の表面つまり回転体1
の裏面との対向面11には、第5図に示すよう
に、周方向に所定間隔を存してスパイラル状溝1
2が形成されており、回転体1の回転によつて、
第4図の微小間隙3に存在する空気に、遠心力に
よる負動圧以外に、スパイラル状溝12の存在に
よる粘性ポンプ作用による正動圧を発生させ、ス
パイラル状溝12の本数、形状などの適切な選定
により、(正動圧)≧(負動圧)の関係にして、下
方から回転体1を押し上げている。
れた安定盤であり、微小間隙3を存して回転体1
に対向している。安定盤2の表面つまり回転体1
の裏面との対向面11には、第5図に示すよう
に、周方向に所定間隔を存してスパイラル状溝1
2が形成されており、回転体1の回転によつて、
第4図の微小間隙3に存在する空気に、遠心力に
よる負動圧以外に、スパイラル状溝12の存在に
よる粘性ポンプ作用による正動圧を発生させ、ス
パイラル状溝12の本数、形状などの適切な選定
により、(正動圧)≧(負動圧)の関係にして、下
方から回転体1を押し上げている。
この技術は、スラストベアリングとして用いら
れている公知の流体ベアリングの構造を利用した
ものであり、下方から回転体1を押し上げること
により、第3図のような回転体1の垂れ下り変形
を抑制できる利点がある。
れている公知の流体ベアリングの構造を利用した
ものであり、下方から回転体1を押し上げること
により、第3図のような回転体1の垂れ下り変形
を抑制できる利点がある。
発明が解決しようとする問題点
ところが、第4図の微小間隙3内の圧力は、粘
性ポンプ作用による性動圧と、遠心力による負動
圧との差の分だけしか上昇しないので、回転体1
を押し上げる力が不充分である。また、微小間隙
3内の圧力は、第5図の内周のランド部13にお
いて最大となり、外周にいくにしたがつて低下
し、最外周で周囲圧力と等しくなる。したがつ
て、第3図のように外周部が大きく垂れ下る回転
体1に対して、つまり、外周部ほど大きな押し上
げ量を必要とする回転体1に対して、適切な押し
上げ力を付加できないために回転体の変形をなめ
らかにできないうえに、回転体1の前面にわたつ
て磁気ヘツド10を接触させることができない場
合があり、その結果、上記した記録密度と記録再
生感度が低下する。
性ポンプ作用による性動圧と、遠心力による負動
圧との差の分だけしか上昇しないので、回転体1
を押し上げる力が不充分である。また、微小間隙
3内の圧力は、第5図の内周のランド部13にお
いて最大となり、外周にいくにしたがつて低下
し、最外周で周囲圧力と等しくなる。したがつ
て、第3図のように外周部が大きく垂れ下る回転
体1に対して、つまり、外周部ほど大きな押し上
げ量を必要とする回転体1に対して、適切な押し
上げ力を付加できないために回転体の変形をなめ
らかにできないうえに、回転体1の前面にわたつ
て磁気ヘツド10を接触させることができない場
合があり、その結果、上記した記録密度と記録再
生感度が低下する。
また、回転体1と安定盤2間の微小間隙3に外
周から空気が吸入される際に、塵埃も吸入され、
この塵埃が回転体1の裏面と安定盤2の表面に付
着して、回転体1と磁気ヘツド10を汚すおそれ
がある。
周から空気が吸入される際に、塵埃も吸入され、
この塵埃が回転体1の裏面と安定盤2の表面に付
着して、回転体1と磁気ヘツド10を汚すおそれ
がある。
この発明は上記従来の欠点を除去するためにな
されたものであり、回転体の変形を効果的に抑制
して、記録密度が高く、記録再生感度が良好で、
しかも、回転体や磁気ヘツドを空気中の塵埃で汚
すおそれのない情報信号の記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
されたものであり、回転体の変形を効果的に抑制
して、記録密度が高く、記録再生感度が良好で、
しかも、回転体や磁気ヘツドを空気中の塵埃で汚
すおそれのない情報信号の記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、この発明は、回転
体との間に微小間隙を存して対向配置された安定
盤にスパイラル状溝を設け、このスパイラル状溝
を、その内周端部が内周側へ向かつて開口し、か
つ回転体の回転方向に対して前向きに傾斜しなが
ら遠心方向へ延びる形状とし、上記安定盤におけ
るスパイラル状溝の下方に、安定盤の外方からス
パイラル状溝の内周側へ空気を流入させる空気流
入口を設けると共に、上記回転体の外周縁部に回
転体の軸方向に突出する突縁を設けている。さら
に、この発明は、上記安定盤に設けられて上記ス
パイラル状溝の外周端部を閉塞するランド部を備
えている。
体との間に微小間隙を存して対向配置された安定
盤にスパイラル状溝を設け、このスパイラル状溝
を、その内周端部が内周側へ向かつて開口し、か
つ回転体の回転方向に対して前向きに傾斜しなが
ら遠心方向へ延びる形状とし、上記安定盤におけ
るスパイラル状溝の下方に、安定盤の外方からス
パイラル状溝の内周側へ空気を流入させる空気流
