JPH05124130A - 帯状部材の供給装置および供給方法 - Google Patents

帯状部材の供給装置および供給方法

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JPH05124130A
JPH05124130A JP3311994A JP31199491A JPH05124130A JP H05124130 A JPH05124130 A JP H05124130A JP 3311994 A JP3311994 A JP 3311994A JP 31199491 A JP31199491 A JP 31199491A JP H05124130 A JPH05124130 A JP H05124130A
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gripping
belt
supply target
strip
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JP3311994A
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Yukitaka Okafuji
幸敬 岡藤
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被供給体11に細幅の帯状部材15を確実かつ高
精度で供給して圧着する。 【構成】 把持ブロック65と把持爪67によって帯状部材
15の始端部を表裏面側から把持した後、シリンダ56を作
動してこれら把持ブロック65、把持爪67を前方に向かっ
て移動させ、帯状部材15を被供給体11に供給する。この
とき、帯状部材15は大きな把持力を付与できる把持ブロ
ック65、把持爪67によって把持されているので、供給時
にずれたり外れたりすることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、細幅の帯状部材の始
端部を被供給体に供給して圧着する帯状部材の供給装置
および供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯状部材の供給装置および供給方
法としては、例えば特開平2ー88224号公報に記載
されているようなものが知られている。このものは、キ
ャッププライ用リボンの巻始め端部を、低圧源に接続さ
れた吸引パッドによって吸着した後、流体シリンダのピ
ストンロッドを突出させて前記リボンの巻始め端部をベ
ルト成形用ドラムのベルト層上に供給圧着するようにし
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の帯状部材の供給装置および供給方法にあって
は、リボンの巻始め端部を吸引パッドによって吸着しな
がらドラムに供給するようにしているが、このような吸
引パッドによる最大吸着力は大気圧によって制限された
小さなものであるため、帯状部材の供給中に大きな外力
等が作用すると、帯状部材が吸引パッドからずれたり、
場合によっては外れたりすることがあるという問題点が
ある。
【0004】この発明は、帯状部材の始端部を確実かつ
高精度で被供給体に供給することができる帯状部材の供
給装置および供給方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、細幅の帯状部材の始端部を被供給体に供給して圧着
する帯状部材の供給装置であって、帯状部材の始端部を
把持位置において表裏面側から把持することができると
ともに、該帯状部材の始端部を被供給体に圧着すること
ができる把持手段と、把持手段を前方に向かって移動さ
せることにより、帯状部材の始端部を把持位置から被供
給体まで供給する駆動手段と、を備えた帯状部材の供給
装置により、第2に、帯状部材の始端部を把持位置にお
いて把持手段により表裏面側から把持する工程と、駆動
手段により把持手段を前方に向かって移動させることに
より、帯状部材の始端部を把持位置から被供給体まで供
給する工程と、帯状部材の始端部を被供給体に圧着する
工程と、を備えた帯状部材の供給方法により、達成する
ことができる。
【0006】
【作用】細幅の帯状部材の始端部を被供給体に供給して
圧着する場合には、まず、把持位置に位置している帯状
部材の始端部を把持手段により表裏面側から把持する。
次に、駆動手段により把持手段を前方に向かって移動さ
せることにより、帯状部材の始端部を把持位置から被供
給体まで供給する。この供給時、帯状部材の始端部は把
