JPH05122941A - 共振形インバータ回路 - Google Patents
共振形インバータ回路Info
- Publication number
- JPH05122941A JPH05122941A JP3225199A JP22519991A JPH05122941A JP H05122941 A JPH05122941 A JP H05122941A JP 3225199 A JP3225199 A JP 3225199A JP 22519991 A JP22519991 A JP 22519991A JP H05122941 A JPH05122941 A JP H05122941A
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- switch element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スイッチングロスが少なく、出力電力の制御特
性が良好で負荷の変動にも強くて、小型・軽量な共振形
インバータ回路の提供を目的とする。 【構成】この発明は、電源回路に接続された共振回路の
共振電流をスイッチ素子および負荷に接続し、前記共振
電流の反転時に導通するダイオードをスイッチ素子に逆
並列に接続して、前記スイッチ素子の繰返し周波数制御
で前記負荷に電源を供給する共振形インバータ回路であ
って、前記電源回路と共振回路との間にチョークコイル
を介装することで、該チョークコイルを電流値の変化す
る電流源とすることを特徴とする。
性が良好で負荷の変動にも強くて、小型・軽量な共振形
インバータ回路の提供を目的とする。 【構成】この発明は、電源回路に接続された共振回路の
共振電流をスイッチ素子および負荷に接続し、前記共振
電流の反転時に導通するダイオードをスイッチ素子に逆
並列に接続して、前記スイッチ素子の繰返し周波数制御
で前記負荷に電源を供給する共振形インバータ回路であ
って、前記電源回路と共振回路との間にチョークコイル
を介装することで、該チョークコイルを電流値の変化す
る電流源とすることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、出力電圧が
数kWまでの比較的小電力の誘導加熱用高周波電源、ま
たは、DC−DCコンバータの電源として使用するよう
な共振形インバータ回路に関する。
数kWまでの比較的小電力の誘導加熱用高周波電源、ま
たは、DC−DCコンバータの電源として使用するよう
な共振形インバータ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の共振形インバータとしては、従
来、図6に示す電流形インバータ回路と、図7に示す電
圧形インバータ回路とが一般に知られている。
来、図6に示す電流形インバータ回路と、図7に示す電
圧形インバータ回路とが一般に知られている。
【0003】図6に示す電流形インバータは、定電流電
源I1に共振用コイルL1と、共振用コンデンサC1と
を直列に接続して構成した直列形共振回路を接続し、さ
らに、この共振回路間に負荷R1を接続し、前述の共振
回路から発生する共振電流をスイッチ素子S1でスイッ
チングするようにスイッチ素子S1を上述の共振回路に
接続し、さらに、前述の共振電流が反転したとき導通す
るダイオードD1を前述のスイッチ素子S1に逆並列に
接続した回路である。
源I1に共振用コイルL1と、共振用コンデンサC1と
を直列に接続して構成した直列形共振回路を接続し、さ
らに、この共振回路間に負荷R1を接続し、前述の共振
回路から発生する共振電流をスイッチ素子S1でスイッ
チングするようにスイッチ素子S1を上述の共振回路に
接続し、さらに、前述の共振電流が反転したとき導通す
るダイオードD1を前述のスイッチ素子S1に逆並列に
接続した回路である。
【0004】このように構成した電流形インバータ回路
は、定電流源を実現するためには、大型のチョークコイ
ルが必要で、小型・軽量に構成することができない問題
点を有すると共に、出力電力はスイッチのオン時間を長
くすると大きくなるが、増加させたとき騒音を伴なう問
題点を有する。
は、定電流源を実現するためには、大型のチョークコイ
