JP2535241B2 - ゴ―スト除去装置 - Google Patents

ゴ―スト除去装置

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JP2535241B2
JP2535241B2 JP2085435A JP8543590A JP2535241B2 JP 2535241 B2 JP2535241 B2 JP 2535241B2 JP 2085435 A JP2085435 A JP 2085435A JP 8543590 A JP8543590 A JP 8543590A JP 2535241 B2 JP2535241 B2 JP 2535241B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はテレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ
等に代表される、放送映像信号を処理する機器に用いて
好適なゴースト除去装置に関する。
[従来の技術] 第4図は、従来のゴースト除去装置の一例の構成を示
すブロック図である。
入力された映像信号はA/D変換部1においてA/D変換さ
れる。A/D変換部1は通常8ビット程度の精度のものが
用いられ、標本化周波数は、約14.3MHz(=4fSC:fSC
カラーサブキャリア周波数)に設定される。A/D変換さ
れた信号はディジタルフィルタ部3に供給される。
ディジタルフィルタ部3は、例えば第5図に示すよう
に、入力された信号を所定の単位時間T(=1/4fSC)だ
け遅延して順次出力する遅延回路(T)D0乃至DNと、
遅延回路D0乃至DNの出力に所定の係数C0乃至CNをそ
れぞれ乗算する乗算回路K0乃至KNと、乗算回路K0乃
至KNの出力を合成する合成器Sと、合成器Sの出力と
入力信号とを加算する加算器Wとから構成されている。
このディジタルフィルタ部3における伝達関数は、 または、 となる。
ディジタルフィルタ部3の出力はD/A変換部4に入力
され、D/A変換され、図示せぬ回路に出力される。
また、ディジタルフィルタ部3の出力の一部は、波形
取込部5に入力される。
波形取込部5に入力される映像信号の所定の1水平走
査期間中には、4フィールド離間して、第6図(a)と
(b)に示すような基準信号が挿入されている。波形取
込部5は同図(a)に示す信号から、同図(b)に示す
信号を減算する。これにより、同相のカラーバースト信
号と水平同期信号が除去され、同図(c)に示す、70IR
Eの振幅のゴースト除去用の基準信号(挿入基準信号)
が分離される。波形取込部5はさらにこの基準信号を微
分または差分して、第6図(d)に拡大して示す基準信
号パルスを生成する。
一方、基準波形部6は、第6図(f)に示すような、
挿入基準信号パルスに対応する基準信号パルス(固定基
準信号パルス)を発生する。減算器7は波形取込部5が
出力する挿入基準信号パルスから、基準波形部6が出力
する固定基準信号パルスを減算する。その結果、第6図
(e)に示すように、挿入基準信号パルスに時間τだけ
遅延してゴーストが存在する場合、基準信号パルスは相
殺されるので、減算器7の出力には、同図(g)に示す
ように、ゴースト成分が残ることになる。
係数設定部8は減算器7からの出力に対応してディジ
タルフィルタ3の係数Ciを、次式のように制御する。
C1 (ν+1)=C1 (ν)−αε (ν) ここに、νは処理回数、C1はディジタルフィルタ部3
のi番目の係数、αは定数、εは減算器7の出力であ
り、 ε=y1−r1 である。y1は、第6図(e)に対応するゴースト測定領
域におけるデータであり、r1は、同図(f)に対応する
基準信号パルスのデータである。
このようにして、ゴーストの測定と、係数の更新が逐
次行なわれる。
尚、各部において必要なタイミング信号は、タイミン
グ発生部2が入力映像信号に含まれる水平同期信号やカ
ラーバースト信号に同期して生成する。
[発明が解決しようとする課題] ところで、A/D変換部1における量子化精度を8ビッ
ト、ゴーストの大きさを20dBとすると、ゴーストの精度
は精々4乃至5ビット程度しか得られない。上述したよ
うに、ゴーストの測定は、パルス系で行なわれるので、
ビット精度が劣化すると、パルスのリンギング成分、す
なわち、高周波成分が劣化する。このことは、第6図
(e)に示すような同相性のものからずれて、直交性の
ゴーストになると、特に顕著となる。
その結果、ゴースト除去処理を行なっても、低域成分
のみが除去され、色信号を含む高周波成分を除去するこ
とができない問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、高
