JPH05118Y2 - - Google Patents

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JPH05118Y2
JPH05118Y2 JP12277187U JP12277187U JPH05118Y2 JP H05118 Y2 JPH05118 Y2 JP H05118Y2 JP 12277187 U JP12277187 U JP 12277187U JP 12277187 U JP12277187 U JP 12277187U JP H05118 Y2 JPH05118 Y2 JP H05118Y2
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heat
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material container
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、飲食物等の内容物を、化学反応によ
る発熱をもつて加熱加温することのできる容器に
関する。
〈従来の技術〉 生石灰その他の化合物と水の発熱反応を利用し
て、飲食物を加熱加温する技術はよく知られてお
り、例えば特公昭35−10470号、特公昭50−7289
号公報がある。また近年では特に飲料用加熱容器
として、例えば実開昭61−89332号、実開昭61−
166968号公報等が知られており、本出願人らは、
加熱容器の取扱いを容易にするための改良を施し
て特願昭62−100256号を出願している。
これら実開昭61−89332号、実開昭61−166968
号、特願昭62−100256号に示される加熱容器は、
いずれも水を収納した水入り容器および水と反応
して発熱する化合物とを収納した、発熱材料容器
を備えたものであつて、使用に際しては加熱容器
の外部からピンを突き刺して水入り容器を破壊
し、水と化合物を接触させて発熱させるものであ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、特願昭62−100256号に示される
加熱容器において、発熱材料容器としてプラスチ
ツクシートあるいはフイルムを絞り成型して作成
した本体を使用した場合、発熱反応の途中で発熱
材料容器の胴部等が熱により破壊されてしまう場
合があつた。この原因について検討した結果、発
熱材料容器本体は絞り成型で作成されるため、胴
部等に局部的に薄肉部が形成されること、化合物
と水の発熱反応が、化合物と水の接触具合や化合
物の組成の部分的な片寄り等のため、局部的に異
常発熱を起こすこと、の相乗作用により発熱材料
容器の胴部破壊が発生することを見出した。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、発熱材料容器の胴部破壊を防
止するために、発熱材料容器の周囲に、該発熱材
料容器の胴部を包囲する、内面に金属層を有する
略筒状の散熱部材を設けたことを特徴とする、加
熱容器である。
〈作用〉 本考案の加熱容器において、発熱材料容器は、
収納された化合物と水が接して発熱反応を開始す
ると、化合物の膨張により胴部がその周囲に設け
られた散熱部材に押しつけられる。そして、反応
中局部的に異常発熱した場合、熱は散熱部材に設
けられた金属層の伝熱性により、異常発熱点から
周囲に伝熱放散され、熱の集中が起こらないで、
発熱材料容器の胴部等の破壊が防止される。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案を説明する。第1
図は、本考案の一実施例を示す断面図であり、第
2図は、他の実施例を示す断面図である。
まず、第1図に示す実施例を説明する。
第1図の実施例は、紙管1、飲料缶2、水10
を収納した水入り容器5および水10と反応して
発熱する化合物12を収納した発熱材料容器3、
散熱部材11、支え部材4、金属製の蓋からなる
底部材8、緩衝性シート9、プラスチツクキヤツ
プ7、ラベル13、および図示されていない突き
刺し用ピン6からなる。なお、反応手段は、突き
刺し用ピン6と、キヤツプ7、底部材8、緩衝性
シート9のそれぞれに設けられた孔(それぞれ7
a,8a,9aの記号で示す)からなる。
紙管1の底部は、中央に孔8aのある剛性の金
属製のフタからなる底部材8によつて封止されて
おり、両者は周囲で巻締められることによつて固
定されている。この底部材8の中央の孔8aは、
外側からプラスチツクフイルム製のラベル13を
貼着して塞がれている。
そして、この底部材8の上には、緩衝性シート
9を介して発熱材料容器3が載置され、発熱材料
容器3の周囲には略筒状の支え部材4が載置され
ている。この支え部材4は飲料缶2を支える支え
手段であり、飲料缶2の底面が発熱材料容器3の
上面に接する程度の大きさにするのが望ましい。
さらに発熱材料容器3の周囲で、かつ支え部材
4の内側には、金属層11aを内面に有する略筒
状の散熱部材11を設ける。この散熱部材11
は、発熱材料容器内で異常発熱が発生した際、そ
の熱を金属層11aの伝熱性により周囲に伝熱放
散させ、過熱による発熱材料容器3の破壊を防ぐ
ものである。
なお、この散熱部材11として剛性のある材料
を使用し、飲料缶2を支えることが可能な場合に
は、前述の支え部材4は省略することができる。
この場合には散熱部材11が支え部材4としても
機能する。
発熱材料容器3と支え部材4の上には、汎用の
飲料缶2が載置される。図示のように、飲料缶2
の上部はテーパーを有していることが望ましく、
このテーパーに沿つて、紙管1の上部が縮径され
ている。かくして、発熱材料容器3と飲料缶2は
紙管1の中に固定される。なお、紙管上部の外側
にプラスチツクリングを嵌めれば、一層、確実に
固定される。
底部材8の外側には、プラスチツクキヤツプ7
が装着されており、このプラスチツクキヤツプ7
も中央に突き刺し用孔7aを有している。
なお、キヤツプ7にはピン6を装着しておくこ
とができ、このピン6を取りはずして、キヤツプ
7の孔7aから、ラベル13を突き破り、底部材
8の孔8a、緩衝性シート9の孔9aを通して、
水入り容器5に突き刺してこれを破壊し、水10
と化合物12を反応発熱させることができる。
