JPH0852074A - 加熱機能付き容器 - Google Patents

加熱機能付き容器

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JPH0852074A
JPH0852074A JP21040994A JP21040994A JPH0852074A JP H0852074 A JPH0852074 A JP H0852074A JP 21040994 A JP21040994 A JP 21040994A JP 21040994 A JP21040994 A JP 21040994A JP H0852074 A JPH0852074 A JP H0852074A
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JP
Japan
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container
aqueous solution
heat
heating
food
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JP21040994A
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English (en)
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Toshiya Matsumoto
敏也 松本
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Daishinku Corp
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Daishinku Corp
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Publication date
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Publication of JPH0852074A publication Critical patent/JPH0852074A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3484Packages having self-contained heating means, e.g. heating generated by the reaction of two chemicals
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D51/00Closures not otherwise provided for
    • B65D51/24Closures not otherwise provided for combined or co-operating with auxiliary devices for non-closing purposes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より安全で、しかも発熱材に発熱用水溶液を
確実に混ぜて飲食用内容物を加熱することができる信頼
性の高い加熱機能付き容器を提供する。 【構成】 第1の収容室の側面には、ピン6を挿入する
ための貫通孔2が設けられ、少なくとも前記第1の収容
室側面の貫通孔2から前記ピン6を挿入することによ
り、発熱用水溶液収納体4を破り、発熱材5と発熱用水
溶液4との反応を開始する。また、第1の収容室の内部
側面には、発熱用水溶液収納体に向かう突起具が設置さ
れ、少なくとも第1の収容室側面からの外部押圧力によ
り、発熱用水溶液収納体を破り、発熱材と発熱用水溶液
との反応を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料水等の飲食内容物
を収容する容器に関し、その容器内で飲食用内容物を温
めることができる加熱機能付き容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱機能付き容器を図とともに説
明する。図3は従来の構成を示す加熱機能付き容器の破
断正面図を示し、図4は図3の加熱機能付き容器を用い
反応を開始させる状態を示す破断正面図である。円筒状
の容器1は、例えば内部を防水加工が施された紙等から
なる管状容器であり、その一端部に底部12を有してい
る。そして、容器の底部12上部には、円錐台形状でア
ルミニウム製の加熱用台座部13(加熱手段収容室14
を構成する)が設けられており、前記台座の下側には、
反応媒体としての水を主成分とした水溶液(食塩や不凍
液等を加えたもの)をナイロン製の袋で包皮した水袋4
を取り囲むようにして、発熱材としての生石灰5が収容
されている。尚、反応媒体としては、前記のものに限ら
ず水のみであっても特に問題はなく、また、発熱材も生
石灰のかわりに苛性ソーダ、酸化カルシウム、塩化マグ
ネシウム等を用いてもよい。そして、この加熱用台座1
