JPH05122600A - ビデオカメラ用露出制御装置 - Google Patents

ビデオカメラ用露出制御装置

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JPH05122600A
JPH05122600A JP4021388A JP2138892A JPH05122600A JP H05122600 A JPH05122600 A JP H05122600A JP 4021388 A JP4021388 A JP 4021388A JP 2138892 A JP2138892 A JP 2138892A JP H05122600 A JPH05122600 A JP H05122600A
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clip
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Yoshihiko Mori
義彦 森
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洋一 沢地
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高輝度クリップ回路のクリップレベルを適正な
クリップレベルに設定変更し、良好で安定した露出制御
を可能にする。 【構成】被写体画像の輝度信号を入力し、予め設定され
たクリップレベル以上の輝度信号を同一輝度信号にする
高輝度クリップ回路28を設ける。この高輝度クリップ
回路28は、少なくとも逆光シーンで適正な測光情報を
得るための低クリップレベル及び逆光シーン以外の撮影
シーンで適正な測光情報を得るための高クリップレベル
との間で、クリップレベルが変更される。前記撮影シー
ンは分割測光回路30からの各測光情報に基づいて判別
される。低クリップレベルと高クリップレベルとの間で
クリップレベルを変更する場合には、クリップレベルを
徐々に又は所定の時間遅れをもたせ、これにより安定し
た露出制御を可能にする。このようにしてクリップレベ
ルが設定された高輝度クリップ回路28を通過した輝度
情報は分割測光回路30に入力し、この分割測光回路3
0によって測光された各測光情報に基づいてアイリス1
2を制御するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラ用露出制御
装置に係り、特に高輝度クリップ回路を有するビデオカ
メラに適応されるビデオカメラ用露出制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のビデオカメラ用露出制御
装置としては、被写体画像の輝度信号を高輝度クリップ
回路を介して入力することにより測光値を求め、その測
光値が基準値になるようにアイリスの開度を調整するも
のがある。また、近年、適正な測光値を求めるために、
クリップレベルの異なる複数の高輝度クリップ回路を設
け、撮影シーンに応じたクリップレベルを有する高輝度
クリップ回路を通過した輝度信号を利用するようにした
ビデオカメラ用露出制御装置が提案されている(特開平
2−268080号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ビ
デオカメラ用露出制御装置では、クリップ回路及びその
後段の積算回路がクリップレベルの数だけ必要になる。
また、ビデオムービーカメラにおいて、クリップレベル
を切り替える場合、露出が急に変化するため連続した映
像として視覚上不自然な明るさの変化が生じる。
【0004】更に、逆光シーンでない通常のシーンでは
低いクリップレベルでクリップされた影響で全体的に明
るく撮影され、明るい部分は飽和気味になり好ましくな
い。一方、この影響を避けるために低いクリップレベル
を高めに設定した場合には、高輝度部の影響が大きくな
るため、コントラストの高い逆光シーン等で主要被写体
が黒くつぶれやすくなるという問題がある。
【0005】更にまた、特定の測光エリアの明るさを比
較してクリップレベルを切り替えるため、特定の測光パ
ターンや測光方式に依存してしまう。また、測光した時
点の被写体の状態に応じて瞬時にクリップレベルを切り
替えてしまうため、逆光で画面の中心で主要被写体を撮
影している場合には、逆光補正と高輝度クリップによっ
て主要被写体に十分な露出が与えられるが、主要被写体
の動作などにより主要被写体が一瞬だけ画面の中心から
ずれてしまった場合には、主要被写体が中心からずれた
直後にクリップレベルが瞬時に高いレベルに切り替えら
れるため、露出が不足し暗く撮影されてしまうという問
題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、クリップレベルを変化させる際の明るさの変化
を視覚上自然にでき、かつ回路構成も簡略化することが
できるビデオカメラ用露出制御装置を提供することを目
的とする。本発明の他の目的は、撮影シーンに応じて適
正なクリップレベルを設定し、良好な露出制御を行うこ
とができるビデオカメラ用露出制御装置を提供すること
にある。
【0007】本発明の更に他の目的は、特定の測光パタ
ーンや測光方式に依存せず、また主要被写体の動作等に
よってシーンが多少変化しても安定した露出制御が可能
なビデオカメラ用露出制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、撮影レンズ及びアイリスを介して撮像素子
に入射した被写体光を該撮像素子により電気信号に変換
し、該電気信号を増幅器を介して映像信号処理回路に出
力し、該映像信号処理回路で適宜信号処理することによ