以下、各構成材料について詳細に説明する。
発熱材料容器3の内部には、水10と反応して
発熱する化合物12と、水入り容器5、が収納さ
れている。
化合物12としては、粉状あるいは果粒状の生
石灰のほか、塩化マグネシウム等が使用できる。
水入り容器5には水10が充填されるが、これ
は塩化ナトリウム等の不凍性塩を溶解した水であ
つても良く、この時、寒冷地でも凍結せず使用可
能となる。
水入り容器5は、プラスチツクシート又はフイ
ルムを絞り成型して成る本体に、水10を充填し
て、プラスチツクフイルム製蓋を接合したもので
ある。
発熱材料容器3は、収納部とこれに接合された
蓋から成る。
収納部はプラスチツクシートやフイルムを絞り
成型して製造することができる。この場合には蓋
32もプラスチツクフイルムや金属箔等の薄い材
料から製造されることが望ましい。そして、この
両者は接着剤や熱溶着により接合できる。発熱時
には、その熱と化合物の膨張により接合部分から
剥れて、水蒸気を外部へ逃がす。
蓋はプラスチツクフイルムの薄いものを用いる
ことができる。この場合は蓋が破れて水蒸気が脱
出する。脱出した水蒸気は第1図から分かるよう
に、飲料缶2と紙管1の間を通り、この間に飲料
缶2を周囲から加温して、上方へ脱出する。
散熱部材11は、内面に金属層11aを有する
略筒状の部材であつて、平紙管、スパイラル紙管
の内面に金属箔を設けたもののほか、金属箔を積
層した板紙、段ボール紙等を略筒状に形成したも
のも使用できる。さらには金属層11aは蒸着に
よつて設けることも可能である。散熱部材11と
して平紙管やスパイラル紙管等のやや剛性のある
部材を用いた場合には、前述のように支え部材4
を省略することも可能である。
緩衝性シート9は、緩衝性材料として機能し、
ピン6を突き刺して水入り容器5を破壊した時、
水10が化合物12と反応した際の化合物12の
膨張を吸収するためのものであつて、必要に応じ
て用いる。この緩衝性シート9は、段ボールシー
トや不織布、あるいはグラスウール等の無機繊維
シートが使用できるが、発熱材料容器4の熱によ
る破壊を考慮すれば、緩衝性シート9の上面に
は、金属箔層9bを設ける等して、伝熱性を持た
せておくことが好ましい。
次に、本実施例の加熱容器の使用方法を説明す
る。
本実施例の加熱容器を使用する際には、ピン6
をキヤツプ7から取りはずし、それぞれの突き刺
し孔7a,8a,9aを通して、ピン6を根元ま
で突き刺し、水入り容器5を破壊する。この状態
で、水はピン6を伝わつて水入り容器5の外部へ
排出され、化合物12と反応発熱する。熱はその
まま飲料缶2の底を伝わつて内容物である飲料を
加熱加温するが、これと共に、水10と化合物1
2の反応によつて生じた水蒸気は、前述の如き適
当な手段により発熱材料容器3から排出されて、
紙管1と飲料缶2の間から上方へ逃げる。この
時、水蒸気は飲料缶2を周囲から加熱加温する。
次に、第2図に示す本考案の他の実施例を説明
する。第2図の実施例は、支え部材4及び緩衝性
シート9が省略され、外装のシユリンクフイルム
15が施されているほかは、第1図の実施例と同
一である。散熱部材11としては厚手の紙管の内
側にアルミ箔が積層されており、金属層11aが
形成されたものを用いる。この散熱部材11は、
支え部材としても機能する。また、発熱材料容器
3の底部は、金属性蓋からなる底部材8に接して
おり、発熱材料容器3の底部も、局部的な異常発
熱により破壊されることがない。シユリンクフイ
ルム15は、防湿性あるいは断熱性を付与するた
めのものであり、プラスチツクフイルム、あるい
は発泡シートからなる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案による加熱容器は、発
熱材料容器の胴部の周囲に設けられた散熱部材に
より、発熱材料容器内で局部的な異常発熱が発生
しても、その熱は散熱部材の金属層の伝熱性によ
り、伝熱放散される。このため、熱の集中が起こ
らず、発熱材料容器の熱による破壊を未然に防止
することができ、加熱容器としての機能を損なう
ことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図、第
2図は、他の実施例を示す断面図である。 1……紙管、2……飲料缶、3……発熱材料容
器、4……支え部材、5……水入り容器、6……
ピン、11……散熱部材、12……化合物、11
a……金属層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水を収納した水入り容器および水と反応して発
    熱する化合物とを収納した、プラスチツクシート
    からなる発熱材料容器を備えた飲食物等の加熱容
    器において、発熱材料容器の周囲に、該発熱材料
    容器の胴部を包囲する、内面に金属層を有する略
    筒状の散熱部材を設けたことを特徴とする加熱容
    器。
JP12277187U 1987-08-11 1987-08-11 Expired - Lifetime JPH05118Y2 (ja)

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JP12277187U JPH05118Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11

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JP12277187U JPH05118Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11

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Publication Number Publication Date
JPS6428234U JPS6428234U (ja) 1989-02-20
JPH05118Y2 true JPH05118Y2 (ja) 1993-01-05

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ID=31371011

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