JPH05126459A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
冷却貯蔵庫Info
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- JPH05126459A JPH05126459A JP3291602A JP29160291A JPH05126459A JP H05126459 A JPH05126459 A JP H05126459A JP 3291602 A JP3291602 A JP 3291602A JP 29160291 A JP29160291 A JP 29160291A JP H05126459 A JPH05126459 A JP H05126459A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- drain
- storage
- storage box
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2321/00—Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2321/14—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
- F25D2321/146—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections
Landscapes
- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 貯蔵箱周囲のダクト内に侵入した水分による
冷却不良や腐食の発生を防止した冷却貯蔵庫を提供す
る。 【構成】 断熱箱体２内にそれと所定の間隔を存して熱
伝導性の貯蔵箱３を設ける。間隔をダクト８としてダク
ト８内に冷気を循環する。貯蔵箱３底部に開口する庫内
側ドレンソケット４１の先端を庫外側ドレンソケット４
３のトラップ部４４内に水没させる。トラップ部４４の
側方にドレンホース５０を接続する。庫内側ドレンソケ
ット４１の外側にダクト８内に開口して庫外側ドレンソ
ケット４３に接続される漏斗状パイプ４７を取り付け
る。
冷却不良や腐食の発生を防止した冷却貯蔵庫を提供す
る。 【構成】 断熱箱体２内にそれと所定の間隔を存して熱
伝導性の貯蔵箱３を設ける。間隔をダクト８としてダク
ト８内に冷気を循環する。貯蔵箱３底部に開口する庫内
側ドレンソケット４１の先端を庫外側ドレンソケット４
３のトラップ部４４内に水没させる。トラップ部４４の
側方にドレンホース５０を接続する。庫内側ドレンソケ
ット４１の外側にダクト８内に開口して庫外側ドレンソ
ケット４３に接続される漏斗状パイプ４７を取り付け
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、生鮮食品等を高湿状態
で冷却保存するための冷却貯蔵庫に関するものである。
で冷却保存するための冷却貯蔵庫に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】肉や鮮魚或いは野菜等の生鮮食品を保存
する場合は、乾燥を避け高湿度で且つ冷却して保存する
必要があり、従来では例えば実開昭６４−２４９９３号
公報の如く、断熱箱体内部に伝熱性の収納箱を間隔を存
して設置し、この間隔内をダクトとし、ダクト内には冷
却装置を設けてダクト内に冷気を循環し、収納箱壁面よ
り収納箱内部を間接的に冷却する構造の冷却貯蔵庫を構
成している。
する場合は、乾燥を避け高湿度で且つ冷却して保存する
必要があり、従来では例えば実開昭６４−２４９９３号
公報の如く、断熱箱体内部に伝熱性の収納箱を間隔を存
して設置し、この間隔内をダクトとし、ダクト内には冷
却装置を設けてダクト内に冷気を循環し、収納箱壁面よ