持手段によって表裏面側から把持されているが、このよ
うな把持力は機械的な力であるため必要に応じてかなり
大きくすることができ、この結果、供給中に大きな外力
等が作用しても帯状部材が把持手段からずれたり外れた
りするようなことはなく、帯状部材の始端部を確実かつ
高精度で被供給体に供給することができる。そして、帯
状部材の始端部が被供給体に到達すると、帯状部材の始
端部を把持手段によって被供給体に圧着する。
【0007】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、簡単な構成でありながら、把持ブロック、把持爪に
よって把持していた部位の帯状部材を確実かつ高精度で
被供給体に圧着することができる。さらに、請求項3に
記載のように構成すれば、把持ブロック、把持爪による
帯状部材の始端部の把持を、簡単な構成で確実に行うこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1、2において、11は水平な回転軸線Qを
中心として回転することができる被供給体であり、この
被供給体11は、例えば成型ドラムに装着されトロイダル
状に膨張したタイヤ中間体から構成され、この結果、こ
の被供給体11は回転軸線Qから外表面までの距離、即ち
半径Rが軸方向位置に応じて変化、この実施例では軸方
向中央から軸方向両端に向かうに従い半径Rが小さくな
っている。
【0009】14はこの被供給体11の外表面に細幅の帯状
部材15、例えば複数本のコードをゴムコーティングした
帯状のストリップを螺旋状に巻き付ける巻き付け機であ
り、この巻き付け機14は被供給体11の後方に設置された
フレーム16を有する。このフレーム16の被供給体11に対
向する前面には、被供給体11の回転軸線Qに直交する鉛
直線に平行に延びる、即ち上下方向に延びるレール17が
敷設され、このレール17には昇降台18に固定されたスラ
イドベアリング19が摺動可能に支持されている。20はフ
レーム16に上下方向に離れて取り付けられた軸受21に回
転可能に支持された上下方向に延びるねじ軸であり、こ
のねじ軸20は昇降台18に固定されたねじブロック22に螺
合している。23はフレーム16に取り付けられたモータで
あり、このモータ23の出力軸は前記ねじ軸20に連結され
ている。
【0010】27は被供給体11の回転軸線Qに平行に延び
るねじ軸であり、このねじ軸27の両端部は前記昇降台18
の前部に回転可能に支持されている。また、このねじ軸
27の前後の昇降台18には、ねじ軸27に平行なガイドロッ
ド28、29の両端部が取り付けられている。30は支持台で
あり、この支持台30には前記ねじ軸27がねじ込まれると
ともに、ガイドロッド28、29が摺動可能に挿入されてい
る。また、昇降台18にはモータ31が取り付けられ、この
モータ31の出力軸は前記ねじ軸27に連結されている。そ
して、前記モータ31が作動してねじ軸27が回転すること
により、支持台30はガイドロッド28、29に案内されなが
ら被供給体11の回転軸線Qに平行に移動する。前述した
ねじ軸27、モータ31は全体として、支持台30を被供給体
11の回転軸線Qに平行に移動させる移動手段32を構成す
る。また、前記モータ23が作動してねじ軸20が回転する
と、昇降台18に支持された支持台30は、被供給体11の回
転軸線Qに直交する直線、ここでは鉛直線に平行に、即
ち上下方向に移動する。前述したねじ軸20、モータ23は
全体として、支持台30を被供給体11の回転軸線Qに直交
する直線に平行に移動させ、該支持台30を被供給体11に
接近離隔させる接離手段33を構成する。34はモータ31に
取り付けられたエンコーダであり、このエンコーダ34は
モータ31の回転量、即ちねじ軸27の回転量を測定するこ
とにより、被供給体11の軸方向における支持台30の現在
位置を検出する。
【0011】前記支持台30は被供給体11に向かって延び
る水平な支持軸38を有し、この支持軸38の外側にはウォ
ームホイール39が軸受40を介して回転可能に支持されて
いる。41は支持台30に取り付けられたサーボモータであ
り、このモータ41の出力軸にはウォームホイール39に噛
み合うウォーム42が連結されている。前記ウォームホイ
ール39には被供給体11の頂上部近傍まで延びる水平なガ
イドプレート43の後端が固定され、このガイドプレート
43の上面をガイドローラ44、45を通じて送り込まれた帯
状部材15が摺接しながら通過して被供給体11に供給され
る。46はガイドプレート43の先端部上面に設けられ帯状