3の上部には、飲食用内容物を収容する飲料収容室15
が設けられており、この飲料収容室15に、日本酒や飲
料水等の飲食用内容物3を収容した。そして、蓋体11
により気密封止されている。これらの発熱手段の構成要
素(反応媒体と発熱材)を収容する発熱手段収容室14
と、飲食用内容物を収容する飲料収容室15とは、前記
台座13により混ざり合うことなく気密して仕切られて
いる。また、容器の底部12下部にはプラスチック等で
成形したキャップ7が取り付けられ、このキャップ7の
中に発熱手段を開始させるためのピン6が収容されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構成では、
発熱材に発熱用水溶液を混ぜて飲食用内容物を加熱する
には、ピン6を容器の底部12に設けられた貫通孔2か
ら差し込み、水袋4を破るために、必ず、容器を逆さま
にする必要がある。そして、再び容器をもとの状態に戻
す必要があった。これらの動作を行う必要性として、次
の2点が考えられる。すなわち、逆さまにしないでピン
6を容器の底部12に設けられた貫通孔2から差し込
み、水袋4を破った後、前記ピン6を引き抜くと、発熱
材に形成されたピン通路(ピンの抜き差しにより、発熱
材に形成された隙間)を通って、前記貫通孔から発熱用
水溶液が漏れて、発熱材と発熱用水溶液との反応が促進
されにくくなり加熱不十分となるのを防止するため。ま
た、加熱手段を施した後、逆さにした状態のままで、ほ
おっておくと、図4に示すように、飲食用内容物3が加
熱用台座13に接触せず、飲料収容室15の中の空気A
のみが温められて、空気Aが膨張し、容器が爆発する等
の危険性もあるため。以上の理由により、容器を逆さま
にしたり、戻したりするのは非常に面倒である事は言う
までもなく、また、何らかの問題で加熱手段を施す前に
蓋体11を先に開けてしまった場合にも、飲食用内容物
3がこぼれてしまう等、加熱手段を施し難い状態になる
等の問題点があった。
【0004】本発明は、より安全で、しかも発熱材に発
熱用水溶液を確実に混ぜて飲食用内容物を加熱すること
ができる信頼性の高い加熱機能付き容器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発熱材に発熱用
水溶液を混ぜて飲食用内容物を加熱する手段を有する容
器であって、前記発熱材と前記発熱用水溶液収納体とを
収容した第1の収容室と、飲食用内容物を収容した第2
の収容室と、前記第1の収容室と第2の収容室とを仕切
る伝熱性の高い仕切部と、前記各々の収容室を封止する
蓋体とを具備する容器において、前記第1の収容室の側
面に、前記発熱用水溶液収納体を破り、前記発熱材と前
記発熱用水溶液との反応を開始する手段を設けた。
【0006】つまり、前記第1の収容室の側面には、ピ
ンを挿入するための貫通孔が設けられ、少なくとも前記
第1の収容室側面の貫通孔から前記ピンを挿入すること
により、前記発熱用水溶液収納体を破り、前記発熱材と
前記発熱用水溶液との反応を開始する。
【0007】また、前記第1の収容室の内部側面には、
前記発熱用水溶液収納体に向かう突起具が設置され、少
なくとも前記第1の収容室側面からの外部押圧力によ
り、前記発熱用水溶液収納体を破り、前記発熱材と前記
発熱用水溶液との反応を開始する。
【0008】
【作用】特許請求項1により、通常状態(飲食用内容物
を取り出す蓋体が上部にある状態)のままで加熱手段が
施せるので、容器を逆さにして加熱手段を施し、その
後、再び、容器を通常状態に戻す等の手間がいらない。
つまり、通常状態で机の上に置いたままでも加熱手段が
施せる。また、飲食用内容物を取り出す蓋体を開けて、
飲食用内容物の状態を確認してから加熱手段が施せるた
め、安心して飲食できる。また、加熱手段を施すのに逆
さにする必要がないため、空気のみが暖められて膨張
し、容器が爆発する等の危険性もない。
【0009】特許請求項2により、通常状態(飲食用内
容物を取り出す蓋体が上部にある状態)のままでピンを
挿入することができるので、容器を逆さにしてピンを挿
入し、その後、再び、容器を通常状態に戻す等の手間が
いらない。つまり、通常状態で机の上に置いたままでも
ピンを挿入できる。また、飲食用内容物を取り出す蓋体
を開けて、飲食用内容物の状態を確認してからピン挿入
できるため、安心して飲食できる。また、ピンを挿入す
るのに逆さにする必要がないため、空気のみが暖められ
て膨張し、容器が爆発する等の危険性もない。
【0010】特許請求項3により、通常状態(飲食用内
容物を取り出す蓋体が上部にある状態)のままで容器側
面の突起具を押しつけることができるので、容器を逆さ
にして突起具を押しつけ、その後、再び、容器を通常状
態に戻す等の手間がいらない。つまり、通常状態で机の
上に置いたままでも突起具を押しつけることができる。
また、飲食用内容物を取り出す蓋体を開けて、飲食用内
容物の状態を確認してから突起具を押しつけることでき
るため、安心して飲食できる。また、突起具を押しつけ
るのに逆さにする必要がないため、空気のみが暖められ
て膨張し、容器が爆発する等の危険性もない。
【0011】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例について、図面
