JPH0512407Y2 - - Google Patents

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JPH0512407Y2
JPH0512407Y2 JP1986136817U JP13681786U JPH0512407Y2 JP H0512407 Y2 JPH0512407 Y2 JP H0512407Y2 JP 1986136817 U JP1986136817 U JP 1986136817U JP 13681786 U JP13681786 U JP 13681786U JP H0512407 Y2 JPH0512407 Y2 JP H0512407Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は、単体で内装仕上材となる化粧石膏
ボードやプリント合板、或いは、クロス貼仕上げ
や塗装仕上げの下地となる石膏平ボードや石綿珪
酸カルシウム板等の板状内装材を、壁や天井等に
取り付けるための板状内装材の取付構造で、詳し
くは、板状内装材の端部を取付対象とする取付部
に、吸音用の空洞部と、その空洞部を室内に連通
させる前記空洞部の幅よりも小さい幅のスリツト
とを形成してある構造に関する。 〔従来の技術〕 この種の板状内装材の取付構造では、空洞部
と、その空洞部を室内に連通させるスリツトとに
よつて、単一共鳴器を構成するから、空洞部の容
積と、スリツトの幅と、スリツトから空洞部に至
る部分に形成されるネツクの長さとによつて定ま
る共振周波数の音が入射すると、ネツクの部分の
空気の振動に伴う摩擦損失でエネルギーが減衰
し、大きな吸音力を得ることができる。つまり、
取付構造自体が吸音性能を有する。従つて、空洞
部及びスリツトを持たない構造、例えば、第1図
イに示すように、断面形状がM字形の軽量形鋼3
1を、その開放側が上向きになるように、野縁受
1、ハンガー8、及び吊りボルト(図示せず)を
介して上階の床(図示せず)に取り付け、この軽
量形鋼31の下面に、ボード等の板状内装材2を
貼り付ける構造や、第1図ロに示すように、同様
に上階の床から吊り下げられた、断面形状がT字
形の軽量形鋼32のフランジによつて、ボード等
の板状内装材2の端縁を受け止め支持する構造、
第1図ハに示すように、断面形状がC字形の軽量
形鋼33を立設し、この軽量形鋼33の両辺部に
ボード等の板状内装材2を貼り付けた構造に比較
して、内装工事を吸音面で有利に行える。 上記のように、空洞部とスリツトを有する取付
構造としては、実公昭53−16806号公報や実公昭
58−45372号公報に開示されている構造が知られ
ている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、前者の取付構造によるときは、その公
報中の第4図に見られるように、柱、それに取り
付けられる金具、屈折部材から空洞部及びスリツ
トを形成したり、或いは、公報中の第6図に見ら
れるように、支持部材とそれを取り付ける天井側
壁体の取付調整用部材とから空洞部及びスリツト
を形成したりしているので、それら各部材の不可
避的な取付誤差により、空洞部の容積やスリツト
の幅が変化して所定の吸音性能を得ることが難し
い。他方、後者の取付構造によるときは、接続用
断熱具とパネルの金属フレームとから空洞部及び
スリツトを形成しているので、やはり、接続断熱
具へのパネルの不可避的な取付誤差により、空洞
部の容積やスリツトの幅が変化して同様に所定の
吸音性能を得ることが難しい。 この考案の目的は、空洞部とスリツトとを利用
した吸音を行える板状内装材の取付構造として、
所定の吸音性能を容易に得ることができる構造を
提供する点にある。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案による板状内装材の取付構造の特徴構
成は、前記板状内装材の端部を取り付ける一体の
取付下地材に、空洞部及びスリツトを形成してあ
