JPH05123215A - 押分け突起を有する脱毛装置 - Google Patents

押分け突起を有する脱毛装置

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JPH05123215A
JPH05123215A JP4117566A JP11756692A JPH05123215A JP H05123215 A JPH05123215 A JP H05123215A JP 4117566 A JP4117566 A JP 4117566A JP 11756692 A JP11756692 A JP 11756692A JP H05123215 A JPH05123215 A JP H05123215A
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JP
Japan
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sandwiching
plates
sandwich
drive shaft
sandwiching plates
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Application number
JP4117566A
Other languages
English (en)
Inventor
Albert Visscher
フイツシヤー アルベルト
Marinus P Koster
ピーター コスター マリヌス
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Publication date
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Publication of JPH05123215A publication Critical patent/JPH05123215A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D26/00Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers
    • A45D26/0023Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers with rotating clamping elements
    • A45D26/0028Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers with rotating clamping elements with rotating discs or blades

Abstract

(57)【要約】 【目的】 挟み板の毛髪捕捉領域を拡張し、装置の経時
的にむらのない作動をもたらし、脱毛開口部から離間し
た位置での挟み板同士の好ましくない接触を防止するこ
とを目的とする。 【構成】 駆動軸7上に設けられた複数枚の円盤状の挟
み板19と、補助軸21上に設けられた複数本の押分け突起
41とを具え、前記押分け突起41により、前記各挟み板19
が第1および第2の傾動軸線周りに捕捉位置から挟み位
置へ傾動し、その捕捉位置へ傾動した挟み板19が、それ
に隣接して捕捉位置へ傾動した挟み板19へ挟持力を及ぼ
し、互いに隣接する挟み板19の各対19a, 19b、19b, 19
c、19c, 19aにそれぞれ一本の押分け突起41a, 41b, 41c
が対応しているため、各挟み板19がその両側に隣接する
二枚の挟み板19と共働し、前記押分け突起41が、前記補
助軸21上に互いに 120°の角度で突設されていることを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、少なくとも四枚の円
盤状挟み板を具え、前記挟み板が、ハウジングに対し回
転可能な駆動軸に結合されるとともに、補助軸上に搭載
された傾け部材によって各々、前記駆動軸に対し横切る
ように延在する傾動軸線周りに捕捉位置から挟み位置へ
傾動することができ、前記挟み板が、前記捕捉位置では
前記駆動軸に対し横切って位置する一方、前記挟み位置
では前記ハウジングの脱毛開口部の近傍にて該挟み位置
へ傾動した隣接する前記挟み板に対し挟持力を及ぼし、
前記補助軸が、前記駆動軸の、前記脱毛開口部から離間
する側方に位置して平行に延在する、脱毛装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上述の如き脱毛装置としては従来、例え
ばドイツ国特許出願 DE 3930884 A1号にて知られたもの
があり、この既知の装置は、各々対をなす円盤状の挟み
板から構成された複数の脱毛要素を具え、それらの挟み
板は各々、駆動軸に対し傾斜して延在するそれ自身の傾
動軸線周りに傾動することができる。
【0003】ここで、上記各脱毛要素の二枚の挟み板
は、補助軸周りに回転可能でありかつ対応する脱毛要素
の二枚の挟み板の間へ向かって半径方向へ延在する拡張
部材により、挟み位置へ傾動することができ、その挟み
位置では、上記二枚の挟み板は脱毛開口部の近傍にて互
いに押圧される。従って、上記脱毛開口部内にある毛髪
は、それらの挟み板により挟持されて、上記駆動軸の回
