JPH05122560A - ゴースト除去装置 - Google Patents

ゴースト除去装置

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JPH05122560A
JPH05122560A JP3284882A JP28488291A JPH05122560A JP H05122560 A JPH05122560 A JP H05122560A JP 3284882 A JP3284882 A JP 3284882A JP 28488291 A JP28488291 A JP 28488291A JP H05122560 A JPH05122560 A JP H05122560A
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JP
Japan
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waveform
tap coefficient
ghost
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memory
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Application number
JP3284882A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Iga
弘幸 伊賀
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴースト除去装置において、変動ゴーストにも
対応可能なゴースト除去装置を提供することを目的とす
る。 【構成】基準信号の取り込みは1度だけ行い、取り込ま
れた基準信号をもとに等化回路20で相関演算と波形等
化処理とを時分割で所定回行う。そして求めたタップ係
数を使用して、等化回路12で映像信号に対するゴース
ト除去を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線形歪を受けた信号、
特にテレビジョン信号受信におけるゴーストを除去する
ゴースト除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機にはゴースト
除去装置の内蔵されたものが市販されている。この従来
のゴースト除去装置の一例を図面を参照して説明する。
図3は従来のゴースト除去装置の構成を示すブロック図
である。これは、特開昭54−109720で開示され
たものをディジタル信号処理系で構成したものである。
【0003】図3において、所定周期で基準波形が挿入
された入力映像信号は入力端子10を介してアナログ・
ディジタル(A/D)変換器11とタイミング回路14
とに供給される。このうちタイミング回路14は供給さ
れた入力映像信号をもとに、装置全体で必要なタイミン
グ信号と周期TのクロックCKとを生成し、出力してい
る。ここで周期Tは約70nsec(=1/4fsc,fsc:
色信号副搬送波周波数(3.579545MHz ))である。A/
D変換器11でT秒毎に標本化されたディジタル映像信
号はタップ数Nのトランスバーサルフィルタより構成さ
れる等化回路12に供給され、ゴースト波形が除去され
て出力端子13より出力される。
【0004】等化回路12は遅延時間Tの遅延素子群3
3と、遅延素子群33の各タップに設けられた乗算器群
34と、乗算器群34の各出力を加算する加算器35
と、各タップ係数を保持するタップ係数メモリ32とよ
り構成されている。そしてタップ係数を適当に設定する
ことで、遅延時間が(−IT〜JT)のゴーストを除去
している。
【0005】また、後述するように基準波形のゴースト
除去可能範囲は44.7μsであり、これをクロック周
期Tで割った値が総タップ数Nとなる。
【0006】 N=44.7μs/70ns=640 (1) 等化回路12から出力されたゴースト除去後の映像信号
は出力端子13より出力されるとともに波形処理回路3
6に供給される。ここで映像信号に挿入されている基準
波形が取り出され、波形処理された出力波形が出力波形
メモリ26に記憶される。そして減算器19で、出力波
形メモリ26より出力される出力波形から基準波形メモ
リ18より出力される基準波形が減算され、誤差波形が
生成される。この誤差波形は等化回路20に供給され
る。等化回路20は等化回路12と同様の構成であり、
減算器19の出力は遅延素子群21に供給される。
【0007】一方、A/D変換器11の出力であるディ