り所要の映像信号を得るようにしたビデオカメラにおい
て、被写体画像の輝度信号を入力し、予め設定されたク
リップレベル以上の輝度信号を同一輝度信号にする高輝
度クリップ手段と、前記高輝度クリップ手段を通過した
輝度信号を入力し、被写体画像の中央部の領域を含む複
数の領域における各測光情報を求める分割測光手段と、
前記分割測光手段からの各測光情報に基づいて撮影シー
ンの状態を判別する判別手段と、現在のクリップレベル
が前記判別された撮影シーンに応じたクリップ目標値に
なるように現在のクリップレベルを徐々に変更するクリ
ップレベル変更手段と、前記分割測光手段からの各測光
情報に基づいて前記アイリスを制御するアイリス制御手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】また、少なくとも逆光シーンで適正な測光
情報を得るための第1のクリップレベル及び逆光シーン
以外の撮影シーンで適正な測光情報を得るための第2の
クリップレベルでそれぞれ入力する被写体画像の輝度信
号をクリップする高輝度クリップ手段と、この高輝度ク
リップ手段を通過した輝度信号を入力し、被写体画像の
中央部の領域を含む複数の領域における各測光情報を求
める分割測光手段と、この分割測光手段からの各測光情
報に基づいて撮影シーンの状態を判別する判別手段と、
この判別された撮影シーンが逆光シーンの場合には第1
のクリップレベルでクリップされた輝度信号を、逆光シ
ーン以外の場合には第2のクリップレベルでクリップさ
れた輝度信号を入力する分割測光手段から得られる各測
光情報に基づいて前記アイリスを制御するアイリス制御
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】更に、撮影レンズからアイリスを介して撮
像素子に入射する入射光量が基準値になるように制御す
るビデオカメラ用露出制御装置において、被写体画像を
示す輝度信号を複数のクリップレベルでクリップする高
輝度クリップ手段と、前記高輝度クリップ手段を通過し
た輝度信号に基づいて露出補正量を求め、その露出補正
量に応じて前記基準値を補正する手段と、前記求めた露
出補正量の大きさに応じて前記クリップレベルを適正な
露出補正量を得るためのクリップレベルに切り替える手
段であって、クリップレベルの切り替え時に所定の時間
遅れをもたせるクリップレベル切り替え手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明によれば、分割測光手段からの各測光情
報に基づいて逆光状態やスポット光照明状態等の撮影シ
ーンの状態を判別する。そして、撮影シーンに応じてク
リップ目標値が設定される。即ち、逆光状態の場合には
明るい背景の影響を低減するために低いクリップ目標値
を設定し、スポット光照明状態の場合には主要被写体等
の明るい輝度情報を取り込むために高いクリップ目標値
を設定する。そして、あるクリップ目標値から他のクリ
ップ目標値に変更する際には、2秒程度の時間をかけて
徐々に変更する。これにより、クリップレベルを変化さ
せる際の映像の明るさの変化を視覚上自然にでき、かつ
単一の高輝度クリップ手段及び分割測光手段で済むた
め、回路構成も簡略化することができる。
【0012】本発明の他の態様によれば、少なくとも逆
光シーンで適正な測光情報を得るための第1のクリップ
レベル及び逆光シーン以外の撮影シーンで適正な測光情
報を得るための第2のクリップレベルでそれぞれ入力す
る被写体画像の輝度信号をクリップする高輝度クリップ
手段を設けるようにしている。そして、この高輝度クリ
ップ回路の後段の分割測光手段から被写体画像の中央部
の領域を含む複数の領域における各測光情報を取り込
み、その各測光情報に基づいて逆光シーン等の各撮影シ
ーンを判別する。前記判別された撮影シーンが逆光シー
ンの場合には第1のクリップレベルでクリップされた輝
度信号を、逆光シーン以外の場合には第2のクリップレ
ベルでクリップされた輝度信号を入力する分割測光手段
から得られる各測光情報に基づいてアイリスを制御する
ようにしている。
【0013】本発明の更に他の態様によれば、高輝度ク
リップ手段を通過した輝度信号に基づいて露出補正量を
求め、この露出補正量の大きさに応じてクリップレベル
を適正な露出補正量を得るためのクリップレベルに切り
替えるようにしている。即ち、露出補正量に基づいてク
リップレベルを切り替えるため、測光パターンや測光方
式に依存しないクリップレベルの切り替えができる。ま
た、クリップレベルの切り替え時に所定の時間遅れをも
たせるようにしている。これにより主要被写体の動作等
によってシーンが多少変化しても安定した露出制御が実
現できる。
【0014】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るビデオカ
メラ用露出制御装置の好ましい実施例を詳述する。 〔第1実施例〕図1は本発明に係るビデオカメラ用露出
制御装置の第1実施例を含むビデオカメラのブロック図
である。
【0015】同図において、被写体光は撮影レンズ10
及びアイリス12を介して撮像素子(CCD)14の受
光面に結像される。CCD14は入射光を電荷蓄積し、
その蓄積電荷をタイミングジェネレータ16から加えら
れるタイミングパルスに同期して読み出す。このように
してCCD14から読み出された電気信号は、前置増幅
器18で増幅されたのち、映像信号処理回路20に加え
られるとともに、アイリス用検出信号としてLPF(ロ
ーパスフィルタ)24に加えられる。
【0016】映像信号処理回路20はホワイトバランス
回路、γ補正回路、マトリクス回路、エンコーダ回路等
を含み、これらの回路によって所定の信号処理を行った