部材15の幅方向に離れた一対のガイドブロックであり、
これらのガイドブロック46間を前記帯状部材15が通過す
ることで該帯状部材15の幅方向位置が決定される。
【0012】また、ガイドプレート43の下面には長手方
向に延びるレール47が敷設され、このレール47には可動
台48に固定されたスライドベアリング49が摺動可能に係
合している。50はガイドプレート43に取り付けられた駆
動手段としてのシリンダであり、このシリンダ50のピス
トンロッド51の先端は前記可動台48に連結されている。
この結果、シリンダ50が作動してピストンロッド51が突
出したり引っ込んだりすると、可動台48はレール47に案
内されながら被供給体11に接近したり離隔したりする。
【0013】前記可動台48に固定されたブラケット54に
はピン55を介してほぼ水平な駆動機構としてのシリンダ
56が取り付けられ、このシリンダ56の先端に固定された
支持体57にはスライドベアリング58が取り付けられてい
る。59は移動ブロックであり、この移動ブロック59には
前記スライドベアリング58に摺動可能に係合する、ガイ
ドプレート43と平行なレール60が取り付けられている。
前記移動ブロック59には前記シリンダ56のピストンロッ
ド61の先端が連結され、これにより、シリンダ56が作動
してピストンロッド61が突出したり引っ込んだりする
と、移動ブロック59は前後に移動する。65は上端部が被
供給体11の回転軸線Qに平行なピン66を介して移動ブロ
ック59の前端下部に回動可能に支持された把持ブロック
であり、この把持ブロック65は前記ピン66を中心として
帯状部材15の供給方向に揺動することができる。そし
て、この把持ブロック65の下部は前記ピン66を中心とす
る弧状に形成されている。67は上部が把持ブロック65の
前端上部に前記ピン66に平行なピン68を介して揺動可能
に支持された把持爪であり、この把持爪67の下端部は把
持ブロック65の下部まで延びている。69は把持ブロック
65に取り付けられたシリンダであり、このシリンダ69の
ピストンロッド70の先端は前記把持爪67の中央部に連結
されている。この結果、シリンダ69が作動してピストン
ロッド70が引っ込むと、把持爪67は把持ブロック65に接
近するよう揺動し、把持ブロック65との間に帯状部材15
の始端部を把持することができる。前述したシリンダ5
6、移動ブロック59、把持ブロック65、把持爪67は全体
として、帯状部材15の始端部を表裏面側から把持するこ
とができるとともに、該帯状部材15の始端部を被供給体
11に圧着することができる把持手段71を構成する。そし
て、この把持手段71は前記シリンダ50の作動により前方
に向かって移動し、帯状部材15の始端部を把持位置Hか
ら被供給体11の頂上部まで供給する。75は可動台48の上
端に固定されたブラケット76に取り付けられたシリンダ
であり、このシリンダ75のピストンロッド77の先端は前
記シリンダ56に連結されている。この結果、シリンダ75
が作動してピストンロッド77が突出したり引っ込んだり
すると、把持手段71はピン55を中心として揺動し、これ
により、把持ブロック65、把持爪67は被供給体11の上方
に退避したり、あるいはこれら把持ブロック65、把持爪
67に把持されている帯状部材15の始端部を被供給体11に
押し付ける。
【0014】図1、2、3において、78は支持体57に取
り付けられたシリンダであり、このシリンダ78のピスト
ンロッド79の先端部には該ピストンロッド79の軸方向に
離れた一対のつば部80、81が形成されている。これらつ
ば部80、81間のピストンロッド79にはスライダ82が摺動
可能に係合し、このスライダ82と上方側のつば部80との
間にはスプリング83が介装されている。このスライダ82
には被供給体11の回転軸線Qとほぼ平行な回転軸回りに
回転するつば付きのガイドローラ84が支持され、このガ
イドローラ84は把持ブロック65の直後の帯状部材15に上
方から押し付けられ、該帯状部材15をガイドする。前述
したガイドプレート43、ガイドブロック46、ガイドロー
ラ84は全体として、被供給体11に供給される帯状部材15
を案内するガイド85を構成する。そして、このガイド85
は前記モータ41の作動により、帯状部材15の被供給体11
への巻き付け位置M(巻き付け時において帯状部材15が
巻き付き始めている位置)における被供給体11の外表面
に対する接線にほぼ平行で、かつ、移動手段32により支
持台30の移動方向に直交する直線、ここでは支持軸38の