転により皮膚から引き抜かれる。またここで、上記補助
軸上に設けられた拡張部材の数は、上記駆動軸上に設け
られた挟み板の数の半分とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の脱毛装置にあっては、脱毛開口部の近傍の、上記各脱
毛要素の二枚の挟み板の間に位置する領域内でしか脱毛
を行い得ないため、該装置の並べられた複数の脱毛要素
の間の各領域が、挟み板の毛髪捕捉領域から外れて位置
し、それゆえ毛髪捕捉領域が限られてしまうという不都
合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、文頭の節で
述べた種類の脱毛装置において、挟み板の毛髪捕捉領域
を拡張した装置を提供することを目的としており、かか
る目的の達成のためこの発明の脱毛装置は、前記補助軸
が、互いに隣接して配置された前記挟み板の対の各々に
対応する傾け部材を有し、二枚の他の前記挟み板の間に
位置する前記各挟み板が、前記挟み板の並んだ二つの前
記対に関して共通であり、前記補助軸と前記駆動軸と
が、互いに等速度で回転でき、前記傾け部材が各々、前
記補助軸と直角な方向へ延在する突起を有し、前記複数
の突起が、互いに等しい角度αをなして連続し、前記角
度αが、前記挟み板の前記各対を前記挟み位置に位置さ
せる前記駆動軸の回転角度φに対し、φ<α<π−(φ
/2)という条件を満たす、という点を特徴としてい
る。
【0006】上記装置にあっては、挟み板の互いに隣接
する各対に対する突起の使用によって、二枚の他の挟み
板の間に位置する挟み板が、それに隣接する二枚の挟み
板と共働し、このことにて、挟み板の毛髪捕捉領域が、
駆動軸の軸線方向へ脱毛開口部の全体に亘って拡張され
る。また上記装置にあっては、連続する複数の突起の間
に上記角度αを設けたことによって、対をなす挟み板が
脱毛開口部の近傍でのみ互いに接触する一方、駆動軸の
脱毛開口部から離間した側方での、対をなす挟み板同士
の好ましくない接触が防止される。なお上記角度φは、
脱毛装置の仕様に基づいて定まる設計パラメーターであ
り、通常概ね20°〜40°の間にある。
【0007】そして、前記補助軸と駆動軸とが簡易に構
成されるとともに、脱毛装置の経時的に見てむらのない
作動がもたらされる、この発明の脱毛装置の一実施態様
は、前記角度αが実質的に 120°であることを特徴とし
ている。
【0008】また、この発明の脱毛装置の他の実施態様
は、二枚の他の前記挟み板の間に位置する前記各挟み板
が、二本の傾動軸線周りに連続的に傾動可能であり、前
記二本の傾動軸線が各々、前記挟み板の中心平面内に位
置するとともにその重心が前記駆動軸の中心軸線付近に
位置する一つの二等辺三角形の一辺を含むことを特徴と
しており、かかる実施態様にあっては、その二本の傾動
軸線の使用によって、それらの傾動軸線に対する、挟持
力と突起から対をなす挟み板に及ぼされる力とについて
のモーメントの腕の特に好ましい比がもたらされ、この
ことにて、各突起から及ぼされる力が、その突起に対応
する対をなす挟み板の間の挟持力よりも小さなものとな
る。
【0009】そして、前記挟み板が前記駆動軸に高い剛
性を持って結合されるとともに、前記挟み板の傾動軸線
が実用的な方法で得られる、この発明の脱毛装置のさら
に他の実施態様は、前記駆動軸に、各々その駆動軸の中
心軸線に平行に延在するとともに、その中心軸線に直角
な平面内で見て実質的に互いに 120°の角度をなす三本
の支持突条部が設けられる一方、前記各挟み板に、前記
支持突条部に対応する切欠き部が設けられ、前記挟み板
の前記各傾動軸線が、二本の前記支持突条部の間に延在
して前記切欠部部に接する直線によって形成されること
を特徴としている。
【0010】また、前記挟み位置での前記挟み板の安定
した支持がもたらされる、この発明の脱毛装置のさらに
他の実施態様は、前記各挟み板の前記切欠部付近が、前
記三本の支持突条部の各々の凹部内に配置され、前記挟
み位置に位置する前記挟み板の前記切欠部付近が、前記
凹部の内の二箇所の各々の側壁部の傾斜部分に寄り掛か
り、前記傾動軸線が、前記二つの傾斜部分とそれらに各
々対応する側壁部との交線を含むことを特徴としてい
る。
【0011】加えて、前記挟み板に関し材料の広範囲な
選択の余地を与える、この発明の脱毛装置のさらに他の
実施態様は、前記各挟み板の両側部に接触突部が設けら
れ、前記挟み位置に位置する前記挟み板が、その接触突
部を介し、前記補助軸上の対応する突起に乗り上げるこ
とを特徴としている。
【0012】そして、前記挟み板の周方向の広い範囲に
亘って挟持力が及ぼされる、この発明の脱毛装置のさら
に他の実施態様は、前記各挟み板の端縁に、少なくとも
一箇所の、平坦な部分が設けられることを特徴としてい
る。
【0013】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1は、この発明の脱毛装置の一実施例
を一部切り欠いて示す側面図、また図2は、図1に示す
装置の複数枚の挟み板を有する駆動軸および補助軸をそ
れらの挟み板が全て捕捉位置に位置する状態で示す側面
図、そして図3は、上記駆動軸および補助軸の、図2の
III-III 線に沿う断面図であり、この実施例の脱毛装置
は、脱毛開口部3を有するハウジング1を具えており、
