JPH05118260A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JPH05118260A
JPH05118260A JP3279551A JP27955191A JPH05118260A JP H05118260 A JPH05118260 A JP H05118260A JP 3279551 A JP3279551 A JP 3279551A JP 27955191 A JP27955191 A JP 27955191A JP H05118260 A JPH05118260 A JP H05118260A
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sleeve
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンとの摺動部分の耐摩耗性を向上する
熱処理の低コスト化を図る。 【構成】 ノズルホルダ7のピストン6との摺動部分
に、ノズルホルダ7と別体のスリーブ8を設けることに
よって、ノズルホルダ7のめねじ部19、第1おねじ部
27および第2おねじ部29に防炭処理を施すことな
く、スリーブ8の表面全体を浸炭焼入れすることによ
り、ピストン6との摺動部分の耐摩耗性が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コモンレールに高圧燃
料を蓄圧し、この蓄圧した高圧燃料を内燃機関に噴射供
給する燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コモンレールと呼ばれる一種
のサージタンクに高圧燃料を蓄圧し、この蓄圧した高圧
燃料をノズルの開閉により内燃機関に噴射供給するコモ
ンレール式の燃料噴射装置(特開昭59−165858
号公報)が提案されている。この燃料噴射装置として
は、例えば図3に示したように、高圧燃料を内燃機関に
噴射供給する燃料噴射ノズル101と、この燃料噴射ノ
ズル101の噴射時期および噴射量を制御する三方電磁
弁102とから構成されている。なお、燃料噴射ノズル
101は、噴射孔を開閉するニードル103、このニー
ドル103を駆動するピストン104、およびこのピス
トン104を摺動自在に保持するシリンダ105等を備
える。また、シリンダ105の三方電磁弁102側の端
面では、三方電磁弁102に常時高圧燃料を供給する燃
料通路106、およびピストン104に背圧を与える制
御室107が開口している。そして、制御室107内に
は、三方電磁弁102の弁座108に着座および離間す
るワンウェイオリフィス109が配されている。また、
シリンダ105の内周に形成されたピストン104との
摺動部110は、燃料の無噴射時に制御室107内に導
入された高圧燃料のシール性を維持することが必要であ
り、しかもピストン104の摺動に対する耐摩耗性を向
上させるために熱処理を施す必要があった。なお、シリ
ンダ105には、ねじ部111〜113が存在する。こ
のため、高炭素鋼によりシリンダ105を形成して摺動
部110のみに高周波焼入れを施すか、低炭素鋼または
低炭素合金鋼によりシリンダ105を形成してねじ部1
11〜113に防炭処理を施して摺動部110に浸炭焼
入れを施すかのいずれかの熱処理を採る必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の燃料
噴射装置においては、ピストン104の外径が制御室1
07の高圧燃料のシール性の見地よりできるだけ小径化
(φ5程度)されており、ピストン104が挿入される
摺動部110の内周面に高周波焼入れを施すことは、焼
入れ用コイル(図示せず)の設計が困難であるため採用
できなかった。したがって、現状においては、低炭素合
金鋼製のシリンダ105のねじ部111〜113に防炭
処理を施した後に、摺動部110に浸炭焼入れを施す熱
処理が採用されており、摺動部110の耐摩耗性を向上
する熱処理に工数がかかるので高コストであった。本発
明は、ピストンとの摺動部分の耐摩耗性を向上する熱処
理の低コスト化を図る燃料噴射装置の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コモンレール
に高圧燃料を蓄圧し、この蓄圧した高圧燃料を内燃機関
に噴射供給する燃料噴射ノズルを備えた燃料噴射装置に
おいて、前記燃料噴射ノズルは、内部に高圧燃料が導入
される制御室、および外周または内周に締結部品に螺合
するねじ部を有するシリンダと、このシリンダ内に移動
可能に配され、前記制御室内への高圧燃料の導入により
ニードルを駆動するピストンと、前記シリンダの内周と
前記ピストンの外周との間に嵌め込まれて内部に前記ピ
ストンを摺動自在に支持し、熱処理が施されたスリーブ
とを具備した技術手段を採用した。
【0005】
