JPH05124286A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH05124286A
JPH05124286A JP28518891A JP28518891A JPH05124286A JP H05124286 A JPH05124286 A JP H05124286A JP 28518891 A JP28518891 A JP 28518891A JP 28518891 A JP28518891 A JP 28518891A JP H05124286 A JPH05124286 A JP H05124286A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚の連帳用紙A,B及び単票用紙に対して
効率的な印字ができる構成を提供する。 【構成】 連帳用紙Aは装置前面より給紙され、プラテ
ン2と印字ヘッド4の間を通過した後にスタッカ35の
上側より排紙される。また連帳用紙Bは、装置後側より
給紙され、プラテン2と印字ヘッド4との間を通るが、
その後はスタッカ35の上側に排紙されるか(通常モー
ド)、或はスタッカ35の下側に排紙されるか(コンカ
レントモード)が選択可能である。この連帳用紙Bの排
紙側の切換は、連帳用紙Bを給紙する際に、ペーパガイ
ド43を置く位置を変えることによりなされる。コンカ
レントモードにおける連帳用紙B以外の用紙に対する印
字は、連帳用紙Bをプラテン上に配置したまま、それに
並べて或はそれに重ねて他の用紙を配置することにより
なされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なる吸入経路を通っ
て吸入された連帳用紙に印字を行なう印字装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、装置の前方と後方とに連帳用
紙を装置内に給紙するトラクタを設け、各トラクタから
給紙される連帳用紙の何れか一方に印字を行えるように
した印字装置が知られている(例えば特開昭64−80
71号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の印字
装置では、印字後の連帳用紙は、どちらのトラクタから
給紙された連帳用紙であっても、同じ排出経路を通って
装置後方に排出するようにされていたため、印字部排出
側で同一の排出装置を用いることになる。そのため一方
の連帳用紙をトラクタから排出経路に至る用紙の搬送経
路上に装着した状態で、他方の連帳用紙に印字を行なう
といったことができなかった。
【0004】つまり上記従来の印字装置では、印字後の
用紙を排出するための排出装置が一つであるため、印字
を行なう連帳用紙を変更する際には、先に印字を行った
連帳用紙を切断して、その先端を少なくとも排出装置よ
り手前まで戻しておく必要があり、一方の連帳用紙を用
紙の搬送経路上に装着した状態で他方の連帳用紙に印字
を行なうことはできなかったのである。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、連帳用紙を用紙の搬送経路上に装着した状態で他
の連帳用紙に印字を行うことができる印字装置を提供す
ること目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明は、複数の用紙吸入経路を通っ
て吸入された連帳用紙に印字を行なう印字部を備え、該
印字部を通過した連帳用紙を装置後方より排出する印字
装置であって、装置前方より吸入された連帳用紙を上記
印字部に導く第1の給紙手段と、装置後方より吸入され
た連帳用紙を、上記印字部の下方を通って上記印字部に
に導く第2の給紙手段と、上記印字部による印字後の連
帳用紙を、装置後方に設けられた異なる排出口から排出
する一対の排紙手段と、上記印字後の連帳用紙を上記一
対の排紙手段の何れか一方に案内する案内部材と、該案
内部材を変位させ、上記連帳用紙の排紙経路を変更する
排紙経路変更手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明の印字装置にお
いては、装置前方及び装置後方より吸入された連帳用紙
が、第1の給紙手段及び第2の給紙手段により、夫々、
異なる給紙経路で印字部に給紙される。また装置後方に
