JPH0410819Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、回転体の外周に多数のローリング体
を配備すると共に、その中央に一対の円盤体を一
定間隔を存して偏心状に対設し、身体の局部のロ
ーリングマツサージ、或いは揉みマツサージを任
意且つ同時に行なうことができるようにしたロー
ル回転式小型マツサージ機に関するものである。

（従来技術とその問題点） この種のロール回転式小型マツサージ機に関連
するものとしては、例えば楕円球体を連続波形状
に一体形成して、これを駆動モーターにベルトを
介して連動するドラム等の外周面一面に配設して
構成され、駆動モーターの回転によりドラムが回
転し、該ドラムの回転により、その周囲に設けら
れた連続楕円球体が使用者の患部に当接して、該
患部をマツサージできるようにしたドラム回転式
のマツサージ機（実開昭56−53427号）や、減速
機構を介してモータから連動される従動軸に略ド
ラム状のマツサージ体を設けて箱体内に支持し、
このマツサージ体は、従動軸に固着した相対向す
る円板状の固定板相互間に複数本の固定杆を固定
板の円周に沿つて架設し、各固定杆に適数個の押
圧球を配設して成り、一方、マツサージ体を軸支
した箱体の両端近傍から延長されて相対向する支
持脚を形成し、この支持脚相互間に手指にて把持
せしめる略棒体状のハンドルを架設し、支持脚に
より水平に支持された箱体の上面に、回転するマ
ツサージ体の押圧球を順次突出せしめる開口部を
設けたことを特徴とする携帯用マツサージ機（実
開昭62−145620号）、更に、外周に多数のローラ
を独立的且つ回転自在に配設した筒状のローラボ
デイを形成すると共に、へ字状且つ互いに対向す
るローラシヤフトを設け、該ローラシヤフトに前
記ローラボデイの両端をそれぞれ回転自在に支持
せしめる一方、ローラボデイには該ローラボデイ
を駆動するモータと減速機構とを内蔵せしめると
共に一方のハンドル部材間に横接したセンターパ
イプと前記ローラボデイとを可撓性カバーで被包
してなる小型のロール回転式小型マツサージ機
（実公昭62−20212号、実公昭62−20213号）が考
案され、既に市場に出回つている。

しかし、上記前者のドラム回転式マツサージ機
にあつては、第１に駆動モーターに連動するドラ
ムがベルト等を介して連動するように構成してい
る為、駆動モーターとドラム及び懸装ベルトを設
置するための広いスペースを有し、一定限度以下
の大きさに縮小することが困難であると共に、ベ
ルトを懸装しているため、長期の使用に或いはベ
ルトの老化に起因して、ベルトが緩むことによる
ドラム回転不能というような故障の問題が多発し
ていた。

更に、上記携帯用マツサージ機にあつても、従
動軸をモータに連動させるための数種の歯車から
なる減速機構を、マツサージ体を収納した箱体の
一側に集中配備させているため、マツサージ体を
中央に配備させることができず、また重量も減速
機構内装側が重くなり、持ち運ぶ場合や把持して
使用する場合に不便であるという問題があつた。

また、後者の小型ロール回転式マツサージ機に
おいては、前者のようなベルトが緩むことによる
ドラム回転不能という問題はないが、使用者の患
部にドラムの連続楕円球体を当接させた場合、ロ
ーラ全体が一連に回転する為、使用者の患部当接
部は連続楕円球体の各頂点のみであり、例えば人
体背部にこれを使用した場合に、その当接軌跡は
人体背部幅方向等間隔位置の数点を縦方向に破線
状になり、マツサージが行なえない不当接部分が
ほとんどである。従つて、人体患部に均等に当接
させるためには、使用者が身体を動かして使用す
るか若しくはそのマツサージ機本体を頻繁に移動
させる他に手立てがなかつた。

更にまた、後者のものは、外周に多数のローラ
を配設して可及的にコンパクトに形成されてはい
るが、ローラホルダの外周に配設された多数のロ
ーラが、夫々対を成した立上り部を形成して、こ
れにピン軸で可回転に支持する構造のものである
ため、ローラホルダとその立上り部間の段差によ
るギヤツプが生じ、ローラボデイが回転した場合
に使用者に手や足が該立上り部に衝突し、また引
掛けられて傷み等の衝撃を与えるという欠点が有
つた。