のち、例えばNTSC方式の映像信号を記録装置22に
出力する。記録装置22は記録回路を含み、ここで前記
映像信号を磁気記録に適した記録信号に変換したのち、
この記録信号を磁気ヘッドを介してビデオテープ等の記
録媒体に磁気記録する。
【0017】一方、LPF24を通過した信号は、輝度
信号を示す信号に検波されたのちA/D変換器26によ
ってデジタル信号に変換され、輝度データとして高輝度
クリップ回路28に加えられる。高輝度クリップ回路2
8には後述するクリップレベル制御信号が加えられてお
り、高輝度クリップ回路28はこのクリップレベル制御
信号によって制御されたクリップレベルで、A/D変換
器26から入力する輝度データをクリップする。即ち、
前記クリップレベル以上の輝度データを入力した場合に
は、そのクリップレベルを上限として輝度データを出力
する。
【0018】この高輝度クリップ回路28を通過し又は
クリップ処理された輝度データは、分割測光回路30に
入力される。分割測光回路30の他の入力には、ウイン
ドウ信号発生回路36から1フィールドの画面を、図2
に示すように領域1〜5に5分割するためのタイミング
信号が加えられており、分割測光回路30は各領域1〜
4別に輝度データを加算平均した測光データS1 〜S4
をMPU(マイクロプロセッサユニット)36に出力す
る。尚、領域5は主要被写体の位置する場合が極めて少
ない領域であるから、これを除く。
【0019】MPU36はこれらの測光データS1 〜S
4 をROM(リードオンリーメモリ)40に格納された
プログラム及び各種の数値に基づいて処理し、D/A変
換器46を介してアイリス制御信号を出力するととも
に、D/A変換器42を介してクリップレベル制御信号
を出力する。即ち、MPU36は、図3に示すように各
領域の測光データS1 〜S4 を入力するとともに、測光
データS1 〜S4 から測光データSijk (i,j,k=
1〜4)を算出する。そして、後述するようにこれらの
測光データS1 〜S4 ,Sij k に基づいて撮影シーンの
判別を行い、各撮影シーンに対応した演算式♯0〜6を
選択して測光値C0 〜C6 を算出する。
【0020】上記演算式♯0〜6を以下に示す。 尚、重みW11,W12,W21,W31,W32,W41,W51
値は、それぞれ例えばW11=10,W12=1,W21=1
0,W31=10,W32=1,W41=10,W51=10と
する。
【0021】続いて、MPU36は各領域間の輝度差を
算出する。先ず、画面の輝度レベルの目標データREF
を、ビデオ出力が例えばIRE60(γ=0.45系)
となるように設定する。尚、IREはNTSC方式の映
像信号の輝度レベルを示すもので、IRE100が一番
明るい白である。そして、前記目標データREFと領域
1,2,3の平均測光データS123 との輝度差D0 は、 D0 =log (S123 /REF)/log 2 となる。また、領域1の測光データS1 と領域3の測光
データS3 との輝度差D 1 は、 D1 =log (S1 /S3 )/log 2 同様に、領域1測光データS1 と領域2の測光データS
2 との輝度差D2 は、 D2 =log (S1 /S2 )/log 2 また、領域1,3の平均測光データS13と領域4の測光
データS4 との輝度差D 3 は、 D3 =log (S13/S4 )/log 2 となる。
【0022】MPU36はROM40に予め記憶されて
いる閾値Th0 〜Th3 と、輝度差D0 〜D3 の絶対値
|D0 |〜|D3 |とを比較することによって撮影シー
ンの判別を行い、それぞれの撮影シーンに応じた前述し
た演算式♯0〜6を選択して測光値C0 〜C6 を算出す
る。図3において、先ず|D0 |を閾値Th0 (例えば
3EV)と比較する。
【0023】|D0 |≧Th0 である場合には、現在の
画面輝度と、その目標データREFが大きくかけ離れて
いる場合であり、例えばビデオムービーカメラに電源を
投入した直後や、暗い部屋から急に明るい戸外にパンニ
ングした場合などである。このような場合に、撮影シー
ンの判別を行って測光値を算出しようとすると、アイリ
ス12のフィードバック制御による安定化までに時間が
かかる。この時間を短縮化するため、図4(A)に斜線
部分に主要被写体が位置していると見なし、測光値の演
算式として♯0を選択し、測光値C0 を算出する。
【0024】|D0 |≧Th0 でない場合には、|D1
|と閾値Th1 (例えば0.5EV)とを比較する。|
1 |≧Th1 である場合には、領域1にほぼ主要被写
体の例えば顔が位置していると見なされる。この場合に
は、更に|D2 |と閾値Th2 (例えば0.75EV)
とを比較する。
【0025】|D2 |≧Th2 のときは、顔の輝度と服
の輝度との間に差がある場合であるから、図4(B)に
示すように顔が位置しているであろう領域1に重点を置
いて測光値を算出する演算式♯1を選択し、測光値C1
を算出する。また、|D2 |≧Th2 でない場合には、
被写体の顔と服に輝度差がほとんど認められない状態で
あるから、図4(C)に示すように領域1と領域2との
平均輝度値に重点を置いて測光値を算出する演算式♯2
を選択し、測光値C2 を算出する。
【0026】一方、|D1 |≧Th1 でない場合には、
領域1と領域3との輝度差がない状態である。このとき
には|D2 |と閾値Th2 とを比較する。|D2 |≧T
2 である場合には、領域1と領域3との輝度差がな
く、かつ領域1と領域2との輝度差がある状態であるか
ら、更に|D3 |と閾値Th3 (例えば0.5EV)と
を比較する。
【0027】|D3 |≧Th3 である場合には、領域
1,3の平均測光データS13と領域4の測光データS4
