JP2768222B2 - ゴースト除去装置 - Google Patents

ゴースト除去装置

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一之 海老原
裕司 西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン(TV)受
像機、ヒデオテープレコーダ(VTR )等の各種ビデオ機
器に好適なゴースト除去装置に関する。そして、この発
明は特に、前ゴーストが存在するような受信環境での誤
動作を防止し、従来より広い範囲で安定したゴースト除
去動作を行うことのできる、ゴースト除去装置を提供す
ることを目的としている。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のゴースト除去装置の構成例
である。こうしたゴースト除去装置のアルゴリズムの代
表的なものはZF法(Zero Forcing Methode)である。
【0003】TV放送の映像信号には、特願平1-69179
号に示すように、ゴーストキャンセル用の基準信号(G
CR信号)として、図6(a)のGCR波形と図6
(b)の0ペデスタル波形が8フィールドシーケンスで
挿入されている。(送信側で挿入)
【0004】図4(a)〜(h)は第1のフィールド
(F1)から第8のフィールド(F8)までのGCR信
号の配置図であり、8フィールドを一周期とする周期信
号である。これらの信号配列の中から4フィールド隔て
た図6(a)と図6(b)の信号間で差をとると、水平
同期信号とバースト信号が消去され(4フィールド隔て
たフィールド間では同位相であるため)、図6(c)の
様なGCR波形が取り出せる。
【0005】GCR波形は幅が約44.7μsecのバ
ーパルスである。このGCR波形を1/(4fsc)
(但し、fscは色副搬送波周波数)の間隔で差分処理
をすると、その前縁部から図6(d)のようなゴースト
キャンセル用の基準パルス、即ちGCRパルスを得る
ことができる。GCRパルスは図5(a)に示すように
映像信号の周波数占有帯域であるfm(=約4MHz)
迄平坦な特性になっている。図6(e)は遅延時間がT
gの同相ゴーストがある時のGCRパルスとそのゴー
ストの波形図である。ゴーストの検出時間範囲は図6
(d)及び(e)などに於ける−t1からt2の間のt
1+t2の範囲である。t1、t2の値は通常、次式
【0006】
【数1】
【0007】の値に設定される。
【0008】図2における入力ラインL1には、アンテ
ナで受信されたNTSC方式の映像信号が供給される。
この映像信号中には前述の如く、図6(a)及び(b)
のGCR信号が図4(a)〜(h)のような8フィール
ドシーケンスで挿入されている。GCR信号の挿入期間
は18H及び281Hである。
【0009】以下での処理系では、主としてディジタル
信号処理を想定した説明を行うことにしている。従っ
て、入力信号はAD(アナログディジタル)変換されて
いるものとする。これに伴いラインL2からの最終出力
信号は、この後でDA(ディジタルアナログ)変換され
るものとする。この時の標本化周波数fsとして通常使
用される値は、4fscである。
【0010】入力信号はまず、トランスバーサルフィル
タによるフィルタ部2−1に供給される。図3がその具
体回路例である。図3内の3−AがFIRフィルタであ
り、3−BがIIRフィルタである。この2つのフィル
タを通過した信号がラインL2から出力される。FIR
フィルタ3−Aは、標本化周期と同じ値の遅延時間T
(次式参照)
【0011】
【数2】
【0012】の遅延回路が2M(Mは正の整数値)個直
列に接続された遅延回路群3−1と、各遅延回路の入出
力信号が供給され、これに任意の係数値を与えて増幅す
る2M+1個の係数設定回路群3−2と、ここで増幅さ
れた2M+1個の信号を加算合成する合成器3−3とか
ら成っている。この合成器の出力は次のIIRフィルタ
3−Bに供給される。
【0013】IIRフィルタ3−Bは減算器3−4と、
FIRフィルタ3−Cと、減算器3−4の出力信号を時
間MTだけ遅延させてFIRフィルタ3−Cに供給する