ルが必要で、小型・軽量に構成することができない問題
点を有すると共に、出力電力はスイッチのオン時間を長
くすると大きくなるが、増加させたとき騒音を伴なう問
題点を有する。
【0005】また、この電流形インバータ回路の場合、
スイッチ素子S1の動作は、ゼロ電流(ZCS)ターン
オン、ゼロ電流・ゼロ電圧(ZCS・ZVS)ターンオ
フとなり、スイッチングロスが少なく、スイッチ素子S
1にサイリスタ等の自己消弧できない素子も適用可能な
特徴を有するが、しかし、負荷R1の値およびスイッチ
素子S1のオフ時間等が変化すると、スイッチ素子S1
が転流失敗を起こす場合があるため、出力電力の制御に
は秒単位の発振・停止制御をせざるを得ず、高速な制御
が行なえない問題点を有する。
スイッチ素子S1の動作は、ゼロ電流(ZCS)ターン
オン、ゼロ電流・ゼロ電圧(ZCS・ZVS)ターンオ
フとなり、スイッチングロスが少なく、スイッチ素子S
1にサイリスタ等の自己消弧できない素子も適用可能な
特徴を有するが、しかし、負荷R1の値およびスイッチ
素子S1のオフ時間等が変化すると、スイッチ素子S1
が転流失敗を起こす場合があるため、出力電力の制御に
は秒単位の発振・停止制御をせざるを得ず、高速な制御
が行なえない問題点を有する。
【0006】図7に示す電圧形インバータ回路は、共振
用コイルL2、共振用コンデンサC2、負荷R2を並列
に接続した共振回路を定電圧電源E2に接続し、さら
に、この共振回路から発生する並列形共振電流をスイッ
チ素子S2でスイッチングするようにスイッチ素子S2
を上述の共振回路に接続し、さらに、前述の共振電流が
反転したとき導通するダイオードD2を前述のスイッチ
素子S2に逆並列に接続した回路である。
用コイルL2、共振用コンデンサC2、負荷R2を並列
に接続した共振回路を定電圧電源E2に接続し、さら
に、この共振回路から発生する並列形共振電流をスイッ
チ素子S2でスイッチングするようにスイッチ素子S2
を上述の共振回路に接続し、さらに、前述の共振電流が
反転したとき導通するダイオードD2を前述のスイッチ
素子S2に逆並列に接続した回路である。
【0007】この電圧形インバータ回路の場合は、定電
圧電源を使用するので、大型のチョークコイルが不要で
あり、また、スイッチ素子S2の動作は通常ゼロ電圧・
ゼロ電流ターンオン、ゼロ電圧ターンオフとなってい
て、ターンオンロスがない特徴を有するが、しかし、負
荷R2の値およびスイッチ素子S2のオン時間等が変化
してゼロ電圧・ゼロ電流ターンオンが実現できなくなっ
た場合、コンデンサ短絡モードが発生して、スイッチン
グロスが大幅に増加する問題点を有し、さらにまた、ス
イッチ素子S2に自己消弧形のスイッチング用パワー半
導体素子を用いる場合、該素子はターンオンに比べター
ンオフが遅いため、電流形インバータよりもスイッチン
グロスが多く発生する問題点を有すると共に、出力電力
はスイッチのオン時間を長くすると大きくなるが、増加
させたとき騒音を伴なう問題点を有する。
圧電源を使用するので、大型のチョークコイルが不要で
あり、また、スイッチ素子S2の動作は通常ゼロ電圧・
ゼロ電流ターンオン、ゼロ電圧ターンオフとなってい
て、ターンオンロスがない特徴を有するが、しかし、負
荷R2の値およびスイッチ素子S2のオン時間等が変化
してゼロ電圧・ゼロ電流ターンオンが実現できなくなっ
た場合、コンデンサ短絡モードが発生して、スイッチン
グロスが大幅に増加する問題点を有し、さらにまた、ス
イッチ素子S2に自己消弧形のスイッチング用パワー半
導体素子を用いる場合、該素子はターンオンに比べター
ンオフが遅いため、電流形インバータよりもスイッチン
グロスが多く発生する問題点を有すると共に、出力電力
はスイッチのオン時間を長くすると大きくなるが、増加
させたとき騒音を伴なう問題点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、スイッチ
ングロスが少なく、出力電力の制御特性が良好で負荷の
変動にも強くて、小型・軽量な共振形インバータ回路の
提供を目的とする。
ングロスが少なく、出力電力の制御特性が良好で負荷の
変動にも強くて、小型・軽量な共振形インバータ回路の