り収納箱内部を間接的に冷却する構造の冷却貯蔵庫を構
成している。
【０００３】係る構造によれば、収納箱内には直接冷気
が侵入しないので内部の除湿作用は行われず、食品から
蒸散した水分或いは外部から進入した水分等により収納
箱内は高湿に保たれ、それによって食品の乾燥を防ぎ、
高湿状態で且つ冷却保存することが可能となるものであ
る。このように、収納箱内は高湿状態となるため収納箱
内壁面には霜や結露が生じる。これらの水分が食品に降
りかかると却って品質の劣化を引き起こすため、従来で
は前記公報にも示される如く収納箱底部から外部に至る
ドレンパイプを設け、このドレンパイプから排出するよ
うにしている。
が侵入しないので内部の除湿作用は行われず、食品から
蒸散した水分或いは外部から進入した水分等により収納
箱内は高湿に保たれ、それによって食品の乾燥を防ぎ、
高湿状態で且つ冷却保存することが可能となるものであ
る。このように、収納箱内は高湿状態となるため収納箱
内壁面には霜や結露が生じる。これらの水分が食品に降
りかかると却って品質の劣化を引き起こすため、従来で
は前記公報にも示される如く収納箱底部から外部に至る
ドレンパイプを設け、このドレンパイプから排出するよ
うにしている。
【０００４】図４に従来のこの種高湿冷却貯蔵庫１００
の底部拡大縦断面図を示す。断熱箱体１０１内には熱伝
導性の貯蔵箱１０２を間隔を存して収設し、この間隔内
をダクト１０３としてこのダクト１０３内には図示しな
い冷却器及び送風機を設置し、冷却器によって冷却され
た冷気をダクト１０３内に強制循環し、貯蔵箱１０２壁
面から貯蔵室１０４を間接冷却する。貯蔵箱１０２の底
壁１０２Ａには排水孔１０５が穿設され、この排水孔１
０５には庫内側ドレンソケット１０６が接続されてい
る。庫内側ドレンソケット１０６は排水孔１０５にて開
口し、ダクト１０３を貫通して断熱箱体１０１の透孔１
０７内に臨んでいる。断熱箱体１０１の透孔１０７には
庫外側から庫外側ドレンソケット１０８が挿入固定され
ており、庫内側ドレンソケットはこの庫外側ドレンソケ
ット１０８と透孔１０７内で連通結合されている。更
に、庫外側ドレンソケット１０８は、庫外に設置されて
トラップ部１０９を有したドレンホース１１０に連通接
続されている。
の底部拡大縦断面図を示す。断熱箱体１０１内には熱伝
導性の貯蔵箱１０２を間隔を存して収設し、この間隔内
をダクト１０３としてこのダクト１０３内には図示しな
い冷却器及び送風機を設置し、冷却器によって冷却され
た冷気をダクト１０３内に強制循環し、貯蔵箱１０２壁
面から貯蔵室１０４を間接冷却する。貯蔵箱１０２の底
壁１０２Ａには排水孔１０５が穿設され、この排水孔１
０５には庫内側ドレンソケット１０６が接続されてい
る。庫内側ドレンソケット１０６は排水孔１０５にて開
口し、ダクト１０３を貫通して断熱箱体１０１の透孔１
０７内に臨んでいる。断熱箱体１０１の透孔１０７には
庫外側から庫外側ドレンソケット１０８が挿入固定され
ており、庫内側ドレンソケットはこの庫外側ドレンソケ
ット１０８と透孔１０７内で連通結合されている。更
に、庫外側ドレンソケット１０８は、庫外に設置されて
トラップ部１０９を有したドレンホース１１０に連通接
続されている。
【０００５】貯蔵箱１０２内壁面に付着した霜の融解水
や露等のトレン水１１１は、底壁１０２Ａの排水孔１０
２部分から庫内側ドレンソケット１０６に流入し、庫外
側ドレンソケット１０８からドレンホース１１０に流れ
て排出される。トラップ部１０９にはドレン水１１１が
溜まり、外部と貯蔵室１０４との連通を防止する。
や露等のトレン水１１１は、底壁１０２Ａの排水孔１０
２部分から庫内側ドレンソケット１０６に流入し、庫外
側ドレンソケット１０８からドレンホース１１０に流れ
て排出される。トラップ部１０９にはドレン水１１１が
溜まり、外部と貯蔵室１０４との連通を防止する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このように従来より食
