JPH0727788U - ロボット用のハンド - Google Patents

ロボット用のハンド

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JPH0727788U
JPH0727788U JP5863993U JP5863993U JPH0727788U JP H0727788 U JPH0727788 U JP H0727788U JP 5863993 U JP5863993 U JP 5863993U JP 5863993 U JP5863993 U JP 5863993U JP H0727788 U JPH0727788 U JP H0727788U
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JP
Japan
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hand
bucket
robot
holding
receiving member
Prior art date
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Pending
Application number
JP5863993U
Other languages
English (en)
Inventor
誠 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP5863993U priority Critical patent/JPH0727788U/ja
Publication of JPH0727788U publication Critical patent/JPH0727788U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バケットを隣り合うものどうしの間に隙間が
できないようにして積み重ねることができるロボット用
のハンドを提供する。 【構成】 ロボットのハンド12におけるハンド本体1
3に、四角形のバケット6における隣り合う2つのフラ
ンジ部6a,6bを挾持するための挾持手段14a,1
4bを設け、夫々の挾持手段はバネ23によって下方へ
付勢される押え板21とエアシリンダ19により回動す
る指16とで構成し、押え板21と指16とでフランジ
部を6a,6bを挾持するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はロボット用のハンドに関し、パレットの上に隙間なくバケットを積み 重ねられるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のワークをまとめて搬送する場合、ワークが小さいときはワークをダンボ ール箱に詰め込んで搬送される。この場合は、ダンボール箱はコンベアに載せて 搬送され、コンベア間での移載は図4に示すロボットを介して行われる。ロボッ トは水平方向に沿って配設されたレール1と、レール1に沿って走行するロボッ ト本体2と、バキュームパッド3及び横ずれ防止器4を有するハンド5等とで構 成される。
【0003】 移載するには、一のコンベア上にパレットを載せたのち、他のコンベア上のダ ンボール箱へ向かって上からハンド5を降下させ、横ずれ防止器4でハンド5に 対するダンボール箱の位置決めを行ったのち、更にハンド5を降下させてバキュ ームパッド3によりダンボール箱を吸引して持ち上げる。そして、一のコンベア 上のパレットの上に載せる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図5に示すような形状のバケット6をパレット上に移載する場合に は問題が生じる。即ち、バケット6の上面をバキュームパッドで吸引することが できず、バケットを隙間なく積み重ねようとしても横ずれ防止器が占める空間の 分だけバケットどうしの間に隙間が生じ、一方、横ずれ防止器を除去すると横ず れが生じて高速でバケット6を移動させることができない。また、横ずれ防止器 を除去すると位置決め精度の誤差が大きく、図6(a)に示すように下のバケッ ト6の上部の開口部6cへ上のバケット6の突出部6dを嵌め込んで積み重ねる 際に、図6(b)に示すようにズレが生じて上のバケット6が傾いてしまう。
【0005】 そこで本考案は、斯る課題を解決したロボット用のハンドを提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
斯る目的を達成するための本考案の構成は、ロボットの一部を構成するととも に三次元の空間内を移動可能なハンド本体に、四角形のバケットの四つのフラン ジ部のうちの隣り合うフランジ部を夫々挾持する挾持手段を設け、夫々の挾持手 段は、水平方向からフランジ部の下方へ向かって進退自在にハンド本体に取り付 けられた受け止め部材と、受け止め部材に連動連結された駆動手段と、ガイド棒 を介して鉛直下方へ移動自在に設けられるとともに受け止め部材との間にフラン ジ部を挾持する押え板と、押え板を下方へ付勢する付勢手段とで構成したことを 特徴とする。
【0007】
【作用】
バケットを挾持するには、ハンドをバケットの上から下へ向けて降下させて付 勢手段の付勢力に抗してバケットのフランジ部で押え板を押し上げたのちに駆動 手段により受け止め部材をフランジ部の下方へ進ませる。しかるのちにハンドを 上昇させると、付勢手段の作用で押え板が下方へ押され、隣り合うフランジ部が それぞれ押え板と受け止め部材との間に挟まれて保持される。
【0008】 ハンドと共にバケットを移動させたあとはハンドを降下させてバケットがパレ ットに当接した後も降下させる。すると、付勢手段が圧縮されてフランジ部から 受け止め部材が離れる。従って、受け止め部材を後退させたのちにハンドを上昇 させればバケットからハンドが離れる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0010】 本考案によるロボット用のハンドの構成を、図2に示す。図のように、ロボッ ト10におけるアーム11の先端に、ハンド12が取り付けられている。このハ ンド12は、図中のAで示す範囲内を動くことができる。ハンド12の拡大図を 図1に示す。
【0011】 ハンド12は、平板状のハンド本体13と、一対の挾持手段14a,14bと で構成される。挾持手段14aは図5(a)に示すようにバケット6のフランジ 部6aを挾持するものであり、挾持手段14bはフランジ部6aの隣のフランジ 部6bを挾持するものである。