とに差があるから、図4(D)に示すように領域1,3
の平均測光データS13に重点を置いた演算式♯3を選択
し、測光値C3 を算出する。|D3 |≧Th3 でない場
合には、図4(E)に示すように領域1,3の平均測光
データS13と領域4の測光データS4 とに差がない状態
であるから、領域1,3,4の平均測光データS134
重点を置いた演算式♯4を選択し、測光値C 4 を算出す
る。
【0028】一方、|D0 |≧Th0 でなく、かつ|D
1 |≧Th1 でなく、かつ|D2 |≧Th2でない場合
には、領域1,2,3に輝度差がなく、かつ領域1,
2,3の平均測光データS123 が目標データREFに近
いから、|D3 |≧Th3 であるか否かの判別を行う。
|D3 |≧Th3 である場合には、図4(F)に示すよ
うに領域1,2,3の平均測光データS123 に重点を置
いた演算式♯5を選択し、測光値C5 を算出する。
【0029】また、|D3 |≧Th3 でない場合には、
図4(G)に示すように領域1,2,3,4に輝度差が
ない状態であるから演算式♯6を選択し、測光値C5
算出する。このようにして演算式♯0〜6のうちから一
つの演算式を選択して測光値を算出し、その算出した測
光値に基づいてアイリス12の制御を行う。即ち、算出
した測光値とアイリス制御用の基準値とを比較し、測光
値が基準値よりも大きい場合には明るすぎると判断し
て、アイリス12を閉じるようにD/A変換器46を介
してアイリス制御信号をアイリス駆動回路48に出力
し、これによりアイリス12を閉じる方向に駆動し、一
方、測光値が基準値よりも小さい場合には暗すぎると判
断して、アイリス12を開くようにD/A変換器46を
介してアイリス制御信号をアイリス駆動回路44に出力
し、これによりアイリス12を開く方向に駆動する。
【0030】また、MPU36は高輝度クリップ回路2
8における次回の測光用のクリップレベルを設定すべく
D/A変換器42を介してクリップレベル制御信号を高
輝度クリップ回路28に出力し、図3に示すよに測光用
のフローチャートのスタートに戻る。次に、次回の測光
用のクリップレベルの設定方法について、図5に示すフ
ローチャートにしたがって説明する。
【0031】先ず、演算式♯1を選択したか否かを判別
する。演算式♯1を選択した場合には、画面中央がその
周囲よりも輝度が高いスポット光照明状態又は画面中央
がその周囲よりも輝度が低い逆光状態であると見なす。
この場合には、領域1の測光データS1 と領域3の測光
データS3 とを比較し、S1 <S3 の場合には逆光状態
であると見なしてクリップ目標値をレベル1(例えばI
RE100)にする。
【0032】一方、演算式♯1を選択しない場合あるい
はS1 <S3 でない場合にはクリップ目標値をレベル2
(例えばIRE200)にする。このようにしてクリッ
プ目標値を決定すると、次に現在のクリップレベルとク
リップ目標値を比較する。そして、「現在のクリップレ
ベル>クリップ目標値」の場合には、現在のクリップレ
ベルを1(IRE)だけ減少させ、「現在のクリップレ
ベル<クリップ目標値」の場合には、現在のクリップレ
ベルを1(IRE)だけ増加させ、「現在のクリップレ
ベル=クリップ目標値」の場合には、現在のクリップレ
ベルはクリップ目標値と一致しており、クリップレベル
の増減は行わない。
【0033】このようにして高輝度クリップ回路28の
次回のクリップレベルが設定されると、その設定された
クリップレベルでクリップされた輝度データに基づいて
再び測光演算を行う。即ち、周期的に繰り返される測光
演算のn回目で、n+1回目の測光に使用するクリップ
レベルが設定される。尚、測光演算の1回目は例えばク
リップレベル2が予め設定されている。また、測光演算
はタイミングジェネレータ16から入力する垂直同期信
号に同期して行われるようになっている。従って、クリ
ップレベルをレベル1からレベル2に、またはレベル2
からレベル1に変更する場合には、垂直同期信号に同期
して1(IRE)ずつ徐々に変化する。また、レベル1
とレベル2とは、100IREの差があるため、垂直同
期信号(1/60秒周期)の100回の入力(約1.7
秒経過)後に、レベル1からレベル2に、またはレベル
2からレベル1に変更することになる。
【0034】以上のようにクリップレベルを徐々に変化
させるようにしたため、クリップレベルが変化する際の
明るさの変化が視覚上自然になる。尚、上記第1実施例
ではレベル2からレベル1に変更する場合にもクリップ
レベルを徐々に変化させるようにしたが、この場合には
撮影シーンが逆光状態に変わったことを意味するため、
直ちにレベル1に変更して露出制御の即応性を優先させ
るようにしてもよい。 〔第2実施例〕図6は本発明に係るビデオカメラ用露出
制御装置の第2実施例を含むビデオカメラのブロック図
である。尚、図1に示した第1実施例と共通する部分に
は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0035】この第2実施例では、高輝度クリップ回路
100、102及び分割測光回路104、106がそれ
ぞれ2組ずつ設けられている。高輝度クリップ回路10
0には逆光シーンで適正な測光情報を得るための低クリ
ップレベル(例えばIRE100)が設定されており、
高輝度クリップ回路100はこの低クリップレベルで、
A/D変換器26から入力する輝度データをクリップす
る。即ち、前記低クリップレベル以上の輝度データを入
力した場合には、その低クリップレベルを上限として輝
度データを出力する。
【0036】また、高輝度クリップ回路102には逆光
シーン以外の撮影シーンで適正な測光情報を得るための
高クリップレベル(例えばIRE200)が設定されて