入口を設けると共に、上記回転体の外周縁部に回
転体の軸方向に突出する突縁を設けている。さら
に、この発明は、上記安定盤に設けられて上記ス
パイラル状溝の外周端部を閉塞するランド部を備
えている。
作 用
この発明によれば、回転体の回転にともない、
空気流入口からスパイラル状溝の内周側へ空気が
流入したのち、回転体と安定盤との間の微小間隙
に入り、この空気が、遠心力と粘性ポンプ作用と
によつて外周へ引き出されようとするが、回転体
の突縁により、空気の外周からの排出が妨げられ
る。その結果、微小間隙内の空気は、遠心力によ
る正動圧と粘性ポンプ作用による正動圧の両方が
プラスされて、大きな正圧力となり、しかも、回
転体の外周にいくにしたがつて圧力が大きくな
る。この圧力により回転体を押し上げて、回転体
をなめらかな変形状態にする。
空気流入口からスパイラル状溝の内周側へ空気が
流入したのち、回転体と安定盤との間の微小間隙
に入り、この空気が、遠心力と粘性ポンプ作用と
によつて外周へ引き出されようとするが、回転体
の突縁により、空気の外周からの排出が妨げられ
る。その結果、微小間隙内の空気は、遠心力によ
る正動圧と粘性ポンプ作用による正動圧の両方が
プラスされて、大きな正圧力となり、しかも、回
転体の外周にいくにしたがつて圧力が大きくな
る。この圧力により回転体を押し上げて、回転体
をなめらかな変形状態にする。
また、上記微小間隙内の空気は、スパイラル状
溝の下方の空気流入口を通つたのち、微小間隙に
向かつて上昇する際、重力によつて塵埃が除去さ
れて清浄化される。
溝の下方の空気流入口を通つたのち、微小間隙に
向かつて上昇する際、重力によつて塵埃が除去さ
れて清浄化される。
発明の実施例
以下、図面にしたがつてこの発明の実施例を説
明する。
明する。
第6図において、1は可撓性のシートもしくは
デイスクなどからなる回転体であり、この回転体
1は回転軸5に対して着脱可能に設定され、回転
軸5とともに回転する。2は安定盤であり、上記
回転軸5および回転体1を回転駆動させる駆動モ
ータ4が着脱可能に固定されている。上記回転体
1と安定盤2は微小間隙3を存して対向してお
り、安定盤2の表面、つまり回転体1の裏面との
対向面11には、第7図に示すように、周方向に
所定間隔を存して多数のスパイラル状溝12が形
成されている。
デイスクなどからなる回転体であり、この回転体
1は回転軸5に対して着脱可能に設定され、回転
軸5とともに回転する。2は安定盤であり、上記
回転軸5および回転体1を回転駆動させる駆動モ
ータ4が着脱可能に固定されている。上記回転体
1と安定盤2は微小間隙3を存して対向してお
り、安定盤2の表面、つまり回転体1の裏面との
対向面11には、第7図に示すように、周方向に
所定間隔を存して多数のスパイラル状溝12が形
成されている。
上記スパイラル状溝12は、第5図の従来例と
は異なり、内周端部12aが内周側へ向つて開口
しており、外周端部12bは、安定盤2に設けら
れたランド部13により閉塞させている。また、
上記スパイラル状溝12は、回転体1の回転方向
に対して前向きに傾斜しながら遠心方向へ延びた
形状となつており、この形状が粘性ポンプ作用に
より最も高い圧力を発生させることが知られてい
る。
は異なり、内周端部12aが内周側へ向つて開口
しており、外周端部12bは、安定盤2に設けら
れたランド部13により閉塞させている。また、
上記スパイラル状溝12は、回転体1の回転方向
に対して前向きに傾斜しながら遠心方向へ延びた
形状となつており、この形状が粘性ポンプ作用に
より最も高い圧力を発生させることが知られてい
る。
上記安定盤2におけるスパイラル状溝12の下
方には、安定盤2の外方からスパイラル状溝12
の内周側へ空気を流入させる空気流入口14が設
けられ、さらに上記回転体1の外周縁部には、回
転体1の軸方向へ突出するグルーブガードと称さ
れる突縁15が一体形成されている。
方には、安定盤2の外方からスパイラル状溝12
の内周側へ空気を流入させる空気流入口14が設
けられ、さらに上記回転体1の外周縁部には、回
転体1の軸方向へ突出するグルーブガードと称さ
れる突縁15が一体形成されている。
上記構成において、回転体1の回転によつて、
空気が矢印Aで示すように空気流入口14からス
パイラル状溝12の内周側へ流入し、さらに、回
転体1と安定盤2との間の微小間隙3に入る。こ
の空気は、遠心力と粘性ポンプ作用とによつて外
周へ引き出されようとするが、安定盤2のランド
部13と回転体1の突縁15の両方により、空気
の外周からの排出が妨げられる。その結果、微小
間隙3内の空気は、遠心力による正動圧と粘性ポ
ンプ作用による正動圧の両方がプラスされて、大
きな正圧力が得られ、この圧力は、第4図の従来
例の場合と同様に、ランド部13の近傍で最大と
なる。したがつて、回転体1を全体的に大きな力
で押し上げることができ、しかも、回転体1の外
周にいくにしたがつて押し上げ力が大きくなるの
で、第3図のように外周部が垂れ下がろうとする
