JPH05126967A - 回転防止装置 - Google Patents
回転防止装置Info
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- JPH05126967A JPH05126967A JP31755191A JP31755191A JPH05126967A JP H05126967 A JPH05126967 A JP H05126967A JP 31755191 A JP31755191 A JP 31755191A JP 31755191 A JP31755191 A JP 31755191A JP H05126967 A JPH05126967 A JP H05126967A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モジュ−ル収納部に収納配置された円盤状の
モジュ−ルとセンサ保持部内に保持されたセンサ−ユニ
ットとを電気的に接続するための可撓性回路基板の断線
事故を未然に防止することが可能な回転防止装置を提供
することを目的とする。 【構成】 モジュ−ル11の外周に形成された突部13
が連通孔2の一端に形成された開口部12と適合するよ
うにして、機器本体1の下部方向からモジュ−ル11を
モジュ−ル収納部20の内部に収納する。すると、モジ
ュ−ル11の外周面がモジュ−ル収納部20の下部側面
に当接しながら収納されてゆくとともに、前記突部13
が前記開口部12内に挿入されてゆく。このため、突部
13と開口部12とがモジュ−ル11とは互いに嵌合す
ることとなる。したがって、収納されたモジュ−ル11
がモジュ−ル収納部20の内部において、周方向に回転
するような事態が未然に防止される。
モジュ−ルとセンサ保持部内に保持されたセンサ−ユニ
ットとを電気的に接続するための可撓性回路基板の断線
事故を未然に防止することが可能な回転防止装置を提供
することを目的とする。 【構成】 モジュ−ル11の外周に形成された突部13
が連通孔2の一端に形成された開口部12と適合するよ
うにして、機器本体1の下部方向からモジュ−ル11を
モジュ−ル収納部20の内部に収納する。すると、モジ
ュ−ル11の外周面がモジュ−ル収納部20の下部側面
に当接しながら収納されてゆくとともに、前記突部13
が前記開口部12内に挿入されてゆく。このため、突部
13と開口部12とがモジュ−ル11とは互いに嵌合す
ることとなる。したがって、収納されたモジュ−ル11
がモジュ−ル収納部20の内部において、周方向に回転
するような事態が未然に防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度、圧力、磁気等
を検出するセンサを備えた電子時計などに適用して有用
な回転防止装置に関する。
を検出するセンサを備えた電子時計などに適用して有用
な回転防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転防止装置としては、
時計本体に形成されたモジュ−ル収納部内に収納される
円盤状のモジュ−ルの外周部に突起を形成する一方で、
時計本体側には前記突起と係合する凹部を形成し、これ
ら突起および凹部同士を互いに係合することにより、モ
ジュ−ル収納部内での円盤状のモジュ−ルの回転防止を
行なう方法や、センサ−ユニットを保持するリュ−ズパ
イプを円盤状のモジュ−ルの外周に形成された嵌合溝部
内に嵌入し、これらパイプおよび嵌合溝部同士を互いに
係合することにより、モジュ−ル収納部内での円盤状の
モジュ−ルの回転防止を行なう方法が知られている。
時計本体に形成されたモジュ−ル収納部内に収納される
円盤状のモジュ−ルの外周部に突起を形成する一方で、
時計本体側には前記突起と係合する凹部を形成し、これ
ら突起および凹部同士を互いに係合することにより、モ
ジュ−ル収納部内での円盤状のモジュ−ルの回転防止を
行なう方法や、センサ−ユニットを保持するリュ−ズパ
イプを円盤状のモジュ−ルの外周に形成された嵌合溝部
内に嵌入し、これらパイプおよび嵌合溝部同士を互いに
係合することにより、モジュ−ル収納部内での円盤状の