ジタル映像信号は波形処理回路15にも供給され、挿入
されている基準波形が取り出され、波形処理された入力
波形が等化回路20内のタップ係数メモリ23に供給さ
れる。ここで、タップ係数メモリ23に供給される入力
波形は後述する相関演算の関係で、時間順が反転してい
る。
【0008】等化回路20では誤差波形と入力波形との
相関演算が行われる。そして相関演算結果に対し、比例
定数を乗算器28で乗算し、加算器29でもとのタップ
係数に加算することで新しいタップ係数を得ることがで
きる。このタップ係数はタップ係数メモリ32に供給さ
れ、供給されたタップ係数を基に等化回路12はゴース
ト除去を行っている。
【0009】次に図4を参照して従来例の動作を説明す
る。図4(a)は図3の動作を説明するフローチャート
であり、(b)は(a)の処理時間及びそのタイミング
を説明する説明図である。
【0010】まず、タイミング回路14から送出される
タイミング信号により、ゴースト検出用の入出力波形が
取り込まれる(S8)。このうち長さNの入力波形{x
k }は等化回路12と等化回路20のタップ係数メモリ
23とに取り込まれ、長さ2Nの出力波形{yk }は出
力波形メモリ26に取り込まれる。これらの取り込みは
図4(b)l,mに示すように同時に取り込みが始ま
る。ここで取り込んだ入力波形の長さは総タップ数Nと
同じであり、出力波形の長さは相関演算と入出力波形間
の時間差(IT)とを考慮し、2Nとなっている。
【0011】ところで基準波形メモリ18には放送局側
で挿入する基準波形と同様の基準波形{rk }が記憶さ
れている。S9では、まず基準波形{rk }を出力波形
メモリ26から読み出した出力波形{yk }より減算す
ることで、誤差波形{ek }を求めている。この様子を
(2)式に示す。 ek =yk −rk (2) それから等化回路20を用いて(3)式に示すように入
力波形{xk }と誤差波形{ek }との相関演算を行
う。ここで相関結果dk の長さは総タップ数と同じNで
あり、入力波形及び誤差波形のインパルスピークはそれ
ぞれx0 ,e0 である。
【0012】
【数1】
【0013】そして(3)式で求められた相関結果dk
を(−α)倍し、タップ係数メモリ30に格納されてい
たk番目のタップ係数Cold,k に加算することでタップ
係数修正演算を行う。この様子を(4)式に示す。 Cnew,k =Cold,k −α・dk (4) ここでαは正の微少数である。修正されたタップ係数は
タップ係数メモリ30,32に新しいタップ係数として
格納される。その後、S8に戻りタップ係数修正動作を
繰り返すことでゴースト除去を行っている。
【0014】さて、ステップ9に要する時間TS9は
(5)式のようになる。 TS9=2NT=2×640×70ns =0.09ms (5) ところで現在、日本においては文献1(河内、「放送の
標準化と審議状況」、テレビジョン学会誌、Vol.43,No.
5,pp.435-442,May1989 )に示されるようにテレビジョ
ンゴースト除去用の基準信号としてステップ波形とペデ
スタル波形よりなるGCR(Ghost Cancel Reference)
信号が、8フィールドで一巡する形で垂直帰線期間の第
18H(水平走査期間)と第281Hとに挿入されてい
る。これらのGCR信号の4フィールド間差をとり、差
分することで44.7μs幅のインパルス状の基準波形
を得ることができる。等化回路12の入出力信号の基準
波形を求めるのがそれぞれ波形処理回路15,36であ
り、この波形処理を行うには少なくとも7フィールド分
の時間(約117ms)を必要とする。つまりS9に要
する時間TS9に比べてはるかに多くの時間を必要として
いることがわかる。
【0015】実際のゴースト除去ではタップ係数修正動
作を繰り返し行っていることから波形処理を行うのには
8フィールド分の時間T8Fが必要であり、これを一般に
は50回繰り返すことから、ゴースト除去に要する総時
間Ttotal は(6)式のようになる。 Ttotal =50×T8F=6.5s (6) この式よりわかるように変動ゴーストにはほとんど対応
できなかった。
【0016】そこでGCR信号の代わりに基準信号とし
て垂直同期信号を使用することがある。この場合は高域
のゴースト除去性能とゴースト検出遅延時間範囲とが劣
化するが、その周期が16.7msなので、ゴースト除
去に要する総時間Ttotal′は(7)式のようになる。 Ttotal′= 50×16.7ms=0.84s (7) この場合にもフラッタ等の変動ゴーストへの対応は不十