その脱毛開口部3は、ハウジング1の頭部5に配置され
ている。
【0014】上記ハウジング1の頭部5内には、中心軸
線9を持つ金属性の駆動軸7が、上記脱毛開口部3の近
傍に位置して、その脱毛開口部3に平行に延在するよう
に配置されており、その駆動軸7の両端部11,13(図2
参照)は各々、ハウジング1の支持ブロック15,17内に
位置する軸受を有している。そして、上記駆動軸7上に
は、その中心軸線9に対し交差して延在するように、複
数枚の円盤状の金属性挟み板19が設けられており、ここ
における各挟み板19は、駆動軸7と一緒に回転するよう
にその駆動軸7に結合されるとともに、後述する方法
で、駆動軸7に対し横切るように延在する二本の傾動軸
線周りに傾動することができる。
【0015】図1に示すように、上記ハウジング1の頭
部5内にはまた、補助軸21が、駆動軸7の、上記脱毛開
口部3から離間する側方に位置して、駆動軸7と平行に
延在するように配置されており、その補助軸21の両端部
23,25(図2参照)は各々、ハウジング1の支持ブロッ
ク15,17内に位置する軸受を有している。そして、図2
に示すように、その補助軸21の一端部25に近い位置には
歯車27が設けられ、その歯車27は、駆動軸7の一端部13
に近い位置に設けられた歯車29と噛合し、それらの歯車
27および29は、互いに同数の歯を有しており、それゆえ
上記駆動軸7および補助軸21は互いに反対方向へ等速度
で回転することができる。
【0016】さらに図1に示すように、上記補助軸21の
一端部23には、もう一つの歯車31が設けられ、その歯車
31は、歯付きベルト33に噛合し、その歯付きベルト33
は、ハウジング1内に配置された電気式駆動モーター39
の出力軸37に固定されたピニオン35に噛合しており、従
って、上記駆動軸7および補助軸21は、駆動モーター39
により互いに同期して駆動される。
【0017】かかる駆動軸7および補助軸21の詳細は、
図2に示されており、その補助軸21上には、補助軸21か
らその半径方向外方へ各々延在する、合成材料製の複数
の押分け突起41が固定されている。ここで、それらの押
分け突起41には各々、図2に示すように、楔形の側端部
が形成されており、それゆえそれらの押分け突起41は各
々、駆動軸7および補助軸21の回転の間に二枚の互いに
隣接する挟み板19の間に分け入ってそれらの挟み板19を
押し分けることができる。
【0018】またここで、押分け突起41は、互いに隣接
する挟み板19の各対に対し一本づつ補助軸21上に設けら
れており、それゆえ押分け突起41の本数は、挟み板19の
枚数−1本となっている。そして図3に示すように、概
略補助軸21の周方向へ連続する押分け突起41の各対の間
の角度は、実質的に 120°とされており、それゆえそれ
らの押分け突起41の上記側端部は、補助軸21を囲繞する
一本の螺旋状の仮想曲線上に一定の間隔をおいて位置し
ている。
【0019】図2および図3に示す如き、駆動軸7に対
しほぼ直角に横切って位置する捕捉位置に全ての挟み板
19が位置する中間状態から、図3に示すような、上記駆
動軸7および補助軸21の互いに反対方向への回転が開始
される場合には、その回転の間に、先ず、各押分け突起
41b が、駆動軸7の、脱毛開口部3から離間する側方に
て、挟み板19b および19c の間に分け入って、それらの
挟み板19b, 19cを押分け、このことにより挟み板19b お
よび19c は各々、その二本の傾動軸線の内の一本の周り
に傾動して図4(a)に示す挟み位置に位置する。
【0020】そして上記挟み位置に位置する状態では、
挟み板19b および19c は、脱毛開口部3の近傍にて互い
に挟持力を及ぼし、それゆえ、それらの挟み板19b, 19c
間にある毛髪は、駆動軸7の回転によって皮膚から引き
抜かれる。この一方、上記押分け突起41b には、挟み板
19b, 19cが上記挟み位置にある間、複数の挟み板19bの
内の一枚の、第1の接触突部43b と、複数の挟み板19c
の内の一枚の、第2の接触突部45c とが乗り上げてい
る。
【0021】ここで、上記挟み板19b, 19cには、それら
の間の挟持力を脱毛開口部3の近傍の充分広い範囲に及
ばしめるために、第1の挟み領域47b と第2の挟み領域
49cとが、それらに対応する挟み板19の端縁の一部を平
坦に形成することにてそれぞれ設けられている(図9お
よび図10参照)。
【0022】この一方、挟み板19a は、図4(a)に示
す挟み板19の状態では捕捉位置に位置しており、その捕
捉位置に位置する状態では、脱毛開口部3内にある毛髪
は、挟み板19a と挟み板19b との間および、挟み板19c
と挟み板19a との間に入り込むことができる。
【0023】上述した図4(a)に示す状態から、駆動
軸7と補助軸21とがさらに回転すると、上記挟み板19b
および19c が上記捕捉位置を再び占め、その後に各押分
け突起41b が、挟み板19a および19b の間に分け入っ
て、複数の挟み板19a の内の一枚の第1の接触突部43a
と、複数の挟み板19b の内の一枚の第2の接触突部45b
との各々がその押分け突起41b に乗り上げ(図4(b)
参照)、このことにより挟み板19a, 19bは、その二本の
傾動軸線の内の一本の周りに傾動して図4(b)に示す
挟み位置に位置する。
【0024】そしてその挟み位置に位置する状態では、