品を収納する貯蔵室１０４内からのドレン水は排出され
る構成である。しかしながら、貯蔵箱１０２は通常鋼板
の溶接或いはネジ止め等によって構成されているため、
接合部分のシールを厳重にしてもダクト１０３内に水分
が侵入する危険性がある。従来ではダクト１０３内から
の排水手段を有していなかったため、係る水分がダクト
１０３内に溜まり、そこで凍結成長してダクト１０３内
の冷気循環を阻害し、貯蔵室１０４内の冷却不良を引き
起こすと共に、これらの水分により断熱箱体１０１底面
の腐食が発生する問題もあった。
品を収納する貯蔵室１０４内からのドレン水は排出され
る構成である。しかしながら、貯蔵箱１０２は通常鋼板
の溶接或いはネジ止め等によって構成されているため、
接合部分のシールを厳重にしてもダクト１０３内に水分
が侵入する危険性がある。従来ではダクト１０３内から
の排水手段を有していなかったため、係る水分がダクト
１０３内に溜まり、そこで凍結成長してダクト１０３内
の冷気循環を阻害し、貯蔵室１０４内の冷却不良を引き
起こすと共に、これらの水分により断熱箱体１０１底面
の腐食が発生する問題もあった。
【０００７】そこで、本発明は貯蔵箱周囲のダクト内に
侵入した水分による冷却不良や腐食の発生を防止した冷
却貯蔵庫を提供することを目的とする。
侵入した水分による冷却不良や腐食の発生を防止した冷
却貯蔵庫を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫は、
断熱箱体内にそれと所定の間隔を存して熱伝導性の貯蔵
箱を設けると共に、前記間隔をダクトとして該ダクト内
に冷気を循環するよう構成したものであって、貯蔵箱底
部に開口して外部のドレンホースに接続される貯蔵箱排
水部と、貯蔵箱排水部とドレンホースによって構成する
排水経路中に形成したトラップ部と、トラップ部の下流
側においてダクト内とドレンホースとを連通するダクト
排水部とを具備しているものである。
断熱箱体内にそれと所定の間隔を存して熱伝導性の貯蔵
箱を設けると共に、前記間隔をダクトとして該ダクト内
に冷気を循環するよう構成したものであって、貯蔵箱底
部に開口して外部のドレンホースに接続される貯蔵箱排
水部と、貯蔵箱排水部とドレンホースによって構成する
排水経路中に形成したトラップ部と、トラップ部の下流
側においてダクト内とドレンホースとを連通するダクト
排水部とを具備しているものである。
【０００９】
【作用】本発明の冷却貯蔵庫では、ダクト内を循環する
冷気によって貯蔵箱が冷却され、貯蔵箱内部の収納食品
等は貯蔵箱壁面より間接的に冷却される。貯蔵箱内部に
発生したドレン水は貯蔵箱排水部からドレンホースへと
排出される。ダクト内に発生したドレン水はダクト排水
部からドレンホースに排出される。この時、貯蔵箱排水
部とダクト排水部間にはトラップ部が存在しており、貯
蔵箱内とダクト及び冷却貯蔵庫外部とは連通されない。
冷気によって貯蔵箱が冷却され、貯蔵箱内部の収納食品
等は貯蔵箱壁面より間接的に冷却される。貯蔵箱内部に
発生したドレン水は貯蔵箱排水部からドレンホースへと
排出される。ダクト内に発生したドレン水はダクト排水
部からドレンホースに排出される。この時、貯蔵箱排水
部とダクト排水部間にはトラップ部が存在しており、貯
蔵箱内とダクト及び冷却貯蔵庫外部とは連通されない。
【００１０】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図１は本発明の冷却貯蔵庫１底部の排水経路３３部
分の拡大縦断面図、図２は冷却貯蔵庫１の正面図、図３
は冷却貯蔵庫１の縦断面図をそれぞれ示している。図２
及び図３において、冷却貯蔵庫１は前面に開口を有する
断熱箱体２の本体内部に所定間隔を存して熱伝導性の貯
蔵箱３を収納配設して構成されている。この貯蔵箱３は
鋼板等の熱伝導板をビス止めし、接合面をシール材にて
