JPH0115018Y2 - - Google Patents

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JPH0115018Y2
JPH0115018Y2 JP11122983U JP11122983U JPH0115018Y2 JP H0115018 Y2 JPH0115018 Y2 JP H0115018Y2 JP 11122983 U JP11122983 U JP 11122983U JP 11122983 U JP11122983 U JP 11122983U JP H0115018 Y2 JPH0115018 Y2 JP H0115018Y2
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JP
Japan
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sheet
pad
pads
head
seat
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JP11122983U
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JPS6020060U (ja
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はシートを挾んでヘツドと反対の側のシ
ートレコーダ本体に設けられ、移動する上記ヘツ
ドの両側に配されたシートレコーダのパツドに係
り、更に詳しくはシートとの間にエアフイルムを
形成するようにしたシートレコーダのパツドに関
する。
背景技術とその問題点 従来、シートレコーダにおいては、シートを挾
んでヘツドと反対の側のシートレコーダ本体にパ
ツドを設け、このパツドを移動するヘツドの両側
に配し、このパツドでシートに強制変形を与えて
テント形状(第1図参照)を作り、これによつて
シートとヘツドとの当りをとつていた。そしてパ
ツドを直接シートに圧着するとパツドがシートに
擦れてシートに傷をつけ、シートの耐久性が損わ
れるので、パツド面(パツドのシートとの接触
面)に植毛や不織布等の緩衝物を取付け、この緩
衝物がシートに触れてシートの変形が得られ、当
りが得られるようにしていた。
しかしこの方法では植毛や不織布が常にシート
に擦られているから、長時間使用するとごみが溜
り、当りが悪くなることがある。又植毛や不織布
ではパツド面に均一な面を得ることがむずかし
く、このためヘツドがシートの内外周の何れにお
いても常に良い当りを出すことは、非常にむずか
しい状況にあつた。
考案の目的 本考案は以上のような実情に鑑みなされたもの
でその目的は、植毛や不織布を用いなくてもシー
トに傷をつけるようなことがなく、そして長時間
使用してもヘツドの安定した当りが得られ、しか
も均一なパツド面を作ることが比較的容易で、ヘ
ツドがシートの内外周の何れにおいても常に良好
な当りを得ることができるシートレコーダのパツ
ドを提供することにある。
考案の概要 本考案は以上の目的を達成するため、シートを
挾んでヘツドと反対の側のシートレコーダ本体に
設けられ、移動する上記ヘツドの両側に配された
シートレコーダのパツドにおいて、このパツドの
上記シートとの接触面の夫々に、上記シートのほ
ぼ円周方向に曲率を持つパツド面を形成すると共
に、少なくともこのパツド面に低摩擦材の層を設
けるようにした。
以上のように構成することにより、パツドとシ
ートとの間にエアフイルムが形成されるから、植
毛や不織布を用いなくてもシートを傷つけるよう
なことがなくなり、長時間使用しても安定したシ
ートとヘツドとの当りが得られるようになる。又
均一なパツド面を作ることが比較的容易となるの
で、シートの内外周の何れにおいても常に良好な
ヘツドの当りを得ることができるようになる。又
パツド面には低摩擦材の層が設けられているの
で、スタート/ストツプ時においてもシートを傷
つけることが一属少なくなる。
実施例 以下本考案の実施例の説明に入る前に、先ず第
1図により本考案の原理について説明する。
ヘツド1の反対側にシート2を挾んでシート2
のほぼ円周方向(回転方向)に曲率Rを持つパツ
ド3a,3bが、シート2の半径方向に移動する
ヘツド1の両側に配されている。そしてパツド3
a,3bをシート2に圧着してテント形状を作
り、シート2を矢印a方向に回転させると、シー
ト2は所定の速度でパツド3a,3b及びヘツド
1に当る。ところがシート2は速度があるので空