また、上記した両者のロール回転式マツサージ
機は、単に回転ロールの回転による身体局部のロ
ーリングマツサージを行なうことができるだけで
あり、揉みマツサージを行なう事はできず、依つ
て、集中局部の揉みほぐしには不適当であるとい
う問題もあつた。

（考案の目的） 本考案は、上記問題点及び現状に鑑みてなされ
たものであり、内部に駆動機構を装備した筒体外
周に、マツサージ用の楕円球状揉部材及び円筒状
揉部材を筒体と段差なく且つ均等に配設支持させ
ると共に、その中央部に揉体の一対を偏心させて
配設し、ロール回転時に段差衝撃が生じないよう
にローリングマツサージと揉みマツサージを任意
且つ同時に行なう事ができるようにしたロール回
転式小型マツサージ機を提供することを目的とし
てなされたものである。

（考案の構成） すなわち、本考案のロール回転式小型マツサー
ジ機の第１の構成は、筒体内部に駆動モータ及び
減速機を内装し、該筒体の両側開口面に前記駆動
モータ及び減速機の支軸を保持するための冠状保
持部材を嵌着し、両冠状保持部材の外側を補強枠
に支持させてなる筒体回転機構と、前記筒体の外
周面中央部左右に鼓状支持部材を一定間隔を存し
て対向状に斜設し、各鼓状支持部材の対向側に偏
心遊転可能な円盤体を夫々連続状に斜設してなる
対向状一対の揉体と、前記筒体の外周面両側に前
記各揉体と連接状に夫々鼓状筒体を外嵌着し、各
鼓状筒体の胴体両側縁間外周に楕円球状揉部材と
円筒状揉部材とを交互且つ可回転に軸設してなる
一対のローリング体と、前記両揉体と両ローリン
グ体の外面全域を被覆せしめる可撓性カバーとか
ら成り、両揉体の円盤体間による揉みマツサージ
と両ローリング体によるローリングマツサージを
段差なく任意或いは同時に行い得るよう構成した
事を特徴とするものである。

また、本考案の第２の構成は、筒体の外周面中
央部左右に斜設された各揉体の鼓状支持部材にお
いて、夫々鼓状部材の胴部両側縁間空間部の外周
に複数の小球部材を軸設し、小球部材による変則
指圧ローリングマツサージを行ない得るよう構成
した事を特徴とするものである。

更に本考案の第３の構成は、筒体の外周面中央
部左右に対向状に配設された一対の揉体におい
て、各揉体の鼓状支持部材縁と円盤体間に溝部を
形成すると共に、該溝部内に複数の小球体を一定
間隔毎に嵌設せしめ、小球体による変則指圧ロー
リングマツサージを行ない得るよう構成した事を
特徴とするものである。

更にまた、本考案の第４の構成は、筒体回転機
構の補強枠を、各冠状保持部材の外側から挟持状
に保持する挟持部と、該挟持部に一体的に取付け
られた冠部を有するＵ字状の主枠と、該主枠の冠
部に枢止されて一定角度の開閉自在な副枠とで構
成し、主枠と副枠を開離させて本体支持できるよ
うにした事を特徴とするものである。

以下本考案のロール回転式小型マツサージ機を
図面に示す一実施例に基づき詳細に説明する。

（実施例） 第１図は、本考案のロール回転式小型マツサー
ジ機の一実施例を示す斜視図であり、第２図は第
１図の一部切欠斜視図、第３図は本考案の中央縦
断面図、第４図は本考案の説明図、第５図イ，
ロ，ハは、本考案における鼓状筒体の楕円球状揉
部材と円筒状揉部材の取付状態を示す説明図、第
６図は、本考案における補強枠の実施例を示す説
明図である。

１は、本考案のロール回転式小型マツサージ機
であり、該マツサージ機器１は、筒体３内部に駆
動モータ（図示せず）及び減速機（図示せず）を
内装して該筒体３を回転させ得る筒体回転機構２
と、前記筒体３の外周面中央部左右に配設された
揉体７と、該揉体７の左右に夫々配接されたロー
リング体１３と、前記揉体７とローリング体１３
の外面全域を被覆せしめた可撓性カバー２１とで
構成したものである。

