JPH05126705A - フイルム状試験片用材料試験機 - Google Patents

フイルム状試験片用材料試験機

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JPH05126705A
JPH05126705A JP31379391A JP31379391A JPH05126705A JP H05126705 A JPH05126705 A JP H05126705A JP 31379391 A JP31379391 A JP 31379391A JP 31379391 A JP31379391 A JP 31379391A JP H05126705 A JPH05126705 A JP H05126705A
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JP
Japan
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test piece
gripping
intake
tooth
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP31379391A
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English (en)
Inventor
Chikahide Koizumi
親秀 小泉
Osamu Matsui
修 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JPH05126705A publication Critical patent/JPH05126705A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム状試験片を容易につかみ具に把持さ
せることが可能なフィルム状試験片用材料試験機を提供
する。 【構成】 フィルム状試験片TPを一対のつかみ具44
で把持して引張試験する材料試験機において、つかみ具
44のつかみ歯の把持面P2に、試験片搬送装置により
つかみ歯間に搬送されたフィルム状試験片TPを把持面
P2に吸着せしめる吸気孔44A,44Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば厚さ数ミクロン
のフィルム状試験片を引張試験する材料試験機に関し、
特にそのフィルム状試験片をつかみ具で容易に把持でき
るように改良したものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】上記フィルム状試験片を引
張試験するにあたり、従来は試験片を人手により材料試
験機本体のつかみ具に芯出しして把持させるようにして
いた。しかしながら、フィルム状試験片は非常に薄く、
静電気などによってめくれたり他のものに付着し易いの
で、このような試験片を人手により正確につかみ具に把
持させるのは困難で手間がかかった。
【0003】本発明の目的は、フィルム状試験片を容易
に且つ正確につかみ具に把持させることが可能なフィル
ム状試験片用材料試験機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルム状試
験片を一対のつかみ具で把持して引張試験する材料試験
機に適用される。そして、つかみ具のつかみ歯の把持面
に、フィルム状試験片を吸着せしめる吸気孔を設け、こ
れにより上記問題点を解決する。
【0005】
【作用】例えば搬送装置によって搬送された試験片TP
を一対のつかみ具に把持する際、その把持面に設けられ
た吸気孔から吸気を行えば、フィルム状試験片が把持面
に吸着保持される。この状態でつかみ歯を閉じることに
より、試験片を容易にしかもめくれたりすることがなく
正確につかみ具に把持させることが可能となる。
【0006】
【実施例】図1〜図3により本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明に係る材料試験機の全体構成を示す概
略図である。この材料試験機は、フィルム状試験片TP
の搬送から引張試験を全自動で行うもので、基台1の上
部には、試験片収納装置10,空パレット収納装置2
0,試験片搬送装置30,試験機本体40および伸び測
定装置50が設けられている。試験片収納装置10に
は、予め4枚のフィルム状試験片TPが載置された複数
の試験片収容パレット11が積層され、最上部のパレッ
ト11が取り除かれると下部のパレット11が順次上昇
するようになっている。また空パレット収納装置20
は、4枚の試験片TPが全て搬送され空になったパレッ
ト11を収容するものである。
【0007】試験片搬送装置30は、支柱2の上端と材
料試験機本体40のヨーク42とに設けられた前後進シ
リンダ31と、この前後進シリンダ31の伸縮によって
駆動されるブラケット32と、このブラケット32に取
付けられた回転シリンダ33と、この回転シリンダ33
に連結された昇降シリンダ34と、この昇降シリンダ3
4に連結された搬送パッド35とから構成される。そし
