JPH066972A - ゼロ電流スイッチングdc−dcコンバータ - Google Patents

ゼロ電流スイッチングdc−dcコンバータ

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JPH066972A
JPH066972A JP15686792A JP15686792A JPH066972A JP H066972 A JPH066972 A JP H066972A JP 15686792 A JP15686792 A JP 15686792A JP 15686792 A JP15686792 A JP 15686792A JP H066972 A JPH066972 A JP H066972A
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JP
Japan
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converter
switching element
current
main switching
loss
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Application number
JP15686792A
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English (en)
Inventor
Chiyuukei You
仲慶 楊
Katsuji Iida
克二 飯田
Hideki Hayashi
秀喜 林
Sumio Nagabuchi
澄夫 永渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DC−DCコンバータの小形・軽量化を図る
には、コンデンサの動作周波数を高める必要があるが、
本発明は共振回路を用いることによってスナバレスで素
子のスイッチング損失を低減し、高周波化を実現する。 【構成】 補助スイッチング素子7,7′とインダクタ
ー4とコンデンサ3とで構成された共振回路2を主スイ
ッチング素子5,5′に接続することにより、主スイッ
チング素子をスナバレスでゼロ電流スイッチングし、主
スイッチング素子のスイッチング損失を低減することが
できる。従って、DC−DCコンバータの動作周波数を
高め、コンバータの小形・軽量化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDC−DCコンバータに
おいて、主スイッチイグ素子のスイッチング損失の低減
やスナバ回路損失を低減することにより、コンバータの
動作周波数や効率を上げることができる。従って、本発
明はDC−DCコンバータを使用している産業機器、家
電製品などの分野で効用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来より使用されているフライバ
ックDC−DCコンバータの回路例である。
【0003】ダイオード6、6′を逆並列接続された主
スイッチング素子5、5′をオン・オフすることによ
り、それぞれ電圧Es を有する直流電源1、1′から、
変圧器8、8′を介して負荷に所要の定電圧直流電力を
供給する。漏れインダクタンスや配線インダクタンスな
どの存在により、主スイッチング素子5、5′をオフす
ると高圧の電圧ストレスが発生する。これを防ぐために
主スイッチング素子5、5′と並列に図示のようなスナ
バ回路12、12′を接続する。結局は、配線インダクタン
スなどに蓄積されたエネルギーは、スナバ回路12、12′
内の抵抗13、13′の損失になってしまう。
【0004】一方、機器の寸法と重量とを減らすために
は、コンバータの動作周波数を高める必要がある。この
ような場合、スナバ回路の損失が極めて大きく、また、
主スイッチング素子のオン・オフ時間があるため、大き
なスイッチング損失が発生して熱放散が問題になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】DC−DCコンバータ
の効率と主スイッチング素子のスイッチング周波数を上
げるためには、主スイッチング素子のスイッチング損失
やスナバ回路の損失を低減する必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は補助スイッチン
グ素子とインダクターとコンデンサとで構成された共振
回路を用いて主スイッチング素子のスナバ回路を無く
し、また、主スイッチング素子をゼロ電流でオフするこ
とにより、スイッチング素子のターンオフ損失の低減を
図る。主スイッチング素子にスナバ回路がないため、オ
ン損失はある程度抑えられるが、オン損失をさらに低減
するには主スイッチング素子と直列にインダクターを接
続し、di/dtを抑えることにより実現できる。
【0007】図1は本発明のDC−DCコンバータのモ
デルである。図1(a) はフライバック形DC−DCコン
バータのモデルで、図1(b) はフォワード形DC−DC
