JP2005304691A - 加熱ユニット及び加熱容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 反応熱によるケース等の熱変形や加熱容器外への熱伝導を抑制しつつ、被加熱材を良好に加熱することが可能な加熱ユニットを提供する。
【解決手段】 本発明の加熱ユニット1は、開口部12を有するケース10と、開口部12を密閉する防湿シート50と、ケース10の内面全体に沿って設けられた吸水シート20と、吸水シート20の内部に収容された水袋30と、吸水シート20の内部に収容され、水和反応により発熱する発熱剤40と、水袋30及び防湿シート50を破断するための破断用紐70とを具備し、破断用紐70の一端が吸水シート20に固定され、他端が水袋30の水が封入されていない部分を通り、ケース10の外部に引き出されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食材等の被加熱材を加熱することが可能な加熱ユニット、及びこの加熱ユニットを備えた加熱容器に関する。
食材(例えば弁当)等の被加熱材を収容すると共に、収容した被加熱材を加熱することが可能な加熱容器として、水和反応により水蒸気と熱とを発生する水和反応式の加熱ユニットを備えた加熱容器が知られている。
水和反応式の加熱ユニットとしては、ケース内に水袋と生石灰等の発熱剤とが収容されると共に、ケース開口部に防湿シートが貼着され、破断用紐にて水袋と防湿シートとを同時に破断させて、水和反応を引き起こし加熱する加熱ユニットが開示されている(特許文献1)。
特開2002−360439号公報
しかしながら、上記先行技術では、発熱反応により、加熱ユニットのケース等の熱変形や、加熱容器外への熱伝導が生じる恐れがあった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、反応熱によるケース等の熱変形や加熱容器外への熱伝導を抑制しつつ、被加熱材を良好に加熱することが可能な加熱ユニット、及びこれを備えた加熱容器を提供することを目的とする。
本発明者は上記課題を解決するべく鋭意検討し、以下の加熱ユニット及び加熱容器を発明した。
本発明の加熱ユニットは、開口部を有するケースと、前記開口部を密閉する防湿シートと、前記ケースの内面全体に沿って設けられた吸水シートと、前記吸水シートの内部に収容された水袋と、前記吸水シートの内部に収容され、水和反応により発熱する発熱剤と、前記水袋及び前記防湿シートを破断するための破断用紐とを具備し、前記破断用紐の一端が前記吸水シートに支持され、他端が前記水袋の水が封入されていない部分を通り、前記ケースの外部に引き出されていることを特徴とする。
前記吸水シート内において、底面側から前記水袋及び前記発熱剤が順次配置されていることが好ましい。
前記破断用紐は、前記防湿シートと前記ケースとが貼着されたシール部を通って、前記ケースの外部に引き出されていると共に、前記シール部は、前記破断用紐通過部分及びその近傍部分が他の部分より幅狭となっていることが好ましい。
前記防湿シートの前記破断用紐が引き出された箇所には、切り込み部が設けられており、前記破断用紐が該切り込み部に挿通されていることが好ましい。
また、前記防湿シートの前記ケースと反対側に水蒸気透過シートが貼着され、前記ケースの外部に引き出された前記破断用紐が、前記防湿シートと前記水蒸気透過シートとの間を通って、他側まで引き廻されていることが好ましい。
本発明の加熱装置は、上記の本発明の加熱ユニットと、該加熱ユニットを収容する容器本体とを具備し、前記加熱ユニットに備えられた前記破断用紐の他端が、前記容器本体を貫通して前記容器本体の外部に引き出されていることを特徴とする。
本発明によれば、反応熱によるケース等の熱変形や加熱容器外への熱伝導を抑制しつつ、被加熱材を良好に加熱することが可能な加熱ユニット、及びこれを備えた加熱容器を提供することができる。
[加熱ユニット]
図1に基づいて、本発明に係る一実施形態の加熱ユニットの構造について詳述する。