モジュ−ルの回転防止を行なう方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の回転防止装置の場合、時計本体が合成樹脂材料で射
出成形されているときは、時計本体とモジュ−ルとが多
少の寸法誤差をもって形成された場合でも、合成樹脂材
料の有する弾力性により、円盤状のモジュ−ルの外周部
に形成された突起と時計本体側に形成された凹部とを、
また、リュ−ズパイプ等と円盤状のモジュ−ルの外周に
形成された嵌合溝部とを、それぞれ互いに係合すること
ができるものの、時計本体全体が金属材料で形成された
場合には、時計本体とモジュ−ルとが多少なりとも寸法
誤差をもって形成されると、円盤状のモジュ−ルの外周
部に形成された突起と時計本体側に形成された凹部と
を、また、リュ−ズパイプ等と円盤状のモジュ−ルの外
周に形成された嵌合溝部とを、それぞれ互いに係合する
ことができない、という問題点があった。また、時計本
体に形成されたモジュ−ル収納部内に収納されるモジュ
−ルは、円盤状に形成されているので、この円盤状のモ
ジュ−ルが前記モジュ−ル収納部内で回転すると、その
回転により、モジュ−ル収納部内に収納配置された円盤
状のモジュ−ルと前記センサ−ユニットとを電気的に接
続する可撓性の回路基板が引っ張られて断線する、とい
う問題点もあった。この発明は、こうした従来の問題点
に鑑みてなされたものであり、機器本体と該機器本体に
形成されたモジュ−ル収納部に収納配置される円盤状の
モジュ−ルとが多少なりとも精度の高い寸法で成形され
ていなくとも、モジュ−ル収納部にモジュ−ルを迅速か
つ確実に収納配置することができるとともに、モジュ−
ル収納部に収納配置された円盤状のモジュ−ルとセンサ
保持部内に保持されたセンサ−ユニットとを電気的に接
続する可撓性回路基板の断線事故などを未然に防止する
ことが可能な回転防止装置を提供することを目的とす
る。
来の回転防止装置の場合、時計本体が合成樹脂材料で射
出成形されているときは、時計本体とモジュ−ルとが多
少の寸法誤差をもって形成された場合でも、合成樹脂材
料の有する弾力性により、円盤状のモジュ−ルの外周部
に形成された突起と時計本体側に形成された凹部とを、
また、リュ−ズパイプ等と円盤状のモジュ−ルの外周に
形成された嵌合溝部とを、それぞれ互いに係合すること
ができるものの、時計本体全体が金属材料で形成された
場合には、時計本体とモジュ−ルとが多少なりとも寸法
誤差をもって形成されると、円盤状のモジュ−ルの外周
部に形成された突起と時計本体側に形成された凹部と
を、また、リュ−ズパイプ等と円盤状のモジュ−ルの外
周に形成された嵌合溝部とを、それぞれ互いに係合する
ことができない、という問題点があった。また、時計本
体に形成されたモジュ−ル収納部内に収納されるモジュ
−ルは、円盤状に形成されているので、この円盤状のモ
ジュ−ルが前記モジュ−ル収納部内で回転すると、その
回転により、モジュ−ル収納部内に収納配置された円盤
状のモジュ−ルと前記センサ−ユニットとを電気的に接
続する可撓性の回路基板が引っ張られて断線する、とい
う問題点もあった。この発明は、こうした従来の問題点
に鑑みてなされたものであり、機器本体と該機器本体に
形成されたモジュ−ル収納部に収納配置される円盤状の
モジュ−ルとが多少なりとも精度の高い寸法で成形され
ていなくとも、モジュ−ル収納部にモジュ−ルを迅速か
つ確実に収納配置することができるとともに、モジュ−
ル収納部に収納配置された円盤状のモジュ−ルとセンサ
保持部内に保持されたセンサ−ユニットとを電気的に接
続する可撓性回路基板の断線事故などを未然に防止する
ことが可能な回転防止装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】こうした目的を解決する
ために、この発明は、機器本体と、この機器本体に設け
られたセンサ保持部内に収納されたセンサ−ユニット
と、前記機器本体に形成されたモジュ−ル収納部内に収
納配置された円盤状のモジュ−ルと、前記センサ−ユニ
ットと前記モジュ−ルとを、前記機器本体に形成された
連通孔を介して、電気的に接続する可撓性の回路基板と
を備えている。前記連通孔の前記モジュ−ル収納部側の
位置には、第1の係合部が形成されているとともに、前