分であった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のゴースト除去装置ではゴースト除去に要する時間が長
く、フラッタ等の変動ゴーストにはほとんど対応するこ
とができなかった。
【0018】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、従来の装置に若干の回路を追加するだけでフラッタ
等の変動ゴーストにも対応可能なゴースト除去装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る手段は、所
定周期の基準信号が挿入された入力信号に波形等化処理
を行う第1の波形等化手段と、前記入力信号中の基準波
形に対し波形等化処理を行うことで出力基準波形を求め
るとともに、この出力基準波形と前記基準信号との差か
ら得られる誤差波形と、前記入力信号中の基準波形との
相関演算を行う第2の波形等化手段と、この第2の波形
等化手段の相関演算結果から、前記第1、第2の波形等
化手段における波形等化処理に用いるタップ係数を算出
する演算手段と、この演算手段で求められたタップ係数
を前記第1の波形等化手段に供給する手段とを具備する
ことで、速やかにゴースト除去が行われる。
【0020】
【作用】前記第2の波形等化手段は、波形等化処理と相
関演算とを時分割で所定回行い、求められたタップ係数
をもとに第1の等化手段で波形等化処理を行う。これに
より、変動ゴーストに対応したゴースト除去が行われ
る。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る実施例を
説明する。図1は本発明に係る一実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図2は図1の動作を説明する説明図で
ある。
【0022】図1において、所定周期で基準波形が挿入
された入力映像信号は入力端子10を介してA/D変換
器11とタイミング回路14とに供給される。このうち
タイミング回路14は供給された入力映像信号をもと
に、装置全体で必要なタイミング信号と周期Tのクロッ
クCKとを生成し、出力している。ここで周期Tは約7
0nsec(=1/4fsc,fsc:色信号副搬送波周波数
(3.579545MHz ))である。A/D変換器11でT秒毎
に標本化されたディジタル映像信号はタップ数Nのトラ
ンスバーサルフィルタより構成される等化回路12に供
給され、ゴースト波形が除去され、出力端子13より出
力される。
【0023】前述した等化回路12は遅延時間Tの遅延
素子群33と、遅延素子群33の各タップに設けられた
乗算器群34と、乗算器群34の各出力を加算する加算
器35と、各タップ係数を保持するタップ係数メモリ3
2とより構成されている。そしてタップ係数を適当に設
定することで、遅延時間が(−IT〜JT)のゴースト
を除去している。なお、タップ総数Nは、前ゴースト除
去用のIタップと後ろゴースト除去用のJタップと主信
号用に1タップとで計(I+J+1)タップである。
【0024】また、基準波形のゴースト除去可能範囲は
44.7μsであり、これをクロック周期Tで割った値
が総タップ数Nとなる。
【0025】 N=44.7μs/70ns=640 (8) 一方、A/D変換器11の出力であるディジタル映像信
号は波形処理回路15にも供給され、挿入されている基
準波形が取り出され、波形処理された入力波形が入力波
形メモリ16に格納される。この入力波形メモリ16か
ら読み出された入力波形はスイッチ17のb端子を介し
て等化回路20に供給され、ゴーストが除去動作が行わ
れた出力波形が生成される。この等化回路20は等化回
路12と同様の構成であることから、等化回路12の出
力波形と同様の出力波形を得ることができる。
【0026】この出力波形は出力波形メモリ26に格納
後、読み出されて減算器19に供給される。減算器19
には基準波形メモリ18の出力も供給されている。この
基準波形メモリ18には放送局で挿入する基準波形と同
様の基準波形が記憶されている。よって減算器19では
出力波形から基準波形を減算した誤差波形が算出され、
スイッチ17のa端子に供給される。
【0027】一方、入力波形メモリ16より送出される
入力波形はスイッチ25のa端子を介してタップ係数メ
モリ23にも供給されている。これらの波形を基に等化
回路20では誤差波形と入力波形との相関演算が行わ
れ、相関結果が乗算器28で(−α)倍されて加算器2
9に供給される。また加算器29にはタップ係数メモリ
30からタップ係数が供給されており、これらを加算す
ることで新しいタップ係数が算出される。新しいタップ
係数はタップ係数メモリ30に格納される。