【0012】 挾持手段14aは以下のように構成されている。ハンド本体13に回動軸15 を中心として回動自在に受け止め部材としての指16が設けられ、指16の分岐 した下部にはバケット6へ向かって突出するボルト17がナット18により固定 して設けられている。そして、指16を開閉操作させるために、エアシリンダ1 9の基端部が回動自在にハンド本体13に結合されるとともにロッド20の先端 が指16の上端に回動自在に連動連結される。このほか、ボルト17の先端との 間にバケット6のフランジ部6aを挟むための押え板21が、下端を押え板21 に結合してハンド本体13を貫通する一対のガイド棒22を介して取り付けられ 、ハンド本体13と押え板21との間にはガイド棒22を囲繞するようにして付 勢手段としてのバネ23が夫々設けられている。押え板21には下方へ向かって 突出する横ずれ防止部21aが形成されている。挾持手段14bは、指16等の 水平方向での長さが異なるほかは挾持手段14aと同一構造なので、説明を省略 する。
【0013】 次に、斯かるロボット用のハンドの作用を説明する。図3に示すように図中の 左方のコンベア25により運ばれてきたバケット6を右方のコンベア26の上の パレット27の上に積み重ねるには、まず、ロボットのハンド12をバケット6 の真上まで移動させる。次に、指16が開いた状態で、ハンド12を降下させ、 一対の押え板21をバケット6のフランジ部6a,6bに押圧することによって バネ23を圧縮する。次に、エアシリンダ19を動作させてロッド20を突出さ せることにより指16をθだけ回動させて閉じる。すると、指16のボルト17 の先端がバケット6のフランジ部6a,6bの下方へ移動する。このあとハンド 12を上昇させると、バネ23が押え板21を下方へ押し、押え板21とボルト 17との間にバケット6のフランジ部6a,6bが自動的に挾持される。つまり 、ハンド12の挾持手段14aによってバケット6のフランジ部6aが挾持され る一方、ハンド12の挾持手段14bによってフランジ部6bが挾持される。
【0014】 次に、バケット6を挾持したハンド12を図3中のパレット27の上方まで移 動させたのちに、降下させてバケット6がパレット27又は他のバケット6上に 載った後も更にハンド12を下方へ向かって押し付けると、バネ23が圧縮され てフランジ部6a,6bからボルト17が離れる。以後は前記と逆に指16を開 いたのちにハンド12を上昇させれば、バケット6はハンド12から離れる。対 向するフランジ部を挾持手段14a,14bが挾持するのではないことから、バ ケットの横に他のバケットを密着させた状態でパレット27の上に積み重ねるこ とができる。押え板に横ずれ防止部21aが形成されているため、バケットの位 置決め精度が良く、高速移動に対しても横ずれが生じない。ここで、図2に示す ようにパレット27の位置決めは、ローラ30の長さ方向と直角な方向への動き をストッパ28で拘束したあと、エアシリンダ29で押してローラ30の長さ方 向への動きを拘束することにより行う。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明からわかるように、本考案によるロボット用のハンドによれば、バ ケットにおける対向する一対のフランジ部ではなく隣り合う一対のフランジ部を 挾持する構成であるため、隣り合うバケットとの間に隙間を作ることなくバケッ トを積み重ねることができる。また、付勢手段を介して押え板が下方へ付勢され ているため、ハンドを上昇させる際にバケットが自動的に挾持あるいは開放され 、バケットの移送時間の短縮化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるロボット用のハンドの実施例を示
す構成図。
【図2】本考案によるロボット用のハンドを有するロボ
ットの全体図。
【図3】本考案によるロボット用のハンドを有するロボ
ットの作用説明図。
【図4】従来のロボットの斜視図。
【図5】バケットの構成図。
【図6】バケットを積み重ねた状態を示す説明図。
【符号の説明】
12…ハンド 13…ハンド本体 14a,14b…挾持手段 16…指 17…ボルト 19…エアシリンダ 21…押え板 22…ガイドロッド 23…バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの一部を構成するとともに三次
    元の空間内を移動可能なハンド本体に、四角形のバケッ
    トの四つのフランジ部のうちの隣り合うフランジ部を夫
    々挾持する挾持手段を設け、 夫々の挾持手段は、水平方向からフランジ部の下方へ向
    かって進退自在にハンド本体に取り付けられた受け止め
    部材と、受け止め部材に連動連結された駆動手段と、ガ
    イド棒を介して鉛直下方へ移動自在に設けられるととも
    に受け止め部材との間にフランジ部を挾持する押え板
    と、押え板を下方へ付勢する付勢手段とで構成したこと
    を特徴とするロボット用のハンド。
JP5863993U 1993-10-29 1993-10-29 ロボット用のハンド Pending JPH0727788U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5863993U JPH0727788U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ロボット用のハンド

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JP5863993U JPH0727788U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ロボット用のハンド

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Publication Number Publication Date
JPH0727788U true JPH0727788U (ja) 1995-05-23

Family

ID=13090159

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JP5863993U Pending JPH0727788U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ロボット用のハンド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020037160A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ケース保持装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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