提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、電源回路に
接続された共振回路の共振電流をスイッチ素子および負
荷に接続し、前記共振電流の反転時に導通するダイオー
ドをスイッチ素子に逆並列に接続して、前記スイッチ素
子の繰返し周波数制御で前記負荷に電源を供給する共振
形インバータ回路であって、前記電源回路と共振回路と
の間にチョークコイルを介装した共振形インバータ回路
であることを特徴とする。
接続された共振回路の共振電流をスイッチ素子および負
荷に接続し、前記共振電流の反転時に導通するダイオー
ドをスイッチ素子に逆並列に接続して、前記スイッチ素
子の繰返し周波数制御で前記負荷に電源を供給する共振
形インバータ回路であって、前記電源回路と共振回路と
の間にチョークコイルを介装した共振形インバータ回路
であることを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明は、初期状態のスイッチ素子およびダ
イオードがオフのとき、共振回路を構成するコンデンサ
が電源電圧に充電される。次にスイッチ素子をオンする
と共振回路に共振電流が流れ始め、この期間にチョーク
コイルにエネルギーが蓄えられる(スイッチ素子はZC
Sターンオン動作となる)。
イオードがオフのとき、共振回路を構成するコンデンサ
が電源電圧に充電される。次にスイッチ素子をオンする
と共振回路に共振電流が流れ始め、この期間にチョーク
コイルにエネルギーが蓄えられる(スイッチ素子はZC
Sターンオン動作となる)。
【0011】共振電流が増加した後減少し、電流の向き
が反転(転流)するとダイオードがオンするので、この
期間にスイッチ素子をオフする。スイッチ素子のターン
オフ時にはZVS・VCS動作となり、ターンオフロス
の発生がない。
が反転(転流)するとダイオードがオンするので、この
期間にスイッチ素子をオフする。スイッチ素子のターン
オフ時にはZVS・VCS動作となり、ターンオフロス
の発生がない。
【0012】次に、共振回路の電流がゼロになると、ダ
イオードがオフになり、チョークコイルに蓄えられたエ
ネルギがコンデンサに転送されて充填され、1サイクル
の動作となる。なお、動作条件によってはココンデンサ
から電源にエネルギが回生される場合もある。
イオードがオフになり、チョークコイルに蓄えられたエ
ネルギがコンデンサに転送されて充填され、1サイクル
の動作となる。なお、動作条件によってはココンデンサ
から電源にエネルギが回生される場合もある。
【0013】
【発明の効果】上述の結果、この発明によれば、スイッ
チ素子の動作は、ゼロ電流ターンオン、ゼロ電流・ゼロ
電圧ターンオフとなり、スイッチングロスが少なく、ス
イッチ素子にサイリスタ等の自己消弧できない素子も適
用可能であり、また、自己消弧形スイッチ素子を使用し
ても、ターンオンに比してターンオフが遅くなることに
よるスイッチングロスも防止できる。
チ素子の動作は、ゼロ電流ターンオン、ゼロ電流・ゼロ
電圧ターンオフとなり、スイッチングロスが少なく、ス
イッチ素子にサイリスタ等の自己消弧できない素子も適
用可能であり、また、自己消弧形スイッチ素子を使用し
ても、ターンオンに比してターンオフが遅くなることに
よるスイッチングロスも防止できる。
【0014】さらに、負荷条件およびインバータの動作
条件が変化すると、この変化をチョークコイルが吸収す
るので、負荷変動にも強く、また、スイッチ素子が転流
失敗を起こす可能性が少なく、出力電力の制御特性が良
好となり、出力電力の高速制御ができ、出力電力はスイ
ッチ素子のオフ時間を短くすると大きくなるので、出力
電力増加時に騒音が発生しない。
条件が変化すると、この変化をチョークコイルが吸収す
るので、負荷変動にも強く、また、スイッチ素子が転流
失敗を起こす可能性が少なく、出力電力の制御特性が良
好となり、出力電力の高速制御ができ、出力電力はスイ
ッチ素子のオフ時間を短くすると大きくなるので、出力
電力増加時に騒音が発生しない。
【0015】また、チョークコイルは電流値の変化をす
る電流源として使用しているので、大型のコイルが不要
であって、小型で軽量に構成することができる。
る電流源として使用しているので、大型のコイルが不要