て搬送パッド35は、昇降シリンダ34により昇降可能
とされるとともに、回転シリンダ33により図示横位置
と、この位置から反時計回り方向に90度回転した縦位
置との間でA方向に回転可能とされる。またブラケット
32の移動により搬送パッド35は、試験機本体40に
対して離接可能とされ、上記縦位置で試験機本体40の
つかみ具44,45間に挿入可能とされる。
【0008】この搬送パッド35の吸着面P1には、図
2に示すように試験片TPの形状に合わせて複数の吸気
孔35aが設けられており、各吸気孔35aは、搬送パ
ッド35内部に設けられた空気室35bを介してエアホ
ースAHの一端側と連通されている。エアホースAHの
他端は不図示の吸気・排気装置に接続される。そして、
吸気・排気装置によりエアホースAHおよび空気室35
bを介して吸気孔35aから吸気を行うことにより、上
記パレット11上のフィルム状試験片TPが搬送パッド
35の吸着面P1に吸着され保持される。なお、フィル
ム状試験片TPは上述したように厚さ数ミクロンの非常
に薄いものであるが、図では便宜上実際よりも厚く描い
てある。
【0009】図1において、試験機本体40は、基台1
上に立設された一対の支柱41と、これらの支柱41の
上部に横架されたヨーク42と、支柱41に沿って昇降
するクロスヘッド43と、このヨーク42およびクロス
ヘッド43に同軸で設けられた上下つかみ具44,45
と、上下一対の試験片除去装置46,47とから構成さ
れている。そして、上記搬送装置30により搬送された
試験片TPを上下つかみ具44,45に把持して下部つ
かみ具45をクロスヘッド43とともに下降させること
により試験片TPに引張荷重を与える。
【0010】上部つかみ具44は、図3(a)に示すよ
うに、固定つかみ歯44aと可動つかみ歯44bとを有
し、エアシリンダ44cにより可動つかみ歯44bを固
定つかみ歯44a側に駆動することにより試験片TPを
両つかみ歯間に把持する。固定つかみ歯44aおよび可
動つかみ歯44bの把持面P2には、試験片TPが当接
する部分に複数の吸気・排気孔44A,44Bが穿設さ
れ、各吸気・排気孔44A,44Bは、つかみ歯44b
内部に設けられた空気室44C,44C’を介してエア
ホースAH,AH’の一端側と連通されている。エアホ
ースAH,AH’の他端は不図示の吸気・排気装置に接
続される。そして、吸気・排気装置によりエアホースA
Hおよび空気室44Cを介して吸気・排気孔44Aの吸
気を行うことにより、フィルム状試験片TPが固定つか
み具44aの把持面P2に吸着されるとともに、吸気・
排気孔44A,44Bからの排気を行うことにより試験
片TPが把持面P2から解放される。また特に図示はし
ないが、下部つかみ具45も固定および可動つかみ歯4
5a,45bおよびエアシリンダ45cをそれぞれ有
し、上部つかみ具44と同様に両つかみ歯45a,45
bの把持面に排気・吸気孔45A,45Bが設けられて
いる。
【0011】試験片除去装置46,47は、不図示の回
転シリンダにより図示B方向(図1)に回転可能とさ
れ、その先端に設けられた把持部46a,47aにより
試験終了後の試験片TPを把持してつかみ具44,45
から除去する。除去された試験片TPは回収ボックス6
0に回収される。また伸び測定装置50は、引張試験時
に試験片TPの伸び量を測定するものである。
【0012】次に、上記材料試験機による引張試験の手
順を説明する。図1に示す状態で試験開始の操作がなさ
れると、まず昇降シリンダ34が駆動されて搬送パッド
35が下降し、パレット11上に載置された最も試験機
本体40側のフィルム状試験片TPに搬送パッド35が
押圧される。この状態で不図示の吸気・排気装置が作動
して搬送パッド35の吸気孔35aから吸気が行われ、
これにより試験片TPが搬送パッド35に吸着保持され
る。次いで昇降シリンダ34により、試験片TPが吸着
された搬送パッド35が若干上昇し、続いて回転シリン
ダ33により昇降シリンダ34と搬送パッド35とが一
体に図示A方向に90度回転される。これにより搬送パ
ッド35が縦位置に駆動され試験片TPが負荷方向に延
在する状態となる。
【0013】次に、前後進シリンダ31により搬送パッ
ド35が試験機本体40側に駆動され、試験機本体40
を構成する上下つかみ具44,45のつかみ歯44a,
44b間および45a,45b間に試験片TPが挿入さ
れる。このとき、搬送パッド35に吸着された試験片T
Pは、図3(a)に示すようにつかみ具44,45の固
定つかみ歯44a,45aと対向する状態にある。この
状態で上記搬送パッド35の吸気が停止されるととも
に、固定つかみ歯44a,45aの吸気・排気孔44
A,45Aからの吸気が行われる。これにより試験片T
Pは、固定つかみ歯44a,45aの把持面P2に吸着
される。
【0014】次いで前後進シリンダ31により搬送パッ
ド35がつかみ具44,45から退避され、続いてつか
み具44,45のエアシリンダ44c,45cにより可
動つかみ歯44a,45aが閉じられ、つかみ歯44
a,44bおよび45a,45b間に試験片TPの上下
端部が把持される。この状態で下部つかみ具45が下方