を参照にして説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す容器の破断正面図を示す。円筒状の容器1Aは、例
えば紙やプラスチック、あるいは金属(アルミ、スチー
ル)等からなる管状容器であり、その一端部に底部12
Aを有している。そして、容器の他端側においては、円
錐台形状で熱伝導性の良い金属(アルミニウム製)の飲
食用内容物収容部13Aが前記容器1Aと一体的に設け
られており、前記飲食用内容物収容部13Aには、例え
ば日本酒31が収容されているとともに、蓋体11Aに
より気密封止されている。また、前記底部12A上部に
は、例えば発泡スチロール等のスチロール樹脂からなる
断熱シート14Aを介して、反応媒体としての水を主成
分とした水溶液(不凍液又は食塩等を加えたもの)を熱
に弱い樹脂(ナイロン又はビニール製)の袋やパッケー
ジで包皮した水袋4を取り囲むようにして、発熱材とし
ての生石灰5が収容されている。尚、反応媒体として
は、前記のものに限らず水のみであっても特に問題はな
く、また、発熱材も生石灰のかわりに苛性ソーダ、酸化
カルシウム、塩化マグネシウム等を用いてもよい。これ
らの発熱手段の構成要素(反応媒体と発熱材)は、少な
くとも前記飲食用内容物収容部13Aの底面に接触して
収容されるとともに、飲食用内容物としての日本酒31
とは前記飲食用内容物収容部13Aにより混ざり合うこ
となく気密して仕切られている。また、前記蓋体11A
上部にはプラスチック等で成形したキャップ7が取り付
けられ、このキャップ7の中に発熱手段を開始させるた
めのピン6が収容されている。そして以上のように構成
された容器1Aの側面において、少なくとも前記水袋4
と同一直線上に貫通孔2が設けられている。
【0012】以上のように構成された加熱機能付き容器
を使用するには、容器1Aの側面に設けられた貫通孔2
からピン6を挿入することにより、ピン6が水袋4を破
り、水袋4に収容された水溶液と生石灰5とを反応させ
る。この反応熱により、日本酒31の燗が行える。この
際、容器1Aを逆さにする必要がないので、予め、蓋1
1Aを開けた状態で、しかも、机の上に置いたまま行え
る。尚、本発明の第1の実施例の容器は、断熱シート1
4Aが敷かれてあるため、手に持っても熱くならない
し、反応により膨張した生石灰5は、容器1Aと飲食内
容物収容部13Aとの間に形成される隙間部15Aに入
り込んでいくため、発熱手段の構成要素を収容する部分
の膨張容量を考慮する必要がなくなる。
【0013】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照にして説明する。図2は本発明の第2の実施例
を示す容器の破断正面図を示す。円筒状の容器1Bは、
例えば紙やプラスチック、あるいは金属(アルミ、スチ
ール)等からなる管状容器であり、その一端部に底部1
2Bを有している。そして、容器の他端側においては、
円錐台形状で熱伝導性の良い金属(アルミニウム製)の
飲食用内容物収容部13Bが前記容器1Bと一体的に設
けられており、前記飲食用内容物収容部13Bには、例
えば日本酒31が収容されているとともに、蓋体11B
により気密封止されている。また、前記底部12B上部
には、例えば段ボール紙のような紙材質からなる断熱シ
ート14Bを敷き、さらにその上部には、突起具8を介
して、反応媒体としての水を主成分とした水溶液(不凍
液又は食塩等を加えたもの)を熱に弱い樹脂(ナイロン
又はビニール製)の袋やパッケージで包皮した水袋4を
取り囲むようにして、発熱材としての生石灰5が収容さ
れている。尚、反応媒体としては、前記のものに限らず
水のみであっても特に問題はなく、また、発熱材も生石
灰のかわりに苛性ソーダ、酸化カルシウム、塩化マグネ
シウム等を用いてもよい。これらの発熱手段の構成要素
(反応媒体と発熱材)は、少なくとも前記飲食用内容物
収容部13Bの底面に接触して収容されるとともに、飲
食用内容物としての日本酒31とは前記飲食用内容物収
容部13Bにより混ざり合うことなく気密して仕切られ
ている。また、前記蓋体11B上部にはプラスチック等
で成形したキャップ7が取り付けらている。尚、突起具
8は、前記水袋4を破る突起81,82と、前記水袋4
の位置ずれ防止をする制止板83,84とを具備し、さ
らに、制止板83,84には、前記突起81,82を通
すための孔部831,841と、突起により破られた水
袋内の水溶液が拡散するための孔部832,842とが
設けられ、これら突起、並びに制止板は樹脂成形などに
より一体形成されている。
【0014】以上のように構成された加熱機能付き容器
を使用するには、図2中の矢印に表すように、前記容器
1Bの側面に手で押圧力を加えることにより、突起8
1,82が水袋4を破り、水袋4に収容された水溶液と
生石灰5とを反応させる。この反応熱により、日本酒3
1の燗が行える。この際、容器1Bを逆さにする必要が
ないので、予め、蓋11Bを開けた状態で、しかも、机
の上に置いたまま行える。尚、本発明の第1の実施例の
容器は、断熱シート14Bが敷かれてあるため、手に持
っても熱くならないし、反応により膨張した生石灰5
は、容器1Bと飲食内容物収容部13Bとの間に形成さ