る点にある。 〔作用〕 単一共鳴器を構成する空洞部とスリツトとをと
もに一体の取付下地材に形成してあるから、つま
り、取付下地材のみから単一共鳴器を構成してあ
るから、板状内装材の取付下地材への取付誤差に
かかわらず、吸音性能に影響する空洞部の容積
と、スリツトの幅と、スリツトから空洞部に至る
部分に形成されるネツクの長さとを一定に保持す
ることができる。 特に、この空洞部の内部に、グラスウールやロ
ツクウール等の多孔質吸音材を充填すれば、さら
に広い周波数範囲に亘る吸音力を得ることもでき
る。 〔考案の効果〕 その結果、内装工事を吸音面で有利に行える吸
音機能付きの板状内装材の取付構造として、所定
の吸音性能に容易に得ることができる構造を提供
できるようになつた。 〔実施例〕 以下、図面に基づいて、この考案の実施例を説
明する。 この考案による板状内装材の取付構造は、天井
に対しても壁に対しても適用できる。また、適用
する部位においてその構成が若干異なるので、以
下、部位別に列記する。 《天井》 (イ) 接合部 第2図に示すように、C−チヤンネルから
なる野縁受1に、板状内装材2を取り付ける
ための取付下地材3が固定されている。この
取付下地材3は鋼板を折曲げ形成したもの
で、内部に空洞部Xを形成する断面形状がC
字形の部分と、このC字形部分の開口側の端
縁から折れ曲がつて、空洞部Xの幅[W]よ
りも狭い幅[w]のネツクNを形成する部分
とからなつている。 空洞部Xの内部には、多孔質吸音材である
グラスウール4が充填されている。また、取
付下地材3のネツクNを形成する部分は、
夫々の先端が内方に折り返されており、その
折返し部分どうしに亘つて、グラスウール4
が空洞部Xから抜け出さないようにするため
の金網5が張設されている。 板状内装材である石膏平ボード2は、取付
下地材3のネツクNを形成する部分の両側に
おいて、タツピングビス6によつて、取付下
地材3のC字形部分に取り付けられている。 即ち、取付下地材3に形成された空洞部X
と、取付下地材3のネツクNを形成する部分
の室内側端縁どうしの間に形成されるスリツ
トSとによつて、単一共鳴器が構成され、ネ
ツクNの幅に等しいスリツトSの幅[w]及
び長さ(紙面に直交する方向)[l]と、ネ
ツクNの奥行[t]と、空洞部Xの幅[W]
及び奥行[D]から求まる容積[V]とによ
つて決まる共振周波数の近傍において、強い
吸音力が得られる。 この共振周波数[0]は、次の〈1〉式か
ら求められる。0 =(c/2π)・√・・(+)
−〈1〉 ここに、c:音速 δ:管端補正長で次の〈2〉式よ
り 求められる δ=w・{l/π+(2/π)・loge(2l/w)}
−〈2〉 そして、この実施例の板状内装材の取付構
造においては、上述した共振周波数[0]の
近傍以外にも、空洞部X内に充填されたグラ
スウール4による吸音があり、共鳴器型と多
孔質型とを合わせた吸音特性が得られるので
ある。 また、取付下地材3のネツクNを形成する
部分に着脱自在に装着できる蓋7が設けられ
ており、この蓋7を取り付けることで、上述
した吸音力を生じない状態を現出することが
でき、一方、この蓋7を取り外すことで、上
述した吸音力を生じる状態を現出することが
できるように構成してある。 なお、野縁受1は、ハンガー8と吊りボル
ト9とによつて、上階の床スラブFから吊り
下げ支持されている。 第3図に示すように、取付下地材3のネツ
クNを形成する部分と、石膏平ボード2の端
縁との間に、見切縁10を取り付けてある。
また、金網5は、スリツトSを蓋うように張
設されている。他の部分の構成は、第2図に
示す構成とほぼ同一である。 第4図に示すように、石膏平ボード2を、
取付下地材3のC字形部分ではなく、ネツク
Nを形成する部分を外方に折り返した部分に
取り付けてある。また、金網5は、スリツト
Sを蓋うように張設されている。他の部分の
構成は第2図に示す構成とほぼ同一である。 第5図に示すように、取付下地材3のネツ