記モジュ−ルの外周には、前記第1の係合部と互いに係
合し、前記モジュ−ル収納部内での前記モジュ−ルの回
転を防止するための第2の係合部が形成されている。前
記連通孔の前記モジュ−ル収納部側の位置に形成した第
1の係合部と前記モジュ−ルの外周に形成した第2の係
合部とは、互いに係合し、前記モジュ−ル収納部内で前
記モジュ−ルが周方向に回転するのを防止するようにな
っている。前記第1の係合部は、たとえば、前記モジュ
−ル収納部内への前記モジュ−ルの収納方向に開口する
開口部であり、前記第2の係合部は、たとえば、前記開
口部と係合し、前記モジュ−ル収納部内での前記モジュ
−ルの回転を防止する突部である。また、前記突部は、
前記円盤状のモジュ−ルの周方向に形成された一対の突
起である。
ために、この発明は、機器本体と、この機器本体に設け
られたセンサ保持部内に収納されたセンサ−ユニット
と、前記機器本体に形成されたモジュ−ル収納部内に収
納配置された円盤状のモジュ−ルと、前記センサ−ユニ
ットと前記モジュ−ルとを、前記機器本体に形成された
連通孔を介して、電気的に接続する可撓性の回路基板と
を備えている。前記連通孔の前記モジュ−ル収納部側の
位置には、第1の係合部が形成されているとともに、前
記モジュ−ルの外周には、前記第1の係合部と互いに係
合し、前記モジュ−ル収納部内での前記モジュ−ルの回
転を防止するための第2の係合部が形成されている。前
記連通孔の前記モジュ−ル収納部側の位置に形成した第
1の係合部と前記モジュ−ルの外周に形成した第2の係
合部とは、互いに係合し、前記モジュ−ル収納部内で前
記モジュ−ルが周方向に回転するのを防止するようにな
っている。前記第1の係合部は、たとえば、前記モジュ
−ル収納部内への前記モジュ−ルの収納方向に開口する
開口部であり、前記第2の係合部は、たとえば、前記開
口部と係合し、前記モジュ−ル収納部内での前記モジュ
−ルの回転を防止する突部である。また、前記突部は、
前記円盤状のモジュ−ルの周方向に形成された一対の突
起である。
【0005】
【作用】この発明は、モジュ−ルの外周に形成された突
部が連通孔の一端に形成された開口部と適合するように
して、機器本体の下部方向からモジュ−ルをモジュ−ル
収納部の内部に収納する。すると、モジュ−ルの外周面
がモジュ−ル収納部の下部側面に当接しながら収納され
てゆくとともに、前記突部が前記開口部内に挿入されて
ゆく。このため、突部と開口部とがモジュ−ルとは互い
に嵌合することとなる。したがって、収納されたモジュ
−ルがモジュ−ル収納部の内部において、周方向に回転
するような事態を未然に防止することができる。この結
果、前記センサ−ユニットと前記モジュ−ルとを、前記
機器本体に形成された連通孔内を通じて、電気的に接続
している可撓性回路基板がモジュ−ルの周方向へ回転す
ることなく、その可撓性回路基板が破損するような事態
を確実に防止することができる。
部が連通孔の一端に形成された開口部と適合するように
して、機器本体の下部方向からモジュ−ルをモジュ−ル
収納部の内部に収納する。すると、モジュ−ルの外周面
がモジュ−ル収納部の下部側面に当接しながら収納され
てゆくとともに、前記突部が前記開口部内に挿入されて
ゆく。このため、突部と開口部とがモジュ−ルとは互い
に嵌合することとなる。したがって、収納されたモジュ
−ルがモジュ−ル収納部の内部において、周方向に回転
するような事態を未然に防止することができる。この結
果、前記センサ−ユニットと前記モジュ−ルとを、前記
機器本体に形成された連通孔内を通じて、電気的に接続
している可撓性回路基板がモジュ−ルの周方向へ回転す
ることなく、その可撓性回路基板が破損するような事態
を確実に防止することができる。
【0006】
【実施例】以下、この発明を図示する実施例に基づいて
説明する。図1はこの発明の一実施例に係る回転防止装
置内に形成された連通孔の周辺を示す断面図、図2は当
該回転防止装置の要部断面図、図3は該回転防止装置に
装着されるセンサユニットなどを示す分解斜視図であ
る。
説明する。図1はこの発明の一実施例に係る回転防止装
置内に形成された連通孔の周辺を示す断面図、図2は当