中心軸を中心として回動し、案内している帯状部材15を
横方向に揺動(横揺れ)させる。前述したウォームホイ
ール39、モータ41、ウォーム42は全体として、ガイド85
を前記直線を中心として回動させる回動手段86を構成す
る。
【0015】再び、図1、2において、把持位置Hの直
下には、ガイドプレート43に後端を中心として上下に揺
動できるよう連結された揺動体89が設置され、この揺動
体89に設けられたブラケット90には、ガイドプレート43
に支持された前後方向に延びるシリンダ91のピストンロ
ッド92の先端が連結されている。そして、このシリンダ
91が作動してピストンロッド92が突出すると、揺動体89
は後端を中心として上方に揺動して帯状部材15の始端部
を上方に折り曲げ、把持ブロック65の弧状をした下部に
押し付けることができる。93はガイドプレート43の前端
上方に設置され上下動するカッターであり、このカッタ
ー93は下降したとき、ガイドプレート43の前端と協働し
て帯状部材15を幅方向に切断することができる。94は揺
動体89より後方のガイドプレート43上に摺動可能に支持
された中空のスライドブロックであり、このスライドブ
ロック94内を帯状部材15が通過している。95はスライド
ブロック94に取り付けられた上下方向に延びるシリンダ
であり、このシリンダ95のピストンロッド96の先端に
は押え板99が固定されている。そして、このシリンダ95
は、前記カッター93によって帯状部材15が切断される以
前に作動して、押え板99により切断位置より後方の帯状
部材15をスライドブロック94に押し付け固定する。 100
はガイドプレート43に取り付けられたシリンダであり、
このシリンダ100のピストンロッド 101の先端は前記ス
ライドブロック94に連結されている。そして、このシリ
ンダ 100が作動してピストンロッド 101が突出したり引
っ込んだりすると、スライドブロック94は前後に移動す
る。97は巻き付け位置Mより前方で被供給体11の直上に
設置された圧着ローラであり、この圧着ローラ97は帯状
部材15を被供給体11に巻き付ける際下降して該帯状部材
15を被供給体11に押し付け圧着する。
【0016】98はモータ23、31、41およびエンコーダ34
に接続された制御手段、例えばマイクロコンピュータで
あり、この制御手段98は移動手段32、接離手段33を構成
するモータ31、23を制御することにより、被供給体11の
外表面形状に追従して支持台30、ガイド85の位置を変化
させるとともに、回動手段86のモータ41を制御すること
により帯状部材15を横揺れさせ、巻き付け位置Mにおけ
る被供給体11に対する法線N(図3参照)と、巻き付け
位置Mにおける帯状部材15の表裏面とを直交させるよう
にしている。
【0017】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。今、図4に示すように、帯状部材15の始端部
が把持位置Hに位置し、把持手段71は把持位置Hの直上
で待機しているとする。このとき、シリンダ75のピスト
ンロッド77は突出しているため、シリンダ56、支持体5
7、把持手段71はピン55を中心として上方に揺動し帯状
部材15の上方に位置している。次に、シリンダ75を作動
してピストンロッド77を引っ込め、シリンダ56、支持体
57、把持手段71をピン55を中心として下方に揺動させ
て、把持手段71の把持ブロック65を帯状部材15の始端部
に上方から押し付ける。次に、シリンダ91のピストンロ
ッド92を突出させて揺動体89を上方に揺動させる。これ
により、把持位置Hに位置している帯状部材15の始端部
は該揺動体89によって上方に折り曲げられ、把持ブロッ
ク65の弧状をした前端下部に押し付けられる。次に、シ
リンダ69のピストンロッド70を引っ込ませると、把持爪
67がピン68を中心として把持ブロック65に接近するよう
揺動し、把持ブロック65に押し付けられている帯状部材
15の始端部が把持位置Hにおいてこれら把持爪67と把持
ブロック65とにより表裏面側から確実に把持される。こ
のときの状態が図5に示されている。
【0018】次に、シリンダ91のピストンロッド92が引
っ込み、揺動体89が下方に揺動してガイドプレート43の
上面より引っ込んだ初期位置に復帰する。次に、シリン
ダ75のピストンロッド77が突出し、シリンダ56、支持体
57、把持手段71がピン55を中心として上方に揺動し、帯
状部材15の始端部が把持手段71によって多少上方に持ち
上げられる。このとき、把持手段71の直後の帯状部材15