気を巻き込み、パツド3a,3bとの間で空気圧
が生じ、下記の一般式(1)によりエアフイルム4
a,4bが発生する。
Δh=KR(μV/T)n ……(1) ここに、Δh=エアフイルム厚さ K=定数 R=パツドの曲率 μ=空気の粘性係数 V=シート速度 T=シート張力 n=定数 である。
この一般式から、シート2はパツド3a,3b
から僅かに離れて浮き上ることになる(実際には
パツド3a,3bは固定されているから、シート
2が変形して若干下ることになる)。実験による
と、パツド3a,3bのパツド面における曲率が
R30(半径30ミリ)位でヘツド力が0.6〜0.7g(グ
ラム)の時、8〜15μ(ミクロン)のエアフイル
ム4a,4bができることが確認されている。こ
のようにパツド3a,3bとシート2との間に
は、シート2の回転中エアフイルム4a,4bが
できるから、シート2はパツド3a,3bによつ
て傷つけられることがなく、かつ良好なヘツドの
当りが得られることになる。
次に第1図〜第3図により本考案の一実施例に
ついて説明する。前記シートのほぼ円周方向(回
転方向)に夫々例えばR30の曲率を持つたパツド
3a,3bが、V字形状をしたアルミ基台5に突
設されており、この基台5と一体に成形されてい
る。そして両パツド3a,3bのシート2に対す
る外周側の端部は、その表面が両パツド面に接す
る連結部材6によつて結ばれている。一般にシー
ト2の外周部は剛性が弱く、又遠心力によるシー
ト張力Tが小さいから、シート2がばたつき易
く、エアフイルムが安定しない。このためパツド
3a,3b間に凹みを設けず、外周部を連結部材
6による連続面とすると、エアフイルムが安定す
ることになる。なおこの連続面は外周部だけでな
く、内周部にもつけて良い。
ところでシート2がスタート/ストツプする時
には、前記一般式(1)におけるVが減るから、エア
フイルム4a,4bが薄くなつてパツド3a,3
bとシート2とが接することがある。そこでこの
場合に備え、パツド3a,3bの表面に潤滑アル
マイト処理や、テフロンコーテイングなどが施さ
れた低摩擦材の層7が形成されている(第1図)。
従つてスタート/ストツプ時にパツド3a,3b
がシート2を傷つけることが一層少なくなる。
次にV形状の基台5には第3図に示す如く、V
字状の三点位置に3個のめねじ孔8a,8b,8
cが設けられており、又これらのめねじ孔8a,
8b,8cの近傍には、夫々座ぐり面を有する貫
通孔9a,9b,9cが形成されている。そして
これらの貫通孔のうち9aは円形孔であるが、9
bはシート2の円周方向の長孔、9cは半径方向
の長孔に夫々形成されている。又パツド3a,3
b間の基台5には、貫通する長孔10が形成され
ている。この長孔10はヘツド1の突出しに対応
するもので、この長孔は貫通しなくても、凹みで
あれば良い。
次に第2図により上記パツドのシートレコーダ
本体への取付けにつき説明する。蓋12の所定の
位置に、前記基台5の貫通孔9a,9b,9cに
挿通されて、その大きな頭部が前記座ぐり面内に
かくれるようになされたガイドピン13a,13
b,13cが固着されている。そしてこれらのガ
イドピン13a〜13cの夫々には基台5と蓋1
2との間に図示されていない圧縮ばねが嵌装され
ており、この圧縮ばねにより基台5即ちパツド3
a,3bはシート2側に付勢されていて、シート
2の回転中振動しないように構成されている。又
符号14a,14b,14cは前記基台5のめね
じ8a,8b,8cに夫々螺入されたパツド3
a,3bの高さ及び傾き調整ねじである。そして
蓋12が閉められてロツクされた時、調整ねじ1
4a,14bの頭は図示されていないシヤーシ1
5上の基準面に、又調整ねじ14cの頭はシヤー
シ15上の回転駆動軸16の頂面である基準面
に、夫々当接するように調整され、調整後は基台
5に固着される。このようにパツド3a,3bは
三点で調整され、ヘツド1に対して常に所定の正
しい位置に保持されるように構成されており、こ
れによつて前記ヘツド1の良好な当りが維持され
る。なお前記長孔9b,9cはこの調整時の長孔
である。
次にシートレコーダの動作につき簡単に説明す
る。第2図において、前記回転駆動軸16にシー
ト2(図示せず)がパツクごと装着され、シート
2はシヤーシ15の下面側に設けられた駆動モー
タからベルト17を介して回転駆動される。この
時回動レバー18に取付けられた調整可能なヘツ
ド1は、レバー18が同じくシヤーシ15の下面
側に設けられたステツピングモータにより支点ピ
ン19を中心に回動することにより、シート2の