クNを形成する部分を外側に折り曲げて鍔状
にし、この部分に、端縁を相決り加工した石
膏平ボード2を乗せ掛けて取り付けてある。
また、金網5は、取付下地材3のネツクNを
形成する部分の内側に沿うように連設された
板材どうしの間に亘つて張設されている。 一方、取付下地材3には、その天井懐側と
なる部分の長手方向の複数個所にブラケツト
11を連設してあり、野縁受を介さずに、ハ
ンガー8と吊りボルト9とによつて吊下げ支
持されている。 この構成においては、先の第2図の構成と
同様に、蓋7を取付下地材3のネツクNを形
成する部分に嵌め込むことによつて、吸音力
を生じない状態を現出することができるよう
になつている。 第6図に示すように、第5図の構成を若干
変更して、石膏平ボード2を乗せ掛ける部分
を、取付下地材3とは別に形成し、取付下地
材3に連設してある。金網5は、スリツトS
を蓋うように張設されている。他の部分の構
成は、第5図に示す構成とほぼ同一である。 第7図及び第8図に示すように、取付下地
材3の空洞部Xを形成する部分の断面形状を
台形や鼓形にする。これにより、吸音率特性
を任意に変更設定することができる。なお、
空洞部Xを形成する部分の断面形状は、その
他、種々のものに変更可能である。他の部分
の構成は第5図に示す構成とほぼ同一であ
る。 (ロ) 壁との取合部 第9図ないし第12図に示すように、夫々、第
2図、第3図、第5図、及び、第6図の構成の取
付下地材3を加工し、その片側を図示のコンクリ
ート2や図示せぬ木軸等の壁下地、或いは、塗り
壁等の壁仕上げに固定できるようにした構成であ
る。他の部分の構成は、夫々、第2図、第3図、
第5図、及び、第6図に示す構成とほぼ同一であ
るので、同一番号を付すのみとする。 《2》 壁 (イ) 間仕切壁 第13図に示すように、間柱13の一方の
室側に、第2図に示す構成の天井における取
付下地材3を連設したものである。この間柱
13の他方の室側には、板状内装材である壁
材としての石膏平ボード2がタツピングビス
14により直接取り付けられている。なお、
取付下地材3の構成は、第2図に示すものと
同一である。 第14図及び第15図に示すように、第1
3図の構成とほぼ同様に、間柱13の一方の
室側に、夫々第3図及び第4図に示す構成の
天井における取付下地材3を連設したもので
ある。他の部分の構成は、夫々、第3図、第
4図、及び、第13図の構成と同一であるの
で、同一番号を付すのみとし、説明は省略す
る。その他、取付下地材3として、第5図な
いし第8図に示す構成の天井におけるものを
用いることも可能である。 第16図に示すように、第13図の構成と
同一の取付下地材3を用い、板状内装材2と
して、石膏平ボードに替えて石膏ラスボード
を用い、その上に石膏プラスター15を塗つ
て仕上げたものである。この場合、取付下地
材3のネツクNを形成する部分の室内側に向
く端縁が、石膏プラスター15を塗る際の鏝
の当たりとなつて仕上げの定規になる。 なお、図示はしないが、板状内装材2とし
て、木造建築物に用いられる構成であるバラ
板やベニヤ板の上にフエルト及びメタルラス
やワイヤラスを貼り付けたものであつてもよ
い。この板状内装材2は、第16図に示す石
膏ラスボードと同様に、石膏プラスターやモ
ルタル等の塗り壁の下地となるものである。 さらに、剛性の高いメタルラスやラスシー
トの場合であれば、それらラス材を直接取付
下地材3に取り付けてもよい。この場合に
は、それらラス材が板状内装材2となる。 第17図に示すように、間柱13の両方の
室側に、第2図に示す構成の天井における取
付下地材3を連設したものである。なお、取
付下地材3の構成は、第2図に示すものと同
一であるので、同一番号を付すのみとし、説
明は省略する。また、取付下地材3として
は、第3図ないし第8図に示す何れの構成で
あつてもよく、それらを両側の室の仕上げに
応じて適宜組み合わせてもよい。 (ロ) 外周壁 第18図に示すように、取付下地材3に鋼
板16を連設し、この鋼板16を、この鋼板