挟み板19a はその端縁の一部に平坦な部分として形成さ
れた第1の挟み領域47a を、脱毛開口部3の近傍にて、
挟み板19b の同様にして形成された第2の挟み領域49b
に押し付けられ、それゆえ、それらの挟み領域47a,49b
間にある毛髪は、駆動軸7の回転によって皮膚から引き
抜かれる。
【0025】かかる挟み領域47a, 49bの詳細は、図9,
図10に示されており、また上述した図4(b)に示す状
態では、駆動軸7の端部13の近傍の挟み板19c および19
a は捕捉位置に位置している。
【0026】上述した図4(b)に示す状態から、駆動
軸7と補助軸21とがさらに回転すると、上記挟み板19a
および19b が上記捕捉位置を再び占め、その後に各押分
け突起41c が、挟み板19c および19a の間に分け入っ
て、複数の挟み板19c の内の一枚の第1の接触突部43c
と、複数の挟み板19a の内の一枚の第2の接触突部45a
との各々がその押分け突起41c に乗り上げ(図4(c)
参照)、このことにより挟み板19c, 19aは、その二本の
傾動軸線の内の一本の周りに傾動して図4(c)に示す
挟み位置に位置する。
【0027】そしてその挟み位置に位置する状態では、
挟み板19c の第1の挟み領域47c は挟み板19a の第2の
挟み領域49a に、脱毛開口部3の近傍にて押し付けら
れ、それらの挟み領域47c, 49aの詳細は、図11,図9に
示されている。なお、この図4(c)に示す状態では、
駆動軸7の端部11の近傍の挟み板19b および19aは捕捉
位置に位置している。
【0028】上述の如くしてこの実施例の脱毛装置によ
れば、互いに 120°の角度をなす押分け突起41の使用に
より、駆動軸7が完全に一回転する間に複数の挟み板19
が三回互いに接触するので、脱毛装置の経時的に見てむ
らのない作動をもたらすことができる。またこの実施例
の装置によれば、駆動軸7が一回転する間に、二枚の他
の挟み板19の間に位置する各挟み板19がそれに隣接する
両方の挟み板19に接触するので、挟み板19の毛髪捕捉領
域を、駆動軸7の軸線方向へ、それら複数の挟み板19を
収容する部分の幅の全体に亘って拡張することができ
る。
【0029】図5は、脱毛開口部3の近傍における上記
挟み板19a, 19bおよび19c の相互の間隔を駆動軸7の回
転角度の関数として線図に表したものであり、この図か
ら明らかなように、挟み板19a, 19b間の毛髪捕捉領域は
挟み板19b, 19c間の毛髪捕捉領域とオーバーラップし、
その挟み板19b, 19c間の毛髪捕捉領域は同時に、挟み板
19c, 19a間の毛髪捕捉領域ともオーバーラップし、さら
にその挟み板19c, 19a間の毛髪捕捉領域も、挟み板19a,
19b間の毛髪捕捉領域とオーバーラップしている。従っ
てこの実施例の装置にあっては、毛髪捕捉領域が、最外
側に各々位置する二枚の挟み板19a の間に一様に存在し
ていることになる。
【0030】さらにこの実施例の脱毛装置によれば、上
記押分け突起41の使用により、挟み板19を脱毛開口部3
の近傍でのみ互いに接触させることができる。すなわ
ち、実際に図4(a)〜(c)に示すように、互いに隣
接して挟み位置に位置する二枚の挟み板19はそれぞれ、
捕捉位置に位置する挟み板19に側面を接しており、この
ことから互いに隣接する挟み板19の間には、駆動軸7
の、脱毛開口部3から離間する側方では常に隙間が存在
する。従ってこの脱毛装置によれば、その側方での挟み
板19同士の好ましくない接触を防止することができる。
【0031】またこの実施例の脱毛装置によれば、上記
押分け突起41の使用により、二枚の挟み板19の間の挟持
力を、それらの挟み板19が挟み位置に達した後直ちに最
大値に到達させることができ、その挟持力の最大値は、
挟持中の角度φ、すなわち挟み板19が挟み位置に位置す
る間の駆動軸7の回転角度(図5参照)であって押分け
突起41の幅B(図3参照)に基づいて定まる角度の全体
に亘って得られる。従ってこの脱毛装置によれば、挟み
板19の間にある毛髪を上記挟持中の角度φの全体に亘っ
て最大の挟持力で挟持することができるので、脱毛装置
の良好な作動を達成することができる。
【0032】なお、上記挟持中の角度φの値は、脱毛装
置の設計段階で、押分け突起41の幅Bを適宜に定めるこ
とにより、簡単な方法で最適化することができる。
【0033】ところで上述したように、ここにおける二
枚の他の挟み板19の間に位置する各挟み板19は、駆動軸
7に対し横切るように延在する二本の傾動軸線周りに傾
動することができ、この一方、最外側に各々位置する二
枚の挟み板19a はそれぞれ、駆動軸7に対し横切るよう
に延在する一本の傾動軸線周りに傾動することができる
が、かかる傾動を可能ならしめるため、駆動軸7には、
図2,図6および図7に示すように、各々その駆動軸7
の円柱状の中央部57に平行に延在する三本の櫛形の支持
突条部51, 53および55が設けられている。
【0034】図2は支持突条部51および55のみを示し、
また図6および図7は、円柱状の中央部57を除いて三本
の支持突条部51, 53および55を全て示しており、これら
の支持突条部51, 53,55は、駆動軸7の中心軸線9に対
し直交する平面内で見ると互いに 120°の角度をなして
いる。また支持突条部51, 53,55には、図7に示すよう