に駆動され試験片TPに引張荷重が与えられる。試験片
TPが破断すると、試験片除去装置46,47がB方向
に回転駆動され、その先端の把持部46a,47aが閉
じられて破断した試験片TPの上下部分がそれぞれ把持
される。次いでつかみ歯44a,45aが開かれるとと
もに、各つかみ歯44a,44bおよび45a,45b
の吸気・排気孔44A,44Bから排気が行われる。こ
れにより把持面P2に吸着されていた試験片TPが把持
面P2から解放される。この状態で試験片除去装置4
6,47がB方向と逆の方向に回転駆動され、把持部4
6a,47aが開かれて試験片TPが回収ボックス60
内に落下する。
【0015】また前後進シリンダ31により試験機本体
40から退避された搬送パッド35は、回転シリンダ3
3により横位置に駆動されるとともに、パレット11上
の2番目の試験片TPの上部で停止され、以降、上述し
た手順の繰返しにより試験片TPの搬送および引張試験
が連続して行われる。パレット11上の4つの試験片T
Pの全てについて試験が終了すると、空になったパレッ
ト11が空パレット収納装置20に回収され、下部のパ
レット11が上昇し、その試験片TPに対して同様に引
張試験が続けて行われる。
【0016】以上のように本実施例では、搬送装置30
によって搬送された試験片TPを、吸気・排気孔44
A,45Aから吸気を行うことによりつかみ歯44a,
45aの把持面P2に吸着させてから把持するようにし
たので、試験片TPが静電気などによってめくれたりよ
じれたりすることなく正確に、しかも容易につかみ具4
4,45に把持させることが可能となる。また特に試験
片TP破断後の除去動作の際、吸気・排気孔44A,4
4Bから排気を行うことにより試験片TPを把持面P2
から離すようにしたので、静電気により試験片TPが把
持面P2に付着していた場合でも確実に除去することが
可能となる。
【0017】なお以上では、つかみ具44,45の固定
つかみ歯44a,44bおよび可動つかみ歯45a,4
5bの双方に吸気・排気孔を設けた例を示したが、図3
のように試験片TPが固定つかみ歯44a,45aに対
向するように搬送される場合には、固定つかみ歯44
a,45aにのみ吸気・排気孔を設けるようにしてもよ
い。また試験片TPが可動つかみ歯44b,45bに対
向するように搬送される場合には、固定つかみ歯44
b,45bにのみ吸気・排気孔を設けるようにしてもよ
い。さらに試験機本体40の構成は実施例に限定されな
い。また試験片TPはフィルム状であれば厚さは特に限
定されない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、つかみ具の把持面に試
験片吸着用の吸気孔を設けたので、この吸気孔から吸気
を行ってフィルム状試験片を把持面に吸着させることに
より、試験片がめくれたりよじれたりすることなく、こ
れを正確にかつ容易につかみ具に把持させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る材料試験機の全体構成を示す概略
図である。
【図2】試験片搬送パッドを示す図であり、(a)が斜
視図、(b)が正面図、(c)が(b)のb−b線断面
図である。
【図3】つかみ具の構成を示す図であり、(a)が断面
図、(b)が可動つかみ歯の正面図である。
【符号の説明】
10 試験片収納装置 20 空パレット収納装置 30 試験片搬送装置 35 搬送パッド 40 試験機本体 44 上つかみ具 44a 固定つかみ歯 44b 可動つかみ歯 44A,44B 吸気・排気孔 45 下つかみ具 46,47 試験片除去装置 50 伸び測定装置 60 試験片回収ボックス P1 吸着面 P2 把持面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状試験片を一対のつかみ具で把
    持して引張試験する材料試験機において、 前記つかみ具のつかみ歯の把持面にはフィルム状試験片
    を吸着せしめる吸気孔が設けられていることを特徴とす
    るフィルム状試験片用材料試験機。
JP31379391A 1991-10-31 1991-10-31 フイルム状試験片用材料試験機 Pending JPH05126705A (ja)

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JP31379391A JPH05126705A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 フイルム状試験片用材料試験機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111051848A (zh) * 2017-07-31 2020-04-21 陶氏环球技术有限责任公司 用于对膜进行抗拉测试的系统
CN111065908A (zh) * 2017-07-31 2020-04-24 陶氏环球技术有限责任公司 用于膜的撕裂分析的系统
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