は、印字部による印字後の連帳用紙を異なる排出口から
排出する一対の排紙手段が設けられており、印字後の連
帳用紙は、案内部材により何れか一方の排紙手段まで案
内される。またこの案内部材による連帳用紙の排紙経路
は排紙経路変更手段によって決定される。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は本発明が適用された印字装置(以下,プ
リンタという。)内部の用紙(単票及び連帳用紙)の搬
送経路を左側面から見た状態を表す断面図である。
【0009】図2に示す如く、本実施例のプリンタ内に
は、印字部として、プラテン2と、図示しない駆動モー
タ及びタイミングベルトによりガイド軸3a,3bに沿
ってプリンタ内を左右に往復移動されるキャリッジに固
定され、プラテン2上に配設された印字用紙に印字を行
なう印字ヘッド4とが備えられている。
【0010】またプリンタには、印字用紙の吸入装置と
して、プリンタの前部(図中右側)から手差し又は自動
給紙装置により挿入された単票用紙を装置内に吸入す
る、フィードローラ12とピンチローラローラ13とか
らなる単票用の吸入装置、連帳用紙Aをプリンタ前部下
方から装置内に吸入する前部トラクタ15、及び連帳用
紙Bをプリンタの後部(図中左側)下方から吸入する後
部トラクタ17が備えられている。
【0011】前部トラクタ15により吸入された連帳用
紙A及びフィードローラ12とピンチローラ13とによ
り吸入された単票用紙は、第1の給紙手段としてのフィ
ードローラ30とピンチローラ31とに挟まれ、フィー
ドローラ30の回転により、印字部を構成しているプラ
テン2と印字ヘッド4のノーズ体6との間に送り込まれ
る。そしてこの印字部を通過した連帳用紙A及び単票用
紙は、排紙手段としてのフィードローラ32とピンチロ
ーラ33とに挟まれ、フィードローラ32の回転によ
り、プリンタ後部に設けられた単票用紙を集積用のスタ
ッカ35上に排出される。
【0012】一方後部トラクタ17により吸入された連
帳用紙Bは、第2の給紙手段としてのフィードローラ3
6とペーパパン37との間に挟まれ、フィードローラ3
6の回転により、印字部を構成しているプラテン2と印
字ヘッド4との間に送り込まれる。そしてこの印字部を
通過した連帳用紙Bは、排紙手段としてのフィードロー
ラ32とピンチローラ33とに挟まれフィードローラ3
2の回転によりスタッカ35上に排出されるか、もう一
つの排紙手段として設けられているフィードローラ38
とピンチローラ39とに挟まれ、フィードローラ38の
回転により、スタッカ35の下方に排出される。
【0013】即ちプラテン2と印字ヘッド4との間を通
過した印字用紙の搬送経路上には、後述のカムの回転に
より角軸41を中心に図に実線で示す第1位置から図に
点線で示す第2位置まで回動可能な、案内部材としての
ペーパガイド43が設けられており、後部トラクタ17
により吸入された連帳用紙Bは、このペーパガイド43
の回動より、排出経路を、スタッカ35の上方側と下方
側との何れかに選択できるようにされている。
【0014】尚前部トラクタ15には、前部トラクタ1
5上に連帳用紙Aがあるか否か,即ち前部トラクタ15
が連帳用紙Aを吸入している状態か否かを検出するため
の連帳Aセンサ45が設けられ、後部トラクタ17に
は、後部トラクタ17上に連帳用紙Bがあるか否か,即
ち後部トラクタ17が連帳用紙Bを吸入している状態か
否かを検出するための連帳Bセンサ47が設けられてい
る。
【0015】次に図3はプリンタ前部より吸入される連
帳用紙A及び単票用紙の搬送経路を構成する、フィード
ローラ12,前部トラクタ15,フィードローラ30,
及びフィードローラ32の駆動系の構成を表す構成図で
ある。図に示す如くフィードローラ30,32は、前部
駆動モータ50によりタイミングベルト51を介して駆
動され、単票吸入用のフィードローラ12は、フィード
ローラ30の回転軸30aに設けられた駆動ギヤ30
b,アイドルギヤ52,及びフィードローラ12の回転
軸12aに設けられた駆動ギヤ12bを介して、前部駆
動モータ50により駆動され、前部トラクタ15は、フ
ィードローラ12の回転軸12aに設けられた駆動ギヤ
12b,アイドルギヤ53,及び前部トラクタ15の駆
動軸(角軸)15aに設けられた駆動ギヤ15bを介し