周波領域のゴーストをも除去することができるようにす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本発明のゴースト除去装置は、入力された映像信号の
低域成分に較べて高域成分を強調する第1のフィルタ手
段と、第1のフィルタ手段の出力をA/D変換するA/D変換
手段と、A/D変換手段の出力の複数の遅延成分を生成
し、遅延成分に所定の係数を乗して、合成する処理を行
なう処理手段と、処理手段の出力をD/A変換するD/A変換
手段と、前記第1のフィルタ手段とは逆の周波数特性を
有し、D/A変換手段の出力の低域成分に較べて高域成分
を低減する第2のフィルタ手段と、処理手段の出力から
そこに挿入されているゴースト検出のための挿入基準信
号を抽出する挿入基準信号抽出手段と、ゴースト検出の
ための固定基準信号を発生する固定基準信号発生手段
と、挿入基準信号と固定基準信号の差を演算する減算手
段と、減算手段に供給される挿入基準信号の周波数特性
と、減算手段に供給される固定基準信号の周波数特性が
対応するように、減算手段に入力される挿入基準信号と
固定基準信号の少なくとも一方の周波数特性を制御する
第3のフィルタ手段と、減算手段の出力に対応して処理
手段の係数を設定する係数設定手段とを備えることを特
徴とする。
[作用] 上記構成のゴースト除去装置において、映像信号が橇
される前に、その高域成分が強調される。従って、高域
のゴーストの除去がより確実に行なわれる。
[実施例] 第1図は本発明のゴースト除去装置の一実施例の構成
を示すブロック図であり、第4図および第5図における
場合と対応する部分には同一の符号を付しており、繰り
返しになるので説明は適宜省略する。
この実施例においては、A/D変換部1の前段にフィル
タ21(第1のフィルタ手段)が、D/A変換部4の後段に
フィルタ22(第2のフィルタ手段)が、そして、波形取
込部5と減算器7の間に、フィルタ23(第3のフィルタ
手段)が、それぞれ挿入されている。その他の構成は第
4図における場合と同様である。
尚、実際には、アナログ系において、入力側に標本化
処理の影響を緩和するローパスフィルタが、また出力側
にサンプルホールドによる周波数特性の劣化を補正する
フィルタ等が必要になるが、便宜上これらのフィルタは
省略する。
次に、第2図を参照してその動作を説明する。
第6図(d)に示すような基準信号パルスが得られる
場合、入力映像信号は、第2図(a)に示すように、低
域から使用上限周波数fO(=4MHz)まで平坦な周波数特
性となっているものと考えることができる。これに対し
て、フィルタ21は、第2図(b)に示すように、低域に
対して高域を直線的に強調した周波数特性になってい
る。その結果、第2図(a)に示す特性の信号はフィル
タ21を通過させると、第2図(c)に示すように、高域
成分が強調された特性になる。従って、この信号をA/D
変換部1(A/D変換手段)においてA/D変換するとき、高
周波領域の量子化精度が低周波領域より向上する。
信号にゴーストが含まれていない場合、信号はディジ
タルフィルタ部3(処理手段)において何の処理も行な
われず(係数が0の処理が行なわれ)、そのままD/A変
換部4(D/A変換手段)に入力され、D/A変換される。フ
ィルタ22の周波数特性は、第2図(d)に示すように、
フィルタ21と相補的な関係になる(即ち、フィルタ21と
は逆の周波数特性となる(高域に対して低域を直線的に
強調する))ように設定されている。従って、フィルタ
22を通過した信号は、第2図(e)に示すように、元の
平坦な周波数特性になっている。
ディジタルフィルタ部3の出力の一部は波形取込部5
(挿入基準信号抽出手段)に入力され、そこで、上述し
たように、挿入基準信号パルスが生成される。この挿入
基準信号パルスはフィルタ23を介して減算器7(減算手
段)に入力される。フィルタ23の周波数特性は、第2図
(f)に示すように、フィルタ21と相補的特性(即ち、
フィルタ21とは逆の周波数特性に(フィルタ22と同一特
性に))設定されている。従って、フィルタ23の出力信
号は、第2図(g)に示すように、平坦な周波数特性に
なる。
A/D変換された信号は、その後段の処理においてビッ
ト数が拡大しても、回路規模で許容される範囲におい
て、ビット数を拡張し演算精度が向上されるため、A/D
変換時の8ビット以上の精度が確保される。従って、第
2図(g)に示すような平坦な特性に戻しても、低周波
領域と高周波領域の量子化精度の関係は、A/D変換時に
おける場合のものがそのまま保持される。
基準波形部6(固定基準信号発生手段)が出力する固