おり、高輝度クリップ回路102はこの高リップレベル
で、A/D変換器26から入力する輝度データをクリッ
プする。これらの高輝度クリップ回路100及び102
を通過し又はクリップ処理された輝度データは、それぞ
れ分割測光回路104及び106に入力される。
【0037】分割測光回路104及び106の他の入力
には、ウインドウ信号発生回路36から1フィールドの
画面を、図2に示すように領域1〜5に5分割するため
のタイミング信号が加えられており、分割測光回路10
4は各領域1〜4別に輝度データを加算平均した測光デ
ータSL1〜SL4をMPU108に出力し、また分割
測光回路106は各領域1〜4別に輝度データを加算平
均した測光データSH1〜SH4をMPU108に出力
する。
【0038】MPU108はこれらの測光データSL1
〜SL4及びSH1〜SH4をROM40に格納された
プログラム及び各種の数値に基づいて処理し、D/A変
換器46を介してアイリス制御信号を出力するととも
に、D/A変換器42及び44を介してクリップレベル
制御信号を出力する。即ち、MPU108は、図7に示
すように各領域の測光データSL1〜SL4及びSH1
〜SH4を入力する。続いて、測光データSH1〜SH
4をそれぞれS1 〜S4 に代入するとともに、S1 〜S
4 からSijk (i,j,k=1〜4)を算出する。そし
て、前述したようにこれらの測光データS1 〜S4 ,S
ijk に基づいて撮影シーンの判別を行い、各撮影シーン
に対応した演算式♯0〜6を選択して測光値C0 〜C6
を算出する。尚、図7において、図3に示したフローチ
ャートと共通する部分の説明については省略する。
【0039】図7において、|D1 |≧Th1 である場
合には、領域1と領域3とに輝度差があり、領域1にほ
ぼ主要被写体の例えば顔が位置していると考えられるか
ら、逆光シーン又はスポット光シーンと見なせる。この
場合には、D1 <0か否かを判定する。D1 <0の場合
には領域1の輝度が領域3の輝度よりも低いため逆光シ
ーンと見なし、低クリップレベルでクリップされた輝度
データに基づいて測光された各領域の測光データSL1
〜SL4をそれぞれS1 〜S4 に代入する。一方、D1
<0でない場合には領域1の輝度が領域3の輝度よりも
高いためスポット光シーンと見なし、測光データSH1
〜SH4をそのまま用いる。
【0040】このようにして演算式♯0〜6のうちから
一つの演算式を選択して測光値を算出し、その算出した
測光値に基づいてアイリス12の制御を行う。尚、MP
U108はD/A変換器42及び44を介して出力する
クリップレベル制御信号によって高輝度クリップ回路1
00、102に設定するクリップレベルを、逆光シーン
時には主要被写体とその他の部分のコントラストの強さ
が大きい程下げ、スポット光シーン時には主要被写体と
その他の部分のコントラストの強さが大きい程上げるこ
とができる。 〔第3実施例〕図8は本発明に係るビデオカメラ用露出
制御装置の第3実施例を含むビデオカメラのブロック図
である。尚、図6に示した第2実施例と共通する部分に
は同符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0041】図8に示した第3実施例は、主に3つの高
輝度クリップ回路200、202、204及び分割測光
回路206、208、210を有している点で、図6の
第2実施例と相違する。高輝度クリップ回路202に
は、図6の高輝度クリップ回路100と同様に逆光シー
ンで適正な測光情報を得るための低クリップレベル(例
えばIRE100)が設定されており、高輝度クリップ
回路202には逆光シーン及びスポット光シーン以外の
通常の撮影シーンで適正な測光情報を得るための中クリ
ップレベル(例えばIRE200)が設定されており、
高輝度クリップ回路204にはスポット光シーンで適正
な測光情報を得るための高クリップレベル(例えばIR
E300)が設定されている。これらの高輝度クリップ
回路200、202及び204を通過し又はクリップ処
理された輝度データは、それぞれ分割測光回路206、
208及び210に入力される。
【0042】分割測光回路206、208及び210の
他の入力には、ウインドウ信号発生回路36から1フィ
ールドの画面を、図2に示すように領域1〜5に5分割
するためのタイミング信号が加えられており、分割測光
回路206は各領域1〜4別に輝度データを加算平均し
た測光データSL1〜SL4をMPU212に出力し、
分割測光回路208は各領域1〜4別に輝度データを加
算平均した測光データSM1〜SM4をMPU212に
出力し、分割測光回路210は各領域1〜4別に輝度デ
ータを加算平均した測光データSH1〜SH4をMPU
212に出力する。
【0043】MPU212はこれらの測光データSL1
〜SL4、SM1〜SM4及びSH1〜SH4をROM
40に格納されたプログラム及び各種の数値に基づいて
処理し、D/A変換器46を介してアイリス制御信号を
出力する。即ち、MPU212は、図9に示すように各
領域の測光データSL1〜SL4、SM1〜SM4及び
SH1〜SH4を入力する。続いて、測光データSM1
〜SM4をそれぞれS1 〜S4 に代入するとともに、S
1 〜S4 からSijk (i,j,k=1〜4)を算出す
る。そして、図7のフローチャートの手順と同様にして
これらの測光データS1 〜S4 ,Sijk に基づいて撮影
シーンの判別を行い、各撮影シーンに対応した演算式♯
0〜6を選択して測光値C0 〜C6 を算出する。
【0044】図9に示すフローチャート中で、主に図7
のフローチャートと相違する点は、|D0 |≧Th0
なく、|D1 |≧Th1 であり、かつD1 <0でない場