て、前部駆動モータ50により駆動される。尚アイドル
ギヤー53は図示しない駆動モータとカムによって紙面
に垂直な方向に移動できるようになっており、駆動ギヤ
12bと前部トラクタ15に設けられた駆動ギヤ15b
との連結を切断して、単票用紙吸入時に連帳用紙Aの吸
入を停止できるようにされている。
【0016】次に図4はプリンタ後部より吸入される連
帳用紙Bの搬送経路を構成する、後部トラクタ17,フ
ィードローラ36及びフィードローラ38の駆動系の構
成を表す構成図である。尚図4は、上記図2及び図3と
は異なり、プリンタの右側面から見た状態を表してお
り、図における右側が用紙の排出方向となっている。
【0017】図に示す如く後部トラクタ17は、後部駆
動モータ57の回転軸57aに噛合されたアイドルギヤ
58,後部トラクタ17の駆動軸(角軸)17aに設け
られた駆動ギヤ17bを介して、後部駆動モータ57に
より駆動され、フィードローラ36及びフィードローラ
38は、アイドルギヤ58,アイドルギヤ59,及び各
ローラ36,38の回転軸36a,38aに設けられた
駆動ギヤ36b,38bを介して、後部駆動モータ57
により駆動される。
【0018】このように本実施例のプリンタにおいて
は、前部駆動モータ50の回転により、プリンタ前部か
ら単票又は連帳用紙Aを吸入してプリンタ後部のスタッ
カ35上に排出でき、後部駆動モータ57の回転によ
り、プリンタ後部から連帳用紙Bを吸入してプリンタ後
部のスタッカ35より下方に排出でき、更に前部駆動モ
ータ50及び後部駆動モータ57の回転により、プリン
タ後部から連帳用紙Bを吸入してプリンタ後部のスタッ
カ35上に排出できるようにされているのであるが、次
に本発明にかかわる主要部である連帳用紙Bの排出経路
を変更するペーパガイド43の構成及びその駆動系につ
いて図5及び図1を用いて説明する。尚図5はペーパガ
イド43の構成を表す斜視図であり、図1はその駆動系
の構成を表す構成図である。
【0019】図5に示す如く、ペーパガイド43は、図
1(又は図2)に実線で示す第1位置に固定した状態で
印字後の用紙をスタッカ35の上方及び下方の排出口に
夫々導けるように、一枚の板材を曲げ加工することによ
り、印字後の用紙をスタッカ35の上方に導くガイド部
61と、印字後の用紙をスタッカ35の下方に導くガイ
ド部62とを連設したものであり、ガイド部62のガイ
ド部61とは反対側の左右両側縁には、ペーパガイド4
3を角軸41を中心に回動可能に固定するために、角孔
63a,63bが穿設された左右一対の固定部64a,
64bが形成されている。
【0020】左右一対の固定部64a,64bの内、一
方の固定部64bには、図1に示すカム70の回転によ
りペーパガイド43を図2に点線で示す第2位置に回動
させるための従節ローラ65、及びこの従節ローラ65
をカム70方向に付勢する図1に示す引きバネ72の一
端を固定するための取付孔66が設けられている。尚ペ
ーパガイド43のガイド部61側端部は、ペーパガイド
43を図1(又は図2)に点線で示す第2位置に移動さ
せた際にキャリッジ4に当たることのないよう、キャリ
ッジ4の退避位置側は切断されている。
【0021】次に図1に示す如く、カム70は、駆動ギ
ヤ74と一体に形成されており、駆動ギヤ74はカム駆
動モータ76の回転軸76aに設けられたモータギヤ7
6bに噛合されている。またペーパガイド43の取付孔
66に一端が固定される引きバネ72の他端は、プリン
タ内に設けられた固定軸78に固定されており、ペーパ
ガイド43の従節ローラ65は、この引きバネ72によ
り、カム70のカム面に常に当接されることとなる。
【0022】従ってカム駆動モータ76を回転させて、
カム70を図に実線で示す位置から図に点線で示す位置
に回動すれば、ペーパガイド43は第1位置から第2位
置に変位することとなる。尚本実施例では、カム70が
排紙経路変更手段として機能し、カム駆動モータ76が
そのアクチュエータとして機能する。
【0023】次に図6は本実施例のプリンタを駆動制御
する制御装置の構成を表すブロック図である。図に示す
如く、制御装置は、印字ヘッド4,前部駆動モータ5
0,後部駆動モータ57,及びカム駆動モータ76を夫
々駆動するための駆動回路81,82,83,及び84
と、使用者が各種指令信号を入力するためのコントロー