であって、小型で軽量に構成することができる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1に示す共振形インバータ回路は、定電圧電
源E3に、共振用コイルL3と共振用コンデンサC3と
を直列に接続して構成した直列形共振回路L3,C3を
接続し、さらに、この共振回路L3,C3に負荷R3を
接続すると共に、前述の共振回路L3,C3に発生する
共振電流をスイッチ素子S3でスイッチングするように
スイッチ素子S3を上述の共振回路に接続し、さらに、
前述の共振電流が反転したとき導通するダイオードD3
を前述のスイッチ素子S3に逆並列に接続し、さらに、
前述の共振回路L3,C3と電源E3との間にチョーク
コイルLDC3を介装した回路である。
述する。図1に示す共振形インバータ回路は、定電圧電
源E3に、共振用コイルL3と共振用コンデンサC3と
を直列に接続して構成した直列形共振回路L3,C3を
接続し、さらに、この共振回路L3,C3に負荷R3を
接続すると共に、前述の共振回路L3,C3に発生する
共振電流をスイッチ素子S3でスイッチングするように
スイッチ素子S3を上述の共振回路に接続し、さらに、
前述の共振電流が反転したとき導通するダイオードD3
を前述のスイッチ素子S3に逆並列に接続し、さらに、
前述の共振回路L3,C3と電源E3との間にチョーク
コイルLDC3を介装した回路である。
【0017】上述の共振形インバータ回路は、スイッチ
素子S3あるいはダイオードD3がオンのときのモード
1(図2)と、オフのときのモード2(図3)とに分け
られ、図4は各部の動作波形を示す。
素子S3あるいはダイオードD3がオンのときのモード
1(図2)と、オフのときのモード2(図3)とに分け
られ、図4は各部の動作波形を示す。
【0018】図1において、初期状態でスイッチ素子S
3とダイオードD3とがオフで、コンデンサC3は電源
電圧に充電される。ここでスイッチ素子S3をオンする
と、図2のモード1になり、共振回路L3,C3に共振
電流が流れ始め、スイッチ素子S3はターンオン時、Z
CS動作となる。また、この期間チョークコイルLDC
3にはエネルギが蓄えられる。
3とダイオードD3とがオフで、コンデンサC3は電源
電圧に充電される。ここでスイッチ素子S3をオンする
と、図2のモード1になり、共振回路L3,C3に共振
電流が流れ始め、スイッチ素子S3はターンオン時、Z
CS動作となる。また、この期間チョークコイルLDC
3にはエネルギが蓄えられる。
【0019】共振電流が増加した後減少し、電流の向き
が反転(転流)すると、ダイオードD3がオンする。ス
イッチ素子S3はダイオードD3がオンしている期間に
オフすればよく、厳密なタイミングは不要であり、スイ
ッチ素子S3はターンオフ時に、ZVS・VCS動作と
なり、ターンオフロスの発生はない。
が反転(転流)すると、ダイオードD3がオンする。ス
イッチ素子S3はダイオードD3がオンしている期間に
オフすればよく、厳密なタイミングは不要であり、スイ
ッチ素子S3はターンオフ時に、ZVS・VCS動作と
なり、ターンオフロスの発生はない。
【0020】次に、共振回路L3,C3の電流がゼロに
なるとダイオードD3がオフとなり、この共振形インバ
ータ回路は図3に示すモード2となる。この時、チョー
クコイルLDC3に蓄えられたエネルギがコンデンサC
3に転送されて充填され、1サイクルの動作となる。な
お、出力電力の制御は繰返周期(図4のスイッチ素子S
3の電圧波形で示すようにモード1と、モード2との時
間の和)を変更することによって行なう(モード1の時
間はコイルL3とコンデンサC3の値が一定であればほ
とんど変化しないので、モード2の時間のみを変化させ
ればよい)また、負荷変動に関しては、負荷R3の値が
ある値よりも小さければ安定に動作し、例えば、負荷R
3がゼロとなっても動作可能で、負荷短絡となっても問
題はない。
なるとダイオードD3がオフとなり、この共振形インバ
ータ回路は図3に示すモード2となる。この時、チョー
クコイルLDC3に蓄えられたエネルギがコンデンサC
3に転送されて充填され、1サイクルの動作となる。な
お、出力電力の制御は繰返周期(図4のスイッチ素子S