シールして形成されており、貯蔵箱３内部は仕切部４に
よって上下に区画され、上方に上貯蔵室５、下方に下貯
蔵室６が構成されている。この貯蔵箱３と断熱箱体２間
の間隔及び仕切部４内は一連の冷気通路としてのダクト
８とされ、このダクト８は分割板９によって吐出側ダク
ト８Ａと帰還側ダクト８Ｂとに分割されている。
る。図１は本発明の冷却貯蔵庫１底部の排水経路３３部
分の拡大縦断面図、図２は冷却貯蔵庫１の正面図、図３
は冷却貯蔵庫１の縦断面図をそれぞれ示している。図２
及び図３において、冷却貯蔵庫１は前面に開口を有する
断熱箱体２の本体内部に所定間隔を存して熱伝導性の貯
蔵箱３を収納配設して構成されている。この貯蔵箱３は
鋼板等の熱伝導板をビス止めし、接合面をシール材にて
シールして形成されており、貯蔵箱３内部は仕切部４に
よって上下に区画され、上方に上貯蔵室５、下方に下貯
蔵室６が構成されている。この貯蔵箱３と断熱箱体２間
の間隔及び仕切部４内は一連の冷気通路としてのダクト
８とされ、このダクト８は分割板９によって吐出側ダク
ト８Ａと帰還側ダクト８Ｂとに分割されている。
【００１１】断熱箱体２の前面開口には上下に渡る支柱
１０が取り付けられると共に、開口は更に仕切部４前方
において上下に仕切られ、これらによって仕切られた上
下貯蔵室５、６の前面開口は上下それぞれ一対づつの観
音開き式の断熱扉１１、１１及び１２、１２によってそ
れぞれ開閉自在に閉塞されている。断熱箱体２の天壁２
Ａには矩形状の窓孔１４が開口しており、この窓孔１４
を上方から閉塞するように取付架台１５が取り付けられ
ている。この取付架台１５の上面には冷凍装置１６を構
成する圧縮機１７、凝縮器１８及び凝縮器用ファン１９
が設置されており、これらの前方はコントロールパネル
２０等を配したグリル２１によって隠蔽されている。取
付架台１５の下面には前記冷凍装置１６を構成する冷却
器２２が取り付けられて貯蔵箱３上方のダクト８内に臨
んでおり、冷却器２２下方のドレンパン２３に形成した
図示しないファンカバー部に対応して冷却器２２の前方
のダクト８内に冷却ファン２４が取り付けられている。
１０が取り付けられると共に、開口は更に仕切部４前方
において上下に仕切られ、これらによって仕切られた上
下貯蔵室５、６の前面開口は上下それぞれ一対づつの観
音開き式の断熱扉１１、１１及び１２、１２によってそ
れぞれ開閉自在に閉塞されている。断熱箱体２の天壁２
Ａには矩形状の窓孔１４が開口しており、この窓孔１４
を上方から閉塞するように取付架台１５が取り付けられ
ている。この取付架台１５の上面には冷凍装置１６を構
成する圧縮機１７、凝縮器１８及び凝縮器用ファン１９
が設置されており、これらの前方はコントロールパネル
２０等を配したグリル２１によって隠蔽されている。取
付架台１５の下面には前記冷凍装置１６を構成する冷却
器２２が取り付けられて貯蔵箱３上方のダクト８内に臨
んでおり、冷却器２２下方のドレンパン２３に形成した
図示しないファンカバー部に対応して冷却器２２の前方
のダクト８内に冷却ファン２４が取り付けられている。
【００１２】冷却ファン２４が運転されると、冷却器２
２にて冷却された冷気は図３中矢印の如くダクト８の吐
出側ダクト８Ａに吹き出され、貯蔵箱３の上面から背方
に流下し、仕切部４に流入した後Ｕターンして下部背方
を流下し、貯蔵箱３の底面下方を流れて帰還側ダクト８
Ｂに流入し、帰還側ダクト８Ｂを上昇して冷却器２２の
吸込側に帰還する循環を行う。係る冷気循環によって貯
蔵箱３壁面が冷却され、上下貯蔵室５、６内は貯蔵箱３
の壁面から間接的に冷却される。
２にて冷却された冷気は図３中矢印の如くダクト８の吐
出側ダクト８Ａに吹き出され、貯蔵箱３の上面から背方
に流下し、仕切部４に流入した後Ｕターンして下部背方
を流下し、貯蔵箱３の底面下方を流れて帰還側ダクト８
Ｂに流入し、帰還側ダクト８Ｂを上昇して冷却器２２の
吸込側に帰還する循環を行う。係る冷気循環によって貯