【作用】本発明は、シリンダの内周とピストンの外周と
の間にスリーブを嵌め込んで、そのスリーブの内部でピ
ストンを摺動自在に支持するように構成することによっ
て、シリンダのねじ部とピストンとの摺動部分とが別体
で設けられている。このため、シリンダのねじ部に防炭
処理を施すことなく、ピストンとの摺動部分であるスリ
ーブの表面全体を熱処理することが可能となる。よっ
て、低コストで、ピストンとの摺動部分の耐摩耗性の向
上が得られる。
【0006】
【実施例】本発明の燃料噴射装置を図1および図2に示
す一実施例に基づき説明する。図1および図2はコモン
レール式の燃料噴射装置を示した図である。コモンレー
ル式の燃料噴射装置1は、ディーゼルエンジン(図示せ
ず)の各気筒に取り付けられ、共通のサージタンク(図
示せず)から分岐した導入管(図示せず)に接続されて
いる。また、コモンレール式の燃料噴射装置1は、ディ
ーゼルエンジンにより回転駆動される燃料ポンプ(図示
せず)によってサージタンクから汲み上げられた高圧燃
料が導入管より常に供給されている。このようなコモン
レール式の燃料噴射装置1は、内燃機関に燃料を噴射供
給する燃料噴射ノズル2と、この燃料噴射ノズル2の噴
射時期や噴射量を制御する三方電磁弁3とから構成され
ている。
【0007】燃料噴射ノズル2は、ノズルボディ4、ニ
ードル5、ピストン6、ノズルホルダ7およびスリーブ
8等から構成されている。ノズルボディ4は、低炭素合
金鋼(例えばSCM415)製で、内周でニードル5を
摺動自在に保持し、高圧燃料を噴射する噴射孔(図示せ
ず)、およびこの噴射孔に連なり、ニードル5が着座す
るシート部(図示せず)を有する。ニードル5は、後端
部(図1において図示上端部)がピストン6に連結さ
れ、ピストン6が三方電磁弁3(図1において図示上
方)側に移動することによってノズルボディ4のシート
部より離れて燃料の噴射が開始され、ピストン6が元の
位置に戻ることによってノズルボディ4のシート部に着
座して燃料の噴射が終了する。ピストン6は、先端部
(図1において図示下端部)がプレッシャピン9を介し
てニードル5に連結され、背圧が低圧となったときにノ
ズルボディ4内の圧力によりコイルスプリング10の付
勢力に打ち勝って三方電磁弁3(図1において図示上
方)側にニードル5を移動させる。また、ピストン6
は、背圧が高圧となったときに受圧面積の差によりノズ
ルボディ4内の圧力およびコイルスプリング10の付勢
力に打ち勝ってノズルボディ4(図1において図示下
方)側にニードル5を移動させる。
【0008】ノズルホルダ7は、本発明のシリンダであ
って、高炭素鋼(例えばS45C等)製で、燃料通路1
1、制御室12、軸方向穴13、ワンウェイオリフィス
14およびコイルスプリング15を有する。燃料通路1
1は、この燃料通路11より図示下側に分岐した分岐通
路16がノズルホルダ7のノズルボディ4側端面で開口
し、燃料通路11より図示上側に分岐した分岐通路17
がノズルホルダ7の三方電磁弁3側端面で開口してい
る。また、燃料通路11は、三方電磁弁3の内部やノズ
ルボディ4内の燃料溜り(図示せず)と導入管とをイン
レットパイプ18を介して連通して、三方電磁弁3の内
部やノズルボディ4内の燃料溜りに高圧燃料を常に導く
通路である。なお、インレットパイプ18は、本発明の
締結部品であって、ノズルボルダ7に形成されためねじ
部19と嵌まり合うおねじ部20が形成されている。
【0009】制御室12は、この実施例ではスリーブ8
の三方電磁弁3側端部の内周、三方電磁弁3のノズルホ
ルダ7側端面に形成された弁座21、およびピストン6
の後端面に囲まれている。この制御室12は、内部に高
圧燃料が導入されると内部圧力が高圧となり、内部より
高圧燃料が排出されると内部圧力が低圧となる。軸方向
穴13は、制御室12を形成し、ピストン6の後端部お
よびスリーブ8を納める三方電磁弁3側部分がノズルボ
ディ4側部分より内径が大きく、三方電磁弁3側部分と
ノズルボディ4側部分との間には段が形成されている。
ワンウェイオリフィス14は、制御室12内に移動可能
に配され、制御室12からの高圧燃料の排出のみを制限
し、このワンウェイオリフィス14の両端面に加わる圧
力が釣り合うとコイルスプリング15の付勢力により弁
座21に着座する。コイルスプリング15は、一端がピ
ストン6に設けられた座22に保持され、他端がワンウ
ェイオリフィス14に保持され、このワンウェイオリフ
ィス14を弁座21側に付勢している。
【0010】なお、ノズルホルダ7のノズルボディ4
(図1において図示下方)側端面には、チップパッキン
23を介してノズルボディ4のノズルホルダ7側端面に
接続する第1シール部24が形成されている。この第1
シール部24は、高炭素鋼の端面に高周波焼入れを施し
た後に平面仕上げされて形成され、分岐通路16からチ
ップパッキン23の燃料通路23aに導入される燃料