回転体1を有効に押し上げて、回転体1をなめら
かな変形状体とすることができる。
空気が矢印Aで示すように空気流入口14からス
パイラル状溝12の内周側へ流入し、さらに、回
転体1と安定盤2との間の微小間隙3に入る。こ
の空気は、遠心力と粘性ポンプ作用とによつて外
周へ引き出されようとするが、安定盤2のランド
部13と回転体1の突縁15の両方により、空気
の外周からの排出が妨げられる。その結果、微小
間隙3内の空気は、遠心力による正動圧と粘性ポ
ンプ作用による正動圧の両方がプラスされて、大
きな正圧力が得られ、この圧力は、第4図の従来
例の場合と同様に、ランド部13の近傍で最大と
なる。したがつて、回転体1を全体的に大きな力
で押し上げることができ、しかも、回転体1の外
周にいくにしたがつて押し上げ力が大きくなるの
で、第3図のように外周部が垂れ下がろうとする
回転体1を有効に押し上げて、回転体1をなめら
かな変形状体とすることができる。
そのため、記録再生可能な部分を外周より内周
に至る前面に拡大し得て、記録密度を向上させる
ことができる。また、回転体1をその前面にわた
つて磁気ヘツド10に接触させることができるの
で、磁気損失が抑制され、記録再生感度が向上す
る。なお、回転体1と磁気ヘツド10とを接触状
態で記録再生する場合に、微小間隙3の圧力分布
が明らかであるため、磁気ヘツド10を半径方向
に移動させる際に、磁気ヘツド10の回転体1に
対する押し付け力を圧力分布と等しくなるように
変化させれば、磁気ヘツド10と回転体1との接
触圧力を、回転体1の前面にわたつて一定にする
ことが可能であり、摩耗を減少させて寿命の向上
を図ることができる。
に至る前面に拡大し得て、記録密度を向上させる
ことができる。また、回転体1をその前面にわた
つて磁気ヘツド10に接触させることができるの
で、磁気損失が抑制され、記録再生感度が向上す
る。なお、回転体1と磁気ヘツド10とを接触状
態で記録再生する場合に、微小間隙3の圧力分布
が明らかであるため、磁気ヘツド10を半径方向
に移動させる際に、磁気ヘツド10の回転体1に
対する押し付け力を圧力分布と等しくなるように
変化させれば、磁気ヘツド10と回転体1との接
触圧力を、回転体1の前面にわたつて一定にする
ことが可能であり、摩耗を減少させて寿命の向上
を図ることができる。
さらに、空気はスパイラル状溝12の下方の空
気流入口14から流入し、上昇したのち、微小間
隙3に入るから、この上昇中に塵埃が重力で除去
されるので、清浄な空気のみが微小間隙3に入
る。したがつて、回転体1の裏面および安定盤2
の表面に塵埃が付着し、回転体1や磁気ヘツド1
0を汚すおそれがなくなる。
気流入口14から流入し、上昇したのち、微小間
隙3に入るから、この上昇中に塵埃が重力で除去
されるので、清浄な空気のみが微小間隙3に入
る。したがつて、回転体1の裏面および安定盤2
の表面に塵埃が付着し、回転体1や磁気ヘツド1
0を汚すおそれがなくなる。
なお、上記ランド部13がなくても、突縁15
を設けることによつてそれ相応の効果があること
はいうまでもない。
を設けることによつてそれ相応の効果があること
はいうまでもない。
発明の効果
以上説明したように、この発明によれば、回転
体と安定盤の間の微小間隙内の空気は、遠心力に
よる正動圧と粘性ポンプ作用による正動圧の両方
がプラスされて、大きな正圧力となり、しかも、
回転体の外周にいくにしたがつて圧力が大きくな
るから、この圧力により回転体を押し上げて、回
転体をなめらかな変形状態とすることができる。
したがつて、記録再生可能な部分を外周より内周
に至る前面に拡大して、記録密度を向上させるこ
とができる。また、回転体をその前面にわたつて
磁気ヘツドに接触させることができるので、磁気
損失が抑制されて、記録再生感度が向上する。
体と安定盤の間の微小間隙内の空気は、遠心力に
よる正動圧と粘性ポンプ作用による正動圧の両方
がプラスされて、大きな正圧力となり、しかも、
回転体の外周にいくにしたがつて圧力が大きくな
るから、この圧力により回転体を押し上げて、回
転体をなめらかな変形状態とすることができる。
したがつて、記録再生可能な部分を外周より内周
に至る前面に拡大して、記録密度を向上させるこ
とができる。また、回転体をその前面にわたつて
磁気ヘツドに接触させることができるので、磁気
損失が抑制されて、記録再生感度が向上する。
さらに、上記微小間隙内の空気は、空気流入口
を通る際に重力によつて塵埃が除去されて清浄化
されているから、回転体や磁気ヘツドを塵埃で汚
すおそれがない。
を通る際に重力によつて塵埃が除去されて清浄化
されているから、回転体や磁気ヘツドを塵埃で汚
すおそれがない。
第1図は第1の従来装置を示す正面図、第2図
は第2の従来装置を示す正面図、第3図は上記第
1の従来装置の使用時における回転体の変形状態
を示す説明図、第4図は第3の従来装置を示す正
面図、第5図は同装置の安定盤の平面図、第6図
はこの発明の一実施例を示す正面図、第7図は同