中心即ち回転駆動軸16の中心に向つて移動す
る。なお回動レバー18は引張ばね20によつて
常に往回動方向に付勢されており、これによつて
歯車のバツクラツシユを吸収するようになされて
いる。又回動レバー18は門形の部材21a,2
1bとレバー18との間に介在する圧縮ばね22
a,22bによつて摺動面に押付けられた状態で
移動する。
なお以上説明したパツド3a,3bは基台5と
一体に成形されているが、これを別個に成形して
一体的に結合してもよい。何れにしてもパツド3
a,3bは成形されるから、パツド面を均一な面
に形成することが容易である。従つてヘツド1が
シート2の内外周の何れにおいても常に良い当り
を得ることが容易となる。又パツド3a,3bは
必ずしも金属でなくてもよく、例えば合成樹脂成
形品であつてもよい。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、パツドと
シートとの接触面に、上記シートのほぼ円周方向
に曲率を持つパツド面が形成され、パツドとシー
トとの間にエアフイルムを形成するようにしたの
で、パツドとシートとの間は非接触となる。従つ
て従来のように植毛や不織布を用いなくてもシー
トに傷をつけるようなことがなくなり、従来の植
毛や不織布の様にごみ等による経時変化を受ける
ことが少なくなるから、長時間使用しても安定し
たヘツドの当りが得られると共に、シートの耐久
性が一段と向上する。
又本考案によれば従来のように植毛や不織布を
用いないので、均一なパツド面を形成することが
容易となり、内外周共ヘツドの良い当りを得るこ
とが可能となる。
又本考案によれば、上記パツド面には低摩擦材
の層が設けられているから、スタート/ストツプ
時にパツドがシートを傷つけるようなことが一層
少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理説明図で第3図の−
線矢視断面図、第2図はシートレコーダの蓋を開
いた状態の要部斜視図、第3図は本考案のパツド
及び同基台の斜視図である。 なお図面に用いられた符号において、1……ヘ
ツド、2……シート、3a,3b……パツド、4
a,4b……エアフイルム、7……低摩擦材の
層、12……蓋(シートレコーダ本体)、R……
円周方向の曲率である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートを挾んでヘツドと反対の側のシートレコ
    ーダ本体に設けられ、移動する上記ヘツドの両側
    に配されたシートレコーダのパツドにおいて、こ
    のパツドの上記シートとの接触面の夫々に、上記
    シートのほぼ円周方向に曲率を持つパツド面を形
    成すると共に、少なくともこのパツド面に低摩擦
    材の層を設けるようにしたことを特徴とするシー
    トレコーダのパツド。
JP11122983U 1983-07-18 1983-07-18 シ−トレコ−ダのパツド Granted JPS6020060U (ja)

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JP11122983U JPS6020060U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 シ−トレコ−ダのパツド

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JP11122983U JPS6020060U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 シ−トレコ−ダのパツド

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Publication Number Publication Date
JPS6020060U JPS6020060U (ja) 1985-02-12
JPH0115018Y2 true JPH0115018Y2 (ja) 1989-05-02

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JP11122983U Granted JPS6020060U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 シ−トレコ−ダのパツド

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