本実施形態の加熱ユニット1は、正方形の角部が切欠された形状の底面11を有し、上端に開口部12を有する箱形の樹脂製(ポリプロピレン製等)ケース10内に、水袋30と、粒状の生石灰(酸化カルシウム)等からなり、水和反応により水蒸気と熱とを発生する発熱剤40とが収容されて概略構成されている。
詳細には、ケース10の内面全体(底面及び側壁)に沿って、吸水紙等の吸水シート20が設けられており、この内部に、底面側から水袋30及び発熱剤40が順次配置されている。
水袋30は、複数の樹脂層(ポリエチレン層等)の間に水分を透過しない防湿層(アルミニウム層等)を挟持した積層体フィルム等を熱溶着にて袋状に成形し、その内部に水を封入したもので、水袋30の端部(図示では三方の端部)には適宜水が封入されていない熱溶着部31が形成されている。そして、一端部の熱溶着部31の略中央部には、後述する破断用紐を挿通するための切り込み部32が形成されている。
ケース10の上端部には開口部12の外周に沿って、ケース10の側壁よりも幅広な平坦部13が形成されており、この平坦部13上に、水分を透過しない防湿シート50と水蒸気を透過する水蒸気透過シート60とが順次貼着されている。
防湿シート50は複数の樹脂層の間に防湿層を挟持した積層体フィルム等からなり、その周縁部が熱溶着にてケース10の平坦部13に貼着されている。以下、この熱溶着部をシール部51と称す。この防湿シート50によって、ケース10の開口部12が密閉されている。
一方、水蒸気透過シート60は不織布等からなり、その周縁部が、接着剤等からなるシール材61を介して防湿シート50に貼着されている。
なお、防湿シート50と水蒸気透過シート60とをケース10の平坦部13上に貼着する構成としては、上述のものに限定されるものではなく、例えば、防湿シート50についても水蒸気透過シート60と同様に、接着剤等からなるシール材を介してケース10の平坦部13に貼着する構成としても良い。
さらに、本実施形態の加熱ユニット1には、水袋30及び防湿シート50を破断するための破断用紐70が備えられており、この破断用紐70は一端が吸水シート20に支持されている。
詳細には、ホッチキス針等からなる固定具33にて、水袋30の熱溶着部31が吸水シート20の底面に固定されている。本実施形態では、切り込み部32を挟んで2箇所に固定具33が取り付けられている。
そして、吸水シート20の固定具33が取り付けられた側と反対側の側壁略中央部には、切り込み部34が形成されている。破断用紐70の一端には切り込み部34の幅よりも大きい結び目71が形成されており、この結び目71をストッパとして機能させ、切り込み部34に破断用紐70の一端を係止して支持する構成になっている。
上記の如く、一端が吸水シート20により支持された破断用紐70の他端は、吸水シート20と水袋30との間、水袋30の切り込み部32、防湿シート50のシール部51を順次通ってケース10の外部に引き出されている。さらに、ケース10の外部に引き出された破断用紐70の他端は、折り返し、防湿シート50と水蒸気透過シート60との間を通り、防湿シート50の他側まで引き廻されている。
本実施形態では、防湿シート50とケース10とが貼着されたシール部51は、破断用紐通過部分及びその近傍部分51Aが気密性を保てる範囲内で、他の部分より幅狭に構成されている。さらに、防湿シート50の破断用紐70が引き出された箇所には、切り込み部52が設けられており、破断用紐70がこれに挿通されている。
また、水蒸気透過シート60は、破断用紐70を上記の如く配設した後に取り付けられており、水蒸気透過シート60の裏面側の周縁部であって破断用紐70が通っていない箇所がシール材61を介して防湿シート50に貼着されている。これによって、破断用紐70が加熱ユニット1から引き出される位置が固定されている。
本実施形態の加熱ユニット1では、加熱ユニット1の外部に引き出された破断用紐70の他端を引っ張ることで、防湿シート50と水袋30とが同時に破断される。