遅延回路3−5とで構成されている。FIRフィルタ3
−Cは、FIRフィルタ3−Aと同様に、N−1個(N
は1より大きな整数値)の遅延回路群3−6と、N個の
係数設定回路群3−7と、合成器3−8とから成ってい
る。
【0014】図3の構成を周波数特性を表す式で表現す
ると次のようになる。
【0015】
【数3】
【0016】Ga(f)は波形等化及び近接ゴースト除
去を受け持つFIRフィルタ3−Aの特性であり、Gc
(f)は通常ゴースト及びロングゴースト除去を受け持
つIIRフィルタ3−Bの特性である。また、Gb
(f)は遅延回路3−5とFIRフィルタ3−Cの合成
特性である。
【0017】このフィルタ部2−1の出力信号は最終出
力信号として、ラインL2から出力されるが、波形取込
器2−2にも供給される。
【0018】波形取込器2−2では、入力される映像信
号の中からGCR信号部をフィールド毎に取り込み(図
4参照)メモリなどに記憶し、例えば、4フィールド隔
てた図6(a)のGCR波形と図6(b)の0ペディス
タル波形との差をとり、図6(c)のGCR波形を取り
出す働きをしている。
【0019】次の同期加算器2−3では取り込んだ信号
に含まれている雑音成分を軽減するために、GCR波形
の立ち上がり傾斜部の位置を合わせながら、GCR波形
を加算平均している。
【0020】波形変換器2−4は差分回路であり、図6
(c)のようなGCR波形をT=1/(4fsc)(但
し、fscは色副搬送波周波数)の間隔で差分処理をし
て、図6(d)のようなGCRパルスを含む差分信号y
(n)(但し、nはデータ列の番号を表しており、y
(n)はy(nT)の意味である。以下、同様の表現法
を用いる。)を得る働きをしている。前述のように、ゴ
ーストが存在する時には図6(e)のようになる。
【0021】基準波形発生器2−6では、歪のない本来
のGCRパルス波形、即ち基準波形s(n)を作り出し
ている。実際には、ROMなどに予め書き込んでおい
て、これをクロックパルスで順次読み出すような方法で
行われる。図6(f)が基準波形であるが、この場合は
図6(d)のGCRパルスと同じ波形である。
【0022】減算器2−5では、波形変換器2−4から
の差分信号y(n)と基準波形発生器2−6からの基準
波形s(n)との差を求め、誤差信号e(n)を得てい
る。
【0023】
【数4】
【0024】係数形成器2−7は、ZF法に基づく係数
更新処理を行う回路ブロックであり、次式のようにし
て、
【0025】
【数5】
【0026】新しい係数値を求めている。倍率αを信号
の状態に応じて変えるようにすることで、適応制御を行
わせることもできる。
【0027】このようにラインL1から入力された映像
信号がフィルタリングされてラインL2から出力される
に際して、映像信号中に含まれているGCR信号部を取
り出し、GCRパルス及びゴーストを検出し、基準波形
との差から誤差信号を求め、フィルタ部2−1の係数値
の更新を行い、逐次的にゴーストの量を減少させていく
機能が、ZF法に基づく従来のゴースト除去装置の機能
である。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来の装置
の欠点は、前ゴーストが存在する場合に表面化してく
る。前記のGCRパルスを含む差分信号y(n)に、図
7(h)に示すような、GCRパルスの時間Tg前に
正ゴーストが存在する例を考える(GCRパルスは
GCR波形の前縁部から生成される)。この波形図の時
間的な後方には、GCR波形の後縁部から生成された2
Tパルスが負極性で存在する。この2Tパルス自体
はt=t3 (>t2 )にあるためにゴースト検出範囲に
入らないが、図7(h)の場合には、2Tパルスのゴ
ーストが、時間t3 よりも時間Tg前の時間t=t4
(<t2 )に表れるため、完全にゴースト検出範囲に入
ってくる。ゴーストは本来のゴースト検出には不必要
な成分である。従って、ゴーストを検出する誤検出状
態のままでゴースト除去処理を進めると、時間t=t4
にゴーストが存在するものとしてこれを消去する為の処
理が行われ、結果的に逆にゴーストを付ける誤動作を引
き起こしてしまう。