定基準信号パルスの周波数特性は平坦であるから、減算
器7における減算処理、およびそれ以降の係数設定部8
(係数設定手段)における係数設定処理は、前述した場
合と同様に行なわれる。
第2図(k)に示すように、低域周波数における振幅
がP0、上限周波数における振幅がP1のゴーストを含む
信号をA/D変換処理した場合、直流成分(低域周波数)
に対して、上限周波数f0におけるゴーストの量子化精
度は、P1/P0倍向上しているので、その分だけ残留ゴー
ストが少なくなる。
しかしながら、低域成分に対する高域成分の強調を、
あまり大きい値に設定することはできないので、P1/P0
の値は、1乃至3dB程度の値となる。
第3図は本発明のゴースト除去装置の他の実施例の構
成を示すブロック図である。
この実施例においては、第1図の実施例におけるフィ
ルタ23が省略され、その代わりに、フィルタ31(第3の
フィルタ)が、基準波形部6と減算器7の間に挿入され
ている。その他の構成は第1図における場合と同様であ
る。
フィルタ31は、第2図(i)に示すように、フィルタ
21と同一の周波数特性に設定されている。従って、第2
図(h)に示す平坦な周波数特性の固定基準信号パルス
はフィルタ31を通過させると、第2図(j)に示すよう
に、高域成分が強調された周波数特性になる。この周波
数特性は、波形取込部5から減算器7に入力される挿入
基準信号パルスの周波数特性と同一である。従って、減
算器7以降における処理は、第1図における場合と同様
となる。
この実施例の場合、A/D変換部21において高周波領域
の量子精度を向上させるだけでなく、減算器7以降の処
理においても高周波領域の利得を上げているので、第1
図の場合より、さらに高周波領域の残留ゴーストを低減
することが可能となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明のゴースト除去装置によれば、
映像信号を処理する前に、その高域成分を強調するよう
にしたので、高域のゴーストの除去がより確実に行なわ
れる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のゴースト除去装置の一実施例の構成を
示すブロック図、第2図は第1図の実施例の各部におけ
る周波数特性を示す図、第3図は本発明のゴースト除去
装置の他の実施例の構成を示すブロック図、第4図は従
来のゴースト除去装置の一例の構成を示すブロック図、
第5図は第4図におけるディジタルフィルタ部の一例の
構成を示すブロック図、第6図は第4図の例の動作を説
明する波形図である。 1……A/D変換部(A/D変換手段)、3……ディジタルフ
ィルタ部(処理手段)、4……D/A変換部(D/A変換手
段)、5……波形取込部(挿入基準信号抽出手段)、6
……基準波形部(固定基準信号発生手段)、7……減算
器(減算手段)、8……係数設定部(係数設定手段)、
21……フィルタ(第1のフィルタ手段)、22……フィル
タ(第2のフィルタ手段)、23,31……フィルタ(第3
のフィルタ手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された映像信号の低域成分に較べて高
    域成分を強調する第1のフィルタ手段と、 前記第1のフィルタ手段の出力をA/D変換するA/D変換手
    段と、 前記A/D変換手段の出力の複数の遅延成分を生成し、前
    記遅延成分に所定の係数を乗算して、合成する処理を行
    なう処理手段と、 前記処理手段の出力をD/A変換するD/A変換手段と、 前記第1のフィルタ手段とは逆の周波数特性を有し、前
    記D/A変換手段の出力の低域成分に較べて高域成分を低
    減する第2のフィルタ手段と、 前記処理手段の出力からそこに挿入されているゴースト
    検出のための挿入基準信号を抽出する挿入基準信号抽出
    手段と、 ゴースト検出のための固定基準信号を発生する固定基準
    信号発生手段と、 前記挿入基準信号と固定基準信号の差を演算する減算手
    段と、 前記減算手段に供給される前記挿入基準信号の周波数特
    性と、前記減算手段に供給される前記固定基準信号の周
    波数特性が対応するように、前記減算手段に入力される
    前記挿入基準信号と固定基準信号の少なくとも一方の周
    波数特性を制御する第3のフィルタ手段と、 前記減算手段の出力に対応して前記処理手段の係数を設
    定する係数設定手段とを備えることを特徴とするゴース
    ト除去装置。
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