前記筒体回転機構２は、前述したように筒体３
を可回転可能に構成したものであり、筒体３の内
部に駆動モータと減速機を直接装備させると共に
該減速機の外周縁に前記筒体３の内周部を固着さ
せて、駆動モータの回転速度を減速機で任意の速
度に減速させて、該筒体３を回転させるようにす
るためのものである。

尚、前記筒体３は、樹脂や金属等で小型モータ
等を装入し得る程度の小径な筒状に形成されたも
のである。

また、前記筒体３の左右開口面には、前記駆動
モータと減速機の支軸４を支持するための冠状保
持部材５が嵌着されており、該保持部材５のベア
リング５′で前記支軸４を固定保持して、前記筒
体３が回転できるようにしたものである。

更に、前記筒体３の両側は、前記各冠状保持部
材５を介して、これを把手部６′を備えたＵ字状
の補強枠６で保持されており、前記筒体３を可回
転可能且つ安定使用ができるようにしている。

前記揉体７は、前記筒体３の外周面中央部左右
に配設されるものであり、第２図及び第４図に示
したように、前記筒体３の外周面中央部左右で斜
設されて、筒体３が回転する事により偏心回転す
るようにした対向状一対の鼓状支持部材８と、各
鼓状支持部材８に遊転可能の保持され、無負荷の
場合には前記鼓状支持部材８の回転に同調して回
転するが、これに負荷が加えられた（例えば、身
体の局部を当接させた）場合には前記鼓状支持部
材８のみが回転し、同一場所を維持するよう遊転
する対向状一対の円盤体９とから構成されたもの
であり、これら一対の円盤体９，９に身体の局部
を当接させ、前記筒体３を回転させるだけで、揉
体７は偏心的に回転し、該局部を揉みマツサージ
できるようにしている。

尚、上記揉体７における各鼓状支持部材８の胴
部両側縁８′，８′間外周空間部には、小球部材１
０の複数を可回転可能に軸設しても良く、これに
より、筒体３が回転した場合に該小球部材１０に
よる変則的指圧ローリングマツサージを行ないう
るようにする事もできる。

更に、上記揉体７における鼓状支持部材８と円
盤体９との側縁８′，９′間には、溝部１１を形成
すると共に、該溝部１１内に複数の小球体１２を
嵌設させても良く、これにより、筒体３が回転し
た場合に該小球体１２による変則的指圧ローリン
グマツサージを行ないうるようにする事もでき
る。

前記ローリング体１３は、前記筒体３の外周面
における前記揉体７の左右に夫々配設されたもの
であり、筒体３の外周面に嵌着される各鼓状筒体
１４の胴体両側縁１４′，１４′間外周に、楕円球
状揉部材１９と円筒状揉部材２０とを交互且つ可
回転に軸設させた棒状ロール１８の複数を一定間
隔を存して架設して構成されたものである。

尚、前記ローリング体１３は、第５図のイ，
ロ，ハに示したように構成されるものであり、例
えば第５図のイは、一般的な圧着方式によるもの
であり、鼓状筒体１４の胴体両側縁１４′，１
４′の内周縁に一定間隔を存して複数の小孔１５
を設け、楕円球状揉部材１９と円筒状揉部材２０
とを交互且つ可回転に軸設させた各棒状ロール１
８の両端を前記小孔１５に嵌入し、これらを一体
的に圧着してローリング体１３を構成した例を示
したものである。

また、第５図のロは、嵌込み方式によるもので
あり、鼓状筒体１４の胴体一側縁１４′の内周縁
に一定間隔を存して複数の小孔１５を設けると共
に、胴体他側縁１４′の内周縁に一定間隔を存し
て縁から連続する切込溝１６の複数を設け、予め
鼓状に形成した鼓状筒体１４に、楕円球状揉部材
１９と円筒状揉部材２０とを交互且つ可回転に軸
設させた各棒状ロール１８の一端を前記小孔１５
に嵌入し、他端を前記切込溝１６から嵌入するこ
とによりローリング体１３を構成するようにした
例であり、該方式の採用によりローリング体１３
を可及的に能率良く量産できるようにすることが
できる。