コンバータのモデルである。いずれの回路も補助スイッ
チング素子7、7′と、Lrのインダクタンスを有する
インダクター4と、容量Cr を有するコンデンサ3とで
構成された共振回路2を用いて主スイッチング素子5、
5′のスナバ回路12、12′を無くしている。図1(b) を
例にし、その原理を説明する。
【0008】動作前にコンデンサ3の初期電圧を図示の
極性でV0 とする。主スイッチング素子5をオンする
と、メイン電流i1 が流れ、負荷に供給する。主スイッ
チング素子5をオフする前に、補助スイッチング素子7
を先にオンすると、コンデンサ3は放電し、共振電流i
r は補助スイッチング素子7、インダクター4、コンデ
ンサ3を通って流れる。共振電流ir がメイン電流i1
と等しくなると、主スイッチング素子5はゼロ電流の状
態で自然にターンオフし、共振電流はダイオード6を通
して流れる。その後、共振電流は一旦上昇してから減少
し、再びメイン電流と等しくなると、ダイオード6もオ
フして、メイン電流は共振回路に流れ込む。コンデンサ
3の電圧が電源電圧Es よりも大きくなると、二次側の
ダイオード13が導通し、一次側の電流はやがてゼロにな
る。
【0009】主スイッチング素子5′の動作も同様に考
えられる。
【0010】主スイッチング素子がゼロ電流ターンオフ
するため、スナバ回路は不要となって、スイッチング損
失も大幅に減少できる。
【0011】
【作用】補助スイッチング素子とインダクターとコンデ
ンサとで構成された共振回路をスナバ回路の代わりにD
C−DCコンバータの主スイッチング素子に接続し、補
助スイッチング素子を制御することにより、主スイッチ
ング素子をゼロ電流でターンオフすることができる。従
って、スナバ回路をなくし、主スイッチング素子のスイ
ッチング損失を低減してDC−DCコンバータの高効率
・高周波運転を実現できる。
【0012】
【実施例】本発明の原理をフライバックDC−DCコン
バータに応用した一実施例を図3に示す。図中の変圧器
は一次側と二次側とを絶縁し、漏れインダクタンスの存
在により、スイッチング素子5、5′をオンする時に発
生するdi/dtを抑えることにより、スイッチング損失を
低減できる。動作説明を簡潔にするため、コンデンサ1
0、11の容量をCr1=Cr2=Cr で等価とする。図4は
各モードの電流パスであり、図5はその関連波形であ
る。以下に各モードの動作を説明する。主スイッチング
素子5がオンする前のコンデンサの初期電圧をV0 と仮
定する。
【0013】A.電流帰還モード[t0 ,t1 ] 時刻t0 において主スイッチング素子5をオンすると、
電流のパスは図4(a)のようになる。メイン電流は
【数1】 di1 /dt=(Es +VF )/lσ (1) ここで、lσは変圧器の漏れインダクタンスであり、V
F はフライバック電圧である。二次側に流れる電流が一
次側に帰還される。もし、二次側の電流がゼロであれ
ば、このモードは存在しない。
【0014】B.電流線形モード[t1 ,t2 ] 二次側の電流がゼロになると、電流のパスは図4(b) の
ように変わる。一次側の電流は次式のように増加する。
【数2】 di1 /dt=Es /(Lm +lσ) (2) ここで、Lm は変圧器の励磁インダクタンスである。上
式によれば、電流増加分はこの帰還の時間に比例するた
め、出力はこの帰還の時間を制限すれば制限できる。
【0015】C.共振モード[t2 ,t3 ] 主スイッチング素子5をターンオフするため、補助スイ
ッチング素子7を先にターンオンし、電流パスは図4
(c) のようになる。コンデンサ10, 11は放電し、共振電
流は補助スイッチング素子7、インダクター4、コンデ
ンサ10、11を通って流れる。コンデンサの電圧と共振電
流は次式のようになる。
【数3】 ここで、ω=(Lr r -1/2であり、共振電流ir
メイン電流i1 と等しくなると、主スイッチング素子5
は自然にオフし、共振電流はダイオード6を通って流れ
る。その後、共振電流は一旦上昇してから減少する。
【0016】D.電流保持モード[t3 ,t4 ] 主スイッチング素子5とダイオード6とが両方オフした
時に、コンデンサ10、11はさらに充電を続ける。電流パ
スは図4(d) である。変圧器の励磁インダクタンスLm
が大きいため、充電電流i1 は一定となり、i1 =I0
である。もし、|vc |≧Es +VF ならば、このモー
ドはない。
【0017】E.エネルギー転送期間 |vc |=Es +VF となると、電流パスは図4(e) の
ようになり、一次側のエネルギーは二次側に転送し始め
る。電流電圧方程式は次のようになる。
【数4】 1 =0となると、一次側のエネルギーは完全に二次側
に転送される。コンデンサの最後の電圧は
【数5】 vc =−(Es +VF )−{(Lr +lσ)/Cr 1/2 0 (5) である。これで動作半周期が終了する。主スイッチング
素子5′のオンオフも同様に考えられる。
【0018】今まで、図3のクランプダイオード9、
9′の存在を無視していたが、次にその作用について述
べる。式(5) を見るとわかるように、変圧器の漏れイン