蔵箱３壁面が冷却され、上下貯蔵室５、６内は貯蔵箱３
の壁面から間接的に冷却される。
【００１３】一方、支柱１０内部には断熱箱体２の天壁
２Ａ前端の連通部２５にて外部と連通する外気導入ダク
ト２６が形成されている。この外気導入ダクト２６は上
下貯蔵室５、６内と吹出口２７、２８にてそれぞれ連通
しており、ここから水分を含んだ外気が上下貯蔵室５、
６内に図中矢印の如く導入される構造とされている。こ
のように上下貯蔵室５、６は貯蔵箱３壁面から間接冷却
を受けると共に、外気導入ダクト２６から水分を多く含
んだ外気が導入されることにより、その内部は例えば−
５℃乃至＋１３℃の範囲内で８０％乃至９０％の高湿度
にて冷却維持されようになる。
２Ａ前端の連通部２５にて外部と連通する外気導入ダク
ト２６が形成されている。この外気導入ダクト２６は上
下貯蔵室５、６内と吹出口２７、２８にてそれぞれ連通
しており、ここから水分を含んだ外気が上下貯蔵室５、
６内に図中矢印の如く導入される構造とされている。こ
のように上下貯蔵室５、６は貯蔵箱３壁面から間接冷却
を受けると共に、外気導入ダクト２６から水分を多く含
んだ外気が導入されることにより、その内部は例えば−
５℃乃至＋１３℃の範囲内で８０％乃至９０％の高湿度
にて冷却維持されようになる。
【００１４】貯蔵箱３の上面は後方に低く傾斜してお
り、上貯蔵室５内上部にはこの傾斜にそって傾斜した露
受板３０が配置されている。また、下貯蔵室６内上部に
も後方に低く傾斜した露受板３１が配置されると共に、
仕切部４には上下貯蔵室５、６を連通して露受板３１上
方に開口する連通管３２が取り付けられている。更に、
下貯蔵室６底部の貯蔵箱３にはドレン水を排出するため
の排水経路３３が構成されている。
り、上貯蔵室５内上部にはこの傾斜にそって傾斜した露
受板３０が配置されている。また、下貯蔵室６内上部に
も後方に低く傾斜した露受板３１が配置されると共に、
仕切部４には上下貯蔵室５、６を連通して露受板３１上
方に開口する連通管３２が取り付けられている。更に、
下貯蔵室６底部の貯蔵箱３にはドレン水を排出するため
の排水経路３３が構成されている。
【００１５】図１において、断熱箱体２はそれぞれ前方
に開口した鋼板製の外箱３５及び内箱３６の開口縁を合
成樹脂製で断熱性のブレーカ３８によって接続し、両箱
３５、３６間に発泡ポリウレタン等の断熱材３７を充填
して構成されている。貯蔵箱３の底壁３Ａには排水孔４
０が穿設されており、この排水孔４０には庫内側ドレン
ソケット４１が接続されている。前記排水孔４０下方の
断熱箱体２にはダクト８内に開口してそれを貫通する貫
通孔４２が穿設されており、この貫通孔４２には庫外側
から庫外側ドレンソケット４３が取り付けられる。庫外
側ドレンソケット４３は貫通孔４２下方に位置すること
になるトラップ部４４と、このトラップ部４４の側方に
突出するホース接続部４５及びトラップ部４４上方に延
在する連結部４６とを有しており、この連結部４６を庫
外側から貫通孔４２に挿入し、貫通孔４２の壁面に沿っ
て内箱３６側から取り付けた漏斗状パイプ４７外面に螺
合して連結する。庫外側ドレンソケット４３は漏斗状パ
イプ４７を介してダクト８に連通し、これら漏斗状パイ
プ４７及び庫外側ドレンソケット４３によってダクト排
水部を構成する。
に開口した鋼板製の外箱３５及び内箱３６の開口縁を合
成樹脂製で断熱性のブレーカ３８によって接続し、両箱
３５、３６間に発泡ポリウレタン等の断熱材３７を充填
して構成されている。貯蔵箱３の底壁３Ａには排水孔４
０が穿設されており、この排水孔４０には庫内側ドレン
ソケット４１が接続されている。前記排水孔４０下方の
断熱箱体２にはダクト８内に開口してそれを貫通する貫
通孔４２が穿設されており、この貫通孔４２には庫外側
から庫外側ドレンソケット４３が取り付けられる。庫外
側ドレンソケット４３は貫通孔４２下方に位置すること
になるトラップ部４４と、このトラップ部４４の側方に