3の電圧波形で示すようにモード1と、モード2との時
間の和)を変更することによって行なう(モード1の時
間はコイルL3とコンデンサC3の値が一定であればほ
とんど変化しないので、モード2の時間のみを変化させ
ればよい)また、負荷変動に関しては、負荷R3の値が
ある値よりも小さければ安定に動作し、例えば、負荷R
3がゼロとなっても動作可能で、負荷短絡となっても問
題はない。
【0021】このようにチョークコイルLDC3は電流
値の変化する電流源として動作させるため、負荷R3の
条件およびインバータの動作条件が変化すると、この変
化をチョークコイルLDC3が吸収するので、スイッチ
素子S3が転流失敗を起こす可能性が少なく、さらに、
出力電力の制御はモード2(図3および図4のモード
2)の時間を変えることによって行なえるので、モード
2の時間を大きく変化させても、スイッチ電流値(=負
荷電流値)およびスイッチ素子S3、ダイオードD3の
導通時間は余り変化せず、オフ時間を長くすれば出力電
力の平均値を小さくでき、その結果、出力電力の制御特
性が良好となり、出力電力の高速制御ができ、負荷変動
にも強い。
値の変化する電流源として動作させるため、負荷R3の
条件およびインバータの動作条件が変化すると、この変
化をチョークコイルLDC3が吸収するので、スイッチ
素子S3が転流失敗を起こす可能性が少なく、さらに、
出力電力の制御はモード2(図3および図4のモード
2)の時間を変えることによって行なえるので、モード
2の時間を大きく変化させても、スイッチ電流値(=負
荷電流値)およびスイッチ素子S3、ダイオードD3の
導通時間は余り変化せず、オフ時間を長くすれば出力電
力の平均値を小さくでき、その結果、出力電力の制御特
性が良好となり、出力電力の高速制御ができ、負荷変動
にも強い。
【0022】また、オフ時間を長くすれば出力電力が小
さくなる特徴は、図6、図7に示す従来形のインバータ
とは逆の特性となっており、出力電力を増加させたとき
に、騒音を発生することがない。
さくなる特徴は、図6、図7に示す従来形のインバータ
とは逆の特性となっており、出力電力を増加させたとき
に、騒音を発生することがない。
【0023】また、チョークコイルLDC3のインダク
タンスは小さくてよく、大型のコイルが不要であって、
小型で軽量に構成することができる特徴を有する。
タンスは小さくてよく、大型のコイルが不要であって、
小型で軽量に構成することができる特徴を有する。
【0024】図5は、他の実施例を示し、この共振形イ
ンバータ回路は、前述の図1に示した第1の実施例の直
列形共振回路L3,C3に対して、共振用コイルL4、
共振用コンデンサC4を並列に接続した並列形共振回路
L4,C4を接続して直列並列形となし、コイルL4に
負荷R4を接続した構成であって、他のチョークコイル
LDC3、スイッチ素子S3、およびダイオードD3の
構成は第1の実施例(図1)と同様である。
ンバータ回路は、前述の図1に示した第1の実施例の直
列形共振回路L3,C3に対して、共振用コイルL4、
共振用コンデンサC4を並列に接続した並列形共振回路
L4,C4を接続して直列並列形となし、コイルL4に
負荷R4を接続した構成であって、他のチョークコイル
LDC3、スイッチ素子S3、およびダイオードD3の
構成は第1の実施例(図1)と同様である。
【0025】このように構成した場合、図1に示す第1
の実施例と同様に動作するが、この第2の実施例の特徴
は、スイッチ素子S3に流れるスイッチ電流が不連続で
あっても負荷電流は連続となり、負荷R4に関しては、
ある値よりも大きければ安定に動作し、負荷開放となっ
ても問題はない。
の実施例と同様に動作するが、この第2の実施例の特徴
は、スイッチ素子S3に流れるスイッチ電流が不連続で
あっても負荷電流は連続となり、負荷R4に関しては、
ある値よりも大きければ安定に動作し、負荷開放となっ
ても問題はない。
【0026】第1、第2の実施例に共通する特徴は、出
力電力の制御はスイッチ素子S3のオフ周期の長さを変
えるだけでよく、制御回路が簡単化でき、応答速度も早
くなる。
力電力の制御はスイッチ素子S3のオフ周期の長さを変
えるだけでよく、制御回路が簡単化でき、応答速度も早
くなる。