詳細には、破断用紐70の他端を引っ張ると、防湿シート50はケース10に固定されているため移動しないが、破断用紐70の切り込み部52に係止されている部分が引っ張られて防湿シート50の他端部側に向けて移動するため、防湿シート50が破断される。水袋30についても同様である。すなわち、水袋30は吸水シート20に固定されているため、移動しないが、破断用紐70の水袋30の切り込み部32に係止されている部分が引っ張られて他端部側に移動するため、水袋30が破断される。
防湿シート50と水袋30とが同時に開裂されることで、水袋30に封入された水が袋の外部に流出し、水袋30上に配置された発熱剤40と接触する。その結果、発熱剤40の水和反応が進行して水蒸気と熱とが発生し、これらが防湿シート50の開裂した箇所を通り、さらに水蒸気透過シート60を透過して加熱ユニット1の外部に放出され、被加熱材を良好に加熱することができる。
本実施形態では、防湿シート50が、加熱ユニット1の外部からケース10内に侵入する水分を遮断し、ケース10内に収容された発熱剤40が劣化することを防止するが、破断用紐70により、水袋30のみならず、防湿シート50をも同時に破断するので、被加熱材を加熱する際には、防湿シート50が水蒸気と熱との放出を阻害する恐れはない。
また、破断用紐70は、防湿シート50と水蒸気透過シート60との間を通って配設されているため、破断用紐70を引っ張った際に、防湿シート50は破断されるが、水蒸気透過シート60は破断されない。このように防湿シート50のケース10と反対側に、破断用紐70により破断されない水蒸気透過シート60を設けることで、水蒸気と熱との放出を阻害することなく、水和反応により生成される固形物等が加熱ユニット1の外部に漏洩することを防止できる。この水蒸気透過シート60は、防湿シート50の破断された箇所から放出された水蒸気を分散させて、水蒸気透過シート60から均一に放出し、被加熱材を均一に加熱するという機能も併せ持つ。
上記の如く、本実施形態によれば、被加熱材を良好に加熱することができる。
さらに、本実施形態では、ケース10の内面全体に沿って吸水シート20を設け、この内部に水袋30と発熱剤40とを配置する構成とした。したがって、ケース10と反応物とが直接接することがなく、吸水シート20が断熱機能を呈するので、水和反応によって高温が発生しても、ケース10の熱変形や加熱容器外への熱伝導を抑制することができる。
加えて、断熱材として吸水シート20を用いることで、吸水によって、水和反応の発熱による断熱材自身の万一の発火等を抑制することができる。また、「背景技術」の項で挙げた先行技術では、破断用紐を支持する破断用紐支持材を設けているが、本実施形態では、断熱材として吸水シート20を用いることで、吸水シート20を破断用紐70の一端を支持する破断用紐支持材として機能させることができ、別途、破断用紐支持材を設ける必要がなく、好適である。
また、本実施形態では、吸水シート20内において、底面側から水袋30及び発熱剤40を順次配置する構成とした。これによって、吸水シート20の他、水袋30も断熱機能を呈し、ケース10の発熱による影響をより一層低減できる。また、破断用紐支持材としても機能する吸水シート20と水袋30とを固定具33で固定し、その後、発熱剤40を充填すれば良いので、製造も容易である。
さらに、発熱剤40には先端が尖った形状のものもあり、発熱剤40が水袋30の下側に配置されていると、輸送時等に、発熱剤40によって水袋30にピンホール等が形成される恐れがあるが、発熱剤40を水袋30の上側に配置する場合には、かかる恐れがない。この理由は定かではないが、本発明者は、水袋30がクッション材として機能し、発熱剤40の水袋30に対する作用が緩和されるためと推察している。
加えて、「背景技術」の項で挙げた先行技術では、破断用紐は防湿シート50を貫通して引き出されているが、本実施形態では、破断用紐70を防湿シート50とケース10とのシール部51を通って引き出す構成とした。したがって、防湿シート50に貫通孔を設ける必要がなく、先行技術に比して、内部の気密性を一層高めることができ、発熱剤40の経時的な劣化をより高いレベルで抑制することができる。また、製造も容易である。