はガイドローラ84によって案内されている。次に、シリ
ンダ95のピストンロッド96が引っ込んで押え板99が上昇
し、帯状部材15が該押え板99による押し付け固定から解
放される。このとき、シリンダ 100が作動してピストン
ロッド 101が突出し、スライドブロック94、シリンダ95
が前方に移動する。次に、シリンダ50のピストンロッド
51が突出し、可動台48、シリンダ56、支持体57、帯状部
材15の始端部を把持している把持手段71が一体となって
前方に向かって移動して被供給体11に接近する。そし
て、この接近移動は把持体71が被供給体11の頂上部直上
に到達したとき停止する。これにより、帯状部材15の始
端部は把持位置Hから被供給体11の頂上部まで供給され
る。このとき、帯状部材15の始端部は把持手段71によっ
て表裏面側から把持されているが、このような把持力は
機械的な力であるため必要に応じて大きくすることがで
き、この結果、供給中に大きな外力等が帯状部材15に作
用しても、該帯状部材15が把持手段71から外れたりずれ
たりするようなことはなく、帯状部材15の始端部を確実
かつ高精度で被供給体11に供給することができる。この
ときの状態が図6に示されている。
【0019】次に、シリンダ75を作動してピストンロッ
ド77を引っ込め、シリンダ56、支持体57、把持手段71を
ピン55を中心として下方に揺動させる。これにより、把
持ブロック65が被供給体11に押し付けられ、前記把持ブ
ロック65と把持爪67とによって把持されていた帯状部材
15の始端部が被供給体11の頂上部に圧着される。このと
き、シリンダ78のピストンロッド79が突出し、帯状部材
15を案内しているガイドローラ84が被供給体11の外表面
に向かって移動する。次に、シリンダ69のピストンロッ
ド70が突出し、把持爪67が把持ブロック65から離隔する
よう揺動する。この結果、帯状部材15の始端部がこれら
把持ブロック65、把持爪67の把持から解放される。次
に、シリンダ56のピストンロッド61を突出させ、移動ブ
ロック59を前方に向かって移動させる。このとき、把持
ブロック65の下端は被供給体11の外表面に帯状部材15を
介して押し付けられているため、把持ブロック65は帯状
部材15との間で滑ることができず、上端部に位置するピ
ン66を中心として後方に揺動する。ここで、把持ブロッ
ク65の下端部はピン66を中心とする弧状であるため、帯
状部材15の始端部はこの把持ブロック65の下端部により
被供給体11上に撫でつけられながら押し付けられ圧着さ
れる。この結果、把持爪67との間に把持されることで被
供給体11に押し付けられなかった部位の帯状部材15は、
簡単な構成である把持ブロック65により確実かつ高精度
で被供給体11に圧着される。このとき、圧着ローラ97が
被供給体11に接近し、被供給体11の外表面に接触する。
このときの状態が図7に示されている。
【0020】次に、シリンダ75のピストンロッド77が突
出し、シリンダ56、支持体57、把持手段71がピン55を中
心として上方に揺動し、把持ブロック65が上方に退避す
る。次に、シリンダ56のピストンロッド61を引っ込ま
せ、移動ブロック59、把持手段71を後方に向かって前記
前進距離と同一距離だけ移動させる。次に、被供給体11
を回転させるとともに、ガイド85に案内された帯状部材
15を被供給体11に供給する。これと同時に制御手段98に
より移動手段32のモータ31を作動させてねじ軸27を回転
させ、支持台30、ガイド85を被供給体11の回転軸線Qと
平行に軸方向外側に移動させる。これにより、被供給体
11の外表面には帯状部材15が螺旋状に巻き付けられると
ともに、圧着ローラ97によって圧着される。ここで、被
供給体11はその半径Rが軸方向位置に応じて変化してい
る、ここでは軸方向外側に向かうに従い半径Rが小さく
なっているため、単に支持台30、ガイド85を被供給体11
の回転軸線Qに平行に移動させただけでは、ガイド85が
被供給体11の外表面から徐々に離れるようになる。この
ため、この実施例では、制御手段98により接離手段33の
モータ23を作動させてねじ軸20を回転させ、支持台30、
ガイド85を被供給体11の回転軸線Qに直交する直線に平
行に、ここでは鉛直線に沿って下方に移動させ、支持台
30、ガイド85を被供給体11に接近させる。そして、この
ような接離手段33による支持台30、ガイド85の移動は、
予め制御手段98に記憶されている被供給体11の外表面形
状に関する情報およびエンコーダ34から入力される支持
台30、ガイド85の現時点での軸方向の位置情報に基づい