16に形成した孔を貫通するボルト17Aと
コンクリートの躯体18に埋設したスリーブ
17Bとからなるプラグボルト17によつ
て、躯体18に固定してある。なお、図中1
9は、躯体18からの取付下地材3を位置を
調整するために入れたワツシヤである。この
構成における取付下地材3は、第2図に示す
構成と同じものである。 第19図に示すように、第18図に示す構
成を若干変更したもので、躯体18の内周側
に、断熱材20を貼り付けたものである。こ
の構成の場合、プラグボルト17のボルト1
7Aとスリーブ17Bとの間に、断熱ボルト
21を介装してある。この構成における取付
下地材3は第2図に示す構成と同じものであ
る。 図示はしないが、第18図或いは第19図
に示す構成において、取付下地材3を第3図
ないし第8図に示す構成とする。 (ハ) 入隅部 第20図に示すように、取付下地材3のネ
ツクNを形成する部分の端縁を折り曲げ、こ
の部分に石膏平ボード2をタツピングビス6
にて固定してある。そして、スリツトSが、
入隅を形成する一対の石膏平ボード2の夫々
に対して[45°]の方向を向くように、取付
下地材3を形成してある。 第21図に示すように、石膏平ボード2と
取付下地材3との間に、別部材からなる見切
縁22を介装してある。他の部分の構成は、
第20図に示す構成とほぼ同一である。 第22図に示すように、スリツトSが、入
隅を形成する一対の石膏平ボード2の何れか
に沿つた方向に向くように、取付下地材3を
形成してある。他の部分の構成は、第20図
に示す構成とほぼ同一である。 (ニ) 出隅部 第23図に示すように、取付下地材3のネ
ツクNを形成する部分の端縁を折り曲げ、石
膏平ボード2との間の見切縁にしてある。そ
して、石膏平ボード2は、取付下地材3の空
洞部Xを形成する部分に、タツピングビス6
にて固着してある。そして、スリツトSは、
出隅を形成する一対の石膏平ボード2の夫々
に対して、[45°]の方向を向くように、取付
下地材3を形成してある。 第24図に示すように、石膏平ボード2と
取付下地材3との間に、別部材からなる見切
縁23を介装してある。他の部分の構成は、
第23図に示す構成とほぼ同一である。 第25図に示すように、スリツトSが、出
隅を形成する一対の石膏平ボード2の何れか
に沿つた方向に向くように、取付下地材3を
形成してある。他の部分の構成は、第23図
に示す構成とほぼ同一である。 (ホ) その他、図示はしないが、上述した各構成に
おいて、夫々、次のような変形が可能である。 空洞部X内に、多孔質吸音材4として、グ
ラスウールに替えて、ロツクウール、スラグ
ウール等の鉱物繊維、或いは、カポツク等の
植物繊維を充填する。 空洞部X内に充填した多孔質吸音材4の抜
け出し防止のために設けた金網5に替えて、
サランや寒冷紗等の音に対して透明な薄い織
物を張設する。 空洞部X内に何も充填しない。 板状内装材2としては、クロス貼や塗装の
下地となる石膏平ボードと、塗壁の下地とな
る石膏ラスボードを用いた例を説明したが、
その他、単体で仕上材となる化粧石膏ボー
ド、或いは、塗装の下地となる石綿珪酸カル
シウム板や石綿セメント板等の各種ボード類
や、金属板、ガラス板、陶器板等を用いても
よい。 さらに、板状内装材2として、インシユレ
ーシヨンボードやパーテイクルボード、或い
は、岩綿吸音板等を用いれば、吸音力をより
高めることもできる。 取付下地材3を、鋼板に替えて、アルミ板
やステンレス鋼板等の他の金属板を折り曲げ
て形成したり、冷間圧延鋼材を用いたり、さ
らには、強度が充分得られれば樹脂から一体
成形したりする。 板状内装材2の取付下地材3への固着手段
として、上述した取付下地材3の材質等に応
じて、タツピングビス6によるネジ止めに替
えて、接着等の手段を用いる。 第2図の構成等で用いた蓋7を多孔質吸音
材から構成し、蓋7を嵌め込んだ状態でも吸
音力が得られるようにしながら、この蓋7を
嵌め込むことで天井面や壁面が面一になるよ