さらに、本実施形態では、シール部51において、破断用紐通過部分及びその近傍部分51Aを気密性を保てる範囲内で、他の部分より幅狭に構成した。破断用紐70の一部は、シール部51にて防湿シート50及びケース10に固着されているが、シール部51の破断用紐通過部分を幅狭にすることで、高気密性を保ちつつ、破断用紐70を容易にシール部51から剥離し、防湿シート50を簡易に開裂することができる。
破断用紐70をシール部51から容易に剥離するには、破断用紐通過部分及びその近傍部分51Aの幅は高気密性を保てる範囲内で、なるべく狭くすることが好ましい。例えば、通常部分が10mmの場合、4mm程度が好ましい。
また、本実施形態では、防湿シート50の破断用紐70が引き出された箇所には、切り込み部52を設け、これに破断用紐70を挿通する構成とした。したがって、破断用紐70を引っ張ると、破断用紐70が切り込み部52を起点とし、その延在方向に沿って滑らかに移動し、防湿シート50を良好に開裂することができる。
[加熱容器]
次に、図2に基づいて、上記の加熱ユニット1を備えた加熱容器の一実施形態について詳述する。
本実施形態の加熱容器2は、円状底面81を有し上端に開口部82を有する外側容器本体80と、上端に開口部92を有する類似形状の内側容器本体90とが重ねられた2重容器本体内に、上記実施形態の加熱ユニット1が収容され、その上に、食材等の被加熱材を収容することが可能な被加熱材容器110と取り外し可能な蓋体120とが順次取り付けられて概略構成されている。
容器本体のうち、外側容器本体80は紙製である。これによって、加熱容器2内部の保温効果が高まり、被加熱材を効率良く加熱できる。しかも、加熱容器2外への熱伝導が抑制されるので、使用者が熱く感じることなく、加熱容器2を持つことができる。内側容器本体90の材質は特に制限はないが、樹脂が好ましい。容器本体を2種構造とすることで、容器本体間に介在する空気層によっても、内部の保温性が高められると同時に、加熱容器2外への熱伝導が抑制され、好適である。
容器本体80、90の側壁には、略同位置に各々貫通孔83、93が形成されており、加熱ユニット1から引き出された破断用紐70は、これら貫通孔を貫通して容器本体の外部に引き出されている。
また、容器本体80、90の側壁上部には、各々内面側から外面側に向けて突出した複数の突出部84、94が互いに嵌合するように設けられている。これによって、外側容器本体80に内側容器本体90が取外し可能に固定され、破断用紐70が通る貫通孔83、93の位置がずれないようになっている。
さらに、内側容器本体90の底部には、加熱ユニット1の平坦部13より下方が収納される加熱ユニット収納部91が設けられている。これによって、加熱ユニット1が内側容器本体90に取外し可能に固定され、加熱ユニット1から引き出された破断用紐70と貫通孔83、93の位置がずれないようになっている。
また、加熱ユニット収納部91の底面には、ボール紙等の断熱材100が収容されており、加熱ユニット1の底面が直接内側容器本体90に触れないようになっている。
被加熱材容器110は、円状底面111を有し上端に開口部112を有する容器である。該容器は側壁の上部が外方に折り曲げられた形状を有し、この折り曲げ部113が外側容器本体80と内側容器本体90の側壁上部に嵌合し、取外し可能に固定されている。折り曲げ部113の上端面114は平坦面となっている。また、折り曲げ部113の内側(被加熱材収容側)には上端面114より一段低い部分に、別の平坦面115が設けられており、この平坦面115には複数の穴部116が開口されている。
蓋体120は、被加熱材容器110の上部形状に沿った周縁部を有する樹脂材からなっている。すなわち、蓋体120の周縁部に沿って、被加熱材容器110の上端面114及び折り曲げ部113の外側部分に沿った平坦面と側面とからなる角部121が設けられている。さらに、この角部121には、内側(被加熱材容器110側)から外側に向けて盛り上がった突出部122が複数、半径方向に延在している。