該回転防止装置の要部断面図、図3は該回転防止装置に
装着されるセンサユニットなどを示す分解斜視図であ
る。
【0007】図1〜図3に示すように、この実施例に係
る回転防止装置は、電子時計の本体を構成する機器本体
1と、この機器本体1に設けられたセンサ保持部3内に
収納されたセンサ−ユニット4と、前記機器本体1に形
成されたモジュ−ル収納部20内に収納配置された円盤
状のモジュ−ル11と、前記センサ−ユニット4と前記
モジュ−ル11とを、前記機器本体1に形成された連通
孔2内を通じて、電気的に接続する可撓性回路基板5と
を備えている。
る回転防止装置は、電子時計の本体を構成する機器本体
1と、この機器本体1に設けられたセンサ保持部3内に
収納されたセンサ−ユニット4と、前記機器本体1に形
成されたモジュ−ル収納部20内に収納配置された円盤
状のモジュ−ル11と、前記センサ−ユニット4と前記
モジュ−ル11とを、前記機器本体1に形成された連通
孔2内を通じて、電気的に接続する可撓性回路基板5と
を備えている。
【0008】前記連通孔2の前記モジュ−ル収納部20
側の位置には、第1の係合部を構成する開口部12が形
成されているとともに、前記モジュ−ル11の外周に
は、前記開口部12と互いに係合し、前記モジュ−ル収
納部20内での前記モジュ−ル11の回転を防止するた
めの、第2の係合部を構成する突部13が形成されてい
る。
側の位置には、第1の係合部を構成する開口部12が形
成されているとともに、前記モジュ−ル11の外周に
は、前記開口部12と互いに係合し、前記モジュ−ル収
納部20内での前記モジュ−ル11の回転を防止するた
めの、第2の係合部を構成する突部13が形成されてい
る。
【0009】前記開口部12は、前記モジュ−ル収納部
20内への前記モジュ−ル11の収納方向に開口してお
り、また、前記突部13は、前記開口部12と係合し、
前記モジュ−ル収納部20内での前記モジュ−ル11の
周方向の回転を防止するために、該円盤状のモジュ−ル
の周方向に形成された一対の突起13a,13bから形
成されている。
20内への前記モジュ−ル11の収納方向に開口してお
り、また、前記突部13は、前記開口部12と係合し、
前記モジュ−ル収納部20内での前記モジュ−ル11の
周方向の回転を防止するために、該円盤状のモジュ−ル
の周方向に形成された一対の突起13a,13bから形
成されている。
【0010】また、前記センサ保持部3の内部に収納さ
れたセンサユニット4は、外気温や体温などを検出する
温度センサ、水圧や気圧などを測定する半導体圧力セン
サ、磁気を検出する磁気センサ、脈拍を検出する脈拍セ
ンサ、歩数を測定する歩数センサ、煙や放射能などを検
出する、その他のセンサなどから構成されている。ま
た、このセンサ保持部3の外周面に形成されたねじ部6
は、キャップ7の内周面に形成されたねじ部に螺合され
ている。このキャップ7は、前記センサ保持部3および
前記センサユニット4のほぼ全体を覆うような形状に形
成されている。このキャップ7の前面には、前記センサ
ユニット4と外気環境を連通する多数の開口孔14が形
成されており、これら多数の開口孔14を通じて、外部
温度、外部圧力などがセンサユニット4により検出可能
となっている。さらに、前記センサ保持部3の内部に
は、センサユニット4の前面部とキャップ7との間に、
多数の開口14a…を有する位置決め用スペ−サ15
が、また、該位置決め用スペ−サ15とセンサユニット
4との間にパッキン9がそれぞれ配置されている。前者
の位置決め用スペ−サ15はキャップ7による締め付け
時における回転が後者のパッキン9に作用することな
く、パッキン9の捩れが生じないようにするためのもの
である。この位置決め用スペ−サ15にも、多数の開口
孔15Aが形成されている。
れたセンサユニット4は、外気温や体温などを検出する
温度センサ、水圧や気圧などを測定する半導体圧力セン
サ、磁気を検出する磁気センサ、脈拍を検出する脈拍セ
ンサ、歩数を測定する歩数センサ、煙や放射能などを検
出する、その他のセンサなどから構成されている。ま
た、このセンサ保持部3の外周面に形成されたねじ部6
は、キャップ7の内周面に形成されたねじ部に螺合され
ている。このキャップ7は、前記センサ保持部3および