に、挟み板19を収容するための凹部59, 61, 63がそれぞ
れ設けられており、その支持突条部53のみを、図7に示
す状態から回転させて示す図8では、凹部61を見ること
ができる。
【0035】この一方、各挟み板19には、図9および図
11に示すように、駆動軸7の上記中央部57に僅かな隙間
を空けて嵌合する円筒形の中央孔65が設けられるととも
に、各々その中央孔65に対し半径方向へ延在して駆動軸
7の上記三本の櫛形支持突条部51, 53,55の凹部59, 6
1, 63にそれぞれ僅かな隙間を空けて嵌合する三箇所の
方形の切欠部67, 69, 71が設けられている。
【0036】先に記した各挟み板19の二本の傾動軸線
は、上記支持突条部51, 53,55および切欠部67, 69, 71
により、以下の如くして画成される。すなわち、挟み板
19b および19c が押分け突起41b によって挟み位置に傾
動されている、図4(a)に示す駆動軸7の位置では、
支持突条部53は補助軸21へ向いており、かかる状態では
各挟み板19b は、その中央孔65に対し第1の接触突部43
b と対抗する側に設けられた切欠部67b および71b (図
10参照)の付近にて、複数の凹部59b の内の一箇所の、
第1の側壁部75b に形成された傾斜部分73b と、複数の
凹部63b の内の一箇所の、第1の側壁部79b に形成され
た傾斜部分77b とに寄り掛かっている(図7参照)。
【0037】ここで、上記傾斜部分73b と側壁部75b の
残る部分との交線と、上記傾斜部分77b と側壁部79b の
残る部分との交線とは、一本の仮想直線上に位置してお
り、その直線が、挟み板19bの第1の傾動軸線となる。
従って、その第1の傾動軸線は、挟み板19b について図
10に示すように、切欠部67b および71b に接する直線81
b によって画成される。
【0038】さらに、この図4(a)に示す状態では、
各挟み板19c は、その中央孔65に対し第2の接触突部45
c と対抗する側に設けられた切欠部67c および71c (図
11参照)の付近にて、複数の凹部59c の内の一箇所の、
第2の側壁部85c に形成された傾斜部分83c と、複数の
凹部63c の内の一箇所の、第2の側壁部89c に形成され
た傾斜部分87c とに寄り掛かっている(図7参照)。
【0039】ここで、上記傾斜部分83c と側壁部85c の
残る部分との交線と、上記傾斜部分87c と側壁部89c の
残る部分との交線とは、一本の仮想直線上に位置してお
り、その直線が、挟み板19cの第2の傾動軸線となる。
従って、その第2の傾動軸線は、挟み板19c について図
11に示すように、切欠部67c および71c に接する直線91
c によって画成される。
【0040】なお、凹部61b の第1の側壁部93b と、凹
部61c の第2の側壁部95c とは、上述した図4(a)に
示す状態では挟み板19b, 19cがそれらの側壁部93b, 95c
に接触しないように、支持突条部53に形成されている
(図8参照)。
【0041】また、挟み板19a および19b が押分け突起
41a によって挟み位置に傾動されている、図4(b)に
示す駆動軸7の位置では、支持突条部51は補助軸21へ向
いており、かかる状態では各挟み板19a は、その中央孔
65に対し第1の接触突部43aと対抗する側に設けられた
切欠部69a および71a (図9参照)の付近にて、複数の
凹部61a の内の一箇所の第1の、側壁部93a に形成され
た傾斜部分97a (図8参照)と、複数の凹部63a の内の
一箇所の、第1の側壁部79a に形成された傾斜部分77a
(図7参照)とに寄り掛かっている。
【0042】それゆえ、上記傾斜部分97a と側壁部93a
の残る部分との交線と、上記傾斜部分77a と側壁部79a
の残る部分との交線とを含む一本の仮想直線が、挟み板
19aの第1の傾動軸線となり、その第1の傾動軸線は、
挟み板19a について図9に示すように、切欠部69a およ
び71a に接する直線81a によって画成される。なお、駆
動軸7の端部11の近傍に位置する挟み板19a は、その傾
動軸線81a 周りにのみ傾動することができる。
【0043】さらに、この図4(b)に示す状態では、
各挟み板19b は、その中央孔65に対し第2の接触突部45
b と対抗する側に設けられた切欠部69b および71b (図
10参照)の付近にて、複数の凹部61b の内の一箇所の、
第2の側壁部95b に形成された傾斜部分99b (図8参
照)と、複数の凹部63b の内の一箇所の、第2の側壁部
89b に形成された傾斜部分87b (図7参照)とに寄り掛
かっている。
【0044】ここで、上記傾斜部分99b と側壁部95b の
残る部分との交線と、上記傾斜部分87b と側壁部89b の
残る部分との交線とは、一本の仮想直線上に位置してお
り、その直線が、挟み板19bの第2の傾動軸線となり、
その第2の傾動軸線は、図10に示す、切欠部69b および
71b に接する直線91b に対応する。
【0045】なお、凹部59a の第1の側壁部75a と、凹
部59b の第2の側壁部85b とは、上述した図4(b)に
示す状態では挟み板19a, 19bがそれらの側壁部75a, 85b
に接触しないように、支持突条部51に形成されている
(図7参照)。
【0046】そして挟み板19c および19a が押分け突起