て制御され、これにより、ガイド85は被供給体11の外表
面に対する相対位置がほぼ一定に維持される。また、前
述のように被供給体11の半径Rが軸方向位置に応じて変
化しているにも拘らず、ガイド85を通じて供給される帯
状部材15の表裏面が常に被供給体11の回転軸線Qと平行
であると、帯状部材15の一方の側端部(軸方向内側端
部)のみが被供給体11の外表面に圧着され、他方の側端
部(軸方向外側端部)が被供給体11の外表面から浮き上
がってしまうおそれがあるとともに、巻き付けられた帯
状部材15が被供給体11の軸方向外側にずれるおそれもあ
る。このため、この実施例では、前述のように記憶され
ている情報およびエンコーダ34からの位置情報に基づい
て制御手段98から回動手段86のモータ41に信号を送って
モータ41を作動させ、ガイド85を巻き付け位置Mにおけ
る被供給体11の外表面に対する接線にほぼ平行な直線を
中心として回動させる。これにより、巻き付け位置Mに
おける帯状部材15の表裏面と巻き付け位置Mにおける被
供給体11に対する法線Nとが直交し(図3参照)、前述
のような事態が防止される。このように、この実施例で
は、支持台30を被供給体11の軸方向に移動させる移動手
段32および被供給体11の回転軸線Qに直交する直線に平
行に移動させる接離手段33並びにガイド85を被供給体11
の外表面に対する接線にほぼ平行な直線を中心として回
動させる回動手段86を設けるだけで、被供給体11の外表
面に帯状部材15を良好に巻き付けることができ、構造が
簡単になるとともに安価に製作することができる。そし
て、図3に示すように被供給体11の軸方向外端部近傍に
帯状部材15が巻き付けられるようになると、被供給体11
の半径Rの変化率、即ち被供給体11の回転軸線方向に単
位長さだけ離れた位置間での半径Rの差、が大きくなる
ため、該部位に巻き付けられる帯状部材15の回転軸線Q
に対する傾斜角が大きくなり、この結果、被供給体11の
1回転当りの支持台30、ガイド85の軸方向への移動距離
(ピッチ)が一定であると、巻き付けられた帯状部材15
間に隙間が発生してしまう。このため、この実施例で
は、制御手段98によって移動手段32、即ち支持台30、ガ
イド85の回転軸線方向の移動を、被供給体11の半径Rの
変化率が大きくなるに従い、被供給体11の1回転当りの
支持台30の移動ピッチPが小さくなるよう制御し、前記
隙間の発生を防止している。このときの状態が図8に示
されている。
【0021】このようにして被供給体11の周囲に所定回
数だけ帯状部材15が螺旋状に巻き付けられると、被供給
体11の回転が停止するとともに、モータ31、23、41の作
動が停止する。次に、シリンダ95が作動してピストンロ
ッド96が突出し、押え板99が帯状部材15をスライドブロ
ック94に押し付け固定する。次に、カッター93が下降し
て帯状部材15を切断位置においてガイドプレート43と協
働して幅方向に切断する。このとき、切断位置の直前の
帯状部材15はガイドローラ84により、一方、切断位置の
直後の帯状部材15は押え板99によりガイドあるいは固定
されているため、切断時に帯状部材15が移動したり変形
したりするようなことはない。このときの状態が図9に
示されている。次に、カッター93が初期位置まで上昇す
る。次に、被供給体11を所定角度だけ回転させ、切断さ
れた帯状部材15の終端部を圧着ローラ97によって被供給
体11に圧着する。次に、シリンダ78を作動してピストン
ロッド79を引っ込めガイドローラ84を上昇させるととも
に、シリンダ50を作動してピストンロッド51を引っ込
め、可動台48を初期位置に復帰させる。このとき、シリ
ンダ 100を作動してピストンロッド 101を引っ込め、ス
ライドブロック94、押え板99、帯状部材15を一体的に後
方に移動させ、帯状部材15の始端部を把持位置Hまで引
き戻す。次に、圧着ローラ97が上昇して被供給体11から
離隔する。その後、被供給体11の周囲にトレッドゴムが
貼付けられ生タイヤが成形されるが、この生タイヤは成
型ドラムから搬出されるとともに、新たなタイヤ中間体
が成型ドラムに搬入される。以上がこの実施例の作用の
1サイクルであり、以後、このサイクルが繰り返され
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、帯状部材の始端部を確実かつ高精度で被供給体に供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部破断側面図であ
る。