合の処理である。この場合には、領域1の輝度が領域3
の輝度よりも高いためスポット光シーンと見なし、測光
データS1 〜S4 の内容(中クリップレベルでクリップ
された輝度データに基づいて測光された各領域の測光デ
ータSM1〜SM4)を、それぞれ高クリップレベルで
クリップされた輝度データに基づいて測光された各領域
の測光データSH1〜SH4に書き換える。これによ
り、高クリップレベル(IRE300)でそれぞれ入力
する被写体画像の輝度信号がクリップされるため、スポ
ット光シーンで適正な測光データを得ることができる。 〔第4実施例〕図10は本発明に係るビデオカメラ用露
出制御装置の第4実施例を含むビデオカメラのブロック
図である。尚、図1に示した第1実施例と共通する部分
には同符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0045】図10に示した第4実施例において、前置
増幅器18から電気信号を入力する検波回路21は入力
信号を検波して積分回路23に出力し、積分回路23は
入力信号を1フィールド分積分し、その積分値を平均測
光値としてアイリス駆動回路48に出力する。アイリス
駆動回路48には予めアイリス用基準値が設定されてお
り、アイリス駆動回路48はこのアイリス用基準値と前
記平均測光値とを比較し、平均測光値がアイリス用基準
値よりも大きい場合には明るすぎると判断して、アイリ
ス12を閉じる方向に駆動し、一方、平均測光値がアイ
リス用基準値よりも小さい場合には暗すぎると判断し
て、アイリス12を開く方向に駆動する。尚、アイリス
駆動回路48には露出補正信号が加えられており、この
露出補正信号によって前記アイリス用基準値が補正され
るが、その詳細については後述する。
【0046】さて、高輝度クリップ回路300には逆光
シーンで適正な測光情報を得るための低クリップレベル
(例えばIRE100)が設定されており、高輝度クリ
ップ回路300はこの低クリップレベルで、A/D変換
器26から入力する輝度データをクリップする。即ち、
前記低クリップレベル以上の輝度データを入力した場合
には、その低クリップレベルを上限として輝度データを
出力する。
【0047】また、高輝度クリップ回路302には逆光
シーン以外の撮影シーンで適正な測光情報を得るための
高クリップレベル(例えばIRE200)が設定されて
おり、高輝度クリップ回路302はこの高リップレベル
で、A/D変換器26から入力する輝度データをクリッ
プする。これらの高輝度クリップ回路300及び302
を通過し又はクリップ処理された輝度データは、それぞ
れ分割測光回路304及び306に入力される。分割測
光回路304及び306の他の入力には、ウインドウ信
号発生回路36から1フィールドの画面を、例えば画面
中心部の領域を含む複数の領域に分割するためのタイミ
ング信号が加えられており、分割測光回路304は各領
域別に輝度データを加算平均した測光データをMPU3
08に出力し、同様に分割測光回路306も各領域別に
輝度データを加算平均した測光データをMPU308に
出力する。
【0048】MPU308は分割測光回路104及び1
06から加えられる測光データのうち後述するようにい
ずれか一方を選択し、その選択した測光データをROM
40に格納されたプログラム及び各種の数値に基づいて
処理し、D/A変換器46を介して露出制御信号を出力
する。即ち、前記選択した測光データとして、例えば画
面中央部の測光データをI1 、画面全体の測光データを
2 とすると、MPU308は、先ず測光データI1
測光データをI2 の比の対数、 D=log (I1 /I2 ) を求める。
【0049】そして、絶対値|D|が閾値ThD を越え
る場合には、中央重点測光(画面中央部を重視した露出
制御モード)となるように、露出補正量を算出し、その
露出補正量を示す露出補正信号をD/A変換器46を介
してアイリス駆動回路48に出力する。これにより、被
写体画面内の輝度分布が逆光やスポット光照明状態であ
るときには、画面中央部が適正となるように露出補正が
行われる。尚、|D|≦ThD の場合には平均測光とな
り、露出補正信号は標準値となる。
【0050】また、MPU308は図11のフローチャ
ートに示すようにクリップレベルの設定を行う。即ち、
それぞれ低クリップレベル及び高クリップレベルでクリ
ップされる輝度データを入力する分割測光回路304及
び306の2組の測光データのうちいずれの測光データ
を採用するかを判断する。先ず、現在のクリップレベル
が低クリップレベル(IRE100)か否かを判別し、
低クリップレベルでない場合(即ち、高クリップレベル
の場合)には、前述した露出補正量が閾値Tha (例えば
1EV)以上か否かを判別する。「露出補正量≧閾値Th
a 」でない場合にはクリップレベルの切り替えは行わ
ず、元に戻る。
【0051】一方、「露出補正量≧閾値Tha 」の場合に
は現在のクリップレベルを低クリップレベルに設定した
のち元に戻る。この低クリップレベルに設定することに
より、逆光シーンで適正な露出補正量を得ることができ
るようになる。尚、この低クリップレベルの設定は、分
割測光回路304から入力する測光データを露出補正量
の算出のために採用することと等価である。
【0052】また、現在のクリップレベルが低クリップ
レベルの場合には、現在算出されている露出補正量が閾
値Thb (閾値Tha 以下の所定の値)未満か否かを判別す
る。「露出補正量<閾値Thb 」でない場合には、更に明
るさの変化が2EVよりも大きいか否かを判別する。
尚、「明るさの変化>2EV」は、通常、撮影シーンが
切り替わった時等に得られる。
【0053】「明るさの変化>2EV」でない場合に
は、タイマを停止(時間を0にリセットして停止)させ