かかる突出部122を設けることで、被加熱材容器110と蓋体120との間に、適度な隙間が形成されるので、この隙間を介して、発熱反応によって発生する水蒸気や熱が適度に外部に放出される。これによって、被加熱材容器110の内圧上昇が抑えられ、蓋体120の被加熱材容器110からの離脱が抑えられる。
本実施形態の加熱容器2では、被加熱材容器110内に被加熱材を収容し、蓋体120を取り付けた状態で、外側容器本体80から引き出された破断用紐70を引っ張ることで、加熱ユニット1から水蒸気と熱とが発生され、これらが穴部116を通って被加熱材容器110内に導かれ、収容された被加熱材が加熱される。また、被加熱材として食材を収容する場合には、発生した水蒸気と熱により、食材を蒸して調理することも可能である。なお、被加熱材を蒸す必要がなく、被加熱材容器110の下方から加熱するだけでも充分に加熱できる場合には、被加熱材容器110に穴部116を設けなくても良い。
本実施形態の加熱容器2は上記実施形態の加熱ユニット1を備えたものであり、さらには、加熱ユニット1の下方に断熱材100を設け、容器本体を2重構造としたので、加熱ユニット1のケース10や、容器本体80、90に対して影響を与えることなく、発熱反応を実施することができる。すなわち、反応熱によるケース10等の熱変形や加熱容器2外への熱伝導を抑制しつつ、被加熱材を良好に加熱することができる。
本発明の加熱ユニット及び加熱容器は、食材等の被加熱材を収容すると共に、これを必要な際に加熱する加熱容器、例えば弁当箱等に好ましく利用できる。
図1は、本発明に係る一実施形態の加熱ユニットの分解斜視図である。 図2は、本発明に係る一実施形態の加熱容器の分解斜視図である。
符号の説明
1 加熱ユニット
10 ケース
12 ケースの開口部
20 吸水シート
30 水袋
40 発熱剤
50 防湿シート
51 シール部
51A 破断用紐通過部分及びその近傍部分
52 切り込み部
60 水蒸気透過シート
70 破断用紐
2 加熱容器
80、90 容器本体
110 被加熱材容器
120 蓋体

Claims (6)

  1. 開口部を有するケースと、
    前記開口部を密閉する防湿シートと、
    前記ケースの内面全体に沿って設けられた吸水シートと、
    前記吸水シートの内部に収容された水袋と、
    前記吸水シートの内部に収容され、水和反応により発熱する発熱剤と、
    前記水袋及び前記防湿シートを破断するための破断用紐とを具備し、
    前記破断用紐の一端が前記吸水シートに支持され、他端が前記水袋の水が封入されていない部分を通り、前記ケースの外部に引き出されていることを特徴とする加熱ユニット。
  2. 前記吸水シート内において、底面側から前記水袋及び前記発熱剤が順次配置されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
  3. 前記破断用紐は、前記防湿シートと前記ケースとが貼着されたシール部を通って、前記ケースの外部に引き出されていると共に、
    前記シール部は、前記破断用紐通過部分及びその近傍部分が他の部分より幅狭となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱ユニット。
  4. 前記防湿シートの前記破断用紐が引き出された箇所には、切り込み部が設けられており、前記破断用紐が該切り込み部に挿通されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱ユニット。
  5. 前記防湿シートの前記ケースと反対側に水蒸気透過シートが貼着され、
    前記ケースの外部に引き出された前記破断用紐が、前記防湿シートと前記水蒸気透過シートとの間を通って、他側まで引き廻されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の加熱ユニットと、該加熱ユニットを収容する容器本体とを具備し、前記加熱ユニットに備えられた前記破断用紐の他端が、前記容器本体を貫通して前記容器本体の外部に引き出されていることを特徴とする加熱容器。
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