ルパネル86と、コントロールパネル86からの指令信
号、連帳Aセンサ45,連帳Bセンサ47等からの検出
信号、及び外部装置から入力される印字データに応じて
上記各駆動回路81〜84に駆動信号を出力し、印字ヘ
ッド4や駆動モータを駆動させる制御回路90とから構
成されている。
【0024】また制御回路90は、CPU90a,RO
M90b,RAM90cを中心とするマイクロコンピュ
ータにより構成されており、入力インタフェース90d
を介して上記各種信号を入力し、出力インタフェース9
0eを介して駆動信号を出力する。
【0025】次に図7に示す如く、コントロールパネル
86には、プリンタ内に吸入させる用紙を選択するため
の用紙選択スイッチ(即ち連帳A選択スイッチ91,連
帳B選択スイッチ92,及び単票選択スイッチ93)が
設けられると共に、連帳用紙Bをスタッカ35の上方か
ら排出させるかスタッカ35の下方から排出させるかを
選択するための用紙モード選択スイッチ(即ち通常モー
ド選択スイッチ95及びコンカレントモード選択スイッ
チ96)が設けられている。
【0026】尚通常モード選択スイッチ95は、連帳用
紙Bを含むすべての用紙をスタッカ35の上の位置より
排出させて、プリンタ内を搬送する用紙を用紙選択スイ
ッチにより選択された印字を行なう用紙だけにするため
のスイッチであり、コンカレントモード選択スイッチ9
6は、連帳用紙Bの先端をスタッカ35の下方の位置か
ら排出させて、連帳用紙Bをプリンタ内に装着した状態
で、連帳用紙Bは勿論のこと、連帳用紙A及び単票用紙
にも印字を行えるようにするためのスイッチである。
【0027】そして上記制御回路90は、コントロール
パネル86に設けられた用紙選択スイッチの内、連帳A
選択スイッチ91が操作されると、図8に示す連帳用紙
Aの吸入処理を実行し、連帳B選択スイッチ92が操作
されると、図9に示す連帳用紙Bの吸入処理を実行す
る。以下、この処理について説明する。
【0028】図8に示す如く、連帳用紙Aの吸入処理に
おいては、まずS10にて用紙モード選択スイッチによ
り、通常モードが選択されているかコンカレントモード
が選択されているかを判断する。そして用紙モードが通
常モードであれば、S11に移行して、連帳Aセンサ4
5がON状態であるか否かを判断し、連帳Aセンサ45
がON状態であれば、連帳用紙Aは既にプリンタ内に吸
入されているので、この処理をそのまま終了する。
【0029】一方S11で連帳Aセンサ45がOFF状
態であると判断されると、S12に移行して、連帳Bセ
ンサ47がON状態であるか否かを判断する。そしてS
11にて、連帳Bセンサ47がOFF状態であり、連帳
用紙Bがプリンタ内に吸入されていないと判断された場
合には、S13に移行して、前部駆動モータ50を連帳
用紙Aの吸入方向に駆動することにより連帳用紙Aを給
紙する。
【0030】またS11にて、連帳Bセンサ47がON
状態であり、連帳用紙Bがプリンタ内に吸入されている
と判断されると、S14で後部駆動モータ57を連帳用
紙Bの吸入方向とは逆方向に駆動することにより、連帳
用紙Bを吸入経路から退避させ、S15にて連帳用紙A
を給紙した後、処理を終了する。
【0031】尚この連帳退避の処理(S14)の前に、
使用者は連帳用紙Bの既に印字されている頁を切り取る
必要があるが、この通常モードにおいては、連帳用紙B
はスタッカの上の位置より排紙されているので、使用者
は容易にその処理を行なうことができる。
【0032】次にS10にて、用紙モードがコンカレン
トモードであると判断された場合には、S17に移行し
て、連帳Aセンサ45がON状態であるか否かを判断
し、連帳Aセンサ45がON状態で、連帳用紙Aが既に
プリンタ内に吸入されている場合には、この処理をその
まま終了する。
【0033】一方S17にて、連帳Aセンサ45がOF
F状態であると判断された場合には、S18に移行し
て、連帳Bセンサ47がON状態か否かを判断する。上
述のようにコンカレントモードは、連帳用紙Bを、後部
トラクタ17から印字部を経由してスタッカ35の下方
に至る搬送経路上に配設した状態で、連帳用紙Aに印字
を行えるようにするモードであるため、S18で連帳B
センサ47がON状態で、既に連帳用紙Bが吸入されて
いると判断された場合には、S19にて連帳用紙Aの給