41c によって挟み位置に傾動されている、図4(b)に
示す駆動軸7の位置では、支持突条部55は補助軸21へ向
いており、かかる状態では各挟み板19c は、その中央孔
65に対し第1の接触突部43cと対抗する側に設けられた
切欠部67c および69c (図11参照)の付近にて、複数の
凹部59c の内の一箇所の、第1の側壁部75c に形成され
た傾斜部分73c (図7参照)と、複数の凹部61c の内の
一箇所の、第1の側壁部93c に形成された傾斜部分97c
(図8参照)とに寄り掛かっている。
【0047】それゆえ、上記傾斜部分73c と側壁部75c
の残る部分との交線と、上記傾斜部分97c と側壁部93c
の残る部分との交線とを含む一本の仮想直線が、挟み板
19cの第1の傾動軸線となり、その第1の傾動軸線は、
挟み板19c について図11に示すように、切欠部67c およ
び69c に接する直線81c によって画成される。
【0048】さらに、この図4(c)に示す状態では、
各挟み板19a は、その中央孔65に対し第2の接触突部45
a と対抗する側に設けられた切欠部67a および69a (図
9参照)の付近にて、複数の凹部59a の内の一箇所の、
第2の側壁部85a に形成された傾斜部分83a (図7参
照)と、複数の凹部61a の内の一箇所の、第2の側壁部
95a に形成された傾斜部分99a (図8参照)とに寄り掛
かっている。
【0049】ここで、上記傾斜部分83a と側壁部85a の
残る部分との交線と、上記傾斜部分99a と側壁部95a の
残る部分との交線とは、一本の仮想直線上に位置してお
り、その直線が、挟み板19aの第2の傾動軸線となり、
その第2の傾動軸線は、図9に示す、切欠部67a および
69a に接する直線91a に対応する。なお、駆動軸7の端
部13の近傍に位置する挟み板19a は、その傾動軸線91a
周りにのみ傾動することができる。
【0050】なお、凹部63c の第1の側壁部79c と、凹
部63a の第2の側壁部89a とは、上述した図4(c)に
示す状態では挟み板19c, 19aがそれらの側壁部79c, 89a
に接触しないように、支持突条部55に形成されている
(図7参照)。
【0051】上述した記載および図7, 図8から明らか
なように、第1の側壁部79a のみが傾斜部分77a を持
つ、支持突条部55の凹部63a は、支持突条部51の凹部59
b および支持突条部53の凹部61c と同一のものであり、
また、両側壁部79b, 89bが傾斜部分77b, 87bを持つ、支
持突条部55の凹部63b は、支持突条部51の凹部59c およ
び支持突条部53の凹部61a と同一のものであり、そして
第2の側壁部89c のみが傾斜部分87c を持つ、支持突条
部55の凹部63c は、支持突条部51の凹部59a および支持
突条部53の凹部61b と同一のものである。
【0052】従って、上記三本の支持突条部51, 53, 55
は、互いに同一のものであり、ただしその凹部59, 61,
63を、互いに駆動軸7の軸線方向へずらして有してい
る。
【0053】また、上述した記載および図9,図10,図
11から明らかなように、上記挟み板19a, 19b, 19c も、
互いに同一のものであり、ただしその位置が互いに 120
°ずれて、駆動軸7上に設けられている。
【0054】そして図9,図10,図11から明らかなよう
に、各挟み板19の、駆動軸7の端部13へ向く側部に配置
されている第1の接触突部43は、駆動軸7の端部11へ向
く側部に配置されている第2の接触突部45に対し 120°
の角度をなして設けられており、このことは、第1の挟
み領域47と第2の挟み領域49との間の位置関係でも同様
である。
【0055】さらに、上記二本の傾動軸線81および91
は、それらに共通の一つの二等辺三角形の各辺を含んで
おり、その二等辺三角形は、挟み板19の中心平面内に位
置し、その三角形の重心は、駆動軸7の中心軸線9付近
に位置している。そして、上記第1の傾動軸線81と第1
の挟み領域47とは、その三角形の重心に対し上記第1の
接触突部43と対抗する位置に配置されており、また上記
第2の傾動軸線91と第2の挟み領域49とは、その三角形
の重心に対し上記第2の接触突部45と対抗する位置に配
置されている。
【0056】なお、駆動軸7の端部11の近傍に位置する
挟み板19a の第2の接触突部45a および第2の挟み領域
49a は何の機能も有していず、このことは、駆動軸7の
端部13の近傍に位置する挟み板19a の第1の接触突部43
a および第1の挟み領域47aについても同様である。
【0057】上述の如き、挟み領域47,49と駆動軸7の
中心軸線9との間に位置する二本の傾動軸線81, 91を有
する支持突条部51,53, 55を使用する、この実施例の脱
毛装置によれば、それらの傾動軸線81, 91に対する、挟
み板19が及ぼす挟持力のモーメントの腕を、それらの傾
動軸線81, 91に対する、押分け突起41からその挟み板19
に及ぼされる力のモーメントの腕よりも短くすることが
でき、このことにて、その好ましいモーメントの腕の比
から、対をなす挟み板19間に高い挟持力をもたらすこと
ができる。
【0058】そしてこの実施例の装置によれば、その好
ましいモーメントの腕の比ゆえ、押分け突起41が挟み板