更に第５図のハは、棒状ロール１８の破損事故
を緩和させるための孤立取付け方式であり、鼓状
筒体１４の胴体両側縁１４′，１４′の内周縁に一
定間隔を存して複数の小孔１５を設け、且つ鼓状
筒体１４の胴体中央に、外縁形状を波状に形成す
ると共に、その波状凸部位に貫通孔１７′を穿設
した介設部材１７を嵌着し、貫通孔１７′を介し
て挿入された棒状ロール１８の軸材両側に楕円球
状揉部材１９を軸設すると共に、その両端を前記
小孔１５に嵌入し、介設部材１７の波状凹部位に
は楕円球状揉部材１９と円筒状揉部材２０とを交
互且つ可回転に軸設させた各棒状ロール１８の両
端を前記小孔１５に嵌入し、これらを一体的に圧
着してローリング体１３を構成した例を示したも
のである。

前記可撓性カバー２１は、前記揉体７とローリ
ング体１３の外面全域を被覆せしめ、揉体７及び
ローリング体１３の使用者に対する当接力を緩和
させるためのものであり、該可撓性カバー２１
は、例えば方形状の柔軟な布材等の両側に係挿さ
れた紐材の各々を前記左右の各冠状保持部材５に
係結し、カバーリングされるものである。

前記筒体回転機構２の補強枠６は、例えば第１
図、第２図および第６図に示したように、各冠状
保持部材５の外側から挟持状に保持する挟持部６
１と、該挟持部６１に一体的に取付けれられた冠
部６３を有するＵ字状の主枠６２と、該主枠６２
の冠部６３に枢止されて一定角度の開閉自在な副
枠６４とで構成しても良く、該構成により主枠６
２と副枠６４とを第６図に示したように開離させ
る事ができ、該開離状態での本機利用できるた
め、その使用方法が拡大される。

（考案の具体的作用） 本考案のロール回転式小型マツサージ機は、以
上の各実施例で示したように構成するものであ
り、これを使用して揉みマツサージを行ないたい
場合には、本考案のロール回転式小型マツサージ
機１を任意の場所に設置した後、使用者の身体の
局部を揉体７に当接させ乍ら電源を入力して駆動
モータを作動させるだけで良く、これにより、揉
体７は偏心回転運動し、該局部を揉みマツサージ
を行なう事ができる。

また、本考案のマツサージ機１を利用して、身
体の局部のローリングマツサージを行ないたい場
合には、本考案のロール回転式小型マツサージ機
１を任意の場所に設置した後、使用者の身体の局
部をローリング体１３に当接させ乍ら電源を入力
して駆動モータを作動させるだけで良く、ローリ
ング体１３が筒体３に同調して回転運動し、棒状
ロール１８が適当な速度で回転して、局部全体を
均等にローリングマツサージするのである。

更に、本考案のマツサージ機１を利用して、例
えば椅子に坐つた状態での足部に対する揉みマツ
サージやローリングマツサージを行なう場合にあ
つては、本考案のロール回転式小型マツサージ機
１における補強枠６の主枠６２と副枠６４とを開
離させて設置し、前記と同様に使用者の身体の局
部を揉体７やローリング体１３に当接させ乍ら電
源を入力して駆動モータを作動させれば良く、前
記と同様な揉みマツサージやローリングマツサー
ジが行なえる。

（考案の効果） 本考案のロール回転式小型マツサージ機は、以
上の実施例に示したように、筒体内部に駆動モー
タ及び減速機を内装して該筒体を回転させ得る筒
体回転機構と、前記筒体の外周面中央部左右に配
設された揉体と、該揉体の左右に夫々配設された
ローリング体と、前記揉体とローリング体の外面
全域を被覆せしめた可撓性カバーとで構成し、ロ
ーリングマツサージと揉みマツサージを任意に且
つ同時にも行なう事ができるようにしたものであ
るから、従来のドラム回転式マツサージ機や小型
ロール回転式マツサージ機では不可能であつた集
中局部の揉みほぐしが可能であり、しかも、上記
のように、駆動モータ及び減速機を筒体の内部に
内装しているため、減速機構を箱体の一方に集中
配備させた従来の携帯用マツサージ機のように、
減速機構による箱体一方への重力集中マツサージ
体の片寄り等の問題も皆無である。

更に、本考案のロール回転式小型マツサージ機
は、補強枠を各冠状保持部材の外側から挟持状に
保持する挟持部と、該挟持部に一体的に取付けら
れた冠部を有するＵ字状の主枠と、該主枠の冠部
に枢止されて一定角度の開閉自在な副枠６４とで
構成して、主枠と副枠とを開離させて設置できる
ように構成することができるものであるから、通
常の使用以外に椅子に坐つた状態での使用や他の
状態での利用方法が可能である。