前記センサユニット4のほぼ全体を覆うような形状に形
成されている。このキャップ7の前面には、前記センサ
ユニット4と外気環境を連通する多数の開口孔14が形
成されており、これら多数の開口孔14を通じて、外部
温度、外部圧力などがセンサユニット4により検出可能
となっている。さらに、前記センサ保持部3の内部に
は、センサユニット4の前面部とキャップ7との間に、
多数の開口14a…を有する位置決め用スペ−サ15
が、また、該位置決め用スペ−サ15とセンサユニット
4との間にパッキン9がそれぞれ配置されている。前者
の位置決め用スペ−サ15はキャップ7による締め付け
時における回転が後者のパッキン9に作用することな
く、パッキン9の捩れが生じないようにするためのもの
である。この位置決め用スペ−サ15にも、多数の開口
孔15Aが形成されている。
【0011】一方、前記機器本体1は、全体が金属材料
で環状に形成されており、前述したように、この機器本
体1に形成されたモジュ−ル収納部20の内部には、モ
ジュ−ル11が収納配置されている。また、前記モジュ
−ル11は、全体が合成樹脂で形成されており、このモ
ジュ−ル11には、時刻やセンサデ−タなどを表示する
表示部(図示せず)が設けられている。この表示部の上
面には、該表示部の上面を保護するために、ガラス16
が装着されている。また、モジュ−ル11の内部には、
表示部に表示される時刻やセンサデ−タなどを駆動表示
するための駆動回路や電池などが設けられている。この
モジュ−ル収納部20は、上下に段部が形成されてお
り、上部側面には、金属製の裏蓋17の外周面に形成さ
れたねじ部と螺合されるねじ部20Aが形成されてお
り、したがって、前記裏蓋17は、このねじ部20Aを
介して螺着されている。また、モジュ−ル収納部20の
下部側面には、前記モジュ−ル11の外周面が当接され
るようになっている。前記段部の位置に、前述したよう
に、前記モジュ−ル収納部20とセンサユニット4とを
連通するための連通孔2が形成されている。なお、前述
したモジュ−ル11の外周に形成された突部13の近傍
には、前記センサ−ユニット4と前記モジュ−ル11と
を、前記機器本体1に形成された連通孔2内を通じて、
電気的に接続する可撓性回路基板5の一端を保持するた
めの端子保持ピン18と、可撓性回路基板5の一端に設
けられた端子部分と電気的に接続される端子19とが設
けられている。
で環状に形成されており、前述したように、この機器本
体1に形成されたモジュ−ル収納部20の内部には、モ
ジュ−ル11が収納配置されている。また、前記モジュ
−ル11は、全体が合成樹脂で形成されており、このモ
ジュ−ル11には、時刻やセンサデ−タなどを表示する
表示部(図示せず)が設けられている。この表示部の上
面には、該表示部の上面を保護するために、ガラス16
が装着されている。また、モジュ−ル11の内部には、
表示部に表示される時刻やセンサデ−タなどを駆動表示
するための駆動回路や電池などが設けられている。この
モジュ−ル収納部20は、上下に段部が形成されてお
り、上部側面には、金属製の裏蓋17の外周面に形成さ
れたねじ部と螺合されるねじ部20Aが形成されてお
り、したがって、前記裏蓋17は、このねじ部20Aを
介して螺着されている。また、モジュ−ル収納部20の
下部側面には、前記モジュ−ル11の外周面が当接され
るようになっている。前記段部の位置に、前述したよう
に、前記モジュ−ル収納部20とセンサユニット4とを
連通するための連通孔2が形成されている。なお、前述
したモジュ−ル11の外周に形成された突部13の近傍
には、前記センサ−ユニット4と前記モジュ−ル11と
を、前記機器本体1に形成された連通孔2内を通じて、
電気的に接続する可撓性回路基板5の一端を保持するた
めの端子保持ピン18と、可撓性回路基板5の一端に設
けられた端子部分と電気的に接続される端子19とが設
けられている。
【0012】次に、この実施例に係る回転防止装置の作
用について説明する。まず、モジュ−ル11の外周に形
成された突部13が前記連通孔2の一端に形成された開
口部12と適合するようにして、機器本体1の下部方向
からモジュ−ル11をモジュ−ル収納部20の内部に収