突出するホース接続部４５及びトラップ部４４上方に延
在する連結部４６とを有しており、この連結部４６を庫
外側から貫通孔４２に挿入し、貫通孔４２の壁面に沿っ
て内箱３６側から取り付けた漏斗状パイプ４７外面に螺
合して連結する。庫外側ドレンソケット４３は漏斗状パ
イプ４７を介してダクト８に連通し、これら漏斗状パイ
プ４７及び庫外側ドレンソケット４３によってダクト排
水部を構成する。
【００１６】前記庫内側ドレンソケット４１は排水孔４
０にて開口し、下方に延在してダクト８を通過し、断熱
箱体２の貫通孔４２の漏斗状パイプ４７内にその内壁面
と間隔を存して進入し、その先端は庫外側ドレンソケッ
ト４３底壁より少許上方のトラップ部４４内に達する。
これら庫内側ドレンソケット４１及び庫外側ドレンソケ
ット４３によって貯蔵箱排水部を構成する。庫外側ドレ
ンソケット４３のホース接続部４５にはドレンホース５
０が接続され、これら庫内側ドレンソケット４１、庫外
側ドレンソケット４３及びドレンホース５０によって前
記排水経路３３を構成する。また、庫内側ドレンソケッ
ト４１外側の貫通孔４２の内箱３６側開口部にはモルト
プレン等の連続気泡のシール材５２が張りつけられ、貫
通孔４２を閉塞している。
０にて開口し、下方に延在してダクト８を通過し、断熱
箱体２の貫通孔４２の漏斗状パイプ４７内にその内壁面
と間隔を存して進入し、その先端は庫外側ドレンソケッ
ト４３底壁より少許上方のトラップ部４４内に達する。
これら庫内側ドレンソケット４１及び庫外側ドレンソケ
ット４３によって貯蔵箱排水部を構成する。庫外側ドレ
ンソケット４３のホース接続部４５にはドレンホース５
０が接続され、これら庫内側ドレンソケット４１、庫外
側ドレンソケット４３及びドレンホース５０によって前
記排水経路３３を構成する。また、庫内側ドレンソケッ
ト４１外側の貫通孔４２の内箱３６側開口部にはモルト
プレン等の連続気泡のシール材５２が張りつけられ、貫
通孔４２を閉塞している。
【００１７】以上の構成で上記排水経路３３によるドレ
ン水の排出動作を説明する。上下貯蔵室５、６内は前述
の如く高湿度に維持されるためその内壁面には霜や結露
が成長する。上貯蔵室５ではこれらのドレン水が露受板
３０から貯蔵箱３後壁内面を伝って連通管３２に流入
し、下貯蔵室６の露受板３１に落下して下貯蔵室６内の
ドレン水と合流し、貯蔵箱３後壁内面を伝って排水孔４
０に至る。排水孔４０に到達したドレン水は庫内側ドレ
ンソケット４１内に流入して庫外側ドレンソケット４３
のトラップ部４４に貯溜され（この貯溜水を図１中５１
で示す）、トラップ部４４を溢れ出たドレン水がドレン
ホース５０から排出される。庫内側ドレンソケット４１
の先端は、この貯溜水５１内に没する状態となるため、
庫内側ドレンソケット４１の内側は外部から液封される
形となる。
ン水の排出動作を説明する。上下貯蔵室５、６内は前述
の如く高湿度に維持されるためその内壁面には霜や結露
が成長する。上貯蔵室５ではこれらのドレン水が露受板
３０から貯蔵箱３後壁内面を伝って連通管３２に流入
し、下貯蔵室６の露受板３１に落下して下貯蔵室６内の
ドレン水と合流し、貯蔵箱３後壁内面を伝って排水孔４
０に至る。排水孔４０に到達したドレン水は庫内側ドレ
ンソケット４１内に流入して庫外側ドレンソケット４３
のトラップ部４４に貯溜され（この貯溜水を図１中５１
で示す）、トラップ部４４を溢れ出たドレン水がドレン
ホース５０から排出される。庫内側ドレンソケット４１
の先端は、この貯溜水５１内に没する状態となるため、
庫内側ドレンソケット４１の内側は外部から液封される
形となる。
【００１８】一方、貯蔵箱３のシール不良による上下貯
蔵室５、６からの水分侵入、或いは断熱箱体２からの水
分の浸透等によってダクト８内に水分が侵入した場合、
冷却器２２の所定の除霜期間中等にこれらドレン水は内
箱３６内壁面を流下してシール材５２に至る。このシー