れる隙間部15Bに入り込んでいくため、発熱手段の構
成要素を収容する部分の膨張容量を考慮する必要がなく
なる。
【0015】
【発明の効果】特許請求項1により、より安全で、しか
も容器を逆さにする等の手間がいらず、飲食用内容物を
確実に温めることができる信頼性の高い加熱機能付き容
器を提供することできる。
【0016】特許請求項2により、より安全で、しかも
容器を逆さにしなくてもピンが挿入でき、飲食用内容物
を確実に温めることができる信頼性の高い加熱機能付き
容器を提供することできる。
【0017】特許請求項3により、より安全で、しかも
容器を逆さにしなくても突起具を押しつけることがで
き、飲食用内容物を確実に温めることができる信頼性の
高い加熱機能付き容器を提供することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す破断正面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示す破断正面図であ
る。
【図3】従来の実施例を示す破断正面図である。
【図4】従来の反応を開始させる状態を示す破断正面図
である。
【符号の説明】
1,1A,1B・・・容器 2・・・貫通孔 31・・・日本酒 4・・・水袋 5・・・生石灰 6・・・ピン 7・・・キャップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来の加熱機能付き容器を図とともに説
明する。図3は従来の構成を示す加熱機能付き容器の断
面図を示し、図4は図3の加熱機能付き容器を用い反応
を開始させる状態を示す断面図である。円筒状の容器1
は、例えば内部を防水加工が施された紙等からなる管状
容器であり、その一端部に底部12を有している。そし
て、容器の底部12上部には、円錐台形状でアルミニウ
ム製の加熱用台座部13(加熱手段収容室14を構成す
る)が設けられており、前記台座の下側には、反応媒体
としての水を主成分とした水溶液(食塩や不凍液等を加
えたもの)をナイロン製の袋で包皮した水袋4を取り囲
むようにして、発熱材としての生石灰5が収容されてい
る。尚、反応媒体としては、前記のものに限らず水のみ
であっても特に問題はなく、また、発熱材も生石灰のか
わりに苛性ソーダ、酸化カルシウム、塩化マグネシウム
等を用いてもよい。そして、この加熱用台座13の上部
には、飲食用内容物を収容する飲料収容室15が設けら
れており、この飲料収容室15に、日本酒や飲料水等の
飲食用内容物3を収容した。そして、蓋体11により気
密封止されている。これらの発熱手段の構成要素(反応
媒体と発熱材)を収容する発熱手段収容室14と、飲食
用内容物を収容する飲料収容室15とは、前記台座13
により混ざり合うことなく気密して仕切られている。ま
た、容器の底部12下部にはプラスチック等で成形した
キャップ7が取り付けられ、このキャップ7の中に発熱
手段を開始させるためのピン6が収容されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構成では、
発熱材に発熱用水溶液を混ぜて飲食用内容物を加熱する
には、ピン6を容器の底部12に設けられた貫通孔2か
ら差し込み、水袋4を破るために、必ず、容器を逆さま
にする必要がある。そして、再び容器をもとの状態に戻
す必要があった。これらの動作を行う必要性として、次
の2点が考えられる。すなわち、逆さまにしないでピン
6を容器の底部12に設けられた貫通孔2から差し込
み、水袋4を破った後、前記ピン6を引き抜くと、発熱
材に形成されたピン通路(ピンの抜き差しにより、発熱
材に形成された隙間)を通って、前記貫通孔から発熱用
水溶液が漏れて、発熱材と発熱用水溶液との反応が促進
されにくくなり加熱不十分となるのを防止するため。ま
た、加熱手段を施した後、逆さにした状態のままで、ほ
おっておくと、図4に示すように、飲食用内容物3が加
熱用台座13に接触せず、飲料収容室15の中の空気A
のみが温められて、空気Aが膨張し、容器が爆発する等
の危険性もあるため等が考えられる。このように容器を
逆さまにしたり、戻したりするのは非常に面倒であるに
もかかわらず必要な動作であった。また、何らかの問題
で加熱手段を施す前に蓋体11を先に開けてしまった場
合にも、飲食用内容物3がこぼれてしまう等、加熱手段
を施し難い状態になる等の問題点があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例について、図面
を参照にして説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す容器の断面図を示す。円筒状の容器1Aは、例えば
紙やプラスチック、あるいは金属(アルミ、スチール)
等からなる管状容器であり、その一端部に底部12Aを
有している。そして、容器の他端側においては、円錐台
形状で熱伝導性の良い金属(アルミニウム製)の飲食用
内容物収容部13Aが前記容器1Aと一体的に設けられ
ており、前記飲食用内容物収容部13Aには、例えば日
本酒31が収容されているとともに、蓋体11Aにより
気密封止されている。また、前記底部12A上部には、
例えば発泡スチロール等のスチロール樹脂からなる断熱