紙を行なう。尚このとき連帳用紙Aを供給する位置は、
プラテンの幅方向に連帳用紙Bと並べて給紙してもよ
く、また連帳用紙Bと重ねて給紙してもよい。また逆に
連帳Bセンサ47がOFF状態で、連帳用紙Bが吸入さ
れていないと判断された場合には、S20〜S22で連
帳用紙Bを給紙した後、S23にて連帳用紙Aの給紙を
行なう。
【0034】尚S20〜S22では、まず印字ヘッドを
ペーパガイド43と干渉しない位置に移動させた後、カ
ム駆動モータ76を駆動することにより、ペーパガイド
43の位置を図1(又は図2)に点線で示した第2位置
に変更し(S20)、次に後部駆動モータ57を連帳用
紙Bの吸入方向に駆動して、連帳用紙Bの先端がスタッ
カ35の下方の排出口に到達するまで連帳用紙Bを給紙
し(S21)、その後カム駆動モータ76を駆動して、
ペーパガイド43の位置を図1(又は図2)に実線で示
す定位置(第1位置)まで戻す(S22)、といった手
順で連帳用紙Bを給紙する。
【0035】次に図9に示す如く、連帳用紙Bの吸入処
理においては、まずS30にて用紙モード選択スイッチ
により、通常モードが選択されているかコンカレントモ
ードが選択されているかを判断し、用紙モードが通常モ
ードであれば、S31に移行して、連帳Bセンサ47が
ON状態であるか否かを判断し、連帳Bセンサ47がO
N状態であれば、連帳用紙Bは既にプリンタ内に吸入さ
れているので、この処理をそのまま終了する。
【0036】またS31で連帳Bセンサ47がOFF状
態であると判断されると、S32に移行して、連帳Aセ
ンサ45がON状態であるか否かを判断する。そして連
帳Aセンサ45がOFF状態で連帳用紙Aがプリンタ内
に吸入されていなければ、S33に移行して、後部駆動
モータ57を連帳用紙Bの吸入方向に駆動することによ
り連帳用紙Bを給紙し、連帳Aセンサ45がON状態で
あれば、S34で前部駆動モータ50を連帳用紙Aの吸
入方向とは逆方向に駆動することにより連帳用紙Aを吸
入経路から退避させた後、S35に移行して連帳用紙B
を給紙する。
【0037】次にS30にて、用紙モードがコンカレン
トモードであると判断されると、S37に移行して、連
帳Bセンサ47がON状態であるか否かを判断し、連帳
Bセンサ47がON状態で、連帳用紙Bが既にプリンタ
内に吸入されている場合には、S38に移行する。そし
てS38では、連帳Aセンサ45がON状態か否かを判
断し、連帳Aセンサ45がON状態であれば、S39で
連帳用紙Aを吸入経路から退避させた後処理を終了し、
連帳Aセンサ45がOFF状態であればそのまま処理を
終了する。
【0038】つまりコンカレントモードでは、連帳用紙
Bをスタッカ35の下方に至る搬送経路上に配設した状
態で連帳用紙Aや単票用紙に印字を行うことができ、既
に連帳用紙Bがプリンタ内に吸入されている場合には、
連帳用紙Bの上に連帳用紙Aが重なっていることがある
ので、ここではこうしたことがないよう(即ち連帳用紙
Bに確実に印字が行えるように)、連帳用紙Aの有無を
判断して、連帳用紙Aがあれば退避させるのである。
【0039】一方S37で連帳Bセンサ47がOFF状
態であると判断されると、S40に移行して、連帳Aセ
ンサ45がON状態か否かを判断する。そして連帳Aセ
ンサ45がON状態であれば、S41に移行して連帳用
紙Aを退避させた後、S42に移行し、連帳Aセンサ4
5がOFF状態であれば、そのままS42に移行する。
そしてS42にてカム駆動モータ76を駆動してペーパ
ガイド43の位置を第2位置に変更し、S43にて連帳
用紙Bの吸入を行ない、S44にてペーパガイド43の
位置を第1位置まで戻す、といった図8のS21〜S2
3と同様の処理を行ない、処理を終了する。
【0040】尚、S14,S34及びS41においてな
される連帳用紙(A或はB)の退避処理は、対応するセ
ンサ(45或は47)が用紙無しを検出した直後、即ち
各連帳用紙の先端が対応するセンサの位置よりも上流側
で且つまだその先端が当該トラクタ(15或は17)に
保持されている状態で停止される。
【0041】以上説明したように、本実施例のプリンタ
においては、連帳用紙Bの排出経路をスタッカ35の上
方にするか下方にするかを、ペーパガイド43により選
択することができる。このため従来のように2種の連帳
用紙A,Bを同一経路で排出することができるだけでな