うにする。 次に、以上述べてきた種々の板状内装材の取付
構造による吸音力を調べるために行つた吸音率測
定実験を説明する。この実験には、第26図に示
すように、断面形状がハツト形で、その鍔部分の
端縁に一対のスリツトSを有する取付下地材3の
モデル3′を用いて行つた。 このモデル3′は3種類あり、各モデル3′の図
示の各部分の寸法(単位はmm)、及び、その他の
条件は次頁の第1表に示すとおりである。また、
前掲の〈1〉式を用いて求められた共振周波数
(単位はHz)[0]を合わせて第1表に示す。な
お、各モデル3′は何れもその長さ[l]を
[56.8cm]に形成してあり、共振周波数[0]の
計算も、この数値を用いて行つた。その他、〈1〉
式に用いた記号と図中の寸法との関係は次のとお
りである。 w=g t=d V=c・h
【表】
【表】 また、吸音率の測定は、JIS A 1409に規定さ
れた「残響室法吸音率の測定方法」に準拠して、
1/3オクターブ分析、及び、1/1オクターブ分析
の、2つのバンド幅により行つた。各タイプのモ
デル3′毎の測定結果を、1/3オクターブ分析の結
果は第2表及び第27図に、また、1/1オクター
ブ分析の結果は第3表及び第28図に示す。吸音
率は何れも[1m]当たりの数値である。
【表】
【表】
【表】 この実験結果は、モデル3′として2つのスリ
ツトSと2つの空洞部Xを有しているものを用い
て行つたものであるので、実際の取付下地材3と
しての吸音力はその半分と考えられる。従つて、
例えば、《モデルA》と各部の寸法がほぼ同一の
取付下地材3を用いた場合の吸音率は、次頁の第
4表の如きものと推定される。
【表】 従つて、このような取付下地材3を用いた板状
内装材の取付構造においては、上述の取付下地材
3単体の吸音率に基づいて、室の吸音力の上昇が
推定されるのである。 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示し、第1図イ及びロは天井
の垂直断面図、第1図ハは壁の水平断面図であ
る。第2図ないし第26図はこの考案に係る板状
内装材の取付構造の実施例を示し、第2図ないし
第8図は天井に適用した場合の垂直断面図、第9
図ないし第12図は天井と壁との取合部分に適用
した場合の垂直断面図、第13図ないし第17図
は間仕切壁に適用した場合の水平断面図、第18
図及び第19図が外周壁に適用した場合の水平断
面図、第20図ないし第22図は壁の入隅部に適
用した場合の水平断面図、第23図ないし第25
図は壁の出隅部に適用した場合の水平断面図、第
16図は吸音率測定実験に用いた取付下地材モデ
ルの横断面図、第27図は1/3オクターブ分析に
よる吸音率の測定結果を示すグラフ、第28図は
1/1オクターブ分析による吸音率の測定結果を示
すグラフである。 2……板状内装材、3……取付下地材、4……
多孔質吸音材、X……空洞部、S……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 板状内装材2の端部を取付対象とする取付部
    に、吸音用の空洞部Xと、その空洞部Xを室内
    に連通させる前記空洞部Xの幅よりも小さい幅
    のスリツトSとを形成してある板状内装材の取
    付構造であつて、前記板状内装材2の端部を取
    り付ける一体の取付下地材3に、空洞部X及び
    スリツトSを形成してある板状内装材の取付構
    造。 2 前記取付下地材3が、金属板を折曲げ形成し
    たものである実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の板状内装材の取付構造。 3 前記空洞部Xが、その内部に多孔質吸音材4
    の充填されたものである実用新案登録請求の範
    囲第1項又は第2項の何れかに記載の板状内装
    材の取付構造。
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