シート14Aを介して、反応媒体としての水を主成分と
した水溶液(不凍液又は食塩等を加えたもの)を熱に弱
い樹脂(ナイロン又はビニール製)の袋やパッケージで
包皮した水袋4を取り囲むようにして、発熱材としての
生石灰5が収容されている。尚、反応媒体としては、前
記のものに限らず水のみであっても特に問題はなく、ま
た、発熱材も生石灰のかわりに苛性ソーダ、酸化カルシ
ウム、塩化マグネシウム等を用いてもよい。これらの発
熱手段の構成要素(反応媒体と発熱材)は、少なくとも
前記飲食用内容物収容部13Aの底面に接触して収容さ
れるとともに、飲食用内容物としての日本酒31とは前
記飲食用内容物収容部13Aにより混ざり合うことなく
気密して仕切られている。また、前記蓋体11A上部に
はプラスチック等で成形したキャップ7が取り付けら
れ、このキャップ7の中に発熱手段を開始させるための
ピン6が収容されている。そして以上のように構成され
た容器1Aの側面において、少なくとも前記水袋4と同
一直線上に貫通孔2が設けられている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照にして説明する。図2は本発明の第2の実施例
を示す容器の断面図を示す。円筒状の容器1Bは、例え
ば紙やプラスチック、あるいは金属(アルミ、スチー
ル)等からなる管状容器であり、その一端部に底部12
Bを有している。そして、容器の他端側においては、円
錐台形状で熱伝導性の良い金属(アルミニウム製)の飲
食用内容物収容部13Bが前記容器1Bと一体的に設け
られており、前記飲食用内容物収容部13Bには、例え
ば日本酒31が収容されているとともに、蓋体11Bに
より気密封止されている。また、前記底部12B上部に
は、例えば段ボール紙のような紙材質からなる断熱シー
ト14Bを敷き、さらにその上部には、突起具8を介し
て、反応媒体としての水を主成分とした水溶液(不凍液
又は食塩等を加えたもの)を熱に弱い樹脂(ナイロン又
はビニール製)の袋やパッケージで包皮した水袋4を取
り囲むようにして、発熱材としての生石灰5が収容され
ている。尚、反応媒体としては、前記のものに限らず水
のみであっても特に問題はなく、また、発熱材も生石灰
のかわりに苛性ソーダ、酸化カルシウム、塩化マグネシ
ウム等を用いてもよい。これらの発熱手段の構成要素
(反応媒体と発熱材)は、少なくとも前記飲食用内容物
収容部13Bの底面に接触して収容されるとともに、飲
食用内容物としての日本酒31とは前記飲食用内容物収
容部13Bにより混ざり合うことなく気密して仕切られ
ている。また、前記蓋体11B上部にはプラスチック等
で成形したキャップ7が取り付けらている。尚、突起具
8は、前記水袋4を破る突起81,82と、前記水袋4
の位置ずれ防止をする制止板83,84とを具備し、さ
らに、制止板83,84には、前記突起81,82を通
すための孔部831,841と、突起により破られた水
袋内の水溶液が拡散するための孔部832,842とが
設けられ、これら突起、並びに制止板は樹脂成形などに
より一体形成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】従来の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の反応を開始させる状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1,1A,1B・・・容器 2・・・貫通孔 31・・・日本酒 4・・・水袋 5・・・生石灰 6・・・ピン 7・・・キャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱材に発熱用水溶液を混ぜて飲食用内
    容物を加熱する手段を有する容器であって、前記発熱材
    と前記発熱用水溶液収納体とを収容した第1の収容室
    と、飲食用内容物を収容した第2の収容室と、前記第1
    の収容室と第2の収容室とを仕切る伝熱性の高い仕切部
    と、前記各々の収容室を封止する蓋体とを具備する容器
    において、前記第1の収容室の側面に、前記発熱用水溶
    液収納体を破り、前記発熱材と前記発熱用水溶液との反
    応を開始する手段を設けたことを特徴とする加熱機能付
    き容器。
  2. 【請求項2】 前記第1の収容室の側面には、ピンを挿
    入するための貫通孔が設けられ、少なくとも前記第1の
    収容室側面の貫通孔から前記ピンを挿入することによ
    り、前記発熱用水溶液収納体を破り、前記発熱材と前記
    発熱用水溶液との反応を開始することを特徴とする特許
    請求項1記載の加熱機能付き容器。
  3. 【請求項3】 前記第1の収容室の内部側面には、前記
    発熱用水溶液収納体に向かう突起具が設置され、少なく
    とも前記第1の収容室側面からの外部押圧力により、前
    記発熱用水溶液収納体を破り、前記発熱材と前記発熱用
    水溶液との反応を開始することを特徴とする特許請求項
    1記載の加熱機能付き容器。
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