【0028】その後、等化回路20で前述したゴースト
除去動作と相関演算とを所定回行い、求められたタップ
係数がスイッチ31を介してタップ係数メモリ32に供
給され、等化回路12でゴースト除去が行われる。
【0029】次に図2を参照して図1の動作を説明す
る。図2(a)は図1の動作を説明するフローチャート
であり、(b)は(a)の処理時間及びそのタイミング
を説明する説明図である。
【0030】まず最初に、図示していない初期設定が行
われる。これはタップ係数メモリ32、23、30にそ
れぞれ格納されているタップ係数{ak },{bk },
{ck }のうち、主タップa0 ,b0 ,c0 のみ“1”
で、他はすべて“0”に設定する。これにより等化回路
12のタップ係数が修正されるまでは入力された映像信
号がそのまま出力される。
【0031】次にS1で入力波形メモリ16に、長さN
のGCR信号が波形処理されて入力波形として取り込ま
れる。ここで波形処理には7フィールド分(約117m
s)の時間を必要とするが、図2(b)では省略してい
る。
【0032】それからS2に進み、等化回路20におい
て(9)式に示す波形等化処理が行われる。ただしci
=bi である。
【0033】
【数2】
【0034】ここで長さNの入力波形{xk }がタップ
数Nの等化回路20を通過するには2Nクロック分の時
間を必要とする。そして算出された出力波形{yk }が
出力波形メモリ26に取り込まれる。この場合スイッチ
17はb端子を選択しており、スイッチ25、31は共
にオフである。
【0035】次にS3で相関演算の準備が行われる。こ
れは等化回路20で誤差波形と入力波形との相関演算を
行うために、タップ係数メモリ23に入力波形{xk }
を時間軸で反転して格納している。この様子を(10)
式に示す。 {b-k}={xk } (10) この場合、スイッチ25がa端子を選択しており、スイ
ッチ17、31はオフである。
【0036】その後、S4に進み、誤差計算を行う。前
述したように減算器19で出力波形{yk }から基準波
形{rk }を減算することで長さ2Nの誤差波形{ek
}が算出され、スイッチ17のa端子に供給される。 ek =yk −rk (11) ここでスイッチ17はa端子を選択しており、スイッチ
25、31はオフである。これにより遅延素子群21に
供給された誤差波形から順に(12)式に示す相関演算
が行われ、相関結果が出力波形メモリ26に取り込まれ
る。
【0037】
【数3】
【0038】このようにして求められた相関結果dk は
出力波形メモリ26から読み出され、乗算器28で(−
α)倍されて加算器29に供給される。そしてタップ係
数メモリ30に格納されていたタップ係数Cold,k に加
算され、新しいタップ係数Cnew,k としてタップ係数メ
モリ30に取り込まれる。この様子を(13)式に示
す。 Cnew,k =Cold,k −α・dk (13) このときスイッチ25はb端子が選択され、スイッチ1
7、31はオフである。よって新しいタップ係数Cnew,
k がタップ係数メモリ23に格納される。
【0039】そしてS6へと進み、S2〜S5の動作が
所定回行われていない場合にはS2に戻り、新しいタッ
プ係数Cnew,k を用いて等化回路20で波形等化が行わ
れる。一方、S2〜S5の動作が所定回終了した場合に
はS7へと進み、スイッチ31をオンにすることでタッ
プ係数メモリ32のタップ係数{ak }をタップ係数C
new,k へと変換する。これにより等化回路12では新し
いタップ係数でゴースト除去が行われ、出力端子13か
らはゴーストが除去された映像信号が初めて出力され
る。
【0040】さて、S2〜S5までに要する時間TS25
は(14)式のようになる。 TS25 =(2N+N+2N)T=6NT =6×640×70ns =0.27ms (14) よってS6の所定回数を50とすると、50回タップ係
数を修正するのに要する時間T50は(15)式のように
なる。
【0041】 T50=50×TS25 =13.5ms (15) この時間は1フィールド(16.7ms)以内であり、
これに8フィールドシーケンスのGCR信号の取り込み
波形処理時間TGCR (117ms)を加算した時間Tto
tal は(16)式のようになる。 Ttotal =T50+TGCR =13.5ms+117ms =130.5ms (16) この時間Ttotal は、ゴースト除去に要する総時間であ
り、従来の時間(6.5s)に比べ、約50分の1にな
っている。
【0042】また基準信号としてGCR信号の代わりに
垂直同期信号を用いた場合、その取り込み時間は約0.