【0029】さらには、ゴースト除去アルゴリズムにZ
F法のような逐次係数修正法を用いているので、最初は
図7(h)のような状態からスタートしても、ゴースト
を抑圧していく過程では、図7(m)のようにゴース
トがのように小さくなるにつれて、さらに時間Tg
前に孫ゴースト(10)が発生する。孫ゴースト(10)の発生
に伴ない2Tパルスのゴーストが(11)のように小さ
くなると同時にその孫ゴースト(12)が発生し、本来必要
なゴーストデータ,(10)以外に本来検出されてはなら
ない(11),(12) をゴーストとして検出してしまう。よっ
て、このゴースト(11),(12) の誤検出に対応した係数値
が、トランスバーサルフィルターに設定され、従来の装
置はゴーストを逆に付加するという誤動作を起こしてし
まう問題を抱えていた。
【0030】この発明は、従来例のような前ゴースト等
の誤検出による誤動作をなくし、より広い範囲で正確な
ゴーストの検出及び除去を行うことのできるゴースト除
去装置を得ることを目的としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、
【0032】入力信号を第1の信号とし、
【0033】前記第1の信号が供給されて第2の信号を
出力するトランスバーサルフィルタと、
【0034】前記第2の信号が供給されて、規則的に挿
入されているゴースト除去用の基準信号を取り込み第3
の信号として出力する波形取込器と、
【0035】前記第3の信号が供給されて、雑音成分を
軽減するために前記第3の信号を所定回数加算平均処理
した第4の信号を出力する同期加算器と、
【0036】前記第4の信号が供給されて、前記第4の
信号を時間間隔Tで差分処理して得た基準パルスを含む
第5の信号を出力する波形変換器と、
【0037】前記第5の信号が供給されて第6の信号を
出力する後縁部相殺器と、
【0038】前記第6の信号と比較するための前記第6
の信号に同期した基準波形を出力する基準波形発生器
と、
【0039】前記第6の信号から前記基準波形を減算し
て、誤差信号である第7の信号を出力する減算器と、
【0040】前記第7の信号に基づき前記トランスバー
サルフィルタに設定する係数を逐次演算修正して求め、
前記トランスバーサルフィルタの係数を逐次的に更新す
る係数形成器とより構成されるゴースト除去装置であっ
て、
【0041】前記後縁部相殺器を、
【0042】前記第5の信号が供給される低域濾波器
と、
【0043】前記低域濾波器の出力信号を遅延させる位
置調整器と、
【0044】前記第5の信号と前記位置調整器の出力信
号とを、前記波形変換器において前記基準信号の後縁部
から生成される2Tパルスと2Tパルスのゴースト成分
とが消去されるように合成し、前記第6の信号を出力す
る合成器とより構成したことを特徴とするゴースト除去
装置を提供するものである。
【0045】
【実施例】図1はこの発明のゴースト除去装置の一実施
例を示す図である。図3はフィルタ部の構成図であり、
図8は低域濾波器などに使用するディジタルフィルタの
構成図である。図4〜図7は動作説明図である。動作説
明図では、便宜上、簡略化した模擬的な表現法も採用し
ている。また、具体的回路例としてデジタル回路を挙げ
る場合でも、その動作説明をわかりやすくするため、信
号波形をアナログ波形として示す場合もある。
【0046】図1において、1−1はフィルタ部、1−
2は波形取込器、1−3は同期加算器、1−4は波形変
換器、1−5は減算器、1−6は基準波形発生器、1−
7は係数形成器、そして、1−8は本実施例の特徴部分
である後縁部相殺器である。
【0047】なお、説明の便宜上、各回路自体の処理時
間による信号の遅れ、及びその遅れを単に補正するため
だけに通常用いられる遅延回路等は、説明上必要な場合
を除いて省略するものとする。
【0048】このゴースト除去装置で扱うラインL1に
加えられる入力信号は、図5(a)のように周波数帯域
がfm(約4MHz)迄のNTSC放送方式のテレビジ
ョンの映像信号である。
【0049】図1のブロック1−1〜1−7までの機能
は、従来例図2のブロック2−1〜2−7迄の機能と全