が、ノズルホルダ7の端面とチップパッキン23の端面
との間から漏れるのを防ぐ。そして、ノズルホルダ7の
三方電磁弁3(図1において図示上方)側端面には、図
2にも示したように、スリーブ8を介して三方電磁弁3
のノズルホルダ7側端面に接続する第2シール部25が
形成されている。この第2シール部25は、高炭素鋼の
端面に高周波焼入れを施した後に平面仕上げされて形成
され、分岐通路17から三方電磁弁3に導入される燃料
が、ノズルホルダ7の端面とスリーブ8の端面との間か
ら漏れるのを防ぐ。
【0011】さらに、ノズルホルダ7のノズルボディ4
側端部の外周には、ノズルホルダ7の第1シール部24
をチップパッキン23の端面に密着させ、且つノズルホ
ルダ7にノズルボディ4およびチップパッキン23を接
続するための本発明の締結部品としてのリテーニングナ
ット26に嵌め合わされる第1おねじ部27が形成され
ている。そして、ノズルホルダ7の三方電磁弁3側端部
の外周には、図2にも示したように、ノズルホルダ7の
第2シール部25および三方電磁弁3のノズルホルダ7
(図1において図示下方)側端面をスリーブ8の各端面
に密着させ、且つノズルホルダ7に三方電磁弁3を接続
するための本発明の締結部品としてのカラー28に嵌め
合わされる第2おねじ部29が形成されている。なお、
カラー28の外周には、三方電磁弁3、ノズルホルダ7
およびスリーブ8を固定するためのリテーニングナット
30が嵌め合わされている。
【0012】スリーブ8は、全ての表面に浸炭焼入れ等
の熱処理が施されて耐摩耗性に優れた高炭素鋼(例えば
S45C)または軸受鋼(例えばSUJ2)製で、管状
の摺動部31および円環部32が一体的に形成されてい
る。摺動部31は、ピストン6の外周とノズルホルダ7
の軸方向穴13の内周との間に緊密的に嵌め込まれて内
周でピストン6を摺動自在に支持している。円環部32
は、ノズルホルダ7の分岐通路17と三方電磁弁3とを
連通する連通路33を形成している。なお、円環部32
のノズルホルダ7(図1において図示下方)側端面に
は、図2に示したように、ノズルホルダ7の第2シール
部25に液密的に接続する第1シール部34が形成され
ている。この第1シール部34は、被加工品の表面に浸
炭焼入れを施した後に平面仕上げされて形成され、分岐
通路17から連通路33に導入される燃料が、ノズルホ
ルダ7の端面と円環部32の端面との間から漏れるのを
防ぐ。そして、円環部32の三方電磁弁3(図1におい
て図示上方)側端面には、図2にも示したように、三方
電磁弁3のノズルホルダ7側端面に液密的に接続する第
2シール部35が形成されている。この第2シール部3
5は、被加工品の表面に浸炭焼入れを施した後に平面仕
上げされて形成され、連通路33から三方電磁弁3に導
入される燃料が、三方電磁弁3の端面とスリーブ8の端
面との間から漏れるのを防ぐ。
【0013】三方電磁弁3は、インナバルブ36、アウ
タバルブ37、バルブボディ38およびコイル39等か
ら構成されている。インナバルブ36は、アウタバルブ
の内周に摺動自在に配され、アウタバルブ37は、バル
ブボディ38の内周に摺動自在に配されている。バルブ
ボディ38は、低炭素合金鋼(例えばSCM415)製
で、ノズルホルダ7(図1において図示下方)側端面で
開口し、ノズルホルダ7の燃料通路11より高圧燃料が
導入されている燃料導入路40、サージタンク内に燃料
を戻す低圧ライン(図示せず)に連通する燃料排出路4
1、および弁座21で開口し、ノズルホルダ7の制御室
12に連通する連通路42を具備している。
【0014】なお、バルブボディ38のノズルホルダ7
(図1において図示下方)側端面には、図2に示したよ
うに、スリーブ8の第2シール部35に液密的に接続す
るシール部43が形成されている。このシール部43
は、被加工品の表面に浸炭焼入れまたは高周波焼入れを
施した後に平面仕上げされて形成され、連通路33から
燃料導入路40に導入される燃料が、バルブボディ38
の端面とスリーブ8の円環部32の端面との間から漏れ
るのを防ぐ。
【0015】このコモンレール式の燃料噴射装置1の作
用を図1および図2に基づき説明する。三方電磁弁3が
オフされているときは、連通路33を介して制御室12
内に高圧燃料が充填され、制御室12の内部圧力が高圧
となっている。このため、コイルスプリング15の付勢
力によって、ワンウェイオリフィス14が弁座21に着
座し、且つピストン6がニードル5を初期位置に駆動
し、ニードル5がノズルボディ4のシート部に着座する
ことにより、ノズルボディ4の噴射孔からの燃料の噴射
はなされない。そして、三方電磁弁3がコイル39がオ
ンされると、制御室12内の高圧燃料が排出され、制御
室12の内部圧力が低圧となるため、ピストン6がスリ
ーブ8内を摺動しながら上昇する。このため、ニードル
5がノズルボディ4のシート部から離れることにより、