納する。すると、モジュ−ル11の外周面がモジュ−ル
収納部20の下部側面に当接しながら収納されてゆくと
ともに、前記突部13が前記開口部12内に挿入されて
ゆく。このため、突部13と開口部12とがモジュ−ル
11とは互いに嵌合することとなる。したがって、収納
されたモジュ−ル11がモジュ−ル収納部20の内部に
おいて、周方向に回転するような事態を未然に防止する
ことができる。この結果、前記センサ−ユニット4と前
記モジュ−ル11とを、前記機器本体1に形成された連
通孔2内を通じて、電気的に接続している可撓性回路基
板5がモジュ−ル11の周方向への回転により破損する
ような事態を確実に防止することができる。
用について説明する。まず、モジュ−ル11の外周に形
成された突部13が前記連通孔2の一端に形成された開
口部12と適合するようにして、機器本体1の下部方向
からモジュ−ル11をモジュ−ル収納部20の内部に収
納する。すると、モジュ−ル11の外周面がモジュ−ル
収納部20の下部側面に当接しながら収納されてゆくと
ともに、前記突部13が前記開口部12内に挿入されて
ゆく。このため、突部13と開口部12とがモジュ−ル
11とは互いに嵌合することとなる。したがって、収納
されたモジュ−ル11がモジュ−ル収納部20の内部に
おいて、周方向に回転するような事態を未然に防止する
ことができる。この結果、前記センサ−ユニット4と前
記モジュ−ル11とを、前記機器本体1に形成された連
通孔2内を通じて、電気的に接続している可撓性回路基
板5がモジュ−ル11の周方向への回転により破損する
ような事態を確実に防止することができる。
【0013】なお、各実施例では、この発明を電子時計
に適用した場合について説明しているが、たとえば、セ
ンサを備えた他の電子機器にも適用可能である。
に適用した場合について説明しているが、たとえば、セ
ンサを備えた他の電子機器にも適用可能である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、機器本体と、この機器本体に設けられたセ
ンサ保持部内に収納されたセンサ−ユニットと、前記機
器本体に形成されたモジュ−ル収納部内に収納配置され
た円盤状のモジュ−ルと、前記センサ−ユニットと前記
モジュ−ルとを、前記機器本体に形成された連通孔内を
通じて、電気的に接続する可撓性の回路基板とを備え、
前記連通孔の前記モジュ−ル収納部側の位置に形成した
第1の係合部と前記モジュ−ルの外周に形成した第2の
係合部とを互いに係合させ、前記モジュ−ル収納部内で
前記モジュ−ルが周方向に回転するのを防止する構成と
している。このため、機器本体と該機器本体に形成され
たモジュ−ル収納部に収納配置される円盤状のモジュ−
ルとが多少なりとも精度の高い寸法で成形されていなく
とも、前記モジュ−ル収納部に前記モジュ−ルを迅速か
つ確実に収納配置することができるとともに、モジュ−
ル収納部内で円盤状のモジュ−ルが周方向に回転するよ
うなことがないので、モジュ−ル収納部に収納配置され
た円盤状のモジュ−ルと前記センサ−ユニットとを電気
的に接続するための可撓性回路基板の断線事故などを未
然に防止することができる。
明によれば、機器本体と、この機器本体に設けられたセ
ンサ保持部内に収納されたセンサ−ユニットと、前記機
器本体に形成されたモジュ−ル収納部内に収納配置され
た円盤状のモジュ−ルと、前記センサ−ユニットと前記
モジュ−ルとを、前記機器本体に形成された連通孔内を
通じて、電気的に接続する可撓性の回路基板とを備え、
前記連通孔の前記モジュ−ル収納部側の位置に形成した
第1の係合部と前記モジュ−ルの外周に形成した第2の
係合部とを互いに係合させ、前記モジュ−ル収納部内で
前記モジュ−ルが周方向に回転するのを防止する構成と
している。このため、機器本体と該機器本体に形成され
たモジュ−ル収納部に収納配置される円盤状のモジュ−
ルとが多少なりとも精度の高い寸法で成形されていなく
とも、前記モジュ−ル収納部に前記モジュ−ルを迅速か
つ確実に収納配置することができるとともに、モジュ−
ル収納部内で円盤状のモジュ−ルが周方向に回転するよ
うなことがないので、モジュ−ル収納部に収納配置され
た円盤状のモジュ−ルと前記センサ−ユニットとを電気