る。即ち、この場合には引き続き低クリップレベルが設
定される。これに対し、「露出補正量<閾値Thb 」又は
「明るさの変化>2EV」の場合にはタイマが動作中か
否かを判別し、タイマ停止の場合にはタイマをスタート
させる。
【0054】一方、タイマ動作中の場合にはタイマが2
秒以上経過しているか否かを判別する。「タイマ>2
秒」でない場合には、クリップレベルの切り替えは行わ
ずに元に戻り、「タイマ>2秒」の場合には、現在のク
リップレベルを高クリップレベル(IRE200)に設
定したのち、タイマを停止させる。尚、この高クリップ
レベルの設定は、分割測光回路306から入力する測光
データを露出補正量の算出のために採用することと等価
である。
【0055】上述したように、低クリップレベルから高
クリップレベルへの切り替えは、高クリップレベルに切
り替えるための条件(「露出補正量<閾値Thb 」又は
「明るさの変化>2EV」)が2秒以上継続することが
要件になる。これにより、逆光シーンで主要被写体の動
作等によってシーンが多少変化しても安定した露出制御
が可能になる。また、高クリップレベルから低クリップ
レベルへの切り替えは、低クリップレベルに切り替える
ための条件が成立すると、直ちに行われる。これは、撮
影シーンが逆光シーンになった場合には直ちに露出制御
が応答する方が好ましいからである。
【0056】尚、本発明に係るビデオカメラ用露出制御
装置は、ビデオムービーカメラに限らず、電子スチルビ
デオカメラにも適用できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るビデオ
カメラ用露出制御装置によれば、測光用の輝度信号をク
リップするためのクリップレベルを、あるクリップ目標
値から他のクリップ目標値に変更する際には、所定時間
をかけて徐々に変更するようにしたため、クリップレベ
ルを変化させる際の映像の明るさの変化を視覚上自然に
でき、かつ単一の高輝度クリップ回路及び分割測光回路
で済むため、回路構成も簡略化することができるという
利点がある。
【0058】また、測光用の輝度信号をクリップするた
めのクリップレベルとして、少なくとも逆光シーンで適
正な測光情報を得るためのクリップレベルと、逆光シー
ン以外の撮影シーンで適正な測光情報を得るためのクリ
ップレベルとを準備し、撮影シーンに応じて適正な測光
情報を得るためのクリップレベルに切り替えるようにし
たため、良好な露出制御を行うことができる。
【0059】更に、露出補正量の大きさに応じてクリッ
プレベルを適正な露出補正量を得るためのクリップレベ
ルに切り替えるようにしたため、測光パターンや測光方
式に依存しないクリップレベルの切り替えができる。ま
た、クリップレベルの切り替え時に所定の時間遅れをも
たせるようにしたため、主要被写体の動作等によってシ
ーンが多少変化しても安定した露出制御が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るビデオカメラ用露出制御装
置の第1実施例を含むビデオカメラのブロック図であ
る。
【図2】図2は分割測光する各領域を説明するために用
いた概略図である。
【図3】図3は図1のMPUの処理内容を説明するため
に用いたフローチャートである。
【図4】図4(A)〜(G)は撮影シーンの判別によっ
て選択される測光領域を示す概略図である。
【図5】図5は次回の測光用のクリップレベルの設定方
法を説明するために用いたフローチャートである。
【図6】図6は本発明に係るビデオカメラ用露出制御装
置の第2実施例を含むビデオカメラのブロック図であ
る。
【図7】図7は図6のMPUの処理内容を説明するため
に用いたフローチャートである。
【図8】図8は本発明に係るビデオカメラ用露出制御装
置の第3実施例を含むビデオカメラのブロック図であ
る。
【図9】図9は図8のMPUの処理内容を説明するため
に用いたフローチャートである。
【図10】図10は本発明に係るビデオカメラ用露出制
御装置の第4実施例を含むビデオカメラのブロック図で
ある。
【図11】図11はクリップレベルの設定方法を説明す
るために用いたフローチャートである。
【符号の説明】
10…撮影レンズ 12…アイリス 14…撮像素子(CCD) 16…タイミングジェネレータ 20…映像信号処理回路 21…検波回路 23…積分回路 24…LPF 28、100、102、200、202、204、30
0、302…高輝度クリップ回路 30、104、106、206、208、210、30
4、306…分割測光回路 36、108、212、308…MPU 40…ROM 48…アイリス駆動回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズ及びアイリスを介して撮像素
    子に入射した被写体光を該撮像素子により電気信号に変
    換し、該電気信号を増幅器を介して映像信号処理回路に
    出力し、該映像信号処理回路で適宜信号処理することに
    より所要の映像信号を得るようにしたビデオカメラにお
    いて、 被写体画像の輝度信号を入力し、予め設定されたクリッ
    プレベル以上の輝度信号を同一輝度信号にする高輝度ク
    リップ手段と、 前記高輝度クリップ手段を通過した輝度信号を入力し、
    被写体画像の中央部の領域を含む複数の領域における各
    測光情報を求める分割測光手段と、 前記分割測光手段からの各測光情報に基づいて撮影シー
    ンの状態を判別する判別手段と、 現在のクリップレベルが前記判別された撮影シーンに応
    じたクリップ目標値になるように現在のクリップレベル
    を徐々に変更するクリップレベル変更手段と、 前記分割測光手段からの各測光情報に基づいて前記アイ