ノズルボディ4の噴射孔から燃料の噴射が開始される。
さらに、燃料の噴射が終了すると、三方電磁弁3がオフ
され、連通路33内に高圧燃料が導入されることにより
連通路33内が高圧となり、この圧力によりワンウェイ
オリフィス14が弁座21より離れて制御室12内に高
圧燃料が導入される。このため、制御室12内が一気に
高圧となり、この圧力によりピストン6をスリーブ8内
を摺動させながら一気に押し下げて、ニードル5がノズ
ルボディ4のシート部に着座することにより、良好な噴
射切れがなされる。
【0016】ここで、ノズルホルダ7のピストン6との
摺動部分は、無噴射時に制御室12に導入された高圧燃
料のシール性を維持する必要があり、且つピストン6が
摺動するため耐摩耗性を高くする要求がある。また、ノ
ズルホルダ7の両端面(第1、第2シール部24、2
5)は、研削加工やラッピング時の表面粗さを適正値に
してシール性を維持する必要があるため表面硬度を上げ
る要求がある。なお、ノズルホルダ7には、インレット
パイプ18、リテーニングナット26、カラー28との
締結のためのめねじ部19、第1おねじ部27および第
2おねじ部29が形成されており、ピストン6との摺動
部分や第1、第2シール部24、25のような表面硬度
を必要としない。
【0017】このため、本実施例では、ノズルホルダ7
のピストン6との摺動部分を、ノズルホルダ7と別体と
されたスリーブ8で構成することにより、スリーブ8の
材質に高炭素鋼を採用でき、スリーブ8の表面全体に浸
炭焼入れを施すことによって、めねじ部19、第1おね
じ部27および第2おねじ部29に防炭処理を施すこと
なく、ピストン6との摺動部分のみの耐摩耗性を高くす
ることができるようになった。また、ピストン6との摺
動部分が別体とされているので、ノズルホルダ7を従来
の低炭素合金鋼(例えばSCM415)の防炭処理およ
び浸炭焼入れによる熱処理から、高炭素鋼(例えばS4
5C)の高周波焼入れにて所望の性能を満足できる。し
たがって、ノズルホルダ7の両端面(第1、第2シール
部24、25)に低コストで容易な高周波焼入れが実施
可能となる。
【0018】なお、本実施例では、スリーブ8におい
て、ノズルホルダ7の第2シール部25とバルブボディ
38のシール部43との間に挟持される円環部32を一
体的に形成している。この理由は、摺動部31の近傍に
ノズルホルダ7の第2シール部25およびバルブボディ
38のシール部43で形成される分岐通路16と燃料導
入路40との間や、制御室12と連通路33との間から
の燃料漏れを防ぐシール部分が2か所同一平面上に必要
なため、円環部32の両端面に第1、第2シール部3
4、35を形成してシール性の低下を防ぐようにするた
めである。本実施例では、スリーブ8に管状の摺動部3
1と円環部32とを形成したが、スリーブ8に管状の摺
動部31のみ形成されていれば良い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、シリンダのピストンとの摺動
部分をスリーブで構成することによって、シリンダのね
じ部とピストンとの摺動部分をとが別体となる。このた
め、シリンダのねじ部に防炭処理を施すことなく、スリ
ーブの熱処理が行えるので熱処理にかかる工数が減り低
コストとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコモンレール式の燃料噴射装置を示し
た断面図である。
【図2】本発明のコモンレール式の燃料噴射装置の主要
部を示した断面図である。
【図3】従来のコモンレール式の燃料噴射装置を示した
断面図である。
【符号の説明】
1 コモンレール式の燃料噴射装置 2 燃料噴射ノズル 5 ニードル 6 ピストン 7 ノズルホルダ(シリンダ) 8 スリーブ 12 制御室 18 インレットパイプ(締結部品) 19 めねじ部 26 リテーニングナット(締結部品) 27 第1おねじ部 28 カラー(締結部品) 29 第2おねじ部 31 摺動部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コモンレールに高圧燃料を蓄圧し、この
    蓄圧した高圧燃料を内燃機関に噴射供給する燃料噴射ノ
    ズルを備えた燃料噴射装置において、 前記燃料噴射ノズルは、 内部に高圧燃料が導入される制御室、および外周または
    内周に締結部品に螺合するねじ部を有するシリンダと、 このシリンダ内に移動可能に配され、前記制御室内への
    高圧燃料の導入によりニードルを駆動するピストンと、 前記シリンダの内周と前記ピストンの外周との間に嵌め
    込まれて内部に前記ピストンを摺動自在に支持し、熱処
    理が施されたスリーブとを具備したことを特徴とする燃
    料噴射装置。
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