ル材５２は連続気泡であるため、ドレン水はシール材を
浸透して貫通孔４２内に入り、漏斗状パイプ４７と庫内
側ドレンソケット４１の間の間隔を通過して庫外側ドレ
ンソケット４３のトラップ部４４に至り、そこに貯溜し
ている貯溜水５１と合流してドレンホース５０から排出
される。この時、漏斗状パイプ４７と庫内側ドレンソケ
ット４１の間隔は、庫内側ドレンソケット４１から見て
トラップ部４４の下流側においてドレンホース５０に連
通しているので、ダクト８と下貯蔵室６とは空気流通状
態に連通されない。従って、ダクト８内の冷気が下貯蔵
室６に流入して内部の乾燥を引き起こすことはない。ま
た、ダクト８と貫通孔４２間にはシール材５２があるの
で、ダクト８内の冷気がドレンホース５０から外部に漏
れることもない。
蔵室５、６からの水分侵入、或いは断熱箱体２からの水
分の浸透等によってダクト８内に水分が侵入した場合、
冷却器２２の所定の除霜期間中等にこれらドレン水は内
箱３６内壁面を流下してシール材５２に至る。このシー
ル材５２は連続気泡であるため、ドレン水はシール材を
浸透して貫通孔４２内に入り、漏斗状パイプ４７と庫内
側ドレンソケット４１の間の間隔を通過して庫外側ドレ
ンソケット４３のトラップ部４４に至り、そこに貯溜し
ている貯溜水５１と合流してドレンホース５０から排出
される。この時、漏斗状パイプ４７と庫内側ドレンソケ
ット４１の間隔は、庫内側ドレンソケット４１から見て
トラップ部４４の下流側においてドレンホース５０に連
通しているので、ダクト８と下貯蔵室６とは空気流通状
態に連通されない。従って、ダクト８内の冷気が下貯蔵
室６に流入して内部の乾燥を引き起こすことはない。ま
た、ダクト８と貫通孔４２間にはシール材５２があるの
で、ダクト８内の冷気がドレンホース５０から外部に漏
れることもない。
【００１９】また、実施例では貯蔵室排水部を構成する
庫内側ドレンソケット４１の外周にダクト排水部を構成
する漏斗状パイプ４７を配置したので、断熱箱体２の貫
通孔４７を一か所とすることができる。尚、貯蔵室排水
部とダクト排水部の具体的構造は、実施例に限らず本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、断熱箱体に２箇所貫通孔を形成して貯蔵室排水部と
ダクト排水部とを別々の場所に形成しても差し支えな
い。
庫内側ドレンソケット４１の外周にダクト排水部を構成
する漏斗状パイプ４７を配置したので、断熱箱体２の貫
通孔４７を一か所とすることができる。尚、貯蔵室排水
部とダクト排水部の具体的構造は、実施例に限らず本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、断熱箱体に２箇所貫通孔を形成して貯蔵室排水部と
ダクト排水部とを別々の場所に形成しても差し支えな
い。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、ダクト内に冷気を循環
して貯蔵箱壁面より貯蔵箱内を間接的に冷却する冷却貯
蔵庫において、貯蔵箱内部に発生したドレン水は貯蔵箱
排水部からドレンホースへと排出することができると共
に、ダクト内に発生したドレン水もダクト排水部からド
レンホースに排出することができる。従って、ダクト内
での霜の成長による冷却不良を防止できると共に、ダク
ト構成壁面の腐食も防止することができる。更に、貯蔵
箱排水部とダクト排水部間にはトラップ部が存在してい
るので、貯蔵箱内とダクト内とは連通されず、ダクトか
らの冷気流入による貯蔵室内の乾燥も防止することがで
きるものである。
して貯蔵箱壁面より貯蔵箱内を間接的に冷却する冷却貯
蔵庫において、貯蔵箱内部に発生したドレン水は貯蔵箱
排水部からドレンホースへと排出することができると共
に、ダクト内に発生したドレン水もダクト排水部からド
レンホースに排出することができる。従って、ダクト内
での霜の成長による冷却不良を防止できると共に、ダク