ダクタンスlσの存在で、動作半周期が終了すると、コ
ンデンサ10、11の電圧が大きい値となり、スイッチング
素子の耐圧が問題になりかねない。そこで、図3のよう
にクランプダイオードを設け、コンデンサの電圧が
【数6】 vc =−(Es +VF )−{(Lr +lσ)/Cr21/2 0 (6) となるようにする。Cr2>Cr のため、vc を小さくで
きる。
【0019】図3のDC−DCコンバータを通常のハー
ドスイッチングDC−DCコンバータと比較すると、ス
ナバ損失がなく、スイッチング損失も少ない。また、共
振電流が負荷電流と重なることがないため、導通損失は
小さく、電圧あるいは電流ストレスが少ないと言う特徴
がある。さらに、図3のDC−DCコンバータは定周波
で動作できるため、負荷フィルタ設計が容易になる。
【0020】本発明の原理を用いた電圧形インバータの
特徴をまとめると、以下のようになる。 ◎ 本発明は共振回路を用いることにより、従来のスナ
バ回路をなくし、また導通損失を増加することなく、主
スイッチング素子のスイッチング損失の低減を実現し
た。従って、高効率、高周波運転ができる。 ◎ 実施例に示しように、コンバータの回路構成は極め
て簡単である。また、負荷制御を除けば、その他の検出
信号の必要はなく、制御回路も簡単になる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、共振回路を用いることによ
り、スナバレスでスイッチング損失を低減することがで
きる。従って、DC−DCコンバータの損失を大幅に低
減し、動作周波数を高めることができるため、機器の小
型・軽量化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路の構成を示す図で、(a) はフ
ライバック形の場合のモデルであり、(b) はフォワード
形の場合のモデルである。
【図2】従来回路の構成を示す図である。
【図3】フライバックDC−DCコンバータに応用した
一実施例を示す図。
【図4】図3の各動作モードの電流パスを示す図であ
る。
【図5】図3の実施例の動作波形図である。
【符号の説明】
1,1′直流電源 2 共振回路 3 コンデンサ 4 インダクター 5,5′主スイッチング素子 6,6′ダイオード 7,7′補助スイッチング素子 8,8′変圧器 9,9′ダイオード 10, 11 コンデンサ 12, 12′スナバ回路 13, 13′抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永渕 澄夫 東京都中央区八重洲2丁目7番2号 東洋 電機製造株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対称の2台のフライバックDC−DCコン
    バータの一次側を直列に接続し、二次側を並列に接続し
    て構成されたDC−DCコンバータにおいて、 該DC−DCコンバータの主スイッチング素子の両端に
    補助スイッチング素子とインダクターとコンデンサとで
    構成された共振回路を接続することにより、前記主スイ
    ッチング素子をゼロ電流でターンオフすることを特徴と
    するDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】対称の2台のフォワードDC−DCコンバ
    ータの一次側を直列に接続し、二次側を並列に接続して
    構成されたDC−DCコンバータにおいて、 該DC−DCコンバータの主スイッチング素子の両端に
    補助スイッチング素子とインダクターとコンデンサとで
    構成された共振回路を接続することにより、前記主スイ
    ッチング素子をゼロ電流でターンオフすることを特徴と
    するDC−DCコンバータ。
JP15686792A 1992-06-16 1992-06-16 ゼロ電流スイッチングdc−dcコンバータ Pending JPH066972A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013226002A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Toyo Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置
JP2016201938A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 株式会社デンソー 電力変換装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013226002A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Toyo Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置
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