く、各々異なる経路で排出させることができる。従って
連帳用紙Bを後部トラクタ17から印字部を経由してス
タッカ35の下方に至る搬送経路上に装着した状態で、
連帳用紙Aを吸入して連帳用紙Aに印字を行なうことが
できる。
【0042】また本実施例では、連帳用紙A及び単票用
紙の排出経路には、スタッカ35が設けられているが、
連帳用紙Bをスタッカ35の下方に排出させることがで
きるので、連帳用紙Bを切断することなく印字を行なっ
ても、連帳用紙Bを安定して排出させることができる。
【0043】更に本実施例では、コンカレントモードが
選択されている時には、連帳用紙Bはスタッカ35の下
側から排紙されているので、連帳用紙Bの切断が困難で
あるが、本装置では、コンカレントモードが選択されて
いる状態では、連帳用紙A或は単票用紙に対する印字で
あっても、連帳用紙Bを退避する必要が生じない。この
ため連帳用紙Bとして、一般に切断することなく使用さ
れる控え用の書類の印字等に利用することができる。
【0044】また単票用紙の給紙の際には、トラクタ1
5の代わりにフィードローラ12及びピンチローラ13
により用紙先端をフィードローラ30,ピンチローラ3
1に送る点を除けば、連帳用紙Aの場合と等しいので、
その説明を省略する。また単票用紙が装着されている状
態で、連帳用紙A或はBに印字を行なう場合は、その単
票用紙をスタッカ35上に排紙した後に行う。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の印字装置
においては、アクチュエータにより排紙経路変更手段を
作動させることにより、案内部材を変位させて、2種の
連帳用紙の排出経路を各々異なる経路に設定することが
できる。このため装置後方から吸入された連帳用紙を印
字部を経由して排出口に至る搬送経路上に装着した状態
で、装置前方から連帳用紙を吸入して印字を行なうこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のペーパガイドの駆動系の構成を表す
構成図である。
【図2】 実施例のプリンタ内部の用紙の搬送経路を表
す断面図である。
【図3】 プリンタ前部より給紙される単票及び連帳用
紙を搬送するための駆動系の構成を表す構成図である。
【図4】 プリンタ後部より給紙される連帳用紙を搬送
するための駆動系の構成を表す構成図である。
【図5】 ペーパガイドの構成を表す斜視図である。
【図6】 プリンタを駆動制御する制御装置の構成を表
すブロック図である。
【図7】 コントロールパネル86に設けられた用紙選
択スイッチ及び用紙モード選択スイッチの構成を表す説
明図である。
【図8】 制御回路にて実行される連帳用紙Aの吸入処
理を表すフローチャートである。
【図9】 制御回路にて実行される連帳用紙Bの吸入処
理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…プラテン 4…印字ヘッド 15…前部トラク
タ 17…後部トラクタ 30,32,36,38…フィ
ードローラ 31,33,39…ピンチローラ 35…スタッカ
37…ペーパパン 41…角軸 43…ペーパガイド 50…前部駆動
モータ 57…後部駆動モータ 65…従節ローラ 70…
カム 72…引きバネ 74…駆動ギヤ 76…カム駆動
モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の用紙吸入経路を通って吸入された
    連帳用紙に印字を行なう印字部を備え、該印字部を通過
    した連帳用紙を装置後方より排出する印字装置であっ
    て、 装置前方より吸入された連帳用紙を上記印字部に導く第
    1の給紙手段と、 装置後方より吸入された連帳用紙を、上記印字部の下方
    を通って上記印字部にに導く第2の給紙手段と、 上記印字部による印字後の連帳用紙を、装置後方に設け
    られた異なる排出口から排出する一対の排紙手段と、 上記印字後の連帳用紙を上記一対の排紙手段の何れか一
    方に案内する案内部材と、 該案内部材を変位させ、上記連帳用紙の排紙経路を変更
    する排紙経路変更手段と、 を備えたことを特徴とする印字装置。
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