実施例の安定盤の平面図である。 1……回転体、2……安定盤、3……微小間
隙、5……回転軸、11……対向面、12……ス
パイラル状溝、12a……内周端部、12b……
外周端部、13……ランド部、14……空気流入
口、15……突縁。なお、図中、同一符号は同一
または相当部分を示す。
は第2の従来装置を示す正面図、第3図は上記第
1の従来装置の使用時における回転体の変形状態
を示す説明図、第4図は第3の従来装置を示す正
面図、第5図は同装置の安定盤の平面図、第6図
はこの発明の一実施例を示す正面図、第7図は同
実施例の安定盤の平面図である。 1……回転体、2……安定盤、3……微小間
隙、5……回転軸、11……対向面、12……ス
パイラル状溝、12a……内周端部、12b……
外周端部、13……ランド部、14……空気流入
口、15……突縁。なお、図中、同一符号は同一
または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 可撓性のシートもしくはデイスクからなり、
かつ回転軸とともに回転する回転体の裏面に対し
て、微小間隙を存して安定盤が対向して設置さ
れ、上記安定盤における回転体裏面との対向面
に、内周端部が内周側へ向つて開口し、かつ回転
体の回転方向に対して前向きに傾斜しながら遠心
方向へ延びる多数のスパイラル状溝が、周方向へ
所定間隔を存して多数形成され、上記安定盤にお
けるスパイラル状溝の下方に、安定盤の外方から
スパイラル状溝の内周側へ空気を流入させる空気
流入口が設けられ、さらに、上記回転体の外周縁
部に一体形成されて回転体の軸方向へ突出する突
縁を備えてなる情報信号の記録再生装置。 2 安定盤のスパイラル状溝の外周端部が上記安
定盤に設けられたランド部によつて閉塞されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の情報信号の記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5895679A JPS55150171A (en) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | Recording and reproducing device for information signal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5895679A JPS55150171A (en) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | Recording and reproducing device for information signal |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55150171A JPS55150171A (en) | 1980-11-21 |
JPS6259382B2 true JPS6259382B2 (ja) | 1987-12-10 |
Family
ID=13099282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5895679A Granted JPS55150171A (en) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | Recording and reproducing device for information signal |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55150171A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61180962A (ja) * | 1985-12-28 | 1986-08-13 | Sony Corp | 回転シ−ト案内装置 |
KR100585151B1 (ko) * | 2004-07-05 | 2006-05-30 | 삼성전자주식회사 | 하드 디스크 드라이브 |
JP5519173B2 (ja) * | 2009-04-17 | 2014-06-11 | サムスン電機ジャパンアドバンスドテクノロジー株式会社 | ディスク駆動装置 |
JP5856400B2 (ja) * | 2011-07-11 | 2016-02-09 | 日本放送協会 | ディスク装置 |
-
1979
- 1979-05-11 JP JP5895679A patent/JPS55150171A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55150171A (en) | 1980-11-21 |
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