く同じであるから説明を省略し、本実施例の特徴である
後縁部相殺器1−8について重点的に説明する。
【0050】後縁部相殺器1−8は、低域濾波器1−9
と位置調整器1−10と加算器1−11との3つの機能
ブロックから成っている。低域濾波器1−9は図5
(b)に示す周波数特性を有する低域濾波器であり、そ
の伝達関数Gl (f)は次式で与えられる。
【0051】
【数6】
【0052】波形変換器1−4の出力である差分信号y
(n)が、この低域濾波器1−9を通過すると、信号y
(n)内のGCRパルスは高域成分が抑圧されて、si
nx/x波形から2Tパルス波形に変わる。この低域濾
波器1−9を構成するには、図8に示すようなトランス
バーサルフィルタを使用する。図8のブロック4−1
は、従属接続された遅延時間T(数2参照)の16個の
遅延回路(ブロック番号1〜16)で構成され、入力さ
れる信号が時間Tずつ遅延して出力される。各遅延回路
の出力は次段のブロック4−2(ブロック番号−8〜8
の係数設定回路で構成される)に加えられ、2T特性
(図5(b))が得られるような係数値を設定し、これ
ら係数倍された9個の信号は次のブロック4−3で加算
合成されて出力される。
【0053】図1にもどって、次段の位置調整器1−1
0は低域濾波器1−9からの信号を次式で表される時間
Tdだけ遅延させる遅延回路である。
【0054】
【数7】
【0055】低域濾波器1−9と位置調整器1−10と
の処理により、図7(h)の差分信号y(n)は図7
(i)のようになり、GCRパルスは2Tパルスと
なり、ゴーストはゴーストとなる。
【0056】加算器1−11は、波形変換器1−4から
の差分信号y(n)と位置調整器1−10からの信号と
が供給され、加算合成されて出力yo(n)となる。図
7(h)と(i)とに示す信号同志が加算合成され、図
7(j)のようになる。図7(h)のy(n)と図7
(j)のyo(n)との違いは、yo(n)にはy
(n)にあった、GCR波形の後縁部から生成される2
Tパルスとそのゴーストが消去されている点であ
る。
【0057】従って、図1に示す次段の減算器1−5で
は、加算器1−11からの差分信号yo(n)と基準波
形発生器1−6からの基準波形s(n)との差が求めら
れ、次式のような誤差信号e(n)が求められる。
【0058】
【数8】
【0059】この式は従来例の説明で引用した数4と異
なり、図7(l)に示す波形に対応する。図示の波形図
にはGCR波形の後縁部の影響はなくなっており、本来
のゴースト成分だけが残っている。従って、次段の係
数形成器1−7で数5に示した係数更新処理が行われる
際にも、従来例における誤動作、即ちGCR波形の後縁
部から形成されるゴーストを検出してこれを消去する係
数値を設定するような間違いをすることがなくなる。こ
れが本実施例の狙いであり目的である。
【0060】ここで、従来例で説明したように、ゴース
ト除去アルゴリズムにZF法の様な逐次係数修正法を用
いた場合、図7(h)のような状態からスタートして
も、ゴーストを抑圧していく過程では図7(m)のよ
うにゴーストがの様に小さくなるにつれて、更に時
間Tg前に孫ゴースト(10)が発生し、それに伴い2Tパ
ルスのゴーストが(11)の様に小さくなると同時にそ
の孫ゴースト(12)が発生する。しかしながら、本実施例
による後縁部相殺器1−8の働きにより、図7(m)に
おける2Tパルスとそのゴースト(11)と孫ゴースト(1
2)とは相殺消去され、誤差信号e(n)として得られる
波形は、図7(n)のようにGCRパルスによって形
成されるゴーストと孫ゴースト(10)だけになる。この
ような孫ゴーストが発生するのは、前ゴーストを処理す
るフィルタ部がFIRフィルタ構成の部分であることも
原因の1つである。また、逐次係数修正アルゴリズムの
処理過程では、さらに複雑なゴーストが形成される場合
もある。しかしながら、本提案の後縁部相殺処理によっ
て誤動作(余計なゴーストの検出とそれに伴う係数設定
の誤動作)を排除できるので、最終的にはゴースト成分
は消去される。
【0061】また、このような誤動作問題が改善される
結果、従来に比べて前ゴースト、及び遅延ゴーストを安