【0027】スイッチ素子S3のターンオンはVCS動
作、ターンオフではZCS・ZVS動作となるので、ス
イッチングロスの発生が少なく、特に、ターンオフにつ
いてはスイッチングロスは略ゼロであるので、高周波化
に適する。
作、ターンオフではZCS・ZVS動作となるので、ス
イッチングロスの発生が少なく、特に、ターンオフにつ
いてはスイッチングロスは略ゼロであるので、高周波化
に適する。
【0028】この発明の共振形インバータ回路は電流形
ではあるが、チョークコイルLDC3が定電流では動作
しないので、電流源のチョークコイルLDC3が小さく
て済み、小型・軽量化ができる。
ではあるが、チョークコイルLDC3が定電流では動作
しないので、電流源のチョークコイルLDC3が小さく
て済み、小型・軽量化ができる。
【0029】従来の、電流形インバータ回路(図6参
照)のように、共振用コンデサC1の初期充電モードが
なくとも簡単に起動できる等の効果を有する。
照)のように、共振用コンデサC1の初期充電モードが
なくとも簡単に起動できる等の効果を有する。
【図1】第1の実施例の共振形インバータの電気回路
図。
図。
【図2】図1の共振形インバータ回路のスイッチ素子ま
たはダイオードのオン時の等価回路図。
たはダイオードのオン時の等価回路図。
【図3】図1の共振形インバータ回路のスイッチ素子お
よびダイオードのオフ時の等価回路図。
よびダイオードのオフ時の等価回路図。
【図4】図1における各部の動作波形図。
【図5】第2の実施例を示す共振形インバータ回路の電
気回路図。
気回路図。
【図6】従来の電流形インバータ回路の電気回路図。
【図7】従来の電圧形インバータ回路の電気回路図。
E3…定電圧電源 LDC3…チョークコイル L3、L4…コイル C3,C4…コンデンサ S3…スイッチ素子 D3…ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月10日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
Claims (1)
- 【請求項1】電源回路に接続された共振回路の共振電流
をスイッチ素子および負荷に接続し、前記共振電流の反
転時に導通するダイオードをスイッチ素子に並列に接続
して、前記スイッチ素子の繰返し周波数制御で前記負荷
に電源を供給する共振形インバータ回路であって、 前記電源回路と共振回路との間にチョークコイルを介装
した共振形インバータ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3225199A JPH05122941A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 共振形インバータ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3225199A JPH05122941A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 共振形インバータ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05122941A true JPH05122941A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=16825530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3225199A Pending JPH05122941A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 共振形インバータ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05122941A (ja) |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP3225199A patent/JPH05122941A/ja active Pending
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