19に及ぼす力を挟み板19間の挟持力よりも小さくするこ
とができることから、押分け突起41と接触突部43, 45の
磨耗を最小限に抑制することもできる。
【0059】さらに、上述の如き三本の支持突条部51,
53, 55を使用する、この実施例の脱毛装置によれば、挟
み位置での挟み板19の最良の支持をもたらすことができ
る。というのは、挟み板19は上記挟み位置では、傾斜部
分73, 83, 77, 87, 97, 99の内の二箇所に寄り掛かると
ともに、その二つの接触突部43, 45の内の一つで複数本
の押分け突起41の内の一本に乗り上げており、上記二箇
所の傾斜部分は各々、中心軸線9に対し上記接触突部4
3, 45から 120°ずれて位置しているので、その挟み位
置に位置する挟み板19には、三角形の各頂点での安定し
た三点支持がもたらされるからである。
【0060】この一方、先に述べた捕捉位置では、挟み
板19a は、支持突条部53の複数の凹部61a の内の一つ
の、第1の側壁部93aと第2の側壁部95a との間に隙間
を空けて位置するとともに、支持突条部55の複数の凹部
63a の内の一つの、第1の側壁部79a と、支持突条部51
の複数の凹部59a の内の一つの、第2の側壁部85a との
間に隙間を空けて位置し、また、挟み板19b は、支持突
条部55の複数の凹部63bの内の一つの、第1の側壁部79b
と第2の側壁部89b との間に隙間を空けて位置するとと
もに、支持突条部51の複数の凹部59b の内の一つの、第
1の側壁部75bと、支持突条部53の複数の凹部61b の内
の一つの、第2の側壁部95b との間に隙間を空けて位置
している。
【0061】そして挟み板19c は、上記捕捉位置では、
支持突条部51の複数の凹部59c の内の一つの、第1の側
壁部75c と第2の側壁部85c との間に隙間を空けて位置
するとともに、支持突条部53の複数の凹部61c の内の一
つの、第1の側壁部93c と、支持突条部55の複数の凹部
63c の内の一つの、第2の側壁部89c との間に隙間を空
けて位置している。
【0062】上述の如き 120°の角度を持って連続する
複数本の押分け突起41を使用する、この実施例の脱毛装
置によれば、補助軸21と駆動軸7との構成を簡易ならし
めることができるとともに、先に記したように、脱毛開
口部3から離間した、駆動軸7の側方での、挟み板19同
士の好ましくない接触を防止することができ、この、好
ましくない接触を防止する手段なしには、挟持力にとっ
て好ましいモーメントの腕の比が得られる上記傾動軸線
81, 91の使用も不可能である。
【0063】なお、上記の如く、脱毛開口部3から離間
した、駆動軸7の側方の位置での、挟み板19同士の好ま
しくない接触を防止することは、連続する複数本の押分
け突起41の間の角度αとして他の値を使用する場合でも
可能である。
【0064】すなわち、上記の好ましくない接触を防止
するためには、先に述べたように、一般に、複数本の押
分け突起41の内の一本によって挟み位置に維持された挟
み板19の各対が、捕捉位置に位置する挟み板19に側面を
接しているべきであるが、かかる条件は、挟み板19の対
に挟み位置をもたらす押分け突起41とその両側にて隣接
する二本の押分け突起41との間の角度αが先に述べた挟
持中の角度φを越えており、かつその挟み位置をもたら
す押分け突起41と上記隣接する二本の押分け突起41の両
側に引き続く二本の押分け突起41との間の角度βが2π
−φよりも小さければ、満たされる。
【0065】それゆえ、連続する複数本の押分け突起41
の間の角度αが一定の場合には、上記条件を満たすため
のその角度αは、次式を満たすものでなければならな
い。
【数1】φ<α<π−(φ/2)
【0066】ここで、上記角度αが 120°の場合には、
先に述べた実施例の如く、三本の支持突条部を具える駆
動軸を持つ極めて簡易な脱毛装置の構成がもたらされる
が、脱毛装置のさらにむらのない作動をもたらす一方、
構成の簡易度は低下させる上記角度αの他の可能な値と
して、90°(支持突条部が四本になる),72°(支持突
条部が五本になる)そして60°(支持突条部が六本にな
る)を選択することもできる。
【0067】また上記角度αとして、上述した条件は満
たさないが 360°を割った数でない値を選択することも
可能である。しかしながらその場合には、全ての挟み板
について共通の複数本の支持突条部を使用することはで
きず、各挟み板を駆動軸上に別個に支持する必要が生ず
る。
【0068】さらに、挟み板19は駆動軸に、上記例と異
なる方法で支持することもでき、例えば駆動軸7の中心
軸線9に対し横切って位置する傾動軸線を挟み板19にも
たらす球面支持構造を用いて支持しても良い。しかしな
がらその場合には、挟持力のモーメントの腕の比の良好
さは低下し、また挟み位置での挟み板19の支持状態も安
定したものではなくなってしまう。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の脱毛装置の一実施例を一部切り欠い
て示す側面図である。
【図2】図1に示す脱毛装置の、複数枚の挟み板を有す
る駆動軸および補助軸を、それらの挟み板が全て捕捉位
置に位置する状態で示す側面図である。
【図3】上記駆動軸および補助軸の、図2のIII-III 線
に沿う断面図である。