    リスを制御するアイリス制御手段と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記クリップレベル変更手段は、あるク
    リップ目標値から他のクリップ目標値に2秒程度の時間
    をかけて徐々に現在のクリップレベルを変更することを
    特徴とする請求項1のビデオカメラ用露出制御装置。
  3. 【請求項3】 撮影レンズ及びアイリスを介して撮像素
    子に入射した被写体光を該撮像素子により電気信号に変
    換し、該電気信号を増幅器を介して映像信号処理回路に
    出力し、該映像信号処理回路で適宜信号処理することに
    より所要の映像信号を得るようにしたビデオカメラにお
    いて、 少なくとも逆光シーンで適正な測光情報を得るための第
    1のクリップレベル及び逆光シーン以外の撮影シーンで
    適正な測光情報を得るための第2のクリップレベルでそ
    れぞれ入力する被写体画像の輝度信号をクリップする高
    輝度クリップ手段と、 前記高輝度クリップ手段を通過した輝度信号を入力し、
    被写体画像の中央部の領域を含む複数の領域における各
    測光情報を求める分割測光手段と、 前記分割測光手段からの各測光情報に基づいて撮影シー
    ンの状態を判別する判別手段と、 前記判別された撮影シーンが逆光シーンの場合には第1
    のクリップレベルでクリップされた輝度信号を、逆光シ
    ーン以外の場合には第2のクリップレベルでクリップさ
    れた輝度信号を入力する分割測光手段から得られる各測
    光情報に基づいて前記アイリスを制御するアイリス制御
    手段と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズ及びアイリスを介して撮像素
    子に入射した被写体光を該撮像素子により電気信号に変
    換し、該電気信号を増幅器を介して映像信号処理回路に
    出力し、該映像信号処理回路で適宜信号処理することに
    より所要の映像信号を得るようにしたビデオカメラにお
    いて、 逆光シーンで適正な測光情報を得るための第1のクリッ
    プレベル、逆光シーン及びスポット光シーン以外の撮影
    シーンで適正な測光情報を得るための第2のクリップレ
    ベル及びスポット光シーンで適正な測光情報を得るため
    の第3のクリップレベルでそれぞれ入力する被写体画像
    の輝度信号をクリップする高輝度クリップ手段と、 前記高輝度クリップ手段を通過した輝度信号を入力し、
    被写体画像の中央部の領域を含む複数の領域における各
    測光情報を求める分割測光手段と、 前記分割測光手段からの各測光情報に基づいて撮影シー
    ンの状態を判別する判別手段と、 前記判別された撮影シーンが逆光シーンの場合には第1
    のクリップレベルでクリップされた輝度信号を、逆光シ
    ーン及びスポット光シーン以外の場合には第2のクリッ
    プレベルでクリップされた輝度信号を、スポット光シー
    ンの場合には第3のクリップレベルでクリップされた輝
    度信号を入力する分割測光手段から得られる各測光情報
    に基づいて前記アイリスを制御するアイリス制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  5. 【請求項5】 逆光シーンの場合には主要被写体とその
    他の部分とのコントラストの強さが大きい程前記第1の
    クリップレベルを下げ、スポット光シーンの場合には主
    要被写体とその他の部分とのコントラストの強さが大き
    い程前記第3のクリップレベルを上げる手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項4のビデオカメラ用露出制御装
    置。
  6. 【請求項6】 撮影レンズからアイリスを介して撮像素
    子に入射する入射光量が基準値になるように制御するビ
    デオカメラ用露出制御装置において、 被写体画像を示す輝度信号を複数のクリップレベルでク
    リップする高輝度クリップ手段と、 前記高輝度クリップ手段を通過した輝度信号に基づいて
    露出補正量を求め、その露出補正量に応じて前記基準値
    を補正する手段と、 前記求めた露出補正量の大きさに応じて前記クリップレ
    ベルを適正な露出補正量を得るためのクリップレベルに
    切り替える手段であって、クリップレベルの切り替え時
    に所定の時間遅れをもたせるクリップレベル切り替え手
    段と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記高輝度クリップ手段は、逆光シーン
    で適正な露出補正量を得るための第1のクリップレベル
    及び逆光シーン以外の撮影シーンで適正な適正な露出補
    正量を得るための第2のクリップレベルでそれぞれ入力
    する被写体画像の輝度信号をクリップし、前記クリップ
    レベル切り替え手段は、前記求めた露出補正量が第1の
    閾値以上になると前記第1のクリップレベルに切り替
    え、その後算出される露出補正値が前記第1の閾値より
    も小さい第2の閾値未満になる状態又は被写体の明るさ
    の変化が撮影シーンの変化に対応する程度大きく変化す
    る状態が所定の時間以上継続した場合に前記第2のクリ
    ップレベルに切り替えることを特徴とする請求項6のビ
    デオカメラ用露出制御装置。
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