ト構成壁面の腐食も防止することができる。更に、貯蔵
箱排水部とダクト排水部間にはトラップ部が存在してい
るので、貯蔵箱内とダクト内とは連通されず、ダクトか
らの冷気流入による貯蔵室内の乾燥も防止することがで
きるものである。
【図１】本発明の冷却貯蔵庫底部の排水経路部分の拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
【図２】冷却貯蔵庫の正面図である。
【図３】冷却貯蔵庫の縦断面図である。
【図４】従来の冷却貯蔵庫の底部拡大縦断面図である。
１ 冷却貯蔵庫 ２ 断熱箱体 ３ 貯蔵箱 ８ ダクト ２２ 冷却器 ３３ 排水経路 ４１ 庫内側ドレンソケット ４３ 庫外側ドレンソケット ４４ トラップ部 ５０ ドレンホース
Claims (1)
- 【請求項１】 断熱箱体内に該断熱箱体と所定の間隔を
存して熱伝導性の貯蔵箱を設けると共に、前記間隔をダ
クトとし、該ダクト内に冷気を循環するよう構成した冷
却貯蔵庫において、前記貯蔵箱底部に開口して外部のド
レンホースに接続される貯蔵箱排水部と、該貯蔵箱排水
部と前記ドレンホースによって構成する排水経路中に形
成したトラップ部と、該トラップ部の下流側において前
記ダクト内と前記ドレンホースとを連通するダクト排水
部とを具備して成る冷却貯蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3291602A JP2614564B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 冷却貯蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3291602A JP2614564B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 冷却貯蔵庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126459A true JPH05126459A (ja) | 1993-05-21 |
| JP2614564B2 JP2614564B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=17771074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3291602A Expired - Fee Related JP2614564B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 冷却貯蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2614564B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014219142A (ja) * | 2013-05-08 | 2014-11-20 | ホシザキ電機株式会社 | 冷却庫 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP3291602A patent/JP2614564B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014219142A (ja) * | 2013-05-08 | 2014-11-20 | ホシザキ電機株式会社 | 冷却庫 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2614564B2 (ja) | 1997-05-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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