定して確実に除去できる範囲が広がり、ゴースト検出範
囲を数1の範囲を越えた広い範囲に設定できることにな
る。数1のt1 の値を−10μsec〜−20μsec
まで、t2 の値を50μsec〜60μsecまで、必
要に応じて拡大できる。
【0062】
【発明の効果】以上の通り本発明のゴースト除去装置
は、以下の効果を有する。
【0063】(イ)ゴースト検出時にGCR波形の後縁
部の影響を排除でき、係数更新処理時の従来例の誤動
作、即ちGCR波形の後縁部から形成される不要なゴー
ストを検出することにより、新たにゴーストを付加して
しまうといった誤動作を防止でき、的確にゴーストを除
去できる。
【0064】(ロ)ゴースト除去のアルゴリズムにZF
法に代表されるような、トランスバーサルフィルタを使
用する逐次修正法を用いる場合には、GCR波形の後縁
部のゴーストとさらにはその孫ゴーストが発生するが、
本発明ではこの2つの検出不必要なゴーストを消去でき
本来必要なゴースト成分のみ検出できるので、従来例の
ような誤動作を防止できる。
【0065】(ハ)上記の誤動作問題が改善された結
果、従来よりも前ゴースト、及び遅延ゴーストに正確に
対応できる範囲が広がり、確実にゴーストを除去できる
範囲をより広範囲にわたって設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のブロック構成図である。
【図2】従来例のブロック構成図である。
【図3】フィルタ部の構成図である。
【図4】従来例及び実施例の動作説明図である。
【図5】従来例及び実施例の動作説明図である。
【図6】従来例及び実施例の動作説明図である。
【図7】従来例及び実施例の動作説明図である。
【図8】低域濾波器の構成図である。
【符号の説明】
1−1 フィルタ部 1−2 波形取込器 1−3 同期加算器 1−4 波形変換器 1−5 減算器 1−6 基準波形発生器 1−7 係数形成器 1−8 後縁部相殺器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を第1の信号とし、 前記第1の信号が供給されて第2の信号を出力するトラ
    ンスバーサルフィルタと、 前記第2の信号が供給されて、規則的に挿入されている
    ゴースト除去用の基準信号を取り込み第3の信号として
    出力する波形取込器と、 前記第3の信号が供給されて、雑音成分を軽減するため
    に前記第3の信号を所定回数加算平均処理した第4の信
    号を出力する同期加算器と、 前記第4の信号が供給されて、前記第4の信号を時間間
    隔Tで差分処理して得た基準パルスを含む第5の信号を
    出力する波形変換器と、 前記第5の信号が供給されて第6の信号を出力する後縁
    部相殺器と、 前記第6の信号と比較するための前記第6の信号に同期
    した基準波形を出力する基準波形発生器と、 前記第6の信号から前記基準波形を減算して、誤差信号
    である第7の信号を出力する減算器と、 前記第7の信号に基づき前記トランスバーサルフィルタ
    に設定する係数を逐次演算修正して求め、前記トランス
    バーサルフィルタの係数を逐次的に更新する係数形成器
    とより構成されるゴースト除去装置であって、 前記後縁部相殺器を、 前記第5の信号が供給される低域濾波器と、 前記低域濾波器の出力信号を遅延させる位置調整器と、 前記第5の信号と前記位置調整器の出力信号とを、前記
    波形変換器において前記基準信号の後縁部から生成され
    る2Tパルスと2Tパルスのゴースト成分とが消去され
    るように合成し、前記第6の信号を出力する合成器とよ
    り構成したことを特徴とするゴースト除去装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のゴースト除去装置におい
    て、前記低域濾波器の特性は2T特性であり、前記位置
    調整器は色副搬送波の略160周期の遅延時間を有する
    遅延回路であることを特徴とするゴースト除去装置。
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