【図2】把持手段近傍の側面図である。
【図3】図2のIーI矢視図である。
【図4】この発明の作用を示す説明図である。
【図5】この発明の作用を示す説明図である。
【図6】この発明の作用を示す説明図である。
【図7】この発明の作用を示す説明図である。
【図8】この発明の作用を示す説明図である。
【図9】この発明の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
11…被供給体 15…帯状部材 50…駆動手段 56…駆動機構 59…移動ブロック 65…把持ブロック 67…把持爪 71…把持手段 89…揺動体 H…把持位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細幅の帯状部材の始端部を被供給体に供給
    して圧着する帯状部材の供給装置であって、帯状部材の
    始端部を把持位置において表裏面側から把持することが
    できるとともに、該帯状部材の始端部を被供給体に圧着
    することができる把持手段と、把持手段を前方に向かっ
    て移動させることにより、帯状部材の始端部を把持位置
    から被供給体まで供給する駆動手段と、を備えたことを
    特徴とする帯状部材の供給装置。
  2. 【請求項2】前記把持手段は、移動ブロックと、帯状部
    材の供給方向に揺動できるよう上端部が移動ブロックに
    連結された把持ブロックと、把持ブロックの前端部に揺
    動可能に支持され、把持ブロックに接近するよう揺動し
    たとき、把持ブロックとの間に帯状部材の始端部を把持
    する把持爪と、移動ブロックを前後に移動させる駆動機
    構と、を備え、把持ブロックを被供給体に押し付けるこ
    とにより、把持ブロックおよび把持爪に把持された帯状
    部材の始端部を被供給体に圧着させた後、把持爪を把持
    ブロックから離隔するよう揺動させて帯状部材を把持か
    ら解放し、その後、駆動機構によって移動ブロックを前
    進させることにより、把持ブロックを上端部を中心とし
    て揺動させ、把持爪および把持ブロックに把持されてい
    た部位の帯状部材を被供給体に押し付け圧着するように
    した請求項1記載の帯状部材の供給装置。
  3. 【請求項3】前記把持位置における帯状部材の始端部直
    下に、後端を中心として上下に揺動することができる揺
    動体を設置し、該揺動体を上方に揺動させることによ
    り、帯状部材の始端部を上方に折り曲げて把持ブロック
    の前端下部に押し付け、その後、把持爪を把持ブロック
    に接近するよう揺動させて該帯状部材の始端部を把持ブ
    ロック、把持爪により把持するようにした請求項2記載
    の帯状部材の供給装置。
  4. 【請求項4】帯状部材の始端部を把持位置において把持
    手段により表裏面側から把持する工程と、駆動手段によ
    り把持手段を前方に向かって移動させることにより、帯
    状部材の始端部を把持位置から被供給体まで供給する工
    程と、帯状部材の始端部を被供給体に圧着する工程と、
    を備えたことを特徴とする帯状部材の供給方法。
JP3311994A 1991-10-30 1991-10-30 帯状部材の供給装置および供給方法 Withdrawn JPH05124130A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999017920A1 (en) * 1997-10-03 1999-04-15 Bridgestone Corporation Method and apparatus for forming tire reinforcing layer
JP2005153536A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Soc De Technol Michelin ストリップをトロイダル面上に連続的に敷設する方法
CN104512043A (zh) * 2013-10-03 2015-04-15 住友橡胶工业株式会社 橡胶带的粘贴装置
CN106002204A (zh) * 2016-06-17 2016-10-12 华侨大学 一种轮组橡胶带自动安装组合装置
CN115041965A (zh) * 2022-08-16 2022-09-13 徐州隆森堡家具有限公司 一种转动铰链自动化组装装配平台

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