06msである。よってゴースト除去に係る時間は、タ
ップ係数修正を50回行うのに要する時間T50′とほぼ
同じである。また、総タップ数は約450で済むことか
ら、ゴースト除去に要する総時間Ttotal′ は(17)
式のようになる。 Ttotal′=50×6×450×70ns =9.5ms (17) この場合も従来の時間(0.84s)と比べて約88分
の1となっている。従って基準信号到来毎、つまり1フ
ィールド(16.7ms)毎にゴースト除去を行うこと
ができる。
【0043】以上、記述したように基準信号の取り込み
は1度だけ行い、取り込まれた基準信号をもとに等化回
路20で相関演算と波形等化処理とを時分割で行い、得
られたタップ係数を使用して、等化回路12で映像信号
に対するゴースト除去を行う。これにより基準信号とし
てGCR信号を用いた場合には従来の約50分の1、ま
た垂直同期信号を用いた場合には従来の約88分の1で
ゴースト除去を行うことができる。従って変動ゴースト
にも対応可能なゴースト除去装置を提供することができ
る。
【0044】尚、等化回路12、20は共に、少なくと
もトランスバーサルフィルタを使用していれば良い。つ
まり等化回路20の構成は、等化回路12の出力と等化
な信号を生成可能で、かつ相関演算のできる構成であれ
ばよいことから、等化回路12、20は同じ構成でなく
ともかまわない。また巡回型の等化回路と非巡回型の等
化回路との直列接続された等化回路でもかまわない。ま
た、相関演算を行う際のタップ数は限定しなくとも良
い。また実施例では相関演算を行う際に、入力波形をタ
ップ係数メモリ23に、誤差波形を遅延素子群21に入
力したが、逆に入力してもかまわない。
【0045】更に本実施例では演算処理を高速に行うた
めにマイクロプロセッサを使用していないが、演算に時
間のかかる出力波形演算と相関演算とをトランスバーサ
ルフィルタを用いた等化回路で行い、他の演算はマイク
ロプロセッサを用いてもかまわない。
【0046】
【発明の効果】前述したように基準信号の取り込みは1
度だけ行い、取り込まれた基準信号をもとに等化回路2
0で相関演算と波形等化処理とを時分割で行い、得られ
たタップ係数を使用して、等化回路12で映像信号に対
するゴースト除去を行う。これにより基準信号としてG
CR信号を用いた場合には従来の約50分の1、また垂
直同期信号を用いた場合には従来の約88分の1でゴー
スト除去を行うことができ、変動ゴーストにも対応可能
なゴースト除去装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図
【図2】図1の動作を説明する説明図
【図3】従来の構成を示す構成図
【図4】図3の動作を説明する説明図
【符号の説明】
12,20…等化回路 15…波形処理回路 16…入力波形メモリ 17,25,31…スイッチ 18…基準波形メモリ 26…出力波形メモリ 23,30,32…タップ係数メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周期の基準信号が挿入された入力信
    号に波形等化処理を行う第1の波形等化手段と、 前記入力信号中の基準波形に対し波形等化処理を行うこ
    とで出力基準波形を求めるとともに、この出力基準波形
    と前記基準信号との差から得られる誤差波形と、 前記入力信号中の基準波形との相関演算を行う第2の波
    形等化手段と、 この第2の波形等化手段の相関演算結果から、前記第
    1、第2の波形等化手段における波形等化処理に用いる
    タップ係数を算出する演算手段と、 この演算手段で求められたタップ係数を前記第1の波形
    等化手段に供給する手段とを具備したことを特徴とする
    ゴースト除去装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の波形等化手段は、少な
    くともトランスバーサルフィルタを具備したことを特徴
    とする請求項1記載のゴースト除去装置。
JP3284882A 1991-10-30 1991-10-30 ゴースト除去装置 Pending JPH05122560A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113783811A (zh) * 2020-06-10 2021-12-10 英业达科技有限公司 计算接头系数的方法及其装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113783811A (zh) * 2020-06-10 2021-12-10 英业达科技有限公司 计算接头系数的方法及其装置

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