的に接続するための可撓性回路基板の断線事故などを未
然に防止することができる。
【図1】この発明の一実施例に係る回転防止装置内に形
成された連通孔の周辺を示す断面図である。
成された連通孔の周辺を示す断面図である。
【図2】当該回転防止装置の要部断面図である。
【図3】該回転防止装置に装着されるセンサユニットな
どを示す分解斜視図である。
どを示す分解斜視図である。
【図4】連通孔2内への突部13の嵌合状態を示す要部
平面図である。
平面図である。
【図5】モジュ−ル11と機器本体1との対応関係を示
す要部斜視図である。
す要部斜視図である。
1 機器本体 2 連通孔 3 センサ保持部 4 センサユニット 5 可撓性回路基板 10 モジュ−ル収納部 11 モジュ−ル 13 突部
Claims (3)
- 【請求項1】 機器本体と、 この機器本体に設けられたセンサ保持部内に収納された
センサ−ユニットと、 前記機器本体に形成されたモジュ−ル収納部内に収納配
置された円盤状のモジュ−ルと、 前記センサ−ユニットと前記モジュ−ルとを、前記機器
本体に形成された連通孔内を通じて、電気的に接続する
可撓性の回路基板とを備え、 前記連通孔の前記モジュ−ル収納部側の位置に形成した
第1の係合部と前記モジュ−ルの外周に形成した第2の
係合部とを互いに係合させ、前記モジュ−ル収納部内で
前記モジュ−ルが周方向に回転するのを防止するように
したことを特徴とする回転防止装置。 - 【請求項2】 前記第1の係合部は、前記モジュ−ル収
納部内への前記モジュ−ルの収納方向に開口する開口部
であり、前記第2の係合部は、前記開口部と係合し、前
記モジュ−ル収納部内での前記モジュ−ルの回転を防止
する突部である請求項1記載の回転防止装置。 - 【請求項3】 前記突部は、前記円盤状のモジュ−ルの
周方向に形成された一対の突起である請求項2記載の回
転防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31755191A JPH05126967A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 回転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31755191A JPH05126967A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 回転防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126967A true JPH05126967A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=18089521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31755191A Pending JPH05126967A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 回転防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05126967A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005181327A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse | 圧力センサを含む携帯用電子器具 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP31755191A patent/JPH05126967A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005181327A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse | 圧力センサを含む携帯用電子器具 |
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