更にまた、本考案は、筒体の外周面中央部左右
に斜設された揉体における各鼓状支持部材の胴部
両側縁間外周空間部に小球部材を軸接し、また、
筒体の外周面中央部左右に対向状に配設された揉
体の鼓状支持部材と円盤体との外周縁間に溝部を
形成すると共に、該溝部内に複数の小球体を嵌設
して構成する事ができるため、本機利用に際して
は、上記した中央部での揉体の揉みマツサージや
その両側でのローリングマツサージ以外に、小球
部材や小球体による変則指圧ローリングマツサー
ジも可能であり、その利用価値が更に拡大される
ものである。

よつて、本考案は、従来の各問題点を一掃する
と共に要望を取り入れ、安全性及び耐久性を高め
たコンパクト設計の使用価値の高い画期的なもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案のロール回転式小型マツサー
ジ機の一実施例を示す斜視図、第２図は第１図の
一部切欠斜視図、第３図は本考案の中央縦断面
図、第４図は本考案の説明図、第５図イ，ロ，ハ
は本考案における鼓状筒体の楕円球状揉部材と円
筒状揉部材の取付状態を示す説明図、第６図は、
本考案における補強枠の実施例を示す説明図。 １はロール回転式小型マツサージ機、２は筒体
回転機構、３は筒体、４は支軸、５は冠状保持部
材、６は補強枠、６１は挟持部、６２は主枠、６
３は冠部、６４は副枠、７は揉体、８は鼓状支持
部材、８′は側縁、９′は側縁、９は円盤体、１０
は小球体、１１は溝部、１２は小球部材、１３は
ローリング体、１４は鼓状筒体、１４′は側縁、
１５は小孔、１６は切込溝、１７は介設部材、１
８は棒状ロール、１９は楕円球状揉部材、２０は
円周状揉部材、２１は可撓性カバー。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒体内部に駆動モータ及び減速機を内装し、
   該筒体の両側開口面に前記駆動モータ及び減速
   機の支軸を保持するための冠状保持部材を嵌着
   し、両冠状保持部材の外側を補強枠に支持させ
   てなる筒体回転機構と、前記筒体の外周面中央
   部左右に鼓状支持部材を一定間隔を存して対向
   状に斜設し、各鼓状支持部材の対向側に偏心遊
   転可能な円盤体を夫々連続状に斜設してなる対
   向状一対の揉体と、前記筒体の外周面両側に前
   記各揉体と連接状に夫々鼓状筒体を外嵌着し、
   各鼓状筒体の胴体両側縁間外周に楕円球状揉部
   材と円筒状揉部材とを交互且つ可回転に軸設し
   てなる一対のローリング体と、前記両揉体と両
   ローリング体の外面全域を被覆せしめる可撓性
   カバーとから成り、両揉体の円盤体間による揉
   みマツサージと両ローリング体によるローリン
   グマツサージを段差なく任意或いは同時に行い
   得るよう構成した事を特徴とするロール回転式
   小型マツサージ機。 (2) 筒体の外周面中央部左右に斜設された各揉体
   の鼓状支持部材において、夫々鼓状部材の胴部
   両側縁間空間部の外周に複数の小球部材を軸設
   し、小球部材による変則指圧ローリングマツサ
   ージを行ない得るよう構成した事を特徴とする
   実用新案登録請求の範囲第１項記載のロール回
   転式小型マツサージ機。 (3) 筒体の外周面中央部左右に対向状に配設され
   た一対の揉体において、各揉体の鼓状支持部材
   縁と円盤体間に溝部を形成すると共に、該溝部
   内に複数の小球体を一定間隔毎に嵌設せしめ、
   小球体による変則指圧ローリングマツサージを
   行ない得るよう構成した事を特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のロール回転式小
   型マツサージ機。 (4) 筒体回転機構の補強枠を、各冠状保持部材の
   外側から挟持状に保持する挟持部と、該挟持部
   に一体的に取付けられた冠部を有するＵ字状の
   主枠と、該主枠の冠部に枢止されて一定角度の
   開閉自在な副枠とで構成し、主枠と副枠を開離
   させて本体支持できるようにした事を特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲第１項記載のロール
   回転式小型マツサージ機。