【図4】(a),(b)および(c)は、図2に示す駆
動軸および補助軸を、各々複数枚の挟み板が挟み位置に
位置する第1の状態,第2の状態および第3の状態にて
それぞれ示す略線図である。
【図5】図1に示す脱毛装置の、脱毛開口部の近傍での
挟み板の間隔を、駆動軸の回転角度の関数で表す関係線
図である。
【図6】図1に示す脱毛装置の、複数枚の挟み板を具え
る駆動軸の一部を示す斜視図である。
【図7】図6に示す駆動軸の一部を、その駆動軸の中央
部と挟み板とを除いて示す斜視図である。
【図8】図7に後ろ向きに示す支持突条部のみを、図7
に示す状態から回転させて示す斜視図である。
【図9】図1に示す脱毛装置の、第1の挟み板を示す正
面図である。
【図10】図1に示す脱毛装置の、第2の挟み板を示す
正面図である。
【図11】図1に示す脱毛装置の、第3の挟み板を示す
正面図である。
【符号の説明】
3 脱毛開口部 7 駆動軸 19,19a, 19b, 19c 挟み板 21 補助軸 41, 41a, 41b, 41c 押分け突起 43,43a, 43b, 43c, 45, 45a, 45b, 45c 接触突部 47,47a, 47b, 47c, 49, 49a, 49b, 49c 挟み領域 51, 53, 55 支持突条部 57 中央部 59, 61, 63 凹部 65 中央孔 67, 69, 71 切欠部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも四枚の円盤状の挟み板を具
    え、前記挟み板が、ハウジングに対し回転可能な駆動軸
    に結合されるとともに、補助軸上に搭載された傾け部材
    によって各々、前記駆動軸に対し横切るように延在する
    傾動軸線周りに捕捉位置から挟み位置へ傾動することが
    でき、前記挟み板が、前記捕捉位置では前記駆動軸に対
    し横切って位置する一方、前記挟み位置では前記ハウジ
    ングの脱毛開口部の近傍にて該挟み位置へ傾動した隣接
    する前記挟み板に対し挟持力を及ぼし、前記補助軸が、
    前記駆動軸の、前記脱毛開口部から離間する側方に位置
    して平行に延在する、脱毛装置において、 前記補助軸が、互いに隣接して配置された前記挟み板の
    対の各々に対応する傾け部材を具え、二枚の他の前記挟
    み板の間に位置する前記各挟み板が、前記挟み板の並ん
    だ二つの前記対に関して共通であり、前記補助軸と前記
    駆動軸とが、互いに等速度で回転でき、前記傾け部材が
    各々、前記補助軸と直角な方向へ延在する突起を有し、
    前記複数の突起が、互いに等しい角度αをなして連続
    し、前記角度αが、前記挟み板の前記各対を前記挟み位
    置に位置させる前記駆動軸の回転角度φに対し、φ<α
    <π−(φ/2)という条件を満たすことを特徴とす
    る、脱毛装置。
  2. 【請求項2】 前記角度αが実質的に 120°であること
    を特徴とする、請求項1に記載の脱毛装置。
  3. 【請求項3】 二枚の他の前記挟み板の間に位置する前
    記各挟み板が、二本の傾動軸線周りに連続的に傾動可能
    であり、前記二本の傾動軸線が各々、前記挟み板の中心
    平面内に位置するとともにその重心が前記駆動軸の中心
    軸線付近に位置する一つの二等辺三角形の一辺を含むこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の脱毛装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動軸に、各々その駆動軸の中心軸
    線に平行に延在するとともに、その中心軸線に直角な平
    面内で見て実質的に互いに 120°の角度をなす三本の支
    持突条部が設けられる一方、前記各挟み板に、前記支持
    突条部に対応する切欠き部が設けられ、前記挟み板の前
    記各傾動軸線が、二本の前記支持突条部の間に延在して
    前記切欠部部に接する直線によって形成されることを特
    徴とする、請求項3に記載の脱毛装置。
  5. 【請求項5】 前記各挟み板の前記切欠部付近が、前記
    三本の支持突条部の各々の凹部内に配置され、前記挟み
    位置に位置する前記挟み板の前記切欠部付近が、前記凹
    部の内の二箇所の各々の側壁部の傾斜部分に寄り掛か
    り、前記傾動軸線が、前記二つの傾斜部分とそれらに各
    々対応する側壁部との交線を含むことを特徴とする、請
    求項4に記載の脱毛装置。
  6. 【請求項6】 前記各挟み板の両側部に接触突部が設け
    られ、前記挟み位置に位置する前記挟み板が、その接触
    突部を介し、前記補助軸上の対応する突起に乗り上げる
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の脱毛装置。
  7. 【請求項7】 前記各挟み板の端縁に、少なくとも一箇
    所の、平坦な部分が設けられることを特徴とする、請求
    項1乃至請求項6のいずれかに記載の脱毛装置。
JP4117566A 1991-05-13 1992-05-11 押分け突起を有する脱毛装置 Pending JPH05123215A (ja)

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